「はい、んなわけで、ですね。サイドBの収録を始めたいと思うんですが。
 2人は準備OK?」

「私は平気ですよ〜。」

「俺様もOKだ。」

「うむ、では、サイドBの収録を始めましょう。
 アダルト組らしく、渋くいきましょうか(笑)」

「フ、今まではガキどもにペースを狂わされていたが、ようやく俺様の本領発揮と言うわけだな。」

「カッコイイナイスミドル聖さんを見せつけてください(笑)
 それじゃあ、成長申告をお願いします。」

「泗界堂聖、《セキュリティカット》《ファイアスローワー》《奈落の法則》《猫の道》を1ずつ取得。
 無論《ファイアスローワー》はポチに仕込んだ(笑)」

「《奈落の法則》ってのはなんだっけ?」

「セットアップで使用して、シーンを対象にクリティカル値を1上げるって奴だ。」

「ふむ。味方にも影響出るのか。」

「いや、対象がシーンだから、影響を及ぼす相手を選択できる。」

「なるほど。領域を拡大し、『この俺の領域内ではお前はその力を100%発揮する事は出来ない!』ってやつか。
 それはカッコよくつかえそうだ。」

「俺様は司令塔、ポチが有利に戦える場を作るのが俺様の役目だからな(笑)」

「次は私。上城アヤ…フェイスレスは《砂潜り》と《砂の結界》《爪剣》を1レベルずつ取得しました。」

「了解。《砂潜り》は移動エフェクトだったな。…結界はカバーリングで、…《爪剣》?」

「今まで素手で殴ってただけですからね。ちょっとおしゃれに攻撃力を上げてみようかと。」

「わー。破壊力は高いなぁ、お前。…しかし、それでもエフェクトの数は少ないんだよね。」

「ええ、《インスタントボム》と《錬成の掟》《貪欲なる拳》しか使いませんからね。基本は。」

「無駄に大量に攻撃エフェクト抱えてるお前とは大違いだな(笑)」

「うるせ〜、ほっとけ〜(笑)」

「出来るだけ、コンパクトにする方が侵蝕率の上昇も少ないですし。あと、管理も楽ですから。」

「確かにね。それじゃ、始めましょうか。タイトルコールと行きましょう。」



Double Cross リプレイ Side B / Double Cross

アヤ:シナリオ名は「ダブルクロス」なのね。 GM:はい、「裏切り者」ですね。 聖 :ほう、…ふ〜む、なんとなく展開が読めるような気がするな? GM:読めますか(笑) 空音:このキャンペーン、シナリオ名はそのままボスを現してるんだよね。    今回は裏切り者を倒すセッション、と(笑) 史郎:いや、裏切り者が現れてそこで終了、と言う手もあるぞ? アヤ:実は私がUGNを裏切って、終了(笑) 聖 :我々が共にUGNを裏切った、と言う汚名を着せられて、終了(笑) GM:あははは、それは面白いなぁ。    まぁ、先読みはそのくらいにして、ハンドアウトの確認に行きましょう。  泗界堂聖  今日も、仕事を終え、君はいつものバーに足を運ぶ。  仕事が終わった後の一杯は、やはり格別のものだった。  そんな休息を楽しんでいる君の隣に、一人の女性が座る。  そして、多少の怒気を孕んだ声で、告げる。  「こんな所にいたのね。聖さん。」  シナリオロイス: 相田 葛葉  推奨感情 ポジティブ:純愛       ネガティブ:自由  上城アヤ  まさか、UGNの仕事でこんな事になるとは思わなかった。  君は、目の前に座る女性を見ながら、そう考える。  その女性は優雅に、にっこりとした笑みを浮かべながら、お茶を飲んでいる。  女性の名は、“プランナー”都築京香。  困惑の表情を浮かべる君を余所に、事態は、動き始めていた。  シナリオロイス: 都築 京香(ツヅキ キョウカ)  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:不信感 GM:…以上です。質問疑問があれば受けつけますが。 聖 :…あのう、俺様もしかして、全5話全てシナリオロイスが葛葉ですか?(笑) GM:はっはっは。死ねば葛葉がいなくなるかもしれませんが。    とりあえず、君、ホントに葛葉を相手にしようとしないので、…正直殺して欲しい?(笑) 聖 :しょ、しょうがないでしょう!? あれ一般人なんですもん!    レネゲイト関連の話し振れないからその手の話題では遠ざけるしかないんですもん!?    キチンと相手しますよ! 葛葉愛してますよ! 夢見悪いから殺さんといて〜(笑) GM:まぁ、頑張ってください。今回は「最近、ここ数ヶ月間、聖さんが相手にしてくれないの、葛葉困っちゃう〜。」的に    葛葉がシナリオに絡む可能性があります。殺さないように頑張ってください。1話みたいな変な会話してたらホントに殺しますよ(笑) 聖 :………しまったぁ、《世界樹の葉》でも取っとくんだったかな〜、保険として(笑) GM:間に合う事を祈ってますよ(笑) アヤ:…それよりも、GM。…ふぁ、ファルスハーツまで出てきますか!! これ以上敵増やしてどうするんですか!?(笑)    “プランナー”都築京香って、FHエージェントですよね!? GM:うん、そうだよー。 史郎:まぁ、相馬とかもFHでしたがね(笑) GM:相馬がFHエージェントだって情報を与えてあるのに、今まで誰一人として、アイツがアリスにいた事に突っ込み入れなかったよな、そう言えば。 聖 :気がついたらアリスにいたからねぇ。    いやですねぇ、気にはなったけどその瞬間話が終わったから聞くまでも無いかな、って結論に落ちついたんですよ(笑) GM:素直に忘れてたと言ってください(笑) アヤ:なんで、私、プランナーなんかと会ってるんですかねぇ。UGNの仕事らしいし。 京汰:これでFHとアリスが結託すると、UGNに勝ち目は無いなぁ。 史郎:…いや、プランナーが出てきたと言う事は、むしろ結託するのはUGNとFHなんじゃないかな? アヤ:それはいいなぁ。“ディアボロス”春日恭二と共闘かぁ。 GM:他に質問はないですか? 時間も押してるようなので、無駄話は適当に切り上げたいんですが(笑) 史郎:おっと、これは失礼(笑) 聖 :俺様はもういいぞ。 アヤ:私もいいかなぁ。 GM:それじゃあ、PC間ロイスですが、お互いに取っておいてください(笑) アヤ:2人だもんね。…ええと、聖に…友情と不安かな。    ここしばらく共闘してたこともあるし、仲間意識が芽生えてるんだけど、自身の存在が不確定な為に、いつ、彼…いや、彼らとの    別れが来るかもしれない…それが不安、と言う事で。 空音:彼ら、ってことは、聖を含めて、史郎や、私、京汰にも同じ感情って事だよね。 アヤ:ええ、いい仲間を持ったなー、とか、思ってるんです。 聖 :ふむ…、そうだな、俺様も同じ物を取ろう。    いい仲間だとは思う。しかし、何か心底安心して信頼するには、引っかかるものがある気がする。 アヤ:うわ、まだ疑われてるー!(笑) GM:うーん、オトナの感情ですなぁ。    それじゃあ、シナリオを始めましょうか。
Opening Phase
 いつものバーで酒を飲む聖。  警察の仕事を休んでいても、結局やることは変わらない。  …悪を探し、それを討つ。  それは、そう   正義の味方。  そんな自己陶酔に浸っている聖の下に、一人の女性が現れる。  聖は、最愛の人と最悪の形で出会った。 GM:…さて、泗界堂聖君。ハンドアウトのように、君は一日の締めくくりに、行き付けのバーで酒を飲んでいる。 聖 :その前にGM、俺様は警察の仕事休業して、具体的に毎日何やってんスか? GM:UGNからの仕事ですが…具体的にはパトロールを中心とした、情報収集でしょうか。    君はジャバウォックなどの敵組織の幹部の顔をよく覚えていますし、ポチに匂いを覚えさせている事もありますから。    この近辺で出没するならば、必ず、痕跡があるはずだ、というわけで、警邏(けいら)を行っています。 アヤ:私も? GM:君も君で、特殊な情報収集能力があるからねぇ。捕らえた敵組織の者から情報を引き出すとかの仕事をしてるんだろ。    このセッションが終われば、岬さんやヒメヒメからの情報を引き出す仕事があるだろうしね。 アヤ:なるほど。了解しました。    現在の時間軸はどうなんです? 聖さんはまだ会議の出席依頼を受けてませんよね? GM:ええ、具体的には京汰が殺される前日だと思ってください(笑) 京汰:なんでその時間を基準にするんや!!(笑) 聖 :ちょうどいい絶対時間じゃないか(笑)    え〜と、京汰が殺される前日に、パトロールを終えていつものバーで一杯やってる場面だったな。    …そう、ここは俺様行き付けのバー。何故行きつけなのかというと、ペット入店可なのだ(笑) GM:そりゃいいバーだ(笑) 空音:では、聖が葛葉に愛の告白をしたのも、このバーだったと言うことで。 GM:む、では、バーのマスターはグラスをきゅきゅ、と磨きながら、「最近、連れの彼女を見ないが、どうしたのかね?」 聖 :…フッ、俺様とて、1人でいたい時もあるのさ…(笑) GM:ここのマスターとは長い付き合いなんでしょう、恐らく。    「ケンカでもしたのか?」そっけない態度ですが、実は優しいオヤジだと言う事を君は知っています(笑) 京汰:いいオヤジだ(笑) 聖 :ハッハッハ、マスターには隠し事は出来ないな。…まぁ、少し顔を合わせづらい理由があるのさ。    詳しい内容までは、カンベンして欲しいがね…(笑) GM:客とマスター…お互いの関係はただそれだけ。本名もお互い知らないが、奇妙な友情がそこにはあった、みたいな。 空音:いや、そんなマスターとの友情を育んでる場合でもなく、シナリオ進めましょうよ(笑) GM:おっと、そうだった。意外にいいキャラだったので掘り下げたくなってしまった(笑)    と、暫くその後には沈黙が流れるのだが、マスターはちょうど入ってきた客を見て、にやりと笑う。    「お客さん、仲直りの機会が与えられたのかもしれんよ?」 聖 :「? なんのことだ? マスター…?」と、言いながらバーのドアの方を振り返ると… 空音:「やっぱりここにいたのね、聖さん。」    般若のような笑顔で、ずももも、と立ちはだかる相田葛葉。 聖 :飲んでいた酒を、ダー…とこぼしながらそのまま硬直する俺様(笑)    相変わらずポチは俺様の足元でそしらぬ顔して狸寝入りをしている(笑) GM:やべ、ちょっと今の聖、想像したらツボに入った(笑)    えーと…葛葉は君の隣に座り、そうすると、無言でマスターから「いつもの」カクテルが出される。 聖 :その名は「言いたい事は分かるわね?」(笑) GM:カクテルの名前か、それ?(笑)    じゃなくて、君と葛葉は常連なんだから、いつも飲んでた奴を出しただけですよ。    葛葉は情緒もへったくれも無く、ぐいっとそれを一気のみして、聖を睨みつける。    その瞳は語る…「言いたい事は分かるわね?」(笑) 聖 :「俺様の答えも分かっているはずだ」…と、瞳で語り返そう(笑) GM:わかんねぇよ。 聖 :「ごめんなさい、カンベンして下さい。」だっ!!(爆笑) GM:それでカンベンしてくれなそうだなぁ、というのは雰囲気から分かります(笑)    「……何も言わないのね、聖さん。」 空音:出された2杯目を黙ってぐいっと一気のみして葛葉はそう言いました(笑) GM:えらい酒癖悪いぞ、葛葉!!!(笑) 聖 :そして俺様は2杯目の酒をぐいと飲み干して…、    「…いや、あのですね? 葛葉さん、これにはふか〜い訳がありましてですねぇ…?」(笑)    酔いが一気に覚めた気分だ(笑) GM:「じゃあ、ふかーい訳を1から全部話してもらいましょうか、聖さん。」 空音:無言で出された3杯目をぐいっと飲み干して聖を睨みつける葛葉さん(笑) 聖 :ここぞとばかりに楽しんでんじゃねぇよ空音よぉお!!(爆笑)    …無言で出された3杯目をグイッと飲み干して…「…い、いや、そのな? 全部説明するとすごくなが〜くなっちゃうんだ。    だからな? ここはこの前説明した、かいつまんだバージョンでカンベンしてくれ、な? な?」(笑) 空音:では、飲み干した4杯目のグラスをだーん! とテーブルに叩きつけて、座った目つきで言いますよ。    「なぁんですってぇ? あの上城事務所の所長さんと、仲良く行動は出来るくせにあたしには説明してくれないんですかぁ〜?」 聖 :では飲み干した4杯目の酒をブーッ!! っとふいて、    「なななな、なんでお前がアイツの事知ってるんだ!? あああ!? いやいやカミジョウジムショって何!? ワタシワカラナ〜イ!」(笑) 空音:「目を見て話してください、ひじりさぁん〜?」5杯目をぐいっと一気のみ。 京汰:ここまで来ると、絡み酒ですね(笑) 聖 :いやいや葛葉、お前飲み過ぎだぞ? ほら、家まで送ってってやるから、もっと飲め。潰れるまで飲め。忘れるまで飲め(笑) 空音:「やっぱり聖さんは私の事なんてどうでもいいんだぁ〜…。」と6杯目を飲んで、めそめそ泣き始めます。 GM:その上、泣き上戸だっ!!(笑) 聖 :いやいやそんな事はない、愛しているぞ葛葉、心底愛しているぞ〜? だからな? 俺様の事を信じて欲しいのだ。    確かにお前にはいろいろ不安を抱かせているかもしれない。だが誓ってお前を裏切るような事はしていない。信じてくれ、な? な?    (ゴポゴポ葛葉のグラスに酒を注いでいる)(爆笑) 空音:では、聖が持っているビンの方を奪い取ってぐびぐびと一気に飲みます(笑)    「決めました。」もー、完全に座った目で、彼女は言います。「こーなったら、なにがどーなっても、聖さんにつきまとってやりますからね!」 GM:ああ、葛葉が急に可愛い系キャラに…。 京汰:では、マスターが「ああ、20年物のロマネコンティが…。」と呟きましょう。 空音:「いいでふか! キチンと説明してくれうまで、付きまといまふからね!!」    びしっ!! と聖に指をつきつけて、2本目のワインのビンを飲み干します。 京汰:「ああああ…1880年の伝説のワインが…。」 聖 :………レネゲイトとかの話しちゃっていいかなぁ…。でないと葛葉の命云々以前に、俺様の財布が死ぬ(笑) GM:う、うーむ? シリアスなはずのシーンだったのに、オモシロシーンになってしまったぞ?(笑) 空音:と、勝手にいろいろ喋ってましたが、これでよかったんでしょうか? GM:うむ、大体の流れはいいはずなんだが(笑) 空音:では、続けましょう(笑)    「だいたいですねぇ、聖さんはいつもあたしには肝心なことをなぁ〜んにも話してくれないんでふよ!」    かなりろれつが回らなくなってきた葛葉さんは新しい酒樽をぐびぐびと飲み干して、さらに絡む。    「こんなにあたし、聖さんの事が好きなのに〜〜!!」 GM:(葛葉、人間の域を越え始めたな…) 聖 :…よ、酔いつぶれを待つのは絶望的かもしれんな、葛葉、まさか酒樽まで飲み干せるほどの酒豪だったとは知らなんだ…(笑)    「…わかった、葛葉、そこまで言うなら話してやる。だがこの事は他言無用だ、いいな?」 GM:(あかん、話されると困る、一般人のマスターもいるのに)…では、葛葉は「しっかりききますからねぇ〜。」と言って、……    ……言ったはいいが、その場で眠り始める、ということで。 聖 :あ、潰れてくれた。よかった〜(笑)    …まぁ、時間も押してるしナァ、これ以上夫婦漫才やってる場合でもないか(笑)    「…、フゥ、やれやれ、どうしてこう、こいつは酒癖が悪いくせにタフなのかな?」「ワオン」(笑) 空音:多分、翌日には聖が二日酔いにも関わらず、葛葉はぴんぴん。 GM:うーん…すごいな、それは(笑)    しかし、これはなんのシーンだったんだ…? 聖 :こっちが聞きたいわい(笑)    まぁ、俺様今回の依頼っぽいのはサイドAの方で聞いちゃってるから、OPはこんなもんだろうけどね(笑) GM:まぁ、これは葛葉が今後、君の回りでうろちょろしますよ、と言う事で。 空音:葛葉さん、おでん缶が好きだったり、面白い食生活してますねぇ。 聖 :誰のせいだ誰のぉお!! 俺様の葛葉を凄く面白いキャラにし立て上げやがってェえ!! ありがとう!!(爆笑)    なんか今回の件で始めてこいつに愛情感じたかも(笑) 空音:可愛くなったでしょう(笑) GM:つーか、今まで愛情感じてなかったんだ(笑)    それじゃ、シナリオロイスをあげましょう。 聖 :推奨は純愛と自由か…、ふ〜む、ポジは表で純愛でいいとして…、ネガは…、食傷? 嫌忌?(笑) GM:そ、そこまで行くのか? 聖 :いや、まぁ、それはプレイヤー感情って事で(笑)    …そうだな、無関心にでもしておくか。いまいち他に思いつかないし(笑) 京汰:無関心? 空音:興味があるが、無関心でいたい、っていう感情ですね。 GM:愛情を感じながらも、しかし、突き放しておきたい、という事だな。    では、シーンを切る… 空音:前に、マスターがお勘定を(笑)    「しめて、250万8750円になります。」 聖 :………ゆ、UGNの経費で落ちないかなぁ? 一応UGNに警察を休業させられたせいでこうなったわけだし…?(笑) GM:きっと「自業自得」って返事が返ってくると思うよ?(笑) 京汰:休業とはあんま関係なさそうだしねぇ。 GM:一般人との付き合いはオーヴァードにとって、避けられない宿業ですからな。    この摩擦はどのオーヴァードにとっても大小の差異はあれど、あるものですから。 空音:まぁ、相手が悪かった、と言う事で。 GM:(むしろ、仲間が悪かった気もするなぁ…) 聖 :うう〜、    「…すまんマスター、いつものようにツケておいてくれ。いずれ払うから…」(笑) 空音:「お前さんも、苦労するな…これでツケは2000万を越えたな。…まぁ、気長に待ってるさ。」 GM:…よく、飲みにこれますね&酒を飲ませますね……。 聖 :そんなにぃいいいいい!!??(笑) * * * GM:…そんなわけで、次のシーンですが…。 史郎:…まぁ、聖はもう少し泣かしといてやってくれ(笑) 空音:「泣きたい時は…泣いていいんですよ…。」 GM:…もう少し、いたわってあげようよ。 空音:もう少し、いたぶってあげる? GM:お、鬼や! 鬼がおる!!(大爆笑)
 歴史の分岐点。  …まさに上城アヤはその分岐点の上にいた。  本人にその自覚はないが。  それは、「戦争」の始まり。  漠然とした不安を抱えながらも、フェイスレスはその任務を果たそうと、その喫茶店に、いた。 GM:さ、さて、気にしないであげよう。アヤさんのシーンですけど。 アヤ:あ、はいはい。ちょっとあっけに取られてました。 史郎:それでもなお憐れに思われないんだね…(笑) GM:まぁ、面白ければそれでいいんだよ。ねぇ、京汰。 京汰:…なんでそこで俺に振るかな。 GM:いえ、別に(笑)    それでは、アヤさんですが。    君はUGNからの依頼である喫茶店にいます。    ここに来るエージェントと、これからの行われる会議について話し合いをしてもらう、という手筈になっています。 アヤ:……はい? GM:はい、疑問符がいくら並べても尽きない依頼だとは思いますが(笑) アヤ:えええ? 柳川支部長とかは? GM:この話し合いには「参加できない」のです。参加するにはちょっと都合が悪い。 アヤ:……相手は聞いています? プランナーとか。 GM:いいえ。聞いていません。 アヤ:………わっかんないなー…。 空音:これから来るのがあの「プランナー」なら、支部長である、柳川さんが顔を見せるのは不利だからじゃない? アヤ:会議について話す、っていわれても、信用できるかは別だし…そうなのかなぁ。    私は姿を変えてたほうがいいかなぁ。 史郎:そしたらお前だと分らなくなるだろう。一応上城アヤが基本形なんだろう? アヤ:どれが自分の「本当の顔」かはわからないんですよ、自分でも。    多分、これが基本なのかなーとは思うんですが、なにせ「記憶喪失」ですし。 GM:フェイスレスは伊達じゃない、と。 史郎:まぁ、それでも『この格好で』とか指定が無い以上変わらないほうがいいんじゃない? 聖 :ってーか、それ本当にUGNからの依頼なのか? もしかしたらお前と接触する為の、プランナーからのニセ依頼とか。 GM:一応この任務は日本支部支部長、霧谷氏からの依頼です。まぁ、偽者、って可能性もないわけではないですけど。 アヤ:…なんでまた、この私めがそのような偉い方から直接命令を受けるんですか。 GM:さぁ? アヤ:うう、危険、なのかなぁ? GM:と、君が思案していると、「ここ、よろしいですか?」と柔らかな女性の声がかけられる。 アヤ:この人なのかな? 相手を知らないわけですから、何ともいえないんですけど。符丁とか聞いてます? GM:ええ、聞いています。ちなみに、上城アヤの顔は指定されているので、向こうは君の顔はわかると思っていいでしょう。 アヤ:で、符丁はなんでしょう? GM:えー…と(←実は考えてなかった)    ろ、「ローズヒップティとカモミールとチャイを注文」で(笑) 京汰:そうすると、アヤが「それは品切れだそうですけど?」と答えるのだな? 史郎:何でアヤがそう答えるんだよ(笑) 京汰:いや、符丁だしなぁ。アヤが答えないと向こうも分からないんだろう。うん。 史郎:…まぁ、そしたら向こうの女性が「それじゃなきゃやだ」って言うんだな?(笑) GM:うむ(笑)    まぁ、メックウォーリアーリプレイネタはいいとして。    「上城、アヤさんですね。」    席に座って、そう言う注文のやり取りをした女性はそう言う。 アヤ:では、貴方がエージェントですか。 GM:「はい、都築京香といいます。…“プランナー”という呼び名の方が有名でしょうか。」 アヤ:流石に、FHエージェントでも有名な人ですから、知ってますよね。    途端に警戒色を強めましょう。「プランナー…っ!?」 GM:「警戒するのは無理もないですが…、ここは信用していただけると嬉しいのですが。」 アヤ:…UGNは貴方が来る事を知っていた……ならば、理由はともあれ、攻撃される事はない事は確かですね。 GM:「理解が早くて助かります。早速用件に入りましょう。」 アヤ:それなのですが、私、今日は何も説明を聞いていないのですが。 GM:「ええ、そう聞いています。では、仕事の説明をしましょう。」 アヤ:お願いします。 GM:「これはファルスハーツからのUGNへの依頼になります。依頼内容は、『裏切り者の処分』です。」 アヤ:…裏切り者? 相馬とかのことかな?    「それは…? 詳しく聞かせてもらいたいのですが。」 GM:「これは極秘事項となりますが…現在FHとUGNは一時的に手を組み、アリスを打倒しようと言う流れになっています。」 アヤ:……流石に動揺は隠せません。 史郎:また面白い展開を敷いたな。 GM:「まだ正式には決定されていませんが、数日後に控えた会議で正式に調印するはずです。」    ちなみに、具体的な内容は、FHが「戦力」をUGNに「貸し与える」という意味での締結になるでしょう。 京汰:それって、メインで戦うのはUGNってことだろ? 空音:下っ端の構成員を「戦力」として差し出すだけの「協力」なんですね。    さすがに、尻尾を掴ませるような事はしないってことですか。 GM:あくまでも「一時的」な協力、ですからね。    両組織にとっても「手を組んだ」事実は残したくありませんし、全面的な協力はありません。 史郎:それでも、前作では協力態勢があったアリスを、UGNに協力を要請してまで潰そうとしてるって事は、    よほど見逃せない事実が出来たっつー事なんだろうなぁ。FHにしては苦渋の選択っぽいな。 聖 :そう言う事を悟らせんようにはしているようだがな。 GM:まぁ、しかし、そう言う流れを不快に思う人たちもいるわけですよ。FHの中には。    UGNの中にもいるかもしれないけどね。 史郎:そりゃそうだろうなぁ。 聖 :詰まる所、どっちの組織にしても禍根を残しながらの協力態勢と言う事か。その連絡係と言うか、パイプ役にフェイスレスが派遣されたと。    そりゃ、会議の内容をおいそれと話すわけにはいかねェよなぁ。 GM:UGNとしても偉い人をプランナーの前に出すわけにはいかないからね。    プランナーももしかしたら偽者かもしれないけど。 アヤ:大体の流れは分かりました。    要するにFHの中の「UGNと組むことをよしとしない」人…もしくは人達が裏切りを起こしたわけですね。 GM:そう、それが会議の邪魔をする、という予告があり、させるわけにはいかないから処分しようというわけだ。 京汰:なんでまた、そんな予告を。    黙ってやった方が効果的だろうに。 GM:「裏切り者」としては今のFHの態度こそが組織に対する「裏切り」だと思っているわけですよ。    敵対しているUGNと組むとはなんだ! ってね。それゆえにFHを離反するときも彼らにとっては自身に正義があるわけですから    堂々と敵対を表明したわけです。 京汰:(うんざりとした顔で)…「憂国の士」って訳だ、要するに。 史郎:FHの連中は連中で、誇りを持って行動しているんだねぇ…(笑) 聖 :組織選びっツーのは難しいねぇ(笑) GM:ちうわけで、大事な会議を邪魔されるわけにはいかない。    彼ら「裏切り者」を見事倒し、アリスに対して対抗しようじゃないか、という話ですね。 アヤ:つまり、プレステージとして私とFHが協力して邪魔しようとするやつを倒した、という事実を会議の前に作っておきたいって事ですか。 GM:うむ、そういう狙いもある。 アヤ:…今の私はUGN代表、ってこと? GM:そういう事になるかな。今回はFHからも1人、援軍として参加する。    もちろん「UGN代表」と「FH代表」が2人とも無事な状態で裏切り者を倒さなくてはいけない。 アヤ:…そういうことですよねぇ…。制約多い戦いって苦手なんですけどぅ…。 聖 :お、俺様は…?(笑) GM:君も参加することになるんですけどね。それはまだ説明うけてませんから(笑) 聖 :しかしそんな大事な事に我々のような外部の人間使っていいのかねぇ?    …外部の人間だからいいのかな?(笑) GM:内部の人間になにかあると困りますし。君たちはここ数ヶ月の任務で信用に足りる人物だと言う事は証明されているようで。    あと、チルドレンとかはUGNが絶対ですからねぇ…FHと手を組む事に嫌悪感を覚える人も少なくないんでしょう。 聖 :文字通り都合のいい人間な訳だな我々は。 GM:イリーガルエージェントなんてそんなものですよ。    地位も何も無いからね。かと言って、UGNの後ろ盾無しではつらいですし。生きていくには。 アヤ:…なるほどねぇ。 GM:話を戻そう。    「…と、言う事です。ご理解頂けたでしょうか?」 アヤ:ええ、分かりました。…こちらも助っ人を要求するのは構わないのですか? GM:「仲間は多いに越した事はありませんが、…しかし、情報の機密の問題がありますから1人2人にしておいて欲しいですね。」 アヤ:了解しました。裏切り者の資料はあるのですよね? GM:「はい、ここにファイルとしてまとめておきました。」…と、ファイルを渡してくれる。    あ、それと、FHの代表なんだが。…4人くらい用意したんだが、どれがいいかね? 支援型、白兵型、射撃型、RC型の4人を    そろえてみたんだが(笑) アヤ:う、どうしよう、聖さん。 聖 :う〜ん、それぞれの能力次第と言うのもあるが、とりあえず支援型は欲しい所じゃないかな? アヤ:そうだねぇ。聖さんが射撃で、私が白兵だから、支援かRCか、ですね。2人はダメ? GM:1人にして下さい(笑)    それに、心理的に2人は厳しくない? アヤ:…確かに、敵組織の人間が2人いるのは気持ちよくないかも。 GM:こっちは自分の組織の裏切り者を倒すっていう言わば汚点処理なわけですから、多少は妥協する所はありますけど。 聖 :敵の数は何人だ? …って、俺様はその場にいないんだからそうそう質問も出来んか(笑) アヤ:では私が聞きましょう。 GM:3人です。正確にはもう少しいるんですが、非オーヴァードなんで。 聖 :それじゃこっちも3人くらいが妥当か。人数によっては2人借りるのを強行しようかとも思ったのだが(笑)    まぁ、支援系が欲しい所じゃないか? 我々の場合。 アヤ:そうですね。白兵とか前線に出る人だと危険がありますし。こっちとしてもFHエージェントを傷つけるのは得策じゃないんでしょう? GM:だな。…じゃあ、支援系のソラリス/ノイマンを貸与します。史郎か誰か、こいつ使う?(笑)    必要なのは立場だけだから、性格とか、自由に決めていいし。 史郎:…シンドロームの慣れとか、キャラの立ち上げの際の面白さも考慮して、空音のプレイヤーを推奨します(笑) 空音:ええー、物語の傍観者でいたいのに〜(笑) GM:どうする? 経験点15点くらいあげるから新キャラ作る? それとも、普通に用意したの使う?(笑) 史郎:頑張れ、空音! 俺達は傍から見ている(笑) 空音:はーい、拝命しま〜す(笑)    じゃあ、とりあえず、キャラシート見せてください。不満があったら作りなおします。 GM:うい。では、そういうことで。    「さて、必要な事は話したと思いますが…なにか質問はありますか?」 アヤ:……貴方には…ないかな。    いろいろ柳川さんとか霧谷さんにとかは聞きたことあるけど(笑) GM:「それじゃあ、よろしく頼みますね。エージェントは後々貴方の事務所に向かわせましょう。」 アヤ:了解しました。それじゃあ、失礼します。 GM:ってなわけで、シーンを切りましょうか。シナリオロイスをあげましょう。 アヤ:はいー。…そうだなぁ。…親近感…かなぁ? ネガは…隔意。    似たものを感じるんだけど、打ち解ける事は出来ないかな。…って感じ? GM:なるほど。分かるような分からないような(笑)    じゃあ、そういうところでOPを終了としますね〜。
Middle Phase
GM:さて、休憩をはさんでミドルフェイズですが。    空音、キャラは出来た? 空音:名前はまだ決まってないけど…データは出来たよ。あとは覚醒と衝動を決めてないかな。 GM:うむ、了解した。適度に登場させてくれたまえ。    で、このシーンは、聖のシーンにしますか。 聖 :とりあえず俺様はアヤと合流せんとな。    …ところでこのシーンは京汰の遺体発見後か? GM:はい、発見後です。会議についての話も聞いています。    まぁ、その会議の中身については上城事務所で聞いてくだされ(笑) 聖 :いやな? 会議の話は聞いたんだが、確か俺はその会議の詳しい期日をメール入れてくれと言ったが、    その後俺はどうすればいいのかを聞いてなかった気がするのだ。どうしよう…?(笑) GM:ええと、メールはフェイスレスに協力して作戦を遂行して下さい、と書いてある(笑) 聖 :ふ〜む、書かれてしまっては仕方がない。とりあえずフェイスレスの所にいくか。    …行ったでいいか? GM:妨害もないですし、いいでしょう。では、上城事務所でシーンを開始しますか。 アヤ:了解です。では、私も登場ですね。 聖 :んじゃいつものようにフェイスレスの事務所へ。    「フェイスレスがだ〜い好きな男性は誰でしょう? 俺様〜」ピンポ〜ン(笑) 空音:間違えたので、トラップが発動して聖の足元がカパッと開きます。    そしてまっ逆さまに落ちる聖。 京汰:危険な事務所やなぁ。 史郎:そしていつもの事だとそ知らぬフリしてご主人様の帰りを待つポチ。 聖 :「…フゥ、相変わらず厳重な警備態勢だな。」と言いながらその落とし穴を上ってくる俺様(笑) アヤ:…人の事務所をデンジャラスゾーンにしないで下さい(笑) 聖 :一秘書がドア溶接してる事務所なんぞ十分デンジャラスじゃい(笑)    まぁ、そこら辺の話しは置いといて、とりあえず事務所に入るぞ。 アヤ:はい、大人しく迎え入れます。    んで、西園寺がやっぱりコーヒーを入れてくれます。    …それとも二日酔いに効くハーブティがよろしいでしょうか?(笑) 聖 :うむ、そっちにしてくれるとありがたい(笑)    「いやぁ〜、もう、葛葉ってば凄いヤキモチ妬きさんでさ〜、本当の事話せない俺様としてはすっごく心苦しいんだよ〜。    アーちゃんどうしよう?」(笑) アヤ:アーちゃん?(笑)    「こんな所に来てる事を見られたら、また小言を言われますね、フェンリルナイト。」    ミントティを飲みながら、聖の愚痴に少々付き合いましょう。 聖 :「そりゃさぁ、出来る事なら俺様だってちゃ〜んと話つけたいよ?    でもさぁ、そういうわけにもいかないじゃん? レネゲイトの事だしさぁ。    ねぇ、だいたい冷静に考えると突拍子も無いこんな話信じないって。すると本当になにも話す事が無いわけよ。    あ〜、俺様は心底葛葉を愛しているのに、その葛葉に真実が語れないなんて、俺様な〜んて悲劇のヒーローなんだぁ〜」グビグビグビ(笑) アヤ:適当にごまかす事は逆効果そうですからね、彼女には。 GM:ん? アヤは葛葉の事知ってたっけ? アヤ:いえ、直接の面識はないですけど。    多分聖がこうやって、なにかあるたびに葛葉に対する愚痴を話してるうちに、だいたいどんな人間かは知ってしまったのですよ。うん(笑)    2人の馴れ初めから大体の事は知っています、私は。 GM:…付き合い、長いんだなぁ。 アヤ:ええ、この西園寺とフェンリルナイトは私にとって、掛け替えの無い友人なのです。    なにせ、私が記憶しているのはホンの数年分ですからね。その時間のほとんどは、この事務所で過ごしてます。    そして、ここにいるのは西園寺と、常連の泗界堂聖だけなのですよ、多分。 GM:客も一見さんがほとんどだろうしね。 聖 :ユウさんは? アヤ:あの方も、私のロイスですからねぇ。大切な友人ですよ。    数少ない故に、私は仲間と言う存在を大事にしたいのです。うん。    だから、聖がここに来てくれるのはホントに嬉しいんですよ? 聖 :ってことで上手いこと葛葉を納得させる為の会議の話をお前に聞いてくれと柳川さんに言われたんだが、話してくれ。 アヤ:そ、そうだっけ?(笑)    ええと…これは闇の中のさらに闇と言うか。ホントに一部の人間にしか知らされない話です…。    と、経緯を説明します。    「……と言うわけなんですよ、ご理解頂けましたか?」 聖 :なんと、UGNとFHが手を組むとは…。表面状の事と言え、歴史的な事件だな。    それで、お前さんはそのFHのエージェントと協力して、反乱分子の始末をつけろと言われたのか。    …で、俺様もそれに協力すればいいのだな? アヤ:「ええ、そういう手筈のようです。私もこの任務が終われば会議への護衛に当たるように命じられています。」    …で、いいんですよね? GM:ええ、SideAでそういう説明をしましたね。    しばらく、聖とアヤは行動を共にするようですね。 聖 :複雑な表情だ。    「やれやれ、また葛葉に非難される材料が増えてしまうな、フゥ〜…」(笑) アヤ:そう言わないの、「セイギノミカタ」でしょう?(笑)    にこやかな笑みでいいましょう。    「で、ここにFHエージェントが来るって話だけど…遅いわね?」 GM:まぁ、時間は決めてませんけどね(笑)    適度に出ていいんですよ? 空音:ええ、分かってます。そろそろ出るつもりでしたから。    …では、そう言った当たりで、事務所のベルがなります。ぴんぽーん。 アヤ:「来たようですね。」西園寺に開けさせましょう。 GM:では、西園寺は事務所のドアのトラップを全て解除してから開けます。    …で、そこにいたのは…。 一同:(何故か見事にハモって)相田葛葉。 聖 :…ちょっと汚いが、飲んでいたハーブティを物凄い勢いでブゥーッ!! って吐いちゃうぞ。    勢いで事務所のガラスが綺麗に真っ二つに切れてしまうくらいに(笑)    「くくく、葛葉ぁあ!? ななな、なんでお前がここにぃい!?」(笑) GM:(げらげら笑いながら)「見つけたわよぅ〜、ひじりさぁ〜ん?」(大爆笑) 空音:面白いなぁ、葛葉(笑)    ズモモモモモ…と、物凄いオーラを背負って、葛葉が一歩、事務所の中に足を踏み出す。 GM:「くっ!?」あまりの殺気に、あの西園寺が一歩後ずさる。 京汰:あ、あの西園寺をたじろがせるとは…!? アヤ:…何者ですか、相田葛葉(笑) 聖 :…フゥー…、フ、どうした? 葛葉。    何をそんなに怒っているんだ? まぁ、落ち着いて座ってハーブティでも飲んだらどうだ?    西園寺君、すまんがマイスウィートにもティーを一杯頂けるかね?(笑) GM:で、では、葛葉から逃げるように西園寺はお茶を淹れに台所に(笑)    さっきまで晴れ渡っていた空はいつの間にか曇り、雨がぽつぽつ…と降り始め、遠くでは雷の音が響き始めた…。 京汰:リアルで、雷鳴り始めたぞ…。 空音:では、葛葉はソファに座る。…もちろん席は聖の隣(笑)    「はじめまして、相田葛葉です。」 アヤ:(上ずった声で)はっ、はじめましてっ!! 上城アヤですわっ!?(爆笑) 聖 :…さて、仕事の話も終わったし帰るか…、あ、いや、ここにいた方が葛葉の怒りの矛先が分散して被害が少ないかな?(笑) 空音:「仕事の話? …聖さん、休職してなにしてるんですか?」    出されたカモミールティを優雅に飲んで…聖を睨みつけます(笑) GM:ごろごろ、ぴしゃーん!!    雷が落ちました。雨がザー…と音を立て、降っています(笑) 史郎;リアルで落ちたよ? 今… 聖 :臨場感たっぷりだ…。    「…葛葉よ、俺様が本当に休職中だとでも思ったのか? フフ、おめでたい奴だな…。」 空音:「どう言う事?」 GM:(いつの間にか、葛葉のプレイヤーが変わっている…) 聖 :しかたない。本当は余り人に話してはいけないのだが、これ以上お前に不安を抱かせるのも俺様の望む所では無い。    いいか? この事は他言無用だぞ葛葉。実は俺様は休職中だったのではない。 空音:神妙な表情で聖の話に耳を傾けます。 聖 :実は俺様は…、交番勤めに格下げになったんだ…(笑) 空音:「……そんないい訳、通用すると思ってるの?」    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……。 GM:どがーん! …大きな雷が、落ちました。今。リアルで。 京汰:すごい…神様までがこのシーンを演出しようと、応援してくれてるよ…。 史郎:愛されてるな…俺達… 聖 :い、いや、葛葉、本当なんだよ。信じられん話だろうと思うが、本当の事なんだ。    経費で昼飯食ったのがばれて懲罰で無期間一時降格食らったんだよ俺(笑) 空音:「なら、三沢さんに電話して聞いてみるわね?」その場で携帯電話を取りだし、署に連絡を取ろうとします(笑) GM:ひ、聖、電波妨害エフェクト! 電波妨害エフェクト!!(笑) 聖 :ぬおお! 初出がこんな所かぁあ!? え〜と、え〜と…    これだっ!! 《タッピングゥウウウ》!!(大爆笑) GM:それは盗聴エフェクトだ!!    落ちつけ聖!!(爆笑) 聖 :うわああ! 俺様《電波障害》は取ってないんだぁあ〜!!(笑) 空音:エフェクト取得とか成長って、セッション中でもGMが許可すればいいんですよね? GM:そうだな。この生涯最大のピンチに聖の中で新たなる力が芽生えた、ってので《電波障害》を取得するのなら許可しよう(笑)    経験点は余ってるだろうし。 聖 :…こ、こんなまぬけな状況で成長なんかしたくない…(笑)    「いやいや葛葉、ダメだぞ? この部屋は電波状況が悪くてだな、何故かどのダイヤルに回しても必ずペンタゴンに通じてしまうんだ。」(笑) 空音:では、聖は最大のチャンスを見過ごしました。    「もしもし、三沢さんですか? お忙しい所すいません。」 聖 :では所長私はこれで、と、この隙に立ち去ろうとするか… 空音:「はい、はい、ええ、そうですよね? ええ、では、お忙しい中失礼しました。」ぷつ。    そして、ゆっくりと聖のほうを睨みます。ちょうど、聖は入り口のノブに手をかけたところです。    「ひーじーりーさぁ〜ん?」 アヤ:がたがたぶるぶる。    ぽ、ポチ、これが修羅場と言う奴なのですね?(笑) GM:ポチも部屋の隅で雷と葛葉に怯えながらぶるぶるしてます(笑) 聖 :はっはっは、葛葉いかんぞ? お忙しいア○リカ国防総省のお偉方の手を煩わせては…(笑) 空音:「最期に言っておきたいことはそれですかぁ?」    笑顔がこれほど人に恐怖を与えるものなのか…聖はその表情を見て、そんな的外れな事を思いました(笑) 聖 :…………しょ、所長、どうしよう? ペンタゴンから俺様の今の発言が嘘だって聞き出しちゃったみたいだよ?(笑) アヤ:(呆れた顔で)「自業自得、とはこの事です。」 空音:「さぁ、一応いい訳だけは聞いてあげましょう。」 聖 :………ふぅ、しょうがない、観念して真実を言うよ。    お前の誕生日プレゼントを何がいいか考えあぐねていた俺はこの人に相談しに来ていたのだ。    仕事と言うのは嘘だ。カモフラージュだよ(笑) 空音:う? それについてはどんな反応すればいいんだろ?(笑) GM:大人しく騙される? 空音:う〜ん? …ああ、それじゃあ、地雷を踏んだと言う事で。    その言葉を聞くと、葛葉はぼっ、と顔を赤らめます。    「お、覚えてたの? 忘れてるのかと思ってたけど……。」 聖 :「フ、馬鹿言うな、俺様の大好きな葛葉の誕生日を忘れるわけ無いだろう?    …まぁ、そういうことなんだ。では所長、アドバイス感謝する。それではな。」    っていって改めて出ていこうとしよう。もう内心心臓バクバクだが(笑) 空音:いやいや、ここは葛葉が離しません(笑)    「じゃあ、明日の私の誕生日は3年ぶりに一緒に過ごせるのね!!?(大爆笑)」 GM:ぶっ!!(←飲んでた麦茶を吹き出した) 聖 :テメェ空音ェえ!! 何でそんなんでお前毎回『セッションの進行を助けた』経験点貰ってんだよぉお!?(笑) GM:このセッション、相田葛葉のPLとして『セッションの進行を妨害した』で1点あげようか?(笑) 空音:葛葉は嬉しそうな子犬の目で聖を見つめます。    その目は期待でいっぱい(笑) 聖 :……………………GM、会議っていつでスか? GM:会議は3日後となっています。その間に敵発見、撃破を行わないといけません。 聖 :…………なぁ、俺様このシーンの終了のさせ方わかんないんだけど、誰か教えてくれない? GM:安心しろ、俺も分からん(笑)    …むしろ、この後の展開すら分からなくなってきた(頭を抱える) アヤ:3日後ってことは、明日明後日の2日間しか実際は使えないんだねぇ。    明日聖がいないのは痛いかも。 聖 :……しかたない。今の所は葛葉に明日は一緒に過ごせると言っておいて、後で三沢さんの方から仕事が入ったといってもらおう。    流石にもう引っ込みがつかんだろう。これ以上このシーン続けるわけにもいかんだろう。    いいよなそれで? 妙な茶々いれんなよこの口から生まれた小公女?(笑) 空音:うん、いいんじゃないかなぁ。もちろん、その後引っ掻き回しますが。 GM:カンベンして下さい。    はっはっは、いっそのことUGNで葛葉拉致って、記憶洗浄しちゃおうっかな〜(爆笑) 京汰:あかん、GMの目が、壊れかけとるっ!!!(爆笑) 聖 :ってことでとりあえずこの場は安請け合いしておいて、後で理由話して三沢さんの協力を仰ぐか。    しかし、流石の俺様も罪悪感が芽生えてきたぞ…、    感情の発達していない強化人間系女の子にはこの方法で感情の発育を促すといいのではないか?(笑)    「ああ、そうだ葛葉。きっと今年は、キチンとお前の誕生日を祝う事が出来るだろう。毎年寂しい思いをさせて済まなかったな。」 空音:「ここ数年、休みが噛み合わなかったもんね…。」    嬉しそうに葛葉は答えます。 聖 :「まぁ、こんな仕事をしているのだから当然なのだが、やはり祝い事はきちんとした日時に行わなければな。」    とまぁ、一応この場は丸く収まりそうだが、後の事を思うと気が重い(笑) GM:…ホントにな……。 空音:では、「明日、楽しみにしてるから。」…って、葛葉はシーンから退場しましょう(笑) 聖 :…………フェイスレス、迷惑をかけたな…この小公女が!!(空音のプレイヤーに梅干をしている)(笑) 空音:いたたたたたたたたたたた!!(笑) アヤ:……いいんですか? フェンリルナイト…いえ、泗界堂聖さん。    オーヴァードとしてではなく、人間として聞きますよ。義務感とか使命とか無しに。 聖 :ううう、視線がとても痛いが…、    「しかたなかろう、確かにあいつの誕生日を祝う事も大事だが、アリスを根底から潰す事の方が今は重大事だ。    仕事に私情は挟めんよ…。」お、俺様ちょっとカッコいいぞ?(笑) アヤ:もう少し言葉を選べばもっとカッコいいですよ。 GM:何のシーンだったんだ…結局FHエージェントと合流できてないし(笑)    それじゃあ、ここで一旦シーンを切りますよ…。次こそ合流して下さい。    葛葉やってる場合じゃないよ、アンタ。 空音:はぁ〜い(笑)
GM:…と、いうわけで、葛葉が出ていった後です…。    シーンプレイヤーはアヤです……なんでだー……。 アヤ:…これで侵蝕率を再び上げるのも癪ですねぇ(笑) 聖 :登場人物どころか舞台すら変わってないんだもんなぁ…(笑) GM:時間もな(笑)    ただ、気分は変わったろ? アヤ:まぁ…気分は重くなりました。 聖 :主人公以外で悲劇のヒーロー気分が味わえるとは思いませんでした。 GM:ところでさ。《電波障害》は使えなくても《ワーディング》でごまかす事は出来たんじゃね? 聖 :…………ぬ(笑)    しかしあの場で突然無力化しちまってもかえって困ったと思うぞ? 結局問題が先延ばしになるだけだからなぁ。 GM:…結果は同じだけどな。先延ばしって意味なら。 聖 :それよか話進めぇや。ほれ、エージェントはどうした。 空音:では、重苦しい空気の中、再び、入り口のチャイムが鳴らされます。 アヤ:…恐る恐る聖を見ます。 聖 :恐る恐る西園寺を見ます(笑) GM:では、西園寺が恐る恐る、扉を開けます(笑) 京汰:恐怖が植え付けられてるなぁ。 空音:開けると、そこには1人のナイスミドルが立っています。    アヤが事前に貰っていたエージェントの顔に一致しますね。 アヤ:では、聖と西園寺と3人で、顔を見合わせて…ほぅ、と安堵の溜息をつきます(笑) 聖 :…いや、でも安堵もしていられんだろう。協力者といえ、FHのエージェントなんだぞ。多少なりとも警戒せねば。    ポチを俺様の側に待機させるぞ。 空音:では、警戒させないような笑顔でサングラスを…レネゲイドチェッカーを外してその場で礼をします。    「はじめまして。此度、UGNの方々と共に戦える事を光栄に思います。」 アヤ:う…好青年っぽい? 空音:ナイスミドルです。    「私はコードネーム“付与する者(エンチャンター)”…本名はお互い知らない方がいいですかね?」 聖 :ふむ、言い得て妙なコードネームだな。    俺様は魔狼使い(フェンリルナイト)、UGN側の助っ人として呼ばれた。コイツは相棒のポチだ。    まぁ、お互い無駄な詮索は無しといこうじゃないか。 アヤ:私はフェイスレス。…一応上城アヤとは名乗っています。…本当の名前かは知りませんけどね。 空音:「存じています。お互い所属する組織としては敵対していますが、仲良くやりましょう。現在のところ目的は一つですからね。」    握手を求めますよ、フェンリルナイトに。 聖 :ふむ、まぁ、警戒すれば疑いは尽きないが、ここは大人しく握手を返しておこう。 空音:「よろしくお願いします。」    アヤにもね。 アヤ:はい、よろしくお願いします。 空音:「さて、情報の整理をしましょう。まず、お互いの戦力、能力を把握しましょうか。」    キャラクターシートです。ご確認下さい。 聖 :ふ〜む、これ以上無いくらい補助用人間ですなぁ(笑)    いや便利便利(笑) 空音:経験点10点使わせてもらいました。必要なものは取ったつもりです。    「まぁ、私自身は戦闘できませんが。そこは貴方がた2人にお任せします。」    西園寺のコーヒーを飲みながら。…「美味しいですね、このコーヒーは。」 聖 :まぁ、戦闘は任せてもらおう、そのつもりで補助能力の高い人材をリクエストしたのだからな。    しかし、FHの人間とて、話のわかりそうな人間でホッとしたよ。 空音:「FHもまともな人間は多い。…むしろ上層部の一部の人間を除けば、君たちUGNと変わらないかもしれない。」 アヤ:UGNにも変な人は多いですがね…有名な所ではガンズ&ローゼスとか…。 空音:「彼はFHでも有名だ。」そう言って苦笑します(笑) 聖 :アレは少し意味が違うと思うが…(笑)    まぁとにかく、裏切り者とやらの情報を教えてもらいたいな。 GM:はい、では、資料を見ながら話をしましょうか。    裏切り者は3人。組織の中では若手ながら力、才能は十二分。ゆくゆくは幹部も当然とまで思われていた存在ですね。    特に3人のリーダーは次期“マスターレイス”と噂されるくらいでした。 空音:「そして、理想主義でもあった。…歪ながらにもな。    彼はオーヴァードを特別視し過ぎていた。これからの人類を支配するは我々オーヴァードだ、とな。」 聖 :そうか。いつの世もそう言う過激思想の持ち主は必ず現れるものだ。考え方そのものに良し悪しは無い。    才能のある若者を散らしてしまうのは惜しい気もするが、我々は我々の任務を完遂するだけだな。 空音:「それが世界の安定の為ならば。」 GM:FHの中でも、そのような選民思想は存在していました。それゆえにアリスに手を貸し、ジャバウォックのようなものを作り上げ、    支配を試みたのでしょうが…あの事件以来、その思想は危険思想とみなされるようになってきているようですね。 空音:「…さて、性格の説明はこの程度にして、能力について説明したいのだが…。」    資料を広げ、説明を続けましょう。 GM:うい。リーダー格の男はキュマイラ/ハヌマーンです。コードネームは“破壊神(シヴァ)”    そして、サラマンダー/オルクスの炎使い“地獄の業火(イフリート)”    最後にエンジェルハイロゥ/ソラリスの“聖なる灯火(ウィル=オー=ウィスプ)”の3人です。 聖 :むう、どいつもコイツもご大層なコードネームつけやがって(笑)    キュマイラ/ハヌマーンはちと厄介だな。 GM:強めにバランスとってますから。    実際、それが名前負けするくらい強いってことで(笑) 空音:「しかし、こちらも4年前の戦いで戦果を上げた、名高きフェンリルナイトがいますからね。」 GM:凄い人になってるぞ、聖(笑) 聖 :俺様4年前なにやったんだ? 戦果?(笑)    「フ、買かぶってもらっては困るよ。今しがた、俺様は無力なんだと思い知ったばかりなんでね」(笑) 空音:「さて、今後の方針ですが。いくつか、彼らが利用すると思われる施設があります。これをまず見回るので明日一日を使おうかと思いますが。」 GM:そんなのがあるのか? 空音:ないの? GM:…あると言うことで。 聖 :無条件降伏してんなよGM(笑)    「心当たりがあるのはいい事だ。しらみつぶしに探すよりよっぽど労力が少なくて済む。    しかし、向こうとてそこを探される事くらい予想しているのではないか?」 空音:「されど、どこかには身を隠さねばならぬでしょう。」 アヤ:一時でも潜伏しているのならば、その施設から記憶が引き出せるかもしれません。    何はともあれ、そこから当たりましょう。私物を発見できれば、ポチの鼻に頼れますし。 聖 :よし、それでは今日のうちはゆっくり休む事だ。明日朝一で出発しよう。    集合場所は、ここでいいかな? 所長どの。 アヤ:…キチンと来れればいいですけどね。 空音:《リザレクト》の1回は覚悟した方がいいんじゃない〜?(笑) 聖 :…それともいっそここに泊まるか?(笑) 空音:「それでは、私はお先に失礼するよ。」サングラスをかけ、退場します。    あ、この人の侵蝕率上げ忘れてた(笑) GM:はっはっは。……ん? …と言う事は、セッション終わったら、お前に経験値あげないといけないのか?(笑) 聖 :いやいや、コイツはNPC扱いのキャラですから、そんな必要はないでしょう。    ってーかアレだけ俺様苦しめといて経験点貰おうなんざむしが良過ぎる(笑) GM:じゃあ、そしたら適当に侵蝕率上げといてー。    さて、それじゃあ、いいとこなので、シーンを切りますか。    …このシーンが、前のシーンの変わりに挿入されるはずだったんですよ、空音さん。 空音:あっはっは〜。…ごめんなさい(笑)
GM:…で、時は流れ翌日、早朝。 聖 :…昨日の雨が嘘のような穏やかな朝だ…マジで…(笑) GM:シーンプレイヤーは聖さんです。    頑張って、葛葉の誕生日を演出して下さい。 空音:3年ぶりに一緒の誕生日を過ごせると意気込んでいる葛葉さんの期待を裏切ってください(笑) 聖 :え? いや、ちょっと待て?    俺様昨日のうちに三沢さんに電話して、うまい事仕事のせいで誕生日祝えないと言っといてくれと頼んだはずだが? GM:それでも葛葉に一言詫びを入れるのが人間として正しいでしょう。    それとも、それすらもしないド外道ですか? 空音:え〜? まさか、いくらなんでもそこまでヒトデナシじゃないですよね!? 京汰:そんなはずないだろう? ここでそんな電話の一本も入れないなんて単なる鬼畜じゃないですか。 一同:(見事に示し合わせたように同時に聖を見ながら)ねぇ?(笑) 聖 :ああもちろんそうさぁ? 俺様は清く正しい英国紳士だぜ? そんなことするわけないじゃないかぁ(笑)    ピピピのピ〜、プルル、プルル、「もしもし葛葉〜?」(笑) 空音:「おはようございます。聖さんっ!」 GM:(なんでナチュラルに葛葉をやってるのだろう、この人) 聖 :「…葛葉、三沢さんから、今日の事は聴いていると思うが、その、すまんな…」 空音:「仕方ありませんよ、急に警視庁から査察団が来て、先々月の報告書について8時間ほど説明をしなければいけないんでしょ?」 GM:…どんな誤魔化しかたしてるんだ、三沢さん。 空音:「その代わり、明日は何があろうとも休みにしてくれるって三沢さんは約束してくれたから、また明日ね!!(爆笑)」 京汰:状況悪化した!!!(大爆笑) 聖 :ブツン、ツー、ツー、ツー、………GM、もう俺様には手におえないのですが…(笑) GM:俺の手にも余るわ…。    まぁ、嘘に嘘重ねるとこんなもんだよね〜。 空音:…ここで怒り爆発するよりマシでしょう?    ようするに、今日のうちに解決しろ、と。 アヤ:タイムリミットが短くなった!!!(爆笑) 聖 :…ああ、もういいよ、リアルでも時間押してるわけだし、むやみにいろいろやってもいられんだろう、頑張るさ、ああ頑張るよ。    俺様ってカッコイイなぁ…(笑) GM:う、うわーん!! タイムリミットがぁっ!!(笑)    で、電話が切れた、ということでシーンを切ります!! さ、次のシーンから気合入れて捜索とかやってください!!
GM:で、いい加減、事務所にいきますよ。シーンプレイヤーはアヤさん。 アヤ:はいはいはいー。では、モーニングコーヒーを飲みながら、2人を待ちます。 空音:あ、では、既に登場してたいです。2人でコーヒー飲んでましょう。 アヤ:んでは、聖を待ちながら、「遅いですねぇ、フェンリルナイト。…あ、おかわりはどうですか?」 空音:「頂きます。…ホントに美味しいですねぇ。」 聖 :ではそこに意気消沈しながら現れよう(笑)    「うお〜い、おまっとさ〜ん…」(笑) GM:やつれたなぁ(笑) 聖 :西園寺く〜ん、濃い〜コーヒー入れてくれ〜、ミルク無し砂糖無しで〜(笑) GM:では、濃い…今の聖の気分にぴったりのほろ苦いコーヒーが出されます(笑) アヤ:「さて、揃ったようですね。…フェンリルナイト、気分が優れないのですか? どうしました?」    …と、分かってて聞く奴。 聖 :いや、気にしないでくれ、いつもの事だ…(笑)    さぁ、すぐ出発するぞ〜、モタモタしてはいられんのだぁ! 今日中に裏切り者どもを潰さないと俺が潰されるッ!!(笑) 京汰:命懸けだなぁ(笑) アヤ:では、事前に目星をつけておいた施設を回る、と言う事で。 空音:「はい、それでは行きましょうか。」 GM:では、その施設までついた、と言う事で。    今はその前です。 アヤ:早ぁッ!!(笑) 聖 :途中で何も無かったのだろう。シーンが変わらないだけマシだ(笑)    …で、ここはどこだ? GM:ええと、駅前の商社ビルです。 空音:「ここはかつて、FHのダミー会社だった。」…で、いいのかな? GM:OKです。 聖 :中に入っていって鉢合わせ、ってことになっても困るな、この場で《サイコメトリー》とか出来るかね? ビルに対して(笑) アヤ:困る、かな? 《サイコメトリー》できます? GM:出来るけど、情報はかなり大雑把なものになりますよ?    目的の人物がこの建物自体にかなり思い入れがあるならともかく、残留思念を探るんでしょ?    つーか、私としても、どんな情報を与えていいか、すっごく困るよ、それ(笑) 聖 :まぁ、そうだろうな。期待はしていなかったが。    っていうかなぁ、このメンツ、いろんなことが出来るんだけど、逆にいろんなことが出来すぎて何やっていいか分からん(笑) GM:こちらとしても、具体的に使って何をやるか、と指定してもらわないと(笑)    あ、そういえば、移動方法は車? 確か聖とエンチャンターが車持ってたと思ったけど。 聖 :ん〜、目星をつけた施設がどの程度離れているかによるな。場合によっては徒歩とか自転車でもいいだろう(笑) GM:まぁ、それもそうか。ってか、具体的な位置関係はわからないのですが(笑)    少し離れたところや、電車に乗って2、3駅と言う場所もあるので、車でいいですかね。 アヤ:まぁ、この場合、表で顔を出して歩くのもどうかと思いますし。車でいいんじゃないですかね。    あ! ああああ!! そうだ、聖さん、エンチャンターについて、私達、調べておくべきじゃなかったですかね? 聖 :あ、しまった。警戒心を忘れないように忘れないようにと思いながら、その手をすっかり忘れていた(笑) アヤ:と、いうことなんですけど、今から調べるのは…失礼ですよね? GM:まぁ、そうだろうなぁ。 聖 :しかたない。今まで忘れてたんだ。これからも忘れよう(笑)    …そういえば、このビルは…、っていうか目星をつけた施設は今は使われてるのかいないのか?    まぁ、基本的に使われて無い施設しか使えんだろうけど。 GM:ええ、使われていません。    1、2年前にこの「会社」は倒産しているようですね。少し調べれば判定の必要無く分かります。    現在は空きビルです。取り壊して新しいビルを建てようかと言う計画もあるらしいです。 聖 :このビルの広さは? 何階建て? GM:4階建てです。 広さは…そうだなぁ…普通のオフィスビル程度かね。中小の企業が使うくらいの。    えーっと、ヲタク的広さ基準としては、秋葉原のと○の穴くらい…? メインストリートのアニ○イトの隣の。 京汰:う…思いっきり分かってしまった…。 史郎:はっはっは、よかった、俺あそこほとんど入らないからわかんねぇや(笑) 聖 :う〜ん、その程度だとすると、いっそ強行突入しちゃった方が早い気がするな。    …入り口当たりに人の気配と言うか、匂いと言うか、そう言うのが中に続いてないかな?    ポチなら分かるだろう? GM:ああ、生活臭みたいな人の気配か。そういうのは感じ取れませんね。 アヤ:フェンリルナイト。廃ビルの前で立ち尽くしてる方が怪しまれませんか? 聖 :む、そうかもしれん。ドカジャンと安全ヘルメットでも被ってくるんだったかな?(笑)    とりあえずエントランスまで入ってみよう。それで埃とか溜まってるようなら人はいないと判断できよう。 GM:埃は溜まってますが、足跡はいくつか。それが新しいものかどうかは見ただけでは分かりませんが。 聖 :ってことでフェイスレス出番だ。この埃の記憶を探れ。いつ動いたものなのか。 アヤ:了解、《サイコメトリー》《錬成の掟》で判定しましょう。ここの人の出入りを調べます。 GM:うい。達成値プリーズ。 アヤ:う…ごめんなさい。侵蝕率60%超えないと、クリティカルしないんだった。《錬成の掟》は使えないや。    ってことで平目です……最大値が出た。10です。 GM:その達成値なら最近の記憶だけは読み取れます。断片的ですが。    ええとですね。大きさが違ういくつかの足跡がありますが、そのいくつかは近所の性質の悪いガキどもの足跡です。    んで、ここには“イフリート”が足を運んだんじゃないか、と思う。 アヤ:…あまり、明確な映像は見えなかったけど、多分…目標の1人がここを通った、と思う。 GM:ちなみに、いつだったかは分からない。 聖 :そうか。ではとりあえず中に入って一応調べてみよう。何か手掛かりになるものとか、資料になるものとか無いか。 空音:レネゲイドチェッカーで気をつけて当たりを見ながら進みます。 GM:ビル自体は人はいません。も抜けの空です。    資材も持ち去られていますし、特に目を引くものは無いでしょう。    ああ、近所のガキがここで遊んだんだろうな、と思われる酒の缶とか、花火の跡とか、そういうものはありますけど。 聖 :そうか。まずは収穫無しか。    う〜ん、意味無いとは思うけど、一応屋上で《タッピング》でもしてみるか? ダメ元で。 アヤ:いえ、完全に収穫無しかどうかは<知覚>ロールを行ってからかと。    すっかり忘れてましたが、敵は多分痕跡を<隠密>で隠してると思うんですよ。 聖 :ぬ、そう言えばそうか。じゃます<知覚>をしてみよう。    …(ころころ)…ぬう、9。 アヤ:…2つ振って、達成値2。 空音:《天性の閃き》を使って、12。 GM:(こっちも隠密のプロじゃないからなぁ)…では、1Fにここ最近、人が頻繁に出入りしてるであろう跡を発見しました。    裏口ですね。ここに人が複数人移動した痕跡があります。 聖 :なるほど裏口かぁ。ではそこで改めて、ポチの嗅覚に頼って追跡を開始してみよう。 GM:とりあえず、では、<追跡>ロールを行って見てください。    こちらでポチの嗅覚を加味して情報を与えます。 聖 :<追跡>は精神か…(ころころ)…達成値は8だ。 GM:ええとですね。それでは、裏口を抜けて、人ごみに出るとポチはわからない、という風に聖を見上げます。 アヤ:…シティアドベンチャーっぽくなってきたわねぇ(笑)    <情報:噂話>でこの裏口から出てくる人について判定できない? GM:それはいいですね。達成値次第ですが。 聖 :怒涛の技能判定ですなぁ(笑)    <情報:噂話>はさすがに無い…(ころころ)…5。 GM:はっはっは、能動行動と言うものはこういう事を言うのだ(笑) 空音:《天性の閃き》を使って…あう、クリティカルしない。…6。 アヤ:1個で…7。 GM:では、「知らないなぁ。」「そんなところ、見てませんよ。」…ですかね。 アヤ:くぅ…。しかし、ここに出入りしている、という可能性は十分あるってことですよね? 聖 :しかたない。ひとまずここは後回し、他の場所に移動しよう。    …ああ、その前に、ダメ元で《タッピング》やっとこう。屋上まで戻って(笑) 空音:そうですね。《アドヴァイス》をかけておきましょうか。クリティカル値が1下がります。 聖 :むう、《MAXボルテージ》《タッピング》《機械の声》を使うのだが、侵蝕率が59%で止まる。    惜しいなぁ、もう2%上がればダイスボ−ナスが…、ああ!! 《アニマルテイマー》を加えよう!    これで侵蝕率ボーナスとエフェクト効果でダイスが2個増える! ってことで、ポチが電波受信して、俺様が解読するのだ!    ポチの尻尾がピンと立って、ウインウイン周囲を回り始める!(笑) GM:(うーん、実はこの状況だと、このエフェクトが一番イヤなんだよねぇ…)達成値プリーズ。 聖 :…お、…お! …おお!! ありがとう《アドヴァイス》!! 達成値39!!(笑) GM:うう…では、聖の耳に大量の情報が流れ込んでいきます。    で、その中から聖は気になる情報をキャッチします。 空音:「貴方とは…もう終わりよ。」「そ、そんな、僕が一体何をしたって言うんだよ!!」「あら、先日綺麗な女性と一緒に歩いていたわね?」    「あ、アレは…見ていたのか…シオリ!!」「仲良さそうだったわねぇ? 手なんか繋いじゃって!」「ご、誤解だよ!!」    …こんな感じ?(爆笑) 京汰:そ、それは気になるぞ!! 聖 :では、目を閉じて意識を集中していた俺様は、突然目をカッと見開いて、    「ど、どうした!? 何があったんだッ!?」っと叫ぼうかな(笑) GM:聖にとっては他人事じゃないもんな(笑)    まぁ、それはいいとして。ええとな、こんな会話が聞こえてくる。  「目標3名は屋上で何かをしている様子。監視続行、オーヴァー。」  「了解。監視を続けてくれ。オーヴァー。」  「しっかし、間抜けな奴らだ。こっちはレネゲイドチェッカーで入り口を常に監視してるって言うのに、無警戒で入っていくなんてな。」  「痕跡はしっかり隠してある。バレはしないだろう。」  「そうだな。しかし、念の為、ねぐらは変えておこう。」  「ああ、もちろんだ。」  「まさか、エンチャンターが出てくるとは思わなかったが…。」  「しかし、他の2人に見覚えはあるか?」  「いや、ないな。」  「念の為だ、調べておこう。」  「了解。」  「今後の行動はパターンBに移行。敵はこちらを調べているのは間違い無い。」  「屋上には盗聴器はしかけてないから何を言ってるのか分からないのが辛いな。」  「イフリート、監視は慎重に行えよ。」  「分かっているさ。あんな間抜けにヘタは打たん。」  「それじゃあ、通信を終了する。」  「了解。奴らがいなくなったら俺も移動する。」  「では晩に会おう。」  「了解。」 GM:…以上です。    あああ…聖の馬鹿〜、ここではやらないだろうと思ってたのに(笑) 聖 :………複雑〜(笑)    とりあえず知ってしまったものは仕方が無い。今の会話を印刷しよう。    「ポチ、ジャンクサウンド除去、ノイズ除去、クリアランス、文章変換、印刷開始…」    ピ〜…ガーガーガー…、と、やがてポチの口から1枚の紙が出てくる(爆笑) アヤ:せ、せめて見てないところでやりましょうね…。 空音:…恥ずかしいなぁ(笑)    お互いばれてないと思ってるんですよ? 聖 :とりあえず、我々は常に監視されてるらしいな。今の会話、跳んできた方角わかる? GM:それほど指向性が高い電波じゃないので、大体の位置しかわかりませんね。    常に監視、っていうか、ビル監視ですが。 アヤ:恐らくは誰か1人が常に外部から入り口を観察してるんでしょう。 聖 :だいたいの方角と、このビルの入り口が監視できそうな場所と、目星のついている建物を比較して、    イフリートとやらがいたっぽい建物を割り出そう。 GM:向かいのビルの屋上じゃないか、と思います。ここからだと向かいのビルのほうが高いので屋上は見えませんが。 聖 :…一応、今の会話が何を使って行われたのかとか、分からないかな?    無線使ってると言う事は、イフリートとその他の奴が同一個所にいない可能性があるんだよな。    使ってるものがトランシーバーか携帯か、それだけで使える範囲が変わるから。 アヤ:それだけでも調べられませんかね? トランシーバーとかだったらかなり近距離にいることになりますよ? GM:そうだな。<知識:通信>技能で判定してみてくれ。《タッピング》の達成値が高かったから、幾分かボーナスしよう。 聖 :《アドヴァイス》を頂けるかな? ダイスは全部で4個で、いやは〜…(ころころ)…4、4、4、7かよ(笑) GM:すると達成値は7か。…でも、それでもいっか。一応、これは特徴的だからな。《タッピング》の分のボーナスを含めて成功です。    これはトラックに良く使われる改造無線かと思いました。 空音:ああ、あの違法の奴ね。他の無線に邪魔されづらい聞こえやすい奴かぁ。    「ほう、さすがフェンリルナイト…かなりの腕だな…」とか思っておきます。 聖 :…で、その違法無線機の有効半径はどのくらいなんだ?(笑) GM:ものによりますが。km単位で使えるものです。 アヤ:むぅ…、広い…。 空音:(ルールブックを見ている)…ねぇ、フェイスレスの《砂潜り》でなら70m一瞬で移動できるよ。 聖 :向かいのビルって、どのくらい離れてるんだ? もしならフェイスレスここに置いて突っ込むのもありやね。 GM:道を挟んで向かいですから、直線距離なら30mも離れてませんよ。 聖 :…まぁ、いいや。なんかいい方法があるのかもしれないが、とりあえずイフリートがいるらしい向かいのビルとやらに行こう。    捕まえ損なっても何かしら情報は手に入るだろう。今の今までそこにいるんだから。 GM:ん? どう動くんだ? 聖 :とりあえず、向かいのビルに行く。ただ、このビルを出る時に、    「ちくしょ〜、何もわからね〜」とか愚痴愚痴言いながら出ていけば、少しは油断するかな?(笑) GM:全員で? 聖 :う〜ん、俺らがいなくなったら移動する、とか言ってたから、本当なら何らかの策を弄しておきたいんだけど、    今から別行動とるのもどうかでしょう? とりあえず今は残念だが、監視してるらしいイフリートの即時捕獲は諦めよう。 アヤ:あ!! あのですね…こういうのはどうでしょう(…と、聖に耳打ち) 聖 :む…、建物の中は見えてないらしいから《砂潜り》と併用してやってみるか?    せめて我々がその場に行くまでの時間稼ぎをしてもらえれば、確かに… GM:む? アヤ:…あとは、聖が辿りつくのにどれくらい時間がかかるか、ですけど。    このビルから降りて、隣のビルに行くには…。 GM:最低でも3分は必要かと思われますが。    単体で行くならともかく、肉体1のエンチャンターさんがいらっしゃいますし(笑) 空音:もちろん、盗聴器の存在があるらしいから、このビル内でダッシュとすると、向こうに警戒されます。 GM:そうすると、5分以上はかかるだろうね。 聖 :…今はやめておこう。功を焦ることはない。…いや、俺様には十分焦る理由があるのだが(笑)    向かいのビルにいけば何かしらの情報は手に入るだろうし、《タッピング》続ければだいたいの位置は把握できるから。    ヘタに手打って今の、敵が我々を監視していると言う状況を我々は知らないと敵は思っている状況を崩しては元も子もない(笑) 空音:ややっこしーい。 GM:では、この状況では動かない、と。 アヤ:そういうことですかね。 聖 :逃げられてしまうかもしれないが、今は致し方ない。今は、何食わぬ顔で向かいのビルに行こう。 GM:うい。では、こちらは《サイコメトリー》に使えそうな監視道具を全部持って退散させてもらいましょう。    《砂潜り》で近づかれたら、君たちを遠くから取った写真とかを全部置いて《縮地》で逃げるつもりだったから、助かったよ。 空音:……………あ。 アヤ:(顔を見合わせる)…………あ…う…? 聖 :いや、いい、さっきも言ったが仕方がない。だいたい予想はしていた。…まぁ、《砂潜り》使った場合は考えてなかったが(笑)    それでも何か手に入るでしょうし、正直本命は《タッピング》による追跡ですからな。 アヤ:ま、まぁ、仕方ないですよ。うん。次の目標に行きましょう!! GM:結局さっきに何しようとしてたんだ? あの耳打ちは。 アヤ:ん? ヒ・ミ・ツ♪  一同は反対側のビルに行き、遺留品を探したりするが、特におもだったものも見つけられず、とりあえず、残っていた  イフリートの匂いをポチに覚えさせるにとどまった。 * * * GM:で、どうするのかね? これから。 聖 :しかたない、多少希望的予測になるが、盗聴器を利用してダミー情報を流して、向こうの動きを誘発するが。    「連中の寝床発見、援軍請う。」とか携帯で連絡するフリをする。そして《タッピング》を利用して、ある程度の方向を特定する、と。 アヤ:それが妥当な作戦ですよね。なんにせよ、敵に動いてもらわなければ、私たちも行動のしようがないですし。 聖 :まぁ、目星をつけた施設は残り二箇所だし、手当たり次第突入してみるって手もないでもないが、二駅先とかまで行ってらんないしねぇ。 空音:「手当たり次第だと逃げられる可能性もあるでしょうし。ここはしっかりと居場所を特定した方がいいでしょう。    そういう意味では聖さんの作戦がベストでは。」    エンチャンターも納得の顔で頷きます。 聖 :ってことで、とりあえずビルから出る傍ら、携帯いじったりして電話かけるか。もちろん本当にかけるわけではないが。    ピピピのピ〜、プルル〜、プルル〜、「…もしもし、俺様だ、いつも小粋なエターナル・ナイス・ミドル、泗界堂聖様だ(笑)    連中の潜伏先が特定できた。少々虚をつかれる場所だったぞ。包囲網を敷きたいから援軍をよこしてくれ。うむ、そうだ。場所はメールで送る。    ではよろしく。ピ、ふぅ。よし、では行くぞ二人とも。なんとしてでも今日中に決着をつけるんだ。」 アヤ:では便乗して。    「ええ、行きましょう。さっさとケリをつけてしまいたいですしね。」 空音:「ようやく、裏切り者に手を下せるわけですね。」 GM:お前が下すわけじゃないけどな(笑)    しっかし、そういう風に来るわけか……。どういう反応しようかなぁ……。 聖 :念の為ポチの鼻にも期待を寄せるが…、追えそうか? GM:鼻で? それは無理ですね。直接本人の匂いを覚えたわけでもないですし、ここからはまだ離れてますから。 聖 :むう、やはりダメか。では本命の《タッピング》〜…と、エンチャンター、《アドヴァイス》を頂けるかね? 空音:了解です。「尻尾の角度はこう…で、こうして……こっちの角度がいいのではないのかね?」    発動成功。ポチの尻尾の角度をアドヴァイスします(笑) 聖 :何故貴様がポチの扱い方を知っている〜!? ポポポ、ポチは俺様だけの愛犬なんだ〜!!(笑)    …あああ、まぁ、それはいい。とにかく《タッピング》だ。…(ころころ)…達成値23。 空音:ノイマンですからー。 GM:では、電波を受信します。  「盗聴器からの情報だ、イフリート。」  「どうした? 敵の正体でも分かったか?」  「いや、ブラフかもしれんが……そちらの居場所を掴んだとか。UGNに援軍を要請していた。」  「それは…恐らくはハッタリだな。奴らとしても大量の人間を関わらせるのは得策ではないだろう。   多分…ハッタリだとは思うのだが……念の為、場所移動はしておくか?」  「警戒だけはしておいた方がいいな。…という事は、盗聴器は発見されていると思うべきか。」  「そうだな。電波を逆探知されると、お前の居場所もばれるだろう。早々に合流しよう。」  「了解。どこで落ち合う?」  「パターンFで。現在我々も、そこに移動している。」  「到着予定は?」  「あと1、2分だ。」  「ならば、そっちの方が早いな。あと20分で行く。機材を片付けてからな。」  「了解。警戒を怠るな。」  「了解。現地で会おう。」 GM:こんな感じかねェ。 聖 :むう、やはり援軍の話は見抜かれるか。…とりあえず、集合場所にイフリートらしい人物があと1、2分で到着する。    もう一方の人物が同じ場所にあと20分ほどでつく。…このもう1人の奴が片付けようとしてる機材は、盗聴器の受信機関係かな? アヤ:そうでしょうね。「我々」と言っていたから、イフリートのほかにもいると思いますが。 GM:で、ですね。聖は<知覚>ロールを行ってください。    目標値はかなり低いですが、一応ね。 聖 :むう? <知覚>だとう? …(ころころ)…18。クリティカル値10で三つも出たよ(笑) GM:ううむ。十分だな。    ええと、だな。聖は、この通信に…イフリートが行った方の通信に、かなり雑音が混ざってる事に気付く。    いや、これは判定せずとも分かるんだが。…で、その雑音の正体が<知覚>で分かるんだったな。 アヤ:雑音? ノイズ、ではなくて? GM:通信内に含まれる雑音です。電波の受信状況が悪いわけではないです。 聖 :雑踏か何かか? GM:車の音ですね。走行音。…どうやら、車通りが多いところを車で走っている途中ではないかと思いました。 聖 :ふむ。…盗聴器の受信範囲って、さほど広くないよなぁ?    二駅先の施設から20分の範囲で、ここの盗聴器の受信が出来ると思うか? GM:まず無理でしょうね。 聖 :だろうなぁ。って事で二駅先の施設は可能性薄。    この辺は車通りは多いか? あと最初に行ったビルの周辺とか。 GM:ああ、あと忘れてた、18なら、背後から、小さい音で電車の走行音が聞こえたと思いました。 聖 :む、…ここは電車の音は聞こえないよなぁ? GM:はい。まぁ、ポチくらいになれば聞こえるかもしれませんが(笑)    無線のマイクの音が拾える領域を考えるとかなり沿線であると考えられます。 聖 :そうだろうなぁ。《タッピング》、当たればめちゃめちゃ使えるなぁ。今までの情報を総合すると、連中がいるのは最後の一つ、    F1高校付近の施設に違いない。この付近の三つの施設の中で線路沿いなのはそこしかないのだろう? GM:はい、そこしかないですね。 アヤ:車をねぐらにしてる可能性もあるんじゃないですか? 聖 :…そう言う事されるとどうしようもないな(笑)    今は『目星をつけた施設の中のどこかにいる』と言う前提条件の元に動いているわけだから。 アヤ:とりあえず、沿線を回って、ポチの鼻で敵を探す、でいいですかね? 聖 :そうだな、近づけば匂いに反応も出来よう。 GM:うむ。 空音:決まりですね。では、とりあえず、姿を見られないように、接近を試みると言う事で。    聖さんの車で移動しましょう。 アヤ:じゃあ、私は姿を変えておくね〜。 聖 :…って、おい、車俺様のかい、お前も車持ってるだろうがエンチャンター。 アヤ:え? だってエンチャンターの車は敵にばれてる可能性もあるし。 空音:何かあったら車壊れちゃうじゃあないですか!(笑) 聖 :だからやなんだろうがっ!!(笑)    …むう、しかしフェイスレスの意見はもっともだ。しかたない、俺様の車使うか。 GM:では、線路沿いに移動する、と言う事で。 * * * GM:…で、ですね。君らが探しながら移動していると、ポチが反応を見せます。 アヤ:ここ掘れワンワン。 空音:この下には財宝が!!(笑) 聖 :よっしゃあ! ガッシャガッシャガッシャガッシャ! ああ! しまったぁあ! 車の底掘っちゃった〜!!(笑) 空音:コレぞホントの「底掘れワンワン」 GM:ショートコントしてるんじゃねぇっ!!(爆笑) 聖 :ずっとシリアスだと息が詰まるから…(笑)    まぁ、とにかく、ちょっと気が晴れた所で真面目にやろう。車を止めるぞ。    俺様の五感はポチとリンクしているから、ポチが感じたものは俺様も分かるはずだ。 GM:気が晴れたんだ…溜まってたんだね(笑)    で、車を止めると……イフリートの匂いが、少し遠くに離れた車から漂ってきます。 アヤ:車? GM:ええ、大型トラック。 聖 :あら、フェイスレスの予想大当たり。    …何、見た目普通のトラック? GM:ここらへんは、<知覚>になるのかな?    見た目は普通のトラックのような気もしますが…そうですね。普通の車よりも装甲値はありそうです(笑)    一応、<知覚>して見てください。 空音:《アドヴァイス》はあげるよー。 聖 :これは全員やってもいいだろう? GM:車についての判定は全員で構いませんが、聖にだけはそれとは別の判定が。    匂いの判定があるんですよ。 聖 :ああ、なるほど。んじゃ俺様は《アドヴァイス》を頂きたいですな。    …(ころころ)…え〜と… GM:えと、その出目なら分かりますね。後部の荷台から、火薬の匂いが漂ってきています。    あと、合計10人くらいでしょうかね。後部に乗っています。武装してるのかも。 聖 :む、オーヴァードではない連中か。 GM:そうでしょうね。3人と共に離反した一般人でしょう。 聖 :《ワーディング》で無効化しちまいたい所だが、うかつにこっちの存在を知らせるわけにはいかんしなぁ…。 アヤ:とりあえず、私、車の判定しましたよ。14です。 GM:では、特殊装甲車じゃないかと思いました。上手く偽装はされていますが。 聖 :がーん! 装甲車かよ! 俺装甲無視出来ないのにぃ!(笑) GM:ひっひっひ。この位の装備は当然でしょう? アヤ:とりあえず、姿を変えて、前方に回り込んでいいでしょうか? 一応、姿の確認したいですし。    イフリートの脱いだ服だけがあそこにある、とかいうのはイヤですしねぇ。 聖 :む、それはそうだな。GMならやりかねん。 アヤ:ええ、このGMですから、どんなイヤなトラップをしかけてくるか…(笑) GM:うう〜…? そ、その位は当然でしょう?(笑) アヤ:まぁ、なんにせよ、回り込んで姿を確認しますね〜。 GM:はい。では、運転席にウィル=オー=ウィスプ。助手席にイフリートがいます。    何やら後部座席に向かって話をしているみたいで前は向いていませんが。 アヤ:…と言う事を、戻ってきて伝えますが。 聖 :…我々の存在がばれてて、後ろと話してると見せかけて監視してる、ってことはないだろうな? GM:そうしたら、何食わぬ顔で発進しますし、そもそも、後ろを見ようとしても、荷台があるので見えませんし。    後ろみたいなら、ミラーを使いますよ。 聖 :ぬ、そう言えばそうかも…(笑)    …むう、そういえば、さっきの《タッピング》から20分は経った? GM:はい。もうすでに経っています。 聖 :じゃ、さっきの相手も戻ってるかな。    よし、ここまで来たら迷う事はない。奇襲をかけて一気にカタつけるか。 GM:(う、微妙に手際がいいなぁ…もう少し時間をかけると思ったんだが)    ちなみに、今、どう言う風に座ってるの? 運転席には聖? 聖 :まぁ、俺様の車らしいのでな。…あとは? アヤ:助手席ですかね。 空音:後部座席でポチと一緒に。 GM:りょーかい。    奇襲かけるの? 聖 :まぁ、《水晶の目》とか、まだ警戒すべきエフェクトはあるんだが、例えそれでバレてたとしても、攻撃はできるからな。    とりあえずタイヤを狙う。足を止めよう。 GM:なるほど。運転席から攻撃するの? 車壊れるけど(笑) 聖 :むぅ!(笑)    …ああ、いやいや、窓開けてそこからポチが顔出して撃てば壊れんよな? な?(笑) GM:まぁ、そうなると…狙いづらいのでペナルティを与えよう(笑) 聖 :ち、…まぁ、当然か。    エンチャンター、例によって《アドヴァイス》よろしく。 空音:了解。《アドヴァイス》…発動失敗。    あああ、ごめんなさ〜い!(笑) 聖 :おおお〜い! ここで失敗ですかい! さては貴様やっぱり連中の手先だなぁ!?    ここぞという所で俺様達を窮地に追い込むつもりかぁ! この《アドヴァイス》の失敗を合図に連中が行動開始かぁ!?    俺様達襲われるかぁ!?(笑) 空音:ど、どうやって向こうが《アドヴァイス》失敗したこと分かるんだろ(笑) 聖 :…俺様が叫ぶから向こうが分かる。    なんてこったぁあ! そんな緻密でこっちの性格まで計算に入れた作戦だったとはぁあ!(笑) GM:叫んだのか。じゃあ、こっちも警戒…していいの?(笑) 聖 :やめて〜!! 警戒しないでェ〜!!(笑)    と、とにかく《ハウリングマグナム》!! タイヤを狙うぞ!!    …(ころころ)…ぬう、ここまでか、達成値19。 GM:ダメージ下さい。 聖 :むおお! 装甲値越えろぉお!(笑)    …(ころころ)…ダメージも19! GM:では、タイヤが一個、壊れたくらいですな。    銃撃音が聞こえたので、こっちは走り始めます。 聖 :むがあ! 後輪なら二連タイヤだろう!? 壊れなかったのぉお!? GM:装甲車は複数個タイヤを持ってますし、1個くらい壊れても。    特殊装甲車は装甲値15あるから4点ならこんなものでしょう。 聖 :ぐはぁあ!(笑)    と、とにかくこっちも追おう! エンチャンター! 運転変わってくれ。 空音:交代してる暇に、見失いそうですが(笑)    とりあえず、交代します。 GM:では、少し先に移動させてもらおう。 聖 :あれ? エンチャンターの先に向こうが行動か。    しまった。何気に正式ルールで戦闘が動いてやがる(笑)    「全力で追え! エンチャンター!!」 空音:では車を走らせましょう。    まだ、見失いませんよね? GM:大丈夫です。重い車なので初速は遅いですし、回りの混乱を追っていけばすぐ発見できるでしょう。    さて、ここから戦闘のイニシアティブ順に行動しましょうかね。 聖 :ぬ、では再び俺様からだな! マイナーアクションで車の上面に脱着式サイレンどっかと乗っけてウィンウィン鳴らす!!(爆笑)    でメジャーアクションでもう一度《ハウリングマグナム》!! 俺様は右の窓から、ポチは上面の窓開けてそこから!!(笑)    …(ころころ)…おお、達成値46! GM:おお、奮いましたな。これは車、こけるかなぁ? 聖 :ダメージは…37! 実ダメージは22だ! どうよ!? GM:う、結構来たな。だが、横転まではいかないな。後部をずぼーんとフッ飛ばしました。    ぱちぱち、と燃え始めますが。あと、2、3人零れ落ちます(笑) アヤ:車の下敷きに!(笑) 聖 :ぬう、しまった、掃除屋くらい呼んどくんだったかも…(笑) アヤ:いいんですか!? 《ワーディング》張らなくて!(笑) GM:そう思うなら、自分で張れよ(笑) アヤ:張っていいかどうか、微妙に迷ってるから聞くんです! 聖 :しまった忘れてた!(笑)    張っとけ張っとけ、今の場合特に問題ないだろうし、あっても使ったときのメリットの方が上回るはずだ。    オーヴァードの存在を公にするわけにはいかない。タダでさえ4年前正体不明の大事件とか起こっちゃったんだし。 アヤ:サイレン鳴らすからいらないかなーとか思ってましたが、一応張って置きますね。 GM:ええと、行動順は……こっちは運転するので精一杯だから、行動なし、こいつは待機で……。    次はエンチャンターですが。 空音:運転でこちらも精一杯です。 GM:んじゃあ、こっちの一般兵がせっかく開けてもらったんだから、後部の穴から射撃しようかねぇ。 アヤ:…あれ? 聖 :…おや? GM:対ワーディングマスクくらい装備してますよ(笑)    <運転:車>で回避して下さいね。 空音:あああああ!?(笑)    運転苦手なのにー! 聖 :クリティカル値が落ちるだけマシだ。俺様の車傷つけるなよエンチャンター(笑) GM:ええと、こっちの攻撃はおお、回った。16です。 空音:23です。ぎゃぎゃぎゃぎゃ、と車を回避させますよ。 聖 :ふう、大事な車を他人に使わせるのは心臓に悪いぜ。 GM:わはは。ああ、あとですね。《ワーディング》の影響で、回りの車が制御を失ってぶつかったり爆発してますが、    まぁ、それはそれ、些細な問題ですが。 聖 :そうそう、些細些細。 アヤ:爆風の中を走るわけですね!! GM:どこのテロリストだ、お前等(笑) 聖 :ち、ちがうぞ! 我々はテロリストではない! 我々はテロリストを追い詰めている武装集団に過ぎん!!(笑) アヤ:傍から見れば変わりませんけどねー(笑) 聖 :むう、むしろ《ワーディング》かけないほうが被害小さかったかも。    まぁ、これがDX、しかたないしかたない。文句は矢野さんにメールしてくれたまえ、はっはっは(笑) GM:違う、違う!! お前の使い方が悪いんだ!!(笑) アヤ:まぁ、まぁ、あとで始末書を書けばいいんですし、大事の前の小事ですよ。    私の行動順ですよね、次は。《砂潜り》で車の中に入りたいんですが…開けた穴から入れます? GM:ちょっと、アヤが入るには小さいかな。 アヤ:(少し考える)…では、車の前方に回り込みます。 GM:へ? アヤ:…ですから、イフリートが車が走らせてると、前方に人影がいるんですよ。    車道の真中に。…で、構わずイフリートがひき潰そうと、走らせるんですが…その前に立ちふさがった女性は拳を構え…    コンボ《インパクトクラッシュ》!!! GM:ぐげぇっ!!!?(笑)    では、アヤが走ってきた車に向かって一撃を放つと、大爆発と共に、車が…宙を舞う。 聖 :なんかキラキラ輝くスクリーントーンをバックに宙を舞う車と、天に拳を突き立ててコンボ名を叫ぶアヤの姿があるんだな?(笑) アヤ:ギャラクティカなんとか!!(笑) 空音:そして、その後ろから聖さんの車が!(笑) アヤ:む!? ギャラクティカ…!!    思わず拳を構えてしまいますが(笑) 聖 :止めろぉお! エンチャンター止めろぉお!! フルブレーキ!! 逆制動!! ディストーションフィールド!!    何使ってもいいから止めてくれぇえええ!!(笑) 空音:では、直前に止まれたかどうかで<運転:車>技能で判定を。    止まれないと、アヤさんを轢くという事で。 アヤ:うわ!? 轢かれるくらいなら宇宙(ソラ)まで飛ばしますよ!?(笑) GM:ええええ?(笑) 聖 :とぉおまぁあれぇええええええ!!!!(笑) GM:じゃ、じゃあ、目標値は12と言う事で。 空音:成功です。アヤさんの前でぴたっと静止。 聖 :おおお! ふぅ〜…(心底安心したような呼吸)(笑) アヤ:ちぃ(←殴る気満々) GM:ま、まぁ、それはいいとして、爆発炎上したトラックの中からのそのそ、と3人が出てきて…近くにある廃ビルの中に逃げ込みましょう。    良く見ると、潜伏場所として予定していたビルですね。 聖 :むお、取り逃がしてはいかん。追うぞ!    …ああ、ついでに携帯で掃除屋に連絡いれとくか? GM:そんな余裕があればな(笑)    さて、それじゃあ、クライマックスフェイズに行きましょうか!! 聖 :ふぅ、よかった。明日が命日になる事はなさそうだ…(笑) GM:今日が命日になったりな…くくくく……。
Climax Phase
GM:やっとこさ、クライマックスフェイズです。    いろいろとGMの思惑とは外れてますが、まぁ、これはこれでOKなのでよしとします。 聖 :結局の所葛葉が俺様にタイムリミット設けただけで終わったからなぁ…(笑) GM:くぅ、クライマックスフェイズで3人が葛葉を拉致して、「くっくっく、大事な人ごと撃てるのかな?」とかいやらしい事を    いっぱいしようと思ったのにー!!(笑) 聖 :はっはっはぁあ! 事が起こってから慌てふためくだけで起こる前には何もしない史郎と違って、    私は事を起こす前に手を打つ大切さを知っている男だからなッ!(笑) 史郎:やかましい!(笑) GM:かなりお前も後手に回っているような気もしますが(笑) 空音:葛葉に圧倒されっぱなしだったもんねぇ。 GM:ま、それはいいや、とりあえず、戦闘前の会話を始めようじゃないですか。 聖 :たしか炎上する車から敵が出てきたところだったな。では煙草に火つけて一服。    「フゥー…、ホールドアップ、そのまま大人しくしていれば危害は加えんぞ、FHの鼻つまみ者ども」 GM:もう十分に加えてる、加えてる(笑)    「大人しく、聞く相手だと思うか? UGNの犬ども。」 京汰:ではポチが「ばぅっ!」と吠えます(笑) 聖 :「聞いた方が身のためだぞ、FHの鼻つまみ者ども」…と言っているぞ(笑) GM:「命が惜しいのならば、このような行動は起こさぬ!! 我等にはやらねばならぬ事がある!!」    イフリートがそう叫びます。 聖 :自己満足を得るために他人まで巻き込むような真似は御免被る。投降する気が無いなら力づくで取り押さえさせて貰おう。 GM:元より、君に与えられた命令は殲滅ですので、投降を促す必要も無いんですがね。 空音:あれ? そんな話だったっけ? GM:あれ? 説明してなかった? 京汰:(思い出しながら)…処分、とは言っていたが、殲滅、捕縛とは特に言ってなかった、ような…。 聖 :そう言えば捕獲なんだか殲滅なんだか、明言はされてなかった気がするなぁ… GM:まぁ、殲滅、なんですよ。 聖 :そうか。では唐突に神の啓示が降りた。投降してもらう必要も無いらしいので死んでくれ。パギュン(銃を撃ったらしい)(笑) GM:では、シヴァがさらりとかわしましょう。キュマイラ/ハヌマーンだから、回避も攻撃もどっちも得意。    「言葉なぞ、もはや無意味。お互い目的を達する為には、命を奪い合うしかあるまい?」 空音:そういえば、かなり今更ですが、3人とも男ですか? GM:ええ、そのつもりでしたが。 空音:シヴァだけ女の人に出来ませんか? GM:……何をするつもりですか。 空音:「もう…止めるんだ、シヴァ。…君も世界を正常なバランスに保つ為に尽力してきたではないか。…UGNと手を組むのが…    今は、最善なんだ……。何より、君と…私は戦いたくない…!」    …みたいな? GM:ぶぽっ!! …ではレネゲイドの神秘により、シヴァはいきなり女の人になりました。    「エンチャンター…貴方まで出てくるなんて…FHは本気なのね。」 空音:「戻ってきて…くれないのか?」背景に飛ぶ点描。 聖 :フゥーッ!! フゥーッ!! フゥーッ!! あっち行けッ!! 邪魔だッ!! シッ! シッ!!(点描を追い払っているらしい)(笑) GM:では、点描を追い払っている、聖を余所に、見詰め合う2人。 空音:「シヴァ………そうだったな、言葉はもはや、無意味だったな。」銃をジャキン、とシヴァに向けて渋く、聖さんとは違って    ナイスミドルなエンチャンターが…「君の罪を、裁こう…。」と言い捨てましょう。 アヤ:でも戦うのは私達(笑) 聖 :くそう、ワケ分からん所で俺様より目立ちやがって。    とにかく戦闘開始と行こうか。ちゃっちゃと終わらせて明日の為のプレゼント買わんといかんのだ俺様は!(笑) 史郎:しまらねぇなぁ…(笑) GM:はっはっは。こんな時でも日常を忘れない。これが君たちの強さだった、と言う事で。カッコつけておきましょう。    それでは、イニシアティブ順に行動をしましょうか。    こっちはシヴァが12、イフリートが6、ウィル以下略が10です。 聖 :お、俺様が最初か。流石俺様。はやいはやい。    …って事でとりあえずセットアップで《奈落の法則》使用。 GM:それで、こっちの3人はクリティカル値がラウンド中+1されますな。 空音:あと、ここで私もセットアップで《戦術》を私達3人にかけます。能動行動のダイス+1個です。 聖 :あ、《奈落の法則》はだなぁ、こう、効果に明確に気付かないんですよ。    俺様はさりげなく領域を塗りつぶす。しかし相手はそれに気付かない。いざ行動しようとすると微妙な所で動きが鈍い。    ほとんど普段と一緒、でもほんの少し違う。だから何故か攻撃が当たらない、攻撃が避けられない。そんな感じ。 GM:なるほど。領域に囚われているわけだな。3人は既に。 空音:そして、エンチャンターはほんの些細な動きで彼らの行動範囲を狭め、かつ、私達3人が動きやすいように誘導する。 京汰:うお、コイツらプロフェッショナルだぞ。 聖 :だから言っただろう? 俺様たちは4年前の事件を潜り抜けたんだぜ?    普段お前達といる俺様たちは、一緒になってギャアギャア騒いじゃいるが、これが俺様たちの本当のスタイルさ。 アヤ:かっこいー。即興ながらも見事なコンビネーションで動くのですね。 GM:で、最初は聖なんだが。 聖 :ここで少々問題が、誰を狙うかなぁ。    …シヴァをフェイスレスに任せて、ウィルあたりを攻撃するか? 《竜鱗》持ってそうだからコイツは分が悪いんだよなぁ。 空音:では、エンチャンターが言います。「シヴァは《竜鱗》を持っています! フェイスレスの露払いを!!」    私はアヤの支援に回ります。聖は単体での戦闘能力が高いし、アヤはまだ侵蝕率が低いですしねー。 GM:え? 《竜鱗》持ってるんですか。じゃあ持ってると言う事で(キャラシートを消して書きなおしてる) 聖 :…持って無かったようだぞおい? 俺様に不利にしてくれやがったな? おい?(笑) GM:まぁ、その代わりに一番下に書いてあった《フルパワーアタック》が消えたので良しとして下さい。    で、さっさと行動して下さい。 聖 :そうだな。迷おうが迷うまいが攻撃できる相手は1人だ。って事でウィルに攻撃を仕掛けるぞ。    「ポチ! コンバットスタート! ロックオンサイトオープン! 《ハウリングマグナム》シュート!」    …(ころころ)…達成値34。 GM:クリティカル値が上がるからなぁ…くそう、こんな時に限って7が大量に出やがる。    本当ならクリティカル値が7なのになぁ。ええと、16です。ダメージプリーズ。 聖 :攻撃力は………あれ?    ……………………GM、俺様このキャンペーン始めてからずっと、とてつもない間違いを犯していたような気がします。 GM:ん? 聖 :せっかく《ガンマウント》で仕込みました大型拳銃、    ずっと攻撃力無視してましたッ!!(笑)    うおぉぉーっ! 俺様の馬鹿〜!!(笑) GM:大型拳銃って結構攻撃力高いよな。いくつ? 聖 :7もあります。    1話のクライマックスも2話のクライマックスも、そしてさっきの装甲車への攻撃も、全部攻撃力がプラス7されるはずでした(笑) GM:(低く、酷く邪悪な声で見下したように)…馬鹿め(爆笑) 聖 :…馬鹿だ馬鹿だと思ってはいたが、これほどとは…(爆笑)    ええい! とにかく気付いたからには今から攻撃力大幅ア〜ップ! って事で攻撃力33! GM:げ。一撃で落ちた!!    シヴァ以外はHP低めなんだよなぁ…。    「ウィルっ!!?」残る2人が倒れ落ちるウィルを見て驚愕の表情を浮かべる。    くそっ、拳銃の攻撃力忘れたままにしてくれれば良かったのに。 聖 :くっくっく、ど〜ぅだぁ? これが俺様の『本当の』実力だぁ〜。 まさにな。 GM:では、次の行動は12のシヴァ。    「おかしい、あの程度の攻撃、ウィルが避けられないはずが…?」では、《一閃》で…(ころころ)アヤに接近して攻撃を加えましょう。 アヤ:くっ、来なさいっ!! GM:では、こちらの攻撃です。…う? クリティカル値が上がると、全然回らない。これ、クリティカルするはずなのになぁ。    「くぅ? やっぱり、何かおかしい!? もしや…!?」…ここで気付いていいかな?    ちなみに、達成値は14です。あれぇ?(笑) アヤ:おしい! 12ですっ!!(笑) 聖 :おや? アヤは回避でクリティカルが下がらないのか。せっかく俺様が敵のクリティカル値上げてやったのに。 アヤ:うーむ…私は立場上、シーンの登場回数が少なくなると踏んで、侵蝕率の問題上、《リザレクト》に回した方がいいと思ったんですよ。    みんなが、侵蝕率100%余裕で超えてる今ですら、私は81%ですしね。 GM:なるほど、考えてるな。ダメージは18です。 アヤ:ふ、それに私のHPは史郎ほどではありませんが、20あります。この程度で、私が倒れるとでもお思いですかっ!!? 聖 :みんなHPたけぇなぁ。俺様10しかねぇのに。アヤの半分しか体力ねぇや。 アヤ:純戦闘系はこのくらいは持ってないと、ねぇ?(笑) 京汰:いや、普通持ってないから!!(笑) 聖 :でもまぁ、アヤ敵の攻撃食らったんだよな。クリティカル値上がって微妙に違和感に苛まれている敵の攻撃食らったんだよな。 アヤ:うん。というか、受けとめた、という演出でお願いします(笑) 史郎:まぁ、この人こんな為りして俺より筋力高いからなぁ(笑) 聖 :むう、フェイスレス、着痩せするタイプか?(笑) GM:次は…ウィルは倒れてるから…エンチャンター。 空音:そうですねぇ…《アドヴァイス》がいいですか? セカンドアクションがいいですか?    セカンドアクションは回復つきで出来ますが。 アヤ:私に、ですよね。ええと……確実に倒していきたい気もしますが、侵蝕率の問題も……(考える)    《アドヴァイス》でお願いします。確実にシヴァを削りましょう。 空音:了解。では、《アドヴァイス》を…発動成功。 アヤ:で、次は私ですよね。ホントはイフリートを倒しておきたいんですが、シヴァと聖さんは相性悪いから…。    では、装甲車も吹き飛ばした《インパクトクラッシュ》!! …35ですっ!! GM:く、クリティカル値上げないでー!! ええと、21です。 アヤ:では、ダメージを。28です。 GM:装甲値無視だからなぁ、半分くらい削れた。 聖 :ふむ、意外とでかかった様だな《奈落の法則》… GM:でかすぎだ!(笑)    25%ダウンするんだからな。 聖 :それほど期待してはいなかったんだが、使うタイミングとか使用回数制限とかいろいろ枷があるから。    しかし使い所を間違わなければかなり有効だと言う事が分かったぞ、クリティカル値上昇エフェクト。 史郎:今後の参考にしよう。 聖 :今後があればな。 史郎:フフフフフ…(笑) GM:まぁ、とりあえず、最後にイフリートの行動だが…そうだなぁ、アレやるか。    イフリートは袋を取り出して、聖に向かって投げる。 聖 :は? 袋だと? 何か企んでやがるなGM? 火遁の術でもやる気か? GM:ええと、聖、回避する?    ポーンと放り投げられているので避けるのは簡単だけど。 聖 :なんかイヤな予感もするが、戦闘中に妙なもん投げられたら反射的に避けてしまうものだろう。 GM:では、避けたらですね。地面にぶつかると、ぼふんっ、と白い粉が当たりに広がります。 空音:イフリートはソラリスも持ってますよね。……毒!? 聖 :なに!? 毒かッ!? …って、あれ? ソラリス持ってるのイフリートだっけ? GM:いえ、エンジェルハイロゥ/ソラリスのウィルとの勘違いでしょう。    イフリートはサラマンダー/オルクスですよ。 聖 :そうだよね、俺様と同じ領域の王って事で認知してたんだから。    で? しかしソラリスであった方が分かりやすかったかも。何これ? GM:ぱっと分かるのは毒ではないようです。    判定したいなら、マイナーアクションを使って<知覚>して下さい。 聖 :次のラウンドじゃんか。何? 今は効果出さないの? GM:ええ、効果はありませんから。すぐに起きる効果は。 空音:????? GM:では、次のラウンドに行きますか。 聖 :いやな予感がするなぁ。とりあえずセットアップにもっかい《奈落の法則》な(笑) GM:にゃふぅ! やめてぇやめてぇ!!(笑) 聖 :ちなみに俺様これで侵蝕率が128%(笑)    もう一回《ハウリングマグナム》使ったら140超えるんだ。すげぇ俺様! ジャーム化の危機! 助けて〜!!(笑) GM:わっはっはっは。次のラウンドに行ったら、死亡確定だな。 聖 :まぁいい、このラウンドで終えればいいだけの事だ。一撃必殺の《ハウリングマグナム》でもう1人屠ってやるぜッ! 空音:その前に、再び《戦術》でダイスを増やしておきましょう。 聖 :あ、その前にマイナーで粉の正体を調べよう。《知覚》だな? …(ころころ)…18。 GM:18か。目標値が低いので、簡単に分かります。これは…小麦粉です。 アヤ:小麦粉ぅ? あの料理に使う? GM:ええ、小麦粉です。 聖 :小麦粉ぉ? なによ、なんかのアイテムか? ワケ分からんからそのまま攻撃するか。    …(ころころ)… 史郎:…あ〜あ、やっちゃったよ。 聖 :へ? 京汰:こ……この馬鹿者!!! GM:あっはっは、気付いたようですな。    聖がポチに命令すると、ポチは忠実に射撃を行う…そして、その瞬間、火花が軽く散り………。 空音:「これは……っ!!? 小麦粉……っ!!?」    と、エンチャンターが敵の意図に気付いた瞬間…… GM:どがぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ん!!!!    ポチを中心に大爆発がおきます。 聖 :ほげぇえ!?(笑)    とりあえず達成値は68。めっちゃ頑張ったよ? 俺様。 空音:この馬鹿ぁぁぁ!! 小麦粉って時点で気付きなさいよっ!!(笑) アヤ:…というか、フェンリルナイト、何が起こったのか、分かってますよね? 聖 :素晴らしい達成値によりイフリート死亡。俺様の一撃必殺伝説防衛成功? GM:いや、イフリートは倒れたけど、確かに。君たち全員に30点の装甲値有効ダメージをあげましょう。    現実から目を背けないの、聖。 聖 :…フ、フハハハ!! ダメージがいかにでかくとも食らうときは一回!    とりあえず俺様侵蝕率が100%超えてるから《リザレクト》出来ずにそのままパタリ!(笑)    「後は任せた〜」(笑) 空音:エンチャンターもここで倒れます。ばたり。 アヤ:あああああ? アレ? 私だけ? GM:一応、解説しておきます。粉塵爆発、または炭塵爆発と呼ばれる現象ですね。    小麦粉のように燃えやすい物質で周囲を満たし、ちょっとした火種で、連鎖的に燃えて大爆発が起こる、という…。    昔から、このトラップ使いたかったんだよねぇ。気付かなかったらイフリートが火種持ってるし、むしろ気付いた方が聖を無効化できて    面白いなぁ、とか思ってたんだが…。    まぁ、上手く引っかかってくれて結果オーライ。うっれしいな〜♪ 聖 :いやすまんすまん。気付く気付かない以前の問題だったよ(笑) GM:ってわけで、爆風の中から《竜鱗》を纏ったシヴァが現れる。 アヤ:《リザレクト》でHP3。片膝ついて、目の前のシヴァを睨みつけます。 GM:「残るは…お前一人だな。」…そして次の行動はシヴァですな。 アヤ:……だ、大丈夫! まだ最後に《リザレクト》使える! 1回だけ!! GM:では、シヴァは……「ここでエンチャンターが死ねば、全ては無駄になる、な…。」    昏倒状態ですから、ここで止めを刺す、と宣告して攻撃すればエンチャンターは死にますよ。 アヤ:…うげっ!!? 聖 :がんばれフェイスレス〜。また第三話で草場の陰から見守ってるぞ〜(笑) アヤ:…やってみなさい、止めて見せます。 GM:では、《完全獣化》をしてから、エンチャンターに攻撃しましょう。「これで、同盟は終わりだ!!」 アヤ:させませんっ!! 《砂の結界》でその攻撃を受けとめます!! GM:ずしゃっ!! シヴァの攻撃は砂の壁で受けとめられる。 アヤ:流石に判定は必要無いですね。HP3ですから。最後の《リザレクト》で立ちあがりましょう。 GM:「くっ!!」 一歩、シヴァは後ずさります。 アヤ:「殺させはしません…! 仲間なのですから。…どんな理由があったとしても……私は、仲間は裏切らない!!」    睨みつけ、私は叫びます! 人との結びつきが、どんなに大事なのか、フェイスレスは知っているのです。    だからこそ、裏切り者の彼女等を、私は許せない…!!! GM:なるほど、カッコイイですな。 アヤ:後ろで倒れてる聖、エンチャンターを一度見て…シヴァに攻撃をします!! 聖 :ポチを忘れるな〜、あお〜ん(笑) アヤ:そうでした(笑)    ありったけの力を注ぎこんで…《インパクト…クラッシュ》!!!!!!    …77で当たったら50点っ!!! GM:ちょ、ちょ…!? 50ぅ!?    では、アヤの一撃は、シヴァを派手に吹き飛ばし、ビルを2つ、3つ、と貫通させ…どぉん、どぉん、と派手な音を奏でる。 聖 :ひ、ひぃい〜(笑) GM:うわぁ……すげぇなぁ、アヤさん。 アヤ:…HPは3しかないので…目が霞んできます。…なので《ワーディング》を張ったまま、倒れ込み、UGNに電話しましょう。 GM:では、霧谷さんの元に。「もしもし、霧谷ですが。」 アヤ:「フェイスレスです、無事、3人を発見、撃破しました…が、疲労困ぱい、もう動けません。」 GM:「了解しました。場所を教えてもらえますか? もしもし? フェイスレス?」 アヤ:「場所は…F1近くの……。」説明を…なんとか終えます。    既に目がとろーんとしてます。つかれたー。 GM:「分かりました、至急処理班を向かわせます…もしもし? もしもし?」  電話の向こう、霧谷が何かを叫んでいるが、アヤにはその声は届かない。  死闘を演じたアヤは……安堵したのか、スヤスヤと眠りに入っていたのだ。 GM:「もしもし? フェイスレス?」  電話先の霧谷をそのままにして。
GM:さて、みなさま、侵蝕率を下げましょう!! 聖 :…俺様今回侵蝕率による経験点は望むべくも無いなぁ(笑) GM:おかしい、聖がアレに気付けば、射撃をせず、侵蝕率も上がらない。ここで十分経験点を得られる可能性があったはずなのに…? アヤ:まぁ、私から振りますよー。…28減少。ギリギリ3点エリアー。 空音:私も振るんですか? GM:いや、エンチャンターはNPCだから。…経験点欲しい?(笑) 空音:貰えるなら(笑) 聖 :俺様フェイスレスとエンチャンターにロイス結んで、さらに2倍振りするよ。    それで39%以上落とせば帰って来れる。葛葉、私を導いてくれ(笑) GM:がんばれー(笑) 聖 :…(ころころ)…え〜と、…うむ。問題無く落ちました。 GM:あいよー。ではEDフェイズに行きましょう!!
Ending Phase
GM:では、聖のEDから行きましょうか。 聖 :はぁ、一時はどうなるかと思ったが、なんとか葛葉の誕生日は祝ってやれそうだな。 GM:聖にはMVPを与えよう(笑)    特にメリットは無いが。    …さて、では、UGNでたっぷりと説教を受けたあと、葛葉の1日遅れのバースデーを祝うってシーンでいいかな? 聖 :む? 何故に説教頂かなければならんのですかな? 俺様頑張ったよ? ちゃんと仕事こなしましたよ? 結果オーライですよ?(笑) GM:町中で銃をぶっ放して《ワーディング》で大事故起こして…FHのエージェント…エンチャンターは死にかけだし…    最後の最後。小麦粉の正体を暴いた上でのあの射撃(笑)    久我山あたりがえらい怒ってました。いくらかかったと思うんだ、とか、情報規制をかけるのに奔走した事とか、ぐちぐちと…(笑) 京汰:あの支部、人がいい人ばっかりだからなぁ。怒るってのはあいつくらいしかいないんやろ。 GM:そんな感じかね。里未が怒ってても、柳川とかが、「まぁまぁ、久我山君、結果敵も迅速に囚われたわけだし、良しとしようじゃないか。」    とか、言うんですよ。「いーえ、こういう奴にはもう少し懲らしめておかないと、またやりますよ、絶対。」「まぁまぁ。」    その時はまた、久我山君が頑張ってくれるから大丈夫、みたいな。 京汰:苦労してるんだなぁ(笑) 史郎:でもあれだよね、南雲さんあたりは、「まぁまぁ、支部長もああ言ってる事ですし、これくらいにしておきましょう」とかいいながら、    しっかり今回の被害額の一部を聖の報酬から当ててるんだよね(笑) GM:うむ。そんな感じだ。南雲さんはちゃっかりしてそうだしな。しっかりはしてなさそうですが。 聖 :うお〜ん、俺様ってば不幸だぁ〜。…いや、まぁ、真君ほどじゃありませんがね、うん。葛葉〜(笑) GM:君は一応、幸せの欠片を掴んでるじゃないですか(笑)    …まぁ、そんな感じで、シーンを始めましょう。 * * * GM:場所はいつものバー。    からん、からん、とドアのベルが鳴り…聖は、1人、中に入る。    いつもの席には相田葛葉が座っていた。 聖 :「マスター、いつものカクテルを頼む。」と移動がてらマスターに頼む。無論今回はカウンター席ではないからな。    で、葛葉の向かいに座って、「一日遅れで済まないが、誕生日、おめでとう、葛葉。」と一言。 京汰:…と、大量のバラの花束を持った聖がそう言った。 聖 :馬鹿もん勝手に演出するない。ちゃんと考えてあるんだから。 京汰:えええ〜、君の年の数と同じだけのバラを用意したよ…とかじゃないのぅ? GM:まぁ、本人が考えてるそうなので、放っておきましょう。    「ありがとう、聖さん。」…ポチは? 聖 :いるに決まってるじゃないですか。ポチが入れるからこのバーに来たんですから。    まぁ、ここは地下にあるので美しい夜景はありませんし、敷地が狭いのでグランドピアノ弾いてくれるミュージシャンもいませんけどね。 GM:でも、ここにはそんなものの代わりに…思い出がある、ってことで。 聖 :「お互い、仕事の都合でいろいろすれ違いが多く、不安を与えてしまって済まないな。」    とか、カクテル飲みながら話します。    「まぁ、なるべくそう言った事をしないよう、努力していくから、カンベンしてくれ。」…まず無理だが(笑) GM:軽く頷く程度で…黙って葛葉は聖の言葉を待ちましょう。    聖にも言いたい事はあるだろうし。 聖 :ありがとう。今ここで理由聞かれたらどうしようもなかったしな(笑)    「さて、では誕生日プレゼントを渡そうか。…それとも楽しみは後に取っておこうか?」 GM:「相変わらず、じらすのは上手ね。」クスリ、と笑う葛葉。 聖 :フフフ、俺様は大人だからな。    「…いろいろ悩んだがな、お前にも色々なプレゼントを渡してしまって、正味な話ネタ切れだったのでな」(笑)    とか言いながら、片掌に載るくらいの小さなプレゼント箱を取り出す。無論リボンがついてます。 GM:これが君が葛葉に送る、最大のプレゼント、なのですかな?(笑)    箱は小さいが、とても大きな。…高価な。    「開けても…いいかな?」 聖 :「ああ、開けてくれ。」俺様は静かに言う。    しかし視線は壁画の方に向いている。壁画を見ているわけではないのだが(笑) GM:照れてるんだな(笑)    葛葉はゆっくりと開けて……その中を見て…聖と中身を交互に見ようかな。    「これって……?」 聖 :「…少し、金が足りなくてな。そんな小さな物しか買えなかったのだがな、    …まぁ、多分想像してくれてると思うが、それには裏に隠れた真意がある。…受け取ってくれるか?」 GM:給料の1.5ヶ月分くらいかねェ?(笑)    では、葛葉は頬を赤く染めて……「私で、いいの?」と、聞き返しましょう。 聖 :…お前が、いいんだ…(何故か一同大爆笑)    …って、おい! いいシーンなんだから笑うなそこぉお!(笑) GM:葛葉は目に涙を浮かべて…それを受け取りましょう。    …そして、そのタイミングを見計らって、マスターが君たちにカクテルを差し出してくれよう。    上に四葉のクローバーが浮いているメニューにはないお酒。    おやっさんは、何も言わないが、目で祝福してくれる(笑) 聖 :何も言わないがマスターに『よせやい』と目で返答しよう(笑) 空音:「じゃ、じゃあ、祝杯を!!!」    葛葉は嬉しそうに、そう言った。 GM:…マスターの目が、諦めの色を浮かべた。 空音:「この店で一番高いお酒を!!」     それが、酒池肉林、地獄の祭典の始まりだった。
GM:そ、そんなわけで、……アヤのEDに…行きたいと思います。    泣きたいだけ、泣け、聖。涙は男を強くする。 史郎:…小さな物しか買えなかったのって、葛葉本人のせいなんじゃねぇのか?(笑) GM:莫大な借金を背負ってますからな。    借金王(と書いてシャッキングと読む)泗界堂聖。    この周辺の店には、あのバーしか出入りできる店がないという…。 聖 :だから俺様は警察の仕事もUGNの仕事も一生懸命、一生懸命〜、うっ、うっ、うっ…(笑) GM:むしろ、一所懸命だな。  2つの違いは辞書を引くように。 GM:さて、アヤのEDですが…2人一緒に登場です。 聖 :俺様顔がげっそり痩せこけてるぞ(笑) アヤ:幸せなはずなのになぁ。聖(笑) 聖 :いやぁ、借金の話も去る事ながら、昨晩は寝かせて貰えなかったので…(笑) GM:うーむ。いろいろな意味がありそうだが、まぁ、ノーコメントで。    2人は今、無事に開催された会議の席に出席している。 聖 :そうそう、会議の席上でうっつらうっつら、なんか壊れた人形みたいに頭がカクンカクンしてるんですよ(笑) GM:大丈夫、ポチさえ起きてれば(笑)    で、会議はつつがなく終わり、書類には調印され、UGNの日本支部トップの霧谷さんと、FH代表、“マスターレイス”    日下部 仁(クサカベ ジン)が握手を交わす。…歴史的瞬間だな。 アヤ:では、聖のヒジをつついて起こします(笑) 聖 :「ハハハハイハイ起きてますよええ!! 寝てませんよ寝てませんよ!? 警戒は万全ですよ!? お給料減らしちゃイヤですよ!?」(笑)    って飛び起きた俺様の後頭部が、今しもその歴史的瞬間を撮影しようとしていたカメラに収まる(笑) アヤ:よだれ、撒き散らしてますよ。フェンリルナイト。 GM:つーか、写真なんぞ残しませんよ。非公式なんだから。君らもこれに関しては無関係な人に対しては発言してはいけませんからね。    今のところ、空音や、史郎、京汰にも話してはいけません。 聖 :うむう、わかっているさ。 アヤ:で、ここで会議が終了、となるわけですね。ようやく肩の荷がおりました…。 GM:うむ。君の仕事はまず、1つ終わりを告げた…しかし、これは戦争の始まりだ。…アリスとUGN&FHとのね。    泗界堂聖には、これから編成されるオーヴァード部隊の指揮官になってもらいます。そして、エンチャンターがその補佐につきます。 空音:シヴァ…貴方の遺志は私が引き継ぎます。…きっと、世界の平和を我々の手で。 聖 :そう言えば連中は死んだのか? 確か止めを刺すと宣告しなければ死なないはずだと思ったが? DXは。 GM:まぁ、FHに引き渡されたあと、処分されたはずです。 空音:では、止めを刺したのはエンチャンターと言う事で。 聖 :情も何もあったもんじゃねぇな。まぁ、仕方のないところか。    …で、なに? 俺様が指揮官? おいおい、自らの手でUGNの歴史終わらせる気かい? 霧谷さんよう?(笑) GM:FHも特に死んでもいい「精鋭部隊」を援軍として送ってくるので、こっちも特に死んでもいい「精鋭」を指揮官に……。 聖 :…いやに納得できる説明をありがとう(笑)    では部隊名は「神風隊」って事で(笑) GM:神風特攻(笑)    見事なネーミングセンスだ。全部で1個中隊で、小隊長には春日恭二の姿も見える。 アヤ:ダメだ、この部隊、…終わった(笑) 聖 :しまった。どうやら俺様は「死にイベント」をこなしてしまったらしいな。    鏡の町が終わる頃俺様はこの世にはおらず、しかし葛葉のお腹の中には俺様の魂を受け継ぐ新たな命が…(笑) GM:まぁ、情報は与えたし、EDを…終了していいのかなぁ?(笑) アヤ:あれぇ? 私喋ってないっ!?(笑) GM:では警備を終えた聖とアヤ。2人は今、事の重大さを改めて思い知らされた、ということで。 アヤ:「流石に私は不安を覚えますよ、フェンリルナイト。」…話をしましょうか、少し。話すことがあるかどうかはわかりませんが。    一応、ラストだしカッコつけなきゃ(笑) 聖 :俺様は相変わらずポーカーフェイスでタバコをふかす。    「フゥー…、当然だ。アレだけの事象で不安を覚えないなら、それは神経がよほど図太いか、それとも削げ落ちきってしまったかだ。    …だがなフェイスレス、心配はいらんよ。」 アヤ:はい? 聖 :別に優しそうな笑顔で言ってたりはしないぞ。あくまで真面目な顔そのままで言う。    「…心配しなくとも、そう遠くないうちにこの状況は終わるさ。…4年前にも劣らない、どでかい事件を伴って、な…」 アヤ:…どんな形にしろ、ね。    それが…不安なの。私は、…それが終わっても「上城アヤ」でいられるかな? 聖 :不安はストレスとなり自身を苛むぞ。「上城アヤでいられるか」など考える必要はない。    「上城アヤでいつづける」決意さえあればそれでいい。その決意さえあれば不安などぬぐいされるさ。 アヤ:「そうですね……。」でも、やっぱり不安げに…。    空を見上げながら、呟きます。    戦争が…始まる…。」 Double Cross Mission03 Side B / Double Cross fin
GM:そんなわけで、SideA、B、共に終了しましたっ!!    皆様、お疲れ様ですっ! わははははははっ!! 急がないと、帰れなくなるっ!!(笑) アヤ:あ、ああああ? お腹減ったのに、ご飯食べたいのにっ!?(笑) 聖 :んじゃ皆で○屋にでも行くかぁ〜。それともアヤのPL送ってくついでにココイチにでも行く?(笑) 京汰:カレーが食べたいなぁ。 GM:では、ココイチに食いに行きましょう。    まぁ、…アレだ、座談会も含めてはっちゃけよう。遅くなったら野郎がレディを送っていく、と言う事で。 京汰:レディ? はぁ〜ん? ふぅ〜ん? そんなのいたっけぶっ! べっ! ばっ!!!!    ルールブックの角で叩くの禁止!!(笑) 聖 :はっはっは〜、女性には優しく接しなければならないぞう? ってことで安心してねお二人とも。    俺様が責任持って送って行ってあげるからねぇ? GM:ま、なんにせよ。飯を食いに行くぞー!! 一同:おーーー!!!! GM:やけにすっきりさっぱり、葛葉へのプロポーズが話題にならないな、聖。 聖 :まぁ、なってくれても逆に困ったろうからいいけどさぁ…、    恋愛シミュレーションてこんな脱力感を味わうものだっけ? 史郎:俺に聞かんでくれよ(笑)
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