GM : では、準備が整いました方よりネームチェンジ願います。

 各自ネームチェンジ。

レレ : ヒィ、自分だけ明らかに人名と認識できない!!

ルスト: ていうか、Rust(錆)にアルミに… 金属成分多め?

GM : ハッハッハ! では、PC1から簡単な自己紹介とCF値… いわゆるクリティカル値とファンブル値の決定のダイス振りを順番に。


PC1『ルスト』
 
 「世界の危機が訪れました… あなたの力が必要です」
 
 そう、お決まりの台詞を君に告げたのは… よりもよって、宿敵ベール=ゼファーだった。
 
 おっとりとした丁寧な口調で話し、神々しいまでのオーラを身に纏うベル。
 
 いったい何がどうなっているのかさっぱり分からない。

 なんだか分からないがとりあえず超☆気持ち悪い。

 とりあえず、あなたはベルに状況を説明してもらうことにした。
 
 シナリオコネクション:ベール=ゼファー


ルスト: ルスト。勇者1LVの男… 外見は17くらい。いつも道に迷っている。迷った先で因縁付けられたり事件に巻き込まれたり行き倒れたり落ちてたりする。
     右腕には良く判らない痣がびっしり。基本的には《ヒーロー参上》でおもむろに通りがかります。CF値は(ころころ)ゴフッ!? …C3F9で(吐血)。

GM : ぶりりあんと!(良い笑顔)

バラウ: 運の悪い勇者! 「幸福の宝石」を忘れないで!

ルスト: くぅ、なんでこんなCF値に!

アルミ: 大丈夫大丈夫。3とかのほうが意外と出るもんだって…(笑)。

レレ : じゃあ9は?

アルミ: もっと出る… かな?(笑)

ルスト: ちくしょー!(笑)

GM : ハッハッハ… 次の方、どうぞ(笑)。


PC2『バラウ=モンド』
 
 あなたは魔王だ。そして目の前にいる相手は世界の守護者だったはずだ。
 
 「さぁ、世界を滅ぼしに行くわ! 協力なさい!!」
 
 その少女…アンゼロットの口からものすごい言葉が飛び出た。
 
 思わずあごが外れそうだった。

 一体全体どうなってるんだ。
 
 シナリオコネクション:アンゼロット


バラウ: バラウ=モンド。魔王の皮を被った大いなる者。男。裏界の子爵にして、ルー=サイファーの1967番目の弟。しかし面識もコネもない。
     ルー=サイファーの兄弟の中ではかなり長生きしている方だが、それは実力ではなく単に逃げ回っているからであり、LVもありえないくらい低い(笑)。

GM : え〜… つまり、ルーには存在を認識してもらえないほどの小物?(笑)

バラウ: 一応、魔王としての仕事もこなすけど性根が善良なためセコイ悪事しかできない。って、そこハッキリ言わない! ガラスの外見年齢20歳なんだから!
     他に見た目は、金髪で茶色の瞳。まぁ… コソコソ逃げまわって滅多に表に出ないことから付いたふたつ名が「黄金の幻」なんだけど…(笑)。

GM : (やっぱり、小物?)

バラウ: ルーにはないコネが、なぜかアンゼロットとベールゼファーにはあるキャラ。こんなところ? あっと、CF値は(ころころ)…C8でF2。上出来♪

ルスト: 羨ましいCF値だなぁ(笑)。

レレ : って、そういえば俺、誰にもコネとってねぇ! ……まぁ、いいや(笑)。

GM : いいんかい(笑)。

アルミ: では、次は私が…(笑)。


PC3『鉄 有美』
 
 最近、なぜか身の回りでいいことがいっぱい起きている。
 
 魔剣使い=不幸という「世界常識」が作られて以降、いいことがなかったのだが、これはいったいどういうことだろう。
 
 死亡フラグが立ってないか慎重に確かめつつ、事態を把握するため、あなたはアンゼロット宮殿に赴いた。
 
 そこで特派員が見たものは!!
 
 シナリオコネクション:“混沌を司る者”ケイオス


アルミ: 鉄・有美(くろがね・ゆみ)。アルミはあだ名。16歳女性の魔剣使い。銀髪ボブに紫の目というエキセントリックな見た目ですが、れっきとした日本人。
     天然ボケのロンギヌスメンバーで、「退魔鉄槌"はがね丸"」を武器に日夜アンゼロットの使いっ走りをしています。あぁ、あと些細な問題ですが…――

GM : ですが?

アルミ: 胸にどう見ても致命傷っぽい傷跡があります。いつ付いたものなのか本人は覚えてないし、気にもしてません(笑)。

GM : 些細じゃねぇ(笑)。

ルスト: 気にしろ(笑)。

レレ : きっとそれはア○ン先生につけられたものだね!

アルミ: 誰がハ○ラーか!? あ、あと「素敵なもの」が大好きで、任務中でも見つけるとついフラフラと寄って行ってしまいます〜♪
     そしてCF値ですが(ころころ)…むむ、ではC8にF12で。Cを7にするよりも、Fを極端にしたほうが安心できるもの(笑)。

GM : なるほど、良く考えている。

アルミ: えへへ〜(笑)。

GM : では最後… PC4の方、お願いします。


PC4『ツン=レレ』
 
 あなたには1万年と2000年前から追い続けている宿敵がいた。
 
 魔法生物を生み出すことに長けている魔王で、その名を「ケイオス」と言った。
 
 8000年過ぎた頃からその消息が不明になっていたのだが、最近になって活動を再開したらしい。
 
 1億と2000年後まで戦い続ける事は勘弁してほしいので、宿敵に引導を渡すべく、君は行動を開始した。
 
 シナリオコネクション:“覆す者”ケイオス


レレ : ツン=レレ。歳は13000とんでえーっと… 自分で設定しといて完全忘却。んでもって、女性。転生者。
     黒髪で茶目と見た目はおもっきし日本人ですが多分日本人じゃないというややこしさ。

GM : そもそも、そんな太古の昔に日本なんて国はありませんがな(笑)。

レレ : 古代の図書館の副館長をしてましたが、ケイオスとかいう魔王が借りてった本を取り返さないといけないので転生してまで追いかけるハメになってます。
     未だに捕まってません。そんな人生。いじょ。CF値は(ころころ)…ヒィイイ! ど、どうしよう… お、落ち着こう。(深呼吸)…C8F5で。

アルミ: 大丈夫大丈夫。8なんかは結構…(笑)。

バラウ: じゃあ、5は?(笑)

ルスト: そりゃ、体感的にもっと…(笑)。

レレ : ヒィ! き、聞こえない! 聞こえるもんかぁ!!

GM : ハッハッハ…(笑)。はい、ありがとう。では、今回予告を流しますね。結構長いので流し読み推奨。


 「ケイオス」と名づけられた魔法生物がいた。

 その魔法生物が持つ力は「物事の性質を反転させる」能力。

 善を悪に。悪を善に。萌えキャラはムキムキマッチョに。きくたけは勤勉に。

 まさに世界を「混沌」へと陥れる「ケイオス」の力。

 その力がよりによって、世界の守護者アンゼロットに使用されてしまった。

 その結果、あら大変、レベル∞の超☆魔王アンゼロットが誕生したではありませんか。

 無茶を言いながら、人をこき使い、レベルを下げ、ウィザードたちを苦しめるアンゼロット。うん、全然変わってないNE☆

 悪の権化の本性を解き放つアンゼロットの前に立ちはだかるは、これまた反転させられたベール=ゼファー。

 キラキラと神々しいオーラをまといながらアンゼロットと対峙するベール=ゼファーはなかなかもって気持ち悪い。


 ナイトウィザード第一話最終回『逆転スル世界:リバースするもん☆』


 この「混沌」たる事態をウィザードたちは無事収めることが出来るのだろうか!


バラウ: 今回予告に激しく吹いたと言わざるを得ない(笑)。

ルスト: きくたけ神が勤勉になったら… アリ○ンロ○ドのバランスもマシに?

レレ : そもそも今から遊ぶシステムのバランス自体がまともじゃないね!

アルミ: だったら… えと、反転したままでもいい気がします♪

GM : よし、まずはファーストジャブは成功。では、ツン=レレのシーンから張り切っていきましょうか(笑)。

一同 : よろしくー!(笑)


『銀河図書館より』 シーンPL:ツン=レレ

レレ : 銀河だったのか。

GM : えぇ、ライブラリ・ギャラクティカと書いてそう読むのです。さて、事の起こりは1万年と2千年前のここから…。

レレ : 「へへへへへへ、ちがうよぅ…。それはブー○ラン○ェニックス… ギャラ○ティカ○ァントムじゃないよぅ」 スヤスヤ…。

GM : キミはこの宇宙の叡智を集め、一説にはアカシックレコードにも触れているとされる銀河図書館『BOOK・UHO』の平の店員… もとい副館長であった。

レレ : ヒィ、多分バイトと店長と自分の3人くらいしかいないね… 間違えた! 係員と館長と自分に変更しといてください!!

ルスト: そうしてくれ。でないと、どうしても近所の古本屋を思い浮かべてしまう(笑)。

GM : ――ちょいちょい… と、寝ている君を突っつく者がいる。無視するととんでもないことになりそうだ。

レレ : 「ち、ちがうって…! じゃ、ジャ○プで後ろのほうに掲載されたからって連載終了とは… ゆ、ユン○ルー!?」 ガバッ! お、起きる。慌てて。

GM : 館長(ゴリラ)「ウホッ(腹減った)」 キミの目の前に野性味あふれる男の顔がある。

アルミ: どんだけぇーーー!?(笑)

レレ : 「ヒィ! マウンテンゴリラァー!? ゆ、許してください! バナナ… バナナの本あげるから!!」

バラウ: とってもヲサレ!

GM : だが、不思議なことに君には『お目覚めかい? 副館長』と聞こえる。

ルスト: ど、どんだけー…(笑)。

レレ : 「お、お目覚めです! バッチリと! 気持ち悪いものみてバッチリと目がさめたですよ… 間違えた! 気持ち良いものに変更しといてください!!」

GM : 館長(ゴリラ)「ウガァアアアッ!!」 突如ドラミングをする館長。

レレ : 「ヒィイイイ… こ、殺される! 陵辱か? 陵辱なのかッ!?」

GM : 慌ててバナナの本を探す君がふと手にしたもの… それは貸出延滞期限の過ぎた図書カードであった。

レレ : 「って、おぉ? あらぁー、えらい期限すぎてますねぇ…」

GM : かる〜く1千年くらい過ぎている気がしないでもない。

レレ : 「うわぁ… 1000年と飛んで23日も期限すぎてますよ。ビックリですね。世の中ノンビリした人もいるもんですねぇ…」

GM : 『タイトル:カッコイイ台詞集大全』『貸出人:“覆す者”ケイオス』

レレ : 「ヒィ、絶対この人BLEA○Hとかのファンだ」

GM : 館長(ゴリラ)「ウホッ(バナナ喰いてぇ)」 どうやら館長は由々しき事態とこれを重く受け止めている… ように君は解釈する。

レレ : 「えっ? 取り戻してこいと? で、でも… この人、住所とか書いてないですよぅ?」

GM : 館長(ゴリラ)「ウホッ(買ってこい)」 ゴリッと君の頭を握って 「ウホッ(いいからいけ)」

レレ : 「ヒィイイ… で、でもでもですよ! ここを離れると館長1人で大変じゃないですか!?」

GM : 館長(ゴリラ)「ウホッ(3分で戻ってこい)」

レレ : 「あ、痛い痛い。痛い。死ぬ。本気で頭がトマトになる。OK,了解。わかりました」 ギリギリギリ…

GM : 『諦めたら… そこで頭がトマトですよ』 館長は慈愛を湛えた笑みでこう言った… ように君は感じた。当たらずとも遠からな気がしないでもない。

アルミ: なんという安○先生(笑)。

レレ : 「ヒィイイイ! こ、殺される! DVだ! 逝くしかない… 間違えた! ナンテ不吉な誤字だ! 行くしかないに変更しといてください!!」

GM : 館長(ゴリラ)「ウホッ(あとこれ要らないから処分しておいて)」

レレ : 「およ? なんですかいの?」 受け取ろう。

GM : キミの手に『ゴリラじゃないと分からない転生者になる方法』という本が渡された。

バラウ: なんという無意味な本!(笑)

レレ : 「ゴリラじゃないからわかんないですね! ププーッ!!」 パラ… 「あれ… 読める…」

GM : 館長は旅立つ君に、ささやかな贈り物をくれたようだ。

アルミ: レレがゴリラだったとは(笑)。

バラウ: なんという衝撃!(笑)

GM : 館長(ゴリラ)「………」 ニヤリ

レレ : 「へへへ… まぁいいや。これで適当にサボり倒せる口実ができたですよ。クーックク… って、そこ! なに“してやったり”な顔してますか!?」

GM : 君はこうして旅立った…

レレ : 「ふ、ふふ〜ん。本の回収なんて楽勝楽チン。長引かせるフリしてノーンビリとサボらしてもらおう…」

GM : それから1万年と2千年… 思ったより難航していた。

レレ : 「へへへ… へへへへへへ… 地球なんで滅んでしまえばいいんだ…」 世紀末救世主な格好をしながら。

アルミ: 荒んでる!?

GM : だが、8千年過ぎたころからいい加減マジになって追いかけたので、なんとか足取りを掴めた。

レレ : おお!

GM : それから更に4千年の時が流れ、西暦200X年… 地球、日本。ようやく因縁を終わらせる日が来ようとしていた…。

レレ : 「あぁ、イエスちゃんが生まれてからもう2000年以上たつのかぁ。なつかしいなぁ…」

GM : ――かもしれない。

レレ : 「奴のいる場所には必ず異変がある! ツンデレがデレになる場所とかにいる! 今度こそ見つけてやる… そして全てを滅ぼしてくれようぞ!!」 ザッザッ!

ルスト: だいぶ脳が…(ほろり)。

GM : こうして、君は踏み込んでしまった。この忌まわしくもカオスな事件へと…。

――シーンカット。


『特派員は見なかったことにしたかった』 シーンPL:鉄 有美

GM : 現代、地球… 日本…。鉄有美は、自身に起こったここ最近の信じられない出来事の数々を反芻していた…
    『攻撃をすればクリティカルで10回転』『敵は回復魔法を唱えようとして、ファンブルでHP−回復で自滅』…etc.

ルスト: あるある。

レレ : あるある。

アルミ: 「ずんたかぽこてんずんたかぽーん♪」 最近幸せ続きで嬉しい(笑)。

GM : これはおかしい… よぎる一抹の不安。「魔剣使いは不幸」… その世界常識が崩れようとしている。

バラウ: まさか、死亡フラグ?

GM : 特に… ありえないことに、君の同僚だか先輩だかの柊という男の活躍が目覚ましい。
     敵の攻撃は弾く。緻密な戦術によって生死判定に陥ることは一度もない。女難もなりを潜めており、なにより…――

アルミ: 「でも、最近幸せすぎてなんだかちょっと不安ですねぇ…」

GM : 今、君の目の前を普通に学校に通っているではないか… なにごともなく!

バラウ: ……いや、これはもはや天変地異の前触れか!

アルミ: 「そういえば、最近学校でよく見るんですよね… よくないことの前触れでしょうか」 不安気にキョロキョロ。

GM : 柊「どうした、鉄? いやぁ、世界は平和だなぁ〜… 俺って幸せだなぁ〜♪」 キラキラ☆

アルミ: 「あ、おはようございます〜」 ぺこり。

GM : シュタッ! と、手をあげ君にフレンドリーに話しかけてくる。いつもの荒んだ空気は微塵も感じられない。

アルミ: 「……でもなんでしょう、死亡フラグの気配がするんですけど」 余計に心配になってきます(汗)。

ルスト: 正常な反応だ(笑)。

GM : 柊「はっはっは。ようやく俺たちの時代が来たってだけさ! るんるんる〜ん♪」 スキップしながら去っていく。

バラウ: 紛うことなき異常事態だな。

GM : この事態そのものは歓迎すべきなのだろうが… やはり違和感は拭えない。確かめる必要があるだろう。確かめるといえば、そう…――

アルミ: 「……やっぱり、調べた方がいいですよね。宮殿で」 嫌そうに呟きます(笑)。

レレ : こここ殺されるよ!(ブルブル)

GM : こうして君は、嫌々ながらアンゼロット宮殿に向かうことにした。

アルミ: 「……紅茶には気をつけないと」 握り拳!

GM : そして同日午後、アンゼロット宮殿前の扉。

アルミ: 「えーと… たのもーっ」 ガチャっと。

GM : 目に飛び込んできたのは異様な光景。禍々しい玉座の前に立ち、眼下の群衆に檄を飛ばすアンゼロット(?)の姿である。

GM : アンゼロット様?「諸君! 我々が求めるものはなんだ!?」

GM : 覆面の人たち『制裁! 覇道! 世界!!』

アルミ: 「……はひ?」 目が点。

GM : アンゼロット様?「諸君らの最も大切なものはなんだ!?」

GM : 覆面の人たち『アンゼロット様! アンゼロット様! アンゼロット様!!』

GM : アンゼロット様?「ならば私の為に命を賭けて戦えるな! 野郎ども!!」

GM : 覆面の人たち『ガンホー! ガンホー! ガンホー!!』

バラウ: どうしよう。まったく普段どおりのアンゼロット宮殿に見える(笑)。

アルミ: 大丈夫、私もです(笑)。

ルスト: 小暮ロットじゃあ仕方ないな(笑)。

アルミ: 「えっと、公園のネコさんたちのためなら…」 おずおずと手をあげる(笑)。

GM : ――シーン… 集まる視線。

レレ : ヒィ、にげてぇー!!

GM : アンゼロット様?「……見たな?」

アルミ: 「……見ちゃいました」

GM : アンゼロット様?「………」 にっこり

GM : 覆面の人たち『………』 じりじり

アルミ: 「えーと、いつも(?)の訓練お疲れ様で…す…」 じりじり

GM : 微妙に間合いを詰められてると言わざるを得ない。

レレ : 戦って死ぬか、逃げて死ぬか選ぶ時だね!!

アルミ: 「あああああああああああああああ、やっぱり死亡フラグが立ってましたーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 脱兎!

GM : アンゼロット様?「おのれ、逃がすか。者共、追えぇ〜〜〜〜〜〜いっ!!」

GM : 覆面の人たち『あいあいさー!!』

アルミ: 「いやあぁぁぁぁあああああぁぁあああああぁぁぁぁぁ……」 遠ざかる悲鳴

GM : なんてことだ… あの慈愛に満ちた美と愛の化身アンゼロット様が悪の化身に変わってしまった…

アルミ: 「限りなく変わってないような気がします〜〜〜〜〜!!!」

GM : ナレーションに突っ込んではいけない。

レレ : いけない。

GM : というわけで、君は追手を撒きつつも正義のために決起することを心に誓うのであった… みんなを救うために!

――シーンカット

バラウ: え? 絶対自分のためだと思うけど…(笑)。

アルミ: いや、解決したらまた不幸キャラに逆戻りですよ? なので、みんなのためみんなのため(笑)。

レレ : 解決してもしなくても不幸、なんてこったぁ…。

ルスト: 結局魔剣使いは不幸なんです… ということで(笑)。

アルミ: ひ〜ん…(涙)。

GM : さて、ここでGMシーンを挟みますね。あっと驚くあの人も登場するかも?(笑)


『超☆魔王アンゼロットの陰謀』 GMシーン

GM : アンゼロット様「なにぃ… 取り逃がしただとぉ?」

GM : 覆面の人たち『も、申し訳ありません! なにせ妙に逃げ慣れているヤツで…』

GM : アンゼロット様「我が組織(ロンギヌス)に無能なものはいらぬ…」 その優美な手が天井から下がる紐に伸び… クイッ!

GM : 覆面の人たち『ひぃ! ご、ご慈悲を… ホゲェーーー!!』 紐が引かれると同時に床がカパッと開き、そのまま漆黒の奈落へと沈んでいく覆面たち…。

レレ : 死んだー!?

GM : アンゼロット様「フン… 忌々しい」

GM : 影A「お困りのようですね…」

GM : ――ザザッ! そこに現われたるは2つの影…

レレ : 忍者だ! きっと忍者だぜ!

バラウ: あの使えない人たち!(笑)

レレ : この反転した世界なら最強のはずだ! やつ等は今、大富豪でいうところの革命直後の3! ジョーカー以外には負けねぇ!!

GM : 影B「ハッピーでウキウキでルン♪ みたいな? キャハッ☆」

GM : アンゼロット様「フッ… 貴様らか…」

GM : 影A「そうです。俺たちがついている限り、何も恐れるものなど…」

アルミ: へぇ、忍者… いや、誰ですかこの人たち! なんか違いますよ!?

GM : 影B「わーいわーい! とってもルンルンな気分だよ! 気分だよぉおおお!!」

GM : 影A「って、やかましいわ! 俺のセリフに被るんじゃねぇ!!」 スパーン!(ハリセンアタック) 「……というわけで、ここは俺たちにお任せを」

レレ : これキャピルン(死語)の人が普段はクールな人なら戻った瞬間切腹物だね!

ルスト: その場合、元に戻ったら記憶を忘却してることを祈るのみだな(笑)。

アルミ: むしろ覚えておいて欲しいなぁ… 面白そう(笑)。

GM : アンゼロット様「いや、私自ら動くとしよう… 直々に迎えたい者がいる」 そう言って、アンゼロット様は右手を掲げると時空の闇の中へと消え去った。

GM : ああ、なんということだろう… 彼女にはもう一片の良心も残っていないのだろうか…?

――シーンカット

レレ : もとからないね!

バラウ: そんなもの、もとからないと言わざるを得ない(笑)。

GM : 0を反転しても0だというのか!? おのれ… というわけで、次のバラウのシーンに繋げましょう。


『黄金の照準』 シーンPL:バラウ=モンド

バラウ: さて、侵食率判定と行こうか!(笑)

GM : そんなものはないと言わざるを得ない。

レレ : むしろテンプレと言わざるを得ない。

バラウ: 然様、お約束と言わざるを得ない。が、ここは素直に進めよう(笑)。

GM : では、ここは裏界… そこに無数に存在する魔王の宮殿。その片隅にちんまりと目立たぬようにひっそり存在する、バラウ=モンドの庭園。

バラウ: ルーサイファーの宮殿の離れの離れの離れの離れの… 離れすぎて辺境に行き着いた離れです(笑)。

GM : あい(笑)。で、君はそこで午後かどうかわからないけれど、ひと時のティータイムとやらを楽しんでいた。

バラウ: 「ふぅ… 平和だなぁ…」 のんびりと出涸らしの紅茶パックで出した紅茶を飲んでます。

GM : なんせ魔王と言えば美少女がデフォ。なのに君は男。

バラウ: そう、この裏界では男魔王の存在価値なぞ現実以下!!

GM : もはや存在価値を否定され、グイードくらいにしか「バラウたん… ハァハァ」と言って貰えない薄幸の魔王である。

ルスト: って、グイードですかい(笑)。

バラウ: 「フッ、風が目にしみるぜ」 そして、それはそれで全くもって嬉しくないことと言わざるを得ない(笑)。

GM : なので、彼は今日も今日とて自分の宮殿にひきこもってる。決して外が怖いからじゃない。ないったらないんだからな。

バラウ: 「なにせ、裏界の主要ポスト全部女どもが占めてるからなぁ… やる気でねーよ」

GM : ――カタカタカタ… そんな時、君のテーブルが微かな振動を始める。

バラウ: 「さて、今日も虹裏界でも見て… ん?」

アルミ: 虹裏…(笑)。

レレ : ひぃ、引き篭もってる! 本格的に!

バラウ: 「地震か?」 びくびく…

GM : ――カタカタカタカタカタ…!

バラウ: 「おお!?」 ぎょっ!

GM : 震動は強くなる。

バラウ: 「やべ! テーブルの下に隠れないと!」(笑)

GM : ?「どっせぇ〜〜〜〜〜〜〜いっ!!」 ガッシャーン!!

バラウ: 「うおお!?」

GM : テーブルが裏返り、君の顎を強かに打つ。

バラウ: 「激しく痛い! な、なんだ一体!?」 ひっくり返ってもんどりを打ちます(笑)。

GM : そこにいるのは見忘れるはずもない… 銀髪の麗人。

バラウ: 「あ、あ、あ、あ、あ、アンゼロットぉ!?」

GM : そう… 誰あろうアンゼロットその人(?)である。

バラウ: 「な、なんだ? ……ま、まさか! 今朝、3丁目の鈴木さんの家から牛乳かっぱらったのが… 悪いが、返せって言ってももう飲んじまったからな!!」

GM : アンゼロット様「アン」 シャッ!(回転) 「ゼロ」 フワリ…(マントをひらり) 「ット」 サッ!(髪を整え)

バラウ: 「それともアレか! アンゼ用のお歳暮をベルから貰った石鹸セットで済ませたのがまずかったの… ぎゃふ!?」

GM : アンゼロット様「参・上ッ!」 ゲシッ!(バラウを踏みつつ右手でスカートの裾を持ち上げ… ポーズを決めっ!) ジャジャーン♪

レレ : パチパチパチパチ… (サッ)。

ルスト: 惚れるね。

バラウ: え、どっちに?(笑)

ルスト: そりゃアンゼに(笑)。

バラウ: 「がーん… モブにまで…」 めそめそ泣きつつ(笑)。

GM : アンゼロット様「ただの魔王には興味ありません。男の子か、チンケな三下、もしくは小心者の雑魚な魔王は今すぐ私についてきなさい」

アルミ: とりあえず、そこの涼○アンゼロット自重(笑)。

バラウ: 「勘弁してください」 踏まれつつ、なんとかそれだけ言います(笑)。

GM : アンゼロット様「ゆ る さ ん」 ふみふみ。

バラウ: 「ぐわー、頭が割れそうに痛い! って、ええい! やめんか!?」 ガバッ! さすがに怒って足をどかします(笑)。

GM : アンゼロット様「やれやれ…」 パッとどいて、髪をふわりと梳きあげる。

バラウ: 「だいたい誰が三下だ! せめてこう… 二下くらいだろ! オレって!」 胡坐をかいて、かっこよく指をさします(笑)。

GM : アンゼロット様「どっちでもいいわ。そんなことより…」

バラウ: 「ひど! ……で?」

GM : アンゼロット様「さぁ、世界を滅ぼしに行くわ! 協力なさい!!」 余裕の笑みすら浮かべて、彼女は信じられないことを告げた。

バラウ: 「なっ… ついにその気になったのか!? ……いつかやるとは思っていたが」 しみじみと頷きます(笑)。

GM : アンゼロット様「おーっほっほっほっほっほ! 話が早いわね! そのとおり、今が駆け抜ける時よトロンベ!」

バラウ: 「誰がトロンベだ。っていうか本当に? 本気と書いてマジなのか?」

GM : アンゼロット様「まじまじまーじ、うぃずれんじゃー… は、おいといて」 置いておく仕草。

バラウ: 「おいといて」 素直に従う。

GM : アンゼロット様「早い話が貴方をスカウトに来た… というわけよ」

バラウ: 「……スカウトだと?」

GM : アンゼロット様「そう、スカウト。……どう? こんなところでうだつの上がらない下っ端魔王でいるより、私の下僕として世界を思うままに操ってみない?」

バラウ: 「下っ端と下僕にどれだけの差があるのか非常に疑問なんだが… そういや裏界にどうやって来たんだ? 世界の守護者が」

GM : アンゼロット様「なにを分からぬことを… 超☆魔王アンゼロット様に不可能はないわ!」

バラウ: 「魔王? いつから世界の守護者から魔王に転職したんだ? ……似合ってるが」

GM : 見れば見るほど邪悪なオーラが似合うやつだと君は思った。いや、むしろ前からこうだったんじゃないだろうか? 今までのが擬態ってだけで。おぉ、納得。

バラウ: 激しく納得しそうな自分(笑)。

GM : アンゼロット様「そんなことより… 協力するの? しないの? どうせ貴方なんていなくなっても問題がない下っ端魔王。ルーだって覚えてないわ」

バラウ: 「うぅ… 確かにルー姉はオレのことなんて覚えちゃ居ないだろうな…」

アルミ: 確かにルーさんなら…(笑)。

GM : アンゼロット様「でしょう? だったら… 私の走狗として思う存分、その力を発揮してみない?」

バラウ: 「よっし、そこまでいうなら協力しよーじゃねーか。暇だったしな」 俯いていた顔をあげて言います。

GM : あっるぇ〜? おっかしいなぁ… あっさり懐柔されちゃったよ、この子(笑)。

バラウ: だって、そのほうが楽しそう(笑)。

アルミ: ひぃ、PTアタック!(笑)

レレ : こ、殺される… やられる前にやらざるを得ない!!

GM : アンゼロット様「………」 にっこり 「話の早い子は好きよ。それじゃあ、早速この女を抹殺してもらおうかしら」 ぺらり…。

バラウ: 「ん?」 受け取って見てみます(笑)。

GM : 『アルミ・クロガーネ:胸に七つの傷? まけんつかい ていねいご』 そんなメモと幼児の落書きみたいな絵が描いてある。『あんぜ:描』で。

アルミ: って、胸に七つの傷ってなんですかアンゼロット様ー!?

ルスト: 覚えてない! アンタも自分の部下、全然覚えてないよ!(笑)

バラウ: 「相変わらず絵が汚ねぇなぁ」 っていうレベルなの? これ(笑)。

GM : アンゼロット様「五月蠅い黙れ下郎」 ゲシッ!

バラウ: 「ガフッ!? まぁいいんだが、一つだけはっきり言っておくぞッ!!」

GM : アンゼロット様「あー… うん、あとで聞く」 ぽわわーん… シュンッ!

バラウ: 「オレは弱い! ウィザードの相手なんかとてもできない!」

GM : 君は転送された。というより、異次元に放り込まれた。

バラウ: 「って、こらー! そのあたりはいつも通りなのかー!」

GM : 果たしてこの先に何が待つのか… それは神のみぞ知る…

バラウ: 「おまえは知ってるよなー! そりゃー!」(笑)

GM : 君は魔王… そう、誇り高き魔王だ。一抹の疑念を抱きつつも、胸はこれからの闘争の予感にドキドキしていた。

バラウ: 「しないー! やっぱ帰るーー!」(笑)

GM : 決してビビッているわけではない。ないったらない。

バラウ: 「いやぁーーー! おうち帰るのーーーー!」(笑)

――シーンカット


『勇気ある? 近い?』 シーンPL:ルスト

GM : 突然だが、君は迷っていた。もはやここが日本かどうかも分からない…。

ルスト: 「…………」 干物。

レレ : ヒィ! し、死んでる!?

GM : そんな時神々しい光が君に降り注いでくる… そうか、ここはきっとルーベンスの絵の前だったんだ。

ルスト: 「ぁ… ぁぁ…」 隣に居るネロと共に召されそうになりつつ見上げる。

GM : ?『ルストさん… ルストさん…』 優しい光が君に降り注いでくる。その光は徐々に人の姿を形どり…――

ルスト: 「あ… あぁ…」 よろよろ…

GM : ベル「世界の危機が訪れました。……あなたの力が必要です」 君の前へと降り立った。

ルスト: 「って、偽者ーっ!?」 縋ろうとして顔見て飛びすさるっ!

GM : ――ガシッ! 襟首つかんで、引き摺り倒して、しっかり固定して…

レレ : こ、ころされる!!

GM : ベル「何故… 逃げるんですか…?」 キラキラ…。

バラウ: このベルいいわぁ(笑)。

ルスト: 「キラキラした空気纏ってもキショっ!? ってかナニ悪いもの食べたぁっ!?」

レレ : ぼくはきれいなべーるぜふぁー。

アルミ: きれいなベール=ゼファー(笑)。

ルスト: なんかの泉に落ちたんだな? そうだと言ってくれ!(笑)

GM : ベル「そんな… ひどい…」 君の口いっぱいにわさびを含ませながら悲しそうに俯く。

バラウ: 何故かいつものベルより凶悪に見える(笑)。

ルスト: というか、考えてみればいつものベルって結構優しいよね(笑)。

バラウ: 実の姉にも覚えてもらえない三下魔王のお歳暮に、石鹸セット送ってくれるくらいには!(笑)

アルミ: 彼女はいわゆるツンデレキャラだから…(笑)。

レレ : 反転した今となっちゃ、善意から来る悪のほうが性質が悪いって好例に過ぎないけどね!(笑)

GM : ベル「世界の危機が訪れました。…あなたの力が必要です。助けてくれますか?」

GM : →はい  いいえ

ルスト:  はい →いいえ

レレ : ピッ!(決定)

GM : ベル「そんな… ひどい…」 君の口いっぱいに青汁含ませてチャックしながら悲しそうに俯く。

アルミ: 無限ループか(笑)。

ルスト: 「(ごぶふぁ)」 中で噴出して逆流。ぐったり…

レレ : あ、死んだ。

GM : ベル「なるほど… その身を運命に任せるというのですね… 分かりました」 かつぐ → ルスト(ひょいっ)

ルスト: 「……ちょっ! まっ!?」 かつがれる。

GM : ベル「そのまま聞いてください。世界は今、超☆魔王アンゼロットの手により狙われています…」

ルスト: 「あー、やっぱり」

GM : ベル「善を悪に。悪を善に。萌えキャラはムキムキマッチョに。きくたけは勤勉に… 今、世界は未曾有の混沌に呑まれようとしているのです」

ルスト: 「ふんふん…」

GM : ぱたぱたぱた… いつの間にか空を飛んでいる。

レレ : よかったね。日本にいけそうだよ!!

GM : そして、標高4000mまで飛んでいく。

ルスト: 「最後は寧ろ問題がないような… って、高い高い高いっ!?」 眼下に広がる光景を見て。

GM : ベル「“ここ”で改めて貴方に尋ねます… どうか、力を貸してくれませんか? この世界の為に…」 縋るような瞳… 君は勇者として決断せねばならない。

バラウ: ………。

GM : 脅迫じゃないよ? ちょっと誤解され易い行為だけどね。断じて脅迫じゃない。

アルミ: 立派に脅迫です(笑)。

GM : ちっ(笑)。

ルスト: 「……ヨロコンデチカラヲフルワセテイタダキマス」 がくがく震えて、縋るような瞳で。

GM : ベル「まぁ、嬉しい♪」 ツルッ 「……あら、手が滑ってしまいました」

ルスト: 「だからアレだ離したり落としたり脅迫せず穏便n」 ぴゅ〜〜〜〜…

GM : 彼女から発せられる感謝の言葉を聞くのももどかしく、君は我先にと眼下の世界へと飛び込んでいった…。

レレ : いや、落ちたんじゃ…。

GM : 世界を救うために!

バラウ: むしろ、落とされたような…。

GM : ――ピュ〜〜〜〜…――

アルミ: なんという確信犯(笑)。

GM : ベル「なんて勇敢な… そうですね。勇者様の使命を果たすのに、女は邪魔なだけ… ベルには応援しかできないのですね…」 ベルは見なかったことにした。

レレ : さようなら勇者。グッバイ勇者。戦え勇者。

GM : ――ピュ〜〜〜〜…――

バラウ: ぐっばい(笑)。

GM : いかなる災厄が待ちうけようともこの熱き魂を消すことはできない。

ルスト: グチャッ!(湿った落着音)

GM : ……はずだ、うん。

――シーンカット

アルミ: 死んだぞ、おい(笑)。

GM : 大丈夫! 勇者は死なない!

レレ : 死なない! 怪我するだけだ!

GM : というわけで、リサーチフェイズです。

レレ : です。

GM : 各自合流してくれると嬉しいですが、特になければこちらで考えます。

アルミ: 何から調べるかなぁ(笑)。

GM : 例えば、レレが「落下してるルストにぶつかりたい! ぶちまけられたい! うひょー!」ってのもアリです。

レレ : ヒィ! んなこと言ってねぇ!? ……と思いつつ、まぁ合流しやすいしソレで。

GM : では、ルストもそれで?

ルスト: 了解です。

アルミ: じゃあこっちは… バラウさんに狙われる、とか?(笑)

レレ : おぉ、それなら都合よく合流できますな。

バラウ: そうだな。じゃあ、それでいくか(笑)。

GM : 決まったかな? それでは、レレのシーンからはじめましょう。


『降ってきた勇者』 シーンPL:ツン=レレ

GM : ここは、日本… 一歩踏み込めばどこにケイオスが潜んでいるか分からない。

レレ : ダンボール被って慎重に行動しますよ! スニーキングミッションにはダンボールって特殊部隊のえらい人が言ってた!!

GM : 君は注意深く周囲を見回し、慎重に第一歩を踏み出し…――

レレ : カサカサ。

GM : ――ひゅるるるる…。

レレ : カサカサ。

GM : ――ひゅるるるる…。

レレ : 「こちらスニーク。日本に侵入した。前しか見えない。このまま潜入… ひゅるるる?」

バラウ: 落下してきたウィザードの下敷き… 月衣も貫通しそう(笑)。

ルスト: では《ヒーロー参上》でその頭上に登場。腕組み仁王立ちで。

レレ : 「『三つ○がとおる』の再放送でもしてますか?」 キョロキョロ…。

ルスト: ただし、頭から降ってきます。

GM : ――グシャッ!

レレ : 「メメタァー!!」 グシャッ! 「くっ… だ、ダンボールが無ければ即死だったです…」 ずるずる…。

GM : その衝撃は易々とダンボールの装甲を撃ち抜き、君に甚大な被害を与えた…。

アルミ: ていうか全然ダメですよ、ダンボールじゃ!?(笑)

レレ : 「うぅ… い、一体何だって言うんですか。隕石か、はたまた某資源惑星でも落ちてきましたか…」 這い出て確認します。

ルスト: 「………」 突き刺さって足だけが見えてる状況(笑)。

レレ : 「ヒィ、犬神家! ……じゃない。た、大変だ! このまま放置したら法に問われるのかしら!?」

ルスト: 「………」 しーん…。

レレ : 「と、とりあえずどうしよう? 引っこ抜こうか? いや待てよ、ここは反転している世界… つまり!!」

GM : 君はケイオスの行動パターンから、取るべき行動を瞬時に分析する。

ルスト: 「こ、ここはどこd……」

レレ : 「めり込ませればオールOK!」 ガスッ! ガスッ! 「って、喋った! 喋ってたぁ!?」

アルミ: なるほど、反転してるから埋めるって発想はなかったです(笑)。

バラウ: いや、普通ないから(笑)。

ルスト: 「………」 なんか喋ろうとしたら完全に埋められた!(笑)

レレ : 「そして普通に埋まったぁー! 駄目だった! 駄目だったぁ!!」

GM : ……数分後、君は埋まっていた人をなんとか救助した(笑)。

レレ : 「ごごごごごごめんなさい! すいません! マイナスにマイナスを足してもマイナスでしたぁ!!」 土下座。

ルスト: 「殺す気かと言うか埋める気かと言うかなぁっ!?」 埃を払いつつ。

レレ : 「ヒィイイ… す、すいません! ダンボール! ダンボールあげますから!!」 グイグイ。

ルスト: 「(がぷっ、もぐもぐ)……と言うかここ、どこなんだ?」

レレ : 「ひぃ、食べた!? え? えーっと… ここは日本、ジャパンともいいます」

GM : ベル『落ち着いてください…』 その時、ルストの影からベルがニュッと現れた。

レレ : 「あ、何か生えてきた」

ルスト: 「そっか。日本についたんだ… うわでたっ!?」

レレ : 「お知り合いですか。可愛い人ですねぇ」

GM : ベル『今、この世界はケイオスの手によって反転させられようとしています…』 キラキラ…。

レレ : 「おや、大変」 もっともらしく頷きつつ 「………。ケケケケケケケケ、ケイオスですってぇ!?」 パ、パパパパニック!!

GM : ベルは君の首を掴んで、コキャッとする。どうやら話の腰を折るのはNGらしい。鬼である。

レレ : 「ぐぇ」 コキャッ!

GM : ベル『どうか、この世界を救ってください…』 キラキラ…。

ルスト: 「あー、反転ねぇ。そうかそうか… それでこんなキショいベルg」 コキャッ!

GM : ベル『彼はアンゼロットを手下として、世界を混沌に陥れようとしています… どうか、負けないで…』 キラキラ…。

レレ : 「な、なんだか随分大きい話になってるんですね。私としてはただ本を返却してもらえればオールOKなんですけど…」 首を治しつつ。

GM : ベル『貴方がたに、愛と正義の加護があらんことを…』 キラキラ 『あ、いけない。そろそろ“はぴ☆すた”が… それではアデュー』 プツッ!

レレ : 「そして世界の危機より深夜アニメか。アニメなのですか」

GM : そう言い残したベルの姿が消えると、あとには微妙な沈黙が残った。

レレ : 「………」 ルストの方を見て。 「え、えーっと。とりあえずココに来た目的はお互い同じっぽいですね?」

ルスト: 「そのようだな。……ま、そう言うわけで黒幕と知り合いだったら手伝ってくれ。あんなキショいベル見てたら心が折れる」 ガックリ肩を落として。

レレ : 「え、ええ。アレは怖いですね。本人は善意でやってると思い込んでるあたりが」 ぎこちなく笑います。

GM : 芽生える連帯感。長き時を渡り歩いた君が初めて得た、共通の目的を持った仲間… それが手を伸ばせばすぐのところに生まれようしていた。

レレ : 「まぁ、人手が欲しいのは私も同じです。えっと、私はツン=レレ。レレでもツンでもいいです。しばらくヨロシュー」 手を差し出すよ!

GM : コキャッ!

レレ : 「ギャアアアアアアア! な、何故コキャるぅー!?」 ゴロゴロゴロ… というかここまで持ち上げて落とすか、GM! おのれぇー!

GM : つ、つつつつい!(笑)

ルスト: 「じゃあツンデレd」 コキャッ! 「ぎゃあああああああ!」 じったんばったん。

レレ : 「って、私も無意識でコキャッてしまってるー!? はっ… そ、そうか! これはケイオスの、敵の能力の影響ですよ!!」

GM : なるほど、恐ろしいことだ。親愛の情を以って行われるはずの握手が世にも恐ろしい手首コキャへと反転… え? そうなの?

アルミ: 嫌な反転だ(笑)。

レレ : 「握手しようとしたら手首の間接を外してしまう反転行動…! もうこんなとこまで…!!」

GM : う、うむ。一刻も早く事件を解決しなければならない… 君は使命感に自身の心が熱く燃えてくるのを感じ取った。

レレ : 「つまり! 今ココではコキャると握手できるはずです! さぁ! 残った私の左手を存分にコキャッてください!!」 サッ!!

ルスト: 「よし、コキャッと」 コキャッ!

レレ : 「うぎゃぁああああ! な、何故だぁー! 私の推理は完璧なはずぅうう!!」

バラウ: 先生! アホが二人います!(笑)

GM : そう、それもこれも全ては反転のせいなのだ! おのれ、ケイオス!!

レレ : 「おのれケイオスゥー!! ……ホ、ホラ。結局名前聞いてないけど、アナタも一緒に!」

ルスト: 「おのれけいおすー」 棒読み。

GM : 君たちはともに手を折り… もとい手を取り、動きだした。この事件の裏に潜む何かを倒し、世界を平和へと導く… そのために!

ルスト: 「……ところで、何処に行けばいいんだ」 シリアスな顔で。

レレ : 「……それはサッパリ」 シリアス顔で。

GM : え〜、まずその第一歩を踏み出す… そのために! 

――シーンカット

アルミ: 第一歩を踏み出すための一歩?(笑)

レレ : 大変だ! アホとアホだとツッコミ役がいないよ!!

ルスト: はっはっは、そのとおりだ(笑)。

アルミ: 開き直らないでください!(笑)

GM : はい(笑)。では、次のシーンはアルミ。順当にいけばバラウが出てくる。準備はよろしい?

アルミ: はーい。

バラウ: フッ、このオレの出番というわけだ(笑)。


『追手は大魔王?』 シーンPL:鉄有美

GM : なんとかあの覆面の人々は撒いたようだ。君は身を潜めつつ、ホッと一息をついた。

アルミ: 「ふう… 危ないところでした…」 ほっかむりをして路地裏からキョロキョロ。

GM : なにせ鉄有美こそは、逃げることとコソコソすることにかけては他に類を見ない魔剣使い。

ルスト: たしかに類を見ない(笑)。

アルミ: コソコソ…。

GM : よもやこの自分よりコソコソすることに長けている存在などないだろう… そう、思っていた…。

バラウ: だが、日本じゃ二番目だ!(笑)

アルミ: 「でも、アンゼロットさんたちに一体何が… もしかして、私達が不幸じゃなくなった事と関係が…?」

レレ : いえ、今のあなたの状況は充分不幸です(笑)。

アルミ: 「あ、可愛い猫さん〜♪」 野良猫を発見して速攻で考えるのを放棄。そのまま駆け寄ります(笑)。

レレ : 駄目だ! 反転している世界の可愛い猫ってことは…

GM : では、そうやって猫と戯れている君に… はい、どうぞバラウ。電柱の上からでもマンホールの下からでもご登場ください(笑)。

バラウ: 『フ、フフフフ… フワァーーハッハッハ!』

GM : という感じの、ちょっとぎこちない高笑いが君に響いてくる。

レレ : ああ… 普段出撃しないから高笑いも慣れてないのか(笑)。

バラウ: 『……ハッハッハッハ、ゲホゲホッ……』 息継ぎのタイミングが分からず咳き込みます(笑)。

GM : ……あ、ちょっと蒸せてるっぽい。待ってあげるべきだろう。

アルミ: 「にゃーにゃー、にゃ? にゃにゃにゃにゃ?」 猫とじゃれてる。

GM : って、聞いてないYO!

バラウ: 『ついに見つけたぞアルミ缶!』

アルミ: 「くるる、くるっぽー、くるぽー」 猫語では寄ってこないようなので鳩語にシフト、気づいていない(笑)。

レレ : 見てあげてぇ! 頑張ってる子を見てあげてぇ!(笑)

バラウ: 『このオレに見つかったからには三時のおやつは無いと思え!』 こっちも気づかず前口上を続ける(笑)。 『(オレ、かっこいい……)』 ジ〜〜ン…。

GM : 大変だ。さっきはアホ2人かと思ったら、今度は互いを見ない2人だ。

アルミ: 「ええええええ!? おやつ抜きですか!?」 ショックを受けて振り返りますよ、それは(笑)。

GM : 衝撃的な一言に君は振り返る…!

レレ : それでいいのか(笑)。

アルミ: いいのです(笑)。

バラウ: 『フフフ、そうだ… あまりの恐怖におののいている様だな』 そこには!

ルスト: 寝転がった猫が。

アルミ: 「あ〜、猫さん〜、日向ぼっこですかにゃ〜?」 ふらふら…。

レレ : だ、駄目だ! 先に猫を排除しないと!(笑)

バラウ: 『って、コラ! こっちだ、こっち!』

アルミ: し、しまった! つい猫に…(笑)。

バラウ: 『こっち見ろ、こっち』 なんだか上の方から声がする。

アルミ: 「はひ?」 やっと上を見ます(笑)。

バラウ: そう、上を見るとそこには! 窓を拭く清掃員の姿が!!(ジャジャーン♪)

アルミ: 「あ〜、お掃除ご苦労様です〜」 ぺこりと一礼。

GM : 一般人しかいない… どうやら気のせいだったようだ。

アルミ: そして猫を抱えて歩き出します。るんるんと上機嫌ですよ(笑)。

バラウ: 「はーっはっはっは、このオレの雄姿に見惚れて… あ、ありがとう」 労われて照れ… 「って、ちょっとまてい!!」 ハッと正気に返る(笑)。

アルミ: 「はひ?」

GM : バラウはノリツッコミ系だ(笑)。

ルスト: このセッションに不足している成分だな、アホ1号。

レレ : そうだな、アホ2号。

バラウ: やかましいぞ、背景!(笑)

アルミ: あはは(笑)。

バラウ: 「ここで見つけたが3日目! アルミ板! 大人しくしてもらうぞ! とう!!」

アルミ: 「私、アルミじゃないです〜」 と、一応抗議。猫さん抱えつつ(笑)。

バラウ: そういうとバラウは華麗に! ……えっちらおっちら命綱を伝って恐る恐る降りてきた!!

GM : そして、12分後…。

レレ : なげぇ(笑)。

バラウ: 「……っと。ふう、疲れた。まったく… 割のいい日払いのバイトと聞いたのに恐ろしすぎるぜ」 余裕ぶりつつ、ガクガクと膝は笑ってる。

GM : ちょっぴり半泣きっぽいね(笑)。

アルミ: 「にゃーにゃーにゃー♪ あ、お疲れ様です〜」 猫とじゃれてました(笑)。

バラウ: 「おう、待たせたな」 清掃員さんはヘルメットを脱ぐと、爽やかに笑いました(笑)。

レレ : バイト代はしっかりもらってるのだろうか?

ルスト: きっと、日当500vくらいで。

レレ : やすっ!?

アルミ: 日本円に換算して500円ですか(笑)。

バラウ: 安すぎます(笑)。

GM : 明らかに騙されていると言わざるを得ない。

バラウ: 「というわけで… アルミ棒、とっ捕まえさせてもらうぞ」 ガシッ! と、ドタマを掴みます(笑)。

GM : とっ捕まえる? アンゼ様は“抹殺”と言っていたけど…。

バラウ: なんだと… そんな恐ろしいことが出来るか!

GM : つ、つかえねぇ!(笑)

ルスト: 明かに人選ミスと言わざるを得ない(笑)。

アルミ: 「はわわわ… 止めてください〜!」 じたばたする筋力10(笑)。

バラウ: 「うおおお! あ、暴れるなー!?」 振り回される筋力6(笑)。

GM : べしっ! ぶぉん! ……べちゃ。

レレ : 絶対この魔王、人間殺した経験ないですね。もう片方は… なんか攻撃力からして抹殺しまくってそうですが(笑)。

アルミ: そりゃもう、“ミンチよりひでぇ”と大評判です(笑)。

バラウ: 「ぐふぅ! ……フッ、やるじゃねぇか」 真っ白に燃え尽きる直前です(笑)。

アルミ: 「あ、すいません。大丈夫ですか?」

バラウ: 「おう、全然大丈夫じゃない」 血ぃ流しつつ… 「まったく、このオレに肉体労働させるなんてアンゼロットは何考えてやがる」 不屈の闘志で立ち上がる!

GM : 君は、目の前の怪しい装束の青年からアンゼロットの名が漏れたことに気付いた。

アルミ: 「あ、アンゼロットさんの部下の人でしたか」 激しく納得(笑)。

バラウ: 「誰が部下だ!? 言っておくが… オレは裏界の偉大な魔王、バラウ=モンド様だぜ? 間違っても世界の守護者の部下なんかじゃない!! ……と、思う」

レレ : “思う”ですか(笑)。

ルスト: むしろ、あっちからは下僕で走狗でトロンベとしか思われてなさそうだ(笑)。

バラウ: どやかましい(笑)。

アルミ: 「ああ、魔王の人だったんですね〜… それでですか〜…」 へたれっぽさに納得、反転してると思ったようだ(笑)。

バラウ: 素です(笑)。

アルミ: しかしそんな事は露知らず(笑)。

バラウ: 「だからまぁ、オレがお前を捕まえるのは単にアンゼが頼んできたからなんだ。悪く思うなよ」 

アルミ: 「はへー… 魔王の人が守護者の人の使いっ走りなんですねー」 きょとん。

ルスト: ひどいこと言ってる(笑)。

バラウ: 「誰が使いっぱだ!」 ムキー!(笑)

アルミ: 「え、だっていつもの魔剣使い(私や柊先輩)の代わりでしょう?」 悪気はないんです(笑)。

レレ : 悪気のない悪が最悪だと思う(笑)。

バラウ: 「オレは何も下がったりしてねぇ! とーにーかーく、アンゼん所まで連れて行かせてもらうぜ」 もう一度ガシッ!(笑)。「よし、あとはゲートで……」

アルミ: 「それはちょっと遠慮したいんですけど… そういえば、他の魔王の人はどうしてるんですか?」 素朴な疑問を口にして、話題を変えてみよう(笑)。

バラウ: 「さあ? よく知らん。ま、アンゼもそのうち今の遊びに飽きて戻るだろ。じゃ、連れてくぞ」 ズルズル…

レレ : 多分みんな正義と平和のために戦ってるんだろうなぁ(笑)。

ルスト: アゼルが行動的になってたらやばい気がする(笑)。

アルミ: 「もしかしたら、アンゼロットさんみたいになってるんでしょうか…?」 考え込んでるので引き摺られてます(笑)。

バラウ: 「それって何にも変わってないってことかー?」 細い腕で一生懸命、連絡用のゲートがある場所まで引きずって行きます(笑)。

GM : じゃあ、君は連絡用のゲートへと引き摺られていった。

バラウ: 「よし、じゃ、ここを開いてアンゼロット宮殿に……」 ピッ、ポッ、パッ! ゲートを起動させます。

アルミ: 「あ、それは嫌なので遠慮しますね〜」 いつの間にかバラウが掴んでいるのは猫(笑)。

バラウ: 「オウ・マイ・キャット」 目が点に(笑)。

レレ : ネコ「にゃ〜ぉ」 シャウッ! シャウッ! シャウッ!(笑)

バラウ: 「くそ、いつのまに… って、おお!?」

ルスト: バラウに10のダメージ。10のダメージ。10のダメージ(笑)。

バラウ: 「おう!? おう!? おう!?」 バラウは倒れた… 「フッ、いいパンチだったぜ…」 ずずぅん(笑)。

アルミ: 「えっと、あれ、魔王さーん?」 ツンツン… と(笑)。

GM : やはり、幸運が続いている? 君はその実感を強めるのであった(笑)。

アルミ: 「まさか猫さんのパンチで倒れるなんて… ど、どうしましょう?」 途方に暮れる。

レレ : どうだろう? ここで出て行って事情説明と洒落こむべきなんだろうか。

ルスト: かな? 俺もこう、おもむろに現れられる特殊能力持ってるし(笑)。

GM : では、途方に暮れる君のもとへと現れる影が二つ!

レレ : 「ふふふ! 事情は聞かせてもらったですよ!!
     正確には大分最初のほうから声は聞こえてたんだけど、ルスト君が道に迷って会話が終了するまでたどり着けなかったですよ!!」 ドドーン! と、登場。

ルスト: 「(かっ…かっ…かっかっかっかっかっぶみっかっかっかっかっか)おーい、ツンデレー。何処行ったー」 何か踏み潰しつつ《ヒーロー参上》、と(笑)。

バラウ: 「ぐぇ」 踏まれた(笑)。

レレ : 「こっちですーよー! あ、踏んだ… と、とにかく!」 コホン、と咳払い 「どうやら色々お困りの様子ですね。お嬢さんに、魔王さん!」 ビシッ!

GM : その少女は愛らしいを笑みを浮かべながら、そう言った。

アルミ: 「はへー… 貴方達はどなたですか?」 小首をかしげつつ。

レレ : 「ふふーり。この事態を解決するためのヒーローとヒロインです」 ニヤリと笑おう(笑)。

ルスト: 「……アンタ、生きてるか?」 足元の魔王に。

バラウ: 「燃え尽きたぜ、真っ白にな…」 ガクリ… 気を失います(笑)。

GM : どうしよう? 変な人たちと出会ってしまったかも知れない。自分の幸運が俄かに疑わしくなってきた。そう、君は感じる。

レレ : 「どうです? お二人共? 一人聞こえてなさそうですが。この事態を解決する方法、聞いてみたいと思いませんか?」

アルミ: 「……帰りたいような聞きたいような微妙ラインです、けど」 受けるしか、ないのかなぁ(笑)。

GM : では、頼る相手もない今は是非もない… そう考えた君はこの申し出に素直に従うことにした、ということで(笑)。

アルミ: はい(笑)。

――シーンカット。

GM : 次は、息を吹き返したバラウが恩義を感じてPCサイドに寝返るシーン… とか?(笑)

レレ : わわわわからぬ!

バラウ: フッ(笑)。

GM : ひとまずシーンを開始しましょうか。ノリが結果を導いてくれると信じて。

アルミ: うわ〜…(笑)。


『進むべき道…』 シーンPL:バラウ=モンド

バラウ: じゃあ始まりはどうしようかな… あ、それともマスターが描写する?

GM : (遮るように)君は、傷付き倒れ… そして死を待つばかりだった。

バラウ: えぇっ!? お、オレはいつの間に死の危機に瀕していたんだ……(笑)。

GM : あの魔剣使いの女の(抱きしめていたネコによる)卑劣極まりない一撃は、君の体力を根こそぎ奪ったのだ。

バラウ: おのれ、あの魔剣使いめぇ! 夜中の神社でゴッスンゴッスン五寸釘打つしかねぇ!(笑)

アルミ: あの、それは私のせいじゃないような… って、もしもし! ちょっと、聞いてますか!?(笑)

GM : しかし… 君を包み込む暖かい癒しの力を感じる。

バラウ: む?

GM : これは、なんだろう? 裏界にいたころは感じなかった… 優しい波動。

バラウ: これは… いったい?

GM : ?「……あ、意識が戻られたようですね」

バラウ: 「知らない天井だ… ここは、一体?」

GM : 意識を覚醒させる君は、目覚めの間際に思いを巡らす。ひょっとして、これが、人間たちの言う“愛”というものではないかと…

バラウ: 「愛だろ、愛… そうか。これが……」

GM : グィード「あ、無理に喋らないでください。傷に響きます」 キラキラ…。

バラウ: 「……死ねぇえええええッ!!」 即座に起き上がり! 目の前のオッサンの顔面にコークスクリューを捻じり込む!

GM : グィード「ギャアアアアア!」 むくっ 「い、いきなり何をしやがりますか…」

バラウ: 「まだ死んでない!? うおおおおッ!!」 バラウとは思えない動きでグィードにアッパーから繋がる空中コンボを叩き込む!

GM : はい。そんなところでみなさん、出る方は登場を願います。別行動中ならば出なくてもOK。

アルミ: 「はぇー、凄いエリアルコンボー…」 タオルの入った洗面器を持って登場。

レレ : 「いやぁー、やってますねー。予想通りのリアクションで安心安全完璧ですね」 じゃあ同じく。勝手に人の家の浴衣とか着てる!

バラウ: 「これが○リリンの分! これもク○リンの分! さらにクリリ○の……(以下略)」 いい感じに血袋と化したグィードをひたすら殴り続ける。

レレ : 「あはははは、気持ちはわかりますがそろそろ死んじゃいますよー」 あと、ク○リンばっかなのはつっこみませんよー(笑)。

バラウ: ガーン!(笑)

ルスト: 「そして… これが、俺の分だぁッ!!」 ズガーン! と、フィニッシュを決めつつ登場!

GM : グィード「これが… 若さか」 キラキラキラ… ズズーン!

アルミ: 「なんか、微妙に気持ち良さそうなのは気のせいだと思う事にしましょう… 怖いから」

レレ : 「おぉ。家を訪ねるなりいきなりハグされたあげく、唇を奪われかけて気絶したルスト君も起きましたねー」

アルミ: そんなことされてたんですか(笑)。

ルスト: 「あぁ、死の縁からベルに投げ落とされたと思ったら… いや、もう忘れよう」 されてたらしい(笑)。

GM : グィード「いやぁ、死ぬかと思いました」 むくっ。

バラウ: 「うわあああ、化け物だ!!」 一気に飛びのいて、慄きます(笑)。

GM : 彼は聖職者。神の加護により凄まじい回復力を体得しているのだ。まさに完全無欠の癒し系。

バラウ: GMは『癒し系』の意味を辞書で調べてみるべきだ!(笑)

ルスト: 「ひとまず… 全員起きたことだし、そろそろ状況を纏めてみよう。ツンデレが」

レレ : 「おっと、私に全部丸投げですか? いいでしょう。はい、とりあえずこれで全員起きましたね! 私たちもお風呂に入ってサッパリです」 浴衣フリフリ。

アルミ: 「いい湯でしたー」 浴衣2号。

バラウ: 「ハッ!? アルミ缶! お前なにくつろいでやがる!」(笑)

アルミ: 「え? お風呂上がりにくつろぐのは当然でしょう?」 牛乳まで飲んでる。

ルスト: 「いや、重要なのは風呂じゃないから。てか、唐突過ぎるから。まず経緯を説明しろよ」(笑)

レレ : 「はいはい。えー… 魔王さんが気絶しちゃってたんで、とりあえず親切な方の家にいれてもらってたのですよ。あっはっはー、みっともないですねー」

GM : グィード「ハッハッハ。我輩、いつでも大歓迎であるぞー」 キラキラ…。

アルミ: 「あっはっはー」(笑)

バラウ: 「笑うな!? 気絶したのはお前(アルミ)のせいだろうが!? てか馴染み過ぎだ、おまえら!?」

ルスト: 「まあまあ、細かい事は気にせずに」 肩をポンポンと叩きつつ(笑)。

バラウ: 「ゼハァー… ゼハァー…」 肩で息をしつつ(笑)。 「で、続きは?」

レレ : 「えぇ、そしたらルスト君がこちらの変… もとい親切な方に熱烈なハグされて気絶しちゃったので。ただ待ってるのもアレですし、お風呂にでも入ろうかと」

GM : グィード「愛です、愛」 ムキっと大胸筋を膨らませながら。

バラウ: め、めまいが…(笑)。

ルスト: というか、俺の貞操の危機について考えは及ばなかったんか?(笑)

アルミ: え? 考えましたよ?

レレ : えぇ、3秒くらい。

ルスト: みじかっ! しかも風呂を取ってるし!

バラウ: 「大変だったんだな… よく知らない人よ」 ルストの肩をポンと叩いてあげます(笑)。

ルスト: 「判ってくれるか、知らない人」 目頭を熱くしながら。

GM : グィード「綺麗にまとまったところで… みなさん、お腹もすいたでしょう? まずは食べながらでもこれからのことを話し合ってみては?」 ニコニコ。

バラウ: 「ひとまず、この後はオレのセクシーシャワーシーンが入るのは決定として…」 席につきつつ。

レレ : 「はいはい、そんなのはガン○ムSE○Dにまかせましょうねー」 炊飯器とふりかけを用意しつつ。

ルスト: 「そうだな、止めといたほうがいい。覗きに来るぞ確実に」

アルミ: 「え? ルストさん、魔王さんのお風呂覗くんですか?」 にっこり笑顔で(笑)。

ルスト: 「そうそう… って、ンな訳有るかッ!」

GM : グィード「さぁさぁ… こちらをどうぞ」 笑顔で教皇庁の伝統料理の聖なる肉じゃが、聖なるミソスープ、聖なるごはんを勧めてくれます。

アルミ: どう見ても日本食ですよ、それ(笑)。

レレ : 「おっやぁー、ノリ突込みでごまかしましたが一瞬肯定しましたよぅ〜?」 といいつつムシャムシャ。ところで食べても大丈夫か今になって不安になる私。

バラウ: 「なんだ? この食べたら腹を壊しそうな料理の数々は…」 うげぇ… って顔で眺めよう(笑)。

GM : ほう。レレ… ムシャムシャ食べるんだね?

レレ : た、食べますよ!

ルスト: あ、俺は様子見てる(笑)。

アルミ: 私も(笑)。

レレ : ひぃ、気付けば一人だけ毒見役! おのれぇ!

GM : ではレレは… 目と口から光が出て、「うまいぞー」と思わず絶叫してしまう!

バラウ: ガガーン!(笑)

レレ : 「なんちゅうもんを… なんちゅうもんを食わせてくれはったんや、海○はん。……山○はんは負けてます。この試合」

GM : グィード「………」 にっこり。

アルミ: 「あ、ちょっと予想外なリアクション」(笑)

ルスト: 「美味いのか… し、信じられねぇ」 ゴクリ。

レレ : 「おいしいですよー? でもルスト君は肉じゃが食べないほうがいいですね。玉葱はいってるし」

ルスト: 「心遣い有難う… って、犬扱いかよ」 人狼消したもん、くすん。

レレ : 「さぁさぁ、とりあえず魔王さんもアルミちゃんもどうぞどうぞ。お茶碗はセクシーなのと可愛いのでいいですか?」 よそいよそい。

バラウ: 「いや、なんか… オレが食ったら死にそうな気がするんだ」

レレ : 《ダークスペル》使えば闇属性になるんじゃないかな!?(笑)

バラウ: コレ(料理)に付与するんかい!(笑)

アルミ: 「あ、どうも。……それはそれとして、一体全体何が起きてるんですか?」 残念! 《ダークスペル》は対象:魔法です(笑)。

レレ : 「そうですね… 分かり易く簡単に一言でいっちゃいますと、この事件は『ケイオス』っていう一人の魔王の仕業です」 ルスト君にもよそいながら。

ルスト: 「ふーん… あ、さんきゅ」 お椀を受け取りつつ(笑)。

アルミ: 「ケイオスさん、ですか?」 もぎゅもぎゅ食べつつ(笑)。

レレ : 「えぇ。私はとある事情からかれこれ一万年ほどコイツを追い続けているのです。……まぁ、実際に会ったことは一度もないんですけどね。ホントは」

アルミ: 「はへー… 一万歳だったのですかー…」 そっちにびっくり。

ルスト: 「滅茶苦茶若作りな… 実はババァキャラ?」

レレ : 「ふふーん、若さの秘訣はズバリ転生です。この肉体になってからは大体20年くらいですかねぇ?」

バラウ: 「ケイオス? ふむ、ケイオス…」 GM、俺はケイオス知ってるの?

GM : ではレレとバラウはケイオスについてどれだけ知っているかを、知力によるジャッジで決めてみても構わないよ。12以上を出せば知っています。

レレ : (ころころ)…よ、よかった。知ってたよ!(笑)

バラウ: (ころころ)…こっちは20、余裕だな!

GM : 名は“覆す者”ケイオス… あらゆる存在の『性質』を反転させる魔王であり、実際に姿を見たことがある者は(BOOK・UHOの館長を除いて)いない。

レレ : ちょっと待て、あのゴリラは見てたのかよ!(笑)

バラウ: ちなみに爵位は?

GM : 爵位はルイ一派が勝手にやってる地方ルールみたいなのだし。そんなの、あの異質な魔王が気を払うわけもないだろうから… ないんじゃない?(笑)

バラウ: おおう。じゃあ、性別は?(笑)

GM : 性別も不明。美少年かもしれないし、美少女かもしれないし、雌雄同体かもしれない。

ルスト: なるほど。

GM : 反転させるのは最も強く出ている『性質』なので、男が女に変わったりとか右利きが左利きになったりとかそういう細かい一切合切が反転するわけではない。

レレ : ……つまり?

GM : まぁ、メタな表現をするならば『キャラが変わる』と思っていただきたい。これ以上はまだ秘密だけどね(笑)。

アルミ: ということは、グィードは… ホモじゃなくなってる!?(笑)

ルスト: いえ、老人好きだったのがショタコンになるんでしょう(笑)。

GM : グィードはセッションの進行のために率先して援助をしてくれる良PCになってます。

アルミ: 中の人が入れ替わったか…(笑)

GM : そして、これらの情報に加え… バラウは『彼がなんらかの魔法生物を生み出そうと研究していた』と、まだまだ幼少の時分に聞いていたことを思い出せる。

バラウ: 「そういや… ケイオスってはぐれ者がなんか魔法生物を作る研究をしてるって聞いたことがある。そうか、そいつのせいでアンゼロットが変になったのか」

レレ : 「あや、それは初耳ですね。だとすれば… 今回の事件は、その魔法生物が完成したがゆえ起こったと考えたほうがいいかもしれませんね」 ムシャムシャ。

アルミ: 「魔法生物を… なんだか厄介になってきましたね」 抗魔力の低さが不安なPL(笑)。

レレ : 「今まで一万年追いかけてきましたが世界の守護者や他の魔王を巻き込む程能力が大きくなったことなんてなかったですよ。あ、ルスト君お代わり」

ルスト: 「つまり今回始めて表立って動き出したんだな?」 よそいよそい。

レレ : 「ってことになりますねぇ」 ムシャムシャ。

GM : グィード「あ。ルストさん、我輩も」 茶碗を差し出す。

ルスト: 「おう、任せとけ」 いつの間にか割烹着でよそいよそい。

アルミ: 「あ、ルストさん私にもおかわり下さい」

ルスト: 「おう!」 よそいよそい(笑)。

GM : と、なんかおさんどんやってるルストをよそにバラウはここで気付くことがある。

バラウ: ほほう。それはなんだ?

GM : アンゼロットのあの様子は、きっと“反転”させられていたゆえなのだろう。そして今でこそ裏界への影響は少ないものの、もし本格的に始まれば…――

バラウ: 裏界が平和で正義にあふれる世界に?(笑)

GM : ハッハッハ! 『善良な魔王が増える → 自分のキャラの存在意義が減少 → 要らない子 → 由々しき事態』… と、こうなるが?(笑)

バラウ: 「……それはまずい! 非常に!!」 ずいっとルストに茶碗差し出しつつ(笑)。

ルスト: 「おう! ……あれ?」

レレ : 「どしました? ルスト君?」

ルスト: 「いや、聞いた話だとアンゼロットにはあんま影響が出てないよな?」

レレ : 「あれ? 言われてみれば…」

アルミ: 「レベル無限大のまま魔王化してしまったっぽいアンゼロット様は怖いですねー…」 憂鬱な表情でもぐもぐ(笑)。

バラウ: 「オレの面白三下キャラを取るなーーーー!!」 うおおっ! と、頭を抱えて唸ってます(笑)。

ルスト: 「いや、“アレ”も反転させられたんだろ? ヤツの場合、もとから三下だったのかどうかってさ」 バラウを指さしつつ。

アルミ: 「もとは違うんじゃないですか? 魔剣使いだって不幸から幸福になってるくらいですし」

レレ : 「いや、それはおかしいですよ。だって、それじゃあルスト君は元々は犬属性じゃなかったってことになるじゃないですか」

ルスト: 「今も昔も犬属性なんざないわっ!!」

レレ : 「あ、ルスト君。お茶お代わり」

ルスト: 「おう。熱いから気をつけろよ」

レレ : 「………」

ルスト: 「………」

レレ : 「……ハッ」(嘲笑)

GM : グィード「ま、我輩はもともと善良でしたけどね」 キラキラ…。

レレ : 「黙れ」

GM : グィード「ガーン!」

レレ : 「こういうのは聞くのが早いですよ。魔王さん、魔王さんは前から三下魔王さんだったんですか?」 鬼のようなことを無邪気な笑顔で聞くよ!

バラウ: 「あ? オレは生まれてこの方ずーーーーっと、子爵級だぜ!」 ビッと親指立てて!(笑)

レレ : 「使えませんね」

ルスト: 「使えないなぁ」

バラウ: 「……ぐすん」 地面にのの字書いてる(笑)。

アルミ: 「どっちでもいいです」 もぐもぐ 「とまれ… 目標が事を起こしたなら、居場所を掴む事もできそうですね。あ、ルストさん、もうお櫃ごとお願いします」

ルスト: 「おら重いぞ気をつけて食えコンチクショウッ!!」 ドンッ!(笑)

アルミ: わーい(笑)。

GM : グィード「ふむ… 話を聞いていますと、みなさんはケイオスを倒してこの世界をあるべき姿にするために活動している。……こう受け取ってよろしいので?」

レレ : 「ですね。なんでか分からないんですが、ここにいる4人は反転の影響を受けてないみたいですし」

ルスト: 「まぁ、そうしないといつまでもあのきしょいベルを見続ける事になるし」

アルミ: 「えへへ… 魔剣使い的には戻らなくてもいい気がするんですけどもね」 お櫃から杓文字でもぐもぐ(笑)。

レレ : 「でも、お風呂で聞いた話だとこのままだとアンゼさんに抹殺されるんでは? アルミちゃん」 オコゲをパリポリ。

アルミ: 「そうなんですよー… 柊先輩をはじめとした他の魔剣使いの皆には申し訳ありませんけど、私の命がピンチなのでー…」(笑)

GM : グィード「なるほど… ならばまずは情報が必要でしょう。リサーチフェイズでの情報収集は基本ですね。ここを拠点として活動されてはいかがでしょう?」

バラウ: 「というか、リサーチフェイズってなんだって言ったらダメなのか?」

GM : グィード「ダメです。禁則事項です」

レレ : 「そこはあえて流すべきです。魔王さん」

バラウ: 「くそ、グィードのくせに」

レレ : 「魔王さんも、自分のご同類が増えたら困るようですし… どうでしょう? グィードさんのご好意に甘えて、ここを拠点にみんなで色々調べてみませんか?」

アルミ: 「そうですね、賛成です」 食べきった。

ルスト: 「異議無し… あれ? 俺の分…」

バラウ: 「ま、楽して安穏と暮らすには他の魔王が派手に動いてくれてないとなぁ。みんなオレみたいになったら困るし… 仕方ねぇ、ここは手を貸してやるとするか」

レレ : 「よし! では、ここにケイオス討伐隊・結成です!!」

アルミ: 「……あれ、お櫃が空ですね?」 不思議そうに首をかしげます(笑)。

ルスト: 「にょろーん…」

バラウ: 「(大丈夫なんだろうか? こんな連中で。……まぁ、いざとなったら全部任せて逃げればいいか。うん、そうしよう)」(笑)

GM : では、シーンをカットしてもいいかな?(笑)

バラウ: はーい(笑)。

――シーンカット

GM : えらい長くなったけど、合流という重要なシーンもあったしこんなもんかな?(笑)

レレ : いよいよ次回から反撃開始ですよー。

ルスト: 期待してる。

アルミ: 頑張ってくださいね(笑)。

バラウ: (コソコソ…)

レレ : ヒィ! まるで他人事!?


『ケイオス討伐隊の作戦会議』 シーンPL:ツン=レレ

レレ : 「……さて、何から調べましょうか。何かアイディアある人ー?」

ルスト: 「へーい。取り合えず異常が無いか歩き回る」

バラウ: 「面倒だから却下」

レレ : 「はい、既に異常だからですね」

アルミ: 「何か、ケイオスの居場所が分かる方法があればいいんですけどね…」

レレ : 「反転している場所… って以外、手がかりが無いですからねぇ」

バラウ: 「んー… それについては、確証はないが分かるかもしれん」

レレ : 「おぉ、何か手がかりが!?」

バラウ: 「そもそも、あいつがあっさり反転させられるのがおかしいんだよな。レベル∞だぞ? よほどのことがないかぎり、どうこうできない筈なんだ」

GM : グィード「しかし、いつもいつも肝心なところで抜けてますし… 油断か詰めの甘さかなにかでは?」

バラウ: 「まぁ、それは否定できない。しかし、何かヒントが残ってるとしたらアンゼロット宮殿じゃないのか?」

レレ : 「もしくは裏界、と。じゃあ二班にわかれますか? 片方はアンゼさん、片方はベルさん。正解にしろハズレにしろ一端はこっちに戻ってくるということで」

バラウ: 「そんな心細い… というか二手に分かれてそれぞれ何をするんだ?」

ルスト: 「いや、だってアンゼロットの近くは危険だろう。アルミが」

バラウ: 「ふむ… そういう意味なら、オレはアンゼと接触しても大丈夫ってことになるんだろうな。たぶん」

レレ : 「そのとおり。こちらにはアンゼさんに依頼された魔王さん、ベルさんに依頼されたルスト君がいます。つまり…」

アルミ: 「あ、なるほど! その二人ならそれぞれに怪しまれずに近づけますね。なら、魔王さんみたいに手下になった振りをするとかもアリかもですね」(笑)

バラウ: 「誰が手下だ!?」(笑)

アルミ: 「だって、オープニングで“下僕になりなさい”“協力する”ってやり取りがあったじゃないですかー」

バラウ: 「なんだ“オープニング”って。というか、まるで見てきたように言うな!?」 うがー!(笑)

ルスト: 「まぁまぁ… んで、ツンデレにアルミ。お前らはどうするんだ?」 宥めつつ(笑)。

アルミ: 「私たちはここで待って他の事を調べるなり… どちらか一方についていくなり、ですか?」

レレ : 「そうですね。ついていく場合は… 私と魔王さん、ルスト君とアルミちゃんのチームになりますね」

GM : グィード「では私は?」

レレ : 「何もしないでください」 にっこり。

GM : グィード「わかりました。精一杯の笑顔で『おかえりなさい(はぁと)』と迎えればいいのですね! おお、ヒロイン役です! 神よ、燃えてきました!」

レレ : 「何もしないでください?」 にっこり。

バラウ: 「………(二度とここには帰らねぇ)」

レレ : 「……んで、どうしましょう? 勿論のこと4人全員で同じ場所調べるってのもアリですが」

バラウ: 「まぁ、いいんじゃないか? 二手に分かれても。危なくなったら即逃げるということで。というか俺は逃げる。完膚なきまでに逃げる」

レレ : 「えぇ、私も逃げます。かなり全力で」

ルスト: 「フッ、気がついたら逃げてただなんて日常茶飯事だぜ」

アルミ: 「私も逃げ隠れするのは得意ですよー。何せオープニングでアンゼロット様率いるロンギヌスからも逃げ切りましたから」 えっへん。

バラウ: 「甘いな、俺の逃げ足は裏界最速クラスだぜ」(笑)

GM : 逃げ足で何故こうまで対抗し合うのか(笑)。

レレ : 「フフフ… 一万年生きてて何故レベル1かわかりますか? 逃げまくってたからですよ…」 譲れない何かがこの命題に含まれているからです。

バラウ: 「ちがう! 俺なんて、そもそも戦闘に出なかったからだ!」 そのとおり。これだけは譲れないな。

レレ : 「な、なんと! おのれ、負けた…ッ!!」 がっくし。

バラウ: 「戦わずして生き残る! それが俺のライフプラン!!」

レレ : 「よぉし、駄目人間共め! 大好きだ!!」

バラウ: 「誰が人間だ、誰が!」

レレ : 「あなたなんて駄目人間で十分です!」

バラウ: 「バカな! こんなに悪の魔王なのに!?」

GM : グィード「ひとまず、バラウさんにルストさん。それにレレさん&アルミさんの3組でそれぞれ調査なのですか?」

レレ : 「で、いいですか?」

アルミ: 「そうですねー… まあ、私たちに何が出来るかはとりあえず置いておいて」(笑)

ルスト: 「ん? 二手じゃないのか?」

レレ : 「二手でいいですか? そしたら班分けはどうしましょ?」

アルミ: 「それはさっきの… あれ? 私、どっちでしたっけ?」(笑)

ルスト: 「俺とアルミがベルと接触。ツンデレと自称悪の魔王がアンゼロット宮殿でってことかな」

バラウ: 「あぁ、オレもそれで構わん」

レレ : 「わかりました。では、それで。しかし、さっきから自称悪の魔王さん何か言ってますけど… 私たちウィザードと組んでる時点でかなり善良なような?」

バラウ: 「………。ふ、甘いな。単にここで癇癪を起こせば集団リンチされるのが分かっているだけだ」(笑)

レレ : 「なるほど」

バラウ: 「ちなみに途中で逃げ出そうかとも思ったが、報復が怖いので一応事件が片付くまで手伝ってやる。ありがたく思え」(笑)

レレ : 「……(慈愛の目線)」

ルスト: 「……(優しい笑み)」

アルミ: 「……(生暖かい笑み)」

GM : グィード「………(僕は綺麗なぐぃーど)」 キラキラ…。

バラウ: 「……だからあとでボコらないで、おねがい」 フッ、このオレの見事な演技にみんな惚れ惚れしてるぜ(笑)。 「というわけで、そろそろ調査に行くぜ!」

レレ : 「そですね。いきましょーか」 慈愛の目線。

ルスト: 「じゃあ俺達はベルの方に…」 優しい笑み。

アルミ: 「そうですね、行きましょう」 生暖かい笑み。

バラウ: 明後日の方向を見ながら、渋く指示してます(笑)。

レレ : 「それでは、ケイオス討伐隊・出撃ですよー!」

GM : というあたりでカットいいかな?

レレ : はい、お願いします。

――シーンカット。


『蝿の王召喚』 シーンPL:ルスト

GM : というわけでキミたちは別行動中なのですが… 具体的にはどうしている?

ルスト: ベルの居城に… 裏界のどっか? いけるわけねぇ(笑)。

アルミ: じゃあ、0−Phoneで適当にかけてみましょうか。どうぞ、ルストさん。

ルスト: 「おう、そうだな」 ピッ、ポッ、パッ… 「もしもし、ベルー? …って言って来たら世話ねぇよっ!」 0−Phoneを叩きつける(笑)。

アルミ: 「ああっ! このまえ機種変更したばかりなのにっ!?」 電話を拾っている。

GM : ベル「えーと、次はお面ライダー雷王のチャンネルに…」 チャンネル操作しながら現れる。 「………」

ルスト: 「………」

GM : ベル「お呼びでしょうか? 勇者ルストよ…」 キラキラキラ…。

ルスト: 「うわホントに来たっ!? ……ま、まぁいいや。ちょっち聞きたいことがあるんだ」 あからさまに引きつつ。

GM : ベル「……なにか? あら、そこにいるのは鉄有美さんですね」 キラキラ…。

アルミ: 「あ、この間はどうもでしたー。ベルさん」 ぺこり。

GM : ベル「くすくす… 世界を救うためにたった一人、アンゼロットのもとを離れて戦い続ける孤高の魔剣使い… 貴女のことでしたか」 にっこり。

アルミ: 「あ、そんな話になってるんですねー… なんだか恥ずかしいです」 照れ照れ。

GM : ベル「はい、このように…」 ペラリと紙切れを見せる。 “Dead or Alive! 100,000vの賞金首アルミ・クロガーネ…胸に七つの傷、丁寧語、凶暴”

アルミ: 「……七つもないもん」 賞金首っぽい紙切れを握りしめて、いじいじします(笑)。

バラウ: きっと微妙に似てない極悪人っぽい顔になってるのだろう(笑)。

ルスト: 「まぁ、雑談はそのくらいでいいだろう? ……ベル。あんた、ケイオスって知ってるか」

GM : ベル「ケイオス? えぇ、知っていますよ。今回の件の黒幕の名前ですもの」 キラキラ…。

ルスト: 「……って、黒幕だってわかってるのかよっ!?」 スパーン! と、思いっきり突っ込む(笑)。

アルミ: 「えっと、もしかして最初から…」 張り紙仕舞いつつ。

GM : ベル「当然です。私を誰だと思っているのですか?」 キラキラ… しかし、そのオーラが翳ることはない(笑)。

ルスト: 「じゃあ、さっさと見つけて倒せよ黒幕っ!?」

GM : ベル「やですよ、そんなの。めんどくさい。それに、どっちかというとアンゼ討伐に専念して欲しかったですし」 キラキラ…。

アルミ: 「うん、それ無理です」 にっこり。

ルスト: 「ひっくり返っても所詮魔王かーっ!? ……居場所とかは流石につかめてないよな。反転してちゃ」

GM : ベル「正確な居場所は分かりませんけど、どういう場所にいるかは分かりますよ」

アルミ: 「じゃあ、どういう場所ですか?」 メモ帳片手。

GM : ベル「アンゼの傍」 にっこり笑顔で超☆世界の守護者は言い切った。

バラウ: ほら見ろ、当たってたじゃん! さっすがオレ、やったぜオレ!(笑)

ルスト: 「……向こうに行ったあいつら、生きてるといいなぁ」

アルミ: 「……魔王さんは兎も角、レレさん大丈夫ですかねぇ」

レレ : あ、じゃあここで空に笑顔浮かべますね! 流れ星と一緒に!

ルスト: 「無茶しやがって…」 敬礼。

アルミ: 「面白い人を亡くしました…」 手を合わせる。

GM : ベル「……彼らも覚悟の上だったのでしょう」 目頭を押さえつつ。

バラウ: こうなったら、オレのためにもレレには尊い犠牲になってもらうしかないな…。

レレ : ご安心を! 2ターンまでなら耐えてみせます! その後は死ぬけどな!(笑)

GM : ベル「あ、でも…」 そこで何かを思いなおす。 「……いや、なんでもないです。犠牲はつきもの。むしろ燃え展開」 ボソッと呟きつつ帰ろうと。

レレ : なんか嫌なコト呟きやがりましたよ、このアマ。

アルミ: 「はい?」 聞こえなかった。

ルスト: 「待て、聞かせろ。聞かせてくれ」 大胆な遠近法で肩をガシッと掴む(笑)。

GM : ベル「……あ、いえいえ。別に大したことでは」 すすす… と、離れようと(笑)。

ルスト: 「たいした事じゃないなら今ぺらぺらっとっ!?」 ゆっさゆっさ!(笑)

GM : ベル「しょうがないですねぇ… 今、アンゼロット宮殿はもぬけの空なんですよ。ていうか、今千里眼で探ったら何かの罠がしかけられてるみたいで」

バラウ: ぎゃー!?(笑)

アルミ: 「って、大変ですよそれ! 急いで二人を止めに行きましょう!?」

ルスト: 「うわ、本気で不味いな。間に合うと良いんだが…」 焦って逆方向にダッシュ!

アルミ: 「あー! ルストさん先に行ったらダメー! 絶対道に迷うからーーーー!!!」 追いかける。追いかけます(笑)。

レレ : 死んだな…。

GM : ベル「で、アンゼがどこにいるかと言いますとどうやら次元の挟間みたいですね。普通の方法じゃ辿り着けませんが、影響力は及ぼせる絶好の… あら?」

バラウ: 取り残されるベル(笑)。

GM : ベル「………。勇者よ、あなたに正義の導きがあらんことを…」 キラキラ…。 「きっと、貴方ならば歴戦の守護者たちをも打ち破れることでしょう…」

レレ : ひぃ! 肝心な部分が聞けてないよ!?

GM : ベル「そろそろ、時間のようですね。今は… 私たちは、私たちで出来ることをしましょう。それが、勇者たちの助けになると信じて」 そう言って姿を消す。

バラウ: 私“たち”? まさか… ルー姉もからんでるのか!?

GM : さて?(笑)

アルミ: 綺麗な魔王軍団…(笑)。

ルスト: と、鳥肌が…!

GM : というわけで、キミたちは走り出した… 運命を止めるために! というあたりで… カット、よろしい?(笑)

ルスト: はい、どうぞ。

――シーンカット。

バラウ: キミたち、0−Phoneはどーしたのかね?(笑)

レレ : 多分都合よく通じないのですよ!

アルミ: ひぃ!(笑)

GM : じゃあ、それで(笑)。

ルスト: 採用されてるし(笑)。

バラウ: 次のシーンPLは俺かな? まぁ、どんな危険があろうと(逃げれば)へっちゃらだがな!(笑)


『アンゼロット宮殿に潜む闇』 シーンPL:バラウ=モンド

GM : というわけで… 君たちは紆余曲折を経て、ここアンゼロット宮殿へと辿りついた。

レレ : 「いやー、驚きですね。ここに辿りつく前にまさかリチャードとジョニーが死んでしまうとは…」

GM : 誰だよ、リチャードとジョニー!?(笑)

バラウ: 「は? 死んだのはビッグスとウェッジだろ。リチャードとジョニーは途中リタイヤだが軽い怪我で済んでる」

アルミ: なんというス○ーウ○ーズ…(ゴクリ)。

ルスト: まさに名前そのものが死亡フラグ。もはや命名した親に殺意が認められる(笑)。

レレ : 「そうそう、そうでした」

GM : (コホン)えー… 荘厳な扉が君たちを出迎えており、その威圧感たるや相当なものである。ここは完全に魔王の居城と成り果ててしまったのか?

レレ : 「とまぁ、ここまで来れたわけですが。とりあえずどうしましょ? 普通に入り口から入りますか?」

バラウ: 「フッ、これだから素人は…」 鼻で笑って… 「当然、裏の勝手口からこっそり入るに決まっているだろう」 自信たっぷりに裏手を指差す!

レレ : 「おぉ、素晴らしい… さすが魔王の端くれ。じゃ、いきましょうか」 ってことで、裏の勝手口からコッソリGOですよ!

バラウ: 「三河屋専用の勝手口があるはずだ。第一こんな大きな扉から入るのはちょっと度胸がいるしな! ……って、置いてかないでー!?」 慌てて追う(笑)。

GM : では、君たちは裏からコッソリと侵入することにした。そして勝手口… そこはガランとしていて人の気配が感じられない。

レレ : 「あや? お留守ですかね?」

バラウ: 「見張りも居ないようだな。さすがオレ様の作戦は完璧だな!」

レレ : 「まぁ、それじゃ帰ってこないうちに色々調べますか」 テコテコ… さて、何があるじゃろか?

GM : では、君たちは不用心に入っていく…――

バラウ: 「まて!」 一喝してそれを止める俺!

レレ : 「みっ!?」 ビクッとして固まろう。

GM : む?

バラウ: 「これを付けるんだ」 …と、レレに唐草模様のほっかむりを渡します。

レレ : 「おぉ、何ですか? これ?」

バラウ: 「最新のスニーキングマスクだ」

レレ : 「フッ… 私としたことが不注意でしたね」 装着してソリッドスネークもビックリのコッソリさで潜入するよ!

バラウ: 「BGMはピンクパンサー。これで完璧だ」 抜き足差し足で進みます(笑)。

GM : お気楽さんたちめ。それじゃあ、ここで知覚力のジャッジをお願いしちゃおうか(笑)。

バラウ: (ころころ)……やったぁ、1ゾロ! 経験点10点くれ、GM!(笑)

GM : やらん! てか、NWで経験点10ってどんなんだ!?(笑)

レレ : (ころころ)……おや、17です。

アルミ: お見事(笑)。

GM : それでは… レレは、自分たちを殺意満点にうかがう一つの気配に気づく。

レレ : 「…ッ! ストップです魔王さん!」

バラウ: 「なに!?」

レレ : 「……何か、殺意満点でこちらを見てるのがいます」 魔王さんの口の前に指を当てて、シーッ! のジェスチャー。

GM : *「ガハハハハ! どうやら気付いたようだな!!」 どこからともなく哄笑が響き渡る。

レレ : 「って、いきなりでてきましたよ」

バラウ: 「バカな! この完璧な潜入が気づかれるなんて!」

レレ : 「ハハハ… 無理ってわかってましたけどね、実は」

GM : ――シュバッ! シュバッ! シュバッ! 君たちの付近を一つの黒い影が飛びまわり… ちゃぶ台の上に降り立つ。

レレ : 「おぉ、行儀悪いですね」

GM : それは… 凶悪な顔をして、自分の体ほどもある鋏を構えた… 人形であった。そして、なにより… 胸に七つの傷がある。

レレ : 「……えーっと。とりあえず… 変態ってことで?」 ちょっぴり引きつつ。

GM : *「ガハハハハ! 気付いたことは褒めてやる… が! このアンゼロット様の忠実な下僕アルミがいる限り! 貴様らの運命は変わらんッ!!」 ドドーン!

レレ : 「ア、アルミさん… いつの間にこんな変態に進化を!? いや違う、冷静になれ私」 深呼吸して確認。 「明らかに違う。なんなんですか、あんたッ!?」

GM : *「アルミ=クロガーネですが何か?」

アルミ: こんにゃろう(笑)。

バラウ: 「………」 ワナワナ…。

レレ : 「ふぅ…」 ため息をついて。「さっさと片付けましょう、魔王さん。……どうしました?」 怪訝な表情で、様子のおかしい魔王さんを見遣ります。

バラウ: 「ガッデム! あのアルミ缶め… 裏切りやがった!!」 ワナワナと拳を握りしめながら!(笑)


 GM : 異次元より不気味に輝く水晶玉からその様子を覗き、酷薄な笑みを浮かべる美貌の少女がいる。

 バラウ: まさか…。

  GM : アンゼロット様「アルミの偽物を作り、仲違いさせる作戦… まずは上々のようね」 そう、超☆魔王アンゼロットである。

  アルミ: 間違ってる、色々間違ってるよ!(笑)

  GM : 影A「(なんと恐ろしい… このお方にはやはり逆らえない)」

 ルスト: このセッションにはアホの子しかいないのか!?(笑)


レレ : 「あの、もしもし? 魔王さん、だからコイツは違…」

バラウ: 「アルミ棒! 一つだけ聞かせろ…」 レレの言葉を遮り… 「最初から… 罠だったのか? 何もかも嘘だったのか?」 真剣な眼差しで尋ねる(笑)。

GM : *「ガハハハハ! 良く分からんが、そうだ! 全てはこのアンゼロット様の忠実な下僕アルミ=クロガーネ様の策だったのよ!!」

アルミ: ちくしょう、コイツらハッ倒してぇ(笑)。

レレ : 「だから違うっつってんだろ!? このごく潰し魔王!?」

バラウ: 「えぇ!? 自活してますよ、自分!?」

ルスト: ……《ヒーロー参上》して「止めるんだアルミっ!!」とか言えばさらに混沌と(うずうず)。

アルミ: ……(にっこり)。

ルスト: な、なーんてコトをするわけがないけどねっ!

アルミ: よろしい(笑)。

レレ : 「……ハッ!」 策を閃く私。 「ちょっと待ってください! このごく潰し魔王はアンゼロットさんの忠実な下僕ですよ!! 味方なんです、我々は!!」

バラウ: 「ちょ、だから自活してるって…」

レレ : 「(でも、この様子だと獄潰し魔王が裏切ったのはバレてるようですね… やっぱり駄目かも)」

GM : *「え? そうだったの?」 きょとん。

バラウ: 「お、信じた… うん、オレタチミカタミカタ」 カクカクとした動きと声で答えます(笑)。

レレ : 「そ、そう。ミカタミカタ」 同じくカクカク(笑)。

GM : *「なるほどなぁ… 味方だったのか。すっかり敵だと思ってたぜ」

バラウ: 「と、油断したところでドーン!」 いきなり指先からビームが出て人形を打ち抜きます(笑)。

GM : *「ぎゃあああああああっ!?」

レレ : 「あ、勝った」

バラウ: 「ふ、オレ様って悪」


 GM : アンゼロット様「な、なんて卑怯な…!」

 ルスト: 卑怯というかなんていうか…(笑)。

 GM : 影A「(おぉ、アンゼロット様が怒りに震えている…)」

  アルミ: むしろ怒りたいのはこっちですよ!(笑)。

  GM : アンゼロット様「う、羨ましい…!」

  バラウ: って、そっちかよ!?(笑)


レレ : 「悪というかセコイというか… まぁ、結果オーライです。色々調べましょう」

バラウ: 「そうそう、勝てば官軍」

GM : *「くっ… なんということだ。このアンゼロット様の忠実な下僕アルミ様が…」 プスプスと燃え残って何やら呟いてる。

レレ : 「そうそう。それで思い出したんですがアルミさん(仮)」

GM : *「なんだ」

レレ : 「あなた以外にアンゼロットさんに部下はいませんか? 例えばケイオスとかいう」

バラウ: 「部下じゃなくても知り合いかなにかで。いっそ新聞の勧誘員とかでも」

レレ : 「ちなみに教えてくれないとちょっと特殊な性癖をもったこちらの獄潰し魔王がそれはもう酷いことをします」

バラウ: 「フッフッフ… そう、オレのプレイはすげーぜ?」 この魔王、ノリノリである(笑)。

GM : *「ハッハッハッハ! 愚か者め… ケイオスは我らが協力者」

レレ : 「ほほぅ、どうやって出入りするんですか?」

GM : *「しかも、ここではない異次元にいるため手出しはできまい。残った者の中で出入りできるのは唯一、この俺様だけだ!」

レレ : 「すごーい!」

GM : *「だが、入れたところで貴様らはアンゼロット様の忠実な下僕たちに始末される運命にある… 無駄な足掻きよ! ガハハハハ!!」

レレ : ガシッ!! アイアンクロー。

GM : *「あれ? ちょっと? なんで掴みますか?」

バラウ: 「ハッハッハ… 人間相手じゃないからなー。潰れるまでOKだな」 朗らかに笑いながら見ています(笑)。

レレ : 「ど う やっ て 出 入 り す る ん で す ?」 ギリギリ…。

GM : *「ぎゃああああああ! お、俺が転移魔法を使うんだ! この魔剣使いアルミに不可能はない!」

レレ : 「なるほど」 ポトリ。

バラウ: 「なるほど」

レレ : 「じゃあ、とりあえずアナタがいればOKなんですね。……持って帰りますか」 爽やかな笑顔で。

GM : ずるずる…。

レレ : 「とりあえずケイオスはアンゼさん側にいると分かりましたし、ここにとどまる理由は0ですね。さぁ、みなさんと合流しましょー」 ずるずる…。

バラウ: 「おう、あとは良く知らない不幸な人(ルスト)だけだな」

レレ : 「違うっつってんだろ、ごく潰し魔王。……はてさて、ルスト君あたりが若さにまかせてアルミちゃんを襲っちゃわないかも弱冠心配ですがー」

ルスト: そんな命知らずな真似ができるか(笑)。

アルミ: なんですって?(笑)

ルスト: ナ、ナンデモナイデス…(ガクガクブルブル)。

GM : ではここで0−Phoneが繋がり、ルストチームとの連絡が取れました… ということで。

レレ : あいあいー。

ルスト: 『ツンデレか! 実は今そっちに恐ろしい罠があると… え? もう片付けた? うっそーん』

バラウ: ていうか、罠だったんだ? これ(笑)。

GM : *「………」 ← これ。

レレ : 「はい、まぁそういうわけでグィードさんの家で一回集合しましょう。色々とやりたいこともありますし」 というわけで、カット願います。

――シーンカット。

GM : 次は合流ということですが… グィードの家のシーンで?

ルスト: 攻め入る前にアルミから情報引き出したしたいしな。安全な場所とかあったらラッキーだろ?

バラウ: 安全な場所! それはとっても重要だな!(笑)

レレ : えぇ、一応聞いときましょう。じゃあグィード家の地下にある何か怪しい部屋で。

アルミ: 一応って(笑)。

GM : 了解。では、アルミ(人形)を連れて一行はグィードの家に集合。


『アルミが二人!?』 シーンPL:鉄有美

レレ : 「……というわけで。自称アルミちゃんです。アルミさん」 鎖あたりで雁字搦めにして椅子にくくりつけておこう。

アルミ: 「………」

ルスト: 「アルミが二人!?」

バラウ: 「余りにも似過ぎている… 双子か!?」

レレ : 「うわぁ。本当お約束を外しませんねー、この二人ー」

GM : *「やぁ、俺はアルミ=クロガーネ。アンゼロット様の忠実な下僕にして陽気な殺戮狂。YO☆RO☆SI☆KU!」

ルスト: 「うーむ、性格まで… これは見分けが付かないな」

アルミ: 「えーと、かち割ってもいいですか?」 素振りで、3人の鼻先3cmを掠める鉄塊(笑)。

バラウ: 「あぁ、まるで鏡を見てるよう… ヒィッ!?」

GM : グィード「みなさん… アルミさんが傷付いています。やめてさしあげましょう。ねぇ? アルミさん」

GM : *「おう」

レレ : 「おまえじゃねぇ」 コホン… と、咳払い。 「とりあえず、えーと… どっちもアルミだとややこしいので、スチール缶と名づけましょう」

アルミ: 「私も一応傷付きやすいガラスの10代ですからー」

GM : グィード「では、こちらの人形さんをスチールさんということですね」 アルミ=クロガーネはスチール缶になった!

レレ : 「で、スチール缶。あなたが持ってるケイオスに関する情報を出来るだけ聞きたいのですが? ちなみに吐かないと後ろのガラスの10代がアナタを襲います」

バラウ: 「怖いぞ、なにせ10代だ」

ルスト: 「いつ暴発するかわからねぇよな、10代だし…」 頷きつつ。

レレ : 「さらに特殊性癖をもった魔王が襲います」

バラウ: 「オレはすごいぜ? いろいろと」

ルスト: 「うわぁ…」 バラウから距離を取る(笑)。

GM : スチール「いや… ケイオスよくしらんし」

レレ : 「出番ですよ、ガラスの10代」 指パッチン。そして暗転。

GM : ――グシャッ! ゴシャッ!

ルスト: ただいまグロテスクな映像が流れております。

GM : スチール「ぎゃあああ! ホントにしらねーんだよ! アンゼロット様以外姿を見たことすらないんだぞ!」 スチールは程々に不死身のようである。

アルミ: 「ふぅ… いい汗かきました」 爽やかに汗をぬぐいます(笑)。

レレ : 「ふーむ… どうやら本当のようですね。じゃあケイオスとやらが何処にいるかはわかりますか? 先ほどの話では異次元空間とのことでしたが…」

GM : では、尋問する人は知力でジャッジを。達成値が高ければ上手に聞き出せたことにしましょう。それでもたいした情報は得られないでしょうが(笑)。

アルミ: 任せました(笑)。 ← 肉体労働担当。

ルスト: 俺も任せる(笑)。 ← 肉体労働担当2号。

レレ : アルミだけ筋力とか駄目かな!?(笑)

GM : アルミが本気で殴ったらむしろ喋らなくなると思うな! ぐったりして!(笑)

アルミ: いやですねぇ、素手攻撃力はたったの16ですよー(笑)。

ルスト: 全然“たった”じゃねぇ(笑)。

レレ : 充分ですね! ともあれ(ころころ)…お、16ですよ。

バラウ: じゃあ俺も特殊な性癖を活かして尋問しよう。(ころころ)…17だな。

レレ : 本当にあったんですか、特殊な性癖(笑)。

アルミ: しかもなんか強いですよ、特殊な性癖(笑)。

バラウ: あったんだぜ! 強いんだぜ!

ルスト: わかった。よくわかったから半径3m以内に近付くな(笑)。

GM : では、レレとバラウの尋問で以下のことが聞き出せました。


  ・今ロンギヌス勢力を中心としたケイオスによって反転させられた者の中でも、ケイオス側についた者たちは異次元の「混沌の迷宮」という場所にいる。

  ・その「混沌の迷宮」はケイオスが一人で作りだしたらしい。

  ・「混沌の迷宮」には腕利きの守護者が待ち構えており、突破しようとする者に襲いかかってくる。


GM : ここまでかな?

アルミ: 迷宮ですかー…。

バラウ: 「ほう、フォートレスか… 珍しいな」 妙につややかな顔で神妙な発言をします(笑)。

レレ : あ、ルスト君とアルミちゃんに目隠ししてます。こ、子供は見ちゃいけねぇ!!

GM : スチール「………」 ぐったり…。

レレ : 「うぅ… というか、というかですよ? ってことは、反転させられてるベール=ゼファーさんやアンゼロットさんもそこにいるってことですよ!?」

ルスト: 「ま、まぁ行くしかないよなぁ…」 目隠しされながら。

アルミ: 「きっと、なんとかなりますよー」 目隠しされながら。

GM : スチール「ベール=ゼファーは… 多分、正義に目覚めてるから基本的にお前たちの味方だと思う…」 ぐったり…。

レレ : 「ふむ。それは良い事を聞きました」

バラウ: 「まぁ、今までの展開を見る限りはそうだな。ただ、あんまり当てにはならないと思うが?」

レレ : 「いえ、いないよりずっとマシです。魔王さん… 72柱の全魔王に声をかけることはできますか?」

アルミ: 「でも相手にアンゼロット様がいる以上、ベルさんはその相手に掛かりきりになるはずのでは?」

レレ : 「えぇ、そのとおりです。そして他のロンギヌスの高レベルなメンバーもその他の魔王に相手してもらえば…ッ!!」

ルスト: 「なるほど… 俺たちでもケイオスに付け込む隙は充分に生まれるわけだな」

アルミ: 「えっと… バラウさんってそんなに友達が一杯いるんですか?」 悪気なし(笑)。

バラウ: 「……何言ってんだ、おまえら?」 はぁ? と、呆れ顔で(笑)。

レレ : 「っと! ……いいアイディアと思ったんですが、駄目ですか!?」

バラウ: 「駄目に決まってるだろ! そんな連中と関り合いになったら即死ぬわ! 第一にオレみたいな子爵級じゃ、顔を見ることもできねーよ!!」 ドドーン!

GM : グィード「つまり… 友達、いないんですね」 ほろり。

レレ : 「うーん、残念。所詮子爵クラスでしたかぁ…」

バラウ: 「うぅ… 事実だけどすげームカつくわ、コイツら…」(涙)

GM : グィード「みなさん! バラウ君は友達がいない上にこの年で子爵ですけど、仲良くしてあげてください!」

バラウ: 「この年でって……」

GM : スチール「あ、なんかデジャブ」

アルミ: 「大丈夫、きっといつか友達百人できますよ! 気をしっかり持って!!」 どっかの柊先輩みたいです(笑)。

ルスト: 「げ、元気出せよ。頑張ればきっと友達も出来るって」

GM : グィード「そうですよ。少なくともここにいるみんなは友達ですよ」

レレ : 「じゃあ、ルスト君に頼んでベルさんに協力してもらうしかないみたいですね。あとみなさん、そのフォローの仕方は… ホラ、なんていうか… トドメ?」

GM : スチール「トモダチトモダチ」 ゲラゲラゲラ…。

バラウ: 「というか別に魔王にダチはいらん!」(笑)

レレ : 「むー… 寂しいこと言わないでくださいよぅ。友達でいいじゃないですかー」

ルスト: 「あー… そういえば、一応魔王なんだったっけ?」

バラウ: 「一応はいらん!」(笑)

ルスト: 「ゴメン、じゃあ仮にも」

GM : グィード「なんちゃって魔王ですよね」 キラキラ…。

バラウ: 「うらあああッ!!」 ゴシャアアアッ! と、グィードに鉄拳。

GM : グィード「ぎゃあー」 0.2秒で復活。 「さて、他に何か訊くことはないですか?」

GM : スチール「ないよな?」

バラウ: この不死身コンビは…(笑)。

アルミ: 「えぇ、もう聞く事は特にないですよね?」

レレ : 「そですねー。とりあえず異次元にいけばケイオスはいるらしいですし… 突入するしかないでしょうね」

ルスト: 「先にベル呼んで手を貸してもらって、と」

バラウ: 「まぁ、悩んでいても仕方が無い。“虎穴にいらずんば安全です”… とも言うじゃないか!」

レレ : 「それ突入してませんよね」 冷めた目で微笑む。

アルミ: 「というわけで、突っ込みましょう。ゴーゴーですよー!」

レレ : 「よっし! オラオラ! とっととワープ呪文となえると吉ですよ!!」 ゲシゲシ! と、スチール缶を蹴りますよ。

バラウ: 「うぅ、オレだけ留守番していたい…」(笑)

GM : スチール「ぎゃああああ! “開け、異界の門よ… 我が魔力を糧に、我と我が同胞をあるべき場所へと導き…”」 スチールは不思議な呪文を詠唱しだす。

ルスト: ベルに電話して手伝ってくれそうなガチムチ魔王と一緒に手を貸してくれと… あ、遅いか?

レレ : 「あ、ちょっとキャンセルで」 さ、電話するがよい(笑)。

GM : スチール「キャンセルぅ!?」 じゃあ、先に電話しましょうか(笑)。

アルミ: あっさりキャンセルされました(笑)。

GM : ――プルルルル… プルルルル… ピッ!

バラウ: あ、出た。

GM : ベルの声『はい? こちらベール=ゼファーでございます』

ルスト: 「あ、ども。ちょっと手伝って欲しいことが」

GM : ベルの声『あ、無理です。それ』

ルスト: 「即答!?」

GM : ベルの声『えぇ、実は今…』 深刻な声音で…。

ルスト: 「い、今…?」 ゴクリ…。

GM : ベルの声『仲良し魔王グループのみんなとお花畑に来ているのですが、なんと… 毛虫が出てきゃああああっ!』 後ろでキャーキャー騒ぐ声が聞こえる。

レレ : や、役にたたねぇです!(笑)

アルミ: 「……頼りにならなそうですね」(笑)

ルスト: 「こっち世界の危機! ピンチ!! 送り込んだのはテメエだろうがぁぁぁぁぁっ!? (ブツンッ)あ、切れた」

GM : ――ツー、ツー、ツー…。

バラウ: 「ふ… まぁこんなもんさ」

レレ : 「うわぁ… 実は使える魔王に分類されてたんですね、魔王さん。この状況限定で」

GM : なんということだ! 平和的な性格になってしまった魔王たちはただの癒し系美少女になり下がってしまった!

バラウ: 「なんだとぉ。計画だけ壮大でやる気あるのか無いのかわからん72柱の世界破壊計画よりよほどマシなことができるんだぞ! オレは!!」

レレ : 「ほぅ… 例えば何が?」 行く準備しながら。

バラウ: 「炊事洗濯料理」

レレ : 「………」

アルミ: 「さ、行きましょうか」 準備できた。

バラウ: 「大事だろ?!」

レレ : 「……そうですね」 憐みの視線で見ながら頷く。

GM : スチール「じゃあ、いくか」

ルスト: 「よし、行こう」

GM : グィード「我輩とキャラ被ってますね」 ぽむ。キラキラ…。

バラウ: 「被ってねぇ!? なぜだ… オレのぬか漬けは上手いって近所のトメさんも絶賛なのに…」 ぐすん。

レレ : 「あー、じゃあまた今度機会があればいただきますから… ホラ、えーと、その… げ、元気だせ!!」

バラウ: 「そもそもな、72柱の連中なんて見た目だけ良くて一部を除いて家事不能者ばっかりなんだぞ!?」

レレ : 「わかった、わかりました。というわけで! 皆さん準備OK! ワープよろしくぅ! スチール缶!!!」

GM : スチール「トンデケデケデケー!」 スチールのプラーナが高まっている。

アルミ: そのネタは懐かし過ぎです、GM(笑)。

ルスト: 今じゃまず通じないぞ(笑)。

GM : あっはっは…(笑)。

バラウ: だけど敢えてそんなネタを使うGMに痺れる憧れるぅ!(笑)

GM : ――ピカーン! というわけで… 君たちは時空を超えたのであった。

レレ : 「だいたいですね、見た目よければ女なんて何とでもな… うきょおおおお!?」

バラウ: 「だからオレのほうがすご… うおおおおおお!?」

GM : この二人、実に息が合ってる… シーンカット、よろしい?(笑)

ルスト: 愛だな(笑)。

バラウ: まかせろ♪

レレ : あいあいー。

アルミ: カット、どうぞ(笑)。

――シーンカット。

GM : では、いよいよダイブです。

アルミ: れっつだーいぶ!


『混沌の迷宮』 ダイブ

GM : 次元を超えて君たちは荒涼とした世界へと降り立った。周囲の景観は、宇宙空間の上にぽっかり浮かんだ離れ小島… とでも形容できるだろうか?

ルスト: 「………」 ← やっぱり頭から埋まってる。

GM : スチール「………」 真っ白になってる。

アルミ: 「ここが混沌の迷宮……」 スチールの上に着地。

バラウ: 「ぐえっ!?」 着地失敗。 「あいたたた…」

レレ : 「きゃんっ!」 同じく着地失敗。 「くっ… な、何故私までボケキャラのように落下に失敗する…」

ルスト: 「………(所詮同じ穴の狢なのさー)」

レレ : 「アルミちゃーん! この犬、ハンマーで押し込んじゃってー」 にっこり。

ルスト: 「………(犬じゃねぇぇぇぇっ!?)」 じたばた。

アルミ: 「むしろ救出しますよ。金槌で釘を抜く要領でー」 ガツンガツン上に向けて叩きます(笑)。

GM : ボコッ! なんとかルストを引っ張り上げた(笑)。

レレ : 「おー… 出てきた出てきた」

ルスト: 「って、普通に抜けないのかてめえはっ!?」 足がのしイカのように(笑)。

アルミ: 「ひ、人は道具を使う事で今日の進化をですね…」 目線逸らし。 「そ、それより敵本拠地ですよ!」 と、目の前を指差します(笑)。

GM : 小島の大半はアンゼロット宮殿に似た… しかし禍々しい建物で占められている。これが「混沌の迷宮」なのだろう。その門の前へと君たちは辿りつく(笑)。

レレ : 「おっと、いつの間にか到着ですよ」 見上げながら… 「……しかし、いやーな感じですねぇ。いかにもラスボスの城って雰囲気です」 呟きます。

バラウ: 「ところで、そこの真っ白になってるスチール缶は誰も気に留めないのか?」(笑)

レレ : 「あはは、だってスチール缶ですし♪ ……あ、そうです。とりあえず罠の確認をしませんとね」 スチールの鋏取り上げて、扉に投げてみるよ!

GM : ――シュルルル… カーン! その鋏は跳ね返り… 転がり… そして、奈落の底へと落ちて行った… それだけ。

レレ : 「罠は… 無いっぽいですね」

ルスト: 「……踏み外したら終わり、か」

レレ : 「気をつけていきましょう。特に運動能力皆無な私とバラさん」 ってことで入りましょう。

ルスト: スチール缶はどうします?

アルミ: 「そうですね、落ちた人はリ○ビタンDのCMの要領で助けると言うことで…」 スチール缶? 放っておきましょうよ(にっこり)。

ルスト: だが、後で囮に使うべく引きずっていってもいいんじゃないか。

レレ : そうですね、スチール缶も持って行っておきましょう。帰り道の確保&いざとなった時の壁に。

GM : 壁… じゃあ、一回だけダメージを身代わりにさせていいですよ。持ってる人は(笑)。

レレ : やったー!(笑)

バラウ: あ、いいなぁ!(笑)。

アルミ: では、扉を開けますねー。よいしょ、っと。

GM : ――ゴゴゴゴ… 重々しい響きとともに扉が開く。

ルスト: 「どうだ? 中の様子は…」 キョロキョロ。

GM : そこには戦闘用に作られたような広間… そしてその奥にある階段の前に立つ一人の男がいる。その男とは、アルミもよく知っている人物だ。

アルミ: 「あの人は… まさか!!」

GM : 柊「良く来たな… 愚かな侵入者たちよ」

ルスト: 「うわ、柊だ。多分幸運に釣られてる柊だ」

レレ : 「うわ、元々あってない矢薙ボイスで悪役ボイス! もはや別人!!」

アルミ: 「先輩… まさか裏切ったんですか!?」

バラウ: 「オンドゥルラギッタンディスカー!?」

GM : 柊「バカめ! 俺の二つ名を忘れたか!?」

レレ : 「あぁ、そういえばそんな設定ありましたね。“裏切りのワイバーン”とかいう」

GM : 柊「うん、それ」

ルスト: 「下がる男じゃなかったっけ?」

レレ : 「それもありますね」

アルミ: 「柊砲?」

レレ : 「それもある」

GM : 柊「ねぇよ!? フッ… まぁ、いい。余裕をかましていられるのも今のうちだ」

レレ : 「ほぅ… というと?」

GM : 柊「おまえたちはここで終わりだということだ。……それに俺は何も裏切ってなどいない。裏切っているのは… 鉄、おまえのほうじゃないか?」

アルミ: 「私が、ですか?」

GM : 柊「そう、アンゼロット様に仕えることこそ至上の喜び。あの方が滅ぼすというのなら… 世界、滅ぶべし! これこそ唯一絶対の真理!」 ジャキーン!

ルスト: 「悪質に洗脳されてるー!?」

アルミ: 「それは違いますッ!」

GM : 柊「……ほう?」

アルミ: 「私がアンゼロット様を裏切ったのではなく…」

GM : 柊「……?」

アルミ: 「アンゼロット様とロンギヌスの皆さんが『私を』! 裏切ったんです!!」 ババーン! 胸を張ります(笑)。

レレ : 「イヤッフー! すっげぇ自分本位ですよ、アルミちゃん!! でもそこが好きー!!!」 どんどんパフパフー!

バラウ: 「す、すげぇ… とてもじゃないがオレはここまで開き直れん…」 ごくり…。

レレ : 「ホラホラ… 魔王さんもルスト君も他人事な顔してないで、この辺の無駄なタフさを見習うべきですよ! そうすれば人生勝ったも同然です!!」

ルスト: 「いや… ここまでタフになっちまうと、なんか人間としてダメになりそうなんだが」 がっくし。どうして俺の周りの女は、こう…(笑)。

GM : 柊「フフフ… 面白い奴だ。ならば最後にチャンスをやろうじゃないか」

アルミ: 「……チャンス?」

GM : 柊「そう、チャンスだ。鉄… 降伏してアンゼロット様にもう一度忠誠を誓え。おまえの力は惜しい… 今なら俺からもアンゼロット様に口添えしてやろう」

アルミ: 「あっかんべー! です」

レレ : 「……ところで、なんかマトモな悪役が出てきたことに違和感感じるのは私だけですか?」

ルスト: 「しかもその悪役が柊… なんて状況だ」

GM : スチール「おれも違和感感じた!」

レレ : 「おまえがいうな」

GM : スチール「ひでっ! アルミ差別だぞ、それ!」

アルミ: 「あとで千切りますからね、そこ」 にっこり。

GM : 柊「そうか… 決意は固いようだな。ならば戦う前にひとつ教えておいてやる」

レレ : 「じゃあこっちも教えてあげます」

GM : 柊「今の俺は超ハッピーだぁ!」

レレ : 「これから激不幸になりますよ? 私のハンマーで♪」

GM : ――戦闘開始!


  ここでフォートレスMAPを貼り出し、行動ジャッジを振り合う。そこで出た結果は…――


GM : (ころころ)……出目は10! 達成値は21!

アルミ: あれ、10ってファンブルじゃなかったです?

ルスト: 反転して、10がクリティカルになってるのか?

GM : いや? 10はファンブルですよ。そして5がクリティカル。このルールに変更はありません。

レレ : 「じゃあファンブルですね! やーいやーい!」(笑)

GM : 柊「ファンブル? 言った筈だ… 俺は今、超ハッピーだとな!」 柊は幸福の宝石の巨大化バージョンをかけている。

レレ : そ、それは一体!? なんか嫌な予感がするですよ…。

GM : 違和感を覚えたなら知力ジャッジを試みても構いません。出目によっては分かるかも(笑)。

ルスト: (ころころ)……よっしゃ、6ゾロ! 達成値は17!

レレ : や、野生の勘ですか!?(笑)

アルミ: じゃあ私が振る必要ないですね(笑)。

バラウ: オレは… 敢えて疑問に思わない! 裏界であんなファッションなど腐るほど見てきた!(笑)

GM : ファッションと言い張るか(笑)。えー… 柊はオリジナルアイテム「超☆幸福の宝石」を所持しています。

ルスト: 「ぬぅ! あれは「超☆幸福の宝石」… まさか現存していたとは…!」

レレ : 「知っているのですか、雷で… じゃないルスト君!?」

GM : 通常の幸福の宝石とは違い、これは何度使用してもなくならず、1日の使用回数制限もない。つまり実質この戦闘で柊はファンブルする事はありません。

アルミ: な、なんだってー!?

ルスト: どうにか奪い取りたいなぁ(笑)。

レレ : 欲しいなぁ(笑)。

バラウ: バカ言え! あれはオレにこそ最もふさわしい!(笑)

GM : 柊「気付いたようだな? 鉄… 最後通告だ。この魔剣使いにとっての幸運溢れる世界を守りたくはないか? おまえなら分かるはずだ!」

アルミ: 「確かに、それはとても素敵な事だと思います。でも…」 顔を伏せる。

GM : 柊「………」 柊は君の言葉を待っている。

アルミ: 「でも、柊先輩… あなたはあの『綺麗なベール=ゼファー』を見ましたか?」 キッ! と、顔を上げ睨みつける。

GM : 柊「見なかったことにした」

バラウ: 「賢明な」(笑)

アルミ: 「ぶっちゃけ、自分の中の色々なものが音を立てて崩れそうでした」 目から熱いものを流しつつ(笑)。

ルスト: 「うんうん…」 頷いてる(笑)。

アルミ: 「だから… だから私は! 自分の心の平穏のため、世界のあるべき姿のため… 敢えて、幸せよりも不幸を選びますッ!!」

GM : 柊「天晴な覚悟だ! ……ならば、この俺が直々に始末してやるのがせめてもの情け! 来るが良い、鉄有美ッ!!」


  しかし、盛り上がるその言葉とは裏腹に真っ先に動いたのはバラウ。


バラウ: 2マス進んで《スピットレイ》!

アルミ: 「え? 戦闘移動は、移動力を1残してないと攻撃行動が取れなくなりますよ」

バラウ: 「そうだな… だが! 悪いが、オレの移動力は3なのさ」 ヘルメスの杖持ってるからな!(笑)

レレ : 「な、なんだってー!? って、言うべきですか?」

ルスト: 「それより臆病者のクセにいきなり突っ込む無謀さの方を突っ込め!」


  まずGMとして、平然とメタ会話を展開するPCたちに突っ込みたい。人のことは言えないが(笑)。

  そして、高い行動力と移動力で切り込み隊長を務めるバラウ。しかし、そこには恐ろしい罠が待ち受けていた!


GM : じゃあ幸運で難易度18のジャッジをお願い♪

バラウ: へ?(笑)

アルミ: 「戦闘MAPに罠があったー!?」(笑)

GM : 柊「ブハハハハ! バーカバーカ! ひっかかったー!」 げらげらげら!(笑)

レレ : 「う、うぜぇです…」

バラウ: ……ここはプラーナ開放した方がいいと見た。(ころころ)回避ッ!


  せっかくの奇襲トラップも不発に終わり、この時点で早くも柊は万策尽きてしまう。逃げ回って罠の発動を期待するしかなくなった。

  実は強そうな態度こそ取っているが、柊自体は0レベルのサンプルキャラの魔剣使いのデータを流用している。罠なしでPCに勝てるわけがない。

  (柊「というわけで、俺は狙撃されないように距離をとるぞ!」ルスト「セコイ!」柊「タクティカルと言え!」)

  HPこそ強化しているものの、罠を警戒し、遠距離からの魔法攻撃に切り替えたPCたちの猛攻の前にアッサリ沈んでしまう。……合掌(涙)。


バラウ: 「これがオレの唯一最大の魔法だ!」 とどめの《スピットレイ》!

GM : 柊「うぎゃあああああああ!」 ヨロッ…。

バラウ: 「オレはスピットレイしか使えないダメ魔王だ… だが、オレのスピットレイは裏界最強だぜ」 ビシッと決めるぜ!(笑)

アルミ: 「す、すごい…」 ごくり。 「「超☆幸福の宝石」なかったら5回の判定で3回ファンブル。流石でしたよ… 柊先輩」(笑)

ルスト: 「しかも、残る2回はどちらも1の差でクリティカルにならなかった… 恐ろしい男だった」 冷や汗かきつつ(笑)。

レレ : 「えぇ、彼の本当の実力を垣間見た気分です…」 同じく冷や汗かきつつ(笑)。

バラウ: 「って、驚くのはそっちなのかよ!?」 がびーん!(笑)

GM : 柊「アンゼロット様ばんざああああああいい!!」 ――パリーン! 「超☆幸福の宝石」は砕け散り、第一の宮の守護者・柊蓮司はその場に倒れる。

バラウ: 「おまえの敗因はただ一つ。……柊力を捨てたことさ。唯一突き詰めた自分の力を切り捨てた者が負けるのは、必然だろ?」 閃光の指先を振りながら(笑)。

レレ : 「う、うーん。悔しいけどちょっとカッコイイかも…」

GM : 柊「なるほど、な。フフフ… 見事だ、鉄。よくぞ俺を乗り越えた…」

バラウ: 「いや、倒したのオレ! オレだから!」 ものっそい勢いで自分を指差す!(笑)

GM : スチール「なんかアルミにされてるな」

アルミ: 「え、私なにもしてませんよ?」

レレ : 「しっ! ここは空気読んで!! 3人とも!!!」

バラウ: 「ほ… 本当になにもしてないのに、アルミ缶は」(笑)

ルスト: 「ま、まぁここはイベントってコトで一つ…」 ずいっとアルミを前に押し出す(笑)。

アルミ: 「わっ、とと。あー… それじゃあ、『せ、先輩…』」 コホン… と、咳払いしつつ前に押し出されます(笑)。

バラウ: 「ムギャオー! 勝ったのに負けた扱いされたスタ○ーオー○ャン2並に納得がいかないぞ!?」 じたばた(笑)。

レレ : 「はいはい、あっち行ってましょうねー」 じゃあ、私は暴れる魔王さんを抑えておきます(笑)。

GM : 柊「だが、この先は甘くはない。残る4つの部屋でおまえたちを迎える危機は俺などとは比べ物にならないだろう…」

アルミ: 「え、まだそんなにあるんですか?」 素に戻る。

レレ : 「うわー… 帰りたくなりますねぇ」

ルスト: 「迂回路とかねぇかなぁ。スタッフ通路とか」

GM : 柊「まぁ、適当に飛ばすかもしれないけどな」 同じく素に戻る。

バラウ: 「そんな“フレイスの炎砦”みたいな…」(笑)

アルミ: 「ん、んんっ… 『それでも、あたし達は行きます。世界を救うために』」 棒読みの大根役者(笑)。

GM : 柊「そうか。ならばこれが、俺を打ち破ったおまえたちに出来る最後の手向けだ…」 柊がリモコンを押すと先へと続く階段が現れた。

バラウ: 「え? なんでいきなり改心したかのような言動を?」(笑)

GM : スチール「まぁ反転して『悪の幹部』になっちゃった以上、こういうのもデフォだろうよ」

レレ : 「そういうもんでしょうかねぇ」

GM : 柊「そして、トラップもすべて除去した。ダメージパネル、マインドボム… 一杯仕掛けたのに、なぁ…」 つ… と、涙を流す。

アルミ: 「流石先輩、反転しても不幸なのは相変わらずでしたね…」

ルスト: 「……自分の力はどうした、オイ」

GM : 柊「だって… レベル0だったんだもん…」 ガクッ。

ルスト: 「………」 ぶわわっ(涙)。

レレ : 「よく最初の一撃耐えれましたねー…」

GM : スチール「きっとHPだけ強化されてたんだな。……ま、とりあえず先に進もうぜ?」

レレ : 「あぁ、そうだったんですか… というか便利ですね、あなた。解説係として」

GM : スチール「GMも驚いている」

アルミ: 「ルールブックのままだったんですね… これが幸運を得た代償ですか、先輩」 ほろり…(涙)。

ルスト: 「よし。取り敢えず屍を踏み越えて先に進もう」

レレ : 「そですね、先に行きましょう。時間的にも今日はここでシーン終了っぽいですし… はっ!? わ、私は今一体何を!?」

バラウ: 「メタるなっ!?」 スパーン! と、ツッコミ(笑)。

アルミ: 「えぇ… 急ぎましょう、世界を正常に戻すために!」

GM : こうして勇者たちはリプレイ人気キャラを見事打ち破り、奥へと進む…。向かう先に待ち受けるのは、生か死か… 次回、更なる脅威が勇者たちを襲う!

――シーンカット

ルスト: 悲劇を乗り越えて進む俺たち(笑)。

レレ : えぇ、今回の戦闘は泣けましたね! いろんな意味で!(笑)

アルミ: 柊先輩…(ほろり)。

バラウ: 勝者が敗者になんて声をかけるんだ。前を見て進め… それがアルミ缶、おまえの義務だ!(笑)

GM : カッコイイやり取りだけど、何故みんなして笑ってるんだ!?(笑)

ルスト: だって… なぁ?(笑)

アルミ: ねぇ?(笑)

GM : …ったく。では最後にGMシーンだけいきますよー(笑)。

レレ : はい、どうぞー。


『魔王は勇者の活躍に思いを馳せる』 GMシーン

GM : アンゼロット様「柊が… 敗れたか」

GM : 影「問題ありません。所詮奴は我々の中で一番の弱小」

ルスト: 四天王っぽいのがいそうですねぃ。

GM : アンゼロット様「そうであったな。「超☆幸福の宝石」に踊らされるだけの哀れな存在であったよ… む? 第二の守護者はどこに行った」

レレ : 3人そろって串刺しにしてぇです(笑)。

GM : 影「奴め、待ちきれぬ様子で柊が敗れたと見るやすぐに自分の宮に…」

アルミ: つまり… 生き別れの妹がいた気がしたけどそんな事はなかったりするのですね?(笑)

GM : アンゼロット様「フッ… 味方ながら恐ろしい奴よ。連中もこれまでのようだな」 痩せてきたケイオスを銀河図書館に返したくなるからやめれ(笑)。

ルスト: そうか(笑)。

バラウ: なんというソー○マス○ー!(笑)

GM : ――フフフ… フハハハハハ! 響き渡る哄笑… それはまるで、この神殿に宿った禍々しい意思が勇者たちという生贄を欲しているかのようであった…。

――シーンカット

アルミ: う〜ん… まったくいつも通りのアンゼロット様にしか見えませんねぇ(笑)。

バラウ: うむ、ケイオスというヤツの力もたかが知れたものだな(笑)。

GM : フハハハ…! 余裕をかましてられるのも、次の宮までだー!(笑)

レレ : ヒィ、GMが反転してる!?

ルスト: GMが反転したら何になるんだ? PLか? ……ともあれ、次の宮へと進もう(笑)。


『愛しさと切なさと…』 ダイブ2

GM : はい。というわけで、第二の宮に進む君たち… 果たして、そこは無人の宮だった。

バラウ: 「しまった! 大変だ、みんな!!」

アルミ: 「どうしたんですか?」

ルスト: 「どうしたんだ、自称魔王!」

レレ : 「おお! 羊ですよ、羊!! この展開は羊… って、どうしました? ごく潰し魔王さん」

バラウ: 「いや、無人の宮ということは… 次元の迷路! つまりここは双子に違いないって! あと、ごく潰しじゃねぇ!」

レレ : 「何言ってるんですか、羊ですよ! 鎧を直してくれるんですよ!」

アルミ: 「………」 つかつかつか… と、2人は無視して進みましょう(笑)。

GM : そうやって、レレとバラウがそれぞれの推理を譲らないまま論戦していると…――

ルスト: うわ、なんかきそう(笑)。

GM : ?「じゃーんじゃじゃーん♪」 明るい声とともに… 天井からゆっくりと、ステージがおりてくる。

ルスト: 「よし、先に進も… って、てめぇの妄言のせいでまた妙なのがッ!?」

バラウ: 「オレのせいなのかよ!?」

ルスト: 「他の誰のせいだってんだッ!!」(笑)

アルミ: 「今度は一体誰が…」 ごくり…。

GM : あかりん☆「全世界100億人のFANのみんなっ♪ おまたせしたりゅんっ☆」

レレ : 「………」

ルスト: 「………」

バラウ: 「………」 時が止まった。

アルミ: 「……あの、帰っていいですか?」

GM : あかりん☆「やっほー! みんなー、今日はあかりんのために集まってくれてありがとー☆」

レレ : 「死ね」

ルスト: 「歳考えろ中身」

バラウ: 「………」 ガクガクブルブル…(笑)。

GM : あかりん☆「でもでもっ! ちょっと待って欲しいんだな〜。ここはとおさない! ゴメンね〜☆」

ルスト: 「話が通じねぇ!?」

GM : スチール「だ、駄目だ…」 がくがく… 「ヤツは今、人の話を聞かない困ったちゃんになってる…」 震えている。

レレ : 「フフ… 駄目ですね。下品な話なんですけどね… 私、駄目なんですよ。佐藤タ○オとか、コ○ン星行ってる人とか、りゅんっ☆とか言う仙台人とか…」

バラウ: 「アニメじゃない、アニメじゃない… 恐ろしいものを見たんだ…」 ブツブツ…。

アルミ: 「あー… 最近だと、“とかち”もそれにランクインですかねー? 魔王さん」

レレ : 「(中略)…とか、そーゆーの駄目なんですよッ! ブツブツ言ってる魔王さん、なんとかしてぇー!?」 ガクガク。

バラウ: 「って、なんでみんなオレに言うんだよ!? オレだって嫌だッ!!」(笑)

GM : あかりん☆「さてと、みんなには悪いけれどここで死んでもらうにゃー♪」

バラウ: 「もうかなり死に掛けです」

レレ : 「むしろ死んでください」

アルミ: 「全てを忘れて世捨て人になりたいです」

ルスト: 「と、とりあえずみんな! アレは精神攻撃っぽいものだと思い込んでなんとか気力を奮い立たせるんだ!」 冷や汗かきつつ。

GM : あかりん☆「伝説の勇者、そして魔王、さらには不幸の代名詞にゴリラの使いっぱ! ……みーんなまとめてかかってきなさい♪ キャハッ☆」

バラウ: 「……ッ! みんな、彼女はいい人だ!!」 いきなり生き生きとしはじめます(笑)。

GM : スチール「今どき“キャハッ☆”…」 吐血。 「お、俺はもうダメだ…」

レレ : 「あっさり懐柔されるな!? そして死ぬな!?」

バラウ: 「魔王! 魔王! そう、オレは魔王! あぁ、なんて素晴らしい響きなんだ!!」(笑)

アルミ: 「魔王扱いされるのがそんなに嬉しいなんて、不憫な…」 ほろり…(涙)。

ルスト: 「おまえ、そんなちょっと認めてくれたくらいで… 認めて…」 間。 「みんな、彼女はいい人だ!!」 生き生きとした表情で!(笑)

バラウ: 「だよな!!」

GM : というわけで、無理やり戦闘です。彼女は放っておいても銃乱射してきますので説得というか話全般通じません。

レレ : そもそも説得する気がねぇです(笑)。

アルミ: 速いとこ距離を詰めてボコりましょう。見習勇者と自称魔王ごと(笑)。

GM : はい、誰も説得する気はありませんね? よし、さっさと殴ってください。


  そして始まる行動ジャッジ。バラウ、レレの魔法使い組は、プラーナを温存しながらも順当に高い達成値を出す。

  一方あかりん☆は《幻想舞踏》を2回使用することで、彼らをも上回る行動順で《死神13》による超長距離からの狙撃を試みる。

  上手くPCたちの数を減らせば戦況は一気にあかりん☆有利に傾くが… 果たして、彼女の作戦は上手くいくのだろうか?


バラウ: プラーナ解放しておけばよかったかなぁ… と、ちょっと後悔(笑)。

レレ : まぁ、前哨戦ですし温存策とったのも間違いじゃないですよ。逆に言うと、この一撃に耐えればいいんですよ! ……た、多分。

GM : あかりん☆「よーし、それなら… そこの“この一撃に耐えればいい”とか言ってる人に向けてー♪」 チャキッ!

レレ : 「うわぁ!? こ、こっち向いたぁ!?」

バラウ: 「お、オレじゃないぞ! こいつこいつッ!」 レレを指差しながら(笑)。

レレ : 「酷いッ! 乙女を犠牲にする気ですか、この悪魔!?」

バラウ: 「なんせ魔王だからなっ! すまん!」(笑)

アルミ: 「仲いいですねー」 のほほん(笑)。

ルスト: 「ホントだよなー」 のほほん(笑)。

GM : (ころころ)…18と言ってレレを攻撃してくる。


  出目はいまいち振るわないものの、後衛要員を狙ったこともあり攻撃は命中。ここであかりん☆は迷わず魔力水晶弾を消費し、ダメージを43まで上昇させる。

  (レレ「シールド2枚くださいー!?」アルミ「何もできない私は応援しますー。頑張れ頑張れ、レーレーさーん」レレ「完全に人事ですね… って、うわ!?」)

  しかし、バラウの《フォース・シールド》とルストの《アース・シールド》… そしてレレ自身の3点のプラーナ解放により防御ジャッジの達成値は、なんと46!


GM : あかりん☆「あんっ♪ 逃げないでよー☆」

レレ : 「逃げるわー!? というか、補助魔法なかったら消し炭もいいとこですよ!?」

GM : スチール「で、なんで俺の頭がギリギリまで固く固く握りしめられてたんだ?」

レレ : 「てへっ♪ おこっちゃやーよ♪」

ルスト: 「結構洒落にならねぇなぁ… どうしたもんか」

レレ : 「いえ、多分今のは一発屋です。花火です」

アルミ: 「近づいてしまえば大丈夫ですよ! 近づいてミンチです!」


  あかりん☆の会心の攻撃も効果を発揮しなかった。しかし、超長距離からの狙撃によりPCたちの接近戦への意欲を引き出したのは読み通り。

  PCたちが不用意に飛び出せば、第一の宮と同様、床に仕掛けられている罠が効力を発揮することになる。果たしてPCはどう出るか?

  (バラウ「おっしゃー! 2マス進んで…」GM「はい、そこは《滑る床》のトラップ。目標値16の敏捷ジャッジどうぞ」バラウ「ぎゃー! 無理!」)

  ……不用意に飛び出したのであった(笑)。


GM : バラウはHPに1ダメージを受け、かつ転倒状態になります。

バラウ: ええええッ!?

レレ : まずい! 転倒はきついです!

アルミ: えぇ… 転倒はかなり嫌ですね。

レレ : 《滑る床》って永続トラップでしたっけ?

GM : 器用度ジャッジによる罠解除か、《マジック・イレイザー》による魔法解除が可能です。もしくは《ウォーク・オン・ザ・ウォーター》で無効化するなど。

ルスト: んー… ただ、詠唱完了時の頭で転倒解けぬか?

GM : この場合はできませんね。立ち上がるためにさっきのジャッジに成功しないといけませんので。


  押せ押せムードが一転、PCサイドのピンチに早変わり。

  転倒は地味に痛い、今後に備えてプラーナは温存したい、魔法以上の長射程を持つあかりん☆がウザい… と、一見厄介な状況になったかに見えた。

  しかし、一人のPCのある発言によってその前提が根本から覆されることになる。


ルスト: じゃあ、バラウを踏んでいけばいいんじゃないか?

GM : ……え?

レレ : おぉ、それいいですね。トラップも通過できるし、ペナルティもなさそうですし。……どうでしょう? GM。

GM : え? えー… じゃあ、アリで(笑)。

バラウ: ちょ、オレの意思はどこに!?(笑)

レレ : イヤッフー! 許しが出ましたよ! いけ! 踏むのです!!

アルミ: 「あ、すいませんバラウさん!」 (ころころ)…よし、4Sq移動可能です。バラウさんをぶみっ… と踏みつつ、あかりさんの目の前まで移動です♪

バラウ: 「ぎゃあああー!?」(笑)

GM : あかりん☆「なっ、なんてこと! これが魔王の秘儀『俺の屍を越えて行け』ッ!?」 はい、バラウの場所以外にトラップがあった様子はありません(笑)。

ルスト: よーし、反撃開始だな(笑)。

GM : スチール「す、すげぇ… コイツら、アンゼロット様に負けず劣らず外道だ…」 ガクガク。


  トラップを潜り抜け、白兵戦闘要員が間合いを詰めることでバトルは一気に乱打戦にもつれ込むことに。

  やはりPCたちの手数が圧倒的に多い(バラウは倒れたままだが)ために、流石のあかりん☆も見る見るうちに追い詰められていく。

  だが彼女は《ガン・フー》を持っているため超長距離のみならず零距離にも対応している。《幻想舞踏》も一回分温存している。

  そして距離を詰めている前衛白兵組は後衛魔法組と分断されている状況。これで補助魔法の効力は実質半減。GMの最後の読みが通ったわけだが…――


GM : あかりん☆「相当の覚悟を背負っているようね… だけど、私は負けない!」 裂帛の気迫が、空気を震わせる。

アルミ: 「くっ! 流石… 凄い気合いですね」

GM : あかりん☆「おまえには分かるまい! この身体を通して出るFANの応援の力がッ!」

バラウ: 「オレよ! 動け! 何故動かん!?」 ガクガク震えてる(笑)。

レレ : 「フッ… あなたにも分かるまい! 一万年以上1人ぼっちでさまよった私の寂しさはッ!」

GM : あかりん☆「……あ、それはわからないです」 しまった。気迫が萎えてしまった(笑)。

レレ : 「ムギャオー!」

ルスト: 「……寂しいヤツだったんだな。その… げ、元気出せよっ!」 フォロー(笑)。

アルミ: 「きょ、今日から私たちが友達ですよっ! 寿命は並ですけど」 同じくフォロー(笑)。

レレ : 「う、うれしくなんかないんだからぁ!!」

バラウ: ほろり(涙)。

GM : あかりん☆「と、とにかく… ここからいなくなれぇー!!」 《ガン・フー》でルストを零距離狙撃! プラーナ解放! (ころころ)…達成値は23!

アルミ: ……《ガン・フー》まで持ってましたか。

レレ : 「ルスト君ッ!?」

ルスト: 「いなくなるわけにはいかないな…!」 構わん。素で受けて… (ころころ)受けは成功!

バラウ: ……漢だ!(笑)

GM : あかりん☆「勇者さん… さようならぁーーーーーー!!」 魔力水晶弾を使用。(ころころ)あ、クリティカル。(ころころ)…よし、62ダメージ!(笑)

ルスト: 自分に《アース・シールド》で47。差が15だから一発は耐えるか… (ころころ)54点止めて8点ダメージを受けた。

GM : な、なんと…。

アルミ: かたっ!?(笑)

GM : あかりん☆「や… やったか…」 モワモワ… 霧が晴れる。

アルミ: 「あかりさん、それ負けフラグ…」(笑)

ルスト: 「あ、頭が割れたように痛いっ!?」 煙の奥から出てくる。

バラウ: 「おー… 腐っても勇者だなぁ」 流石だ(笑)。

レレ : 「わ、私だったら2回死んでお釣りが出ますよ」 流石です(笑)。

GM : あかりん☆「なっ、なんで生きてるのよっ! ホントに人間!?」

レレ : 「いえ、犬です」

GM : あかりん☆「い、犬だったんだ… どーりで…」

ルスト: 「犬じゃねぇ!? ……ともあれ、この程度で楽になれたら世話はないんだよ、こちとらッ!!」 剣を構える。

アルミ: 「苦労してるんですねぇ…」 なんか親近感が沸いた(笑)。


  かくて万策尽きたあかりん☆は、もはや抵抗する力もなくサックリと倒されることとなった。……合掌(涙)。

  (あかりん☆「お、落ち着いて話し合いましょ☆」アルミ「FANからのプレゼント、受け取ってくださいね?(ゴンッ☆)」あかりん☆「メメタァ!」)


アルミ: 「いぇーい! うぃなーですよー♪」 F○7のクラ○ドちっくな勝ちポーズ取ってます(笑)。

ルスト: 「うっわ、陥没してやがる…」

GM : あかりん☆「フ、フフフ…」 壁にめり込みながら笑いだす。

レレ : 「あれ… う、打ちどころ悪かったですかね?」 少し慌てます(笑)。

GM : あかりん☆「一見いがみ合ってるように見えるけれど、互いを信頼し合う素晴らしい友情だったわ…」 なにかを吹っ切れたような爽やかな表情で。

バラウ: 「そ、そうなのか?」

GM : あかりん☆「一番チームワークをバカにしてそうな魔王さんが率先して、仲間のために罠に身を投じ…」

アルミ: 「………」

GM : あかりん☆「身体を張って仲間の攻撃を助けた。仲間も躊躇なく踏み越えていった… 一秒の迷いが味方を苦しめると知ってたから…」

ルスト: 「………」

GM : スチール「全部気のせいだと思う」 ぼそっ。

レレ : 「しっ! だから空気読んでっ!」 小声で。

GM : あかりん☆「なるほど、勝てないわけね。……完敗よ。力でも、心でも」

アルミ: 「……で、もう行っていいですか?」 一応最後まで聞いてました(笑)。

ルスト: 「……(幸福の宝石、どっかで補充できないかなぁ)」 別のコトを気にしてた(笑)。

GM : あかりん☆「あ、どぞ」 ガガガッ… と、次の階への道を開く。

ルスト: 「よし、いよいよ第三の宮だな」

アルミ: 「あかりさん以上の使い手となると… 少し厄介ですよねぇ」

バラウ: 「あ、なんかお腹が痛くなってきたような… 残念。オレの冒険はここまでのようだ…」 ソロソロと帰ろうとしてる(笑)。

レレ : 「まぁ、なんとかなるんじゃないですか?」 魔王引き摺りつつ、階段へと進みましょう。

GM : では、君たちは見事スーパーアイドルあかりん☆を撃退し、先へと進むのであった…。

――シーンカット。


『さらばスチール… 超☆魔王アンゼロットとの決戦!』 ダイブ3

GM : さて、君たちは第三の宮へと続く階段を上っている最中だ。

バラウ: 「……そっかー、オレって仲間のためを思っていたんだなぁ」 しみじみとさっきのあかりん☆の言葉を振り返ってる(笑)。

アルミ: 「そうですよ。だから、これからも漢探知お願いしますね♪」 にっこり(笑)。

バラウ: 「おう! ……あれ?」(笑)

ルスト: 「移動力も高いもんな。頼りにしてるぜ!」 肩を叩きながら先に進もう(笑)。

バラウ: 「なぜだろう、騙されている気がする…」

GM : スチール「期待してるぜ、切り込み隊長さんよ」

バラウ: 「……スチール缶にまで。というかすっかり馴染んでるな」(笑)

GM : スチール「ハッハッハ! 細かいことを気にするな。……ところでみんな、聞いて欲しい」

ルスト: 「なんだ? アル… スチール」 間違えないよ? うん、間違えない…(ガクガク)。

アルミ: ブォンブォン! と、軽く素振りします(笑)。

GM : スチール「俺、故郷の幼馴染と結婚の約束をしているんだ。だから、この任務を最後に引退を決意していた。その気持ちは今でも変わらん」

アルミ: 「………」 はがね丸の手入れします。無視します(笑)。

GM : スチール「こんな俺がこれまでなんとかやってこれたのは、戦友が残してくれた幸運のお守りの兎の足のおかげかな? ……なんて、柄にもないな」

ルスト: 「や、止めろ。死ぬ気かスチール!?」

バラウ: 「すごい死亡フラグの立て方だ。しかも唐突だ」(笑)

レレ : 「この死亡フラグめ…」

GM : スチール「おまえたちとはこの一件が終わってから、ゆっくりと酒でも酌み交わしたいものだが… む? そろそろ第三の宮が見えてきたようだな」

アルミ: 「………(死ねばいいのに)」 目元に影が差してます(笑)。

GM : そんなやり取りをしつつ第三の宮でみなさんがみたものは、20名を超す大軍… そう、ロンギヌス軍団であった!

バラウ: 「すげぇ、雑兵だ!」(笑)

レレ : 「ヒィ! 盛りだくさん!?」

GM : ロンギヌス『キルキルキルキル! アンゼロット様は正しい、世界で最も優れている』

アルミ: 「ああっ! チャーリーさんにボブさん! ハートマン軍曹までもが!」

レレ : 「知り合いですか!?」

アルミ: 「ええ、私が射出されるとき、いつも中庭で訓練していた人たちです…」

GM : ロンギヌス『それに逆らう者たちは… キルキルキルキル!』

ルスト: 「し、知り合いだったら話つけて来いよ…」 ガクガク。

GM : スチール「くっ、これはヤバイかもしれないぜ…」

バラウ: 「かも… じゃなくて明らかにヤバイ。戦力的な意味じゃなくて」

GM : “しずまれっ!!” そこに、威圧的なオーラで一喝が加えられる。

レレ : 「おぉ、鶴の一声ですよ」

アルミ: 「この声は…」 ごくり。

GM : ロンギヌス『アンゼロット様… どうかお許しを…』 そう、超☆魔王アンゼロットの声だ。

バラウ: 「アンゼロット!」

GM : “柊も緋室も敗れた… おまえたち如き雑兵では相手にならぬ。上へ通すがよい…”

ルスト: 「なるほど… ページの都合というヤツか」 ごくり。

GM : ロンギヌス『ハ、ハハー!』 違うわ(笑)。

レレ : 「もはやAとかBじゃなくて『ロンギヌス』で人くくりなんですね。こいつ等」

GM : ロンギヌス『そうです』 アンゼロットの命により、モーゼの奇跡のごとく真っ二つに分かれて道を開けるロンギヌス軍団…。

レレ : 「認めた!?」

バラウ: 戦闘はカットかな?

GM : えぇ、カットです。そのまま進めば第四の宮にも行けます。

ルスト: 「モブルールなんだろ。もしくはトループか?」 消耗を避けられるなら願ってもないな。

アルミ: 「全員声が揃ってて、凄いというか不気味というか…」 では、そろそろと進みます(笑)。

レレ : 「ま、まぁ先に進めるなら進ませてもらいましょう…」 同じく! 魔王さん盾にしながら!

バラウ: 「盾にするな!?」(笑)

GM : 一行はついに第四の宮まで辿り着いた… そこは、先ほどまでの宮とは打って変わった荘厳な佇まいを帯びている。

バラウ: 「しまった、乙女座か!?」 ガーン!

レレ : 「いえ! 蟹座と思い込むのです!!」

GM : 好きだな、そのネタ(笑)。えー… その奥、豪奢な玉座にかの者がいた。君たちを悠然と見遣る、超☆魔王アンゼロットが!

レレ : 「ホーラ、蟹座に見えて… って、何ですか。その黒い服とか色々と…」

GM : アンゼロット様「よくぞここまで来た… 身の程をわきまえぬ雑魚どもが」 ニヤリ…。

ルスト: 「流石は本格派魔王… こっちの“魔王(仮)”とは貫録が違う…」 ごくり。

レレ : 「ま、負けてるみたいですよ魔王さん! なんか魔王的貫禄とかが!」

バラウ: 「いや、流石にアレはちょっと真似できないというか… って、あれ? おかしくね? たしか四天王がどうとか言ってなかったか?」

レレ : 「そ、そうです! ルスト君! 勇者的貫禄でやりかえすんです!! ……って、そういえば」 どうなってるんでしょ?

GM : スチール「何言ってるんだ。ス○Uのベ○様も、自分自身が四天王だったじゃないか!」

バラウ: 「……あーあーあー」 しきりに頷く(笑)。

レレ : 「つまり後ろに豪○さんがいるんですね!?」

バラウ: 「……ということは、さっきの雑兵軍団も四天王の一つに数えられていたのか? もしかして」

GM : スチール「所詮はモブだからな」 ぶっちゃけ、そうです(笑)。

アルミ: 「それでも、後一人足りないような… あ、なるほど」

GM : アンゼロット様「おや? ……何人か知った顔があるようだが」 そんな君たちの戯言は微笑で受け流しつつ、今、思い付いたかのように言う。

レレ : 「気のせいです」 ルスト君をグイグイ前に押しやりつつ。

ルスト: 「ひぃ、俺を前に立てようとするなっ!?」

GM : アンゼロット様「フッ… まぁ、バラウはいいとしよう。もとよりたいして当てにはしてなかったしな。だが…――」 ギンッ!

バラウ: 「なんだと! これほど頼りになる男を!!」

レレ : 「はい、下がって下がってー。今、重要イベント中ですからねー」 ズルズル…。

バラウ: 「うあー、引きづられるー」(笑)

GM : アンゼロット様「よもやここまで思い上がるとはな、アルミ。裏切り者は… 死の制裁を受けるがよい!」 ツィ… と、手をあげる。

アルミ: 「……あ、え、私ですか?」 きょろきょろ…。

GM : すると、なんということだろう。玉座の手摺りより光線が出て、それが命中。見る見るうちに、黒焦げにしてしまった!

レレ : ヒィ!?

GM : スチール「ぎゃあああああああああ!!」 ……スチールを。

ルスト: 「アルミーーーー!? ……じゃなかった。スチーーーールッ!?」

レレ : 「一回こっきりの壁ーーーー!? ……間違えた。スチーーーールッ!?」

GM : アンゼロット様「フッ、これであなたたちの魔剣使いはいなくなったわね…」 飽きたのか、はたまた目的を果たしたからか、口調が元に戻る。

アルミ: 「やっぱりそう来ましたか… ていうか、帰っちゃダメですか?」 ほろり(涙)。

ルスト: 「とはいえ、一人やられたのは冗談抜きで洒落にならねぇぞ!?」

GM : アンゼロット様「分かるかしら? この偉大なる私の力が。もっとも、いま降伏するならば命だけは助けてあげましょう」 上品な笑みを浮かべつつ。

レレ : 「……くっ!」 何気に大ピンチですよ!

アルミ: 「というか、泣いて良いですか? 怒って良いですか? あの若作りした年増の人を力いっぱい叩いていいですか?」

GM : スチール「フッ… 迷うことはない。思いっきり、ブッ飛ばしてやれ」 爽やかな笑顔で最期にそう言い… 「………」 そして、動かなくなった。

アルミ: 「スチールさん。……最期に良いコト言いましたねっ!」 笑顔でハンマーを構え、ブォン! …と、一振り(笑)。

バラウ: 「スチール缶… お前…」 わなわな… 「てめぇ! スチール缶は… スチール缶はなぁ、イイヤツだったんだぞ!?」 ギロッ! と、睨みつける。

レレ : 「えぇ、そうですとも!(襲ってきましたけどね!)」

GM : アンゼロット様「そんなことは聞いていないわ。降伏するの? しないの?」 アンゼロットは腕を組み、余裕のポーズだ。

バラウ: 「決まってる! アンゼロット! おまえの性根をたたきなおしてやるぜ!!」

ルスト: 「降伏は… しないっ! 元に戻ってもらうぞ、アンゼロット!!」

GM : アンゼロット様「……降伏、しない?」

レレ : 「うっせー、バーカ! …って、ルスト君と魔王さんが」 ササッ!

アルミ: 「誰が降伏なんてしますか! 貴女なんて、薄暗くてジメジメした地下迷宮で下僕と一緒に『鬼殺し』とか飲んでればいいんですー!!」

GM : アンゼロット様「……今ならなんとお買い得。幹部待遇付き! これはもう降伏するしかないわよね?」

レレ : 「………。あの、ひとつ質問いいですか?」

ルスト: 「降伏するかはともかく、部下になるのは絶対に御免だっ! ……って、なんか微妙に弱腰っぽいよーな?」

GM : アンゼロット様「……ぎくっ」

レレ : 「もしかして貴女、反転してレベルがヘタレ(柊)やイタイ系アイドル(灯)みたいに弱体化してるとか?」

GM : アンゼロット様「……バ、ババババババババカな! ありえないわ!」 ぎっくぅ! という擬音が見えるような狼狽ぶりで(笑)。

アルミ: 「……ほほう?」 にっこり(笑)。

バラウ: 「ほおう」 ニヤリ(笑)。

レレ : 「ほうほう…」 ニヤニヤ(笑)。

GM : アンゼロット様「もうね、私はものすっごーくつおいよ? みんなバラ売りミンチにしちゃうくらいに。それは可哀想だから温情措置を…」 そわそわ…。

ルスト: 「もしかして… レベル無限大から無限小になってたりしない、よな?」 スチールの傷をちょっと見て。

GM : スチールの傷は大したものです。

アルミ: 「アンゼロット様、アンゼロット様…」

GM : アンゼロット様「な、なにかな?」

アルミ: 「私、一度やりたかった事があるんです」 にこにこ(笑)。

GM : アンゼロット様「え、私にとことん奉仕したいとか? 仕方ないな〜…」 に、にこっ(笑)。

アルミ: 「えぇ、一杯奉仕させていただきたいので…」 ブォン! 「そこ、動くな♪」 にっこり。

GM : アンゼロット様「ヒ、ヒィーーーー!?」 では、戦闘開始といきましょう!


  さて、このバトルは本当にどうしようもない。というのも… ルストの予想通り、アンゼロットはレベル∞が反転し、0レベル。

  使徒だろうがなんだろうが、これではどうしようもないのである。唯一頼れるとしたら、戦闘前にスチールを焦がした玉座の装置のみだが…――


ルスト: あ、GM。《ヒーロー参上》でアンゼの玉座殴れません? OKなら、どんな処理になるでしょう?

GM : うぐ… 殴っていいですよ。行動を消費すればOKとします。普通に壊れてアンゼロットは半泣きになるでしょう。


  しかし、玉座にもしっかりとチェックを入れられている模様。抜け目のない面々である。

  (アンゼ「私に何か恨みでも!?」アルミ「てんこもりです♪」レレ「スチール絡みでしょうねー」ルスト「当然だな、あんな良い奴を!」)

  微妙に噛み合ってないものの、PCたちの“アンゼ殴りてぇ”という想いは一つの模様。かくして、猛攻がはじまった…。


バラウ: 「うらぁ! 《スピットレイ》!!」 閃光の指先を突きつけ… (ころころ)ぎゃー、ファンブル! 幸福の宝石を使います!(笑)

GM : アンゼロット様「くっ! 《ディスアペア》!!」 その魔法は… 消す!

バラウ: 「なんだと!? お、オレの魔法が…」 やべぇ、すごく三下っぽい!(笑)

レレ : でも、なんだかんだと初めてですね。魔王さんの攻撃が無効化されたの。

アルミ: これまで大活躍でしたからねー。……と、私の行動は移動しかできません。残念(笑)。

レレ : 「フッフッフ… 魔王さんの魔法を無効化できても、私のはどうですかー?」 《タイダルウェイブ》を撃ちます。達成値は… (ころころ)23ですね。

GM : アンゼロット様「これは無効化できませんか… ならば、避けるまで!」 おのれ、4レベル魔法。(ころころ)…ファンブル!?

レレ : 「天は我に味方せり… ですよ!」 (ころころ)…39ダメージ!

GM : アンゼロット様「きゃーーーーー!?」 (ころころ)い、一気に重傷値に!

ルスト: で、俺の番か。取り敢えず、《ヒーロー参上》で玉座の所に行く! そして、破壊!

GM : ――ガラガラガッシャーン… 玉座は破壊されました。

ルスト: 「とりあえず… スチールを焦がした玩具は壊しとかないと、な」

GM : アンゼロット様「あぁ、もうダメだ…」 ボロヨレになりながら、涙目でそれを見つめる。


  だが、アンゼロットの悲劇はこれで終わりではない。むしろ、ここからが本当の地獄を見ることになったのだ。

  一回目の行動でアンゼロットに接触できず、移動だけで終わったアルミの2回目の行動…。


GM : アンゼロット様「……アルミさん。まさか重傷で動けない私を、そんな… ねぇ?」

アルミ: 「今こそ、永年の悲願を果たす時っ!」 一歩前に進んで攻撃! (ころころ)21!

レレ : 問答無用で振ったー!?(笑)

バラウ: 鬼だ、鬼がいる…(笑)。

GM : 重傷状態なのでかわせません。命中です(笑)。

ルスト: 殺しちゃうと不味い気もするがなぁ…(笑)。

アルミ: 「これが、先輩と、私と… 貴女の犠牲になった全ての魔剣使いの恨みの一撃っ!!」 ……じゃあ、手加減しましょう。素手で攻撃、できますか?

GM : どうぞ(笑)。

アルミ: (ころころ)あ、クリティカル… (ころころ)よし、37点の手加減攻撃♪

ルスト: ま、回しやがったコイツー!?(笑)

レレ : 手加減したつもりでこの威力…(笑)。

バラウ: アイツには逆らわないようにしよう…(ガクガクブルブル)。

アルミ: えへへ… みんなの恨みは凄まじかったのです(笑)。

GM : アンゼロット様「きゃあああああああああああッ!?」 顎を上にして吹っ飛んで、勢いよく壁に叩きつけられます(笑)。

バラウ: 落ちるときは頭からだな!(笑)

GM : ――ズシャアアアアッ! …では、頭から落ちてきます(笑)。

アルミ: 「あぁ… 快・感♪」 ゾクゾクッ!(笑)

レレ : 「あ、あのアルミちゃん? なんか、壁が陥没しとるんですけど… って、なんかに目覚めてるぅ!?」

GM : アンゼはぴくりとも動かない。

レレ : ………。

ルスト: ………。

バラウ: ………。

レレ : 「ツン=レレ… 死亡確認!!」

バラウ: 「露骨に死亡フラグを埋めにかかったー!?」(笑)

アルミ: 「……やりすぎちゃいました? てへ☆」 舌をだして、自分の頭コツン(笑)。

ルスト: 「……これ、元に戻ったら復活するよな?」 アンゼの脈を図りつつ…。

GM : そうこうしていると… どこからともなく鈴の鳴るような声が聞こえる。

バラウ: む?

アルミ: むむ?

GM : ベル「みなさん、お疲れ様です… 流石は私の認めた勇者たち。必ずやアンゼを討ち果たしてくれると信じていました」 キラキラ…。

レレ : 「……うぅ! き、清らかな声です!?」

GM : ルー「あ、少しどいててくださいね?」 赤い絨毯を敷き…。

バラウ: 「ルー姉!?」

ルスト: 「これが噂の…」

GM : ルー「? どちらさまでしょう?」 きょとん…(笑)。

バラウ: 「ガーン! や、やっぱり顔も覚えてないのね…」 くすん…(涙)。

GM : アゼル「よいしょよいしょ…」 薔薇を敷き詰め…。

アルミ: 「何か一杯きましたね…」

レレ : 「えぇ、一杯」

GM : 白い椅子と白いテーブル… そこに紅茶を用意して… 平和的に談笑をはじめる魔王軍団。

レレ : 「ホラ、同業者ですよ。なんか一言ないんですか? 魔王さん」 肘でつつきつつ。

バラウ: 「同業者というか… 個人店と全国チェーンくらいの差があるんだけどな…」 呆然としつつ(笑)。

GM : ベル「流石ですね… まずは仲間を代表してお礼を言わせていただきます」 キラキラ…。

バラウ: 「う、気持ち悪いっ!」

GM : ベル「………」 にっこりしつつ… コキャッ!

バラウ: 「ぎゃー!」(笑)

レレ : 「な、なんという見事なコキャりっぷり…」

ルスト: 「……そ、それで? なんでここに来たんだ?」 ドキドキ…。

GM : ベル「“なんで?”とは、御挨拶ですね。……みなさんが戦っている間、私たちもただ遊んでいるわけではありませんでした」

アルミ: 「え? ……コホン、続けてください」 咳払いしつつ(笑)。

レレ : 「……毛虫相手に叫んでいたよーな気もしますが」 ぼそっ。

GM : ルー「この精霊の蜜を取りに行っていたのです。これを溶かして作った紅茶を飲めば、あっという間に全回復… でしてよ?」 キラキラ…。

バラウ: 「ほう、あそこかぁ…」 首を曲げつつ(笑)。

GM : アゼル「あそこは大変だったよね… うん」

レレ : 「あら、ありがたい。よし、では早速…」 と、口をつけようとして… 「魔王さん、傷付いているでしょう? お先にどうぞ♪」 キラキラ…。

バラウ: 「いや、俺はHP1しか減って…」

レレ : 「っていうか先に飲め。無事を確認したら私も飲みますから」

バラウ: 「うぅ… 怖いけど飲む」(笑)

ルスト: 「わぅー。11点ほどで良いから回復させたいぜー」 尻尾振りながらグビグビと(笑)。

アルミ: 「……私にはあんまり意味はないですけど、折角ですからいただきますね」 ゴクゴク…。

レレ : 「うわっ、みなさん素直ですねー」 手元のティーカップを眺め、しばし悩み… 「う、うぅ。背に腹はかえられない…」 ゴキュッ! と、いきます。

GM : では、飲んだ方は… 心が洗われるような気分になり、愛とか正義とかが素晴らしく感じます。そして、HPとMPが全回復します。プラーナは無理ですが。

アルミ: 「あ… 美味しいですね、これ。お菓子はないんですか?」 わーい… って、元から全快ですー(笑)。

GM : ルー「ブッセなどいかがでしょう?」

アルミ: 「貰います〜。長年の夢を叶えたらお腹が空いちゃいまして〜…」 もぐもぐ…。

レレ : 「へへ… なんとしても本を取り返さなきゃですね!」 使命感に燃え盛っちゃいますよ!

バラウ: 「ふぅ、死ぬかと思ったぜ…」 全快したので復活します(笑)。

ルスト: 「おまえ、HP1点しか減ってなかっただろーが」(笑)

バラウ: 「おう! HP1点しか減ってないはずなのになぜか瀕死だったさ!」(笑)

レレ : 「あ、魔王君も治ったんだぁ♪ よかったぁ♪」 キラキラ…。 「てへっ♪ 私、とっーても心配しちゃったのよぅー♪」

バラウ: 「おー… そりゃ悪かったなー」 頭を撫でてあげよう… って、いつまでこの綺麗な被害が続くんだ!?(笑)

GM : じゃあ、10分間で。

レレ : おお。ならば10分後に元に戻った時、死ぬ程この行動を後悔しますが今は気にしない方向で。

アルミ: はーい(笑)。

バラウ: 「てか、影響をほとんど受けてない連中がいる気がするんだが…」(笑)

ルスト: 「だってホラ… 俺って正義の勇者だし?」(笑)

アルミ: 「私だって、愛の魔剣使いなんですよー?」(笑)

バラウ: 「嘘つくんじゃねぇ! 特にそこの血なまぐさいハンマー持ってるの!」(笑)

GM : ベル「あと、お金さえ支払ってくだされば特別にアイテムの類などもお売りできますよ?」 キラキラ…。

ルスト: 「なら幸福の宝石をくれないか? 正義のために」 キラキラ…。

GM : ベル「はい、15000vになります」 キラキラ…。

ルスト: 「ちっ、金とるのか…」 じゃあ借金して購入。

GM : ベル「はい、どうぞ」

レレ : うーん、何かありますかねぇ… 使えそうなの。重量の関係で防具はこれ以上無理ですし。

バラウ: 回復アイテムがメチャ高いんだよな、確か。

GM : ベル「ヒーリングプログラム50000v、MPヒーリングプログラム80000vと大変お値打ちですよ?」

レレ : 「あ、安い。買った! HPとMP一個づつ! 借金して買っちゃう♪」 キラキラ…。

GM : ベル「さらになんと! プログラムを起動させるのに必須のピグマリオン。これを通常価格40000vのところを39800vでご提供!」 キラキラ…。

レレ : 「な、なんと! もちろんそれも買いますよ! 借金して買っちゃう♪」 キラキラ…。

バラウ: 騙されてる!?(笑)

ルスト: 不憫な…(笑)。

GM : ベル「はい、毎度ありがとうございました〜♪」 キラキラ…。

アルミ: 「私はこのお菓子と紅茶で充分です〜♪」 寛いでいます(笑)。

バラウ: 「とりあえず、オレも金はないから別にいいかな」

GM : ベル「それではみなさん… あと一息です」

ルスト: 「一息じゃなかったら泣くぞ」(笑)

GM : ルー「私たちは争い事が苦手ですが、きっとみなさんなら成し遂げられるでしょう」

バラウ: 「嘘つけ」(笑)

GM : コキャッ!(笑)

バラウ: ギャー!?(笑)

GM : アゼル「……お菓子、お土産にどうぞ」 お菓子の包みを渡してくれる。

アルミ: 「ありがとうございます〜。あ、後で作り方教えてもらえます?」

GM : ベル「はい… 必ずや」 にっこり。

レレ : 「わぁ… みんなで仲良くわけましょうね♪」 キラキラ…。

ルスト: 「……ところで、コイツの時間切れはまだか?」 げんなり(笑)。

レレ : 「みなさん、それでは奥に行きましょう♪ いざ、ケイオス退治です!」 キラキラ…。

バラウ: 「おい… おまえ、さっきからなんだか変だぞ?」(笑)

GM : ベル「……ごきげんよう」 ベルをはじめとする魔王たちは、君たちを笑顔で見送った。

レレ : 階段の途中で“何くっついとんじゃボケぇー!!”という声が聞こえてきますが気のせいです。

ルスト: ところでアンゼ、命は取り留めたんだろーか?(笑)

アルミ: 生死判定やってないから、後でいくらでも生還できますよ(笑)。

レレ : ですね(笑)。

バラウ: いざとなったら《小さな奇跡》で何とかしよう(笑)。

ルスト: なーる(笑)。

GM : こうして君たちは最上階… ケイオスの待つ部屋へと突入するのであった。

――シーンカット

ルスト: いよいよ最終決戦か…。

バラウ: ここまで色々あったな…。

レレ : えぇ、“きれいなべーるぜふぁー”とか“きれいなぐぃーど”とか“ヘタレ”とか“イタイ系アイドル”とか“超☆魔王”とか…。

アルミ: ロクな思い出がありませんね(笑)。

ルスト: だがそんな精神衛生上良くない事件もこれで最後だ! さっさと終わらせるぞ!(笑)

一同 : おうっ!(笑)


『黒と黒で白をはさんで』 クライマックス

GM : 長く、苦しい戦いを乗り越え… みなさんはとうとう第五の宮に辿り着きました。

ルスト: 一番強かったの、灯なんだよなぁ(笑)。

アルミ: ある意味順当ですよね(笑)。

レレ : 「えへへ☆ きちゃったぁ♪ …とか、さっきまでやってたんですね、私。うわぁ… 死にたい」 ずずーん…。

ルスト: 「安心しろよ、ツンデレ」

バラウ: 「大差ない気がするぞ、ツンデレ」

アルミ: 「えぇ! どんまいですよ、ツンデレさん」

ルスト: 「それにな… 俺たちも、覚えてたくないからさっさと忘れるさ…」 キラキラ… と、笑顔。

レレ : 「ちくしょう、オマエ等ぶち殺してぇ♪」 キラキラ… と、涙目で笑顔。

GM : さて、宮とは言うものの… ここには柱も、壁も、天井もない。吹き抜けの屋上といった風情だ。その最奥、一人でオセロをしている人物の姿が…。

アルミ: 「あ、そういえばまだ最後の戦いが残ってたんですよね… 忘れてました」(笑)

レレ : 「おぉ… 親切にもラスボス(?)が待っててくれてます! ここは勇者としてルスト君! ビシッと一つ!!」 ずずいっ… と、押しだします。

ルスト: 「お、おう! コホン… 追い詰めたぞ、ボスっぽいのッ!」 ビシッ!

GM : ????「……うん。それで?」 盤上から目を逸らさない。その声は中性的で、男女の判別はつかない。あるいはどちらでもないのかもしれない。

ルスト: 「………」 どーしよー… って、顔で振り向く(笑)。

バラウ: 「というわけで、このある意味キモチ悪い世界を元に戻してもらおう!」 ビシビシッ!

GM : ????「イヤだ。帰れ」

バラウ: 「がーん!」

レレ : 「そして… ケイオス、貴方に一万年と二千年前に貸した本を返してもらいましょう!」 ビシビシビシッ!

GM : ????「……本?」 チラリとそちらを向き、やれやれ… と、ため息をつき頭を掻きながら立ち上がる。もちろんオセロを片付けるのは忘れない。

ルスト: ドキドキ…。

GM : 声の通り中性的。だが痩せぎすな… どこか病的な印象を受ける風貌で、今にも消えてしまいそうな儚げな印象を漂わせながら静かにその場に佇んでいる。

レレ : 「むぅ、希薄な反応。……兎に角! あなたがケイオスでいいですね!?」

GM : ????「確かにボクはケイオスだ… だけど、キミが探している人はもういないよ」

アルミ: 「え? 人違いですか?」

レレ : 「まさか、同姓同名の別人だとでも… ッ!?」 ハッ! と、シリアス顔になります。

GM : ケイオス「どうやら、気付いたようだね? 改めて自己紹介しておこうか。ボクの名はケイオス… “混沌を司る者”ケイオス」 前髪を梳きながら…。

バラウ: 「おう、よろしくな!」 空気読めない俺!(笑)

アルミ: 「じゃあ人違いじゃないじゃないですか。嘘はダメです!」 魔王さんどかしつつ(笑)。

バラウ: うわー!(笑)

レレ : 「待ってください… アルミちゃん」

ルスト: 「どういうことだ? まさか二つ名が違うから別人とか言うつもりじゃ…」

レレ : 「いえ、恐らく違いますよ」 ジッとケイオスを睨みながら…。

アルミ: 「………」 ドキドキしながらレレさんを見詰めます。

バラウ: 「………?」 まったくわかりません、という顔で首を傾げてます(笑)。

レレ : 「魔法生物の研究をしてた… そんな噂を聞いたことがあるのですよ。『何か』を完成させようとしていたことも」

アルミ: 「……つまり」 ゴクッ。

ルスト: 「こいつが、その造られた魔法生物ってことかッ!?」 信じられない… という顔で。

レレ : 「……それだけではないでしょう。まさかとは思いますが貴方、創造主である“覆す者”ケイオスを喰らいましたか?」

GM : ケイオス「……フッ」 口の端をあげる。目は全く微笑んでいない、形だけの笑顔。

バラウ: 「ほほぅ… なかなか悪そうな悪だな。じゃ、そゆことで!」 クルッ! と、背を向けて前進を(笑)。

レレ : 「これで説明がつきますね。何故今回の反転に限って魔王や守護者に影響を及ぼすぐらい規模が大きかったのか…」 シリアス顔のまま魔王の襟首つかみます。

GM : ケイオス「ボクの役目は混沌を撒くこと。……反転も、その一部にすぎない」

アルミ: 「なんて奴なの…」 緊張から汗が滲みます。

バラウ: ジタバタジタバタ…! ← 抵抗してる(笑)。

レレ : 「……まぁ、確かに混沌とはしてますね。混沌とは。ルスト君あたり多分胃が荒れてます」 シリアス顔のまま抵抗してる魔王をコキャります(笑)。

バラウ: ぎゃー!?(笑)

アルミ: 「えぇ、そうですね…」 シリアス顔のまま頷く(笑)。

ルスト: 「ちょ! なんでそこで俺が出てくんのッ!?」

GM : ケイオス「そこまで分かったなら理解できるね? これがボクの最初で最後の使命なんだ。だから、誰にも邪魔はさせない… させるわけにはいかないんだ」

アルミ: 「例えそっちに譲れない理由があっても、元に戻してもらいますよ。世界と… 私達の精神衛生のために!」 ブォン!

レレ : 「フフン… それに、“最初で最後の使命”? そんなものがなんだっつーんですか!」 くわっ!

ルスト: 「そうだ… ツンデレの言うとおり、一つの使命に縛られてるなんて馬鹿げてるッ!」

レレ : 「こちとらアンタが借りて返さないモンの取立てに一万年と2千年前から旅してるんですよ! そらもう馬鹿げて…」 ルスト君の発言聞いて。 「………」

GM : ケイオス「………」

レレ : 「へへへ… 馬鹿げてるって言われちゃいましたよ。そーですよね… 馬鹿らしいですよね…」 イジイジ…。

アルミ: 「よしよし、いーこいーこ…」 なでなで(笑)。

バラウ: 「うぅ、帰るー帰るー!」 じたばた(笑)。

アルミ: 「よしよし、わるいこわるいこ…」 げしげし(笑)。

ルスト: 「ケイオス… おまえは思い違いをしている」

GM : ケイオス「……思い違いだって?」

ルスト: 「ここに居るツンデレを見ろ! 一万二千年も一つの使命に縛られて、すっかりこんな風になっちまったんだぞ!!」 レレを指差しながら!(笑)

バラウ: 「そうだ! もはやツンもデレもない、くたびれた女になっちまったんだぞ!!」 同様にレレを指差しながら!(笑)

レレ : 「くたびれた言うなぁ!?」 ムギャオー!

ルスト: 「目標を大切にすることは否定しない。だけど、それしかなかったら… 辛いぞ。お前もこんな風になりたいのか!?」 あくまでレレを指差しながら!(笑)

レレ : 「なんか私、さっきから散々な言われようなんですけどッ!?」

アルミ: 「だ、大丈夫ですよ! 多分きっとまだ間に合います! 人生これからですよっ!」 フォローフォロー…(笑)。

GM : ケイオス「結果は問題じゃないんだよ。ボクにとっては過程が全て… “混沌を撒く”という過程が、ね」

ルスト: 「なんだとッ!?」

GM : ケイオス「逆に聞こうか。キミたちは引くつもりはないの? どうしても?」

レレ : 「当たり前です! そのために気分悪い思いしてここまできたんです!!」 ビシッ! と、タンカをきりますよ。

GM : ケイオス「なるほど… 良く分かった。あくまでボクと刃を交えようというのだね?」 ルストを、アルミを、レレを… そしてバラウに目をやりながら。

バラウ: 「や、俺は出来れば遠慮したいところなんだが… 強そうだし」 ソロソロと逃げようと…(笑)。

レレ : 「そこをなんとか協力してくれませんか? 私の“最後の”お願いです、魔王さん」

バラウ: 「う… うーん、どうしても?」 ピタッ… と、止まって聞き返す。

レレ : 「どうしても」

ルスト: 「頼む… 力を貸してくれ。こんなバカ騒ぎは終わらせなくちゃいけないんだ」

アルミ: 「そうそう… もう私たちは運命共同体ですよー。ね?」 にっこり(笑)。

バラウ: 「はぁ… しょーがないな」 頭を掻いて振り返り… 「じゃ、こっちも魔王らしく自己紹介しようか」

GM : ケイオス「ボクはただ、己に課せられた目的を果たそうとしているだけ… ソレがボクの生きる意味。ソレを邪魔しようとするならば、排除するまでだ…!」

レレ : 「あ、自己紹介してるヒマなさそうですよ。ごく潰し」

バラウ: 「ちょ! 残るって決めた途端に手のひら返したようにッ!?」(笑)

アルミ: 「“ように”じゃなくて、返したんです」(笑)

GM : ケイオス「一人たりとも逃がしはしない…」 ――ゴゴゴ… と、背後の階段が崩れる。

バラウ: 「冗談じゃねぇ! やっぱ帰る… って、あぁッ!?」(笑)

レレ : 「あはは〜… もう扉も閉まっちゃいましたよねー♪」(笑)


  フィールドは6×6の36マス。これはケイオスの特殊能力と深く関係し、後々大きな意味合いを持ってくることになる… が、それは後の話。

  ともあれ、ここでケイオスは自分の周囲に3体の黒い魔物を召喚する。何故黒いのかというと、それは混沌に属しているからである。特に深い意味はない。

  そして知力ジャッジ… あわや誰も分からないかと思われたところ見事バラウがクリティカルを出し、それらが『ガーゴイル』だと判明するに至る。


ルスト: 「な、なんだあのバケモノはッ!?」

バラウ: 「フッ… あんなのも分からないのか、おまえたち」

ルスト: 「……じゃあ、おまえは分かるっていうのか?」

バラウ: 「当然だ!」 調子に乗ってます。いい気になってます(笑)。

アルミ: 「頼れますね、魔王さん!」

レレ : 「腐っても魔族! 同類のことには詳しい… して、あれは?」

バラウ: 「うむ、アレは裏界の自宅にも置いてあるガーゴイルだ。たまに間違って俺もかじる」(笑)

レレ : 「あの、それは威厳が無いだけじゃ…」

バラウ: 「ハッハッハ… 何をバカな」(笑)

ルスト: 「………」 ポン… と、涙目で肩に手を(笑)。

アルミ: 「とにもかくにも… 貴方の傍迷惑な使命も、ここで“最期”ですよッ!」

GM : ケイオス「フフ… はじめようか。キミたちが勝つか、ボクが勝つか… 全ては賽の目のままに…」 ケイオスは卵の殻のようなものを纏い、動かなくなる。

レレ : うぜぇ!?(笑)

アルミ: むぅ、固そう… というか、2ターンかそこらで孵りそうですね。

ルスト: 「勝負だ、ケイオス… 俺の胃の安寧の為にッ!!」 ジャキーン!

バラウ: 胃… って(笑)。

GM : せめて“心”とか“精神”って言え(笑)。ともあれ… ラストバトル、スタート!

一同 : おうっ!


  かくして行動ジャッジからスタート。ケイオスは順当に速く、ガーゴイルは順当に遅い。そしてPCの面々はいつもどおりの一波瀾(笑)。

  (レレ「ひぃ、ファンブルですよ! 移動しかできない!」バラウ「お、2回行動できる」レレ「おのれ、魔王!」バラウ「ぎゃー!?」)

  まずは先手のバラウから…――


バラウ: ケイオス狙いのほうがいいかな?

レレ : いや、ケイオスの殻が気になる。確実に雑魚つぶしましょう。

バラウ: OK、じゃあ一歩進んでガーゴイルAに《スピットレイ》! (ころころ)…お、結構良い出目。

GM : (ころころ)…それはかわせない。ダメージください。

バラウ: 「ぶちぬけー!」 対抗でダークスペル。(ころころ)…よし、43!

GM : (ころころ)…バラウの一撃がガーゴイルに多大なダメージを与える。しかし、破壊には至らない。

レレ : 「便利な魔法ですねぇ、ソレ。私も覚えたかったです」 しみじみ…。

GM : さて、ここでケイオスの行動となる。

バラウ: 「なんなら今度教えてやるぞ?」

レレ : 「機会があれば是非お願いしますね。それより… きますよ!!」 いったい何してくるんでしょうか。

アルミ: ドキドキしますね…。

GM : ケイオス「賽の目に委ねよ、その命を…」 《混沌の雷撃》を宣言。


  《混沌の雷撃》…“混沌を司る者”ケイオスの固有特殊能力

  MPを5消費し、1D6+2回フィールドのランダムの場所に雷撃を落とす。

  落ちる場所はD66を行い、1個目をフィールドの縦軸、2個目を横軸と見立て、対応する場所に攻撃を行う。

  この攻撃により自身もダメージを受ける。このダメージは天属性の魔法ダメージである。

  命中値:絶対命中 、 攻撃力:魔導力 、 対象:エリア 、 効果範囲:1Sq


GM : (ころころ)4回で…(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)全部ハズレ。残念。

レレ : なんだ!? なんだー!? っていうか、なんですか。そのP○サンダー!?(笑)

ルスト: ……ダイスで振ったエリアに攻撃か。まさに“賽の目に委ね”てるな(笑)。

アルミ: あー… なるほど、サ○ンナイトのボスがよくやるアレですね(笑)。

バラウ: あーあー…(笑)。

GM : 4つの巨大な雷が、君たちにもケイオスにも当たることなくそれぞれに落ちる。

レレ : 当たると絶対デカイですよ、こういうの!(笑)

GM : ケイオス「外れたか… お互い、運がいいね」 ケイオスの1回目の行動はこれで終わり。

アルミ: 「お、おヘソ隠した方がいいですかね…?」

レレ : 「よし! 魔王さん、ルスト君! 剣を高く掲げるんです! 上に! 上に! そして私達から離れて!!」

アルミ: 「そして、私はレレさんの傍に!」

ルスト: 「よーし、俺たちは運命共同体だぞそこのツンデレーッ!」 ぐわしっ!(笑)

バラウ: 「というか、それツンデレってレベルじゃねぇ!?」 未だにツンデレが名前だと気付かない俺(笑)。

レレ : そもそもツンデレなんて名前ですらねーです(笑)。


  こうして残りのPCたちの行動が再開。当初からの周囲のガーゴイルを蹴散らすという方針に変化はない模様。といっても、まずは近付くだけになってしまう。

  (アルミ「むぅ、睨み合ってても埒が明かないですね… 近付きましょう」レレ「私は支援できるように1歩進むだけにします」ルスト「俺も2歩進んで終了」)

  ここでケイオスがルストやガーゴイルらと同時に行動するのだが…――


GM : (ころころ)…お、6回。(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)…うぐ。しまった、一つ自分に命中します(笑)。

バラウ: うわー(笑)。

レレ : アフォだ。アフォがいます!(笑)

アルミ: ……今回も雷ですか?(笑)

GM : いや、今回は別の特殊能力です。

アルミ: まさか… どの能力もランダム技っ!?(笑)

レレ : むむ… どんなのなんでしょう?


  《奈落への誘い》…“混沌を司る者”ケイオスの固有特殊能力

  MPを3点消費し、1D6回フィールドのランダムの場所に落とし穴を作る。

  落とし穴に対象が落っこちると、その場所が元の地形に戻り(穴が埋まり)、その上に対象が落ちてくる。

  落ちる場所はD66を行い、1個目をフィールドの縦軸、2個目を横軸と見立て、対応する場所に攻撃を行う。

  この攻撃は飛行状態のキャラクターには効果を発揮しない。また、このダメージは虚属性の物理ダメージである。

  命中値:魔導力−5 、 攻撃力:15 、 対象:エリア 、 効果範囲:1Sq


GM : ケイオス「おや…」 フィールドにそれぞれ6つの落とし穴が開く。……そのうち1つはケイオスがいるエリアだ(笑)。

バラウ: ちょ! なにやってんの、ラスボス!?(笑)

GM : (ころころ)……む、命中がファンブル。これなら(ころころ)回避もファンブル! ケイオス、落とし穴に落ちました!(笑)

レレ : おちたー!? こっち何もしてないのにラスボスが勝手に落下したー!?(笑)

アルミ: まぬけー!(笑)

GM : ケイオスがフッと姿を消す。すると、穴は埋まり…

ルスト: 「消えたッ!?」

GM : 上からピューっと落ちてきた。――ドカッ! と、鈍い落下音が響く(笑)。

アルミ: 「………」

レレ : 「……楽しいですか?」

ルスト: 「……格好つけててそれかよっ!?」

バラウ: 「……なぜだ、コイツに妙な親近感が沸く」(笑)

GM : ケイオス「あぅ…」 さて、ダメージは(ころころ)23で、防御ジャッジは(ころころ)…うん、楽々弾いてる。

アルミ: 「とことん運に見放されて… いえ、これは柊力!?」 さっきもファンブル乱れ飛んでましたし!(笑)

レレ : 「な、なるほど… ケイオスも彼を操ったつもりで操られていたということですか!?」 しかし、あの堅さ… 私じゃクリティカル以外では通りませんね。

バラウ: 「そうとも! あれは人や魔王がどうこうできる力じゃないんだ! ケイオス… おまえは本当の意味での柊の恐ろしさを見誤っていたなッ!」

GM : ケイオス「何をいい気になっている? こちらは全く効いてないというのに…」 っていうか、柊か? 柊のせいなのか!?(笑)

アルミ: 「……あんまり役に立ちませんね、柊力」(笑)

バラウ: 「まぁ、柊力だしなぁ…」 頷いてる(笑)。

ルスト: 「あぁ、柊力だしなぁ…」 同様に頷いてる(笑)。


  バラウの《スピットレイ》が弾かれるなどのアクシデントを経て2ラウンド目に移行。PCの行動ジャッジの出目は上々の模様。

  (バラウ「いけっ、《スピットレイ》!」GM「あ、クリティカル。弾いたわ」バラウ「がーん!?」)

  先ほどの無念を晴らすように最速で行動するレレ。もちろん目標は傷付いてるガーゴイルA。これは楽勝で落とせるはずだったが…――


レレ : 「いきます! 《タイダルウェイブ》ッ!!」 ここは確実にAを始末しましょう。(ころころ)…よし! クリティカルです!

GM : (ころころ)…かわせるわけがない、命中です。ダメージどうぞ(笑)。

レレ : 「とーどーめっ!」(ころころ)ファンブル!?

GM : (ころころ)おや? (ころころ)無駄にクリティカルで弾いた(笑)。

レレ : ムギャオー!?

アルミ: このガーゴイル、しぶとい!(笑)

GM : ケイオス「フフフ… ボクの下僕一匹倒せないとは、キミたちを買い被っていたのかな?」

バラウ: 「うっせー! このガーゴイル確実におまえより強いんだから、ちょ、黙ってろッ!!」(笑)

GM : ケイオス「がーん」

アルミ: ホントに魔王さんに似てますね(笑)。

レレ : しかし… ファンブルがバシバシ出ますね、今日(笑)。

ルスト: うむ、ひーらぎずむが…(笑)。

GM : 柊『俺の力を… おまえたちに!』 とか言ってるのかもしれない(笑)。

バラウ: うおー! いらねー!(笑)

GM : ケイオス「そう… この“混沌”こそがボクの望む、あるべき世界の姿だ…」

レレ : 「は、はた迷惑な…」

バラウ: 「俺はそんなの望んじゃいねーぞ!」 ここで俺のターンッ!(笑)


  バラウが《スピットレイ》でガーゴイルAをキッチリ粉砕し、ケイオスへと至るための道が開かれる。

  そこで、すかさずアルミが射程を活かしてケイオスに移動攻撃をしかける。

  (アルミ「《エア・ブレード》をかけて、ケイオスに攻撃ッ!」レレ「これで魔法が効くかわかりますね」ルスト「通らなかったら雑魚排除してイベント待ちだな」)


アルミ: エアブレードで+1の…(ころころ)(ころころ)クリティカルして29です!

GM : (ころころ)はい、命中。

アルミ: 「粉砕ッ!」 プラーナ3点解放して…(ころころ)44の風属性ダメージです!(笑)

GM : (ころころ)うん、通るね。では…

レレ : 抗魔力も高いですねぇ…。

GM : ――ガキーン! 卵にひびが入る。その耐久力そのものは決して高くないだろうが… 防御力が桁はずれである。

アルミ: 「ちょっと手が痺れました…!」 ビリビリ…。


  《拡散する攻撃》…“混沌を司る者”ケイオスの固有特殊能力

  このキャラクターが受ける実ダメージは常に1となる。

  ただし、防御ジャッジにより受ける実ダメージが0になった場合は通常処理の通りにダメージを受けないものとする。


GM : ケイオス「因果律を歪めたご褒美… とでもいうべき能力さ。しかし、流石の怪力だ… アンゼロットが褒めるだけのことはある」

アルミ: 「むぅ… 一回で割れないなら、何回だってぶん殴ります!」 ハンマーを構え直して。

GM : では、ガーゴイルBとCの行動。それぞれルストとアルミと同一エリアに移動して終了します。

レレ : はい、次は私ですねぇ。……どうします? ケイオスの卵ブチ破る方向でいきますか? それともガーゴイル?

バラウ: ふむ…。

レレ : 確実にいくならガーゴイルフルボッコですが… でも、卵の殻も割らないと話にならないっぽいですしねぇ。

アルミ: 確かに、ガーゴイル倒すのが卵が割れる条件という可能性もなくはないんですよねぇ…。

ルスト: でも、レレにはケイオスにいって欲しいかも。何故って、ガーゴイルに《タイダルウェイブ》すると俺たちも流されるから(笑)。

GM : だが、それがいい。

アルミ: 良くないです(笑)。

レレ : え? 当たります? これってもしかして直線上の全部巻き込んじゃいます?

アルミ: いえ、同一Sqに入られちゃったんです(笑)。

GM : 《タイダルウェイブ》は範囲:Sqの攻撃魔法。回避が不安だったら当たるかも… って、ことですね(笑)。

レレ : あ、そうか。失念してました(笑)。それではケイオスに《タイダルウェイブ》を撃ちましょう。カウント1に落ちるので、先に魔王さんからどうぞ。

バラウ: 「やべ、逃げよう… と見せかけて。喰らえ! 閃光の指先ッ!」 一歩下がってからガーゴイルCに《スピットレイ》を(笑)! (ころころ)23だな。

GM : これならひょっとしたら! (ころころ)…無理でした。ダメージください(笑)。

バラウ: 「打ちぬけ!」 対抗で《ダークスペル》! (ころころ)…よし、41だ!

GM : 手応え有り…! だけど、破壊には至らない。

ルスト: で、俺の行動か… そうだな、先にガーゴイルを片付けるか。その場からガーゴイルCに《エア・ブレード》を重ねて斬りかかるッ!

レレ : 確実に一歩ずつ、ですね。

ルスト: 「喰らえ! 俺のこの事件初の攻撃をッ!」 (ころころ)達成値は21!

レレ : 「あ、そういえばそうですね」

バラウ: 「まったく役に立ってなかったな、そういえば」

GM : ガーゴイル「………」

ルスト: 「し、射程と行動が低すぎるんだよ畜生…」 ほろり…(涙)。

アルミ: 「埋まったり、迷子になったり、精神ダメージ受けたりがメインでしたからねぇ〜…」

レレ : 「い、いえいえ! 罠にかかったりくれたりしてましたよッ!」 ていうか、誰かフォローしようよ!?(笑)

GM : ガーゴイル「………」 ほろり… と、ガーゴイルの目にも涙。(ころころ)命中です。

ルスト: 「同情なんかいらねぇよッ!?」 錆びた大剣を振り回し(ころころ)…42の風属性ダメージ!

GM : ガーゴイル「………(見事だ… 勇者よ…)」 その一撃を受け、ガーゴイルCは塵となった…。

アルミ: ……ギリギリで壊れない? あ、前に受けたダメージがあったんでしたっけ(笑)。

レレ : えぇ、魔王さんの魔法ですね(笑)。

バラウ: えっへん!(笑)

レレ : 「さぁて! ルスト君もアルミちゃんもごく潰しも頑張ってるし、私も頑張らないといけませんねぇ!!」 ここで《タイダルウェイブ》をケイオスに!

バラウ: 「ごく潰しじゃねぇ!?」(笑)

レレ : (ころころ)クリット(ころころ)44で攻撃。

GM : (ころころ)…はい、命中。達成値の差40で命中です(笑)。

アルミ: なんという柊力(笑)。

レレ : 「タイダルッ… ウェイブッ!!!!!!」 (ころころ)…39の水属性ダメージ。あ、ちなみにカ○ザーウェ○ブの構えで撃ちます。

ルスト: ひぃ、あの隙だらけの奥義(笑)。

バラウ: ひぃ、割り込みかけられる(笑)。

レレ : えぇ、だってカウント6も使うもの!

GM : (ころころ)くっ、ガードを抜けた。1ダメージ貰います。――ピシピシピシ… 卵のひびが大きくなる。

レレ : 「ちっ、かったいですね!」 よし、この調子でガンガンいきましょう!

GM : では、次のラウンドにいきます。


  ここでも『柊力』とやらが局所的に吹き荒れる。あたかもケイオスの望む“混沌”が実現したかのようなダイスの出目に、PCたち(主にレレ)は翻弄される…。

  (レレ「プラーナ3点消費… またファンブル!?」柊『届いたようだな、俺のプラーナ』レレ「えへへ… 終わったら覚えてろよ♪(幸福の宝石割りながら)」)

  (バラウ「おっ、俺は6ゾロ♪」柊『ちっ』ルスト「舌打ちしやがった!?」アルミ「先輩、自重しろ」レレ「アイツは後で殺すとして今は目の前のヤツです!」)


レレ : 「というわけで、GO! 魔王さん!!」

バラウ: 「やれやれ、今日は大盤振る舞いだぜ… 喰らえ! 我、閃光の指先よ!」 一歩移動して、残ったガーゴイルに《スピットレイ》! (ころころ)28だ!

GM : (ころころ)…ファンブルで命中。恐るべし、柊力(笑)。

レレ : 「いっけぇえええええええ!!」

バラウ: 「貫けぇええええええええ!!」 対抗で《ダークスペル》…(ころころ)38の闇属性ダメージ!

アルミ: 「……必死で柊力をスルーしようとしてるようにしか見えません」 ほろり…(涙)。

GM : 柊『………』 キラキラ… と、夜空に浮かぶ笑顔。

ルスト: 「目ぇ合わせたら呪われるぞ、きっと」

レレ : 「えぇ、見ちゃダメです」

GM : で、ダメージは… (ころころ)結構効いたが、まだまだ。続いてケイオスの行動。(ころころ)… ケイオスのSqに黒く巨大な蜘蛛が出現する。


  《愚者の行進》…“混沌を司る者”ケイオスの固有特殊能力

  MPを3点消費し、自身がいるSqにレベル3のクリーチャー1体をランダムで召還する。

  基本ルールブックに存在するレベル3クリーチャーは10体。1D10でランダムで対象を決定すること。

  召還されたクリーチャーは行動カウント1で登場する。また、これらのクリーチャーは外見はすべて漆黒に染まっている。

  これで召還されたクリーチャーの属性は例外なく冥属性とする。これらのクリーチャーの識別は戦闘行動を消費する。


ルスト: 「なんだって… 魔物が、増えたッ!?」

レレ : 「いきますよ、アルミちゃん! タイミングを合わせて同時攻撃と参りましょう!」 《タイダルウェイブ》の詠唱開始。カウントはアルミちゃんと同じに。

GM : では、アルミから処理しましょうか。どうぞ。

アルミ: 「了解ですっ!」 一歩前進して、ガーゴイルにダイレクトアタックです! (ころころ)24!

GM : (ころころ)命中。

アルミ: (ころころ)43ダメージ!

GM : (ころころ)……その一撃にガーゴイルが耐えきることはなかった。――ガシャーン!

アルミ: 「粉砕! 玉砕! 大・喝・采!!」 はがね丸を掲げて吼えてます(笑)。

GM : ケイオス「なかなかやるね…」

レレ : 「褒めるのはコレを受けてからでお願いします… も一ついきますよ!」 ケイオスのエリアに《タイダルウェイブ》! (ころころ)達成値は31!

GM : (ころころ)(ころころ)…うん、どっちも命中です。

レレ : 「タイダルッ… ウェイイイイブッ!!!」 ダメージにプラーナを2点解放して(ころころ)…42!

GM : (ころころ)ケイオスに1ダメージ。そして(ころころ)…大蜘蛛の化け物も相当苦しんでいるようです。

レレ : 「くっ! 一撃ではさすがに葬れませんか…!」

バラウ: 「んじゃ、俺の出番だな…」


  こうして名も無きエネミーこと土蜘蛛はバラウの《スピットレイ》の追い打ちを受け、登場して一瞬で重傷状態に追い込まれてしまうことに…。

  (ルスト「まだ生きてる?」GM「生きてる。しかし重傷。コイツなにやってるんだ!(笑)」レレ「出てきた場所が悪かったですね(笑)」)

  冥属性のために《スピットレイ》によるダメージが増えるという不運があるものの、なんのために出てきたのか分からない存在になってしまった。……合掌(涙)。


バラウ: 「俺の《スピットレイ》に撃ち抜けないものはないんだぜ!」 すかさず調子に乗ってみる!(笑)

レレ : 「でも、さっきガーゴイルに弾かれてましたけどね!」

アルミ: 「レレさん、しーっ!」(笑)

GM : ルストとケイオスの同時行動。ケイオスは《混沌の雷撃》使用。(ころころ)7回か。

レレ : あたれ! 自分にあたれ!

GM : (ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)(ころころ)…誰も当たってない、残念(笑)。

バラウ: よし!(笑)

GM : ケイオス「残念。一撃でも当たれば違うんだけどなぁ」

アルミ: 「一撃でも当たったら凄く痛いと思います!」

ルスト: 「どうやら、運はこっちに味方してるみたいだなッ!」 その場からケイオスに《エア・ブレード》を重ねて斬りかかる。

GM : ケイオス「これも宿命か…」 命中ジャッジ、どうぞ。

バラウ: 「ま、そういうこったな」 (ころころ)ファンブル!? ……幸福の宝石、使います。

GM : どうぞ(笑)。

バラウ: せっかくカッコ良く決めてたのに…(笑)。

アルミ: ルスト君ですから(笑)。

レレ : ルスト君じゃしょうがねぇですねー(笑)。

GM : 柊『………』 やり遂げた笑顔

ルスト: くそぅ…(笑)。

GM : (ころころ)…はい、命中です。

ルスト: 「柊帰れ、コンチクショウッ!?」 (ころころ)…35点の風属性ダメージ。

GM : (ころころ)うん、防御を抜けた。1ダメージを受ける。

バラウ: 「くっ、まだなのかよ…?」

GM : ケイオス「くっ… これが、キミたちの力か…」 ヒビが殻の半分以上を侵食する… が、まだ割れない!

レレ : 「……硬い」

アルミ: 「割れないなら、割れるまで叩けばいいんです!」 その場で普通に卵ことケイオスにアタック! (ころころ)達成値は21です!

GM : (ころころ)うん、命中です。ダメージどうぞ。

レレ : いっけー!(笑)

アルミ: 「そぉぉぉぉい!!」 (ころころ)…46ダメージです!

バラウ: なんてダメージだ(笑)。

ルスト: コイツ絶対人間じゃねぇ(笑)。

GM : (ころころ)当然のように通ります(笑)。

アルミ: 「このこのっ! まだ割れませんか!」 ドカドカッ! …これが超巨大ウォーハンマーの力です!(笑)

レレ : 割れろー、割れろー。

GM : 勇者たちの手で卵が滅多打ちにされているところで、次のラウンドです(笑)。


  いよいよ3ラウンド目に突入。PCたちの行動ジャッジに目立ったトラブルもない。

  (レレ「こちらへ移動」GM「この距離は移動だけになるけど?」レレ「えぇ、今の位置だと前衛2人に補助魔法届かないので」GM「なるほど」)

  ケイオスは《混沌の雷撃》を宣言。これが最後と感じ取ったのか、都合8回もの雷をフィールドに落とすものの… PCたちにも自分にも命中しない。


GM : ケイオス「これでも当たらない、か… ダイスの神は非情だね」

ルスト: 36分の1だし、そうそう… ねぇ?(笑)

レレ : 「今なら雷を撃って隙だらけ… 魔王さん! GOです!!」

バラウ: 「おう!」 プラーナ全開! MP回復!(笑)

アルミ: 弾切れですか(笑)。

バラウ: おう、MP4じゃ《スピットレイ》も打てないぜ! (ころころ)あ、クリット!(ころころ)よっしゃー!

GM : わぉ、16も回復するとは…(笑)。

バラウ: 「よっしゃ、これでまだまだ戦えるぜ!」 MPは20にまで回復!(笑)

レレ : 「凄い… この土壇場でまだ魔力が沸いてくるなんて…」 でも、相手の隙に対して追い打ちしないって負けフラグですよね。

アルミ: なぜわざわざ不吉な方向へと…(笑)。

ルスト: 「おい、ケイオス…」 その場で《エア・ブレード》を乗せた斬撃を繰り出す! (ころころ)19!

GM : ケイオス「くっ…!」 (ころころ)やはりかわせない。命中です。

ルスト: 「おまえ、いつまでも自分の殻に閉じこもってるんじゃねぇッ!!」 (ころころ)…ファンブル!?

GM : よし、好機! (ころころ)…こっちもファンブル!? ――ピシピシピシ… くっ、卵はもうあと一息で壊れそうだ!(笑)

アルミ: お互いにファンブルなんて初めて見ましたよ…(笑)。

レレ : 「世界を救うために選ばれたクラス『勇者』… その『勇者』であるルスト君がいる時点で、ケイオスさん! 貴方の負けは決まってるんですよ!!」

GM : 柊『俺っていい仕事してる…』

アルミ: 「先輩流石に自重してください!」(笑)

レレ : 「何故なら彼は… 彼こそは、この事態を救うために遣わされた『勇者』なのですから!」 ビシィッ! 「……そして柊自重しろ。てか、後でシメます」

バラウ: 「………」 ガクガクブルブル…(笑)。

GM : ケイオス「ボクは… 死ぬのか? ここで、終わるのか?」

アルミ: 「言ったでしょう… ここが貴方の『最期』だとッ!!」 (ころころ)(ころころ)…ここに来てクリティカル! 達成値31で攻撃!

レレ : よし! 壊すことに定評のあるハンマーでGOですよ!

GM : ケイオス「何故だ… キミたちの運命だって、賽の目に任せるような、頼りないものなのに…」 (ころころ)…む、クリティカル!

ルスト: 「諦めずに何度も振ればダイスだって覆るッ!!」

GM : ケイオス「何故…」 (ころころ)…さらにクリティカル!?

レレ : 執念、ですか… ケイオスの。

ルスト: だが、それでもアルミからは…。

GM : ケイオス「嫌だ… 嫌だ… 使命を果たさないまま死ぬのは、嫌だ…!」 (ころころ)達成値29… 命中です。

アルミ: 「最期の最期で意地を見せましたね。でも… 私の勝ちです!」 神速ともいえるケイオスの動きを… しかし、捉えるッ!

バラウ: 「理解するんだな… おまえはここで終わりだよ」

レレ : 「………。ケイオスさん… 使命を果たす、果たすっていいますけどね? 使命をたとえ果たしても、褒めてくれる人がいないと… 寂しいんですよ?」

GM : ケイオス「そんなの、必要ない… 使命こそが、ボクの… 生きる、意味…」

アルミ: 「砕けっ、はがね丸! この狂った世界を!!」 残ったプラーナ2点を解放! (ころころ)…ダメージ! 48点!

GM : (ころころ)ケイオスを包み込む殻が、叩き… 潰されるッ!

バラウ: いよっしゃーーーー!(笑)

レレ : ついに、ついにやりましたよー!(笑)

GM : ケイオス「そうか… ボクが死ぬのを、こんなに怖く感じてるのは…」

アルミ: 「砕け散りなさいケイオス、そして願わくば… 新たな命として生まれんことを…!」

GM : ケイオス「誰も見てくれない… から、か…」

ルスト: 「おまえは“過程が全て”って言ったな? “結果なんて必要ない”って。違うんだよ… ヒトは、求める未来があってこそ、過程を進んでいけるんだよ…」

GM : ケイオス「フフ、フ… そう、なのかもね…。もう、手遅れかもしれないけど…」 殻が破壊され、ケイオスの魔力が… 「すぐ、逃げなよ…」 暴走するッ!

レレ : いやぁ! エ○スデス!(笑)


  《リリース》…“混沌を司る者”ケイオスの固有特殊能力

  このキャラクターのHPが0以下になった場合自動発動。

  自身を中心とした2Sq以内に存在するすべてのキャラクターに[魔導力]ダメージを与える。

  このダメージは天属性の魔法ダメージで、防御力無視。魔法でのみ軽減可能。


GM : ルストとアルミが… 魔力の渦に飲み込まれる!

ルスト: あ、GM! 《ヒーロー参上》でアルミ連れて下がれませんか!?

GM : よろしい! 上手く場面に乗った演出を期待しております!(笑)

レレ : あと何気に私も巻き込まれてますね。位置的に(笑)。

ルスト: あ、レレも巻き込まれてたらレレも…。

レレ : いえ、大丈夫です! 魔法ですから!(笑)

アルミ: ……普通に効かないですねぇ(笑)。

ルスト: あ、成る程(笑)。

レレ : 最後の最後でお互い見せ場がありましたね!(笑)

GM : レレとバラウは、魔力の渦に飲み込まれる二人の姿を目にする…。

バラウ: 「ルスト! アルミ!!」

レレ : 「ルスト君! アルミちゃん…ッ!」 手を伸ばす…!

GM : ――ピカッ! 光に一瞬遅れて… 轟音!

レレ : 「あ、やばっ。とかいってる間に私も逃げ遅れ…」 ――ドドォーン!!

GM : しかし、レレの持つ『オリハルコンの短剣』がヒビを走らせながらも衝撃と熱波を防ぐ…!

レレ : 「(館長が持たせてくれたお守りが…ッ!?)」 声も出せない状況… 必死で手を伸ばして短剣をつかもうとするけど届かない。

バラウ: 「(くっ、間に合うか… いや、やるしかねぇッ!?)」

GM : 暫くの時が流れ… やがて、靄が晴れる…。

ルスト: そこには庇われて地に伏せたアルミと… 膨大な熱量に飴のように捩れ歪んだ大剣が突き立つ、のみ。

アルミ: 「………」 制服の端は焼け焦げ、あちこちに火傷を負って倒れています。

GM : 慌てて駆け寄るレレとバラウ。

レレ : 「アルミちゃん!」

バラウ: 「アルミ缶!」

アルミ: 「う……」 声を掛けられると呻き声を漏らします。

レレ : 「待ってくださいね! 今回復魔法かけますから!!」 じゃあ、使う機会なかった回復魔法を!

GM : ルストは消えた… アルミを護るようにして。

アルミ: 「誰が、アルミ缶、です、か……」 重症状態だが、生死判定には至っていない… ということで(笑)。

レレ : 「……魔王さん、ルスト君は?」 回復魔法をかけながら。 「ルスト君も、どっかそこらへんで行き倒れてませんか?」

バラウ: 「なぁに、アイツ“ら”ならきっと…」 と、意味深に笑います(笑)。

ルスト: このあたりでカットかな?(笑)

GM : では、アルミを囲む2名と癒される彼女をアップにして…――

――シーンカット。

GM : ……というわけで、長かったセッションも残りわずか。エンディングに入る準備は出来てますか?

一同 : はーい。

GM : 結構… それでは、レレのエンディングからはじめましょう。

レレ : はいな。


『一億年と二千年たっても…』 シーンPL:ツン=レレ

GM : 君は廃墟となった混沌の迷宮から君は目当ての物を見つけ、別れの挨拶もそこそこに戻ってきた。

レレ : 「よいしょっ… と、これで良し」 ここは銀河図書館。ようやく元通りの場所に本を仕舞い込みます。

GM : 今から一万年と二千年前… 君にとっての全てが始まった、この銀河図書館へと。

レレ : 「返却期限は随分と過ぎてしまいましたが、これにて任務完了♪ さて、後はパーッと騒ぎますか! ルスト君! アルミちゃん! 魔王さ…」

GM : しかし、その声に応える者はない。それが、この静寂が支配する空間に自分一人しかないという事実を否応なしに突き付けてくる。

レレ : 「………」 振りかえった姿勢のまま、ため息をひとつ。 「あーぁ… コレが辛いから、何とか頑張って一万年間も友達作らないようにしてたのになぁ…」

GM : 静寂の図書館に眠る蔵書の山… それだけが帰還した時の君の友。それ以上でもそれ以下でもない。そう覚悟していた…――

レレ : 「どうでもイイトコで喋りまくる癖して、何で肝心なとこで意地張っちゃうかなぁ… アタシ」 一人自己嫌悪に陥ったりなんかしちゃったりして…(笑)。

GM : ……はず、だった。

バラウ: 「そうか、そりゃーご苦労なことだったなぁ」 ひょっこり登場(笑)。

レレ : 「ッンガグッグ!?」 ズザザザザ…!

バラウ: 「お、すげー。神聖○テモ○王国が全巻揃ってやがる」 一冊取り出す。

レレ : 「ふふん、いいでしょう! ヤ○サンに載った復刻版もちゃんと保存… って、何でここにいますかッ!?」 ムギャオー!

ルスト: ただの漫画喫茶じゃねぇか!(笑)

バラウ: 「なんで… って、来ちゃいけなかったのか? 硬いこというなよ」 と言いつつ、マンガをパラパラめくってケラケラ笑ってる(笑)。

レレ : 「いや、まぁ、そうなんですけども… むぅ」 くっ、魔王さんが何を考えているのか読めません。

バラウ: 「それに自己紹介もしてなかったと思ってな」 パタン… と、本を閉じよう。

レレ : 「……そいやそうですね。ごく潰しとか魔王とかボロクソに言ってましたが」

バラウ: 「だろ? んじゃ、改めまして…」 コホンと咳払いを一つ…。 「『我は“黄金の幻”、“閃光の指先”… バラウ=モンド。平穏と平安と腐敗の魔王也』」

GM : 名乗りを上げる魔王。

レレ : 「貴方らしいのからしくないのか… ぶっちゃけ、よくわからない肩書きですねぇ」

バラウ: 「長い長い平穏によって、人の世を腐敗に導くのがこの俺だ。人間ってのは長い時間を歩むと堕落するからな」

アルミ: まるでシ○ドウ○ラーの天敵みたいな魔王ですね(笑)。

レレ : 「あら、そうでもないですよ? ここに一万年と二千年もお仕事忘れずにこなしてた偉い図書館員がいますし♪」 えっへん。

バラウ: 「おうおう、えらいえらい… ってわけで、人間たちが堕落するまで暇なんでな。暇つぶしに付き合ってくれや… そうさな、一万年くらい」 ニヤリ(笑)。

レレ : 「一万年どころか、何万年たっても堕落なんてしませんよ? それでもかまいませんか?」

バラウ: 「かまわんかまわん… 堕落するまでのんべんだらりと待ってやるさ」 そう言って、ゴロン… と横になる(笑)。

レレ : 「ありえない話ですね。でも、まぁ… 退屈しのぎには丁度いいかもしれませんね」 苦笑交じりにため息を漏らします(笑)。

GM : どうやら、これから先の君の人生に“退屈”の二文字はなさそうだ。そう… 軽く見積もっても、一億年と二千年くらいは。

レレ : 「さて、そろそろお掃除ですかね…」 と、奥に行く間際に振り返り… 「……ツン=レレ、レレでいいです。わかりましたか? 『バラウさん』」 微笑む。

バラウ: 「おー、なんだか初めてツンデレっぽいな」 ニヤニヤ。

レレ : 「余計なお世話です。それとバラウさんにもお掃除、手伝ってもらいますからね?」 モップとバケツを押し付けてさっさと奥に消えます。

バラウ: 「わかったわかった… ま、これからよろしくな? レレ」 ニヤリと笑って後をついていく(笑)。

GM : 一陣の風が吹く。翻るカーテン… 古びた机に差し込む日差し…――

レレ : そして、その上に置かれた… ボロボロに朽ちた古びたオリハルコンの短剣。

GM : 一万年と二千年の間も続いた君の使命は終わりを告げ、たった今からツン=レレという一人の人間の新たな生活がはじまるのであった…。

――シーンカット

ルスト: なんか綺麗にまとまったなぁ…(笑)。

レレ : EDだけね!(笑)

アルミ: 新ジャンル“エンディングでラブ臭”… 別に新しくないか(笑)。

バラウ: そだな(笑)。

GM : では、アルミのエンディングです!

アルミ: はいはいさー!


『借りと貸し、休学届と辞表』 シーンPL:鉄 有美

GM : 平和な日々が戻ってきた。柊先輩はファンブルするし、自分もファンブルするし、回復魔法やらでダメージ食らうし、罠にはほぼ100%かかるし…――

バラウ: そんなのが平和とは断じて認めん(笑)。

レレ : とりあえず柊さんはケイオス倒した後に、改めてフルボッコですよね。

GM : 君は、今日も一高校生として輝明学園への通学路を歩いている。目の前を走る柊先輩に鉄格子が振ってくる辺り、全くもっていつもの日常を感じさせます。

アルミ: 「………(いつもどおり、か)」 ボーッと歩いているその手には、何やら封筒を握りしめられています。

GM : ――ガシャン… 君のトコにも鉄格子が降ってきた。

アルミ: 「………。つまり… 世はなべて事もなし、ってコトですね」 諦めたようなため息をついて苦笑します(笑)。

レレ : そして移動。

GM : アンゼロット「……ご機嫌よう」 そのまま運ばれ… 今はアンゼロット宮殿。優雅に紅茶を飲むアンゼロットの御前である。

アルミ: 「あはは…」(笑)

GM : アンゼロット「休暇は楽しめましたか? みなさん」 にっこり… 花のような笑顔を浮かべながら、慈愛に満ちた目で君たちを見遣る。

バラウ: みなさん… ねぇ(笑)。

GM : 柊「ああ! ほんの12分ほどな!?」 ジタバタ!

ルスト: いいから柊自重しろ(笑)。

アルミ: 「まぁ… 色々ありましたけど、概ね楽しかったですよ?」

GM : アンゼロット「それは結構… あら?」 ここで君の手にした封筒に気付く。 「……アルミさん、その封筒は?」

アルミ: 「これですか? ちょっと学校に提出しようと思いまして…」 見易いように掲げたその封筒には『休学届』と書かれている。

GM : あ。ちなみに本来灯がいるべき場所には、フェレットっぽい何か… どんぺり君が代わりにちょこんと座っている。

ルスト: どんぺりーーー!? ……もとい、どんだけーーー!?(笑)

レレ : ていうか、自害しかねないですね… あの言動の数々が記憶に残ってるなら(笑)。

GM : どんぺり君は『暫く旅に出ます 探さないでください ――緋室灯』という札を立てながら大人しく座っているのです(笑)。

アルミ: 記憶バッチリのようです(笑)。

バラウ: よきかなよきかな(笑)。

GM : 柊「学校… って、いったいどういうことだよ?」

ルスト: ついに学校のことまで忘れて…(涙)。

GM : 違う! 提出するもの!(笑)

アルミ: 「ご覧の通りの休学届でするコトと言ったら一つですよねー? 先輩は登校したくてたまらないみたいですけど、私はしばらく休もうと思いまして…」

レレ : 実はルスト君の休学届。

ルスト: 教育なんて…(遠い目)。

GM : アンゼロット「ほう… どういった理由か、そして何をするかお伺いしても?」

アルミ: 「えーっとですね。なんと言うか… 探して、“借り”を返さないといけないんですよ」

GM : アンゼロット「“借り”… ですか?」 自分の右頬を撫でながら、アルミにニッコリ微笑む。周囲の温度が3度くらい下がった気がする。

アルミ: 「それに、アンゼロット様も力いっぱい叩きのめしちゃいましたし。こっちのお仕事もお休みして、しばらくそれに専念したいなー… と」 愛想笑い(笑)。

バラウ: アンゼを殴り倒してさらに休みを寄越せとは… ナイス度胸だ(笑)。

アルミ: 「というわけで… これ、どーぞ♪」 ポケットから『辞表』と書かれた封筒も取り出し、アンゼロット様に手渡します(笑)。

GM : アンゼロット「フフッ、そうですわね… “有休”ということにしておきますわ」 それを一瞥した後… 魔法の炎で灰にして微笑むアンゼロット様。

GM : 柊「うわ、いいないいなぁ…」 “有休”という言葉に目をキラキラさせて見詰めてる(笑)。

レレ : 有休? 何それ? 食べ物? …って待遇の人ですからねぇ(笑)。

アルミ: 「わ、その笑顔の裏に何かあるような気がしてしまう私は病気ですか?」 ちょっぴりドキドキ(笑)。

GM : アンゼロット「貴方が戻ってくるまでの間、柊さんに頑張ってもらいましょう… あ、当然」 ことさらニッコリと。 「……“貸し”、ですからね?」

アルミ: 「あはは… それじゃ、戻ったら世界の一つや二つ救わせてもらいましょう」 どこからどこまでが“貸し”? って、聞くには少々勇気がいりますね(笑)。


  (柊「(俺の意思は…?)」アンゼロット「え? ありませんよ」柊「ないのかよ!? てか意外そうに言うなよ!? てか心を読むなよ!?」 ジタバタ!)


アルミ: 「……というわけで、私こと鉄有美はしばらく戦線を離脱致しますっ!」 シュタッ! と右手を高く上げて。

GM : アンゼロット「クスッ… ここでいつまでも時間を潰してていいんですか? もう、お行きなさいな。大切な人を探しに…」 暴れる柊をビンタで沈めながら。

バラウ: 柊… 不憫な(笑)。

アルミ: 「はい! アンゼロット様、柊先輩… どうかお元気で!!」 大きく手を振りながら部屋を出ていきますよ!

GM : 柊「待て、いくな! いかないでくギャッ!?」

ルスト: 踏まれたに違いない(笑)。

GM : アンゼロット「ごきげんよう」 ふみふみ…(笑)。

バラウ: 流石は超☆魔王だな(笑)。

GM : 君は旅立つ… 君自身の本当の目的を見つけたから。それを教えてくれた人… 彼を捜し出すという目的を…――

――シーンカット

レレ : おぉ、このままルスト君のエンディングにつながるんですね?(笑)

アルミ: フッフッフ… そのとーり!(笑)

ルスト: ラブ米がー! 不毛の地にラブ米の豊作がー!!(笑)

GM : 不毛の地ってなんじゃい(笑)。

バラウ: ナイス他人顔。しかし、それもここまでだな。

GM : というわけで、ルストのエンディングです。

ルスト: ほーい。


『賽は投げられた!』 シーンPL:ルスト

GM : 突然だが、君は迷っていた。もはやここがファー・ジ・アースかどうかも分からない…。

ルスト: 「め、めし… みず…」 錆びた剣を杖に、フラフラとさまよって…。

レレ : ヒィ! し、死んでる!?

ルスト: 死んでねぇ!? ……まだ(笑)。

GM : いや、訂正しよう。『君は』… ではなく、『君たちは』だ。

アルミ: おや?(笑)

GM : ?「あの、ね… なんで、ボクまで…」 もともと健康そうでない彼のこと。相当やばそうだ。

バラウ: ……可哀想に(笑)。

ルスト: 「そりゃーお前… 道に迷ったからじゃねーか。あぁ、肉… もうナニ肉でも良い…」 目をグルグルさせて…。

GM : ――バタッ… どちらからともなく倒れる。このまま死を待つだけなのだろうか?

ルスト: 「ぱとらっしゅ… もう疲れたよ…」 二人折り重なるように、あの日爆炎の中で手を取った相手… そう、アイツと崩れ落ちる。

GM : ケイオス「誰が、ぱとらっしゅか…」 そのアイツ… 彼ことケイオスは君の下で悪態をついている。 「下らない、死ぬのが少し伸びただけじゃないか…」

レレ : おぉ、ケイオスさんが。

バラウ: フッフッフ…(笑)。

GM : そんな時神々しい光が君に降り注いでくる… そうか、ここはきっとルーベンスの絵の前だったんだ。

ルスト: 「あぁ… 見ろよ、光だ…」

GM : ?『ルストさん… ルストさん…』 優しい光が君に降り注いでくる。その光は徐々に人の姿を形どり…――

アルミ: なんというデジャ・ヴュ(笑)。

GM : ケイオス「……幻覚かな?」

ルスト: 「幻覚だろうなー… でも、もうなんでも良いや…」 光を眺めながら…。

GM : スチール「世界の危機が訪れました。……あなたの力が必要です」 君の前へと降り立った。

ルスト: 「って、ゲゲェ! 生きていたのか、アルミっぽい人ーーッ!?」 ズザザザザ…!

レレ : うぜぇーッ!?(笑)

アルミ: しぶといヤツめ、今度こそ私のこの手で引導をッ!!(笑)

GM : スチール「何故… 逃ぐえっ!?」 ガシッ! 横から伸びた手に首をつかまれる。

バラウ: ぐえっ?

GM : ベル「だぁれぇ〜の… 物真似のつ・も・り・かしらぁ〜?」 ゴゴゴゴゴ…。

レレ : あ、なんか戻ってるっぽいですね。ベルさん。

ルスト: 「ベル? お前、あの気色悪い口調とか表情は…」 キョトン… と、その様子を見ながら。

GM : ベル「……見ての通りよ。それ以上何か言ったらタダじゃすまさないわ」 そのまま0-Phoneでどこかに連絡を取る…。

バラウ: やっぱり覚えてるんだな、色々と(笑)。

ルスト: 「……ハイ、ゴメンナサイ」 ガクガクブルブル…。

GM : ベル「えぇ、ルスト他一名を発見したわ。……気にしないで、ブッセの作り方を教えるって約束したでしょ? これはその“ついで”よ」

アルミ: あ、もしかして…。

GM : ベル「さて、と…」 0-Phoneを折り畳み… 「これで、借りは返したわね? ……それじゃ」 言うだけ言って、ベルはスチールを連れて姿を消した。

ルスト: 「待て! せめて水と食料ー!?」 手を伸ばすが届かず…  「……くぅ、最後の力も尽き果てた」 前のめりに倒れる。

GM : ケイオス「……アイツ、いったい何しに来たんだ?」

アルミ: その時… 付近で人の気配がします(笑)。

ルスト: 「もうダメだ… ケイオス、俺が死んだら死体は海の見える丘に埋めてくれ。春には花が咲いてきっと綺麗だぜ…」 ガクッ。

GM : ケイオス「あのね… ボクも虚弱&死にかけってこと忘れてないかい…?」 君同様にグッタリしながら。

アルミ: 「せーの… そぉい!!」 ブォンッ! と、風切り音。

レレ : ヒィ! トドメ!?

ルスト: 「いいじゃん。減るもんじゃなし… って、のぐわーッ!?」 避けようと必死にジタバタ!

アルミ: ――ピタリ…。

ルスト: 「って、お前…」

アルミ: 「見つけましたよ、ルストさん… と、他一名」

GM : ケイオス「やぁ… 久し振り。止め、刺しにでも来た?」 力なく微笑む魔法生物ケイオス。

ルスト: 「何で、こんな所にいるんだ? ……スチール」 呆然と見上げながら…。

アルミ: 「………」 ゴシャアッ!

GM : ケイオス「あ」

ルスト: 「………」 埋まっている。

レレ : 埋まってばっかですよ、この勇者!(笑)

アルミ: 「ふぅ」 額の汗を爽やかに拭い… 「世界が狂ったままなら、それもよかったんですけどね…」 何事も無かったかのようにケイオスに向き直ります(笑)。

GM : ケイオス「………」 倒れたまま、君を見上げる。

アルミ: 「今は元通りですし。それにまぁ、何というか… 同じ人に命を救われたもの同士ですし、ね」 苦笑しつつ、ルストの足をつかんで引っ張り上げます(笑)。

GM : ――ズボッ! 勇者は瀕死である。

ルスト: 「うぉっぷ… 悪い、助かった」 頭部へこませつつ爽やかにスマイル(笑)。

レレ : 助けたのも埋めたのもアルミちゃんですけどね!(笑)

バラウ: しー…(笑)。

GM : ケイオス「いいのかい? 信用させて裏切る腹積もりかもしれないのに」

アルミ: 「その時はその時ですよ。4人が2人になってますけど、何とかなるでしょうし… 今の貴方を殺すなんて言ったら、この人が怒りそうですから」 手を離す。

ルスト: 「悪い、有美」 ベシャッ! と、落ちながら。 「……ま、アレだ。どうせ“混沌”なんだろ? だったら未来がどうなるかなんざわからないんだ」

GM : ケイオス「やれやれ…。でも、まぁ… そうかもしれないね…」 軽くかぶりを振る。

ルスト: 「だからさ、先の事考えるよりとりあえず歩こうぜ」 ケイオスと有美に手を差し出して… 「みんなで、よ」 そう言おう。

アルミ: 「そうですね。戻ったらまたアンゼロット様にこき使われそうですし… しばらく3人で旅をするのも楽しそうです」 その手を取り… 微笑みます。

GM : ケイオス「フッ、簡単に言ってくれる。でも、ま…」 苦笑を浮かべ 「今は真っ白な気持ちでこの世界を見て回るのも悪くない、かな」 その手を握り返す。

ルスト: 「おっし決定。それじゃ取り合えず…」

GM : ケイオス「とりあえず?」

ルスト: 「……此処、何処だ?」

GM : ケイオス「………」 冷たい視線を投げかけるケイオス。

アルミ: 「……相変わらずですね」 ため息をついて 「だったら、行き先はコレで決めましょうか?」 ポケットからサイコロを取り出します。

ルスト: 「お、いいかもな。よーし、振るぞ!」 ブンッ!

GM : そのサイコロが天に向かって投げられる。太陽の煌めきに反射するソレは、まるでこれからの3人の未来を照らし出すかのように光り輝いてた…――

――シーンカット

バラウ: んじゃ、最後にちょっとだけオレのシーンをくれないか?

GM : は、どうぞ。

レレ : おぉ、バラウさん。何を企んでるですか?

バラウ: なに、“小さな”ことさ…(笑)。


『平和が一番さ』 シーンPL:バラウ=モンド

バラウ: 「上手くいったみたいだな…」 海の大陸N○Aを読みながら、図書館の片隅でボソッと呟く。

GM : ここは銀河図書館… 君は今日も今日とて、掃除をサボり、漫画鑑賞もとい読書に興じている…。

バラウ: 「上手く転移できるかは賭けだったが… ま、オレの力を持ってすれば造作もないってね」 クルクル… と、光る指先を宙に滑らせながら。

アルミ: ハッ! ここでこう繋げますか…(笑)。

バラウ: 「んじゃ… またそのうち会おうな?」 グースカと昼寝する魔王でしたとさ(笑)。

ルスト: なるほどなぁ(笑)。

レレ : 「どこ行ったんですか、バラウー!? サボッてないで掃除してくださいよー!?」 モップとバケツを抱えながらズンズンと!(笑)

GM : それは奇跡と呼ぶには取るに足らぬ、ほんの“小さな”ものに過ぎない。だけど、未来を紡ぐきっかけになる確かな力。だけど…――

バラウ: 「むにゃむにゃ… 世の中、平和が一番さ」

GM : この魔王にとっては、きっとどうでも良いことなのだろう。安らかな寝顔が、そう物語っているようであった。

――シーンカット

レレ : いやぁ、スッカリ忘れてました。そういえば大いなる者でしたね(笑)。

バラウ: 大丈夫! オレもクライマックスの最後らへんまで忘れてた!

アルミ: それ、全然大丈夫じゃないですよ!(笑)

レレ : ルスト君が人狼ってことは覚えてたんですけどねー。

ルスト: 犬じゃねぇ!? しかし、終わりはみんななぜか良いエンディングになったなぁ…(笑)。

アルミ: えぇ、とてもあんなシナリオだったとは思えないですね(笑)。

GM : あっはっは… では、これを持ちましてナイトウィザード単発「逆転スル世界:リバースするもん☆」は終了させていただきます。(ぺこり)

一同 : おつかれさまでしたー!



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