「さて、それじゃあ、セッションを始めますが。
 今回はちょっと趣向を変えてのプレイになります。」

「趣向を変えて?」

「本日は2セッションを一気に収録します。んで、参加するプレイヤーを指定させてもらいます。」

「???」

「具体的には今回は鏡の3話を収録すると言ってみんなに集まってもらいましたが…。
 3話Aサイド、Bサイドの2つに分けての収録になります。」

「…前後編?」

「いえ、2つの並行した物語です。この2つは同時に進行しているので、片方に参加しているプレイヤーは片方に参加できません。」

「…もう少し噛み砕いて話してくれないか?」

「Aサイドのプレイヤーは子供組。史郎、京汰、空音の3人です。Bサイドはアダルト組。聖、アヤの2人でセッションを行います。」

「まぁ、詰まる所我々は今日1日で、セッションを2つ行うと。で、それは物語的には同一時間軸上の話であると。そんな感じ?」

「うむ。参加しないほうのセッションでは暇でしょうが、適当にNPCをやるなり、GMに協力してPCを苛めたりと手伝ってもらいます。
 また、時間は並行なので、適当に首を突っ込むのもいいでしょう。」

「一本一本は多少短くなるんだな? そうすると。」

「本来は1本にする予定だったんですけどね。でも、ストーリーが2分されるので、分割したんです。
 だから、一つ一つは短い話になるでしょう。」

「また面白い趣向を持ってきたなぁ。でもまぁ、ありかねそういうのも。」

「セッションを客観的に見れるわけですな?」

「うん。それじゃあ、サイドAを始めよう。
 3人、成長申告をお願いします。聖とアヤは後でね。」

「了解〜。」

「じゃ、まずっと。榛名史郎、《渇きの主》《赤河の支配者》《不死者の恩寵》を1レベルずつ取得。1点繰越。」

「霧島京汰、《一閃》を1レベルと《天性の閃き》を2レベル取得しました。1点繰越。」

「御子柴空音、《全知の欠片》を2レベルに。《天からの眼》と《抗いがたき言葉》を1レベルずつ取得。1点繰越。」

「みんな1点繰越なんだな(笑)」

「ちょっと気になるところですがね(笑)」

「なんか、第3話にしてもうエフェクト欄使いきってるなぁ、みんな…(笑)」

「私は既に1つはみ出してる〜。」

「僕は今、ちょうどだな。次のセッションではみ出るだろう。」

「俺もちょうどだ。でもまだ取りたいのあるしなぁ。」

「俺様はどうするかな。ゆっくり考えるか。」

「まぁ、ゆっくり考えてください。それじゃあ、セッションを始めましょう〜。」



Double Cross リプレイ Side A / Hansel und Gretel

GM:さて、それじゃあ、一同ハンドアウトを確認しましょう。    今回のハンドアウトは以下の通りです。  榛名史郎  夢を見ていた。  それは1ヶ月前の出来事。  「志藤岬」…彼女を救えなかった…悪夢。  この1ヶ月、ひたすらこの悪夢に囚われている。  今夜も例に漏れず、悪夢にうなされ続けている。  そんな君を救ったのは一本の電話。  電話の主は君にこう告げた。  志藤岬が連れていかれた場所が判明した…と。  シナリオロイス: 志藤岬  推奨感情 ポジティブ:執着       ネガティブ:悔悟  霧島京汰  「ごめんね…。だけど、お兄ちゃんを殺さなきゃダメなの。」  さっきまで君と楽しそうに話していた少女は笑顔でそう君に告げた。  その言葉の意味を理解しようとしたその一瞬。  その一瞬が命取りだった。  「何故。」  …あんな少女がこんなことをしなきゃいけないのか。  冷たい地面の温度を感じながら、血塗れになった君はそんな事を考えていた。  シナリオロイス: 神無 ヒメ(かみなし ひめ)  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:憐憫  御子柴空音  背筋が凍る。  目の前に現れた男は異常だ。  正気ながら狂気。  「始めから歪んでいる」存在。  ただ、一目見ただけで、そう理解した。  「志藤岬を助けたいかい?」  男は楽しそうに言葉を続ける。  歪んだ笑みを浮かべ、楽しそうに。  「ゲームをしようじゃないか?」  シナリオロイス: 「ラトウィッジ」  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:不信感 GM:こんな感じ。あーゆーOK? 史郎:ぬ、俺は本当に岬さんにいろいろ囚われているらしいな。岬さ〜ん(笑) GM:そういうキャラらしいからな。 京汰:GM…のっけから俺倒されてるんか。 GM:そう言う事です。 聖 :前回といい今回といい、3話はお前のっけから大変だなぁ(笑) 京汰:おろろん、おろろん。    いいもーん……。 GM:今回の舞台は前回からさらに1ヶ月、11月になります。そろそろ冬が訪れる…そんなところですね。    さて? 質問はないかな? 聖 :…京子ちゃんはどうなった?(ボソ)(笑) 京汰:忘れろ。忘れろー、わーすーれーろー。    UGNの記憶処理班に依頼します(←目がマジ) GM:まぁ、未だに学園の謎として残っています。 聖 :そうかぁ。きっと永遠の謎だろうなぁ…(笑) 史郎:学園七不思議に数えられるかもな(笑) GM:ないようなので話を始めましょう。まずはPC間ロイスからの取得です。    例によってハンドアウトの下から上へ。順に取ってください。 空音:となると、私が京汰にですね。…(少し考える)…ポジは同情。ネガは…やっぱり恥辱、かなぁ?(笑) 京汰:ひ、酷い!(笑) 空音:うるさいわね!(笑)    あたしだって、男にミスコンナンバーワンの座を奪われ、2位に落ち着いてしまったのよ!    これで恥辱を取らずに何を取るんですかっ!!(爆笑) 京汰:ごめんなさい、ごめんなさい! 生まれてきてゴメンナサイ!!(爆笑) 空音:ということでネガの恥辱が表で。…なんでなのよー……。 聖 :…しかし空音ちゃん、前作から考えれば明るくなったよなぁ… 史郎:なんせ師匠が師匠だからねぇ、ならざるをえんでしょう(笑) 空音:これが本当の私なんですよ。元々、蛍介達と一緒にいるときは明るかったでしょう? 口数は少なかったけど。 京汰:そういえば、割とストレートに感情表現してたよな。思いっきり蛍介に抱き着いてたり。 GM:見事に懐いてたからな。…ストレートなのは今も変わらないみたいだが。    前回のラブコメっぷりは…ねぇ?(笑) 京汰:むず痒いくらいにな。 聖 :そうか、むしろ2話の初出の時の雰囲気のがおかしかったのかな。 史郎:京汰にのっけから恥辱とってたしなぁ。素は活動的なのかもしれないな。    さて俺はそんな空音にだ。…友情と…、とりあえず恐怖にするか(笑) 空音:なんでっ!!?(笑) 京汰:あー。 アヤ:なるほど…。 空音:納得してるっ!!?(笑) 史郎:いやぁ、本当の所、俺自身は空音が「恐い奴」なんだって事は知らないんですがねぇ。    なんか感じるものがあるんだよ、きっと(笑) 空音:うわーん……。 京汰:それじゃ、最後は俺やな。ええと、史郎に……信頼と不安。表は信頼に。    史郎の事は信頼してるし、頼りになる奴だと思ってる。    だけど、1話で史郎が見せた謎の力。アリスが史郎を狙うなどという色々な事を見せつけられ、少々不安も感じる、ってことで。 史郎:そういう要素があるにもかかわらず未だに信頼していただけるだけで十分ですよ(笑) 聖 :逆方向に取ってみるとどうなるのか非常に興味が湧くなぁコイツら(笑) GM:では次回はそういう風に取らせてみるか(笑)    まぁ、PC間ロイスも取った所で、本編に行きましょうか。
Opening Phase
 世界は、表面上は平和だ。  …霧島京汰は、一人公園で、そう思う。  しかし、世界は…日常はすでにほころび始めている。  「持たざるもの」…志藤岬をめぐる1ヶ月前の戦い。  「スカーレットナイト」…蝶野をめぐる2ヶ月前の戦い。  …この2度の戦いにより、平和にかげりが見え始めている。  そして今、この公園にも日常の破壊者たちが潜んでいることを…霧島京汰は知らない。 GM:そんなわけで京汰のOPシーンです。 京汰:おおおおおおおおお? ぼ、僕から?    い、今だかつて僕からシーンが始まった事があっただろうか!? いや、ない!! 聖 :でも内容がなぁ…(笑) 史郎:のっけからやられるんか(笑) 京汰:う、…で、どういうシーンですか。 GM:学校の帰り道、バンドの練習が終わって、公園で焼き芋を食いながらまったりとしているところ、なんてのはどうだ? 京汰:お、いいねぇ。焼き芋をほふほふ頬張りながら、「はふぅ。やっぱり秋はお芋に限りますなぁ。」(一同爆笑) 史郎:なに言ってやがるッ!! 冬と言えばおでんだろうッ!? 大根だろうッ!?(笑) 京汰:いやいや。冬はおでんかもしれないが、まだ秋だよ。11月。12月とかまで行けばおでんだけどな。    ああ、肉まんも捨てがたいよね。ペットボトルの緑茶を飲みながら、お芋をはふはふ、と。 聖 :素敵に優雅な放課後生活ですな。 アヤ:いいなー。あ、マスター。私達、今回セッションに参加していないわけですから、登場しても侵蝕率はあがりませんよね? GM:ええ、NPC扱いですから上昇はしませんよ。その代わり経験点は入りませんが。 アヤ:にひひ。適度に登場してやろう〜っと。 京汰:で、それで、何が起こるんです? GM:ええとですね。君が余りにも美味しそうに食べてるので、公園にいる子供が君を羨ましそうに見てます(笑) 京汰:あははは(笑)    それじゃあ、手招きして、袋に入ってるお芋を割って渡そうか。    「一緒に食べへんか?」ってな。 アヤ:「お、お巡りさん! ここで子供を餌付けして誘拐しようとしている変質者が!!」 聖 :ぬうっ!? そんな不届き千万なやつぁどこだっ!? ここかッ!? 貴様かッ!? ちょっと留置所までご同行願おうかぁッ!!(笑) 京汰:留置所かよっ!!(笑)    普通署までご同行じゃないのかよっ!? GM:つーか、お前、警察今休職中だろ。 聖 :いやいや、俺様じゃないッスよ今のは。    定年退職済みの前園さん(78)ですよ。最近ボケ気味の(笑) 京汰:…それは屋根の上から落ちてきた少年に包丁を投げたことがある前園さんですか? GM:前園ネタはもういいっ!!(笑) 史郎:そうかぁ、前園さん警官だったのかぁ…(笑)  色々と設定が増えてゆく前園さん。  初出はナイトウィザードリプレイ「Pandora」  雪国に住んでるんじゃなかったのか。 GM:で! だなっ!! 京汰の呼びかけに子供…少女が2人とてとてと寄ってきます。 京汰:また幼女ですか。 GM:う、うるさいなっ!!    幼女は話を円滑に進める為に必要なキーアイテムなんだよっ!!(笑)    …年の頃は12、3ってところかな? 言うほど子供じゃないよね。この年頃は。 京汰:そやな。妙に知恵が回り始める頃やな。軽快なトークで子供たちに警戒されないように渡そう。    他意はないが、疑われるのもイヤや。 GM:ちなみに、その2人。容姿が凄く似ている…と言うよりも、ある一点を除き同じに見える。 京汰:クローン? GM:…普通双子とか聞くと思いますが、…まぁ、君たちプレイヤーはクローン戦争に巻き込まれたことがありますしね。 聖 :むしろ一点だけ違うとか言われると、クローンの可能性を疑いたくなる気がするな。    で、具体的にどこが違うんだ? GM:瞳の色です。2人とも右目の色だけが違います。片方は赤で片方は青です。    2人とも非現実的な人形的な雰囲気を漂わせていますね。 京汰:う、微妙に警戒しなきゃいけないようにも思えるんだけど。    誘った手前、警戒するわけにもいかないな。敵意とかは見えないんだろ? GM:ええ。純粋に美味しそうだなーってふらふらとついてきた感じです。 京汰:向こうは警戒してないの? GM:あまり。過剰に警戒はしてないように見えるし、しかし無警戒にも見えない。 京汰:要するに「普通の子供」の反応か。 GM:はい、動きとかにも不自然な様子はありません。 京汰:…ん、ならいいや。《ワーディング》を使うって手もあるけど、あまり疑ってばかりってのは京汰の性にあわない。    「どや、うまいか?」と、聞くだけにしておく。 GM:ではその問いに2人とも首を縦に振り、頷きます。「美味しい〜。」と満面の笑み。 京汰:「そらよかった。」……と、普通に世間話をしましょうか。 GM:そっか、…20分くらい、そういう楽しい時間を過ごした、と言う事で。 京汰:ん、んじゃあ、名前くらい聞いておくかな。「そういえば、名前を聞いてなかったわな。俺霧島京汰っていうんやけど。」 アヤ:…やっぱり犯罪者臭い…。 京汰:うるさいな(笑)    「お嬢ちゃん達、名前はなんて言うんや?」 GM:では、2人は声をそろえて言います。    「神無ヒメですっ!!」 京汰:……え? 2人揃って? GM:ええ。寸分の狂いもなく。 史郎:同じ顔で同性同名か。親御さんも自分で自分の首締めなくてもいいのに(笑)    …ああ、でもまだ一応双子だと決まってるわけではなかったな。 京汰:一応聞きなおすよ。「2人とも…ヒメなんか?」 GM:2人とも同時に頷きます。「字は違うけどね。」…これもステレオで。    で、瞳の青い方が、言います。「私は氷女。氷の女と書いて氷女ですっ」そして赤い瞳の方が「私は火女。火の女と書いて火女ですっ」 京汰:ぐ……ハンドアウトにカタカナでヒメと書いてあったのはその為か。    読めたぞ、サラマンダーだな。この2人。 聖 :炎と氷の能力に特化した双子か、おもしれぇな。問題はピュアブリードかクロスブリードか…。    なんにしろいきなり状況不利だな京汰。 史郎:サラマンダーだけなら互角に渡り合えるだろうけどね。    まぁ、どっちにしろビジュアルシーンだろうから無理だろうけど(笑) 京汰:す、すっげー敵対したくないな。この子供たちと。…全然悪意は見えないんだろ? GM:ええ。ちなみに、双子である事も話してくれます。 京汰:クローンじゃなかったか。    うう、敵意がない以上、警戒するわけにはいかない俺。焼き芋ほふほふ。ああ、そろそろ冬やなぁ…。 GM:で、ですな。そんな楽しい会話をしているとですね。1人の男が、少女達に近づいてきます。    少し遠くから「ヒメ、そろそろ帰るよ。」と声をかけ、君たちの方に歩いてくる。    メガネをかけたひょろい長身の男ですね。 京汰:む? お父さんかな? GM:そして、近くまで来て…君の顔を見て、少々驚いています。「ああ。こんな所で会うなんて奇遇だなぁ。」 京汰:…知ってる人? GM:…どうだったかな? 京汰は…見てないかな。史郎なら見ていると思うけど。 京汰:む……それは前回の史郎のEDで出てきたあのイヤらしい研究者かな?    俺はしらへんけど。 史郎:一応、あのシーンは他の連中が到着する前に消えちゃったんじゃなかったか? GM:ええ、消えてしまいました。なので京汰はこの男が誰なのかは知りませんね。 京汰:うおおおおおおおう。…「どこかで会った事あったっけ?」とか思ってます。 GM:「失礼。こちらの話です。…さぁ、ヒメ。帰りますよ。」「はーい。」「はーい。」    「うちの娘がお世話になったようで。」 京汰:いやいや、何もしてへんよ。 GM:「ヒメ、私は先に帰ってます。…帰る前にお兄ちゃんにお礼をしなきゃね。」    …そこで男は冷たい声で、しかし笑顔でこう言います。    彼を殺しなさい。」 京汰:え? と、聞き返そうと…、 GM:した瞬間。京汰は自分の腹部に激痛を感じます。 京汰:……恐る恐る、ゆっくりと自分の腹を見ます。    イタイ、アツイ、アツイ、イタイ、イタイ、イタイ、アツイ…。 GM:そこからは獣の手が生えている。    …前を見れば、右手を獣化させた赤い瞳の少女が笑顔で立っている。    その後ろには、青い瞳の少女が氷をまとわりつかせた巨大な剣を構え、やはり笑顔で立っている。 「ごめんね?」 GM:状況を認識しようとしている君を置いてけぼりにして…。    「だけど、お兄ちゃんを殺さなきゃダメなの。」    火女は一瞬で君から離れ…そして無慈悲に氷女の剣が君に振るわれる。 京汰:……ああ、俺、死んだわ。 GM:何がどうなっているかはわからない。…ただ、京汰は、その瞬間、自分の死だけは理解した。    …死ぬなよ(笑) 京汰:殺すなよ(笑) 聖 :でーんでーででー、でーででーででーでで〜。    「歌を愛する心を持って」青海のソウルシンガー、霧島京汰、逝く(笑) 京汰:…また3話のOPで死んだっ!!!(一同大爆笑) アヤ:やっぱり不幸だなぁ……。 GM:まぁ、プレイヤーがプレイヤーだし。 京汰:おろろん、おろろん……もういい……いっそ殺してくれ…。 GM:きっと彼の日記には「殺してくれ。死にたい。死ねない。なんでオーヴァードに生まれたのだろう。辛い。苦しい。死ねない。」    …そんな感じに綴られていると言う…。 京汰:ま…慣れたさ…。 空音:ヤな慣れですね。 京汰:誰のせいだと思ってるんだよぅ!!(大泣き) 聖 :(無言で肩に手をポン) GM:ま、まぁ、そういうわけで、京汰はハンドアウトのように地に臥せっていると言う事で。 京汰:うう、何故、何故なんだぁ〜…。 GM:おお、すっげー感情のこもった演技だな。名演。 アヤ:素ですよ、GM。 GM:と、いうわけで、シナリオロイスをあげます。    神無ヒメにね。 京汰:うい……推奨は…自由と憐憫? …ああ、何となく可哀相に感じたわけだ。笑顔で殺す、と言う事に。    ええとね。ポジが好意。ネガは憤慨。…なんか、もう、むかついた(笑) 史郎:珍しく素の感情に素直に取ったな(笑) 聖 :それよか京汰、今度こそ本当に生きてられるのか?    なんか真の時以上に救い様がない気がするんだが…(笑) 京汰:いや、ゲーム的には《リザレクト》1回で、復活ですから〜(笑) 史郎:なんか、オーヴァードって首斬られても《リザレクト》一回で復活するのかな? 京汰:体が全部薔薇になってうぞぞぞと復活した人もいますし。 GM:首を切られるってのは演出ですからね。ゲーム的に意味がある物じゃないですし。 聖 :《極大消滅波》で消滅させられたりとかしなくてよかったねぇ(笑) GM:あ、それ面白いなぁ(笑) 京汰:お、面白くないもん…。 GM:しっかし、…ここまで極端に「殺し尽くされて」も復活できるんだ。イヤでも自分たちは化け物だって自覚するよな。 京汰:イヤでもな。…この《リザレクト》してる瞬間が一番イヤだな。確かに。 GM:ま、それじゃあ、シーンを切りましょう。
 志藤岬の行方を追ってのこの1ヶ月間。  捜査は順調とはいえなかった。  今日も、聖と一緒に空音は町を散策する。  少しでも、痕跡を見つけようと。  そして、「成果」は自ら2人の前に現れる。  「ゲームをしようじゃないか。」  狂気を孕んだ瞳。  男は…冷たい目で笑い、そう告げた。 GM:と、いうわけで次のシーンは御子柴さんです。 空音:はーい。どんなシーン? GM:君たちはこの1ヶ月間、岬さんを追っていた、でいいよね? 空音:私はそれでいいですし、史郎もそれ以外はしてないでしょ。京汰は……。 京汰:幸せを追い求めてます。    …どこにしあわせはあるんだろう? 一同:(あまりに目が真剣なので笑えない) 聖 :しあわせは、君のすぐ近くにあるんだよ。ただ君が気付いてないだけさ。    …不幸キャラ、超人気だしな(ボソ)(笑) 京汰:あおいとーりー、青い鳥〜。幸せを呼ぶ、あおいとーりー。    (聖の肩をがしっと掴み)すぐ近くの奴に泣かされてますが、なにかっ!!? 聖 :…そ、それが君の幸せなんだよ。気付いてないだけで…(笑) 京汰:(ドスの聞いた声で)交代するか? 聖 :俺様今回しあわせいっぱいなんで辞退します(笑) 京汰:うおおおおおおおおおおおおっ!! まだ、LV下がる方がマシだ〜〜〜!!!(一同大爆笑) 空音:という外野は放っておいて、どういうシーンですか? GM:(いいのかなぁ…)ええっとですね。では岬さんの情報を掴む為に外を奔走して聞き込みをしている所と言う事で。 空音:じゃあ、聖さんを連れています。    「次はあちらに聞き込みしましょう。」 聖 :HAHAHAHA〜、ヨキニハカラエ〜(笑) 史郎:既に当てられてるッ!!(笑) 空音:NPC扱いだからいくら戦闘しても侵蝕率上がりませんしね。それに休職中とは言え、警察官ですし。聞き込みには欠かせません。 GM:いざとなったら戦わせる気満々だな。 空音:どっかの誰かのように殺されたくありませんし。 京汰:(目が虚ろになっている) 史郎:側でポチが心配そうに鳴いてるぞ…(笑) 聖 :今更だが聞き込みに大型犬連れてる警官っつーのもなんだかなぁ…(笑)    まぁ、とりあえず俺様当てられてるので今空音のいいなり。葛葉〜! へるぷみ〜!!(笑) 空音:ちゃんと今回は《抗いがたき言葉》を取得していますしねぇ。    ええと…それで聞き込みをしていますが。 GM:はい。その途中でですね。君たちは目の前に子供2人を連れた男を発見します。    その男は君たちの方にまっすぐ近づいてきます。 空音:それでも京汰のように警戒しないのが普通ですよね。よくある親子連れの光景でしょうし。 GM:まぁ、そうかもしれませんが。 聖 :しかしポチだけは低く唸ってたりしないか? GM:あ、それはOKです。ポチは何故か低い声でぐるるるるる、と3人に対して警戒をしています。    …あれ、5感共有できたっけ? 聖 :いや、普段はしてませんよ。    《アニマルテイマー》を使えば、話は別でしょうけど。 GM:では、現在は無理ですか。 聖 :でも唸ってるなら使ってもおかしくないかねぇ…? でも俺今NPCだしなぁ…(笑) 空音:少なくとも、ポチが警戒するなら、リンクして周囲の状況を警戒するくらいはプロならば当然では? 聖 :うむ、それに俺様とポチの仲だ。ポチが吼えりゃ何かあると言うのは俺様分かっていいよな。    って事で《アニマルテイマー》使っていいかなGM? GM:うむ。そうすると、2人の少女から「血の匂い」がする。    しかし、それに対して確かに警戒しているってのもあるんだろうが、それ以上にポチは男に対して警戒しているのが分かる。 空音:うわ、聖さん連れてきてよかった〜(笑) アヤ:と言う事はこのシーン、先ほどの京汰が殺された直後のシーンですか。 GM:うむ。少し先には京汰の死体が転がっている…はず。    平時なら、ポチはそちらの方に関心を示したんだろうな。京汰の匂いは知ってるし、そこから血の匂いがするんだし。    だが、今は目の前の対象に対して警戒を強めている。 聖 :ふむ、ではポチの直感にしたがってそちらの方に気をやっておこう。    「(シュボッ)…フゥー…(タバコをふかしたらしい)」 空音:いや、あなただけ警戒されても(笑) GM:ある程度まで3人が近づいて来ると…向こうも向こうで君の存在に気付いたらしい。    「偶然とはよくあるものだな。」とか、呟いたのが聖には聞こえる。まだ空音には聞こえないけど。 聖 :「…ポチ、警戒態勢。」俺様もボソッと呟こう。    ポチの尋常ならざる警戒のしように、俺様もじっとその男のほうに気をやっておこう。空音の事は既に忘れた(笑) 空音:ひ、酷いっ! 雇い主なのに!(笑)    じゃ、じゃあ、それを聞いて私も警戒します。よく分かってないけど。 GM:そろそろ夜だよな。京汰のが放課後だったんだし。    …冷たい風が、5人と1匹の間を吹きぬける。それは気温のせいか、それとも…。    ……さらに縮まる距離。 聖 :…ぬう、何事もないならほっとくべきなのだろうが、俺様射撃系の人だからあまり近づかれても困るんだよな。 GM:これ以上近づけば撃つ。…そう聖に思わせるギリギリ一歩手前で男は止まり、両手を上げる。…バンザイ状態。 聖 :…戦う意志はないと言う事かな?    「…なんの真似だ? UFOでも呼ぶつもりか?」とか言ってみよう。 空音:というか、既に敵同士だ、って分かってるんですか。私たち。 GM:直感的には分かってるんじゃないかな。向こうは向こうできちんと理解しているだろうし。    彼我の距離は10mちょっと。    「戦うつもりはないよ。“フェンリルナイト”」 空音:あたしはっ!?(笑) 聖 :…そう言えばお前さんコードネームないんだったな(笑)    「…もう済ませてきたから、か?」とかそいつを睨んだまま言ってみよう。    既にポチと俺様の視覚はリンク状態だ。 GM:「そちらはついでだ。…話し合いがしたいんだが。」 京汰:ついでで殺されたんですか。俺は。 聖 :ふむ…    「…フン、聞いてやろう。」ってタバコを携帯灰皿に捨てるか。警戒態勢は崩さぬが。    …って、俺様目いっぱい雇い主無視してるなぁ(笑) GM:まぁ、一応、今、君えらい立場にいるし。    「それじゃあ、用件に入ろうか。」 空音:…その前に、名前を伺いましょう。 GM:「おっと、失礼。…そうだな、私のことはラトウィッジと呼んでくれ。」    笑顔のままで、男は答える。その瞳に…君たちは正直、ゾッとする。    あれは…狂気の瞳。正気のまま狂い…そして、恐らく目的の為には手段を選ばないような、そんな冷たい瞳。    優しく笑う笑みだけが仮面のようで、逆に恐怖すら覚える。 聖 :…俺様もポチも少し萎縮する。 空音:…一歩後ずさりましょう。 GM:「いいかな? それじゃあ、続けよう。私の目的は榛名史郎だ。あの男の力に興味がある。    君たちの目的は…今の所は志藤岬かな? …間違っていたら訂正してくれ。」 空音:……間違ってはいません。 聖 :まぁ、表層的にはな。 GM:「素直に手札の交換とはいかないな? 念の為聞いておくが。」 空音:…それは史郎を渡す代わりに志藤岬を返す、と言う事ですか? GM:その通り。 聖 :それは我々が決めることではないな。    史郎本人にでも直接問いただしたらどうだ? GM:「それも魅力的な案なのだが。…そうだな。あの男ならこの条件を飲むかもしれない。」 空音:…飲んだとしても私が止めます。 GM:「まぁ、そうだろうな。こちらとしてもまだあの実験体を手放すのは心苦しい。…それに榛名史郎に手を出すな、とも言われている。」 空音:…それで? GM:「ゲームをしよう。」 空音:………は? GM:「何、簡単な話だ。手を出すな、とは言われても、攻め込まれたら応戦しなきゃいけないからな、自衛の戦いは禁じられていない。」 空音:それは……攻めて来い…と言う事ですか。 GM:「その通り。…君たちはたまたま私のラボの位置を知り、攻め込んでくる。そして、やむを得ず私は迎撃する。    …勝てば、2枚のカードを手に入れられる。どうだい? 理想だろ?」 聖 :…2枚のカード? 1枚は志藤岬だとして、もう1枚は? GM:榛名史郎、だろうが。 聖 :ああ、そのままなのね。    「…我々が勝てば志藤を取り戻せる。お前たちが勝てば、史郎を手に入れられる、と言う事か。    フン、面白い提案だな?」 空音:…しかも貴方たちはホームグラウンド、いくらでもトラップを仕掛けられる。 GM:「もちろん。君たちも私の格好の実験素材になりそうだからね。殺しはしないよ。うん。」    終始にこやかな笑みで、男…ラトウィッジは言葉を続ける。    「まぁ、君たちに他に選択肢はないけどね。」 空音:「いえ? ここで貴方を捕らえて自白させる、と言う手がありますけど。」    《ワーディング》を展開します。 聖 :…む、ちょっとひねってみようかな。空音に向かって低く言ってみよう。    「やめろ御子柴、今ここで戦っても、我々だけでは勝てん。」 空音:……そんなに、強いのですか? 聖 :「…具体的にどれだけ強いかは分からんが、少なくとも、我々2人と1匹の力をかけ合わせた力より、よほどできるだろう。    それも、あの男1人だけで、だ。」と言ってちょっと頬あたりを汗が伝う。表情は平静を装っているのだが。 空音:……思わず唾を飲みます。    4年前の戦いに参加したあのベテランのフェンリルナイトに…ここまで言わせるとは…。 聖 :えと、で、そいつの方に向き直って、「それで? どこへ向かえばいいのかな?」 GM:ではラトウィッジはここから少し離れた郊外を示します。 聖 :訪問時間くらいは、こちらで決めさせてもらうぞ? GM:「ご自由に。こちらもこちらで妨害させてもらうしね。早いほうがいいと思うよ?」 聖 :「フン、ご忠告どうも」っつって新しくタバコをふかすか。    「フゥー…」 GM:「それじゃあ、また。再開を楽しみにしているよ。…いくよ、ヒメ。」    …そして、まっすぐ君たちの方に向かっていって、真横を通り過ぎる。 空音:すれ違うわけですね。……すれ違ったら、後姿を見送りましょう。    いつでも攻撃できるような隙だらけの格好のはずなのに、逆に隙がない…。 聖 :俺様は特に後ろは見ず、そのままの姿勢でタバコをふかす。    「…フゥー…、ち、厄介な連中だぜ…」 空音:いつの間にか握り締めていた拳を開いてみると、汗でしっとりとしています。    ……ラトウィッジ……何者……。 GM:そんなわけで、シーンを切ります。空音にはシナリオロイス「ラトウィッジ」をあげましょう。 空音:自由に不信感、かぁ…。    ええと、執着に脅威です。…表は脅威。 GM:ふむ。まぁ、妥当な所だな。 アヤ:ところで、このままだと我々も同行しそうな勢いですが。 GM:それはミドルの最初で解決しましょう。大丈夫です、もちろん対策してありますから。
 「悪夢」  まさに悪夢。  それは自らの内から平穏を食い破ろうとする。  1ヶ月前の「現実」は「悪夢」になり、史郎を蝕む。  「志藤岬の居場所がわかったわ。」  かかってきた電話の相手の声を聞きながら、史郎は思う。  これは悪夢からの救いか、それとも。     更なる悪夢の始まりか。 GM:さて、最後のOPと行きましょう。 史郎:俺か、どう言う場面だ?    とりあえず侵蝕率をっと…8。 GM:ハンドアウトの通りです。    …今、君は夢を見ていた。それはここ1ヶ月、決まって繰り返される夢。 史郎:岬さんをみすみす敵の手に渡してしまった夢ですな?    岬さ〜ん!!(笑) GM:うむ。君と岬さんとの出会いから、音楽を教わっているところ。    数々の思い出が、夢の中で繰り返される。 京汰:自分が慕っていたお姉さん。家に食事に呼ばれたり、まさに史郎の中での平和の象徴だった時やな。    「榛名君は、ニンジン嫌いなの? もー、ダメだよ。好き嫌いしちゃ。」 史郎:「だ、だって…、ニンジン食べると目が赤くなっちゃうじゃん…」(笑) 空音:か、可愛い(笑) GM:「赤くなったら目薬さしてあげるから、ね?」    うお…岬さんいい人やー。 史郎:手馴れてる感じだなぁ…(笑)    うむ、そういう平和だった時を打ち砕くように、岬さんが俺に襲いかかってきた事とかがフラッシュバックするわけですな? GM:うむ。平和だった仮初めの休息。その象徴が自ら平和を打ち砕く。    「…だから、こんな世界、壊してやる………。」 史郎:俺はそんな岬さんに対して、名を呼ぶことしか出来ないのだ。岬さんに近づこうと必死に走るけど全然距離が縮まない。    「岬さん! 待って! 岬さん!!」 GM:岬さんは君に背を向け…段々とその姿は異形に変わってゆく。    君の声は、もう彼女には届いていない。君がただ叫ぶ事しか出来ない中で、彼女はその力を存分に振る舞い、君の「日常」を    作っている友人達をひとりひとり殺してゆく……。 空音:うわ…こんな夢ばっかり見てたら、史郎壊れる……。 史郎:確かに壊れそうだな(笑)    そうやって岬さんが、金剛とか比叡とか、お袋や妹とか、果ては京汰や御子柴なんかも殺そうとしてて、    「やめろぉおおおおおおおおおおおおお!!!!」って必死に叫ぶんですよ。    で、そこでいつも目が覚めるんです。 GM:うむ。君は絶叫と共に飛び起きる。…君のシャツは冷や汗でぐっしょりと濡れている。 史郎:そう、今11月だからかなり肌寒い状況(笑)    荒く息をしながら現状を把握して、「…ちくしょう!!」っつって壁をガン!! って殴りつけるんですよ。    そして小さなクレーターができると(笑) GM:史郎のベッド脇の壁はもうボロボロだな(笑) 京汰:そして、君の妹が自室で呟く。「あ、お兄ちゃん時計が鳴った。もう起きなきゃ…。」(笑) GM:お、面白くしないで頂きたい(笑)    シリアスシーン、シリアスシーン。 史郎:違う違う、そうやって俺が己の罪に憤慨してると、部屋のドアが勢いよく開いてフライパンが飛んでくるのだよ。    「毎朝毎朝うるさいって何度言えば分かるんだ馬鹿兄貴ッ!!」って(爆笑) GM:なるほど。そこで君は「日常」に引き戻されるのだな。    君は痛い頭を撫でながらも、妹に感謝するのかもしれない。言葉には出さなくてもね。 史郎:ああ、そうか、そうかもしれないなぁ。単純にギャグの為にやったんだが(笑)    「いって〜! お前こそフライパン投げるのやめろって何回言えば分かるんだよ、このニワトリ頭がぁあ!」(笑) 聖 :「包丁が飛ばないだけマシだと思いなさいよッ!!」(笑) 京汰:いいなぁ、この妹(笑) GM:「いつもの」罵声の交し合いが始まる。それは君が望んでいる、望んでいないにもかかわらず、確かに「日常」だったのだ。    で、だな。そう言う風に2、3分口論してると、妹は何故か少し安心したような顔を見せて……    「ん、元気みたいだね。ご飯出来てるからさっさと降りてきなさいよ、馬鹿兄貴。」と、部屋を出てく。 史郎:半開きになってるドアを見つめながら、「朝っぱらから疲れるなぁ…」とか思ってみよう。    でも口元は笑ってるんだよな。 京汰:うおおお…妹、心配してくれてるんだ。いいなぁ、この妹。うん。史郎、交換してくれ(笑) GM:つうか、名前はなんだっけ? 史郎:名前は榛名 千早。ちなみにお袋の名前は榛名 千草。    最初GMが双方同じ漢字に読み間違えてたいそう驚いてました(笑) 京汰:いいなぁ、いいなぁ。千早ちゃ〜ん♪ GM:京汰も妹がいるんだよね。 京汰:おう、おるでー。兄貴もおる。…しろー交換してけれー。    ちなみに、うちの妹はおしとやか系や。千早ちゃんとは正反対。    常々、しろーと俺はお互いの妹を交換したがっていたってのはどうや?(笑) 史郎:ああ、それもいいかなぁ(笑)    んじゃ、無意識的な所では千早に救われてる面があるんだが、表層的にはおしとやかで大人びてる京汰の妹のほうがいいなぁ、    とか思ってるわけだ。…ちなみに京汰の妹は名前何だ? 京汰:うちの妹は「キリカ」でお願いします。霧島キリカ。 史郎:…今ふと思ったが、双方の妹足して2を掛けたら空音になりそうな気がするな、なんか…(笑) 空音:えー……と? ……おしとやかで暴力的? 史郎:…一応、元気とかそう言う風に捕らえていたんだがな、我が妹。    我が妹と共に自分が暴力的だと思ったのか?(笑) 空音:(自分で言っておいて傷ついたらしい)………いや、だって、フライパン投げるって…ねぇ? GM:いや、まぁ、それは置いておいてあげよう。    つーか、史郎は既にもう、夢の事忘れてるよな(笑) 史郎:はっはっは、榛名家の人間は得てしてニワトリ頭らしいですな(笑)    まぁ、妹が去ってって静寂が戻ると思い出してしまいましょう。 GM:うむ。静寂が訪れると共に、再び、君の脳裏に夢の出来事が思い浮かぶ。    …特に状況が状況だけに、千早が殺されるシーンを鮮明に思い出す。…ずきり、と君は頭痛を覚える。 史郎:この頭痛はフライパン直撃のせいだけではないはずだ(笑)    やり場の無い怒りとやるせなさを抑えて、とりあえずシャワーでも浴びるか、とトボトボ布団から出ようか。 GM:と、だな。そういうタイミングで君の携帯に電話がかかってくる。「ぴりりりりりりり、ぴりりりりりりり。」 史郎:ん〜、特に理由も無いがなんとなく鬱陶しそうに携帯の画面を確認するか。誰? GM:「御子柴空音」とかいてあります。 空音:ありゃりゃ。 史郎:まぁ、そうだろうな。    ピ、「…もしもし? 何の用だ朝っぱらから…」ちょっと鋭く言い放とうか。 空音:「おはよう、史郎♪」    あはは、ある意味モーニングコールだぁ。侵蝕率6上昇、っと。 史郎:おれぁ、つい今しがた熱烈なモーニングコールを頂いたばっかだから、御子柴の声ごときではインパクトにかけるなぁ(笑)    「…おめぇは元気だなぁ…」とかちょっとうんざり気味に答えます。 空音:「史郎は元気なさそうだね。大丈夫?」 史郎:「…起きたばっかなんだ。まだ頭半分寝てるんだよ。いったい何の用だ?」 空音:「んー、史郎に朗報をってね。…志藤岬の居場所が判明したよ。」 史郎:「なんだと!? おい、そりゃ本当か御子柴ッ!?」 空音:「うわ、史郎声大きいっ! …びっくりしたぁ。」 史郎:「ああ、す、すまん…。…で、本当なのかそりゃ。」 空音:「うん、多分だけどね……むしろ罠である可能性も高い、…かも。」    一応、ラトウィッジに会った事からその後の流れを全部話しておく。 史郎:「…というか、そりゃ、あからさまに罠だな。俺、招かれてるよ…」(笑) 空音:「そこに岬さんはいないかもしれない。……でも史郎は行くんでしょ?」 史郎:「…ああ、当たり前だろう。そこに岬さんがいるなら救い出す。いなけりゃその男ぶっちめて居場所吐かせるだけさ。」 空音:「うん、言うと思った。詳しい場所とかは後で話すからさ。今日、学校で…いいよね?」 史郎:「いや、おい、ここで言ってくれりゃいいじゃねぇか。」 空音:「だーめ。そうしたら史郎は1人で行っちゃうでしょ? そんなのヤダもん。」 史郎:「あのなぁ、ヤダとかそう言う問題じゃないだろうが。…って言うか、もしかしてお前も来る気じゃねぇだろうな?」 空音:「もちろん行くよ?」 史郎:「わかってんのか? 罠なんだぞ? 敵が待ち受けてんだぞ? とっても危険なんだぞ? そんなところに付き合ってくれんでも…」 空音:「あのねぇ…分かってないのは史郎の方。私たち“仲間”を見くびってない?」 史郎:「…なかま…?」 空音:「……あんた、後でリンチかけるわよ、京汰と2人で(笑)    馬鹿にしてるの? 仲間を1人で危険なところ行かせるわけないでしょ!!」    …と、少し怒鳴り声を上げましょう。 史郎:「………いや、だって…」    と、ちょっと返答に困ってしどろもどろ。しばらくしてから、    「…、遅刻してくんなよ、御子柴…」と、ちょっと負け惜しみ気味に言い放ってみる。 空音:「それは京汰に言ってあげて?」未だに猫をかぶってる私としては、朝早くに学校に行って窓際の自分の席で、たまに外を眺めたり、    読書をしたりと、そういうイメージ作りを欠かしてないのです。ああ、「美少女」を維持するのも大変だわ(笑) 史郎:…何か言ってやりてぇところだが、こいつを敵に回すと真の二の舞いになるからナァ…(笑)    「ち、…情報提供あんがとよ。もういいな、切るぞっ」ピ。 GM:では、電話は一方的に切りました、と。    空音、お前相変わらず歯に衣着せないなぁ。 空音:萌える? 史郎:…変に媚びてる奴よりはよっぽど萌えるが、なんかここまで来ると意地の問題になってきたなぁ…。    「決して萌えてやるものかぁ〜」とか(笑) 空音:必ず萌えさせてみせますよ〜(笑) GM:まぁ、頑張ってくれたまえ。それじゃ、シーンを切るぞ。    史郎にはシナリオロイス「志藤岬」をやろう。 史郎:推奨感情が…、執着と悔悟か。これはこのままでいいかな。    表は執着かな。居場所がわかった途端プラス思考かよ俺(笑) GM:簡単な男やなぁ。 京汰:お、俺千早にロイスとろうかな(笑) GM:そんなっ! 次いつ出てくるかも分からないのに(笑) 空音:またEDで振られるからやめておいた方がいいんじゃないですかね? 京汰:振られるの確定かよぅっ!!(爆笑)    つか、お前が何もしなきゃええんやっ!!!(大爆笑) 聖 :そりゃ無理だろう。この子余計な一言言う為にここにいるようなもんじゃん?(笑) 空音:ええ〜…史郎を萌えさせる為ですよぅ。 GM:まぁ、今回の萌え担当なのかもしれない。今作は女性キャラが少ないからな。    アヤは…萌えキャラっぽくないし。 アヤ:……まぁ、私は今回は萌えは捨ててるので(笑) 京汰:いやいや、ヒメヒメたちがこの作品の萌えキャラになるかもしれませんぞ。 GM:千早とか、まぁ、いないわけではなさそうだ。 史郎:ヒメヒメはともかく千早は一発ネタだから無理じゃないかなぁ…(笑) 聖 :まぁ、この先次第だな。下手したらキリカが巻き返しを計る可能性もっ!?(笑) 京汰:まだ登場すらしてないのにっ!(笑) GM:わはは。まぁ、今後に期待と言う事で(笑)    さて、それじゃあ、ミドルフェイズに突入しましょう!
Middle Phase
京汰:で、GM、俺は生きてるんか?(笑) GM:そうですね。少し時間を戻しますか。このシーンは空音のシーンとしましょう。    時間は空音のOPの直後と言う事で。なので登場は聖と空音ですね。 アヤ:いいなー、なんかナチュラルに参加してるね、聖(笑) 聖 :参加させられてるだけなんだがな…(笑) 空音:すでに3回目のシーン登場ですね、私は。…(ころころ)…5上昇。    ええと、で、何をするんですか? GM:はい、ぶっちゃけた話、京汰を助けに行ってあげてください(笑) 聖 :ポチが居場所をつきとめたのだろう。感謝せいよ? 京汰:うう、ありがとう〜(笑) GM:では、君たちの前にボロボロの京汰がいます(笑) 京汰:うう…なんでや〜…(涙) 聖 :う〜ん、ボケたいところだけど、前作ん時よりやばいんだよね。一応きちんと死んだわけだからなぁ(笑) 空音:では、傷ついてる京汰を発見して…叫びましょう、流石に幼なじみですしね。    「京汰っ!? アンタ、どうしたのよっ!?」 聖 :「待て御子柴、まずは意識の確認をしなければ。そもさん!!」 京汰:「せ、せっぱ…。」 聖 :「大丈夫だ、傷は浅い」(爆笑) GM:それが意識確認かよ(笑) 空音:では《癒しの水》を使います。意識はきちんと取り戻すでいいですか? GM:うん、それでOKです。 京汰:では、ゆっくりと置きあがります。「お、俺は…? み、御子柴? おっさん?」 聖 :大丈夫か? よかったな、風邪を引く前に見つけてもらえて。ポチに感謝しろよ。 京汰:そ、そうか…俺は…あの子たちにやられて…。 空音:何があったの? 京汰。ラトウィッジに会ったの? 京汰:「…ラトウィッジ? …いや、名前はしらんけど…男と子供2人には会ったで。」    と、会った二人の特徴を教えます。 空音:聖の顔を見て頷きます。 聖 :「俺達もついさっき、同じ連中に会ったよ。」っつって、こっちもさっきのことを話すか。 京汰:…あの子達…全く邪気が無かった。 空音:あのラトウィッジも…恐い目をしてました。    …私達では正直、敵わないでしょう…。 聖 :「まったく、厄介な連中だ。そして、例によって史郎を欲してる。    あれ以上何を何を求めると言うのか、連中は。」 空音:…少なくとも、ラトウィッジはあの中では異端に感じましたね、聖さん。 聖 :そうだな、ジャバウォックやバンダースナッチよりは、史郎に執着していないようにも思えたな。 空音:…で、京汰、あなたはどうする? 京汰:何を? …って聞くのは無粋だな。だが、俺にそれを聞くのも無粋ってやつやろ?    もちろん行くさ。史郎はそれを望んでる。 空音:例え罠だとしてもね。…ホントは行かせたくないんだけどね。 京汰:おう。…史郎には行って欲しくないわな。多分、辛い事になるんやろ。 聖 :十中八九、この話をしたら史郎は行くだろうな。    …フフ、あいつはいい友を持ったな。 京汰:おっさんは、…どうするんや? はっきり言ってUGN的には一銭の特にもならない、デメリットだけの作戦やで?(笑) 聖 :フン、見くびってもらっては困るな。可愛い甥っ子のためだ。無論俺さまも1枚噛ませてもらうさ。    …それに、UGN云々以前の話だ。連中を野放ししていては、葛葉の未来にさえ、暗い影を落としかねん。 GM:そこでですね。それは困るので聖の携帯に電話が入ってきます。    ぴりりりりり、ぴりりりりり。 聖 :まぁ、しょうがないよな(笑)    警官時のように真面目顔になって応対しよう。    「はい、お電話ありがとうございます。こちらは只今休業中、窓際のナイスミドル・ポリス、泗界堂聖でございます」(笑) GM:電話先くらい確認しろよ(笑) 聖 :いやいや、俺の携帯に電話を入れるのは警官仲間か葛葉と相場が決まっているから、すぐ出る癖がついているんだよ。 GM:ちなみにUGNからです。 聖 :ぬ、UGNか、誰だ?    「あ、いえいえ、勝手な行動なんてとりませんよ? 史郎なんざどうなっても知りませんよ?    ええ、ええ、突入して死のうが何しようが自業自得ですものねぇ? わかってますよ? はい、はい、わかってますよ?    私はUGNの政策に忠実ですよ? お給料減らしちゃイヤですよ?」(笑) GM:お前、今の自分の立場、すっかり忘れてただろ(笑)    警察から電話が掛かってくる事はないだろ。…つか、携帯に連絡いれるのってそれだけしかいないんだ…。 聖 :昔の友人は、俺様は未だに機械に疎いと思ってるらしくてな。    俺が携帯を使えるとは思ってないらしいのだ(笑) GM:なるほど。まぁ、ポチがいなければダメ親父だからな、お前は。    きっと葛葉もお前のそう言う所を見かねて付き合い始めたんだろ。 空音:「貴方は私がいないとダメなのよね。」とか。 GM:ま、それはいいや。電話の主はUGN…柳川からだった。    「こんにちわ、泗界堂君。電話、今いいかな?」 聖 :「ええ、手短に願いたいですがね。」 GM:「仕事を依頼したいのですが。」 聖 :「む…、内容はどのようなものですか? ちょいとこちらも問題が起こりまして、俺様でなくてもこなせる仕事なら、    他に回していただきたいのですがね?」 GM:「ある会議に出席してもらいたい。護衛も兼ねてね。」 聖 :「…会議?」 GM:「重要な会議だ。その議題についてはここでは話すことは出来ない。これはUGNの現在のトップシークレットの一つだ。    北S玉支部でこの件の内容を知ってるのは私しかいない。日本…いや、全世界のUGNの中でも知らされているものは両手で数えられる。」 聖 :「…ある程度の重要性は推し量れるが、逆にそんな重要な会議に何故俺様が出席するのだ?    俺様は正規エージェントではないだろう。」 GM:「この件の中心に近いからね。アクシズを含め、UGN上層部には戦闘能力が低いものが多いのだ。    この周辺の土地感に優れてる上に戦闘能力も高い。4年前の戦争にも参加している…これ以上なく適任なのだよ、君は。」 聖 :「…、ぬう、困ったな。詰まる所アリスに対する対策会議と言う事だろう? それならば俺様が呼ばれる理由は分かるのだが。    …、そういえば、その会議はペット入室可なのか? これ最重要」(笑) GM:「護衛も兼ねてるのだから、当然だね。ポチくんの耳や鼻は我々の大きな助けになるだろう。」 空音:やっぱり、ポチがメイン(笑) 京汰:やっぱりねぇ(笑) 聖 :ううう、こればっかりは力強く否定できない(笑)    だが一応言っておくが、ポチとて俺様の戦闘管制があるから効率よく戦えるのだぞ、悪あがきを言ってみる(笑) GM:「と、いうわけなのだが、どうだね?」 聖 :「…もう一度聞くが、俺様以外に任せる事は出来ないのだな?」 GM:「上城アヤくんも同時に出席してもらう。…だが、戦闘もそうだが、索敵能力も必要だからな。是非とも参加して欲しい。    しかし、なにか不都合でも?」 聖 :「まぁ、さっきも言ったが、ちょっと問題が起きてな。しかし、アリスに対しては根本から対策を施さなければならないのは事実だろう。    期日等の詳細はメールで送信しておいてもらおう。」 GM:「了解した。それではまた後日。」    そう言って電話が切れる。 京汰:なんだって? 電話は。 聖 :…御子柴、霧島、志藤岬の件、すぐには史郎に伝えるな。    俺様と上城は、UGNの会議に重要参考人として出席しなくてはならなくなった。 GM:重要参考人って(笑) 空音:ああ、そっか。史郎にいきなり伝えたら、一人で行っちゃうもんね。 京汰:フェイスレスも一緒に、かぁ。    戦力激減だね。 空音:そもそも、UGNに今の話を伝えるのは危険な気がしますね。 聖 :UGNは、今の話し伝えても特にすぐには行動が起こせないだろうがな。 GM:まぁ、そういうところでシーンを切りましょうか。聖たちが参加できない理由とか、京汰の保護とか済んだしな。 史郎:でも翌日朝一で空音は俺に連絡入れたなぁ…(笑) GM:わはは、すでに電話したのは決定事項だからな。では、切ります〜。
GM:と、いうわけで、次のシーンですが。    空音のシーンでいいかな? 空音:まぁ、それが妥当でしょう。これ以上GMが何かしかけてくるなら話は別ですが。 GM:いえいえ、特にないです。    そんなわけで、空音のシーン。史郎、京汰は登場を任意にして下さい。 京汰:うい。史郎としては、さっさと学校着くなり空音に問い詰めるんだよね? 史郎:そうだろうね。    教室につくなり荷物も置かずに空音に詰め寄るだろうな。とりあえず侵蝕率3上昇。 空音:じゃあ、取り合わず荷物を置いて…っと。「史郎、落ち着いて。」    …侵蝕率10上昇。うわ、やばいかもー。 史郎:「これでも精一杯落ち着いてるんだがな。早く事の詳細を教えてくれ。」 聖 :…こうしてさぁ、窓辺のお嬢様の御子柴に気軽に話しかけられるのって、史郎と京汰だけなんだろうなぁ、きっと(笑) GM:うむ。未だに空音は猫をかぶりつづけてるからな。    気軽には話しかけられないような雰囲気を持っているのだろう。 空音:お嬢様の皮をかぶってますから(笑)    ええと、こう言う会話は聞かれたくないから、《ワーディング》をかけてからいいます。    「焦らないの。慌てて向かっても敵の思うツボ。事前調査とかちゃんとしてから向かわないと。」 史郎:「そんなまだるっこしい事してる場合かよ。既に岬さんが誘拐されて、1ヶ月経っちまってるんだぞ!?」    懸命に声を抑えてはいるが、端々に荒げた声が入る。 空音:それじゃ、こっちも声を荒げて言います。    「だからって、危険は少しでも減らさないと!! 私たちは助けに行くんだよっ!? 捕まりにいくんじゃないよ!!」 史郎:「ヘタな小細工するよかとっとと行っちまう方が早ぇだろうが!? どうせ向こうは俺が来る事分かってんだぜ!?」 空音:ああ、《ワーディング》張っておいてよかった。    「小細工じゃなくて調査! 自分に出来ることを放棄して無策に突っ込むつもり!?」 京汰:じゃ、そこで登場します。    「史郎、空音の言うことに従えないなら、今回はお前は連れてけへんで。」 史郎:「京汰…!? お前まで…」    ここで押し黙ろう(笑) 京汰:「俺達やって、岬さんは助けたい。…せやけど、……。」    …空音を見て、ちょっと言いづらそうに。 空音:では、言葉を引き継ぎましょう。    「……私は史郎の方が大事だもん。」 GM:うお、ど真ん中直球だよ、この子。 聖 :青春じゃの〜(笑) 史郎:う〜ん(笑)    え〜、じゃ、何か言いたげなのを押し殺して、    「………分かった…っ! …お前達の言うことの方が正しい…。」 空音:「…だから、私達は、史郎が望む事なら、最大限に協力するよ。」    と、笑顔になっていいます。 京汰:「3人で、岬さんを助けに行こうな。」    にか、っと笑って…3人を強調してそう言います。 史郎:ううう、ええ人達や〜(笑)    「…ありがとう…」と、俯いたまま答えよう。    それでも心底感謝しているぞ。 空音:それじゃ、ラトウィッジに言われた場所の調査をしたいんだけど。 GM:では、放課後になってから、調査を始めたと言う事で。 空音:ええ、奴にも「早いほうがいい」と言われましたしね。 GM:では裏社会、UGN、ウェブ、警察、報道などの各種技能を使って判定してみてください。    使った技能によって、情報を少しずつ変えて行こうと思います。 史郎:ぬう、俺ぁ裏社会しか技能を持ってない〜。    他のは平目でやっていいのかな? GM:うむ、技能のある無しは達成値にしか影響しないからな。 史郎:とりあえず<情報:裏社会>でだな。コネがあるのでダイスが2個増える。    …(ころころ)…7、技能足して達成値8だ。 空音:私は社会にそれなりに秀でてますから…ああ、でも出目が振るわない。<情報:UGN>が9、<情報:警察>も9です。 京汰:ここで《天性の閃き》を使おう。これで…うん、<情報:ウェブ>で18。これが最大値みたいだね。 GM:了解。では以下の事が分かります。    表向きは製菓工場で、5階建てのビルですが、限定された職員しか入れない「地下」のラボがあるそうです。    ええと、18なら…そして、地下の「ラボ」はレベル1〜5のセクションに分かれ、地下に潜るにつれて、そのセキュリティは強まります。    レベル1のIDカードならば入手はそんなに難しくないでしょう。 史郎:「…京汰、お前パソコン使えたのか。知らなかったぜ…」(笑) 京汰:いやいや、ハッカーの友達がいるねん。    そいつに頼んで調べてもらった、と言う事で。 GM:では、そのお友達は、その情報をもたらした直後から連絡が取れません(爆笑) 京汰:な、なんだってー!!(爆笑) 聖 :おいおい…(笑) 史郎:非常に危険な場所らしいな。突っ込まなくて正解だったかもしれん(笑) 空音:では私が<情報:警察>で使ったコネ:警察幹部は聖さんと言う事で。 GM:では、聖さんは表向きの情報をもたらしたあたりで、連絡が取れなくなっています(笑) 空音:惜しい人を亡くした…(爆笑) 聖 :俺様は今警察休業中だっつーたのはGMだろうが!! 勝手に殺すな!!(笑) 空音:ちっ(笑)    …情報はそれだけ? GM:ええ、だいたいこんなところですか。    他に調べたい事とかあるかな? 史郎:…ラトウィッジ本人とかについては調べられないかな?    流石に<情報:UGN>あたりしか使えなそうだけど。 GM:そうだね。他の技能だと難しいだろう。 空音:<情報:噂話>で達成値100とか出したら教えてもらえる?(笑) GM:その場合は、近所のおばちゃんが、ラトウィッジについての正体と攻略方法を教えてくれるぞ?(笑) 史郎:それはがんばってみたいなぁ(笑)    裏社会でもいいか? GM:うん、OK。 史郎:よし、じゃ期待しないでがんばってみちゃうかな。てい! …(ころころ)…おしい、達成値10(笑) 空音:UGNでも判定しておきましょう。…9です。 GM:では、どちらもほとんど情報は得られませんでした。    ただ、アリス創設あたりからいる科学者の一人だ、という話を…相馬や貴志川先生がしていた、ということを聞けるくらいでしょうか。 史郎:ヒメヒメについてもしておくか? GM:ああ、それは振るまでもありません。「何も分かりません」…です。 史郎:さよけ(笑)    んじゃ、そろそろ行こうや。史郎的にはもう今日一日、いつものように授業が耳に入らなかったぞ(笑) GM:ラトウィッジの判定次第では情報を与えようかと思ってたからね、アレが最大で10程度じゃ(笑) 空音:事前調査はこの位ですね。 京汰:まぁ、しないよりはマシ、程度だったな(笑) 史郎:とりあえず、やっちまったもんは仕方がない(笑)    もう放課後でいいんだろうか? てかシーンチェンジか? GM:次のシーンはもう、突撃シーンにしたいので、アイテムの調達とかもこのシーン内に行っておいてください。    ああ、その前にやりたいシーンとかがある人は今のうちに。 史郎:アイテムかぁ。とりあえずUGN戦闘服とかいつものもらっとく? 京汰:そやな。ジャケットを取得しておこう。俺は。…成功。 史郎:…失敗。俺UGN戦闘服入手ロールに成功した試しが無い気がするなぁ(笑) 空音:私、結構、取得しやすいんだよね…史郎のために、UGN戦闘服を取得してみようかな。私持ってるし。    …お、成功。 聖 :史郎の為の手作りUGN戦闘服(笑) 史郎:そりゃすげえ(笑) 空音:大事にしないと怒るからね!(笑) 京汰:で、獣化で破く。 史郎:この場合大事にするってーのは、使わないことなのか? 使い倒す事なのか?(笑)    ってーかマジで手作りなのか?(笑) 空音:役に立たせればいいんですよ。    私の手作りUGN戦闘服。うん。いつもなら作ってから3日間くらい煮込むんだけど、今日は省略。急ぎだからねぇ。 史郎:一体なんの為にこんな物手作ったのか非常に気になるわ。自分用か?(笑)    …ああ、俺このSilver Hammarとか言うの入手試みてみようかな。 空音:私は暗視ゴーグルと、応急手当キットを。…どちらも成功。 史郎:またしても失敗(笑)    俺ダメダメだなぁ…(笑) 京汰:こんなもんか? 史郎:こんなもんだろう。もう俺アイテム取得試みるのやめよう。きっと無駄だ。トラウマできた(笑) GM:了解(笑)    それじゃあ、シーンを切りましょうか。    次は突撃のシーンと言う事で。
GM:はい、では、夜中でいいかな? 侵入は。 史郎:いいだろう。待つ理由もないし、今の季節ほっといてもあたり暗くなるだろうし(笑) 聖 :しかしリアルと正反対の季節なんだなぁ(笑) GM:うむ。全く逆だな(笑)    では、「高城製菓工場」という看板が出ている建物の前にまで来ました。 空音:しかし、工場なのに、ビルなんですか? GM:いえ、工場部分と、オフィス部分に分かれてまして。ビルの方がオフィスですね。 聖 :単なる工場って訳じゃないんだな。独自に新製品開発やってんのか。 京汰:しっかし、なんでまた、製菓工場? GM:ん? わかんない? 空音:……あ! お菓子の家!! GM:正解。ヘンゼルとグレーテルが逃げ込むにはここ以外ないだろ? 空音:なるほど。そういう事だったんですね。 史郎:なるほどねー…見た目まだ人いそう? GM:オフィス部分はいますね。3階と4階に電気がついています。 史郎:目的の場所は地下だったっけ? どうするか。やっぱりこっそり侵入か? 空音:まぁ、そうなるかなぁ。とりあえず、入り口は閉まってるよね? GM:はい、社員証をカードリーダーに刺し込むと開く仕組みですね。まぁ、普通のセキュリティです。 史郎:…京汰、機械操作できる? 京汰:一応《天性の閃き》があるから、人並み以上にはこなせるわな。 史郎:地下への入り口がどこにあるのかは、分かってないのか? GM:ええとですね。普通にエレベーターで地下に行けますよ。階段では無理だけど。    実験素材の搬入用のエレベーターもその隣にありますし。    それは一般社員でもわかるから、知っててもいい。 史郎:…ぬう、地下も5階とか階層あるんだっけ? 素直に突入する?    …と言ってもそれくらいしかなさそうだけど。 空音:あとは出来る事は、適当に出てくる社員を一人ずつとっちめてIDカードを奪う事くらい…。 京汰:…それは…どうなんだろ、人として。 史郎:…でも確実と言えば確実かもしれんなぁ。ちょっと揺れ動くぞその案(笑) 京汰:確実…かぁ? 総数を考えれば、地下ID持ってる奴ってすっごく少ないと思うんだけど。    …当たりに当たるまでは時間かかりそうだね。まぁ、…ある意味確実かつ慎重だけど(笑) 空音:でもレベル1のIDの入手はそんなに難しくないって言ってたような。 史郎:ああ、そう言えば言ってな。とりあえず順当にそれの入手からやっていくか?    …しかし、結局の所岬さんがどこにいるのかも分からんのだし、いっそ強硬突破しちゃってもいいような気もするな? GM:巧遅よりも拙速ってやつだな。    確かに君たちオーヴァードはその力を持ってさっさと突破する方が逆に安全かもしれない。 史郎:人質の身の安全とか諸問題あるけど、今回に限っては平気そうだしねぇ。    それにレベル5とかになると結局入手は困難になるんだろう? ならいっそ、ねぇ? 空音:…まぁ、一理ありますしね。でも、とりあえず、会社に侵入するところまでは静かにやりましょう。    一応、このことはUGNの方にはナイショですし。 史郎:そうだな、事を起こすのは地下に限定しておくべきか。    とりあえず中の様子見てから考えるか? カードがなければ地下にすら降りられないとかだったら、強行突破も何も無いしな。 京汰:おし、それじゃあ、入り口のセキュリティを外そう。《天性の閃き》を使って、<機械操作>でいいかな? GM:そうだな、アナログな鍵なら<精密作業>だろうが、これは<機械操作>で構わない。 京汰:むしろ、<精密作業>の方が、やりやすかったよぅ。…ええと、2回まわって…21です。 GM:了解。では、ホンの数秒の手際で、京汰は入り口のセキュリティをかるーく解いた。ピー、と小さな音がして、ロックが外れる。 史郎:うおお、京汰やるなぁ、見なおしたぞ。 京汰:ふ、ノイマンですから!(笑) 空音:では、侵入しましょう。とりあえず、パッと見て、……そもそも、ガードマンの存在を忘れていましたが。 GM:ええ。ビル内に入ったところで受付のところに守衛がいますよ。    …でも、君たちはものの見事に当たり前のように侵入したので、警戒はしていますが、即座に警報を鳴らしたりはしません。 史郎:…そう言えば俺ら今私服? 制服?    私服ならこのまま何食わぬ顔で突っ込んでも平気そうだよねぇ? 空音:…UGN戦闘服(笑) 史郎:う…(笑)    ゆ、UGN戦闘服は服の下に着れたりしないのか? GM:では、隠匿して下さい。<隠密>ロールで12以上を出せばUGN戦闘服は隠せます。 史郎:<隠密>かぁ、何故か1レベルあるよ(笑)    不良学生は勝手に1レベル入るんだっけ…(ころころ)…お、やった、達成値19だ。 京汰:俺は防弾・防刃ジャケットやから…目標値は3やな。1レベル<隠密>があるから…ファンブル出さない限りOKやな…うん、隠匿成功。 空音:問題は私ね…4つでクリティカル下げずに…12かぁ…あら、成功。 GM:では、パッと見では分からないくらいには隠せました。    ただ、やっぱり、見た目が子供ですし、こんな時間の来訪は予定には無かったので、守衛は警戒してます。    「あの、なんのご用事ですか?」 史郎:…ど、どうしよう?(笑)    守衛さんの質問に、御子柴の顔見て、京汰の顔見て、守衛さんの顔見て、「………お〜う?」って首竦める(笑) 空音:「なにも、問題はありませんわ。守衛さん。」その顔をじっと見て…《抗いがたき言葉》を。    「なにも問題はありません。」 GM:う、うまい。「なにも、問題は、ない。」 空音:ええ、なにも問題は無いわね。 GM:「なに、も、もん、だいは、な、い。」目が胡乱(うろん)になってゆく守衛。    相手は一般人だからな、対決する必要は無いだろう。 史郎:むう、俺ってばめちゃめちゃ役立たずだ…(笑) 空音:あとで、存分に役に立ってもらうわよ、史郎(笑)    それじゃ、行きましょ。 京汰:こ、こえぇ…(笑) 史郎:コイツには逆らえん。マジで(笑)    守衛さんを尻目に空音についていこう。 * * * GM:さて、ではエレベーター前で。 史郎:残業の人とかしかいないだろうから、すんなり来れたんだろうな。    ちゃんと下行きのボタンはあるか? GM:ありますよ。 史郎:んじゃなにも迷うことなく、それを押そうか。ポチッと。 空音:どがーん。 GM:しません(笑)    ボタンを押すって……何階? 地下5階までありますが。 史郎:それは箱に入った後の選択だろう?    まぁ、何事も無く箱に入れたのなら、とりあえず直球で5階行っちゃっていいかねェ? 空音:…いい、と思いますけど。 史郎:岬さんがどこにいるかとか分からないんだから、結局あたりを付けないといけないわけだし、いいよな。    って事で地下5階に行こう。 GM:では、がーっと降りていきます。B1、B2、B3…。 空音:一応、開いてすぐ攻撃を食らう可能性もありますし、構えておきましょう、すぐ行動できるように。 京汰:おう、俺もや。刀構えておこ。 史郎:…うーん、シーンチェンジの問題もあるから、俺はとりあえず《破壊の爪》だけ作っとこうかな。    《完全獣化》はまだいいや。 空音:じゃないと、なんでUGN戦闘服着てきたか分からなくなりますからね。 GM:では、B5に到着。扉が開きます。 史郎:…誰かいる? 何か見える? GM:誰もいませんね。静かです。    ただ、目の前にレベル5とかかれた扉があります。横には恐らくIDカードを刺し込むであろう機械もね。 史郎:まぁ、こんなもんだろうな。    予定通りぶっ壊しちゃっていいかね? 一応セキュリティ突破してみる? GM:レベル5は目標値は90ですが。 京汰:無理です(笑) 史郎:では一思いに切り裂くか。《破壊の爪》済みの右腕で攻撃。 GM:ふむ。ダメージ下さい。 史郎:ぬ、ダメージ管理するのか。ならせめて《血族》でも使えばよかった(笑)    …(ころころ)…《血族》使ってもクリティカルしなかったや(笑) ダメージは14。 GM:装甲値有効だしな。かいーん、といい音がして、史郎の攻撃は弾かれました。 史郎:なにぃ! ちょっとショック〜(笑) GM:まぁ、感触で分かるのかな。史郎は全力出してもこの扉、破れるかどうかってところかな、と思いました。 京汰:えええええ? 史郎でも無理っぽい? 空音:…ただ、侵入者を警戒して、の扉にしちゃ、頑丈過ぎません? GM:そうだねぇ。 史郎:なんかムカツク! 今度は本気で潰すか!? おい! …どうする?(笑) 空音:やってみる価値はあるかもしれませんけど……。 史郎:ダメならダメで次の手考えりゃいいか。    《血族》《亡者の爪》《獣の力》《渇きの主》組み合わせてもう一度攻撃する! 空音:では《熱狂》で+3個しておきましょう。 史郎:てい(ころころ)…20ぴったりか。攻撃力24だ。 GM:うむ。では、それなりに壁はへこみました。でも、壊れません。 空音:が、頑丈〜。 GM:データ的には装甲値30点、HP100点くらいだと思いねぇ。 空音:(ぱらぱらとルールブックをめくっている)戦車のHPの約2倍ですね。 GM:それくらいなきゃ、この施設では困るんでね。    調べてみれば分かるが、この施設、かなり頑丈に作られてる。 史郎:…くっそう、ビクともしねぇ、なんか屈辱。    おい京汰、この扉、なんか、HP100くらいありそうだぞ? 装甲値も30とかありそうだ(笑) 京汰:うん、今のお前の攻撃でも1/4くらいしか削れてないように見えたで。 史郎:面倒くせえ事しやがって〜、俺さっきのコンボで侵食率9とか上がるんだぞ!?(笑) 聖 :フ、まだまだだな(笑) GM:ふふふ。そもそもこのキャンペーンは「脱・力押しキャンペーン実施中」だったはずだ!(笑) 史郎:…つまり頭使えって事か? 達成値90出すまで扉と格闘してろと?(笑) GM:いや、まぁ、今の攻撃あと3回やれば扉は壊れますよ。まぁ、同じ値で出れば、の話ですが。 空音:とりあえず、もう少し低レベルのセクションに行って見るってのはどうです? 史郎:…自分で真っ先にここに来ようと言っといてなんだけど、最初にレベル1だけでも見てくるか?    入れるようなら。中の様子とか部屋の配置とか、ある程度は分かるだろうし。 空音:もしかしたら上位セクションのIDを持つ人もいるかもしれませんし。 京汰:ちなみに、ここ、扉以外は何も無い? GM:あ、いや、階段があります。この階段はレベル1からレベル5までを繋ぐ階段です。ですが、1Fにまでは通じていません。 史郎:じゃあ、とりあえず階段使って上がる? 空音:そうですね。各セクションの様子も見たいですし。全部のフロアが同じなのか。 史郎:各階にまで罠が設置されてるとお手上げだけどな(笑)    …まぁ、いいや。とりあえず1階行ってみよう。それダメだったら戻って壊すっつー事で。 GM:では、レベル1に移動しました。    レベル1〜5まで、全て同じ作りです。見た目は。ただ、低レベルの方が、作りは割と雑かな、とも思いました。    装甲とか、もう、露骨に薄そう。 史郎:う〜ん、やはり素直に5階攻略した方が早かったかなぁ(笑)    とりあえず京汰、扉よろしく。 GM:まぁ、早いは早いですけどね。一気に5レベルってのは。    その代わりデメリットも大きいですが。 京汰:とりあえず、僕が扉を開けよう。《天性の閃き》で…15です。 GM:うい。ここの目標値は10なので扉は開きます。 史郎:扉の先はどうなってる? GM:ええと、ですね。左右に通路があります。で、…おそらくですが、円形になってるのではないか、と思います。 史郎:するってーと、また目の前に扉があるのかな? それともただの壁か?    なんか窓みたいなのがあって吹き抜けになってるとか? GM:いえ、真正面は壁ですね。ええと…バームクーヘン状だと思ってください。構造は。    う、初めてリプレイ起こすのに、図を必要とするかも(笑) 史郎:ってーと中に何があるのかは分からない状態なのか。…いや、まぁ、何も無いのかも知れないが。    とりあえず通路回って行こうか。通路に扉は? GM:いくつかありますね。結構1周回るのに時間がかかります。大体200mくらいかな、1周。 京汰:となると、…半径30mちょっとか、マジででかいな。 史郎:まぁ、でもここまで着たら片端から扉開けて、部屋の中確認してくしかないだろう。    扉には、何々部屋とかプレートついてたりしないの? GM:ええと、「仮眠室」「端末室」「書庫」「会議室」「実験室」「資料室」などのフツーのラボっぽいプレートが張られています。 史郎:…も、戻る?(笑) 空音:どこに? 史郎:いや、5階にさ。扉ぶち破りに。    …それとも、ここは順当に、端末室で地下の配置図とか調べるか。 空音:それよりも、仮眠室を襲ってみない? もしも高レベルのID持ってたら、儲けものだし。 京汰:話聞くだけでも多いに参考になりそうやな。 史郎:ああ、なるほど、仮眠室か。じゃあそうしてみるか。 京汰:鍵はかかってる? GM:フツーはかけないわな。…かかってませんよ。 史郎:こっそりドア開けて中の様子を覗いてみよう。    どうなってる? 誰かいる? GM:はい、暗くてよく見えませんが、2、3人はいるんじゃないでしょうか。 空音:私、暗視ゴーグル持ってるから使うね。 GM:ちくしょー…合計で4人です。 史郎:仮眠室なんだから寝に入ってるんだろうけど、寝てる? 起きて座談会とかしてたりしない? GM:そんな余裕がある人は仮眠室を使いません(笑) 史郎:大変申し訳ありませんでした(平伏)(笑)    …さてどうするか。とりあえず高レベルのIDカードがあるかどうかとか、岬さんはどこにいるかとか知りたいわけだが、    御子柴、何か出来る? 空音:うーん…(キャラシートを見てる)……使えそうなエフェクトは無いなぁ。 史郎:ぬう、荷物あさるとかしてると途中で目覚ましちゃいそうだし、…全員ふんじばる? 京汰:そだね。オーヴァードかどうかもわからないけど…。 空音:…うーん……とりあえず、叩きのめすのが一番早いかなぁ。 史郎:とりあえず何するにも、逃げられたりとかされるとまずいし、最低でも一箇所に硬めとかないと。 GM:で、結局どうするのだね? 史郎:…ひとまず、まず《ワーディング》はって、オーヴァードかどうかを確認しよう。 京汰:で、《ワーディング》の気配を察知し、飛び起きたら、飛び起きた奴を叩きのめす。オーヴァードなら手加減無用だしね。 史郎:違ったら無力化できるわけだしな。    …なんだ、割と最良っぽかったなこの方法(笑) 空音:じゃあ、その作戦で行きましょう。私が展開します。《ワーディング》展開! GM:ん。そうすると、2人が飛び起きます。「な、なんだっ!?」「この気配…《ワーディング》!?」 史郎:即座に飛び出そう。片方の奴の喉元に、爪をつきつけて「大人しくしていてもらおうか。」と。 京汰:じゃ、俺も負けじと刀を抜き、喉笛を掻っ切る。…あれ? 違う。つきつける。 GM:ん、OK。カッコイイので。 史郎:「…岬さんは、志藤岬はどこにいる!? 答えろッ!?」とか、小声だけど、声を荒げて問い詰める。 GM:む、志藤岬と言われてもなぁ。「志藤岬…? 実験体No.いくつのことだ?」「さぁ? 廃棄されていなければまだあるはずだが。」    2人は顔を見合わせて、そう言う。 空音:なんか…ムカツク。「ある」って何よ、「ある」って! 史郎:コイツら、立ち去るとき喉笛掻っ切ってやる。    それはそれとして、グイッと襟元掴んで引き寄せて、「ならラトウィッジはどこにいるッ!?」 GM:さすがにそれは分かるな。「知らんっ! 私は知らん!」「いつもはレベル5かそれとも実験室にいるはずだが…」 史郎:「レベル5のIDカードを渡せッ!!」 GM:「わ、私達はレベル2のカードしか持っていない…」…で、そこでようやく彼等は、君たちを認識する。    「お、お前等…榛名史郎と…御子柴空音っ!!」その瞳にラトウィッジに似た狂気の炎が宿る。 史郎:ぬ、名前が知られている。有名人だなぁ(笑)    さらにグイッと襟元引き寄せてやろう。「なら誰が持っているッ! レベル5のカードは誰が持っているッ!?」 GM:有名とか、そういう認識はずれているな。君は彼らにとっては、研究対象でしかないんだから。    「はっははあはあああっははははは、榛名、史郎っ!!」男は、君にも反応出来ないような早さで、君の獣化した腕を掴む。    同様に…京汰が相手をしている奴も、京汰を跳ね飛ばして、史郎の元に近づく。 京汰:うがっ!! 空音:「く、狂ってる…!」光の弓を構えます。 史郎:「質問に答えろぉおおおおおおおお!!!!」とか言って二人ともなぎ倒しちゃったりしていい?(笑)    こう、鬼の形相で。 GM:うむ、史郎の右手が、二人を吹き飛ばす…が、既に痛みも感じないのか、狂喜の笑みを浮かべ、再び彼等は近づいて来る! 京汰:科学ってのは…宗教だからな、ある意味。狂信者ってのは…恐いぞ、史郎。 史郎:…話が続けられる状況じゃねぇかな。とりあえず潰すか? 戦闘? GM:うむ。そうだな。それでは、戦闘を始めよう。 史郎:同じ部屋で寝ているもう2人の一般人はどうなるんだろうな(笑) 空音:《ワーディング》内だから、起きられません(笑) 史郎:巻き込まれるのか。可哀相に…(笑) GM:まぁ、運命です。死んだら運が無かったと言う事で。    なに、起きてたら、彼らと同じように君を研究したがったよ、きっと。 空音:もう、私には興味がないんですね。 GM:まぁ、4年前ので力を失ってるからな。 史郎:そうか、そう言う意味では空音ちょっと居心地悪かったりするんだろうな。 GM:もしかしたら高レベルの研究者達となら会った事があるかもね。    さ、イニシアティブを取ろう。 史郎:俺はイニシアティブ7だ。クリンナップには特に何もやれないぞ。 京汰:俺がやっぱ、一番早いかな。17や。 GM:ん、こっちは14です。 空音:私は10。やっぱり京汰だね。 京汰:とりあえず、距離は? GM:京汰、空音以外がエンゲージ。2人は射撃距離です。 京汰:ってことは…《一閃》を組み合わせるか。とりあえず、様子見だ。これからどれだけ戦いがあるか分からんしな。    《オウガバトル》《一閃》《吼え猛る爪》で攻撃だ。俺もこれでエンゲージに入るで。 GM:うい。では、攻撃下さい。 京汰:うわ、低!! 達成値13!!(笑) GM:それならいける…! …(ころころ)うわ、1とか3しかでねぇ!!(笑)    ええと、達成値5!!(大爆笑) 史郎:…むう、こいつら、まさかやられるとスーパージャーム化するのでは…?    いくらなんでも弱過ぎる(笑) GM:ダメージ13、装甲値無視か…まだ、まだ倒れないぞ(笑)    あとHP5残ってる。 京汰:お、俺が一瞬で研究者Aの元に潜り込み、下から一閃する!! GM:うむ、ずばっ! っと、音が響き、赤い血が吹き出る。 史郎:…俺、今こんな所で衝動判定したくないぞ?(笑) GM:まぁ、今はいいです。それよりも、次はこっちの行動ですね。    今の2人なら、史郎を攻撃するのが普通かな。両方とも史郎に。避けてねー。 史郎:ぬ、ちなみに聞くが、その二人のシンドロームにブラム=ストーカーは入っているか? GM:入ってません。キュマイラとエグザイルですね。    片方は手を獣化させ、片方は手を剣に変え、君に襲いかかってきます。    ええと、達成値は…34と35です。 史郎:ぐはっ! なんて出目をッ! 俺回避クリティカル値落ちないのに〜!(笑)    くそう…(ころころ)…6と19。6つダイス振って出目が1、1、1、2、6、6ってどうよ?(笑) GM:ええとだな。こっちの攻撃力が18と21だ。 史郎:初見参! 《赤河の支配者》の出番だぁ! 使ってみたかったんだこれ(笑)    …と、その前に装甲値があるんだ俺…、俺死なねぇじゃん、その攻撃受けても(笑)    残ってるよ俺、HP1(笑) GM:がう!! ええええ!? 19点食らっても死なないのかっ!? 史郎:はっはっは! 伊達に《巨人の生命》レベル2持ってませんよ!? 侵蝕率が100%超えるとさらにHP3あ〜っぷ!(笑) GM:意外とタフだ、この男! 空音:では、史郎のHPを回復しましょう。《リザレクト》しなくていい、ってのは結構な強みですし。    《ファクトリー》《癒しの水》《アクセル》で行きましょう。ええと、…47です。 史郎:ぶっ! とんでもなく回ってないかッ!?(笑)    でなに? いくつ回復? 5D? …もうお前がいればバックアップは万全だね(笑)    …(ころころ)…32回復。問答無用で全快したよ。《不死者の恩寵》すら必要ないよ(笑) 空音:うあ…侵蝕率、私、そろそろ80%だ…支援打ち止めかも、そろそろ(笑) 京汰:うーん、空音手作りUGN戦闘服も役に立ってるし、本人も役に立ってるし(笑) 史郎:ううう、せめて俺戦闘では役に立たないと、コイツにイニシアティブ握られてしまう(笑)    …さて次は俺でいいんだな。そうだな、キュマイラの方に、…そうだな、《血族》《渇きの主》で攻撃しよう。 GM:了解。HP5のほうのだな。    う、低い。24。 史郎:うおー! あぶねー! 25だー! これ撃ち漏らしたらめちゃめちゃ攻められる所だったー!(笑)    攻撃力は…三つ振って1、1、8! …叩いていい?(笑) 基礎攻撃力足して15。 GM:ん、でもHP5だから落ちました。装甲値無視があって良かったねぇ。 史郎:で、このまま俺がセカンドアクションか。    もう一方の奴に…、今の2つに《獣の力》を追加して攻撃だ。    …(ころころ)…うーん、今日は調子が悪い。達成値21。 GM:う〜ん…? 俺も調子悪いみたい。14しか出ない。 史郎:お、当たったか。攻撃力は…、合計30。装甲値無視な。 GM:うい。ではぽてちん、落ちました。意識を失う研究者2名。 史郎:お、二人目は一撃で屠れたか。やったね。さて、どうするか、こいつら。    …と言ってもほっとくしかなさそうだが。ほっといて、とりあえず実験室とやらに行く? 京汰:とりあえず、IDを奪っておこう。1枚あればいいよね? GM:ああ、扉を開けるのに必要なだけだから、1人1枚必要なわけではない。 史郎:コイツらが持っているカードはレベルいくつのカード? 2とか3とかの持ってない? GM:レベル2の持ってるって言ってあったよね? あれ? 言ってなかった? 史郎:あれ、言ったっけ? まぁ、いいや、これでもしならレベル2には普通に行けるってこったな。    まぁ、まずは実験室とやらに行ってみよう。この階にもあるんだよな? GM:ああ、ありますよ。 京汰:あ、行く前に、1枚だけIDもらって、後のを破いておく。寝てる人のもついでに。 史郎:ああ、なるほど。念には念だな。    だが俺は「おい、京汰、早くしろよ。」とか急かしてみよう(笑) 京汰:すぐ済む。…ん、完了や。 史郎:で、俺は走って実験室まで行く。 空音:史郎についていく。 GM:では、実験室です。…中には誰にもいません。 史郎:ち。…中には何があるんだ? GM:見た目ではなんの実験室かは分かりません。少し調べれば、研究メモみたいなものが見つかりますが。 史郎:…そこら辺の適当な紙切れ掴んで、ポケットにでも詰め込んで実験室を出よう。 京汰:中身は読まないの? 史郎:そんな暇はない。中身は後でUGNにこれを渡して解析させりゃいい。俺らの仕事じゃない。    それより、早く5階に再チャレンジだ。 京汰:え? レベル5? …壊すの? 史郎:実験室かレベル5にラトウィッジはいる、っつーてたろう。だから、まずやはり5を攻略しよう。    その方が可能性高そうだ。 空音:手はあるの? 純粋に破壊するの? 扉を。 史郎:破壊する。せめて装甲値無視のエフェクト組み合わせて攻撃しつづければそのうち壊れるだろう。    …まぁ、2人に反対されたら、我を通すつもりはないが。通したいが(笑) 京汰:…確かに他のセクションを回っていくよりも安全かもしれない。 空音:………そうね。京汰の侵蝕率が低いから、一撃、試して見ましょう。 京汰:うあ(笑)    では、レベル5の扉の前に移動、ということで。 GM:はい、レベル5扉の前です。 京汰:さっきの穴の前で剣を構えて集中。…そして、切りましょう。 GM:穴? 京汰:さっき史郎が開けた穴。 GM:…そんなの開いてないよ? 京汰:へ? 史郎:…穴を開けたかどうかは分からんが、へこみとか、なんか殴った後はあったはずだが、    もしかしてそう言うものが綺麗さっぱりない? GM:うむ。綺麗さっぱり。まったく、痕跡すらない。 史郎:…なぬ〜…    …我々が1階に行ってる間に用があってやって来た、モルフェウスシンドロームの奴が直して行った…とか?(笑) 空音:……それもあるかもしれない。実は今レベル4とか言わない? GM:言わない。 京汰:……ど、どう思う? 史郎? 史郎:…可能性だけならいろいろあるしなぁ…。    いや、ぶっ壊しちまえば関係ない! 京汰:ま、まぁ、それもそうだな。    とりあえず、全力で…《オウガバトル》《七色の声》《吼え猛る爪》で、攻撃!!    えー…27!! GM:うい、ダメージプリーズ。 京汰:う、低い…14…。 GM:うい。では、少しだけ傷がつきます。    では、壁が反撃します。 京汰:え? ええええ? 史郎:やはり何かおかしな機構が隠してあったか。あぶなかったな、御子柴。 京汰:えええええ? GM:では、壁からにゅっと、銃口が伸びてきまして。    全体を射撃してみようかな。 史郎:………京汰、なんてはた迷惑な… 京汰:お、俺のせいかぁっ!?(笑) GM:はい、では《ガンマウント》《雷の牙》《オウガバトル》《シューティングシステム》そしてマシンガンの特殊能力を使って、攻撃〜♪ 京汰:ノイマン/ブラックドックか!! 史郎:…ってことは、別にモルフェウスシンドロームあたりが化けてるわけではないんだな(笑) GM:さ、一同、回避して下さいね〜♪ 史郎:こりゃ、一度引き返してどうするかキチンと話し合うべきかねぇ。    …とりあえず…、…空音をカバーリングするか。侵蝕率の問題があるしな。 空音:あ、それはうれしいっ!! 好感度が+500! 京汰:お前達、お互いかばいあって、仲がいいなぁ…。 史郎:いや、ルール的にはカバーリングするが、実はたまたま空音への射線封じてただけ(笑)    って事で俺は回避できないっと。 GM:あう、やばい、史郎落ちないかも。    命中達成値、50…当たったら、攻撃力35!! 京汰:う、装甲値有効? GM:有効です。 史郎:…なんだかんだ助かってるなぁ、この手作り戦闘服(笑)    装甲値引いて25、ここで改めて《赤河の支配者》!! …(ころころ)…まぁ、クリティカル値落ちないしな。    5点ダメージ減少で20、残念ながら死にました(笑) GM:あ、あと1点ダメージ低かったら生き残りやがった…。 史郎:とりあえず《リザレクト》…、7回復。うーん、やっぱクリティカル落ちないとちょっとなぁ(笑)    「…って〜、くそう、何が起こったんだ一体!?」…っていうかさぁ、俺カバーリングしたんだからダメージ二倍じゃなかったか? GM:あ、そっか。 空音:では、《癒しの水》を史郎に。 史郎:すっかり忘れてた。どっちにしろダメだったんだな俺(笑)    「…、くそう、今なにやったんだ? 俺は…?」(笑) 空音:史郎、3D10回復です。 京汰:そらねー、俺は? 俺は?(笑) 史郎:…うん、全快したな。    「…、おい、御子柴、なんか俺、釈然としないものがあるんだが、大丈夫か?」(笑) 空音:うんっ、助かったよ。ありがと史郎。 京汰:そらねー、俺はー? 俺はー? * * * 史郎:さて、どうするか。とりあえずさっきのドアイミテーターの攻撃の及ばなそうな所に後退しとこう。 聖 :しかしお前等、今更だが俺様の忠告全力で無視しやがったなぁ…(笑) アヤ:史郎くん、「急がば回れ」と言う言葉を知っている?(笑) 史郎:いやぁ、俺の辞書は欠陥品なもんで〜(笑) 空音:まぁ、かのナポレオンの辞書も欠落してたみたいだし、仕方ないと言う事で。 京汰:お前には「遠慮」って言葉が欠けてるしなぁ、はっはっはっはっぶべっ!! 空音:アンタには「思慮」って言葉が欠けてるみたいね。 GM:…ちなみに、突っ込んでおくが、ナポレオンは「我輩の辞書に不可能はない」と言った事はないぞ。 聖 :「我輩の辞書に不可能がない」とのたもうた事はあるらしいがな。 GM:はいはい、分かりづらいボケはいいから(笑)  ちなみに、ナポレオンが言ったのは「“不可能”というのはフランス的ではない。」です。  また、参考までに補足しておくと3時間睡眠も有名なナポレオンですが、実際に3時間しか睡眠を取らなかったのは彼の秘書であり、  ナポレオン当人は日に8時間以上眠っていたとのことです。  なんでこんな誤解釈が広まったのか非常に気になるところですね。  そちらのほうが「英雄的」だということなのでしょうか。 史郎:まぁ、それはそれとして、言ったり来たりで申し訳ないが、こうなったら素直に2階に戻るか? 空音:えー。また階段昇るのぅ〜? 疲れたー(笑) 京汰:いいから、侵蝕率がそろそろ全員恐いんだ、大人しくキチンと攻略しようぜ。 史郎:…その前に京汰、HP回復しなくていいのか? 今いくつよ? 京汰:…3。…空音ー、回復してー。 空音:一撃で死ぬ人を回復しても意味ないでしょ。史郎みたいに防御能力が豊富な人はともかく。 京汰:う、正論だ…けど、ねぇ。あの、思いやりと言うか、ねぇ? 傷ついた仲間に…侵蝕率1しかあがらないんだし、癒してくれたり、とか…。 空音:さ、行くわよー。 一同:酷いっ!!(爆笑) 史郎:………今度、妹紹介してやるからさ、元気出せよ、な?(笑) 京汰:(凄く情けない声で)………うおおおおおおおぉぉぉぉ〜〜〜……。 * * * GM:そんなこんなで地下2階、レベル2でございます。 史郎:…結局HPは流れたか…(笑)    カード使って素直にドア開けよう。ピーっとリーダーに通すぞ。 GM:ぴっ、と音がして、がーっと扉が開きます。構造はレベル1と同じですね。パッと見。 史郎:…実験室があるようなら見てみるか。いないようならまた仮眠室に侵入、でいいかな? GM:んー、部屋の作りは似ているが、部屋自体は上とは違うよ。こっちは「第1保管室」とか「資料室」とか書かれてる部屋が多い。 史郎:…ぬう、仮眠室もなしか。    じゃ、どうするか。…保管室ってのを覗いてるか? 何が保管されてるのか。運良くカードがないかなぁ?(笑) GM:そんな甘いことはないでしょう(笑)    えー…と、保管室か…ここはいくつか部屋をぶち抜いたくらいの大きい部屋です。    そして、中には…大量の「人だったもの」が保管されています。よくあるいわゆる「悪の研究所」の人体実験場みたいな…。 京汰:う…人のパーツとか、人自体だったりとかが、ホルマリン付けになってるとか…。 GM:ええ、そんな感じです。    気の弱い人間なら、失神するくらいの部屋です。 史郎:…ぬう、こんな物を目の当たりにする日が来ようとは…、少々茫然自失としてしまおうか。 アヤ:そこで、史郎が、空音にそういうのを見せないように、すっと、空音の前に立つんじゃないんですか? 京汰:そんな気の利く奴じゃないやろ。 GM:そうそう。 史郎:むしろ前に立って欲しいくらいさ(笑) 京汰:(哀れみの目で)史郎……。 史郎:しょうがねぇだろッ!? 慣れてねぇんだよ俺ぁ!! ちょっと前までごく普通の不良学生だったんだぞッ!? 空音:私だって普通の…! …普通の…… 京汰:普通の? 空音:…UGNエージェントでした。    UGNエージェントだって、こんなもの見なれてませんよ! 京汰:普通ってなんやろな……。 史郎:まぁ、ともかく、我を取り戻して…、どうしようかな?    端末か何かないか? GM:少なくともこの部屋にはないですよ。必要ないし。倉庫だから。 史郎:むう、そうか。困ったな。5階のドアイミテーターと戦ってたら侵蝕率がやばいが、    かと言ってぶっ壊さないと中に入れないとは。…この階には他にどう言う部屋があるんだ? GM:ええと、ここは資料用のフロアなので、図書室、保管庫、資料室などで占められてます。 史郎:…参ったなこりゃ。どうするか。資料室あたりでもあさってみるか?    それとも上に戻って何かするか。…一応聞くが、レベル2のカードで1階のドア開けたりできる? GM:もちろん。高レベルのカードは低レベルのフロアに入ることは出来ますよ。 京汰:じゃなきゃ、レベル5のスタッフは5枚カードを持たなきゃ行けないしな(笑) 史郎:そういやそうか(笑)    …じゃ、一階に戻って各階間取りを調べてみたいんだが、いいかな? GM:レベル1の端末室でいいかな? 史郎:ちょっと危険かもしれないけどな。今となっては。    かと言ってここでやれる事もなさそうだ。図書室とかだと、仮に端末あっても調べられないかもしれないからな。    そう言う所は大抵検索一本槍だから。 GM:各フロアは役割に特化させていますから。    ええと、ではレベル1の端末室です。ここの構造とか、そういうデータが入ってますよ。プロジェクトの全体進行とかも軽くなら見られますが。 史郎:ほう、そりゃ面白いな。CD−Rとかあったら、コピーしていけると役立つかもしれないな。    無理だろうけど(笑) GM:さすがCD−Rはないでしょう(笑) 京汰:ここからメール送信は出来る? GM:イントラなので、内部にしか送れませんが。 京汰:う、UGNにデータだけ送信するとか考えたんだけど。 GM:現状では無理でしょうね。 史郎:勿体無いが、今はそれが目的じゃないからな、諦めよう。    …京汰、《写真記憶》とか覚えれば良かったな(笑) 京汰:まぁ、今悔やんでもしょうがない。    今は、そういう状況じゃないしな。 史郎:とりあえず、各階がどういうセクションに分かれてるのか調べてくれ。あと、レベル5のカードの発行の方法とか。    …あ、そういえば、プロジェクトの事も分かるなら、ヒメヒメの事も少しは分かるかな? それもだ。 京汰:かたかた。こんなん出ましたけどー。 GM:レベル1が汎用スペースとなっております。地下を利用する全職員が利用できるスペースですね。    仮眠室や、休憩室、喫煙所、シャワー室や、この端末室。そういったあまり研究とは関係ないスペースとなっています。    レベル2は資料セクション。過去の実験体や、実験に使った道具、その結果の資料などもここに収められています。    基本的には終わった研究の成果が納められています。また、文献などもいろいろ残されています。    レベル3は個人セクション。基本的に偉い人のスペースとなっており、各プロジェクトリーダーが、個室を使って研究しております。    また、簡易実験施設もあります。レベル3からアクセスできる人間は極端に少なくなります。    レベル4は実験セクション。人体実験などを中心にレネゲイドの神秘を解き明かそうセクションとなっています。    アリスのクローン技術もこのレベル4での人体実験の成果だそうで。    レベル5の情報はアクセス不可能です。…まぁ、構造についてはこんなものでしょうか。 聖 :…ここ、きっと壊れるな。 史郎:ああ、このセッションの閉めは制限時間つきの脱出劇でフィナーレだ。 聖 :前は空から、今度は地下からかぁ。 京汰:…研究成果を漏らすわけにはいかへんしなぁ。  浮沈艦は撃破され、無敵の盾は壊される。館は燃える。船は沈む。コロニーは落ちる。研究所は爆破される。  うむ、ロマンだ。 GM:ああ、あとIDカードの発行ですが、基本的に責任者の了承がないと発行できません。レベル1のIDなら発行できますが、ここでも。 史郎:まぁ、やっぱそうか。行く為には奪うしかなさそうだなぁ。    …ああ、ヒメヒメについては何か分かった? GM:その情報を検索する為にはレベル4以上のIDカードが必要です…と出てくる。 史郎:だめか。…レベル5のドアの迎撃システムの止め方もダメか? GM:アレはカードを入れずに強制突破しようとするための特殊迎撃装置です。    攻撃と認識されたら反撃されるので、低レベルの奴は近づくなー、って書いてあるかな。    止め方は不明。レベル4で作られた研究成果だそうで。 史郎:やっぱだめか。…なんか、ロッカールームみたいな所でもないかねぇ? そっからカード奪うしかなさそうやね。 GM:ロッカールーム…はないけど、シャワー室にロッカーはある(笑) 史郎:む…、いあ、むしろ狙い目だ。    いくらなんでもカード持ってシャワーあびやしねぇだろう。    「よし、京汰、御子柴、シャワー室に忍び込むぞ!」(爆笑) 京汰:…なんでそう、強調するかな。シャワー室を(笑) 空音:普通に言えばいいのに(笑) 史郎:…ボケたんだよ、突っ込めよ(笑)    他なんか調べるもんはないか? 京汰:…他に……………?    ここ、電源どこから取ってるの? GM:レベル5に独立した電源があります。 京汰:ん、このくらいかねぇ。 史郎:うむ。んじゃ予定通りシャワー室へ。 GM:真っ暗です。 史郎:ち、誰もおらなんだか。…どうしよう? マジで(笑) 京汰:とりあえず、このフロア、もしくはレベル2で誰かいるかを探し出して…とっちめる。片っ端から。 空音:IDカードの入手方法が今は「奪う」しかないからね。 京汰:とりあえず、さっきの情報から、レベル3には偉い人が自室を持ってるらしいので、そこに寝泊りしている研究者がいてもおかしくない。    そこからレベル4、5のカードを手に入れる事は難しくないと思うんだ。    …ちうわけで、レベル3のカードをまず、入手しよう作戦を提訴するわけやが。 史郎:さっきの端末使って入手を試みてみる? 場所が場所だから、5と同じように責任者とかが必要かもしれないけど。    …カードの入手方法が「発行」か「奪取」かの二通りしかないのがイタイなぁ。当然の事ではあるが。 GM:今回、ダンジョンシナリオだけど、リアリティ出すために、割とシビアになってるからねぇ…。    フツーのRPGなら、ダンジョンにスイッチとか、宝箱にキーアイテムとか出来るんだけど。 史郎:まぁ、現代物のダンジョンならこんなもんだろう。    って事でしょうがないのでレベル3のカードの発行を試みてみよう。    …さっきから行ったり来たりですいませんねぇ、ほんと…(笑) GM:正規の手段で発行できるのはレベル1までですが。…レベル3以上だと偽造になるから、<機械操作>かね。 京汰:…一番勝ち目があるのはやっぱ俺やな。 史郎:仲間よ、よろしく頼む(笑) 京汰:ペナルティが恐いな、失敗した時の。《天性の閃き》…技能はなし…21です。 GM:お、結構でかいな。では、「現在発行中です。3分ほどお待ち下さい…。」とディスプレイに表示されるぞ。    ううむ、目標値は15だったのにな。 京汰:(無言で2人と手をハイタッチ) 史郎:「考えるより生むが易し」も程々にしておけという事かな?(笑) GM:不得手にしてはやるじゃないか。    …で、3分ほどして、レベル3のIDを発行されました。 京汰:さ、最初からこの端末室で調べてれば、さっきの戦闘とか、一切なかったのでは…(笑) 史郎:………まぁ、よく考えて取った最善の行動だ、結果的に遠回りになったがそれは仕方ないじゃないか。    見逃してやろう。な? な? 見逃して? な?(笑) GM:ダンジョンってのは往々に回り道した方が楽に攻略できるんだぜ(笑) 空音:それよりも、先に進む事を考えましょう。 史郎:とにかくこれでレベル3には難なく侵入できるようになったわけだな。    後はそこでレベル5のカードを手に入れればいい訳か。 京汰:まぁ、上手くいけば、やけどな。 GM:それでは、レベル3に移動しますか。 * * * 京汰:とりあえず、入り口なんやけど、素直に開く?    実は達成値足りなくて、ニセID発行されたとか、そういう事ない? GM:疑い深いな(笑)    そんなことはないですよ。素直に開きます。 史郎:ここは上位研究者用の個室があったりする階層だったな。    となると、個室には鍵がかかってるか? GM:かかってるものには。かかっていないものもありますけどね。    基本的にIDカードがないと入れない時点でセキュリティがかかってるようなものですし。 史郎:なるほど。…しまった。端末室でここに個室持ってる奴の偉い人度を調べてくれば良かったな。    そうすれば誰がレベル5のカード持ってるか、当たりくらいつけられたな。 GM:はっはっは。確かにそうだな。 京汰:となると、片っ端から開けてくしかないかな? 史郎:…この階層には、個人用の実験室以外に何がある? 何かある? GM:自動販売機とか……。 京汰:素直に他にはないって言ってくれ(笑) GM:まぁ、普通にある物以外はないかな。 史郎:そうか。う〜ん、流石に外からじゃ何も分からないし、片端から開けてくしかないかなぁ。    誰か1人とっ捕まえて吐かせるって手もあるが。 京汰:もし、やけど。…レベル4のカードしか持ってなかったらどうする?    次の偉い人を狙う? レベル4に侵入してレベル5のカード手に入れる? 史郎:………痛い所をついてくるなぁ…。    レベル3で個室持ってるような奴なら、レベル5のカード発行するのに使えないかな? GM:人による、ってところでしょうか…。 史郎:むう、まぁ、ひとまずここの階層の人間全部あたってみて、カードが手に入らなかったら…、    …4階あたってみて考えるってのはどうだ? 京汰:行き当たりばったりだ!(笑)    まぁ、それしかないかー。 史郎:コレも一種の力押しだなぁ…(笑)しかしな、問題にすべきかどうか分からんのだが、    俺らが侵入してから割と時間も経ってるだろうしいろいろ動き回ってもいるにもかかわらず、    何らここに動きが見えないのがちょっと解せないと思わないか? 京汰:確かに……。    もう少し動いてもいいと思うんだけど、敵は。 空音:可能性としては…1、全く気付いてない。2、気付いてるけど、相手にするほどじゃないと舐められている。    3、……実は対抗する手段を持ってない。…どれかなぁ? 史郎:4、我々がどう動くか楽しんでいる。っつーのはどうだ?    元よりここに来る事は俺らも向こうも先刻承知なんだし。    ただ、ラトウィッジを除いて、ここの普通の所員どもは気付いてないんじゃないかな?    一階の研究者の反応を見ると、見っけたら1も2もなく捕らえにくると思う。 京汰:なるほど…。    確かに、あの男ならやりそうかも。楽しむ、ってのは。 空音:…そういえば、監視カメラはありますよね? 今になって気にしましたが。 GM:もちろんあるよ。 史郎:…しまった、それ完全に失念してた。やっぱ、少なくともラトウィッジには行動筒抜けかも。    …まぁ、考えても仕方がない。この階の個室の鍵は電子ロック? 施錠? GM:一応、電子ロックです。暗証番号打ち込むタイプの。 史郎:…鍵が閉まっている所の方が確実っぽいが、侵蝕率の問題もある。まずは鍵がかかってない所を当たろう。 GM:はい、鍵がかかってない部屋ですね。 京汰:開けるけど、罠はないよな(笑) GM:一つだけ鍵がかかってない部屋があって、そこに入るとトラップが発動、とか面白いな(笑)    まぁ、フツーのラボなのでトラップはありませんよ。 史郎:中には人がいるかな? いるならふんじばって、いないようなら部屋の中あさってカード捜そう。 GM:ひでぇ、単なる押し込み強盗だ(笑) 京汰:それなんだけどさ。…こいつらから、聞きたい情報とかあるか? 史郎:ぬ? とりあえず俺は5階に入るためのカードと、…いや、それもだが、岬さんの事とかラトウィッジの事とか、かなぁ。    とりあえず俺自身の事は今、頭の中から綺麗さっぱり抜け落ちてる(笑) 京汰:はっきり言って…寝てる間に俺は刺したい。寝てるならその間に。    また、史郎とかを見て、攻撃されたら…かなり、困る。 史郎:う…、それはそうかも…。 空音:…現在の目的はカードを手に入れる事が最優先だから、それでもいいけど…。 史郎:う〜ん、ここで博愛君になると、ごく普通の主人公になってしまうなぁ…(笑)    …しかしウジウジ悩んでる場合でもないか。    「…そうだな。確かに襲われたりしたら面倒だ。この先にも戦いは控えているし。いっそ刺すか…?」 京汰:《ワーディング》で無効化出来るならそれが一番だけど…。 GM:だが、《ワーディング》をすると、オーヴァードは目が覚める、ということで。 空音:ということは刺す場合は相手がオーヴァードだか、一般人だかわからない状態で刺さなきゃいけないわけですね。 京汰:…大人しく殺されたら一般人、死ななかったらオーヴァード。    ……う、うーん……自分で言っておいて、なんだが…イヤな選択肢だぞ。 史郎:…まぁ、そこら辺の問題もあるんだけどさ、とりあえず、この部屋には人はいたの? GM:いませんでした。 史郎:…そうか。じゃあ部屋をあさって、カードが無ければ次の部屋に、鍵が開いてる部屋がなくなったら、    仕方が無いのでまた京汰にがんばってもらうと。 京汰:うう、《天性の閃き》は上昇率が高いんだよ…。 史郎:…それとも俺が力でこじ開けるか? 《獣の力》併用すればなんとかできそう? GM:まぁ、ドア自体は大した硬さじゃない。攻撃すればフツーに壊れるようなものです。 史郎:…と言っても俺も侵蝕率81%行ってるんだよな。まぁ、いっそ壊す方が確実なので、鍵のかかったドアは俺が壊すか。    そろそろ史郎的に気が急いて来たらしい。 京汰:ここまで時間がかかればな。気も急くやろ。俺も割と焦ってるもん。 空音:侵蝕率上昇が恐過ぎますね。あとヒメヒメとラトウィッジがいるんですから。 GM:うむ。では、まずは鍵の無い部屋を回るのだったかな? 史郎:まぁ、可能性は低かろうが、それで済めばそれにこした事は無いからな。 GM:では、誰もいませんでした、と。 史郎:やっぱダメか。よし、ってことでそろそろ冷静さを欠き始めた俺は鍵のかかってるドアを無理やりこじ開け始めよう。    とりあえず手近な扉を。 GM:宣告するだけで壊れますよ。どがーん。 史郎:い、いや、いくらなんでもどかーんはねぇだろう? 扉開けるだけですよ?    そんな音が出るのですか? そこまで気が急いてますか私?(笑) GM:いや、焦ってるからついつい力んじゃって、ドアごとふっとばすと…こんな音しないかな? 史郎:…SEに関しては良くわからんからなんとも言えんが、どうやら俺は自分が思っている以上に急いてるらしいな(笑)    なんか凄い音出して崩れるドアを見て、「あ…ッ!」と、無意識に出した強力な力に自ら驚いてみたりしよう(笑) GM:では、その大きな音を聞いて、中の人が起きだしたと言う事で。    「な、なんだ今の音は…?」 史郎:ぬう! まずい!?(笑) GM:「お、お前は!?」入り口に立つ史郎の姿を見て、驚愕の研究者。名前はまだない。 アヤ:「みなのもの、榛名史郎じゃー!」手に持っていたホラをぶおー、ぶおー、と吹いて皆に襲撃を教える名も無き研究者。 聖 :「警告のホラじゃ!! であえ!! であえぇええ!!!」他の部屋に寝てたりしてた研究員達も一斉に起きだす!!    「殿は無事かぁあ!?」「殿をお守りするのじゃあああ!!」(笑) GM:殿って誰だ! というか、どこの時代だ!!(笑) 史郎:「ぬう! こうなったらなんとかカードのありかだけでも奴に吐かせるのですっ!! お行きなさいっ! 助さん! 角さん!!」(笑) 京汰:(悪の組織の戦闘員っぽく)イー!! 空音:(同じく)イイー!! GM:わけわかんねぇよ、お前等っ!!(大爆笑) 史郎:どっちが正義の味方なのか悪役なのかもわからねぇえ!!(笑)    と、とりあえず、研究員が「お前は!?」って言った所まではオフィシャルだよな!?(笑)    とっさに全力で研究員に接近して、左手で口塞いで右手の爪喉元にあてがおう。    「静かにしろっ! 大人しく、地下5階のカードを渡してもらおうかッ!?」 …どうやら俺が真の悪役らしい(笑) GM:では、「ひっ」と短い叫びを上げて、……口塞がれてるから話せないや(笑) 史郎:こう、凄い形相で睨みつけながら、低く言う。    「…カードはどこにある…?」 GM:「私はレベル4のカードしか持っていない…。」おどおどした口調で言いましょうか。 史郎:…なら誰が持っている…? レベル5のカードは誰が持っているッ!? 答えろッ!! GM:「今日は…誰も残っていないはずだ、レベル5のカードを持っているのは……いや、まて、確か今、レベル4で奴が実験中だったな…。」    少し考えながら、男はそう話してくれる。 史郎:ち、…ならお前のカードを渡せ、どこにある…? GM:男は自分の部屋の机の上を指差します。 史郎:そのままの姿勢で、「京汰、探してくれ。」 京汰:おう、…ガサゴソ。 GM:ではレベル4のカードをゲットしました。京汰は。 京汰:ちゃちゃちゃちゃ〜ん。 史郎:…人がせっかくシリアスなシーンに戻していると言うのに…(笑) 聖 :コイツにシリアスは無理だ。諦めろ(笑) 京汰:いや、史郎よりも出来るぞ、シリアス!!(笑) 史郎:ならやれい!(笑)    …え〜と、カードの存在を確認したら、「ご苦労」っつってみぞおちに一発。あ、爪じゃない方で。 GM:あ、話聞かないんだ(笑)    では、大人しく気絶します。 史郎:なんか俺少し黒くなってきてるなぁ…(笑)    強気に軌道修正してくれたら、少し萌えてやれるかもよ? 御子柴(笑) 空音:自分の事くらい自分でおやりなさい(笑) 京汰:で、どうする? …つっても、決まってるか。 史郎:まずは4階に行って実験中だと言う奴を探す。 GM:うむ。ではレベル4です。ライトが灯ってる部屋は一つだからすぐ分かります。 史郎:とは言えうかつに近づくわけにも行かん。窓みたいなのがあるか? こっそり中の様子探れないかな? GM:中は覗けません。 史郎:…それでライトが灯ってるのが分かるのか? GM:ええと、病院で「手術中」みたいなライトがあるだろ? あれの「実験中」バージョンが光ってる。 史郎:ああ、つまり「使用中」なわけだな。    …じゃどうしようか。御子柴潜入調査用のエフェクト無いんだよなぁ? 空音:ええ、残念ながら、戦闘支援系エフェクトがほとんどですから。 史郎:う〜ん、蛍介が恋しいなぁ(笑)    …その「実験中」の部屋の扉はやっぱり電子ロックか? GM:もちろん。    扉も上の個室とは違って少し頑丈そうですね。レベル5のドアイミテーターほどでは無いですが。 史郎:………さて、どうするか? こっそり開けるわけにもいかなそうだけど。一思いに突入する? 京汰:そうだなぁ…なんの実験してるとか、何人がかりとか聞ければ良かったな。 史郎:すいません、手拍子で行動してました(笑) 京汰:まぁ、それはもう仕方ない。レベル5ほどじゃないなら、俺らでも破壊できるかも知れへんしな。    ここはもう、突破やろ。相手が目的のもの持ってるってのは分かってるんやし。レベル5のカードを手に入れてしまえば、    入ってしまえば、ドアを閉めれば誰も後ろから追撃してこないってことやし。 史郎:よし、ではとっととおっぱじめるか。俺がこいつをぶち破る。京汰、とりあえず即座に中に流れ込んでくれるか? 京汰:了解。刀を構える。 空音:私は史郎が突入した後に最後尾で行くね。 史郎:………ところで、どうして俺が戦闘指揮してるんだろうな? 本来空音の役目じゃないかな?    なんかお前、ここしばらく妙に口数減ってねぇか? 珍しい(笑) 空音:…確かにそうかも。まぁ…正直アリスには関わりあいたくないし、さっき見たくも無いもの見せられたしね。    内心少し参ってるんですよ。表には出さないけど。さっきの史郎の言葉に…    「何でも無いわよ。…集中しなさい、史郎。」ってちょっと口調を強めて言い返します。 史郎:うむ、じゃやるか。《獣の力》と《渇きの主》を組んで全力で叩くぞ。…ダメージは装甲値無視の29。 GM:あ、1点残った。 史郎:…あれ? 京汰:う、じゃあ、俺が《吼え猛る爪》で装甲値無視で攻撃する。あと1点なら判定無く壊れるよな? GM:うむ、装甲値無視だからな。扉は壊れる。 史郎:おおお!! 俺ギャグキャラだよぉおお!!(笑)    侵蝕率考えて出し惜しみなんかするんじゃなかったぁあ!! かっこわるぅうう!!(笑) 聖 :ってか、どうせ半ビジュアルシーンなんだから、京汰と一緒に壊して一緒に突入すればよかったんとちゃうか? GM:いやぁ、一応データ用意したしな(笑)    それに中も、一撃で壊れないなら、多少警戒しようと思ってたし。 京汰:う、うわわわ、さっさと突撃するぞ! 史郎:うむ、やばいかもしれんな!(笑) 空音:京汰、史郎、私の順で突撃しますけど、中はどうなってます? GM:ええとですね。中には4人の男がいます。一番奥にいるのが恐らく一番偉いカード持ちの人でしょう。    手前の3人に「行け!」と命令してます。 史郎:ぬう、戦闘開始か? GM:まぁ、向こうはしかけてきます。大人しく無抵抗で攻撃されるなら、戦闘しなくてもいいかもしれませんが(笑) 史郎:流石にそう言うわけにはいかんよなぁ。ルール戦闘開始なら京汰から行動なんだが、    とりあえず《ワーディング》はってみていいかな? GM:うむ、ようやくだな(笑)    一番後ろの偉い人が無力化されます。 史郎:おや? 向こうの人は一般人か。 GM:はい。一般人です。ここの3人はいざと言うときの為の護衛ですね。 空音:いざと言うときの為、って割には侵入者に対して警戒甘くない? GM:はい? ああ、いや、ここの「いざと言うときの為」ってのは「実験動物が暴れ出して研究員に危害が及びそうなとき」の事。    厚い防護扉も、全て実験動物が逃げ出さない為。 史郎:…ラトウィッジの事抜きにしても、捜査の手入れるに十分な胡散臭さですな。    まぁ、とにかくやるならやろう。戦闘開始なんだろ? と言っても奥の人捕らえれば上手くすれば戦闘回避できそうだけど。 GM:どうやって捕らえるかは知りませんが(笑)    こちらは14が3人です。シンドロームはエグザイル、サラマンダー、エンジェルハイロゥです。 史郎:ぬう、速くてイイなぁ…(笑) 京汰:俺やな。ここは全体攻撃で行こう。《オウガバトル》《七色の声》《吼え猛る爪》《獅子奮迅》《疾風剣》《一閃》で3体を対象に攻撃だ。    一瞬で懐に潜り込んだ俺の高速の太刀が3人を叩きのめす。達成値29…おしい。 GM:ええ、と、こっちは8、14、9です。 京汰:じゃあ、全部当たったね。…攻撃力は20、装甲値無視。 GM:あああああ! 全部落ちた!!    な、なんてこったい!! 史郎:おおお、京汰凄いぞ。    俺と京汰戦ったら、イニシアティブの問題でお前に軍配上がりそうだなぁ(笑) 京汰:はっはっは、ハヌマーンを見なおしたか。    とりあえず、一般人の身柄を拘束しようか。 GM:うい、拘束されました。まぁ、《ワーディング》の中なので既に拘束されたと同然ですが。 史郎:何もしないで戦闘が終わってしまった。ちょっと出鼻をくじかれて転がり込んだ部屋の中で、    脅威的な京汰の動きに、しばし目を奪われる俺(笑) 京汰:どした、史郎、ぼーっとして。 史郎:「あ、あ、いや、は、早かったなぁ…と」(笑)    あ、そういや《ワーディング》はってるの俺なんだ、解除しないとな(笑) GM:では、《ワーディング》は解除されます。…「はっ!? き、貴様等は!?」 史郎:例によって爪、喉元につきつけて、「地下5階のドアを開けるカードを渡してもらおうか。」 GM:で、ですが、男はそれよりも、実験体の方を見つづけています。「い、いかん、暴走する!?」 史郎:なに!? この期に及んでまだ変なギミック使うかGMッ!?(笑)    一体何があるんだ? その実験体とやらの方を見てみようか。 GM:ええと……史郎にしか分からない例を使うなら…現在の状態は魔精霊球を飲まされた実験体みたいな…。  ちなみに、このネタは「聖戦記エルナサーガ」から。  史郎のPLの自宅に置いてあったので、例えに使わせてもらいました。  いいイメージソースになったので。 史郎:………またなんつー例えを出してくるんだ(笑) リプレイにしたとき何人がわかるかこのネタ、見物と言えば見物だが(笑)    どっち? 1巻の魔導師の方? それとも3巻だか4巻だかの竜騎士の方? GM:ええと、平民が竜騎士になったほう。体の中から「何か」が膨れ上がる感じかね。 京汰:わ、分からんっ!!(笑) GM:まぁ、どんどん異形の者に形を変えてゆくとイメージしてもらえれば。 史郎:そうだなぁ、ドラゴンボールの界王拳がもっとグロテスクに、ぐちゃぐちゃ筋肉が盛り上がったような感じ? GM:う、逆に分かりづらくねぇ?(笑) 京汰:まぁ、いいや。とりあえず、分かる事は……やばいってこと? GM:うむ、史郎に抑えつけられているにもかかわらず、研究者は逃げようと、ジタバタと足を動かします。 史郎:ぬう、どうするか。…とりあえず一撃いれて、この偉そうな人を気絶させてみる。 GM:「がっ」と、倒れ込みます。    …そうしている間に、閉じ込められたいたガラスの容器を割り、魔獣になりつつある男が、君たちのほうに近づこうとします。 史郎:…京汰、御子柴、なんかできねぇ?(笑) 京汰:……倒す。 空音:……逃げる。 京汰:…くらいしか出来ない、かなぁ? GM:ちなみに、こんなビジュアルイメージ(…と、PL達にコミックスを開いて見せる) 史郎:まさか、お前がそれを使ってくるとは思わなかったなぁ(笑) GM:いや、分かりやすいから、例に使っただけなんだが。意識したつもり無かったし。 史郎:まぁ、それはいいのだが、とにかく押さえ込むしかないだろうな。    …それとも人の意識残っていそう? GM:まだかろうじて。「こ、殺して…くれ…。」と君たちの方に近づく。    その間にも、ごぼ、ごぼっ、と姿は変わっていく。 史郎:…うう、いっそ聞かなきゃよかったかも…(笑)    どうしていいか分からず少し気圧されるか。コレでも17歳のちょっと前まで普通の不良学生だからな。 GM:だろうな。では、ゆっくりと史郎の方に近づいていきます。 史郎:「…う、うあ…ッ」    戦って倒す事は出来よう。だが、今俺はそれ以上の、戦いの恐怖など及びもつかない恐怖に支配されている。    「…俺…、俺は…」 GM:距離はほとんど無くなるぞ。化け物はゆっくりと手を振り上げて……。 史郎:振り下ろされそうになる手を見て、今度は俺自身に舞い降りる死の恐怖。    「う、うあ…、うああああああああああああ!!!!」っつって、その目の前の異形の化け物に、必死で爪を振り下ろす。    切り裂かれる肉の感触。飛び出す鮮血の赤。そして、その赤に染まる俺の手、体。    ………なぁんて陰湿なんだGMよぉお〜〜〜〜〜!!!(凄く泣きそうな声)(笑) GM:いや、勝手に演出しないで下さい(笑) 史郎:あれ? だめだったの? これで、後ラトウィッジの所にいったら、「面白いものを見せてもらったよ史郎く〜ん」    とかいわれるんだと思ってたのに。ってか確信してたのに(笑)    マジでなぁんて陰湿なんだGMよぉ〜〜〜〜!!!(爆笑) GM:いえ、男の手は、振り下ろされますが、その対象は君ではありません。    君の後ろにいる、研究者ですよ。振り下ろされる直前でその真意に気付いてもいいけど(笑) 史郎:あ、なるほど。…ぬお、どうしよう? とっさにかばってしまっていいの? GM:うむ、そのつもりさえあれば。 史郎:それじゃあ、無意識的にとっさに割って入ってしまおう。「やめろぉおおおお!!」って。    ああ、なんで俺こんな事してしまったんだろう(笑) GM:では、君は男をかばう、ということですね。    いやぁ、君が気絶させなきゃ、大人しく逃げてたんだけどねぇ、この研究者。 空音:GM…アンタ、すっごく意地悪。 GM:うむ。意地悪だとも。 史郎:まぁ、GMが意地悪だと言う事はとうに知れ渡っていた事ではあるが(笑)    「よすんだ!? こいつを殺した所で! 何も変わりはしない!?」 GM:だが、気は晴れるかもしれない。    既に生きながらにして、この男の人間としての人生は「殺された」のだ、そうしたい気持ちは十分にあるよな。うん。 史郎:キャラのセリフで言うならいざ知らず、素で言うな(笑)    「こいつを殺した所で、何も変わりはしない。それより、こいつを生かすことで、罪を償わせるんだ。その方が、ずっと気が晴れるはずだ。」 GM:う…では、大人しく動きを止めます。    そして、ボロボロと涙を流しながら…「殺してくれ」と君に懇願しよう。 史郎:…う〜ん、と…    「…貴方に、どんな人生があったのか、俺は知らない。けれど、死んでしまっては、それを本当に手放してしまう事になる。    だから生きて。コイツに罪を償わせる事も、それを見届ける人が必要なんだ。それに、生きてさえいれば、いつかきっと、    無くしたものを取り戻せる。捨ててしまわなければ、いつかきっと拾えるから。だから…」    …気晴らしにもならなそうなセリフだ…(ボソ) GM:いや、この姿で生きろ、と? 史郎:まぁ、酷な事だとは思うんだが、とりあえずUGNに行けば何らかの処置が取れるといいなぁ〜とか、    まだ希望はあるじゃないッスか。安受けあいに近いとは思いますけど。 GM:かなり安受けあいだな。    その間にも、ぼこ、ぼこっ、と男は姿を変えているのです。    「いまの、うちに、…はやく……。」 史郎:ぬう、しまった、奴には二種類の魔精霊が…(笑)    「…まだ、変化が…、続いている…」と、その様子を見てまた背筋を凍らせて、    …う、少しやるか。すがるように、空音の方を向いてみる。その目は今にも泣き出しそうな感じで。 空音:うう…では、何も言わずに、首を横に振ります。    「史郎、ごめんね。」と、口の中で軽く呟いて…《光の弓》を…放ちます。 GM:この段階なら宣告すれば殺せます。…空音が放った、光の弓は史郎の目の前の魔獣を撃ちぬきます。    …そして、徐々にその組織は崩壊していきます。そして、史郎に言いましょう。    「ありが…とう。おま、えの…こと、ば、うれし、かった。」    徐々に「人間」の形を取り戻しつつ、涙を流しながら、感謝の言葉を、史郎に向かって放つ。 史郎:しまったぁあ!! なんてことだぁああ!!    女性に人殺しをさせてしまったぁあ!!    ただ小さく頷いてくれるだけでよかったのにぃいいいい!!!!(爆笑) 空音:「…私、経験が無いわけじゃないんだ、史郎。    それに、“普通の”学生の史郎にさせるわけ、いかないじゃない。」    悲しそうな…泣きそうな顔をして、私は史郎に言います。    「貴方には、人殺し、して欲しくない。」 GM:「ひと、と言って、くれるの、か。」…と、満足そうな声を上げて…男は息を引き取る。 史郎:ぬ、ぬう…、どうしよう、困ったな…(笑)    「あ…、ああ…」声にならない嗚咽を漏らしながら、膝から崩れて、その死体を見やろうか…。    しばらくしてから…「…すまん、御子柴…」と、ボソッと呟く。 空音:史郎とは違って、幼い頃から闇の中で生きつづけてきた私。その手は既に血塗られている。    ただ、明るいだけの女じゃない、ってことを今更ながらに史郎は思い知らされるんですよ。 史郎:ぬう、これはこれで一つのいいイベントにはなったか…?    ああ、俺ここでちょっと空音に対する感情を変えてみようかな。    友情と恐怖だったのを…、…そうだな、ネガを表にして疎外感と、ポジが庇護で。 GM:ホントはセッション中には出来ないんだがな。変更は。    しかし、面白いので良しとしよう。で、疎外感、と庇護…?    ああ、遠い存在だと思い知ると共に、…守ってやりたいと思った? 史郎:というか、救ってやりたいというかねぇ? 史郎は根っからの理想主義者ですからね(笑) GM:なるほど。目の前の悲しい顔をした少女を、救ってあげたい、と。    今史郎はそう思ったわけだ。 空音:じゃ、じゃあ、無理に明るく振舞って、「さ、史郎、先に進もう?」って。    今にも泣きそうな顔で…無理に笑顔を作る。 史郎:「…あ、…ああ…。」と、空音の声に涙をぬぐって立ち上がる、っと。    まずはそこでのんきに寝てる奴を起こさないと。 京汰:とりあえず、ポケットをあさる。カードは出てくる? GM:ええ、レベル5のカードを発見します。 京汰:じゃあ、それを掴んで…俺は逆に怒りの形相で。「……これで、あのクソ科学者をぶちのめせるわけやな…。」と呟こう。 史郎:…なんかもう、今素でどういう表情していいのかわかんないなぁ…(笑)    まぁ、物もすんなり手に入ったようなので、その気絶してる奴を見下しながら、「…行こう。」と呟いて、部屋を後にしよう。 GM:では、とうとう、レベル5に進むわけですね。    それじゃあ、クライマックスフェイズに移行しましょう。
Climax Phase
GM:さて、ようやくクライマックスフェイズです。    な、長かった。…軽く一本とかいうレベルを超えている(笑) 史郎:分割されてもボリューム減ってないじゃないですか(笑) 聖 :お前が無駄に行ったり来たりするから。 史郎:見逃せ(笑) GM:シーンは、史郎たちがレベル5のカードを恐る恐る刺し込む所から始めましょうか。    先のシーンとは別シーンなので、侵蝕率を上昇させてください。    また、持続していたエフェクトも効果を失います。 史郎:ぬ、それじゃ《破壊の爪》も作りなおさないといけないか。    …8上昇。 京汰:うう、やっぱり出目は振るわないんだよね。…まぁ、この場合、低い方がいいんだけどね。 空音:9上昇。まぁ、私はこれでちょうどいいかな。88%だし。 GM:では、史郎、扉を開けてください。 史郎:うい。ではカードをリーダーに刺し込むか。こう、全力で腕伸ばして腰引いて、極端な『く』の字型になって通す(笑)    ぴ〜。 GM:な、情けねぇ…まぁ、気持ちはわかるが。    扉はがーっと音を立て、ゆっくりと開いていきます。 空音:…やっとここまで来たね。 京汰:ああ。……あの野郎をようやくぶちのめせるわけや。 史郎:…よし、行くぞ。    何かを吹っ切るように呟いて、先陣切って一歩を踏み出そう。 GM:はっはっは。…扉を開けると、その向こうには1人の男が立っている。    男は手をゆっくりとしたペースで拍手をしながら、笑顔で言うぞ。    「ようこそ、諸君。…このレベル5まで到達できるとはね。」 空音:…ラトウィッジ…!! 史郎:んのやろう、やっぱりわざとほっといて、楽しんでやがったな…! GM:GMも一緒に楽しんでました(笑)    「はっはっは。意外と早い到着だったね。レベル4での実験体との語らいは楽しかったかい?」 京汰:んにゃろうっ!!    既に逆上してる俺は、刀を手に、一瞬でラトウィッジまでの間合いを詰めるぞ。 史郎:俺も怒りの形相で《破壊の爪》を作って突っ込むぞッ!!    「人の命をおもちゃにしやがってェえええ!!!」 空音:史郎っ!! 京汰っ!!? GM:では、2人の攻撃がラトウィッジに届こうかという直前、君たちの前に、2人の少女が立ちはだかり…君たちの攻撃を受けとめる。    史郎には氷の方の氷女、京汰には炎の方の火女。 京汰:ぐっ!? 史郎:うおっ!!    そして例によって返り討ちにあう俺ら(笑) GM:がきーんと、一瞬打ち合った君たちだが、意表をつかれたのか、ヒメヒメの攻撃に吹き飛ばされる。    ダメージはないけどね。 京汰:うむ、間合いを取る感じで飛び退こう。 空音:そういえば、京汰、HP3だったね。 京汰:お、おおおおおおおおおおお!? そ、そういえばそうやった!(笑)    ひ、ヒットポイント回復するなら傷薬と宝玉で!!? GM:京汰、落ち着け(笑)    …続けてください。 史郎:とりあえず話には聞いたけど情報もまるで無かったので、俺はヒメヒメの事すっかり忘れてました。    「な、なんだ、コイツら…?」 京汰:この子達が、話してあった女の子や。火女と氷女。双子らしいで。 空音:2人とも…かなり出来ます。 GM:ラトウィッジは笑みを崩さずに「火女、氷女、ありがとう助かったよ…いい子だなぁ、ヒメたちは。」    そう言って、2人の頭を撫でるラトウィッジ。…嬉しそうに目を細めるヒメヒメ。 史郎:ぬああ、厄介なタイプだなぁ。説得しづらいぞありゃ…。 GM:はっはっは、狂信ってのは難しいぜ。現状での説得は無駄だからな。    「父さんは、研究を続けなきゃ行けないんだ。ヒメはあの悪い人をやっつけてくれるかい?」    「うんっ!」「うんっ!」「いい子だ。それじゃあ、頼んだぞ?」    …そう言って、ラトウィッジは奥に進んでいきます。 史郎:なにぃ! この期に及んで無視するつもりかこのやろう!!    ムカツク〜! 素でムカツクからロイスとってやるッ!! とりあえずネガが表で憤慨だっ!!(笑) 京汰:俺もロイス取るで。ポジは執着、ネガは嫌悪。…俺もネガが表や。 空音:私も。…アイツだけは許せない。 GM:はっはっは、嫌われているなぁ、ラトウィッジ。 聖 :少年達は皆純粋だなぁ…(笑) GM:続けよう。…ラトウィッジの姿が見えなくなると、ヒメたちは構えを取り、君たちに対峙する。    事前にエフェクトとかを使いたいなら、今のうちに。 史郎:とりあえず《完全獣化》を…、いや、今回はしない方向で行ってみるか?    もしかしたら装甲値があるほうが有効かも知れないな。 GM:…役に立ってるなぁ。手作りUGN戦闘服。 空音:愛、込めてありますから(笑) 史郎:それに無残に破くと後が恐そうだ…(笑)    ってことで、俺はいいや。 GM:では、戦闘に入りますか。    こちらの行動カウントは2人とも9です。 史郎:くぅ、それでも負けてる、俺って遅ぇ〜(笑) GM:ホントに遅いな、お前(笑)    ちなみに、2人とも未エンゲージです。 京汰:となると、俺やな。空音、何かしておくか? 空音:そうですね。一番最初に《戦いの予感》で行動しておきましょう。    《ポイズンフォグ》《熱狂》《アクセル》で史郎と京汰にダイスボーナスとセカンドアクションを付与しましょう。    …発動成功。 京汰:うし。これでラウンド内は俺ら3人、肉体に+3個ボーナスやな。    …で、俺の番なんやが……攻撃してもええんかな…史郎をチラッと見よう。 史郎:…かと言って黙って通してもくれなそうだしなぁ…、とりあえず待機しとくとか、どうよ?(笑) 京汰:うう、せっかく支援を受けたんだから、攻撃したいんだけど……。 GM:一度殺されておきながら、甘いなぁ、お前。 京汰:せ、せやけど、相手は子供やで? 殺せへんよ。    と、とりあえず、ヒメヒメの後に行動するように待機しておく…。    我ながら情けねぇ選択や…。 史郎:…人は大事な他人が殺されたとき、殺した相手を殺したいほど憎むのだろうが、    自分が殺されたとき、殺した相手を殺したいほど憎むのだろうか…? どうなんでしょう?(笑) 京汰:殺された経験がある人は珍しいしなぁ(笑) GM:まぁ、そんな躊躇いを持ってる余裕がある君らに、ヒメヒメが、接近して攻撃をしましょう。    手を獣化させた火女は京汰に。氷の大剣を持った氷女は史郎に。    「ごめんね、お兄ちゃん。…死んでね。」笑顔で2人は攻撃を加えて来ます。 京汰:う、うおおお、ゲームか何かと思ってるんか、コイツらは! 史郎:…これはむしろ、ハムラビ法典式説得術のが有効かもしれんなぁ…(笑) GM:叩き伏せなきゃ無理か!?    ええと、京汰のほうは22、史郎の方は36です。 京汰:俺は29や!! 史郎:くそ、おしい! 33だ。クリティカル値落とさずに奇跡の回転だったのに(笑) GM:うむ、奇跡の回転だな。装甲値有効で、30ジャストです。 史郎:《赤河の支配者》の出番だな。装甲値引いて実ダメージ20。全部1って事態にならなければ、少なくとも落ちはしない。    おお、俺結構すげえな(笑) GM:ぐあああ…すっげー悔しいな。なんでダメージ30出ても、相手落ちないんだよ…。 史郎:…(ころころ)…お、やった! 一個だけ回った! …(ころころ)…9!! <耐性>は1レベルあるから20ジャスト!    実ダメージ半分減少!! HP10残ったぞ!! 俺すげぇえ!!(笑) 空音:装甲がなかったら死んでたね。 GM:うおおおお…装甲値無視、持っとけば良かった!!    まさか、史郎がUGN戦闘服着たまま戦闘に出るなんて想定もしてなかったし!! 史郎:はっはっは! 愛の力って偉大だね(笑) 京汰:まぁ、俺はさくっと回避したけどな!! GM:ううむ、京汰の方がカッコイイハズなんだが、なんか、史郎に比べてインパクトねぇなぁ。お前。 京汰:が、がびーん!! 史郎:ということで、氷女の氷の剣を受けましたが、割とまだ余裕です。    そのまま氷女に反撃しようか。どっちにしろ100%超えるので、全力で叩かせてもらう。    《亡者の爪》《獣の力》《渇きの主》《血族》を組み合わせて氷女に反撃!!    「悪いが…道を開けてもらうッ!!」 …(ころころ)…命中値27。 GM:ああ、ごめん、当たらない。43です。    回りに回った(笑) 史郎:ぬおお! 伊達にラトウィッジの護衛やってないってわけか。 GM:う、うーん? ダイス7個にクリティカル値8なんだが(笑) 京汰:あれ? 案外…弱い? GM:あ、侵蝕値によるダイスボーナス忘れてた。    もうちょっと上がるわ。 史郎:つまるところGMパワーという奴ですな?(笑)    何でGMやると防御関係のダイス目が炸裂するようになるのか。誰かこの因果関係解き明かしてくれる方いないかなぁ…(笑) GM:つーか、まぁ、史郎が低いんだけどな。    モチベーションはダイス目に著しく影響するから(笑) 京汰:い、意義あり! 27と言えば立派な達成値ですぞ!!(笑) 史郎:でも俺さっき、クリティカル値10で19出したしなぁ…(笑) GM:33もクリティカル値10で出したしな。 京汰:お、俺も、状況を見てるだけってわけにはいかへんな。    コンボ《閃光の太刀》!! …33やっ!! GM:う、こっちは逆に全然回らない。14です。 京汰:攻撃力25!! GM:装甲値無視だったな…うん、結構痛い。 京汰:そしてセカンドアクションや!! 続けて二の太刀を振るう!! 目標は同じで!! GM:か、かもーん!!    回避は24!! 京汰:達成値は28!!    攻撃力は13だ!! …低ぅっ!!? GM:そ、それはまだ耐えるぞ。 史郎:ここは同じ相手に集中したい所だが、多分そう言う状況じゃないだろう。    俺は氷女に攻撃だ。さっきと同じコンボで! …(ころころ)…37! GM:装甲値無視か。…こっちは27。かもーん!! 史郎:一撃で眠ってもらう! 基礎攻撃力18プラス…(ころころ)…ダイス目32!! ダメージ50点ジャスト!! どうよ!? GM:ぐおっ!! そ、それは痛いっ!! が、まだ、倒れないぞ!! 空音:さりげなく、私のセカンドアクション無視されてますけど、一応行動しておきましょう。《ポイズンフォグ》《癒しの水》で2人に回復。    ………あ! ダメだ!! 京汰:ん? いいんじゃん? 空音:ヒメヒメも回復しちゃう!!    ど…どっちかしか、回復できないや……。 史郎:あ、俺イイよ回復しないで。さっきの攻撃当たったから、8点回復して現在HP21あるんで。    さらに次のクリンナップで《不死者の恩寵》使うつもりだから。達成値4以上で全快ね(笑) 空音:…じゃあ、京汰にもいらない気がしてきた(笑)    京汰、ついでだったしなぁ。…まぁ、他にやる事無いし、回復します。まだ100%こえないや、私(笑)    はい、京汰、14回復。 京汰:おおお、全快だ!! 久しぶりの全快だ!!    なにせ、俺、このセッションHPが減った状態がほとんどだったからな!! GM:OPで殺されて、ミドルで蘇生してもらっただけだしね。 京汰:うん、潜入してからはHP3のままだったし(笑) 史郎:…各階の廊下には京汰の血が転々と…(笑) 聖 :血がベットリついたままの顔で探し物とか機械操作とかしてたのか?(笑) GM:…まぁ、そこらへんは、気にするな(笑)    次のラウンドに行こう。 京汰:となると、やっぱり俺からやな。 史郎:いや、ちょっと待て、俺クリンナップフェイズに《不死者の恩寵》使う。    …(ころころ)…達成値17。端数切捨てで8点回復。現在HP全快で23。かもんかも〜ん!!(笑) 京汰:んじゃ、次のラウンドやけど…空音の後に待機しよう。空音10だよな? 空音:うん、9でヒメヒメが動くけど、インタラプトすれば先に動けるよね。 GM:うむ、問題は無いな。 史郎:…どっちにしろ今前線はエンゲージ状態だけどな。俺も京汰もヒメヒメも(ボソ) 空音:ああああああ!! そういえば、そうでした!! ……え、えーと? どちらか片方にしか支援できない……とすると…。 京汰:やっぱ、ここは史郎やろうな……。    史郎の相手にしている方が、HP減ってるし。 空音:ごめんね、けーた! 史郎に《熱狂》《アクセル》!!    100%越えたので、ダイスの数が+4!! 京汰:で、俺がインタラプトで攻撃しよう。《熱狂》がないから、さっきよりも戦力ダウンだが…《閃光の太刀》!! GM:かもーん、回避は25です。 京汰:達成値27だっ!!    攻撃力は24だっ!! GM:うう、こっちも積み重なってる…が、やっぱり倒れないぞ。 空音:ヒメヒメ強いっ!! GM:で、こっちの番だな。カウンターでさっきの相手に攻撃を加えよう。 史郎:何時まで続くかな俺の奇跡…(笑) GM:京汰の方が…13!! 史郎の方が……は、はちじゅうはちっ!!!??? 88だッ!!! 史郎:いきなりついえたな俺の奇跡ッ!! 《赤河の支配者》にも限界があることを知れッ!!(笑) GM:えーと、ダメージは60です。 史郎:装甲値引いて実ダメージ50かぁ…、怒らしちゃったかな?(笑) GM:史郎は氷女の一撃により、吹き飛ばされました。    では、イベントでも起こすかね。 史郎:《赤河の支配者》使うより現実的だよね(笑)    「がはっ!!」氷の剣が俺の腹部を横一線になぐ。その強力な一撃に俺は意識が薄れていくのを感じる。 GM:昏倒状態の中、君は己の無力感を味わっていた。    岬さんを救えなかったこと、レベル4での実験体の事。…これらの事は、君の心に大きな傷を負わせていた。 空音:「史郎っ!!? 史郎っ!!?」     史郎に駆けより、声を荒げる私。…しかし、史郎にはその声も遠く聞こえる…って感じかな? GM:うむ、そんな感じだな。 史郎:…あ、しかしすぐには倒れず腹押えながら、「み…岬さん…」って、どことも定まらない場所に向かって腕を伸ばすかな。    俺自身は目がかすんでて見えてないんだが、たまたまそれは氷女に向かっていたりする。 GM:そうすると、だな。君の中から声が聞こえてくるわけだ。    その声は、禍禍しい声で、はっきりと、君に告げる。    力が欲しいか。」 史郎:ぬお! また謎のイベント発生!?(笑)    「…力…? 力が…、力が…欲しい…」 …俺の中で囁くなにかに、薄れ行く意識の中でただそれに答える事しか出来ない俺。 GM:いや、なんか謎の力持ってるらしいじゃん? だから、それらしい演出を。    「力が欲しいのならば……。」 一同:「くれてやる!!」(一同爆笑) GM:ハモったな(笑)    その声が聞こえると同時に、史郎の中で“なにか”が目覚める!!    BGMはEVA初号機が暴走を始めた時の曲に変わり……。 史郎:じゃとりあえず、ラトウィッジのロイス使って復活な。    …ついでだから《完全獣化》しちゃうか? 虚ろな瞳のまま立ちあがり、やがて瞳が獣のそれへと変わっていく。    出血大サービスで《鷹の翼》も使ってやろう(笑) で、初号機張りに「うぉああああああああああ!!!!」と天に向かって叫ぶと。 京汰:し、史郎……!? 空音:こ、この力は……!? GM:史郎の中に芽生える力!! ええとだな、この時より、史郎に特殊能力を一つ加えます。    クリティカル値を任意の値下げる事が出来ます。その代わりに、下げた分と同値だけダイスを振り、その分だけ侵蝕率が増えます。 史郎:ぶふッ!! なんつう面倒くさい特殊能力をッ!?(笑)    まぁ、とりあえず、復活したと同時に《完全獣化》した俺はヒメヒメの方に向き直る。前にも言ったが外見は悪魔そのものだ。    「…人の子らよ…、我に道を開けよ…。」って、プライバシー保護されてる時みたいな特殊音声で喋る(笑) GM:「う……あ…?」…ヒメヒメは初めて怯えたような表情を見せる。 史郎:どかないならやっちゃうよ〜?(笑)    薄い笑みを浮かべて、氷女の方をなぎ倒すか。フルエフェクトで。ちと侵蝕率が恐いけどな。    …(ころころ)…達成値はぴったり30。 GM:う、当たった…ダメージくれ。 史郎:…攻撃力は36。装甲値無視な。 GM:落ちた…。昏倒状態です。    炎のほうは倒れる氷女を見て、錯乱状態に陥ります。「氷女! 氷女っ!?」 京汰:これが……史郎の…力…!? 史郎:「…お前も行くか…? ともに…」って、今度は火女の方に向き直って構えてみる(笑) 空音:い、いけない! 史郎っ!! やめてっ!! もうあの子達は戦意を失ってる!! 史郎:「…御子柴…空音…? 我の前に立つか…、ならばお前も行くか…?」とかって《破壊の爪》済みの右腕で空音の首を掴んでみたり(笑)    締めはしないけど。相変わらず俺は薄笑いを浮かべている。 空音:「し、史郎……!」 史郎:………、    「我の邪魔をするな…、御子柴空音…」とかいって、唐突に空音にキスをしてみよう(笑) 空音:なんでー!!!? GM:つーか負の衝動止める気ないな、この男。 史郎:いや、なんかこういう、「天一つ高い所から見下ろしてる恐い人」って玉にこういう事するだろう?(笑) GM:うん、わからんでもないけど、いつまでやってるつもりだ(笑) 史郎:うん、そろそろやめる(笑)    …でもその前にせめて空音、リアクションしてくれ(笑) 俺もどうしていいかわからんだろう(笑) 空音:う…だって、今の史郎は史郎じゃあないんでしょ? 外見も中身も。    涙目になって…史郎を振り払います。 史郎:「我の邪魔をするなよ、御子柴空音…?」    ニヤッ、と笑って空音を見やった後、火女の方に向き直って、爪を振り上げる。    「…泣く事は無い。すぐに後を追える。痛みも…苦しみもない…ただ、心地よい深遠の底へ落ち行くだけ…」 GM:「ひっ……。」小さく息を呑む火女。 空音:う、見てるわけにはいかない!! 史郎の腕を掴んで邪魔をする!! 史郎:…っと、それではそこで俺の体がガタガタ震えているの気づいてもらいましょう、御子柴。    「…や…め…ろ…、や…め…ろ…」ってうわ言のように呟きながら。 空音:史郎っ!! 史郎っ!!!    ああああ、恥ずかしいけど、でもやるっ!! 今度は私から史郎にキスする!!! 史郎:なにぃい!?    俺生還者持ってるから別にそこまでせんでもッ!!??(笑) 空音:演出ですっ!! それに貴方にそんな事言われたくありませんっ!!(爆笑) 京汰:ああ、俺、いらん子やなぁ…。 聖 :ま、面子が悪かったな(笑) 史郎:ちょっと待て〜、お前のキスで間が冷めるってなんかやだぞ俺〜(笑)    …まぁ、でもそうは言ってられないな。とにかく心の中で俺は、必死でこの謎の意識と戦っているのです。    「やめろ…、やめろぉおお!!!」って、ですから空音のキスには俺自身は全く気付いてません(笑) GM:お前、情け無いなぁ(笑) 空音:というか、人にリアクション取れとか言っておきながら自分は無視ですか!! 史郎:これが後々生きて来るんだよ。とりあえずこの事実知ってるのはこの場にいる「俺以外の全員」ってことで(笑)    で、とにかく俺自身はなんとか意識を押え込む。    「…面倒な…意識だ…。まぁ、いい。いずれ…」…ってとこで《完全獣化》が解ける。瞳も元に戻る。    「…みこ…しば…? 俺は…」 空音:「史郎っ!?」    え、ええと…私、史郎に抱きついてるんだけど(笑)    そんなことを全く意識せず、史郎に抱きついたまま、安心して泣き始めよう〜。 史郎:「うおっ! み、御子柴!? アホ!? 暑い! 苦しい!! 暑苦しい!! 離れろ!!」(笑) 空音:言うに事欠いて、この男は…。    「心配させたんだから、この位文句言わないのっ!!」…そう言って少し離れて拗ねます。 京汰:……そろそろええかなぁ、お2人さん。 史郎:「お、おお、京汰。…俺、どうなったんだ? 確か、腹切られて…って! そう言えばあのガキどもはッ!?」って当たりキョロキョロ。 GM:ええと、見ると、恐らく火女が引きずって行ったんでしょう。廊下に血の線が引かれております。 史郎:ラトウィッジの方にでも行ったか?    「く、俺達も行こう!」 京汰:…それもそうやけど、史郎、大丈夫なんか? 史郎:…一応、意識ははっきりしてるみたいだ。というか、俺自身何が起きたかよく分からんのだが。    なんか、俺の知らない所で、何かどす黒いものが心の奥に沈殿していくような感覚があって、    「俺の体を乗っ取るな」って、必死になって叫んでいたつもりだったんだが…。 京汰:…神妙な顔持ちで歩いていこう。 空音:……なんか、気まずそうに後ろをついてきます。 GM:では、血の跡を辿っていくと…一つの部屋にそれは続いています。ドアも開いていますね。 史郎:注意深く進んでいこう。    一応《破壊の爪》は解除してないけど、なんか今となっては使いたくないなぁとか思うな。 GM:中に入ると、ですね。そこは天井高くぶち抜いた…実験場になっています。    ラトウィッジはその奥のほうにいます。ヒメヒメもね。 史郎:むう、身を隠せる場所はないか? GM:まぁ、物はいっぱいあるでしょうから、隠れる事も出来なくはないが。 史郎:つか、天上ぶち抜いて何があるんよ。    ラトウィッジは何やってる? GM:ええー…でっかい謎の緑の液に浸されたシリンダーとか。    耳を済ますと、こんな会話が聞こえてくる。    「父様! 氷女が!! 氷女が!!」「…やられたか。…榛名史郎は覚醒したのかね?」「え…?」「榛名史郎はどうだったのかね?」    「え、え…ば、ばけもの…。」「ふむ。……倒しきれず、やられたわけか。役立たずが……。」    男は火女の首を掴み、片手で持ち上げています。 史郎:ぬおう! 自分から言っといてなんだがとっさに飛び出して叫んじゃおっかなッ!!    「やめろぉおおおお!!!」 京汰:俺もそれに続くで。 GM:では、それに気付くと、ラトウィッジは火女を君の方に投げ飛ばします。    「くれてやる。役立たずはいらん。」 史郎:ぬおう! ラトウィッジ! なんて絵に描いたような悪役像なんだッ! すごくモチベーション維持しやすいぞっ!!(笑)    「うおわッ!!」不覚にも真面目に驚いてしまう(笑) でもしっかりキャッチ。 GM:はっはっは。とことん嫌われていいキャラは楽だなぁ。    「榛名史郎…ついにその力に覚醒したようだな。赤の王や、ジャバウォックの目論見通りとなったわけか。」 史郎:「てめぇ! どこまで人を勝手にいじりゃ気が済むんだッ!! 人はテメェのオモチャじゃないんだぞッ!!!」 GM:「…人は、か。…ならば、化け物はどうかな?」    イヤらしい声で、ラトウィッジは君に問いかける。    「こと、進歩の為ならば、犠牲と言うのは必要なものではないのかな?」 史郎:意図的に被害者を作ればそれは犠牲とはいわねぇんだよッ! テメェが言ってるのは自分勝手に言葉を摩り替えただけの、    ただの言い逃れだッ!! 京汰:犠牲が必要だってのには反対しない…せやけど、犠牲者には最大の礼を尽くすのが筋ってもんやろ!!    お前のは単なる好奇心による実験や!! 空音:…ラトウィッジ…貴方はその「犠牲」を払って、何を為そうとしているのですか。 GM:「いいだろう。ここまで来た報酬代わりだ。少しは君たちに教えてあげよう。」    ラトウィッジはゆっくりと言葉を続ける。    「…君たちはここに来るまでに実験体を見たな?」 史郎:実験体…? …あの、4階の実験室の…? GM:「そうだ。それにレベル2の資料室にあった廃棄体のことでもある。」 空音:…思い出して、イヤそうな顔をしましょう。 GM:「あれらの実験体は、ただ一つある物を作り出す為の犠牲だ。」 史郎:…思い上がりも甚だしいと思わねぇのかよ。このゴミが… GM:「思いあがり? はっはっは。科学者とは神に近づく事を目的とした人種だぞ。誰に向かって言ってるのかね?」 史郎:「今俺の目の前にいる心底ムカツクゴミ野郎だよ!!」    ビシッ! と指差していってやるぞッ!! 「指差し確認してくれるぜッ!! テメェだテメェッ!!」(笑) GM:「面白い。」…ゆっくりと、ラトウィッジは史郎に向かって近づいていきます。 史郎:爪を構えて向かいあう。 GM:「私が作っているものはな…新たなオーヴァード。…次世代オーヴァードだ。」 京汰:…セカンドエイジ…? GM:一歩一歩史郎に近づきながら、続けるラトウィッジ。    「君たち旧世代に我々が開発している“あるウィルス”を注入する事により、“より制御しやすい”レネゲイドウィルスを作る。」 史郎:…開発している、“あるウィルス”…だと? GM:「まぁ、まだ安定はしていないがね。失敗作と成功作の確率は7:3と言った所か。」    君が周りを見まわせば、レベル4で見たような実験体がいっぱいあります。そういえば。 史郎:…そんな物…、なんの為に… GM:「世界の安定のために…とは言わんがね。…可能性を発見したからには追求してみたくなるだろう?    なに、単なる好奇心さ。“なんの為に”? …違うな。追求こそが目的なのだよ。」 空音:…狂ってる。 史郎:…好奇心自身を否定する気はねぇし、自分の目指した高みに近づく為って気持ちもわかる…。    だがなッ! それで他人の人生まで自分勝手に扱っていい理由にはならねぇッ!! GM:ついぞ、君の前に、ラトウィッジは立つ。    「ならば、止めてみせよ。榛名史郎。」 史郎:「つぶさせてもらうさ…、遠慮無くなッ!!」    お互いに接近距離で向かい合う。ある意味奇妙な光景だが、すぐにその均衡は破られる。    右腕の爪でラトウィッジに攻撃をかける。 GM:では、攻撃しようとした瞬間、君はいきなり吹き飛ばされる。 史郎:なにぃ!? 空音:「史郎っ!!?」…さっきからこればっかり(笑) GM:<RC>系の攻撃ですね。    「楽しみにしているよ、榛名史郎。…今日の所はここまでにしておこう。私の敗北だな。    勝者は賞品を持っていくがいい。」    と、ラトウィッジが指差した方向に岬さんが繋がれている。 史郎:ぬ、聞く機を逸したか。    「岬さんッ!?」思わず叫ぼう。 GM:奥の瓦礫に埋ったまま史郎は叫んだ(笑)    「喜べ。彼女は“成功作”だ。…レベル4の実験体のように廃棄せず済んでよかったな。」 京汰:ホントに物のように扱うんだな…。 史郎:口元から伝う血をそのままに、ラトウィッジの方を睨みつけよう。 GM:「さて、ここも廃棄せねばな。UGNの連中に研究内容を渡すのも癪だ。」    そう言うと、ゴゴゴゴゴゴゴゴ…と、施設が揺れ始めます。 史郎:ああ、やっぱり崩れるんだ(笑)    「何をしたッ!? ラトウィッジ!?」 GM:「逃げるならば急ぐがいい。あと20分でこの研究所は爆破される。」 史郎:なんだと!? まだ中に他に人がいるだろうッ!? GM:「大事の前の小事だよ。…では、私はここで失礼する。」    そう言うと、ラトウィッジの回りの空間が歪み…その歪みの中に彼は消えて行く。    「再会を楽しみにしているよ。」という捨て言葉を残して。 史郎:…これ以上戦闘にならなくてよかった(笑)    とりあえず岬さんを鎖から解き放とう。…そう言えば火女はどうなったんだ?(笑) GM:生きてますよ。見捨てられた事によって放心状態ですが。    さて、時間カウントしてようっと。 史郎:ぐほう! 急いで上がる事もそうだが…、ねぇ、ここの所員に爆発の事知らせた場合、    素直に逃げると思う? それとも無視して俺捕獲に動くと思う?(笑) 京汰:警報は鳴ってるよね? GM:それはね。一応、研究所が爆破、というアナウンス自体は流れてますし。    「緊急事態、緊急事態。当研究所は20分後に自爆します。研究員は速やかに持ち場を廃棄し、脱出して下さい。」 京汰:……どうするか。史郎は岬さんを、俺はヒメの片方を。空音はもう1人を。……これ以上は無理やで? 史郎:まぁ、幸い今の所他に運ばなければならないような人もいないが。    問題はこのまま素直に階段なり使ってもいいかどうかだな、俺らが。 京汰:考えてる時間は無い! 深夜やし、人は少ないはずや。さっさと脱出するで!!    階段がつかえないって事は無いやろ? GM:ええ、問題は無いです。 史郎:よし、そうだな。    岬さんをおぶって、「急ごう!」って走り出す。 空音:うんっ!! GM:では、レベル1にまで階段で来ました。残り10分ちょっと。 京汰:レベル1から上に行く為にはエレベーターやったっけな。 史郎:ここからだけはな。エレベーターは使えそうか? 前には逃げ遅れの人がごった返してたりとかしない? GM:いえ、施設事態に残ってるのは20人ちょっとですから。 京汰:……あああ…ああああああ…思い出しちゃった…史郎、レベル4で史郎が気絶させた研究者……。 史郎:………ああああ〜〜〜、…5階からここに上ってくるまで10分…。    なんとかなる! 京汰行け!!(笑) 京汰:俺か!! …分かった。史郎、力あるから、ヒメと岬さん両方運べるよな? 史郎:マジ行くのッ!?(笑)    「…行くのか? 間に合わないかもしれないんだぞ? それに、助けた所で、価値の無い人間だぞ?」 京汰:「罪を償わせる!! あの実験体の男の為に!!」    それ以上の言葉は交わさず、ヒメを置いて、俺は駆けぬけるぞ。 史郎:じゃその後姿に向かって、「京汰ッ!! 俺の夢は、お前がいなけりゃ叶わないんだからなッ!!    一人でも欠けられないんだからなッ!! 必ず戻って来いよッ!!」と叫ぼう。 京汰:お、お前、俺を殺す気かっ!!?    そ、そんな事言われたら…!!! GM:数日後、瓦礫の中から京汰の遺体が発見された…。 空音:「そんなっ! 京汰っ!! 帰ってくるって約束したじゃないかぁッ!!!」と号泣する史郎。 京汰:…って事になるじゃないかッ!!(一同大爆笑) 史郎:………ウフフ、川原ワラワラ…(爆笑)    いやいや、大丈夫だよ京汰。これが空音だったらそうなったかもしれないけど、お前なら大丈夫。    同性の約束は約束として果たされるのが普通だ。異性の場合はその限りではないが。…無論保証は無いが(笑) 京汰:…ち、畜生!!    ダッシュで助けてくるぞ!! GM:では、カメラは史郎の方を追いましょう。 史郎:京汰が降ろしたヒメを一緒に担いで、エレベーターに乗ろう。    で、開くボタン押しっぱなし。 京汰:う、待っててくれるのか…でも、5階で待っててくれる方がありがたいんだけど。 史郎:あ!! なるほど!! 気付かなんだッ!!(笑)    携帯で連絡しようかッ!? 地下じゃ通じないかッ!?(笑) 京汰:あ、レベル4だから地下4階か。    …まぁ、いいよ、戻って来れたでいい? GM:ええ、いいでしょう。残り時間1分。 史郎:京汰ッ!? 急げッ!! 京汰:おうっ!! 乗って、脱出するで。 GM:では、脱出して…ビルから離れた所で大爆発が!! 京汰:では、ハリウッド映画張りにジャンプして爆風を背中に浴びます(笑) 空音:ヒメを守るように抱きかかえます。 史郎:岬さんとヒメを両腕に抱えてジャンプします。 GM:うい。…紆余曲折ありましたが、無事脱出できました。 京汰:…ひぃ、ひぃと息しながら、史郎に言いますよ。    「最後に…1人だけでも、助けられた、よな、史郎。」 史郎:ああ、俺達の手で、確実に四つ、命がすくえた…。    お疲れ様だな、京汰。 京汰:お疲れさん。と史郎の手を叩き…その場に倒れこむ。 空音:…それじゃあ、2人に《癒しの水》をかけましょう。    「お疲れ様。2人とも。」…苦笑にしかならないけど、必死で笑顔を作ろうとします。 史郎:「…ああ、つかれた…」    って言って、俺もそこに倒れ込むか。大の字になって。 空音:それじゃあ、その倒れた「榛名史郎」のほっぺたに、キスをしましょう(笑)    「おかえりなさい。」ってね。 GM:わははははは、それじゃ、史郎が反論を挟まぬうちにクライマックスを終了しましょう!!
GM:そんなこんなで恐怖の侵蝕率減少タイムだ。 史郎:…俺は生還者だ! 生還者なんだッ! あの妙な意識に体乗っ取られてたまるかぁあ!!(笑) GM:さて、じゃあ、一番低い空音さん。 空音:22減少、79%です。 GM:では、次、京汰君。 京汰:うう、不安だから空音に取っておく。…84%…あっぶねー…。 史郎:現在134%!! 不安なんて生易しいもんじゃねぇので京汰とヒメヒメにロイスを取るッ!!    ダイス8個で35%落とすッ!! …落ちるかなぁ…?(笑) GM:…大丈夫だと思うが…まぁ、経験点0にするっていう救済措置もあるし。 史郎:よし! いくぞお!! …(ころころ)…、10…、20…、30…、    よし! 44%減少!! あっぶね〜…(笑) GM:うおおおおお、よく生き延びた。    それじゃ、憂いも無くエンディングに行けるな。
Ending Phase
 数日後。  放課後の教室に、史郎と京汰は呼び出される。  空音から事後の説明があるらしい。  これからのこと、今までのこと。  漠然とした不安が、2人の間をよぎる。  俺たちは、いつまで俺たちでいられるのだろうか、と。 GM:エンディングフェイズ…ですが。    どんなシーンか、希望はありますかな? 史郎:とりあえず、岬さんとかヒメヒメとか、4階の研究者とかがどうなったのか知りたい。 GM:ふむ。……では、3人まとめてのEDにしましょうか。    放課後の教室って事で。登場は現在の所史郎と京汰。 空音:どんなシーンです? GM:空音がUGNから聞いた情報を2人に伝えるってシーンはどうだ? 史郎:なるほど。    とりあえず我々は、いつもの如く、教室で適当にギターいじったりしてるんだな? GM:うむ、気持ちは沈み気味かもしれないがね。 京汰:……アレが、俺らに出来る精一杯やったんや。 史郎:…みすみす、目の前に捕らえていたのに、あのラトウィッジを、逃がしちまうなんて…。    俺に、もっと力があれば…。 GM:と、いうところで空音が教室に入ってくる。 空音:お待たせ。 GM:んで、その後ろから1人の男…目つきの悪いUGNエージェントが現れる。    …名を久我山里未と言う。 一同:里未だ!!(笑) 史郎:里未、外伝時17だったはずだから…、今21か。成人式やったのかぁ(笑)    「…御子柴。…だれだ? この人は。」 GM:「UGNエージェント久我山里未。諜報部に所属している。」…ぶっきらぼうに里未は言う。 空音:あれ? チルドレンじゃなかったっけ? GM:21になってもチルドレンと呼ばれるのはいやだし(笑) 史郎:なるほど(笑)    「…久我山、里未? …諜報部のエージェントが、わざわざ、何故…?」 GM:「今回の後始末でな…全く早まった事をしてくれたもんだ。貴重な資料を…わざわざ灰にしやがって…。」    ぶつぶつと、文句を言う里未(笑) 京汰:苦労してるんだなぁ(笑) 史郎:その様子に、ちょっとムッ、としてしまおう(笑)    「行った先がたまたまああいった所だっただけですよ。俺は俺自身として、当然の行動をとっただけです。    資料が燃えたのは結果論に過ぎません。」 …そういえば、俺、ほんの少しだけだけど資料持ってきたよな? ポケットに詰めて。 GM:「キチンとUGNに報告して然るべき手順を踏んでから攻め込めよ。プライベートじゃねぇんだぞ、この問題は。    全く、事の重大さを理解してねぇな? お前は。」    えー、持ってきた資料は解析中です。 史郎:そして押し黙る俺(笑) GM:「まぁ、済んじまった事は仕方ねぇ。…それにそう言うガキはキライじゃねぇ。部下には欲しくないがな。」 史郎:…俺もアンタみたいなのは上司に欲しくないね(ボソ) GM:「んじゃ、お互い同意が得られたところで。…何が聞きたい?」 史郎:岬さんは、どうなんです? 大丈夫なんですか? GM:「ああ、命に別状はねぇ。レネゲイドも安定してるし…むしろ好調といっていいかもな。次世代オーヴァードだったか?    アレの影響かもな。まぁ…暫くはUGNからの取り調べで忙しくなるだろうが。」 史郎:「そうか…、よかった…」、安堵の表情を見せよう。 空音:神無ヒメは? あの子達はどうなったの? GM:「あいつ等か……あっちはやばいかもな。信じてたものに裏切られ、捨てられたんだ。…時間が解決してくれればいいんだがな。」    苦虫を噛み潰したような表情で、里未は言う。彼もラトウィッジについての報告は受けてますからね。    心底気に食わなそうな表情です。 京汰:う、里未実はいい人? GM:「いい奴」かな(笑)    面と向かっていうと怒って否定するが。…子供好きなんだよ。    「現在はUGNで保護してるが…実の親がどこかにいるかもしれない。今はそれを探し出そうと思っている。」 史郎:ラトウィッジの奴は、どこに行ったのかは分からないんですか? GM:「それは掴めていない。神無がキチンと話が出来るようになれば、つきとめられるかもしれないがな。    だが、現状では無理だろうな…あの状態じゃ。」 空音:どんな状態なんです? GM:ふむ……まぁ、ある意味精神病ですな。心がやられてる。    体の傷はそんなに問題無いんだが。 史郎:後で会いに行ってみるか…、いや、俺が行ったら逆効果かな?(笑) 京汰:恐怖を植え込んだ対象ではあるかもしれんが。でも、あの状態の史郎とは別人やからなぁ。 空音:そういえば、史郎の「覚醒」について、私達は報告したんですかね? 京汰:…俺は少なくとも黙ってようと思った。 空音:…同じく私も。…恐らくはこれは史郎が解決すべき問題だと思うから。 史郎:話せるほどのことを把握してない(笑)    1話が終わった段階で、おっさんがどれだけ話したかだな。 GM:1話…? ああ、あの正体不明の力。アレは報告してるだろうけど。    だから史郎が特別扱いされてるわけだし、現状で。 史郎:そういえばそうか。    じゃあ、俺自身は話そうか話すまいか迷ってる、って所かな。 GM:うむ…このくらいかね? 聞いておきたい事は。 史郎:…これくらいかなぁ? 空音:…かな。なんかある? 京汰:…あの研究員はどうなった? GM:あの研究所の所員は、全てUGNに捕獲されました。    レネゲイドの事を公表する事は出来ませんから、公式に裁くことは出来ませんが、いずれ何らかの措置が取られるでしょう。 史郎:そこから俺が狙われてる真意とか分かるかね? GM:ああ、やがては分かるかもしれないね。    次回のOPとかに使えるかもしれない(笑) 史郎:そんじゃそれだけ聞いたら、もう一度、「…よかった」とボソッと呟いて、ふと夜空を見上げる。 GM:夜空…教室の窓から見るわけか。    「さ、俺の出番は終わったかな。」…里未はそう言って退出しようとする。 空音:あ、わざわざすいませんでした。 GM:「いやいや、…それじゃ、あとはお姉さんの出番だな。」 京汰:え? GM:そう言って、里未は教室から出ていく。    それと入れ替わりにはいってくるのは……。 史郎:…お姉さん? GM:「史郎君。こんばんわ。」…ちょっとおどおどとした感じで、入ってきたのは…志藤岬。    憑き物が落ちたように、すっきりとした表情で、少女は笑う。 史郎:ほう。    「岬さん…岬さん!」一瞬驚いて、すぐに駆け寄ろう。「よかった! 岬さん、もう大丈夫なんですかッ!?」 GM:「ん、おかげさまでね。」 空音:う……? しまった、なんか、不利な展開になったかも。 史郎:両手を握って、心底嬉しそうな顔を見せるか(笑)    「よかった…、本当によかった、岬さん!」 …俺ぁ本当に岬さんが好きだったらしいな(笑) 空音:……ぶー…………ま、今日の所は許してあげる。    そう、小さく呟いて、…史郎の足を軽く蹴る。 京汰:わははははは。いいねぇ、青春だねぇ。    (ふと気がつく)…………お、俺だけかやの外だよっ!!(笑) 史郎:…と言っても俺もこれ以上やる事が無いんだが…(笑)    「もう、大丈夫なんですか? …その、レネゲイトとか、事は…」 GM:「もう大丈夫。……もう、大丈夫だよ、史郎君が助けてくれるでしょ?」    はにかみながら、岬さんは言うぞ。 空音:う、それ以上は許せない!!    後ろから史郎の背中を睨んでよう!! 史郎:う、なにか、ジャバウォックや赤の王以上の殺気を背中からピリピリ感じるぞ…?(笑)    「あ…、あ〜、よ、よかった…、と、とりあえずこのままここにいるのもなんですから、ひとまず、帰りましょうか? ね?」(笑) 空音:あー! あー! 史郎! もういいでしょ!    岬さんも病み上がりなんだから無理出来ないしね! さ、帰ろ帰ろ!! ほら、けーた! 何してるの! お客様のお帰りよ!!(笑) 京汰:あ、あ、…おう。 史郎:…そう言えば岬さんはどこに帰るんだ? 家なのか? それともUGN関連の施設ッつーか寮ッつーか、そういうとこ? 空音:はいはいはいはいはい、それじゃ、みんな帰るわよっ!!! GM:では、そんな空音と史郎を見て、岬さんはくすり、と微笑む。嬉しそうにね。    ちなみに岬さんは今はUGNの施設に帰ります。まぁ、そんなドタバタとしながらも、君たちは4人で仲良く帰宅するわけですな。    「それじゃ、史郎君、帰ろうか。」と、腕を掴んで。 空音:うがー!!! あたしなんて史郎とキスしたんだからぁっ!! もう片っぽの腕を掴んで反対側の岬さんを威嚇しましょう!! 京汰:…お、俺、一人で帰る……(とぼとぼ) GM:わはは。では、そういったところで、このシナリオを終えようと思います!!    ひとまずお疲れ様でしたー!!! 一同:お疲れ様でした〜。 史郎:………なぁ、俺ってもしかして、傍から見たら二股かけてる? GM:もしかしなくても、その通りでしょ。  どうしようかと、戸惑いの表情の史郎。  岬さんに威嚇を続ける空音。  何食わぬ顔で史郎の腕を取る岬さん。  …少し後ろで食傷気味の表情の京汰。  日常は、既に崩壊しているのかもしれない。  …しかし、今ようやく手に入れたこの日常は、大事にしていきたい。  漠然とした不安を抱えながらも、榛名史郎は今、この両手にある幸せの重みをかみしめていた。 Double Cross Mission03 Side A / Hansel und Gretel fin
GM:…と、言うわけで、これからSideBの収録を始めるわけだが…時間がかなり押してるな……。    しゅ、終電の覚悟を……。 アヤ:えええええええ!?? 聖 :ははは、私はノープロブレム。地元だから大丈夫。    …と言っても大人組はラブコメとか謎のイベントとかそういうのが無いから、さほど長くはならんだろう。 史郎:一応こっちが始まる前も似たような見解だったんだがな…(笑) GM:…ラブコメは無くても…謎の陰謀はあるかもしれません…。    とりあえず、ですね。史郎たち3人は、近くのコンビニに行って、俺様たちの食事を確保してきなさい(笑) 空音:…うわ、…了解。 史郎:じゃあ、ちと休憩とって、そのうちに行ってくるか。 GM:にひひ、よろしく。とりあえず、SideAの皆様はお疲れ様でした〜。 京汰:お疲れでやんしたー。    …おお、幸せになりたいよぅ…。 GM:お、俺はパンは苦手だって言っておいただろぅ!? 空音:あれ? そうだっけ?
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