Intermission 02


茉莉:皆様こんにちは。ダブルクロス第3話はいかがでしたでしょうか。    新メンバーの安瀬茉莉です。いまさらですが。 真 :……なんてーか、凄いノリだったね。今回。 茉莉:このくらい普通ですよね? 塔矢:もちろんじゃないかぁ。これがデフォルトッ! 蛍介:…お前はもうちょっと静かにしような?(笑)
Dロイスについて 樹 :と言うわけで、なぜなにダブルクロス第2話、Dロイス講座と言うわけですが。 真 :Dロイスって一体なんなんだ? このメンバーの中では茉莉ちゃんしか持ってないんだよな。 茉莉:Dロイス…。ディスクリプトロイスの略ですね。    正確に言うとロイスではありません。キャラクターの設定(ディスクリプト)ですね。 蛍介:その設定が付けられる事によって、何が起こるの? 茉莉:Dロイスをえる事によってPCは新たな力を得ます。    しかし、Dロイスで7つしかないロイス欄の一つを使ってしまうために、日常から遠ざかってしまいます。 真 :なるほど、力の代償ってやつだな。 茉莉:ええ。Dロイスにも色々あります。全12種の様々な特殊な設定があるのです。    それをこれから説明していきましょうか。  賢者の石 レネゲイドクリスタル 茉莉:レネゲイドクリスタル…賢者の石を体の中に取り込んでしまったという設定ですね。 蛍介:クリスタル…って結構噂は聞くけど、どんな能力なの? 茉莉:レネゲイドを活性化させる石の事です。高純度のものを体内に取りこむ事によって、通常よりも強い力を行使できます。    ルール的には任意のタイミングで1セッションに1度だけクリティカル値を−2出来ます。 塔矢:それって凄くねぇ? 茉莉:一度限定とは言え、かなり強力な力です。故にこれを持ったキャラクターはだいたい主人公ですね(笑) 真 :目立てていいなァ(笑) 茉莉:ちなみに、誰でも彼でも使えるものではありません。力が強力過ぎて、ジャーム化してしまう人、死んでしまう人も少なくありません。    このDロイスを持っているキャラクターはレネゲイドクリスタルに選ばれた「レセプター(適合者)」なのです。 樹 :まさに、主役の証、ですね。蛍介君もシナリオ中に賢者の石を手にいれて…(笑) 蛍介:そ、そんなぁっ! ただでさえ、僕、日常からかなり遠ざかってるのにっ!?(笑) 真 :お前、さっさと、タイタス使っちゃえよ…。  起源種 オリジナルレネゲイド 樹 :これは…現在世に出ている(?)レネゲイドウィルスのオリジナルですよね。    世界で一番最初にオーヴァードになった人の一人と言う設定ですね。 茉莉:ええ。オリジナルレネゲイドウィルス…この力は通常の…つまり、普通のオーヴァードが持っているウィルスとは違う能力を持っています。    通常と違う侵蝕率によるボーナスを適用されます。 蛍介:…具体的には? 茉莉:通常、侵蝕率が100%を超えるとエフェクトレベルが1上がりますよね。    それが、81%を越えると1レベル上がります。さらに、100%オーバーでもう1レベル上がります。 真 :って事は、ガンガン強くなるって事か? 塔矢:ぬ。それは欲しい気がするぞ。 茉莉:変わりに、侵蝕率によるダイスボーナス、目標値の減少がなくなりますが…。    それでも、通常よりもガンガン力が上がる事は確かですね。 樹 :これのピュアブリードだと、あっさりとレベル5エフェクトとか使えちゃうわけですね。 真 :クロスブリードだと、頑張っても3レベルなんだけどな…。  変異種 イレギュラー 茉莉:DXには全部で11種のシンドロームがあり、それぞれに35種のエフェクトが存在します。    それに加え、どのシンドロームも持っている能力として汎用エフェクトが9つ。    しかし、これだけある中のどれにも当てはまらないエフェクトを持っている…それがこのイレギュラー…変異種です。 樹 :例外中の例外と言った感じですね。イレギュラー専用エフェクトの中から自分が持っているシンドロームの能力を一つ取得できます。 真 :どれも強いエフェクトばっかりだなぁ…僕、このオルクスの《万色の檻》欲しいなァ。 茉莉:回数指定があるものや、通常よりも侵蝕率が高めなエフェクトばかりですが、凄く強いですね。 塔矢:ふむ……。敵に出てきたらイヤな能力ばっかりだ…。 真 :まぁ、Dロイスなんて何が出て気もイヤだけどな。  対抗種 カウンターレネゲイド 蛍介:えーっと。レネゲイドウィルスにも色々種類があるんだよね。    その中で最も攻撃的なウィルス。それがこの対抗種…だっけ? 樹 :ええ。様々なウィルスの中で、ガンみたいなものです。    宿主や他のオーヴァードを傷つける存在です。 真 :攻撃力が上がる変わりに、ダメージ受けるんだよな。能力としては。 茉莉:分かりやすく言うと、「もののけ姫」のアシタカが受けた呪いのようなものです。 塔矢:それは分かりやすいな。 真 :一番使いづらいDロイスに感じるなぁ。 塔矢:ちっちっち。何事も演出しだいだぜ? まこぴー(笑)  実験体 ロストナンバー 塔矢:やめろー! ショッ○ー!(笑) 真 :…な、感じのDロイス。 茉莉:変身はしませんが(笑) 樹 :実験を受けて強化された人間ね。    自分から望んで手術を受けた事にしてもいいし、強制的に改造手術を受けた事にしてもいいわ。 茉莉:その代わり、レネゲイドウィルスが安定し難いんですよね。 蛍介:ゲーム的には能力値が3点上昇するんだよね。    3点同じモノに振ってもいいし、分けてもいい。 真 :……社会に+3。 蛍介:…整形手術でも受けた?(笑)  戦闘用人格 デュアルフェイス 塔矢:二重人格、だったか? 茉莉:ええ。自分よりもレネゲイドウィルスをうまく扱えるもう一つの人格が存在します。    具体的には侵蝕率が100%を越えるとダイスボーナスが2倍になりますね。 真 :それは強いな。ペナルティはないの? 樹 :自律判定時のロイスの数が1つ少ないように扱います。    つまり、日常よりもかけ離れてしまうんですね。 蛍介:必ずしも100%を越えると性格が変わるわけでもないんだよね? 茉莉:はい。逆に100%未満でも性格が変わっても構いません。 真 :塔矢、取ってみれば? 塔矢:ん? なんでだ? 真 :いきなり塔矢が真面目な好青年に変わったりしたら恐いじゃん(笑)    面白そうだよ。 塔矢:何を言うっ! 俺様はいつだって真面目な好青年だぞッ!(笑) 蛍介:あー。はいはい。その談義は凄く長くなりそうだから後でね。  特権階級 ハイロード 茉莉:偉い人です。以上。 一同:はやッ!(笑) 樹 :もう少し説明しましょうよ(笑)    えーっと。特定の組織、会社、国家での権力者です。別に大金持ちと言う設定でもいいですが。 真 :大物政治家ってのでもいいんだな。 蛍介:権力者だからって、このDロイスを取らなきゃいけない事はないけどね。 茉莉:そう言えば言い忘れていましたが、この「特権階級」と「起源種」それに後述の「古代種」では独自のライフパスがあります。 真 :あ、そういえば、そうだったね。 蛍介:ちなみに、これの効果は…自分が消費したタイタスの効果を他人に使える、だっけ? 樹 :そうです。他人のクリティカル値を下げたり出来ます。  生還者 リターナー 塔矢:蛍介必須Dロイスだな(笑) 蛍介:うるさい(笑)    …まぁ、欲しいけど。 茉莉:えーっと。自律判定時のダイスの数を増やせるDロイスですね。    日常と強く結びつきがある。確固たる意志を持っている。レネゲイドウィルスの侵蝕を防ぐ体質であるなどの能力を持った人です。 真 :「まだ死ねない。俺を待っててくれる人がいるんだッ!」だね?(笑) 樹 :そんな感じです。自律判定時に振れるダイスを3個増やす事が出来ます。    また、このDロイスは他のDロイスと組み合わせる事は出来ません。 塔矢:ふむ…俺様、取得しようかな。 蛍介:なんで? 塔矢:「樹ちゃんや茉莉ちゃんの愛がある限り俺様は死なないッ!」(笑) 真 :死んでしまえ。  複製体 デュプリケイト 茉莉:私が持ってるDロイスですね。    コピー体です。 樹 :誰かのクローン体である、か。UGNやFHなどの組織で作られた存在なんですよね。 茉莉:自分がクローンである事を知っててもいいし、知らなくても構いません。    ちなみに、私は知りませんでした(笑) 蛍介:えーっと、自分が持っているシンドローム以外のものから好きなエフェクトを取得する、と。    あ、便利だね。これ。 茉莉:はい(笑)    私もどうしても飛びたかったので、キュマイラの《鷹の翼》を取得するために、これ取ったんですから(笑) 真 :色々演出として使えそうだしねぇ(笑)  伝承者 サクセサー 茉莉:あなたは一族や家に伝わる、秘伝ともいうべき技を習得している。    そんな秘技の使い手達ですね。 真 :先祖代々伝わる秘技でもいいし、自分が開発した新技でもいいわけだ。 樹 :このDロイス取得の際は任意の一つの技能を選択して、その技能の判定の際セッション中1度だけ達成値を+3D10する。    そんな強い能力です。 蛍介:達成値に+3D10…。期待値で16.5上昇か。 茉莉:<白兵>なんかに使用するとダメージロールで振れるダイスの数が1個か2個増えるわけですよね。 真 :そう考えると強いな。 塔矢:ふむ、ではこれを取得しようかね。    ぼくが自ら編み出した、究極のナンパ法。<交渉>に指定して…女の子に使用するわけですよ。    おっじょうさ〜〜〜んっ! この僕と一緒にお食事にでもいっきませんかぁ〜(笑) 一同:やかましいっ!(爆笑)  秘密兵器 トイボックス 茉莉:え〜っとぅ。伝説の名刀を持っている。ある経緯で手に入れた最新式の銃を持っているなどの秘密兵器を持っているという設定です。 蛍介:EXレネゲイドに感染した銃とか剣とかそういうのもありなんだよね。 樹 :トイボックスで取得できるアイテムの一覧から選ぶんですよね。    あ、鎧とかもありますね。 真 :カニアーマーだ、カニアーマー(笑) 塔矢:イブセマスジーっ!(笑) 樹 :それは別にゲームでしょ(笑) 真 :分からない人はFEARから出ているセブンフォートレスV3かナイトウィザードを買ってこよう(笑)  古代種 エンシェントレネゲイド 茉莉:最後の一つ。遥か昔から存在するオーヴァードです。 樹 :起源種と似ているけど…。 茉莉:古代種は「神」であり、起源種は「母」である。と言えば判りやすいかと。 蛍介:…それは正しい説明なのか? 茉莉:まぁ、簡単に言うと、ですから。    このDロイスを持った人は古代から生きていたりします。    現代のレネゲイドウィルスが失った能力とかも持ってますね。 真 :特殊なエフェクトを持ってるんだね。    これといって「強い」って感じはしないけど。 塔矢:あ、でも、この「親衛隊」とか欲しいぞ(笑)    「きゃー、塔矢様ステキー(笑)」「なんだい? いきなりそんな当たり前の事を…。」 真 :1セッションに1度しか使えないものをそんなふうに使うなよ…。 茉莉:と、以上が全12種のDロイスですね。 塔矢:うぬぅ。欲しいDロイスがいっぱいだ。    全部とってしまうか(笑) 真 :そしたら帰ってこれないじゃないか…。いいよ、逝ってしまえ…。 蛍介:複数取得はルール的な制限はないけど、GMと相談した方がいいんだよね。 茉莉:ええ。複数設定を持っているとどうしても物語の進行が面倒くさくなりますしね。    どうしても、っていう時以外は最高でも1つにした方がいいですよ。 真 :なくてもプレイに支障はないしな。 茉莉:結局は「味付け」ですからねぇ。    Dロイスに頼らなくても魅力的な設定は作れますよね。蛍介先輩。 蛍介:……うちは皆個性的だよなぁ…。 樹 :と、いった所で、インターミッション2を終了としましょうか。