「おはようございます、皆様。近頃(挨拶)と付けるだけでなんでもあいさつ文になってしまうと言う日本語の現状を
 憂う会、S玉県K谷市S広支部、支部長のGMです、皆様いかがお過ごしでしょうか(挨拶)」

「挨拶なんじゃねぇかよ、結局(笑)」

「本部はどこだ本部は(笑)」

「本部は南カンボジアにあります。」

「NGOだな?」

「日本語の現状憂いてんのになんで本部が外国にあるんだよ(笑)」

「何を言う。文化というものは、むしろ本人よりも無関係の人が保護などを訴えるのだぞ?
 ハワイなどは今、キカイダーブームなのだ。」

「関係ないっ! …わけでもないっ!?(笑)」

「キカイダーだねぇ(笑)」

「まぁ、そんなわけで、日本語の魅力を外国かぶれの日本人に教えてやろうと始まったこのコーナー。」

「…そんな趣旨だっけ?」

「もうなにがなんやら…」

「第1回はキカイダーか。また微妙な所から入るなぁ(笑)」

「何を言う! 石ノ森章太郎と手塚治虫と藤子不二夫は日本の文化に多いに貢献した伝説の男たちだぞ!」

「そもそも挨拶がなんたらだったんじゃないのか?」

「私らはDXをやりに来たんだと思いましたが?(笑)」

「なんかいろいろ錯綜しておりますな(笑)」

「さぁ、楽しい楽しい、ダブルクロスで日本語の魅力に迫ろう!
 それじゃ、一同、成長申告といきますか。」

「なにか違う〜(笑)
 え〜、榛名史郎、《巨人の生命》と《獣の力》を2レベルに。まだ積極的に力を使わないので、無意識的に使うものって事で。
 あと、《鷹の翼》を取得。ただデータは《鷹の翼》だけど、生えるのは蝙蝠とか、いわゆる『悪魔の翼』系で。」

「ヴァンパイア系ですな。…地味な成長だねぇ。」

「うっさいな(笑)」

「では、次は俺ー。霧島京汰、《エンジェルボイス》と《風の渡し手》を取得。あーんど、肉体を1上昇。以上。」

「どんなエフェクトだっけ?」

「ええとな。《エンジェルボイス》は俺の声を聞いたらみんなメロメロになってしまうというステキボイスが出るエフェクトやな。
 んで、《風の渡し手》は自分が選んだ人間だけに声が聞こえてしまう能力や。」

「誰に使うんじゃい(笑)」

「朝な夕な愛しの史郎にラブコールを…(笑)」

「つかわんっ! つこても面白くないっ!(笑)」

「イメージ重視ですな」

「それがあると俺よりボーカルとしては有用なのでは…(笑)」

「元より、ハヌマーンに音で勝てる所以もないんやけどね。まぁ、ダブルボーカルで頑張ろう。」

「くう、PC間ロイスでお前に当たったらネガティブ感情で嫉妬取ってやる(笑)」

「…音楽には使わんよ? それは“人間”としてのプライドや。」

「いやぁ、それでもそういう能力持ってて歌がヘタってこともないだろうし(笑)」

「<交渉>はうまいが歌は下手(笑)」

「そんなわけあるかいっ!(笑)
 まぁ、人間としての自分としては…まぁ、そこそこに。」

「関西弁は歌には影響ないのか? 少しなまってるとか(笑)」

「あらへんっ! 俺は元々ここの出身なんや(笑)
 というか、次行け、次(笑)」

「あ、そうでした。空音ちゃん、前回取ってると思ってたら実は取ってなかった《アクセル》それに回避用の《ミラーコート》
 あと、演出用に《シャインブレード》を取得。以上!」

「《シャインブレード》ぉ? あれ、白兵用じゃん。」

「演出用です。白兵用ではありません(笑)」

「空音ちゃんが光の剣を使うのか…、むう、ちょっと萌え(笑)」

「光の剣を使うのは萌えだが…、ただ単にぶん回してるだけだったら萌えないなぁ…(笑)」

「あ。では訂正します。《ミラーコート》を削除して、《全知の欠片》を1レベル取得します。これで多少剣の心得があることに。」

「…微妙だぁ…。ノイマンもそうだが、知ってるのと扱えるのは違うんだぞ?(笑)」

「いいのです。あくまでも“多少”です。護身用なのですから。
 どこかの天城蛍介クンのように、接近されると急にかっこ悪くなる事がないようにとったのですから。」

「だかまし!!(笑)」

「今回は敵が遠のくと急にかっこ悪くなるしなお前(笑)」

「うるさいってばさ!!(笑)」

「まぁ、器用貧乏と言うか。オールマイティに行きますよ。あくまで私は補助ですしね。」

「確かに萌えなので問題ありませんな。では、次。」

「次。アヤですね。肉体を1上昇。これで肉体は7です。そして、《鍵いらずの歩み》と《ヒール》を取得。」

「りょーかい。では次。」

「え? 私それだけっ!?(笑)」

「面白くも何ともない成長じゃん?(笑顔)」

「肉体の上昇は恐ろしいとまで言えそうだしねぇ(笑)」

「抜かれたなぁ。俺肉体6だぜ、畜生。」

「いや、経験点、あまっちゃいますし。エフェクト取ってもよかったんですが、1点経験点があまるのはなんだか精神衛生上よくないような。」

「ま、いい。どーでも。つぎー。」

「GMに嫌われてる!?(笑)」

「前作も前作だったしなぁ…(しみじみ)(笑)
 さて、最後は俺様だ。俺様は感覚を1上昇、《タッピング》と《機械の声》を1取得。
 これで機械関係にも対応だ。」

「俺は、お前は機械のダメなダメ親父でいて欲しかった…。」

「そんな、しみじみ言われても(苦笑)」

「親父ではありません。年食ってはいますがまだ34です。油の乗ったナイスミドルですよ。カッコイイのです。」

「脂ぎった中年…」

「そう言うとニュアンス違うからやめろ(笑)」

「お前は、全然ナイスミドルじゃないッ!(笑)」

「断言するなぁあ!!(笑)
 ちくしょう!! 絶対にナイスミドルになってやるゥう!!
 キャンペーン終了時の人気投票で『聖さんカッコイイ!』って言われてやるぅう!!」

「……ま、いいや。これで、成長申告終わったぞな?」

「終わったよ〜」

「俺様はナイスミドルなんだぁ〜! おおんおおん!(笑)」

「お前はもう一度、ナイスミドルとはなんなのか、勉強しなおしてきなさい。
 では、タイトルコールといきますか。」



Double Cross リプレイ THE MEAGER

GM:さて。そんなわけで、DXリプレイ第2弾、第2話を始めましょう。 史郎:よろしくおねがいしま〜す。 京汰:お手柔らかに〜。 アヤ:くっくっく。 空音:ふっふっふ。 聖 :はっはっは。 GM:なんか、最後だけコミカルな感じですが。    ええと、まずはなんだっけ。ハンドアウトの確認? うん。そうだね? そうだったよね?(笑) 史郎:どうしたよGM(笑) GM:今日は、なんだか不安定なのだ(笑)    よし、それではハンドアウトを確認しよう。どんなシナリオだっけな…。  榛名史郎  ここ数日。君らは大忙しだった。  なぜならば、君たちのバンドが文化祭でのライブのトリを締めるという大役を任されたのだ。  放課後は毎日練習が入っているし、それにこちらの都合もかまわず、UGNから細かい仕事を任されたりもする。  授業中はもっぱら睡眠時間に当てられる始末だが、これはこれで、充実した高校生活だといえるのかもしれない。  しかし、平穏は破られる。  文化祭を目前に控えた君の前に現れた一人の男。  それは破滅をもたらす者だった。  シナリオロイス: 「獣の目をした男」  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:嫌悪  霧島京汰  祭り好きの魂が疼く。  文化祭。文化祭。  高校生活魅惑のイベント。  史郎たちとのバンド演奏。  クラスの出店。  絶対成功させねばならない。  そう決心する。  誰にも邪魔はさせない。  …そう、オーヴァードにも、ジャームにも。  君は、目の前に立ちふさがったオーヴァードを前に、そう決意した。  シナリオロイス: コードネーム「持たざる者」  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:憐憫  御子柴空音  通り魔事件から1ヶ月の時が流れた。  しばらくは平穏な日々が続いたものの、状況はそれを許さない。  君は再び、柳川から一つの命令を受ける。  「君が通っている学校の中に、おそらくジャームがいる。探し出し、処分せよ。」  シナリオロイス: コードネーム「持たざる者」  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:不信感  上城アヤ  その男は、君に警戒を促すに十分だった。  君の事務所を訪れるのにふさわしくない、殺気を放つ、目。  微塵も隙を見せない身のこなし。  「君に仕事を頼みたい。」  そしてまた、その依頼の内容も君を驚かせるのには十分すぎた…。  シナリオロイス: 「赤の王」  推奨感情 ポジティブ:自由       ネガティブ:脅威  泗界堂聖  久しぶりの、休日だった。  まともに太陽の光を浴びるのは…何日ぶりだっただろうか。  そして、そんな久しぶりの休日に、たまたま葛葉もオフだったことは、幸運としか言いようがない。  この場合、感謝するのは、神にではなく上司の三沢奈緒にだろうが。  そんな久しぶりの休日。  君と葛葉は「ちょっぴりいい雰囲気」に突入していた。  シナリオロイス: 相田 葛葉(アイダ クズハ)  推奨感情 ポジティブ:純愛       ネガティブ:疎外感 GM:んな感じ? うん。多分。 史郎:おお、何か早くも文化祭かぁ! お〜し、歌うぞ〜、歌うぞ〜!(笑) 聖 :いや、まて、それはいい。それより先に気にすべき事があるだろう? ん?    4人はなんかロイスが敵っぽいのにどうして俺だけまた葛葉なんだ? あ〜ん?(笑) GM:不満? 聖 :いや、そうでもない(爆笑) GM:んならいいや。ええと、今回は文化祭7日前から始まります。    なにか、ハンドアウトや今回の舞台などで質問は? 史郎:え〜、結局日時は? GM:10月10日に文化祭。 京汰:体育祭じゃないのっ!?(笑) GM:え、ええ…じゃあ、運動文化祭ということで。 京汰:なんだよ、それはっ!(笑) GM:あ、ええ? ええと、文化運動会? 史郎:GMしっかりしろ(笑) 聖 :まぁ、学園祭って事でいいだろう(笑) GM:まぁ、流石に体育の日には笑えるので、日付は指定しませんが、10月前半と言う事でね。 空音:せんせー。私達の通ってる学校、前作からずっと出てますが、今だ名前、決まってないんですけど。 GM:……そういえばそうだな。…(考える)…F谷第1高校で。私立校ですね。 京汰:F1高校やね。 聖 :スピード狂が集う場所、その名はF1ハイスクール…(笑) アヤ:学園祭には「なんとか祭」みたいな名前がつくけど、…「かっとび祭」?(笑) 京汰:バイク通学車通学OK。…どんながっこうやっ!(←耐えられなくなったらしい) 史郎:なんか古きよき70年代テイストが生き残ってそうな学校やね(笑) 聖 :ツッパリハイスクールロクンロ〜ル!(笑) GM:(机をばんと叩く)…落ち着こう。みんな。  間。 聖 :そ、そうだ、はしゃぐのは文化祭が始まってからにしろ。今はPC間ロイスを取る事が先決だ(笑) 史郎:おおう、そうだったそうだった。 GM:いや、まぁ、必要な設定は今作るべきなんだが。    そうだな。まぁ、PC間ロイスと行こうではないか。    順番は例の如くハンドアウトの下から上へ。史郎→聖→アヤ→空音→京汰→史郎。 史郎:何か前回勢いに任せて親戚にしちゃったからなぁ…(笑) 聖 :お前の親父の弟という事にしようか。お前のお袋は俺の義理の姉(笑) 史郎:それだと俺の名字が榛名なのはおかしかねぇか? 聖 :む…、お前の親父さんは婿養子なのだ(笑) 史郎:まぁ、それはいいや。とりあえずロイス取るぞ。…ん〜、親近感と嫌忌かな?(笑)    表は親近感としよう。 聖 :近しいと感じるのにイヤなのか? 史郎:親近感を感じるから一層嫌忌も感じるんだよ(笑) 聖 :む、なるほど。    え〜、俺様はフェイスレスにだな。そうだな、やはり信頼と不信感だな。表は信頼。 アヤ:私は空音ちゃんに。    信頼と…嫉妬。彼女が羨ましいのです。若いっていいよね?(笑) 京汰:ちょっとまてぃ!(笑) 史郎:てことはあなたの実年齢は結構な所まで…(ぽそ) アヤ:…というのは冗談ですが。やはり闇の中で生きる私とは違う存在なのですよ。    結局、彼女や史郎くんたちは、自分が帰るべき日常を持ってるじゃないですか。それが、羨ましいと言う事で。 GM:にゃるほどねー。暗いね。 アヤ:うるさい(笑) 聖 :む、その光を羨む気持ちはやがて嫉みに変わるぞ。フェイスレス、要注意だ…。 アヤ:そうですよ。一番闇に近いのです。なんてったって、記憶喪失ですから。自分を日常に結びつけるものがないのです。    今は西園寺とかいますけどね。 空音:それじゃあ、西園寺さんが死ぬとやばいんだ。 アヤ:大丈夫です。西園寺は不死身です。 GM:…だから、何者なんだよ。西園寺さん…。 アヤ:生まれは暗殺者の家系。長年、某企業のお抱え秘書みたいな事をやっていましたが、いろいろありまして、私の秘書をやってます。    オーヴァードではありませんが、戦闘能力はオーヴァードに匹敵します。ちなみにワークスは暗殺者。 GM:……何者だ。西園寺。 聖 :サラリーマンの処世術ですよ(笑) GM:忍者かっ! 忍者なのかっ!!?(笑) 聖 :いざとなったらネクタイブレードで戦うぞ! それ行け僕らの西園寺!!(笑) 空音:まぁ、それはいいのです。    次は私が京汰に。友情と、……また恥辱?(笑) 京汰:だから、俺はなにしたんやっ!(笑) 空音:恥辱は可哀相だしね…それじゃあ、憐憫にしてあげる。 京汰:悪化してるわっ!(爆笑) 史郎:…空音、きっと学校で瞬く間にリーダーシップ発揮してるんだろうなぁ…。 聖 :空音のせいで気苦労の耐えない京汰。しかしそれが自分のせいだとはまるで気付かない空音は、    京汰の事を憐れに思う…(笑) 京汰:…みんな敵だ〜〜〜〜!!!(涙) GM:……(いつになったらOPに行けるのだろうと考えている) 京汰:なんか、GMが胃を押さえながらもだえ苦しんでいるので、さっさと次に行こう!    最後に俺から史郎に! ……信頼と不安で。    前回のラストとかを見ると、まだ、なにかあるんだろうなぁ、と。不安に。表は信頼。 史郎:まぁ、なんかいろいろ起こりましたからなぁ。何があるのかなぁこの先。大いに不安だ。うんうん(笑) GM:…いい? PC間ロイス、終わった? 終わったよね? 終わったと言って? ね? 聖 :うん、終わったよ、OKだよ。晴れてOP行けるよ。近頃(挨拶)とつけるとなんでもあいさつ文になってしまう日本語の現状を憂える会の    S玉県K谷市S広町支部長どの(笑) GM:あ、いや。その前に、ちょっと、今回、文化祭だけど、やりたいシチュエーションとか聞いておこう。    シナリオに組みこむから。 史郎:無論ライブだ! 歌うぜ俺ぁ! 俺の歌を聞けェえ!(笑) GM:うむ。それはまぁ、シナリオにいれてあるから。 京汰:(ぼそっと)ミスコン。 聖 :ミスコン!? それはいい!! 是非ともやりたまえGM!! ミスコン!!(笑) GM:ミスコンか。それは面白いな。 京汰:実行委員やっていい?(笑)    こう、関西スピリットと言うか、お祭り好きと言うか。 GM:ううむ。OKOK。ミスコン実行委員長で(笑) 聖 :く、ミスコンかぁ。くそう、やはり学生でないのは不利だ! こう言うイベントに確実に遭遇できる保証がないのは!!(笑) GM:まぁ、学園祭自体には誰でも入れるし。    警備とか、口実はつくでしょ。 聖 :お、おお、そ、そうか! そうだよな、お嬢様学校とかじゃないんだから、専用チケットとかいらないよな。    ふう、お前等がバカで助かったぜ。礼を言う(笑) 史郎:黙れ(笑) GM:まぁ、女子高とかじゃない限りはねぇ。    他にはあるか? 希望は。 聖 :キャンプファイヤーとかは? 打ち上げか。 GM:後夜祭…いい。凄くいい。    やりましょう。やりますとも。どうなるかは分からないが(笑)    まぁ、ここらで、時間の都合もありますし、OPに行きましょう。 史郎:…今回話として成り立つのか? 何か文化祭だけで終わりそうな予感が…(笑) 聖 :まぁ、なんかコードネームだけで出てくるのが三人もいるみたいだから、なんとかなるでしょう(笑) 史郎:ここまで来ると逆に出てきて文化祭壊されるのもやだな(笑) GM:学園で一人でも死人が出ればおしまいと思いねぇ(笑)    それじゃ、OPだー。
Opening Phase
 空高く、どこまでも澄み渡る空気。  少し肌寒くなってきたこの季節。  夜の公園で、史郎は一人、公園で佇む。    そんな史郎の前に、季節外れの亡霊が、現れる。  獣の目をした男。  それは、圧倒的な暴力を持ち、全てを屈服させるほどの男だった。 GM:さて、まずは主人公のOPで行きましょう。 史郎:うい〜す。まずは侵食率を上げてぇ…。    いつ、どこかな〜? GM:秋。空は高くなり、段々と寒くなる季節。文化祭の準備やらなにやらで結局夜遅くまで学校にいた君は、ようやく今、帰路についていた。 史郎:10月、もう日の落ちるのも早い時期。辺りは既に真っ暗になっている。そんな中で俺はいつものように、    公園でコンビニ産のおでんを頬張っていた(笑)    「はふう、寒い時にはおでんに限りますなぁ〜」(笑) GM:平和だっ!(笑) 京汰:きっと、俺らは公園の前で分かれたんやな。「また明日ー」とかゆーて。 史郎:俺は今日も今日とて駅前でストリートライブだ。その前の腹ごしらえです(笑) GM:優雅だなぁ…。というか、既に学校でライブの打ち合わせとか練習とかで一杯歌ってるんだろうけどな。 史郎:歌は俺のライフワークですからな。いくら歌っても歌い足りないのさ。    と言ってもそろそろ空気も乾燥してきてるだろうから、いつもよりは短く済ませる気でいるがな。    文化祭を前に喉をだめにしてはいけない。 GM:…そういえば、バンド名をお聞きしていませんが。    「ザ★戦艦ズ」とかいう名前ですか? 史郎:…何だそのネーミングセンスの欠片も無い名前は(笑)    いくらメンバー全員が戦艦の名前だとしてもそれをバンドの名前にするのは… 聖 :でも、「SENKAN」とかってアルファベットにすれば見れんこともないんでないか?    「SHOGUN」てのもあることだし(笑) 史郎:おお、それもそうだな! よし、ではバンド名は「SEN☆KAN」にしよう(笑) GM:選挙管理委員会? 一同:………… 史郎:またか!! またテメェかぁ!!    俺の人生お前のせいでいくつ変な名前にされたと思ってんだぁあ!!(爆笑) GM:元より「SEN☆KAN」なんて変だぁっ!!(一同爆笑) 史郎:うるせえうるせえ! いいじゃねぇか! 「SEN☆KAN」!! かっこいいじゃねぇか!! 映えるじゃねぇか!!(笑) GM:…微妙?(笑)    「ザ★戦艦ズ」と「SEN☆KAN」…肩を並べると同レベルって感じしない? 聖 :どっちも百円ショップで売ってそうだよね(一同爆笑) GM:まぁ、それはいいや。    なんだっけ? 史郎:…夜の公園で一人さびしくおでん食ってます(笑)    「…SEN☆KAN…、いいじゃねぇか…。カッコイイじゃねぇか…」(爆笑) GM:一気に切なくなったな。    ええ、寒い風が君を包み…やがておでんも冷め、そろそろ君は行こうかと思った頃ですね。    「こんな所で、切ないな。榛名史郎。」声をかけられます。 史郎:…うるせえ。いつかでっかくなって豪邸の中でおでん食ってやる(爆笑)    で、だれだ? あんた? GM:と、君が聞き返そうと、そちらを見た瞬間、君は「ゾッ」と恐怖感を覚える。    君の中の生存本能が訴える。「危険だ、危険だ、危険だ!」 史郎:じりじりと後ずさりながらそいつの方を見る。額に汗がにじみ、夜風に全身の体温が下がる。    「…な、に…?」 GM:その男…ああ、男です。年齢は20代前半か、そこら。彼の気配に君は圧倒される。    「なるほど。それなりに実力はあるらしい。」…獰猛な、獣を感じさせる瞳が君を捕らえる。 史郎:俺の中のキュマイラが危険を知らせる。俺はそいつの動きを見逃さないよう凝視しながら、それでも精一杯虚勢を張る。    「…わかんねぇこと言ってねぇで、誰なんだアンタは。俺に、何の用だよ…」 GM:「…スカーレットナイトは強かったか?」言葉に凄みはない。ただ、淡々と話すだけだ。…だが、逆にその感情のなさが、    獲物を少しずつ弱らせる作業のような冷徹さを感じさせる。 史郎:てめぇ、人の話全く聞いてやがらねぇな。    あんなやつぁ、強くも何ともなかったさ! そんな事よりテメェは誰だと聞いているんだ!? 聖 :一回殺されたくせに。 史郎:だかまし!!(笑) GM:「俺か…。俺の名は、ジャバウォック。魔獣…ジャバウォックさ。」    その瞬間、とてつもないプレッシャーが君を襲う!! 史郎:ジャバウォック!?(笑)    俺の中のキュマイラが悲鳴を上げる。逃げろ、奴は危険だと。だがそれに反して俺の膝は震えだし、後ずさるのが精一杯。    「…ジャバ、ウォック…?」    あ、ちなみに俺は4年前の戦いの事は知らないので。 GM:一瞬、彼の姿が君の視界から消えたかと思うと、君の真後ろに彼が回る。    殺気が振りかえるまでもなく、君に叩きつけられる。 史郎:「ひっ…」あまりの殺気に息を呑む。そのまま、振り返る事もなく、俺はその場に硬直した…。    やべ、なんかいきなり死にそうだ、俺(笑) GM:そのまま、数秒のときが流れる。それは君にとっては永遠に近い長さ。    やがて、男の気配が薄れる。周りに流れるぴりぴりした空気も和らぎ…残ったのは静寂。 史郎:…その場に、力なく膝をつく。激しく肩で息をしながら、ようやく後ろを振り向く。    「はぁ…、はぁ…、…な、何が…?」 GM:そして、闇の中から声が聞こえる。「強く、なることだな。」 史郎:消えたジャバウォックの気配を探り、安堵したと共に力が抜け尻餅をつく。    そして恐怖に凍える闇の公園で、俺はうっすらと浮かぶ、奴の目を思い出していた。    「………獣の目をした男…」 GM:と、言う所で、シーンを切りたいと思います。    シナリオロイス、取ってね〜。 京汰:結局、何しに出てきたんだろ?(笑) 史郎:うおお、こわかった、なんか本当に恐かったよ色んな意味で(笑) 聖 :ジャバウォック…。前作とは打って変わったインパクトじゃのう…(笑) GM:インパクトは、前作もあったよ? ラスト、PCが凄かっただけで。 空音:…しかし、死んだはずでは…? 史郎:まぁ、名乗ってるだけとか、今の段階ではあらゆる可能性があるけどね。    少なくとも俺は4年前にジャバウォックの事は知らないから、あれはあれで、ジャバウォックと名乗ったのでそう認識してしまう。    と言うわけでシナリオロイスだ。感情は自由と嫌悪。ん〜…、親近感かな?(笑)    表は嫌悪で。 GM:あの状況で、親近感抱けるのは凄いと思います。 史郎:いや、表の感情じゃないからさ、要するに無意識って事だろ? 嫌悪や恐怖も感じたが、何となく同類だとも思ったわけですよ。    …てかはっきり言って取れるようなポジティブ感情ないのですよ(笑) GM:執着とか、まぁ、…いいけど。    シーンを切りますよ。
 心地よい音が、教室に満ちていた。  紅く染まる教室の片隅で、空音はただ、何をすることもなく、そこにいた。  ただ、それだけで満足だったのだ。  そこには、「日常」が。  そこには、「平穏」が。  今まで自分が守ってきた、大切なものが、そこにあったのだから。   GM:さて。それでは空音のシーンに行きましょう。 空音:ハンドアウトの通りだと、UGNですか? GM:そうだね。UGNの支部長室から始めましょうか。 空音:それなんですけど、教室から始めていいですか? ちょっとやりたい事があるんですよ。 GM:むう? ……そうだな…(少し考える)    それでは、放課後の教室でいいですか? 空音:ええとですね。けーたと史郎にも登場してもらいたいんですが。いい? 史郎:はい? ええ、俺はいいですよ? 京汰:では、登場しましょう。場所は教室で…どんなシーン? 空音:SEN☆KANの練習を見てるってシーンを。 GM:あ、なるほど。では、そろそろ日が沈もうとしている夕方…ほとんどの生徒が帰宅して教室には、史郎、京汰…それに金剛と比叡だっけ?    それに空音…その5人だけしか教室には残っていない。 京汰:俺らはただひたすらに、時間を惜しむかのように練習に明け暮れていた。そんなシーンやな。 空音:そして私はただ、何をする事も無く、窓際の席に座って練習する4人を見ている。    ただ、それだけの静かな世界。……これが、日常なんだ、とUGチルドレンたる私は眺めています。  待て、空音。  お前、UGチルドレンじゃなくて、UGNエージェントじゃなかったのか? 史郎:全員来る学園祭に向かって楽しくも熱心に練習してるんだな? 聖 :そうそう。大仕事を任された学園祭に対する、期待に胸を膨らませ、心地よい緊張の元に皆楽しく練習してるんだ。    「…なぁ史郎、…やっぱ『SEN☆KAN』はねぇんじゃねぇ?」(爆笑) 史郎:うるせえよ!! つべこべ言わずに練習しろよっ!!(笑) アヤ:「そうそう、時間は限られてるんだぜ? 金剛。」 京汰:さ、もう一度アタマから始めようや。準備ええかぁ? アヤ:「OK。そうそう、史郎、最初、半音ずれてたぞ?」 史郎:ええ! まじか!? あ…アーアーアー…(音を合わせているらしい)(笑) GM:平和だ。 空音:そう、平和な日常なんです。    私はただ、ぼーっと、そんな史郎を眺めてるんです。楽しそうだなーって。 京汰:ふ、フラグ立てたがってる?(笑) GM:…そうこうしている間に時間は、流れる。楽しい時間は、こうも早く流れるものなのか。    既に時計は6時を指し、君たちは帰宅の準備を始めなければいけなくなった。 聖 :「お、もうこんな時間か。わりぃ、みんな、お先に失礼するぜ。これからバイトなんだ。」    と、金剛が荷物をまとめ始める。 アヤ:「お疲れ〜。俺もそろそろ帰らなきゃな。今日はここらへんでお開き、だな?」 京汰:せやな。だんだん曲も仕上がってきたし、せや、シロー。ここの詩なんやけどな? ここと、ここ、入れ替えて…。 アヤ:「御子柴さん、俺ら、帰るけどまだいるの?」 空音:「いえ…私もそろそろ帰ろうと思います、比叡さん。」と、おしとやかに返事を。 聖 :「けーた、ちゃんと彼女送ってってやれよ〜。じゃ、お先〜。おつかれさ〜ん。」と立ち去る金剛。    彼は共働きの両親に代わって幼い弟や妹の面倒を見なければいけないのだ。よき兄貴、それが金剛和也。将来の夢は保父さん(爆笑) アヤ:「それじゃ、俺もな。今日はミナミちゃんと夜食事に行く予定なんだ。」と次いで立ち去る比叡。    彼はSEN☆KAN随一のモテ系。日替わりランチの如く毎日違う女の子を連れているというクールなナンパ師。    水原塔矢に命を狙われていると言う噂が2年ほど前にたったこともあるそうです。 GM:そんなNPCの設定はいらん!    というか、そんな設定されたら死にそうじゃないか!(笑) 空音:設定の多いNPCは死亡しやすいですからねぇ。 史郎:俺がいる限り誰も死なせやしねぇよ!! じゃんじゃん設定持ってこいやぁア!!(爆笑)    え〜と、で、それらにまぎれて俺もそそくさとこの場を後にしようとする。    「じゃ、けーた後のことはよろしく〜。おつかれ〜」(笑) 京汰:えええええ?(すごくイヤそうな顔) 空音:一緒に帰ろうよ。シロー、けーた。途中までは一緒でしょ? 史郎:はっはっは。おとといおいで(笑) 空音:なんでそんなに避けるの!(笑)    あ、いや、プレイヤー発言ですが! 史郎:前回の事とか今までの学園生活の様子から見て、色々恐いんですよ(爆笑)    つっけんどんな感じを取っていますが、内心ビクビクしてるんです(笑) 空音:学園生活ではおしとやかな美少女ですからねぇ。私は(笑) 京汰:猫かぶってるんだ…相変わらず。    「ええから、帰るでぇ〜。」と荷物を持って2人をせかそう。「同じオーヴァード同士、仲よぅせな。」 史郎:「…UGNエージェントのコイツがここにいるんだぞ? 何かある証拠じゃねぇかよ。仲良くなんかできるか。俺の日常はなァ…」    とかブツブツ言いながらも後をついていく(笑) 空音:「じゃ、帰ろ?」    普段の学園生活では見せないような笑みを浮かべ、2人を先導する私(笑) 京汰:(ぼそりと)正体ばらしたろか…。 空音:(低い声で)8年前、3月18日。何があったっけ? 京汰? 京汰:びくぅ!!(笑)    何でもありません、空音様!(爆笑) 聖 :…何があったんだろう…。原爆でも落ちたか?(笑) GM:まぁ、いい、シナリオに入ろう。今更だが(笑)    君がそうやって、教室から出ようとした時にだな。君の0−Phoneに……げふん、携帯電話に着信がある。 空音:今、素で言いましたね(笑)    ええと、それじゃあ、「ちょっと、先に行って…玄関のところで待ってて? 電話だ…。」 京汰:ん。わかった。 史郎:とっととしろよ。と、悪態を突いて先に行く(笑) 空音:では、電話に出ましょう。相手は? GM:UGNの支部からです。相手は…(ころころ) 空音:なんでダイス振るの!? しかも4面ダイス!(笑) GM:あ、いや、ぶっちゃけ誰もよかったんで、1なら柳川、2なら蛍介、3で南雲で、4で里未、とか考えてました。    で、出目が4だったので里未です。「よう。どうだ。現状は。」  待て、GM。  シナリオハンドアウトに「柳川から」と明確に書いてないか? 空音:ぶっちゃけたー(笑)    「平和、そのものです。スカーレットナイトの件からなにか動きがあるかと思ってたんですが、まだ敵は動き出してないようですね。」 GM:「ならば、いい。今回の件はそれとはおそらくは繋がりが無い仕事だ。とあるオーヴァードを始末してもらいたい。」 空音:オーヴァードを、ですか。 GM:「どうやら、ジャームになりかけているらしい。…もしくはなったか。被害が出る前に処分しろ。」 空音:了解しました。対象は? GM:「君の学校の生徒だ。3年1組の志藤 岬(シドウ ミサキ)18歳。野良オーヴァードだったらしいな。イリーガルとしての仕事の経験も無い。    コードネームは“デ・ポゼスト”…持たざる者だ。シンドロームはソラリス/ノイマン。戦闘能力は低いらしい。」 空音:…人員は私一人で? GM:「イリーガルなら使っていいンだが。正規エージェントは回せない。なんとか、『適当に』やってくれ。」 空音:了解…していいのかな?(笑)    なんも悪い事してないように思えるんですけどね。 聖 :ってか、里未、丸くなった…と言うのか? なんか雰囲気変わってねぇ?(笑) GM:まぁ、……彼の場合、行動が過激なだけでさ。    「君が受けないのならば、俺が他の奴に頼むさ。学園には榛名史郎と霧島京汰がいたんだったな。」 空音:「……個人的には彼等は巻き込みたくないんです。仕事はやりますから、彼らは文化祭に専念させてください。」    …2人がどれだけ文化祭に向かって頑張ってるか、ここ最近見ていましたから。 GM:「了解した。やり方は君に任せる。質問は?」 空音:……これ、学園内で殺すと文化祭、中止になりますよねぇ? GM:そうなるだろうねぇ。 空音:…むぅ。殺す場所も考えなきゃ…。    とりあえず、正体が分かってるんだから特に聞く事もないです。対処療法にするわけにはいかないですし。 GM:では、里未は電話を切る。    シーンも切っちゃっていいかな? 空音:構いません。シナリオロイスを取りますよ? GM:うむ。 空音:感情は…好奇心と不信感で。表は不信感。    どんな奴なのか知っておきたいと思うと同時に、知ってしまえば同じ学園の生徒…倒すことに躊躇いが生まれてしまうかもしれません。 GM:ふーむ。では、シーンを切りますか。
 敵。  確かにそれは敵に分類してかまわない…はずだ。  だが、彼の前に立ちはだかるのは、同じ学校の生徒。  自分の道を、導いてくれた人。  日常を、彼女が壊そうというのならば、止めねばならない。戦わなくてはならない。  …だが。  自分は果たして、そのときに、彼女に牙むくことができるのだろうか。 史郎:…なるほど、そう言うシナリオか。前回といいGM、今度は頭使ってかかってきてるなぁ…(笑) GM:このセッションは「ダブルクロス」らしいシナリオにしたいんでね(笑)    前のキャンペーンみたいに力押しは封じたいのです。 聖 :黒歴史だなぁ…(爆笑) GM:ぐぱっ!!(古傷が開いたらしい) 史郎:力押しの張本人に言われたな(笑) 聖 :やったのは確かに俺様だが、その知恵を授けてくれたのは樹ちゃんだぞ?    樹ちゃんが嬉々として俺様に秘策を授けてくれていた影で、樹ちゃん活躍の歴史は闇に葬られていたんだねぇ…(笑) GM:…とりあえず、古傷に塩を塗るのは止めてくれ…。    次のシーンに行こう。次は京汰だ。 京汰:おおう。場所は? GM:さっきの続きで行きたいと思います。史郎は…登場してるのかな。やっぱり。 史郎:まぁ、あの直後ならな。俺のOPで京汰と分かれたらしいから、その後ならいないかもしれないけど。 GM:いえ、学園内なので。 京汰:となると登場だな。侵蝕率を上げよう。…2上昇。 史郎:10上昇。ぐはっ!(笑)    …そう言えば俺今のところOPシーン全部出てるんだ(笑) GM:では、空音を教室において先に玄関にまで行こうとしている2人ですが。 京汰:へいへい。のんべんだらりんと歩いてるでー。    もう、学校には誰も残ってないんだろうな。静かな学校。うーん、心霊スポットみたいだ。 史郎:カツカツと靴音が鳴り響くわけですな?    「…そういえば、京汰。最近新しいシンドロームが系統化されたらしいな?」(笑) 京汰:「ああ、そないな話やな。どこに分類されるかわからへんから、新系統として分類したらしいけど。バロールやっけ?」 アヤ:バロール? GM:追加サプリメントの話ですね。 史郎:「重力使うんだろ? ハヌマーンとどっちが速いかねぇ? 京汰く〜ん?」(笑) 京汰:「ハヌマーンは肉体能力を高めるだけやからな。重力制御されたら敵わんやろ。」 史郎:「空間操作は卑怯だよなァ。キュマイラの攻撃力がいくら高くても、届かなきゃ傷にはならないんだし。」    と、もう既に常人からかけ離れた会話を無意識にこなす我々(笑) GM:と、そんな感じで話ながら歩いていると、ですね。    君たちの前に1人の女子生徒が目の前に立っていることに気付く。    そして、次の瞬間、狭い領域で展開される《ワーディング》!! 史郎:む、だれだ? なんか余りにも堂々としすぎてて身構える気にもなれないな(笑)    そのまま呆然としちゃおっかなぁ。見覚えのある人? GM:史郎…お前、数日前に殺されかけたんだから、もうちょっと警戒したら?(笑)    …まぁ、見覚えがあるかどうかは……ないだろうな。一応【社会】で判定してみる? 史郎:どうも俺はまだ非日常に対する意識が薄いようで(笑)    え〜と、一応振ってみよう。…(ころころ)…うお、すげ! 達成値19だよ! 京汰:むぅ。6だ。 GM:…ならば知ってた方がいいかな。何故だか、君は彼女の事を知っていました。3年生の志藤岬先輩です。    どこで、どんな繋がりがあったんだろう。 史郎:…じゃあれだ。なんか音楽関係の先輩と言うことで。ついでにロイスむすんどこうかね。    感情は…尊敬と嫉妬にしよう(笑) 表は尊敬で。    …って、彼女を知っているのはいいが彼女がオーヴァードだと言う事実は知っているのか俺は? GM:知らない、でお願いします。彼女は…その、引きこもりなので。割と暗めの性格なのです。    いじめられっ子で、自分の世界に閉じこもりがちな…。    …でも、ロイスを取ってるんだ。ってことは、……唯一彼女が心を開いた人とか?(笑) 史郎:………お、俺は彼女に会って音楽に目覚めたんですよ。彼女には楽譜の読み方から教えてもらったんです。    中学校の音楽室でバイオリン弾いてる時に偶然出会いました(笑) GM:…「は…榛名、く、ん。」ボソボソと、か細い、呟くような声で彼女は君の姿を認識し、君の瞳を見据える。 京汰:…しまった! これじゃ史郎のシーンだ!(笑) 史郎:「岬さんっ!? ど、どうしたんです!? 岬さんが《ワーディング》なんてッ!?」と言いながら駆け寄っていこう。    …確かにこりゃ俺のシーンだ(笑) 京汰:史郎! その史郎の腕を掴む! 「…何か、危険や!」 史郎:「…い、いや、でも、岬さんが…」と、ただならぬ雰囲気であるのは分かるけど彼女の事も心配な俺。 GM:「…はるな、くん。文化祭、楽しみ?」……彼女は君を視認し、少々落ち着いたようで、《ワーディング》を解除し、    君に話しかけてくる。ビジュアルイメージはガンパレの石津萌なんだが…史郎は分からんよな。 空音:あー(分かったらしい) 京汰:了解。 史郎:…え〜と、なんか頭ツインテールな奴? GM:それは…ののみかな。それじゃないです。まぁ、わかんないならいいです。 史郎:だめかぁ(笑)    まぁ、とりあえず、「み、岬さん…? どうしたの?」と、何やら分からず聞いてみよう。 GM:「はるなくん、友達多いもんね。楽しみだよね。…いいなぁ……。」 史郎:「…あ、いや、まぁ、そりゃ、楽しみだけど…。いや! 岬さん、岬さんだって楽しみでしょう!?    この学校入って音楽仲間増えたって言ってたじゃないっスか!?」 GM:…友達いないって言っておいたでしょう。シナリオ把握しなさい(笑)    「そんなひと、誰もいない。私はやっぱり、ひとりぼっちなのよ。私なんて居ないのも同然なのよ…。」    恨みがましく、彼女はボソボソと呟く。「誰も理解してくれない! 誰も私を見てくれない! ここは私の居場所じゃない!!」    そして、彼女は意を決したように言う。「だから……。こんな世界、壊してやる。」 史郎:いやぁ、だってシナリオのままだと救いようがないからさぁ。慰めの言葉一つ思いつかんよ(笑)    「み、岬さん!? 何言ってるんだっ! 俺、俺は岬さんといて楽しいよ!?    岬さんが、俺に音楽の楽しさ教えてくれたんじゃないかっ!!」 …あかん。やっぱりフォロ−できるような台詞が思いつかんぞ?(笑) GM:そういうのはEDかクライマックスに控えて置きなさい(笑)    「邪魔、しないでね? はるなくん……。」そう言って、彼女は踵を返します。 京汰:シーンプレイヤーは俺や! のっとられたままで終われるか! 追いますよ! GM:と、京汰が追おうとしたとき、廊下の奥から大量の虫たちが飛んできて、君たちの視界を閉ざします。 史郎:ああ、ソラリスだったな。うーん…京汰、追う? 京汰:それどころじゃない(笑)    逃がしてしまいますよ。「くぅっ!!? 《群れの召喚》かっ!!」 史郎:いや、だって一応今お前のシーンだから、追うなら俺も<知覚>するけどって(笑)    「み、岬さん!! 待って、待ってください岬さん!!」 GM:なるほど。史郎の呼びかけもむなしく、虫の群れが通り過ぎた後には彼女の姿はない。 京汰:…逃がした、か。    史郎、お前、アイツを知ってるっぽかったが…。一体何もんなんや? アレは。 史郎:えっと…、志藤岬、さん。俺の音楽の師匠みたいな人さ。ちょっと、…昔から、いじめにあってたとかなかったとか、聞くけど…。    彼女自身は、とても優しい人だ。そりゃ、少し押しの弱い所もあったけど。けど、あんな事、考えるような人じゃ…なかった…。 京汰:…裏に、まだ誰かがいるってことか? GM:……いるのかな? 史郎:…い、いないの?(笑) GM:ああ、今日もシナリオは予定通りは進まなそうだ〜あはは〜(すげぇ遠い目) 聖 :黒歴史マークUが生まれる日も近いですかな?(笑) 史郎:ももも、もしかして普段から『こんな世界など滅びてしまえ〜』とか言ってた人だった?  予定ではそれに近い人でした。  オノレ史郎(笑) 聖 :いや、史郎。問題はソレ以前に遡る(笑) GM:もう、いいです。知り合いだった時点でシナリオは割と崩壊しそうでしたし。    現状のままで進めます。というわけで、史郎の2回目のOPを終了します。 京汰:……あれ?
 そのころ。  公園で、平穏な日常を謳歌している聖と葛葉。 GM:泗界堂君、出番です。 聖 :うい〜っス(ダイスを振る) GM:ハンドアウトの通り、休日です。葛葉さんも一緒ですが。 聖 :「…フゥーッ。こんなノンビリした休日は久しぶりだな? ポチ、葛葉。」と、    俺様はどこぞの公園で葛葉に膝枕してもらっている(笑) GM:「そうね。…いい天気ね……。」そう言って空を見上げる葛葉。傍らに座っているポチも穏やかな空気を感じてまったりとくつろいでいる。 聖 :フゥー…。シーン終了っと。  …そうじゃないだろ、そうじゃ。
GM:さて、次のシーンはアヤか。場所は事務所で。 アヤ:はーい。 史郎:おい、ちょっと待て!! いいのかあのシーン!? いいのかアレで!? GM:いいわけあるかぁっ!!(笑) 聖 :え? ダメなんですか? もうシナリオロイス出てきましたよ? GM:……いいようです。では、次のシーンに行きますか。さーて、どうしようかなー(笑) 聖 :推奨感情なんだっけ? ああ、純愛と疎外感か。やっぱここは純愛を表にするのが… 史郎:誰か突っ込めやァああああああああああ!!!! 京汰:自分で突っ込めやぁあああああああああああ!!!!(笑) GM:落ち着けみんな(笑) 聖 :ふう、やれやれしかたがない。もう少しラブラブを演出するか。流石にGMの刺すような視線には精神的に耐えられんからな(笑)    で、公園で日向ぼっこしてる俺様に一体何が? GM:……ええとですね。「とりあえず、報告書の完成、お疲れ様。」と葛葉が君をねぎらうように…膝枕中なんだっけ? んじゃあ、頭を撫でながら。 聖 :ああ。全くやれやれだ。ああいう厄介な仕事ばかり俺様に押しつけて、県警の連中はきちんと働いているのか? GM:君はあの仕事を君一人でやる理由を知ってるんだろうが(笑)    「色々、あの事件は上で何かあったみたいね。私には分からないけど。」 聖 :ふ、悪態をつく事によって善意の第三者を演じているのさ。あんまり通用してなさそうだけどな(笑)    「困ったものだ。旧来の秘密主義はここに来て非難の的となっているというのに、今だその態勢から脱却できずにいるとは…。」 GM:「……仕事の話は忘れましょ。」…暫くの沈黙の後、彼女はそう呟いて、ポチの頭も撫でる。    そして、公園にはしばしの静寂が流れる。 聖 :む、そうだったな。すまん葛葉。今日は全てを忘れて、ノンビリしよう…。 GM:「ええ……少し早いけど、お昼にする?」…時間は11時を少し回ったくらいかね。 聖 :うむ、そうだな、そうしよう。お前の手料理か。久しぶりだな。少しは腕を上げたのか? GM:「きちんと、勉強したから。」そう言って、彼女は持ってきた手作り弁当を1つ広げ、聖に渡す。    「このから揚げなんて、自分でも美味くできたと思うわ。」 京汰:なんや、この甘ったるい空気は…(笑) 史郎:客観的に見ると甘ったるいラブシーンってのはかなり痒いものなんだなぁ。今始めて知ったよ。 聖 :貴様がやった前回のラブシーンがどれだけ我々にむず痒い思いをさせたか分かったか? ああん? 史郎:フ、この程度で俺のこっぱずかしさと並んだとでも?(笑) 空音:…何を言ってるんですか、主人公。この私がヒロインなのです。    前回よりももっとこっぱずかしい目にあわせますからね?(笑) 史郎:かわたなさんボスケテェ〜〜〜〜!!!(爆笑) アヤ:…落ち着きましょう。みなさん。なんか、今日、変ですよ?(笑) 聖 :いやなに。シリアスとギャグのけじめをつける最も簡単な手法は、シーンが進むにしたがってギャグのノリを押さえていく事だ。    つまりギャグは早めにやり尽くしてしまおうと言う策略なのだよ(笑) GM:もしもーし(笑) 聖 :お、あ、ああ、いかんいかん。先に進まねばならんのだったな。うっかり葛葉の存在を冥王星軌道まで投げ捨ててしまっていた。    …って、かと言ってこのままこれ以上この雰囲気続けるわけにもいかんよな。GM? GM:まぁ、そうだな。というか、葛葉、そんなにいらんのか、お前は(笑) 聖 :い、いや、いらないなんてことはありませんよ? ただですね、ちょ〜っと刺激がないよなぁ〜な〜んて思っちゃったりしてですねぇ〜…    あああ、いえいえだからと言ってシビアな死亡フラグ選択肢出しまくられても困るんですけどねぇ? ってか先進みましょうよGM(笑)    「…ふむ、たしかに、このから揚げはいい味だな。だが葛葉、俺様はレモンは嫌いだと言っておいた筈だが?」 GM:「あ、ごめんなさい…次からは気をつけるわ…。」と、まったりとした空気で、食事は進む。    んで、その食事が終わって少ししたらだな。君の携帯に電話が入る。 聖 :ふむ、俺と葛葉の幸せな一時を邪魔するとは、一体誰だ?    ピ。「もしもし? おれだ。なんの用だ?」 GM:電話の相手は三沢奈緒さん…君の上司だね。「休日にごめんなさいね。」 聖 :…三沢さんか。なんだ? 嫉妬の炎に耐えきれず茶々を入れに来たのか? GM:ちゃうわ!(笑)    「今後の仕事について、少し話したかったんだけど、今、いい?」 聖 :む…。「まぁ、いいだろう。今葛葉はちょうど飲み物を買いに行っているところだしな。手短にな。」 GM:「来週の土日、休日だけど…仕事に出て欲しいの。代わりに週末までは休みでいいから。」 聖 :…また資料室の掃除ですか? S県警の資料室はもう少し拡張した方がいいと思いますよ?    あの狭さであの量は失くなってくれと言ってるようなものです。 GM:「いや、そうじゃなくて、F1高校の文化祭があるでしょう? その日は。先月にあんな事があったばかりだから、警備として、こちらから    人手を出す事になってるの。その一員としてね。既に相田さんは了承してくれたけど…貴方には確認を取ってなかったと思って。」 聖 :ふむ。文化祭の警備か。ああ、ソレは構わんよ。    …あそこはわが母校。青春の思い出を育んだ幻想の砦の警備もまた、男のロマンと言うものだな。 GM:「では、そのように。それじゃあ、デート、楽しんできてね。」と電話は切れる。 聖 :ふう。携帯をしまって新しいタバコに火をつける。    「フゥー…。…フフ、F1…か。懐かしいな。あの頃は俺も若かった…」(笑) 空音:と、いうところで葛葉も帰ってくる。「聖さん、しるこドリンクでよかったんですよね?」 聖 :…………ああ、そうだ。ありがとう葛葉(笑) 空音:聖にしるこドリンクを渡し、葛葉も自分のおでん缶を空ける。    「寒くなってきましたね。」もしゃもしゃもしゃ。 聖 :そろそろ日も暮れるな。ずるりずるり。 史郎:い、いやだこのカップル…(笑) GM:それじゃあ、シーンを切るとしましょうか。 * * * 聖 :なんでじゃぁあああああああああああああ!!!(一同爆笑) 空音:落ち着きなさい!(笑) 史郎:まぁ、気持ちは分かるが…(笑) GM:そう言う事もあるさ。    それよりも、俺は先の展開を考えることで一杯なんだ(笑)
 榛名史郎に関わったこと。  それは、ある意味正解で、ある意味不正解だった。  上城アヤは、そう思う。  それにより、求めていたものを得、そして大切にしていたものを失った。  得たモノは自分の過去。  失ったものは今の平穏。  それじゃあ。  この先、自分の未来は、どうなるのだろうか。  アヤの胸に、不安が去来する。 GM:それじゃあ、最後のOP、アヤのシーンに行きましょう。 アヤ:はいはいー。それでは西園寺のコーヒーを飲みながら事務所でまったりー。 GM:西園寺さんかー。キャラシート作りなさい(笑)    あとで出そう、西園寺。 アヤ:強くしていいんですか?(笑) GM:そりゃもう、西園寺ですから。    ええと、場所はいつもの事務所で、君はまったりくつろいでいる、と。    …そうすると、だな。いつものように、君の事務所のドアを叩く音がする。 アヤ:西園寺、開けて差し上げなさい。 空音:「はい。」…がちゃがちゃ。「溶接されています。」 一同:なんでじゃっ!!(爆笑) 空音:そりゃもう、フェイスレスを外に出さないように。 アヤ:なんのために!(笑) 聖 :…西園寺君、きっとフェイスレスに対して取ってあるロイスの感情は執着と偏愛だな(爆笑) アヤ:まぁ、そう言う冗談はともかく、ドアを開けましょう。    「はいはい、地獄の沙汰も金次第。上城事務所にいらっさい〜。」 GM:と、君がドアを開けた瞬間、異様なプレッシャーが君を襲う!! アヤ:瞬間的に後ろに飛び退きます!! GM:そのプレッシャーが感じられたのはホンの一瞬。今はただ、何食わぬ顔で2人の男がそこに立っていた。    「どうしました?」…前に立っていた男が、そう君に尋ねる。 アヤ:…いえ、なんでもありません。…いらっしゃいませ。どうぞ、おかけ下さい。 GM:では、1人は君の案内通り、ソファーに座る。もう一人はその後ろに立ったままだ。 史郎:…流すね、コイツら。 聖 :やるな。ギャグ慣れしてやがる(笑) アヤ:「それで、なんのご用ですか?」西園寺にコーヒーを入れてもらい、私は話し始めます。 空音:西園寺さんも先ほどのプレッシャーを感じ、彼らには警戒を配っています。 GM:「間違いないか?」「ええ。間違いありません。」座った男は後ろに立っている男に何か確認したようだ。    その返事を満足そうに聞き、男は話し始める。    「上城アヤさん…いえ、フェイスレス、と言った方がいいでしょうね。あなたに殺しをお願いしたい。」 アヤ:…苦笑して、答えます。「物騒な話ですね。裏の仕事ならば、そちらの身分から明かしてもらえないと。」 GM:「…それもそうだ。」丁寧な口調で、男は答える。    「私の事は…そうだな。『赤の王』と呼んでくれ。肩書きとしては『アリスのトップ』だ。」 アヤ:……アリスの…トップ!? 席を飛びはね、距離を取り、応戦出来るような態勢を取ります。 聖 :…しまらねぇなぁ。デカレ○ジャーみてぇだ(爆笑) GM:(無視して)「なに、ここで戦闘する気は無い。…そもそも、君に危害を加えるつもりは毛頭ない。」    アヤをなだめるような優しい声で彼は言う。「依頼内容くらいは聞いて欲しいものだが。」 アヤ:……ここで聞きます。話しなさい。 GM:「依頼内容は、榛名史郎の殺害。期限は無しだ。」 史郎:ぐは(笑) アヤ:…何故、それを私に依頼するのですか。私はUGN側の人間ですよ? 空音:地獄の沙汰も金次第って言ったじゃん。 アヤ:………………そ、それは事務所の話! 表の世界の話! うん、そういう事にしておいてください!(笑) 聖 :ここ表の客くるのか? 年がら年中店長が代わってるのに(笑) アヤ:いえ、表の客に対してはこの顔ですよ! ただ、任務の際にはころころ代えるだけで!    この顔が一応ベースなのです!(笑) 聖 :怪物くんみたいやね(笑) 史郎:いや、まぁ、それより先進もうや。…いや、いっそ進まない方が俺にとっては平和か…?(笑) GM:「何故、君に依頼するのか…か。本当に記憶を失っているのだな。」…残念そうに、男が笑う。    「その理由は明確だ。それこそが、お前はその為に作られたのだからな。我々にな。」 アヤ:な……!!? GM:「フェイスレス。それは我々アリスが作り出した戦闘用のオーヴァードなのだ。ジャバウォックと同系列のな。    言わば奴とお前は兄弟なのだよ。」 アヤ:……そ、そんな伏線が!!    勝手に適当に喋っていただけなのに!(笑) 聖 :てか今明かされる衝撃の真実!! いいのかこんなに早く明かしちゃって!? 第2話のOPだぞ!?(笑) GM:大丈夫だ! このキャンペーンにはまだまだネタは満載だ!    こんなちんけな伏線など取るに足らん!!(笑) アヤ:ちんけ言われた!(笑) GM:続けるぞ。「さて、返事はいかに? わが娘よ。」今度は後ろに立っていた男が君に問いかける。 アヤ:そっちの男を睨みます。「娘…って。」 GM:「私が、お前の製作者だからな。他の兄弟もお前の帰りを待っている。さっさと任務を達成し、帰ってきなさい。」 アヤ:ぐ! …だとしても! それが真実だとしても、依頼を請けるわけにはいきません! GM:「…お前に依頼したのはそれが一番手っ取り早いからだ。別に私は2番目、3番目の手段でも構わん。私は私の目的を遂げなくてはならん。    お前が請けないのならば、他のものにやらせるだけだ。」 アヤ:……何故、彼を殺すのですか。 GM:「それはお前の預かり知るところではない。」座っている方の男は殺気のこもった声で、君に答える。 アヤ:………どうしよう。史郎くん。請けちゃっていい?(爆笑) 史郎:いいわけあるかい!!(爆笑)    俺は第1話で達成値74も出す奴と戦いたくなんかないぞ!!(笑) アヤ:私も出来る事なら戦いたくないです!(笑)    …そんなわけで電波会議の結果、その依頼を請けない事にしました!! GM:電波会議ってあんた(笑)    「……そうか、残念だ。…今日の所は退散するが、いずれまた、迎えに来るよ。フェイスレス。」    そう言って男は立ちあがり…「行くぞ。」と短く呟き事務所を出ていく。 アヤ:私はその様子を見ているだけしか出来なくて……。 GM:そんなわけで、OPを終了します。
Middle Phase
GM:ミドルフェイズですなぁ。さて、最初は誰から行きますかね。立候補あります? 史郎:あ、じゃあ俺、岬さんの家に行って見たいと思います。 GM:了解。やっぱり君からか。    んー…当日のうちに行くのかい? 史郎:善は急げ、思い立ったが吉日、兵は迅速を尊ぶ、が座右の銘ですからな、私は(笑) GM:京汰は? 京汰:む。当日のうちに行くならば俺もついていかなアカン気もするナァ。 史郎:いや、ここは一人で行かせてくれ。俺一人の方が無駄に警戒させないと思う。    あの後ひとまず京汰と空音と普通に帰って普通に分かれた後、唐突に閃いたんだ。「行って確かめよう!」って(笑) 空音:逆にあの状況で普通に帰る、ってのも変な話ですよね(笑) 京汰:ま、本人の意思を尊重しようや。    割とコイツは交渉系の能力が低いからどうなるか心配やけど(笑) 史郎:ははは、まかせろ。交渉が成功するとは露ほども思っちゃいないぜ!(笑)    って事で岬さんの家に行きます。 GM:了解。…家は知ってるんだ?(笑) 史郎:岬さんは両親が割と地位の高い人で、家にいないことが多いんだ。    俺は昔、よく岬さんの家で楽器の扱い方を教わっていた。ついでによく夕食もご馳走になっていたぞ(笑) 聖 :学校で陰湿ないじめを受けていた岬さんは、史郎の事を弟のように可愛がっていたんだな? 史郎:俺も、岬さんの事を優しいお姉さんのように慕っていたんだ。尊敬と憧れをこめて。    あああ!! 一体どうしちゃったんだ岬さぁあん!!!(笑) GM:むふん。勝手に設定が出来あがってる。    というか、そんな人じゃなかったんだけどなぁ、岬さん。    まーいーやー。それじゃあ、彼女の自宅です。 史郎:彼女の家はちょっと広めの庭を持つ住宅です。インターホンを鳴らすぞ。ピンポーン。 聖 :庭にはドーベルマンが丸まって寝ている(笑) 史郎:ど、どーべるまん!? そ、そりゃこわい!(笑) GM:いや、そうだな…君が鳴らしたはずのインターホンは鳴らない。電源が切れているのか回線が切れているのか。    かち、かち、と音がするだけで反応しない。    よく見れば、かつての綺麗だった庭は荒れ果て、廃墟一歩手前のような寂れた雰囲気が漂う。 聖 :それじゃドーベルマンは寝ているように見えて既に事切れてる…?(笑) 史郎:いやだぁあ!!(笑)    え〜と…、ど、どうしようかな…?(笑)    上向いて窓の様子とか見てみるけど…? GM:窓が割れている、とか言う事はありませんが、…そうだねぇ。壁にはスプレー缶で書かれたような落書きが目立ちます。    明らかに悪意を持って書かれたであろう罵詈雑言が書かれています。 史郎:ああ、そりゃ胸が痛むなぁ…(笑)    え〜と…、しょうがない、ドンドンと玄関たたいてみる。 空音:返事はない、ただの廃墟のようだ(笑) GM:無理やり面白くしなくていいから、ね?(笑) 史郎:…しかし返事がないのは事実のようだな…(笑)    ん〜、強行突入できなくもないが、そこまでするべきかなぁ…?    …壁に書かれた落書きなんかは、なんて書いてある? GM:ええとですね。「人殺し!」とか「出てけ!」とか…そんな感じの誹謗中傷、かな。    <情報:噂話>などで判定してみますか? 何があったか、とか。 史郎:くそお! <情報:裏社会>なら技能もコネもあったのにぃ!!    …(ころころ)…6。 GM:あ、ちなみに<情報:裏社会>もロールして下さい。そっちの方が多分分かる情報多いな。 史郎:お、よし、こんどこそ! …(ころころ)…よし、16。 GM:ん。噂話、としてのレベルだとだな。昔この近辺で殺人事件が起きたんだよ。んで、その犯人として、父親が逮捕された。    そこの悪質な悪戯は被害者たちが書いたものだろうな。相当家族も追いこまれたらしい。母親は自殺したとか。    今、この家に住んでるのは岬さんだけだよ。    …と言うのが、表での話。裏では実はその父親はオーヴァードで、ジャーム化してしまった、というのが真相だ。    どうやら、ここの家系は特殊なレネゲイドの能力を持っている、ということまでは分かった。具体的にはDロイス:変異種を    持っていたんだそうだ。 史郎:ぐは! かなりハードな展開に!!(笑)    んじゃそう言う話を俺はこの近辺に住んでる方々と知り合いの情報屋に聞いた、と。    …なるほど、そりゃ世界を壊したくもなるわなぁ…。どうしよう…。    …一旦シーン切るか(笑) GM:むぅ! 逃げの一手に走るか!(笑)    ま、彼女に対する情報収集も出来たわけだしな。ここでシーンを切るか。
GM:では、次のシーンです。なんだかハードな展開になってきましたが。    それじゃあ、空音に行くべきかな。とりあえず、岬さん調査組から続けよう。 京汰:…なぁ、俺、モチベーションがないんやけど? OP乗っ取られたせいで(笑) GM:…それもそうだな。今、お前非常に無関係な人だもんな、聖もそうだけど(笑)    OPで事件に巻き込まれておきながら(笑) アヤ:というか、すっかりジャバウォックの事を忘れてる人もいますよ? 史郎:…あ、そうか。俺のOPはジャバウォックと会ったシーンなんだったな。    すっかり岬さんに気を取られていた(笑) GM:あああああああああ!(笑)    えっと、それじゃあ空音に行きます。やりながら考えましょう。 空音:はいー。では翌日から調査を始めましょう。    志藤岬に対する情報は、私は持ってても構いませんよね? 史郎のシーンで分かった事くらいは。 GM:はい。同じ情報ですしね。君もUGNから資料をもらって、彼女の過去は知っています。 空音:それじゃあ、味方を探したいんですが…京汰と史郎は巻きこみたくないんですよ。私。    既に巻きこまれてますが、私は知りませんし(笑) 史郎:話してないしねぇ、俺(笑) 空音:時間の猶予もあまりなさそうですし、手っ取り早い味方と言うと…アヤさんか……聖さん。 聖 :文化祭まで後4日だしな。 空音:さて…どっちに協力を仰ごうかな…。    (ころころ)…聖さん。 GM:そんなんでいいのぅっ!!?(笑) 史郎:お前もやってたじゃん(笑) 聖 :…空音俺様の連絡先知ってんのか? 空音:この近辺のイリーガルエージェントならばデータは全て持ってますから。UGNなめたらあかんよー。 聖 :なるほど。しかし俺様は今自宅にはいないぞ。 空音:携帯にかければいいでしょう。ぷるるるるるるるる。 聖 :携帯番号も筒抜けか。個人情報保護の精神の欠片もないなぁ、UGN(笑)    そうだな、やや長めの間を置いて、眠そうな声が返ってくる。    「…誰だ? 人の眠りを邪魔する奴は…」 …って、考えてみれば俺様は空音の携帯番号知らないんだから、相手がわからんだろう。    しまった、出なけりゃよかったかな?(笑) 空音:「おはようございます、フェンリルナイト。」…そういえば、今、何時なんでしょ? 翌日とは言いましたが。 聖 :そう言えばそうだな。まぁ、あれだ。適当に決めてくれ(笑)    「…? 誰だ? 聞き覚えのある声だが?」 空音:「あ、失礼しました。御子柴空音です。」電話越しに意味もないのに頭を下げてしまう私(笑) 聖 :律儀だね(笑)    「ああ、眠り姫さんか。何のようだ? また厄介ごとか?」 空音:癖なのです(笑)    「ええ、もちろん。ジャームを1体探し出したいんですが、協力していただけませんか?」 聖 :やれやれ。ジャーム1体ぐらいUGN内の戦力でどうにか出来ないのか? 空音:この支部、管理領域が広いから、慢性的に人員不足なんです。今度、新支部を設立すると言う話も持ち上がってるんですけど…    現状では支部内では1つの任務に正規エージェントは1人。あとはイリーガルで済ますと言う体制なんですよ。 GM:そうだったのか!  相変わらず、勝手に設定を作ってくれるPLたちである。  いやいや、楽でいいのだが。 聖 :相変わらず危機感ねぇなぁUGN(笑)    まぁ、公僕に危機感が無いのはいつの世も変わらないか。だからこそやられ役が勤まるんだしな(笑)    「のんきなものだ。…で? 問題のジャームとやらはどういう奴だ?」 GM:現状での最善の策なんだが。    しかも、やられ役じゃないし(笑) 空音:それじゃ、彼女に関する情報を教えます。かくかくしかじか。 聖 :ふむ。あまりノンビリもしていられないのか。文化祭前に騒ぎを起こされるわけにはいかんと言う事か。    …わかった。協力はしてやろう。で? 俺様に何をさせようというのだ? 空音:…………………盾?(ぼそり) 聖 :いい性格してんなおい!! 好きな男二人以外はどうなってもいいってかよ!!(爆笑) 空音:ああああ! 嘘! 嘘です! 私一人では戦闘力不足なんです!(笑) 聖 :覚えたての光の剣でもぶん回してろ!!(爆笑) 空音:…という紆余曲折の交渉の末、私は聖さんを味方に引き入れる事に成功したのでした!! GM:既成事実を作ろうとしてやがる!(笑) 聖 :成功されてしまったらしい!(笑)    あああ、せっかくの葛葉との楽しい休暇が削られていくぅう…(笑) 空音:「ほ°ちがなかまにくわわった!」ちゃちゃちゃちゃーん(←ファンファーレらしい) 聖 :俺じゃねぇし!!!(爆笑) 空音:というわけで、放課後に学校にポチを連れてきてください。 聖 :マジで俺じゃねぇのかよ!!(笑)    「…ああ、わかった。行ってやろう。…但し今回の協力料は高くつくぞ。」 空音:違います、句読点の位置が違うのです(笑)    「ポチを、連れてくる」じゃなくて「ポチを連れて、くる」なんです。    というか、ですねぇ。公務員である警察官がバイト代なんて要求しちゃいけませんよね?(笑) 聖 :…さすが茉莉ちゃんの後継者と言った所か(笑)    言っておくがバイトじゃねぇぞ。俺様から仕事くれと言ったんじゃないんだからな。    勘違いするなよ!? 金用意しとけよ!?(笑) 空音:え? もちろん無料の奉仕、ボランティアじゃないんですか!?    イヤだなんて、市民の安全を守る警察官とは思えない台詞を吐いたりなんかしませんよね!?(笑) 聖 :……………………………………………………に、任務中飯くらい出ますよね?(一同爆笑) 空音:それはもちろん。調査に協力してくれるんですもの。トップブリーダー推奨のドックフードは用意しますよ。ポチには。 聖 :俺にはッ!!?? そんな事ばっか言ってると降りるぞマジでッ!!(笑) 空音:何を言うんです! 貴方がいないと、私が死んじゃうじゃないですか!!(爆笑) 聖 :俺様とGMの胃壁の為に死んどけ潔く!!!(爆笑) 空音:警察官は公僕なんでしょう!? 公僕ってみんなのしもべじゃないんですか!?(笑) 聖 :漢字はそうだが奴隷制度は南北戦争で廃止されているっ!    ワシントンと一緒に断固講義するぞッ!!(爆笑) 空音:どこの国の話ですかっ!(笑) 京汰:お前等なんの話をしてるんだ!(笑) 史郎:素晴らしい論争だったのは認めるが、そろそろ先進もうぜ? 聖 :いや! 葛葉との甘い休暇生活に邪魔を入れられたのだ! しかもあの役に立たないUGNにだぞ!?    普段より割増の報酬でももらっとかなきゃ気がすまん!! まるで昔のローマ聖王朝のように偉そうにしやがって!! 史郎:だから何の話してんだよお前はッ!?(笑) 空音:ここでさっさと事件を解決しておけば、学園祭は戦闘イベントも無しに進むんです!    と言う事は、葛葉さんに死亡フラグが立つ可能性も少ないんです!(爆笑) 聖 :その代わり下手をしたら俺が葛葉にふられるフラグが立っちゃうじゃないかぁア!!(笑) 空音:愛するものを突き放してでもその身を守る、ナイスミドルとはそういうものでは!?(笑) 聖 :わかった! 全勢力を持って協力しよう!!(爆笑) 史郎:掌返し早ええよっ!!(笑) 空音:長く…長く苦しい戦いだった。ついに私は勝利をその手に掴み取り、そして同時に味方も手に入れたのだった…。    ダブルクロスキャンペーン第2話、「持たざる者」…完。 GM:終わんねーよっ!!(爆笑)    というか、素で泣きたいよっ! 俺っ!!(大爆笑) 聖 :まぁ、報奨金の事は後でどうにかしよう。とりあえず放課後に学校に行けばいいんだな? 空音:まだ、諦めてないんだ(笑)    「はい、放課後学校にきてください。お待ちしております。」 聖 :わかった。丁度葛葉がシャワーから出てくる。ここらで切らせてもらうぞ。ピ。 GM:……と、言う所でシーンを切らせてもらいます……(げっそり) 史郎:…もう慰めの言葉も思いつかねぇ…(笑) GM:生きてれば、いい事あるさ!! 空音:それが、GMが残した、最後の言葉だった…。 GM:死なない! 死なない! というか死ぬ間際に生きてればなんて言わない!(笑)    お、お前は悪魔かっ!!(大爆笑)  相変わらずいい性格である。この女。
GM:さて、気持ちを切り替えて。なんもモチベーションの無いけーた。 京汰:そして何の情報もない京汰や。とりあえず、学校内であの女を捜す。 GM:といっても、顔くらいしか、情報は無いんだろ? 京汰:いや、とりあえず、名前は昨日聞いたしな。    身体的特徴とかもあるだろうから、聞き込みすれば、素性は明らかになるんじゃあないか? 分からなかったら御子柴に相談するよ。    <情報:噂話>でいいかな? GM:うん。目標値は10で行こう。 京汰:ぐ、クリティカルしないと無理かぁ…。…あ、した。 GM:む。では、クラスとか名前はわかりました。 京汰:さて、では、学校に来てるかどうか確認をしに行くかな。…史郎を誘うか誘わないか…。    話的には誘うんだろうけど…侵蝕値がナァ?(笑) 史郎:はっはっは。って言うか俺学校来たら真っ先に岬さん探しに3年のクラス駆け回ってると思うぞ? 授業サボって(笑) 京汰:では、そちらが登場したければ登場して下さいな。    俺はシローがいないので、ソロで教室まで行って………いや、職員室にいこか。 GM:ふむ? 職員室とな? 京汰:いじめられっ子らしいので、クラスメイトに所在を聞くのはちょっと煽るだけになりそうやし。    シローと違って俺は気がきくんや(笑) 史郎:ほっとけ(笑) 京汰:3年何組やっけ? GM:2組と言う事で。  だから、待て、GM。  お前、空音のOPで、3年1組って言ってなかったか?  …とことん適当である。 京汰:じゃ、そのクラスの担任の先生の所に行こか。 GM:はい、職員室です。    「おう、霧島。なんの用だ? 珍しいなぁ。お前が職員室に来るなんて。」と、君の学年の体育教師、つのだ星宏先生が君に声をかけてきた。 京汰:つのだ☆ひろ? GM:つのだ星宏。32歳、既婚。外見はお世辞にもいいとは言えない。奥さんは10歳年下の美人妻。美女と野獣夫妻と有名。 聖 :あんな先生見た事ねぇーッ!!(笑) GM:そっちかっ!(笑) 京汰:…たまらんなぁ。ええなぁ、この学校。    柄にも無く、愛校心なんて芽生えてもうた……。 空音:いいから。話を続けましょう。 GM:うう、空音に言われると悔しいものがあるな…話ブレイクの達人に…(笑) 京汰:続けよう、GM。なんか屈辱や(笑)    「いやー、出来れば俺としても来たないんですけどねぇ〜。」とか適当に言いながら…………3年2組の担任って誰や〜。 GM:なんか、上手く噛み合わないな(苦笑) 京汰:普段、職員室なんて縁遠いもんやから、教師とか詳しくあらへんねん。    シローならちょくちょく職員室に呼び出されてるから詳しいんやろうけどー(笑) 史郎:はっはっは、憶測だけで物言ってんじゃないよコンチクショー。    俺は呼び出されても行きゃしないから詳しかねぇよっはっは(笑) 京汰:何を言うか、不良学生(笑)    俺はこう見えても…ノイマンだぜ? 一同:な、なんだってーーー!!!!(爆笑) 京汰:なんで驚くんだよっ!!(爆笑) 聖 :そりゃおめぇ、ここで驚かずしてどこで驚くんだよ。 史郎:長年親友やっておいて今初めて知った気がする…、って、あ、いやいや、俺この場にいないからまだその事実知らない。うん。(笑) 京汰:うう、みんな酷いでぇ…。    とりあえず、《ワーディング》を展開します。職員室を覆うように。貴志川先生を探す。 GM:まだおるんか。この学校に(笑)    えー、では、他の職員達が凍りついたように静止する中で、一人の女教師が、君の近くに近づいてきた。    「どうしたの? 霧島君。」この学校の英語教師、貴志川舞先生です。4年前から全然老けていないと有名です。 京汰:…エグザイルやからなぁ。姿形は自由に変えられるんやろうけど(笑)    ここで《ワーディング》を解いて、普通に話す。「ちょいと、面倒ごとが起こりそうなんで。協力してもらいに来たんですよ。」とね。 聖 :葉月ユウといい貴志川先生と言い、前回のキャラ、便利に使われてんなぁ(笑) 史郎:こうまで露骨に前回のキャラがほいほい出て来るってのも珍しいんじゃないだろうか?(笑) GM:まぁ、この「ステージ」のNPCとして彼等は既に定着してるからね。    GMとしても便利だし、君らもキャラを掴みやすい。一石二鳥じゃないか。    んで…「面倒ごと、ねぇ? 君がこういう形で会いにくるというからには…オーヴァードがらみなのね?」 京汰:「せや。学園内にジャームが紛れこんどる。」…と、ここで聞き込みしたデータや先日の事を全部彼女に伝えるわ。 GM:「そう…あの子、オーヴァードだったのね。……彼女は今日は学校に来てないわ。そう…そう言う事なの…。」    彼女も岬さんに関することを君に教えてくれる。流石に彼女が知ってる岬さんのデータは教師としてのデータなので、    実は親父がジャーム化したとかそう言う話は聞けませんが。 京汰:了解や。 GM:「気をつけなさいよ。…今、学園関係者はピリピリしてるからね。学内で殺人事件でも起こしたら間違い無く学園祭は中止。    それは君だって望む所じゃないでしょう?」 京汰:ああ。わかっとる。俺は是非ともこの学園祭は成功させたいんや。ミスコンとかな。    誰にも邪魔はさせん。この日常を、守ってみせるわ。 GM:「私もそれとなく警戒しておくし、彼女が登校してきたら君に連絡をいれるわ。…君から他の学園内のオーヴァードに警戒を促してもらえる?」 京汰:構わんよ。それじゃ、貴志川センセ。お邪魔しました。 GM:「ええ、ありがとね。情報提供。」    …と、言う所でシーンを切りますかね? 京汰:ようやく、俺のOPが終わったって感じやな(笑)    ちょっとモチベーション出てきたわ。 史郎:…そう言えばジャバウォック、脇に放り出されっぱなしだなぁ…(笑) GM:お願いやから、岬さんよりもそっちを意識してほしいんやが(笑)    …まぁ、このセッションでは無理っぽいなぁ(←シナリオを組みかえている)
GM:さてはて。次のシーンの立候補は存在しますかな? 史郎:う〜ん、岬さんに会いたい所なんだが、侵蝕率がなぁ…(笑) アヤ:はーい。実は私も話に全然絡めない状況ので、シローに会いに行きます〜。 GM:と、おっしゃってますが。史郎さん。 史郎:侵蝕率がぁああ!!(笑) アヤ:諦めなさい。侵蝕率はどうやっても上がるものです。その為のDロイス:生還者でしょう(笑) GM:取っておいてよかったなぁ、史郎(笑)    と、いうわけでアヤさんのシーンです。史郎、他の人は随時状況を見計らって登場して下さい。    場所とかの演出は任せよう。当人達に。 アヤ:はい。分かりました。    …それじゃあ、史郎が学校を出ようとしたところで校門のところで私が待っている、と言う感じのシーンで。 史郎:むう。では俺は岬さんの事を気にしてジャバウォックの事なんかダストシュートから捨て去って、    険しい顔して周囲に近づくなオーラ出しまくりながら校門へ歩いている、と(笑) アヤ:では、《ワーディング》を一瞬だけ展開させて、こっちに意識を向けさせましょう。 史郎:そりゃきっちり反応しますよ。「! なんだ!? またかよ!!」(笑) アヤ:そして、彼が振り向いた先には…真剣な表情で、史郎を見る私の姿が。    前回、少しだけしか時間を共有しなかった彼にでも、前回と雰囲気が違う事を感じさせるような、そんな厳しい表情をしています。 史郎:…、アヤ…さん? …俺に、何か用か? アヤ:話があるわ。…少し、いいかしら? 史郎:…こっちにも用があるんだけどな。出来れば手短に済ませてもらいたいな…。 アヤ:すぐ、終わるわ。…そう、すぐにね……。 空音:べきべきべきー。    異音と共にアヤの手が剣にモーフィングしていく……。 京汰:そして一瞬、画面が暗転して…。 GM:気付くと地に伏している史郎の姿。その周囲は紅に染まる…。 アヤ:……これが、定め……。    …って…違いますよっ!!(爆笑) 史郎:違っててくれよ!! だから妙な茶々いれんなぁあ!! 勝手に演出で殺られてたまるかよっ!!(笑) 聖 :いじられキャラ全開。 史郎:駄目押しするなっ!!(笑) アヤ:ええと、「時間は取らせないわ。少し話をするだけだから。」…と言って、近くの公園にでも行きましょうか。 史郎:いつもの公園だな?    「…また改まってなんなんです?」 アヤ:…赤の王。    …聞き覚えは? 史郎:……無いよねぇ? 俺。少なくともシナリオ的には出てきてないよね?    「…いや、無いけど…? 何? そいつがどうかした?」 アヤ:聞き覚えがないならいいです。    先日、その名を名乗るものが現れ、……貴方の殺害依頼を私にしてきました。 史郎:むう、そりゃちょっと身構えるぞ?    「お、おい、まさかその依頼、受けたんじゃないだろうな!?」 アヤ:「そんなわけ、ないでしょう。」    ベンチに座ったまま、なんの構えも取らず、こちらに殺意が無い事を示します。 史郎:…、はぁ。びびらすなよ。 アヤ:しかし、私が依頼を断ったから、別の刺客が貴方を襲うでしょう。    今日は警告に来たのです。貴方にね。 史郎:そりゃどうも。ご忠告ありがたくいただいておくよ。    …って、その赤の王って、どんな奴だ? アヤ:………アリス。    貴方もオーヴァードならば知っているでしょう。この組織の名を。 史郎:………GM、その名はオーヴァードに公表されてるのか? GM:有名な話ですからね。世界規模のテロリスト。ここ最近にオーヴァード能力に目覚めたとか言わない限りは知っててもいいと思います。    元より、隠しきれる規模ではないでしょう、アレは。表の世界に存在が漏れていないだけでも奇跡ですよ。 史郎:それもそうか。しかし俺は積極的にUGNに関わろうとしている人間じゃないので突っ込んだ所までは知らないのだ。    「まぁ、一応、人並みには…。」 アヤ:そういえば、ジャバウォックの名前とかは知らなかったもんね。    「赤の王…彼はそのアリスのトップだと…そう、名乗りました。」 史郎:…フン、さすがアヤさん。世界規模の組織のトップ直々のご依頼かよ。 アヤ:…彼は、強い。    あのジャバウォックでさえ、彼には敵わないでしょう…。 GM:そ、そうなのか? アヤ:そうなのです。…違うんですか? GM:………………じゃ。そういうことで。 アヤ:なんですかっ!!    今の微妙な間はっ!!(爆笑) 史郎:いろんな意味でお疲れさんだねぇ(笑)    「…、そういえば、三日くらい前に、俺、ジャバウォックを名乗る奴に会ったよ?」 アヤ:そんな、すっかり忘れ去っていたんですね(笑)    「な…!? じゃ、ジャバウォック!?」驚愕する私。 史郎:どうもアイツは間が悪いようだな色々と(笑)    「どういう理由か知らないけれど、突然俺の前に現れた…。」 アヤ:……まさか…生きていたなんて!?    4年前…死んだはず……。 史郎:…恐ろしいやつだったぜ。…ただ立っているだけでも、全身が凍りついたようだった。    息が出来なくなるくらい…、圧倒的なプレッシャーだった…。    …といいな(ボソ)(爆笑) アヤ:……まさかとは、思うんですが。    ジャバウォックが刺客に向けられたら、間違い無く史郎君は助かりませんね(笑) 史郎:タイタス無いしねぇ…(笑) アヤ:と、とりあえず、忠告はしました。今後は一人で出歩かぬように。    私はジャバウォックのことを追います。UGNにも報告して、警戒態勢を取らねば……。    本物か偽者かはわかりませんが、赤の王といい、このタイミング…無関係とは思えません。 史郎:………微妙に逃げてないか? あぁん?(笑) アヤ:適度にシーンを切る為の演出といってください(笑)    ここから一緒に行動するわけにも行きませんよ。 史郎:まぁ、それもそうかな。    「…ああ、そうするよ。わざわざありがとう。」 GM:と、いうところでシーンを切りましょう。    ようやくジャバウォックの事を思い出してもらえた(笑) 聖 :ジャバウォック、今回の人気投票でも票が入らないかも知れねぇな(爆笑) GM:いいんだ。今回は脇役なんだから。 史郎:コンビニの店員も脇役立ったんだがな…(爆笑) GM:というか、公式には人気投票の結果を発表してないので、その話題はタブー(笑) 史郎:あ、そうでしたそうでした。お口にロック(笑) GM:いいから次のシーン行くぜー。
GM:ひょえい。立候補、あるかなぁ? 聖 :ほ〜い。ちょっと聞きたいんだけどなぁ、さっきのシーン、時間帯いつだ?    放課後だとしたら俺様も行ってるところだぞ? アヤ:史郎君の帰宅時間にあわせたシーンですから…やっぱり放課後ですね。    すれ違いで空音ちゃんに会いに行ったと言う事じゃないでしょうか。 聖 :ふむ。んじゃなんか見覚えのある後姿を横目に、俺様はポチと学校に到着。 空音:じゃあ、そういうシーンから始めましょうか? 京汰:それなら、俺も登場しよう。侵蝕率上げておきたいし。 聖 :なかなか面白い構図だな。1話とはまた違ったPT編成だ。 GM:それじゃあ、学校に京汰、空音、聖の3人登場でいきましょう。 聖 :…けーた。お前、何故にそんなに侵蝕パワーが低いのだ? 空音:え? いくつ? 京汰:(どこか、遠くを見ながら)……40% 聖 :俺や史郎より15%以上低いぞ、おい。 京汰:……ほっといてくれ……。侵蝕値が上がらないのはいつもの事じゃないか…はっはっはっはっ……。 聖 :それでもしっかり経験点フルに持ってくからなぁ、お前…(笑) 京汰:ふ……(遠い目) GM:まぁ、そんなこんなでシーンを始めてくださいな。 空音:さて。放課後、学校に。    …けーた、今日の練習は?(笑) 京汰:…俺に聞かれても。やったんやないか? しっかりと。    それとも、それどころじゃなかったかな? 史郎は。 史郎:それどころじゃなかったんですよ、ええ。    どうやら俺は目の前の事象に執着しすぎる性格のようですな。 京汰:思い込んだら一直線、やね。 史郎:ジャバは俺の情熱には引っかからなかったようですな(笑) GM:うう、なんでじゃー。 空音:いいから。学園祭はもうすぐだから、そろそろ遅くまで作業してる人がいる。    狙われるなら、まずそういう人達。……彼女は、きっと現れるわ。 聖 :まぁ、その辺の事もそうなんだが、まず俺様に気付いてくれないか?(笑) 空音:あ、ああ? ポチの飼い主ね。いたの? 聖 :帰るぞ小娘っ!!(笑) 空音:微妙に京汰がいるならいらないんじゃないかと思ってしまった私でした。    ああ、いや、ポチの嗅覚は必要です! 逃がすわけには行きません!(笑) 聖 :こ、この小娘がぁああ…!!(笑)    …ま、まぁ、そんな事ばかり言っていても話が進まん。俺様は煙草吸いながら校門にいるぞ。 空音:お待たせしました、聖さん。わざわざありがとうございます。 聖 :まぁ、わざわざ学校に呼び出したのはそれなりの理由があるのだろう? 空音:……なんで呼び出したんでしたっけ。そもそも。 京汰:……をい(笑) 空音:ええっとですね。京汰との話を総合すると、相手は学校などの平穏な世界に恨みを持っているんですよね。    んで、世界を壊そうと。現状で一番狙われそうなのは、ここか、彼女のご近所の人達です。    真に申し訳無いんですが、私は現在UGNとしての使命感と言うよりも、史郎や京汰の友人として、そしてこの学校の、日常の住人として    こちらを守る事を優先したいわけですよ。ええ。それに戦力分散の愚を犯すよりも、絞って捜査した方が安全ですしね。こちらの身も。 聖 :…詰まる所なにか? 「張りこめ」と? 空音:ホシが捕まるまで警備員まがいの事をやって欲しい、というのが実情ですかね。    動機を鑑みる限り、間違い無く、学園祭までにはしかけてくるでしょうから、拘束時間は短いでしょう。    実際に警備するのは人が少なくなる時間だけですし。 聖 :やれやれ、さすがはUGNエージェント様だ。…まぁ、よかろう。母校の平和のためでもあるしな。    ところで、ホシが誰なのか分かっているのか? 空音:…それについては電話で説明したはずでは? 聖 :…あれ? そうだっけ?(笑) 空音:確か。もう一度確認の意味を込めて、話しましょう。かくかくしかじーか。 聖 :ふむ。わかった。では、学校側に話を通してこよう。丁度俺様は、学園祭当日の警備の指令も降りているしな。 空音:…なんと言って? 怪しい人間がいるかもしれませんから警備しマースって?(笑) 聖 :単純に学校周辺を警戒すると言えばいいだろう。    警察側から正式に指示は出されているんだ。多少警備に付く日が早くなるだけのことさ。 GM:ま、それで通じるでしょう。一応、学園にも守衛さんみたいなガードはいますが。 京汰:それじゃあ、今後は学校内に生徒がいなくなるまで、見回りするんだね。 聖 :せっかくの休みなんだがなぁ。仕方なかろう。    …さっきの口ぶりで行くとUGNから報酬あまり出なそうで恐いけどな…(笑) 空音:一応、イリーガルへの報酬は私を通して支払われますので。一日350円ほどでよろしいでしょうか?(笑) 京汰:わーい、豚どんが食えるー(←素直に喜んでいる) 聖 :この話しは無かった事にしてもらおう(きっぱり)(笑) 空音:ああ! この男、金以外では動かない守銭奴ですよっ!!(爆笑) GM:違う! それはお前の報酬の出し方が悪いだけだっ!!(笑)(←耐えきれなくなったらしい) 史郎:上月司の前借り分より安いぞその金額(笑)  上月司。  好評発売中DXリプレイ「闇に降る雪」「聖夜に鳴る鐘」参照。  彼の不幸ッぷりは、月代真の不幸ッぷりに勝るとも劣らない。 聖 :横島君の時給と大してかわらんではないかッ!!(笑) GM:アレは「時給」でこっちは「日給」だぞっ!!(笑) 空音:むぅ…しょうがないなぁ。《熱狂》を聖に対して使用しましょう(笑)    【肉体】を上げて【精神】にペナルティをかけるエフェクトです。故に、難しい事が考えられなくなります。    「これも世界の平和を守る為です。無償の精神…いいものですよねぇ、聖さん?」 聖 :ばかやろチクショー! 抵抗してやろうじゃねぇかッ! 【精神】3だっ! クリティカル値10だっ!    分が悪いとかそんなレベルの話じゃねぇえ!!(笑) 空音:むぅ。抵抗しますか。抵抗されると彼がメンバーから外れてしまうじゃないですか。    それはまずいので、全力で行きましょう。クリティカル値を《ファクトリー》で下げた上で《熱狂》    UGN戦闘服を持っているので+2個のダイスボーナス。…27です。 聖 :達成値7だよドちくしょぉおおおおお!!(笑) 史郎:ああ、あの純真無垢だった空音ちゃんが…(笑)    きっとエフェクトのこういう使い方も茉莉ちゃんに教わったんだろうなぁ…(一同爆笑) 空音:何を言うんです。純真ですよ、純真。無垢ではないかもしれませんが(笑) 史郎:…純真黒なのかな。もう元には戻れない(爆笑) 聖 :とにかく俺は熱狂に当てられたよ、チクショー(笑) 空音:さ、聖さん。この誓約書にサインを(爆笑) 聖 :泗・界・堂・聖…ト、コレデイイノカナァ〜?(笑) 空音:はい、ありがとうございます〜。    (邪悪な声で)しっかりと、受け取りましたから。受諾しましたから。ええ。 聖 :ハッハッハ、ヨキニハカラエ〜(笑) 史郎:当てられてますなぁ〜(笑) GM:(何のシーンなんだ、これは) 京汰:こええよぅ…この女、こええよぅ…。 史郎:師が良かったのか天賦の才か…。    こいつには逆らわない方がいいとか以前の問題だぞ。二つの意味で逆らえねぇよ(爆笑) GM:んじゃ、ここらへんでシーンを切りましょう。    君等はこれから文化祭まで警備につく、と。 空音:死の誓約書、げっとだぜー!(笑)
史郎:…俺も今回恋愛シミュレーション止めようかなぁ…(笑) 空音:全然ヒロインじゃないですねぇ。    それはまずいのでこれからヒロイン街道を突っ走りましょう。萌えですよ、萌え。萌えは大事だ。 GM:さて、次のシーンだが。    特に何か無ければ、学園祭まで飛ばしたいんだが? 史郎:そうだな。俺の侵蝕率の為に飛ばしてくれたまえ(笑)    え〜と、俺は学園祭の練習の為に放課後は学校にいるけどそれ以外の時は岬さんを探して授業はサボりにサボったと。 京汰:不良学生やなぁ。 アヤ:…私がソロでシーンを組みたてたいのですが。    場所はUGNの支部で、柳川なり蛍介なりのそれなりの地位の人と話す、っての。 GM:む。それは確かに重要だ。このままだとアヤ、孤立しそうだしな。    ではUGN支部内、会議室で。そこのドアには「緊急会議中」という札が張られ、中には支部の幹部クラスの人がずらりと。 アヤ:うわ…。大事だ(笑)    「……というわけで、未確認ながら『ジャバウォック』と名乗る存在が現れたらしいのです。」 GM:重苦しい雰囲気が流れる会議室。    君の言葉が紡がれ終わり、しばしの静寂。    「……まだ、アリスの芽は摘みきれていなかったと言う事だな。」    その静寂を破ったのは柳川。渋い表情で、重い口調で彼は言った。 聖 :「弱りましたねぇ〜。4年前のときでさえ支部はかなりダメージを受けましたからねぇ〜。    全く、ある意味FH以上に頭の痛い相手ですねぇ〜。」とあいも変わらず緊張感の無い口調でのほほんと喋る南雲氏(笑) 空音:「全くだ。…何はともあれ、事実の確認が最優先だな。赤の王の事もある。このまま何も起こらないはずがねぇ。」    と、壁際で腕を組んで立っている久我山里未。 GM:ありがとうございます(笑)    「事実確認は、久我山、南雲に任せる。人員は自由に使ってくれ。フェイスレスは…榛名史郎のガードについて欲しい。    彼には…そう、何かがある。ジャバウォックが彼の前に現れた事も無関係ではないはずだ。彼を、守って欲しい。」    柳川は君にそう言った。 アヤ:…了解しました。    …しかし、よろしいので? GM:「……? 何がだね?」 アヤ:「…私は…その……、奴らに……」    消えるような声で。 GM:お前、自分が奴らに作られたって事まで報告したんかい(笑)    「君は君だよ。4年前、茉莉ちゃんが彼らを振りきったように。君もまた、過去を振りきれるはず。」    …天城蛍介が、優しく言う。どこか、懐かしい感じの口調で。 聖 :「それに、我が支部は相変わらず人手不足なんです。4年前のダメージがまだ復旧しきってませんのでねぇ〜、いやはや」(笑) GM:「だから、君には最大限、頑張ってもらわなくてはね。…信頼してますよ、フェイスレス。」 アヤ:くぅ…! いいひとたちだ!(笑)    そんな事言われたら、思わず言葉を失っちゃいますよ。…泣きそうな笑顔で、「ありがとうございます…。」と、礼を言います。 GM:…というか、聖。まだ、ここの支部は4年前から復興出来てないのか?(笑) 聖 :UGNだからな(きっぱり)    俺様は生涯UGNを信用せん。そう心に決めたのだ(笑) 史郎:矢野さんが聞いたら泣くぞ(笑) GM:読者の皆様、これは奴の妄想なので相手にしては行けません。UGNは優秀です。…多分。    いや、まぁ、ゲーム内では都合上役立たずになってもらうしかないんですが。 アヤ:誰に向かって発言してるのですか(笑) GM:いや、まぁ、リプレイに起こす時に忘れないように、と。    ま、とりあえず、いいシーンを演出した所でここらへんで切りますかね? アヤ:はい。    では、一礼して会議室から出て、「榛名…史郎。」と呟きます。    彼を守る。…それが私の新しい目的。殺す為の存在じゃない。私が私になるために、彼を守らなくてはならないのです。 GM:心に秘めたるは決意。    自分の顔を持たない「フェイスレス」が一人の人間になるために。    自分と言う存在を確立する為に。    君は戦いの場に足を運ぶ……。
聖 :史郎、完全無欠のキーパーソンだな。 史郎:TRPGプレイ歴はそう多くは無いが、ここまでいろんな所に自分が関わってるのは初めてだ。    ああ、俺中心人物してる〜(笑) GM:だから、もうちょっと主人公らしくして下さい(笑)    君、ホントに一人で動くの好きなんだから。 史郎:ごめん。俺不良って慣れてないんだ(笑) GM:慣れろ!(笑)    ま、それはさておきですね。学園祭まで行きましょう。 空音:その前に。GM、文化祭か学園祭か、統一してくれない?(笑) GM:………学園文化祭で。 京汰:いいのか、それで!(笑) 聖 :『かっとび祭!!』でいいだろう! 『かっとび祭!!』!! びっくりマークは二つで!!(笑) GM:じゃ、それで。 京汰:いいのか、それでっ!!(爆笑) GM:……ダメか? 京汰:むしろOKです。 聖 :『第47回かっとび祭!!』!! 今年のスローガンは『冥王星までかっ飛べ!! かっとび祭!!』!!(笑) GM:さて、それで次のシーンですが。 空音:はーい、りっこうほー。『かっとび祭!!』前日で。萌えシーンがやりたいです。 聖 :緊急!! 『茉莉』活動宣言確認!! 各員警戒態勢!! 警戒態勢!!(一同爆笑) 空音:で! ですね。    放課後の練習を終えて、史郎以外の皆が帰ってしまった、って言う所から始めたいのですよ。 史郎:やっぱターゲットは俺だよっ!!(爆笑) 空音:当たり前でしょう!(笑)    ここで聖なんか相手にして何が面白いんですか! いや、面白いは面白いですが!!(爆笑)    あんな男、ぺぺぺのぺー、ですよ! 聖 :そこまで言うかッ!(爆笑) 空音:コブ付き親父ですよぅ!? 萌えないじゃないですか!(笑) GM:ブレイクブレイク(笑) 空音:は、そうでした。    で、場所は音楽室。二人で語り合いましょう。史郎(笑)    ラブコメラブコメ。 史郎:…え〜、じゃあ、岬さんのことがあって少々練習がおざなり気味なので、俺は最終調整の為一人残っている、と。 空音:それを見てる私。…暫く史郎の歌を聞いてる。    「…頑張るね。史郎。」 史郎:…学園祭だとはいえ、夢のステージだからな。自分のためにも、みんなのためにも、中途半端な状態で挑めないから。 空音:「……そっか。夢か。」    少し、いつもの私らしくないような、しおらしい声で。    「凄いね、史郎は。」 史郎:「何がだよ…」    ギターの調整をしながら、空音のほうには視線をやらずに答える俺。 空音:「夢があるって、すごいよ。…したいことがあるって、いいな。なりたい自分があるって、素敵だと思う。」    窓際の席に座って、既に暗くなった外を見る。外の闇は、まるで自分の未来のようで。    そして、史郎の方を、明るい部屋の中にいる史郎を見る私。……正直、まぶしい。    彼の周りには、光がある。日常がある。夢がある。…未来がある。    それをしっかりと見据えて、彼は生きている。 GM:(うわ…仕事無いな、俺…。相変わらず。) 史郎:「らしくない事言いなさんな。お前ほどの奴がなりたい自分の一つも持ってないなんて事ねぇだろうに。」    相変わらず視線はギターや楽譜に落としたまま、俺はいつもと変わらない口調で答える。 京汰:(ボソッと、遠い目で)……しあわせ。 アヤ:ん? 京汰:………しあわせに、なりたいなぁ。 一同:……………(凄い微妙な沈黙) 史郎:…あのけーたですら夢があるってのによう…(笑) 聖 :…夢…っつーか…。 空音:「…なりたい自分かぁ……」    思案しながら、私は自分のしたい事を考える。    でも、ぱっとは思いつかない。    「………特に無いかも。」 史郎:「ねぇのかよ。お前青春の3割は損してるぞそれ」(爆笑) 空音:「うん、…損、してるのかな。」    俯いて。「確かに、青春を戦いに捧げてるもんね〜。」ちょっと開き直ったように、空笑い。 史郎:つまらん人生おくってんなぁ。今からでもなんか夢探せよ。それだけで日々の幸せ度3割方違うからな。 空音:そこで、ですね。ふと思いつくのですよ。    「あ。あった。一つだけ、やりたい事、っていうか…希望が。」 史郎:…しあわせになりたい?(爆笑) 空音:違うよ、…いや、正しいっちゃ、正しいですけど(笑)    ええと、まっすぐ史郎の目を見て、躊躇いもなくさらっと笑顔で。    「史郎の歌が聞きたいな、私は。」 史郎:ぶっ!!(爆笑)    「…は?」 空音:ラブで行きますよ、ええ(笑)    「私、史郎の歌、好きだな。…ねぇ。歌って?」 史郎:ううう、自分からしかけるならともかく、しかけられるとこっぱずかしいなぁ…(笑)    「…、と、突然何言い出すんだよ。明日にしろ明日に。いやんなるくらい熱唱してやるから。」 空音:「ぶー。いいじゃん〜。」と少しふてくされますが。    「ん。明日、ね。楽しみにしてる。」そう言って、最高の笑顔を、浮かべましょう。 史郎:…一種の死に台詞だなぁ、今の…(笑)    「おうよ。見てろよ、絶対に成功させるからなっ」って、グッと拳に力を込める。 空音:「だから…その為には…」小声で、ぼそっと。    この日常を、壊させはしない。学園祭、彼の邪魔はさせはしない。誰にも、…そう、誰にも。 史郎:うむ。しかし俺はそんな事には露ほども気付かず、相変わらずギターや音符とにらめっこ(笑)    「…、てか御子柴、お前そろそろ帰れよ。外真っ暗じゃん。」 空音:「…送ってくれる?」 史郎:「…むう、面倒だが、無視して帰って何かあっても夢見が悪い。しょうがない、不本意だが送ってってやろう。感謝しろ。」(笑) 空音:「ありがと。」嬉しそうに笑いながら答えます。    それじゃ、ここらへんで、シーンを切りましょうか? GM:うむ。頃合だな。 聖 :いやぁ、大きな問題も無く無事に済んで良かった良かった。平和っていいなぁ(笑) GM:それじゃあ、学園祭に行きましょうか。 空音:史郎、萌えた? ねぇ、萌えた?(笑) 史郎:萌えない(きっぱり)    俺が萌えるにはまだ足りない(笑) 空音:むー。きっと最終話までには萌えさせて見せますからね。 GM:……むぅ。
GM:では、当日です。    ぽんっ、ぽんっ。    青空の元、白煙を伴い、学園祭開始の花火が上げられる。 聖 :正門にはアーチがかけられ、正面玄関に続く通路にはずらりと出店が並び、生徒たちがせわしなく動き回っている。 アヤ:幸いにして天気は見事な快晴。    歩く人の足取りは軽く、笑顔がこぼれる。そんな、幸せな日常。 GM:と、いうわけで、シナリオの流れとはあまり関係の無い京汰のミスコンシーンでもしましょうか(笑) 京汰:関係無いのかよっ!!(笑) GM:だって、お前、侵蝕率上げておかなきゃ(笑)    そろそろクライマックスも近いのに、まだ40%だぞ、お前。 京汰:しあわせになりてぇなぁっ!!(爆笑) 聖 :愛されてんなぁ、お前。ダイスの神に(笑) 史郎:名前の天辺に“かわ”つけるか?(爆笑) 京汰:“かわいそうな京汰”、略してかわけい。    うるしゃいっ!!(笑) GM:さて、それじゃあ、シナリオを続けるぞ。    ミスコンは体育館かな? 実行委員長の京汰は舞台裏で打ち合わせをしていた、ということで。 空音:あ、それじゃあ、私も登場してるー。    あのね、エントリーしてたい(笑) 京汰:む、急にヒロインらしいことしなければいけない気になったんだな?(笑) 空音:うん。なんだか、ヒロインっぽくないって言われてたから、こりゃ、頑張らないと、って(笑)    いや、さっきのシーンですっごくヒロインしてた様な気もしますが。 聖 :ミスコンはアレか? 衣装は自由か? ファッションショーみたいに行ったり来たりするんだろ?(笑) 史郎:一般客や生徒は体育館に行くと投票用紙渡されて、それにエントリー者の番号書くんだな? 聖 :称号は『ミスF1』か。…それだけ聞くとモーターショーみたいだな(笑) 空音:衣装は、クラスの出店で着るゴスロリ服。 GM:ぶっ!! なんだそりゃっ!!(爆笑) 史郎:………え〜とねぇ…(ガサゴソ)  と、何を思ったか、一枚の紙を取り出す史郎。  そこに書かれていたのは以前GMが書き起こした4年前の12歳空音。 史郎:はい。GM作、空音。4年前のだけどね。(1枚のキャライラストを差し出す。)    …これが4年たってゴスロリ着ます。 空音:萌える?(笑) 史郎:…はい、ちなみにこれが茉莉ちゃん。この4年間で空音ちゃんに多大な影響を及ぼした人物(笑) 空音:ねぇ、萌える?(笑) 聖 :………(想像中)…どうよ? 史郎:外見だけならねぇ…(笑) 空音:中身も萌えじゃないですか!(笑) GM:というか、君のクラス、出しのもの何よ。 空音:え? コスプレ喫茶。 京汰:…そやったっけ? 史郎。 史郎:さぁ、どうだったろう? ライブの事で頭いっぱいでクラスのことはよく覚えてないなぁ(笑) GM:まぁ、というわけで、ここははっちゃけシーンなので、ノーブレーキ、アクセル踏みまくりでも構いません(笑) 京汰:ねぇ。それじゃあ、もう、ミスコン始めちゃっていい? 聖 :特に他にやる事もあんめェ、やっちまえやっちまえ。    俺様も警備がてら、葛葉と一緒に体育館に行こう。 京汰:では、スーツを着こんだ俺が、体育館のステージに上がり、下を埋め尽くす野郎どもに向かってこう叫ぼう。    「野郎ども、待たせたなっ!!」 GM:その京汰の声に答えるように、下から「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」と叫び声が轟く。 史郎:さすがF1、“野郎ども”ときたか(笑) 聖 :うおおおっ! 久々の母校の学祭! かっとび祭!! 血が騒ぐゥウウウ!!(笑) 京汰:マイクを持ったまま華麗に演出しちゃる(笑)    「今回で記念すべき30回!! F1高校学園祭『かっとび祭!!』の恒例行事、ミスコンの開始を宣言するぞ!!    YAAAAAAAAHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!」 アヤ:京汰、絶好調だ(笑) 史郎:ここ殺人事件の如何に関わらず毎年警備ついてるんだろうなぁ…(笑) 聖 :こう言うイベント好きにとって『ミスコン実行委員長』はある種のステータスなのかもしれんな(笑) 京汰:ふはははははっ!! 絶好調!!    「今年も美女ぞろいのF1かっとびミスコン!! 野郎ども、手元の投票用紙の準備はいいか!? 良く見えるように双眼鏡は買ってきたか!?    OK、同士!! それじゃあ、野郎の挨拶はこれまでだ!! 早速エントリーナンバー1番の子に登場してもらおうじゃないかっ!!」 史郎:……ノリノリだな、かわけい(爆笑) 京汰:俺をその名で呼ぶなっ!!(笑) 聖 :まぁまぁ、それよかミスコンミスコン! 京汰の呼び声に大歓声が答える。    そして指し示した体育館のステージの袖の先から現れるエントリーナンバー1番!!    「…フゥー…。フッ、待たせたな、皆。泗界堂、聖だ。」 京汰:…は? GM:………………沈黙する世界。 聖 :さして指し示した体育館のステージの袖の先から現れるエントリーナンバー1番!!    「…フゥー…、フッ、待たせたな、皆。泗界堂、聖だ。」 一同:なんで貴様がそこにいるんじゃああああああああああああっ!!!!!(大爆笑) 聖 :なに!? ミスコンだろ!? ミスコン!!    ミスコンとはミスターコンテストの略ではないのかいっ!!??(爆笑) 京汰:《オウガバトル》 GM:……へ? 京汰:《七色の声》 GM:……もしもーし。 京汰:《吼え猛る爪》 GM:……壇上で、マイクを持ったままの京汰の体から、殺意がほとばしる。 京汰:《ブレインシェイク》 聖 :…フゥー、…フフフ、これが若さか…(爆笑) 京汰:《疾風剣》 GM:ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…高まる小宇宙…もといプラーナ、じゃなくて、殺気(笑) 京汰:なんなんだテメェはっ!!!(一同大爆笑)    手に持ったマイクで大声で叫ぶ!!(笑)    このエフェクトの組み合わせだと、音の衝撃波で聖は吹っ飛ぶのだ(笑) GM:ずどーーーーーーーん!!!!(笑)    聖闘○星矢ばりのエフェクトが京汰の背景を埋め尽くし、アゴを突き上げて宇宙(ソラ)に舞う聖。 史郎:え〜、俺は校庭にある特設ステージで、なんか体育館から立ち上る光の柱を傍目に目撃する、と(爆笑) 京汰:ちなみにダメージは15。 聖 :ひくっ!!(笑) GM:すると、校舎裏にぐしゃっと落ちてくる聖(笑) 聖 :え〜、《リザレクトォ〜》…HP2(笑) 京汰:ふう。すっきり。侵蝕値もようやく人並みに上がって満足です。    「さて、野郎ども! 妙な乱入者がいたが、気にせず続けようぜっ!!」 GM:多少唖然としていた観客達も、再びその言葉で熱を取り戻す(笑) アヤ:さすがF1高校、熱気が違う(笑) 史郎:きっとミスコンの他にもいろいろあるんだろうなぁ。お笑い選手権とか。    もしかしたらライブも人気投票やってるのかもしれないなぁ。 京汰:む、お笑い! なんで俺らがそれに参加してへんのやろ、シロー(笑) 史郎:したけりゃ聖と一緒にしてくれ。俺はお笑いに出る気は全く無い。 聖 :参加してみるかね? かわけい君?(笑) 京汰:俺をその名で呼ぶなぁっ!!(笑) 空音:と、いうわけで、ミスコンテストは進んでいくわけですね。    で、次は私の番(笑)    「エントリーナンバー2184番、御子柴空音です…。」    オトナしそうな、おしとやかなフリをした私がゴスロリ服を着て、壇上に上がるのです。ああ、男どもの視線はお人形さんのような私に釘付け。    史郎、萌える?(笑) 史郎:一体何人エントリーしてんだよぉおおお!!??(笑) 京汰:この俺が第1次選考会から厳選に厳選を重ねたから大丈夫や! 今日のコンテストにはざっと200人くらいしかいない!!(笑)    今日の第5次…最終選考会でこの200人の中からグランプリが選ばれるんや!! アヤ:ちなみに、第1次選考会のときは何人くらいいたんですか? 京汰:そやねぇ。4万人くらい。 GM:適当にもほどがある!(大爆笑) 聖 :てかさっき空音ちゃん、2000何番とか言ってなかったか? GM:1の次が2とは限らないんだろ。エントリーナンバーは最初からのナンバーのままで。 聖 :ああ、そうか、40000番までナンバーはあるんだもんな。    空音ちゃんがエントリーされた番号が2000何番なだけか。 史郎:…それだけの人数の中から厳選に厳選を重ねた中に何故に聖がおったのですかな? しかもエントリー1番だよ。 京汰:…………まぁ。そんな事もあると言うことで。    多分、聖がエントリーナンバー1番の子を襲って入れ替わったんだよ。悪い人だなぁ、聖は。めっ!(爆笑) 聖 :ごめんちゃ〜い(爆笑) 京汰:まぁ、そういうわけです。    200人もいるから1日で片付けるのはかなりハードなんですよ。    途中、休憩を挟みながらも、ハイペースでイベントは進む。ああ、伝統あるイベントをこなすのは難しいなぁ。 史郎:ステージ裏を想像するのが恐いですな。凄い熱気に当てられてそうで(笑) 聖 :あのだ、無論後夜祭でフォークダンスがあるのだろう? そこでこのミスコンの結果が生きてくるわけだな? 京汰:この学園のミスコンというのはある意味かなりの価値を持つものなんですよ。    最終選考に通っただけでも一生アイドルで食って行けるくらいに(笑) もう、ナンバー1と言えば伝説級。人生の勝者になれるのです。    だからこそ、毎年毎年参加希望者は増えていき、今年にはついに4万人を越す応募が外部からありました。    舞台裏では女達の冷たくも熱いオーラがほとばしり。訪れる男どものカメラ登録料がこの学園の一番の収入源になっているというのも    また、事実なのです。すごいなぁ、F1高校。みごとだ。 聖 :無論動画サークルなんかもこぞって撮影してるし、写真部とかも精力的に活動する。    他にもその手の業界人も顔を出して、上位の娘は上手くすれば芸能界入りとかモデルデビューとかの道も開けるとか。 史郎:す、すげぇ。すげぇ高校だ、F1。 聖 :但し運動部は全滅状態(笑) 史郎:ダメじゃんF1!!(笑) 京汰:…文化系は活発なんだよな…史郎。 史郎:もう音楽系サークルなんてグループごとにあるといっても過言ではないくらいの数がある。    毎年生まれては消えていくサークルがわんさかと(笑)    ライブの方も競争激しいのですよ。ライブの方はコンテストではないから、選考済みのグループが演奏するんだけどね。 京汰:これでいい演奏を聞かせたらデビューも夢ではない、のか。    なるほど、俺らが居残りまでして練習するわけやな。 史郎:俺の夢への第一歩! 全力でかかるぜ!! 聖 :…そう言えばさぁ、空音ちゃん…。 空音:はい? 聖 :せっかく萌えシーン演出したんだからさぁ、ミスコンにエントリーして最終選考に残ったんだし、    「明日のミスコン、絶対見に来なさいよ!」ってミスコンの投票用紙渡すとかやればよかったのに。 空音:いえ、…あの、…ミスコンエントリーは今さっき決めた事なんで(笑)    あ、いや、あのですね。ホントはイヤなんですよ。史郎がここに来るのは。    彼が他の女の子に投票しちゃうかもしれない、とか。そもそも、彼には他の女の子を見て欲しくないとか。うん、そんな感じで。    だから、昨日送ってもらった後に自分のベットにぼふん、って横たわって、ポケットの中に入れてあった投票用紙を取り出して    「…渡せなかったな、これ。」とかぼそっと呟いてたのです。    史郎、萌える?(笑) 史郎:…それはそれでちょっと萌えるが、俺それ知らないしなぁ…(笑) 空音:むはっ! そうだったっ!    まぁ、そんな感じの可愛い娘なんです。萌える? GM:そんなにお前、萌えキャラになりたいのか(笑) 空音:もちろんじゃないですかっ!!(笑) 聖 :萌えキャラの基本原則は変な語尾、らしいぞ? 空音:分かりました、そう努力します、うにに。 GM:うにに? 空音:変な語尾です、うにに。 史郎:…空音がやってもなぁ〜あ(ひどく残念そうな声) アヤ:私がやれば萌える? うにに。 史郎:…う〜ん、もう一声…(笑) 聖 :それでは俺ならどうだ? うにに。 史郎:死んでしまえ(ドきっぱり) GM:…一体何の話してたんだか、わからなくなってきたぞ(笑) 史郎:え〜、なんだっけ? なんかずいぶん止まってる気がするんだけど(笑) 空音:ええと、私がミスコンの舞台に上がった所あたりで、うにに。 GM:それはもういいってーの(笑) 京汰:まぁ、そんな感じでイベントは進んでいった、と言う事で。 アヤ:きゅぴーん(←なにか邪悪な事を思いついた模様)    空音ちゃん、協力してください。 空音:はい? なにをですか、にゃふぅ。 アヤ:…ええとですね。こんな事をしようかと思うんですが(ごにょごにょと耳打ち) 空音:はいはいはいはいはいはいはい。OKです。    では、ミスコンが進んでそろそろ休憩時間になった、と言う頃で。 京汰:うん?(←不安げ)    「それでは10分間の休憩にしようかと思います。皆様、ほとばしるエナジーをそのままにお待ち下さい。」 GM:それでは休憩できないのでは?(笑) 聖 :フゥー、…フン、かっとびのミスコンも、質が落ちたものだ。    これなら葛葉、おまえでも最終選考に残れるぞ? GM:「私、でも?」と隣にいる葛葉がぴくりと、こめかみに青筋。 聖 :…い、いや、お前「なら」最終選考に残れるぞ? GM:「そもそも、こんなところで鼻の下伸ばしながら何をしてるのかしら?」と耳たぶを引っ張って、外に連れだす(笑) 京汰:そして、5分後。青空に響く聖の断末魔。 史郎:再び校庭の特設ステージの準備中に体育館付近から昇る光の柱を傍目に目撃する俺(笑) GM:あ、《リザレクト》しておいてねー(笑) 聖 :ひ、ひどすぎる!(爆笑) アヤ:で、休憩に舞台裏に下がった京汰に、声をかけますよ。登場です。    「お疲れさま、京汰君。」 京汰:…? なんでアンタがここにおるんや? アヤ:それはね? 悪巧み(笑)    京汰のみぞおちに華麗なる一撃を加えます。 京汰:うわらばっ!! 空音:そして、京汰が気絶した所で京汰の服を着せ替えます。 アヤ:そして私が《擬態の仮面》で京汰に成りすまします。 京汰:うお、問答無用かよっ!!(笑)    …って、それは……もしかして、ですか? 空音&アヤ:(ハモって)もしかして、です(笑) * * * アヤ:「よし、待たせたな野郎ども!! コンテストの続きを始めるぜ!!!」 聖 :ついにクライマックスと言う事で野郎どものテンションも最高潮に高まっている。    「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」(笑) アヤ:「さて、残りの10人に行く前に、特別参加の美少女を一人紹介しよう!!    エントリーナンバー0番!! 霧島京子ちゃんだっ!!!(大爆笑)」 GM:ぶぽっ!!(飲んでた茶を吹いた) 京汰:……舞台のはしっこの方から、顔面真っ赤にして、俺が登場します……。    着ている服はフリフリの「アリス」スタイル。小柄な俺にはこないな服が似合うねん……(遠い目) 聖 :……………。    ふと京汰が会場の後ろの方に目をやると、大柄な犬を従えたナイスミドルが必死に腹を押さえて笑いを堪えているのが目に入った(笑) 空音:ふと京汰が後ろを振り返ると、ゴスロリ服を着た美少女が必死に弛む頬の筋肉を押さえ笑いを堪えているのが目に入った(笑) アヤ:ふと、京汰が会場の入り口を見ると、この盛りあがりは一体なんなんだろうとちょいと覗いた史郎が見えた。 空音:そして、その目は壇上の少女にくぎ付けにされていた。    「う、美しい。」…と。 史郎:…あれ? え? おい、ちょっと待て、何勝手に話し進めてやがる(笑) 空音:真剣な冗談です。 GM:たち悪ぃ!!(爆笑) 史郎:………空音君、今この場で変装した京汰の正体に気づかず惚れてしまう、というのもいい。それも面白いだろう。    しかしその場合、俺が今回ヒロインに対してしかけようと思っている「そっち系の演出」が全て不可能となってしまう。    どっちを選ぶ? 京汰:んなもん決まってるだろ。メインのルートを優先するんだよ。    てか、ここで素に戻るな(笑) 史郎:だってなんか勝手に動かされちゃってさぁ! ここで俺が「美しい」ってやらなきゃかなり寒いぞこのイベント!!(笑) 京汰:だから、ここは「なんだそりゃあ!!」って突っ込めばいいんだよ。ここで冷静に進めるな。    てか、現状でもう寒いわっ!(笑) 史郎:イヤだって俺突っ込み系の人じゃないし………、ええーい!!    わかった! わるかった!! だったら俺がおとしまえ付けてやる!!    京汰の様子を見にふらりとミスコン会場に立ち寄った俺は偶然その光景を目撃し、思わずどでかい声で叫んだ!!    なんだ京汰その格好はぁああああああ!!!!!(一同超爆笑) アヤ:「……警備員さん。そこのイカレた頭の少年をつまみ出してください」(笑) 聖 :ホラ史郎、せっかくのミスコンに水を指すんじゃない。ずるずる。 史郎:えええ!? おおお、おっさん!? だってあれ!! あれ京汰だろ!? 京汰だって!! あれ絶対京汰だってば!!    京汰!? 京汰だよな!? 京汰ッ!! 返事をしろっ!! 俺のために返事をしてくれェエエエ!!!(爆笑) 京汰:……ここで返事をしてしまうと、俺がこの先学園内で生きてけへんのや…許せ、史郎……(遠い目) 史郎:ってことで出番終わり。ふぅ、なんとか収拾ついたな?(笑) 京汰:…正体がばれるのはどうしても避けたいんや…。    せやから……(邪悪な声で)今ばっかりはとことんネコをかぶったる(笑) アヤ:「さぁて、とんだ邪魔も入ったが、続けるぞ〜!? 京子ちゃんは歌が得意なんだって?」 京汰:(しなを作って)「ええ、そうなんですぅ。」 アヤ:「それじゃ、今、ここで一曲歌ってもらえるかなぁ?」 京汰:ぶぱっ! そう来ますか(笑)    ……(キャラシートを見て)……どうなっても知りませんよ。    エフェクト《エンジェルボイス》を使用して、歌を歌います。曲目は「Amazing Grace」で(笑) GM:…《エンジェルボイス》?    ああ、あの人を引きつける高周波を出すとかいう…。 聖 :卑怯だ。エフェクトまで使うなんて。これで空音の1位は無くなったな。 京汰:今日の俺はやけや……こうなったら行くところまで行ってしまえ……。 史郎:幻の美女、天使の声の京子、伝説の誕生だな(笑) GM:さて、みんな、満足した?(笑) アヤ:かなり(笑) 聖 :だろうよ(笑) 史郎:まぁ、一筋縄じゃいかないだろうとは思っていたが…なぁ…(笑) 京汰:……と、いうところで全員の低い侵蝕率を底上げするための無駄シーン、終わり!!(笑)
聖 :てか具体的に問題があったのはお前一人なんだけどなぁ…(笑) 京汰:うん。これで俺も人並みになった。ありがとう聖!! 聖 :…なんかすっきりしねぇなぁ…(笑) GM:さて。それじゃあ、シナリオに戻りましょう。 史郎:なんかのっけから楽しんじゃったけど、結局岬さんとかジャバちゃんとかどうなったのかねぇ?(笑) GM:そんな、楽しい『かっとび祭!!』もそろそろ、終わりのときを迎えようとしていた。 京汰:もうかよっ!!(笑) 史郎:おおおっ!! ららら、ライブッ! ライブはぁあ!!??(笑) GM:学園祭のイベント関連もほとんどが消化され、残す所、締めのライブのみを残す事になった。 史郎:お! おお、おお〜、ふう。いよっし! かっとび祭、きっちりしめてやるぜ! なぁ京子ちゃん!!(笑) 京汰:史郎。許すのは今の一度だけや。……次、俺をその名で呼んだら、……分かるな?(史郎の肩を掴む) 史郎:かわけい。 京汰:俺をその名でも呼ぶなぁああああああっ!!!(爆笑) 聖 :あ〜、まぁ、なんだ。そこのいじられキャラコンビは置いといて、話を進めましょうか、GM? GM:君たちの一つ前のグループの演奏も無事終わり、…そして君達の出番が来る。 史郎:舞台裏でガラにも無く緊張する気持ちを落ち着かせ、ゆっくりと深呼吸しながら呟く。    「…いよいよだな…」 京汰:「ああ…。」流石に俺も緊張してる。…いや、俺だけじゃないな。他の2人も緊張してる。 GM:既に日は落ちかけ、他の出店は終わり、後夜祭の準備を始めていた。    残りはほぼ全員、このライブを聞きに来ている者だと思っていいんだろうね。    特設ステージの前にはそれこそ、人の質は違えど、ミスコンと同じくらいの量の人が集まって、君たちの演奏を待っている。 史郎:岬さんの事とかいささか気にならないでもないけど、今はとにかく、目の前の一大イベントに集中する。    そう心に決めて、意を決して皆に言うぞ。    「さぁ、行こうか!」 GM:いや、このキャンペーンの俺はいやらしいのだ。    君は意気込んで舞台に上がる。そうすると、何故だろう、一瞬、君の視線が遠くに引き寄せられる。    何故、見つけてしまったんだろう。…何故、この人ごみの中で見つけられたのだろう。    そんな事は分からない。…ただ、事実として、君の視線の先には、君の音楽の先輩…志藤岬が君を見つめ、立っていた。 史郎:…………ひでぇ(笑)    え〜、見つけてしまった岬さんを見つめ、しばし呆然としちゃいましょう。    「…岬さん…」と、小声で呟く。 京汰:「どうした? 史郎。」    なにも、分からずに呆然とした史郎に声をかける。 史郎:「あ、え、いや、…なんでもない。」    その声で我に返って、とりあえず準備を整える。けど、もう今心臓バクンバクン言ってる。 空音:…じゃあ、そこで史郎は、人ごみの一番前に立ってる私に気づきます。 史郎:即座に岬さんに視線をもど…しません。はい、すいません。睨まないで。睨まないで。ごめんなさい(爆笑)    …え〜、空音の姿も確認しました。    「…御子柴…、フッ、最前列かよ…」、その存在に、無意識的に安堵感を覚える俺。 空音:「約束したんだからね。ちゃんと聞かせてもらうんだから。」    歓声にかき消されるほどの小さな声。でも、私は確信する。それが彼に届いてるんだってことを。 史郎:「ち、コリャとちれないな…」と、俺もぼそっと呟いて、それから再び岬さんのほうに視線を戻す。    「岬さん。…貴方に教えてもらった楽しさのおかげで、俺はここまで来れたぜ。…聞いて下さい、俺の歌。俺達の歌…」    無論これも小さな声で呟くだけだが。 GM:そして、前奏が流れ始め……秋の夜空に、史郎の声が響く………。 * * * GM:やがて、曲が終わり、一瞬の静寂。    次の瞬間、歓声と拍手が会場を包み込んだ。    やも言えぬ充実感。今までで最高の出来だ。自然と4人の表情に笑みがこぼれる。 史郎:始まる前の、不安も何もかも忘れ、ただ俺達は無心に歌った。俺がひたすら好んだラブソングを…ってハイここ笑うところじゃない皆(笑)    …全てをこの時に傾け、この時を全てに捧げる為、…そして、それが今、終わりを迎える…。 京汰:観客に手を振りながら、俺は一足先に舞台裏に戻る。    「……終わったな。」…少し、寂しさを込めた感情で、俺は呟いた。 アヤ:お疲れ様、京汰くん。 京汰:…ナチュラルに存在するなぁ、お前(笑) 史郎:その後に金剛、比叡も舞台を下りる。もう比叡退場のときなんか黄色い悲鳴と花束が雨あられと降り注いでいたが…(笑)    それから俺も降りていく、もう一度、岬さんをちらりと見て、それから、御子柴を見て…。 空音:「お疲れ様」と、私の口が動く。    …なんというか、もうEDですかー、みたいな(笑) GM:……そして、君は気づく。岬さんが、この場から去ろうとしている事に。    人ごみにまぎれ、彼女は校舎の方に向かって歩いていく。 史郎:はっはっは、実は問題は何一つ解決しちゃいないからな、このままほっとけもしないよな(笑)    「おつかれー」とサークルライブ実行委員の連中のねぎらいも無視して、俺は岬さんの後を追うために駆け出すぞ。    「皆後の事は頼む。俺ちょっと用事があるんだッ!」 京汰:おう? …どないしたんや? 史郎:それも聞かずに岬さんのもとへ〜。    みさきさ〜ん!(笑) 京汰:もうちょっとシリアスが続かんのか貴様はっ!!(爆笑) 史郎:い、いや、岬さんをねっ!? 追いかけてねッ!? 追いかけながらついつい彼女の名をねッ!? ねっ!?(笑) アヤ:そう言いながら走り去る史郎を私は一瞬あっけに取られて見送ってしまう。    でも、3秒くらいして、我に返る。…今彼を一人にするのは危険だ!    「京汰君! 彼を追って!!」 京汰:え? ええ? アヤ:「フェンリルナイト! いつまで隠れているつもり? 彼を追いなさい! 私は空音ちゃんを呼ぶ!!    …おそらく彼は、「持たざる者」志藤岬を追ったわ!!」 聖 :む! なんだと!? それは今回の仕事のターゲット!? 史郎の奴、知り合いだったのか!    なんか隠れてたらしいのでハイディングを解除!! 『ボワン!!』と土の中から突如出現して奴を追う!(笑)    「フェイスレス! 援護はあるんだろうなっ!?」 アヤ:もっとかっこいい登場は出来ないんですか(笑)    「空音ちゃんを呼びます。彼女の支援能力は一級品ですから。貴方たちは先に行って彼を追ってください!!」 聖 :「わかった、まかせるぞ!」    そう言って俺とポチは史郎を追う! GM:うむ、そう言う事でこのシーンを切りましょう。    さ、クライマックスフェイズと行きますかね。
Climax Phase
GM:それじゃあ、まずはカメラを聖と京汰にあわせましょう。 京汰:お、おう。わけも分からず史郎が向かったほうに走る。 聖 :しまった。報酬の事念押ししとくの忘れた(爆笑) アヤ:無論ただ働きで(笑) 聖 :うがああああああっ!! 引き返して空音に釘刺ししとかねぶぁあああ!!!(爆笑) 史郎:やめろあんぽんたん!!(笑) 空音:引き返さなくても追っていきますよ(笑) GM:シリアスに! シリアスに!(笑) 聖 :むうっ!? え、ええっと!    「おい、京汰! 史郎の奴と『持たざる者』は、どう言う関係なんだ!? 眠り姫の話じゃ一言も触れてなかったぞ!?」 京汰:「詳しくは知らんけど…昔、音楽を教えてくれた恩人だって…そないな話をしてくれた事がある。」    走りながら…「おい、おっさん、もっと速く走れねぇんかよ!!?」 聖 :むう!? こしゃくな! 思い出したようにハヌマーンしやがってッ!!(笑) 京汰:ええい、先に行く!! ポチ、付いて来い!!(笑) 聖 :あああっ!? ポチっ!? 俺様を置いていく気かッ!? 待て! 待ってくれッ!! ポチィイイイイイ!!??(爆笑) 史郎:…まぁ、それはいいんだが。このメンツに何が起こるんだ?(笑) GM:と、聖を置いて京汰、ポチが駆け出そうとした瞬間、正面から君たちに向けた強大な殺気を感じる!! 京汰:足を止めて警戒! 刀を抜く!! 聖 :ポチも止まって威嚇を始める。「グルゥウウウウウ」    そして少し送れてその場に到着するわけだ。「ハヒィ、ハヒィ、ゼヘヘェ、ゼヘヘェ…」(爆笑) GM:そして、夜の闇に包まれた廊下の奥から現れるのは一人の男。    「そんなに急ぐ事は無いじゃないか。夜は長いんだ…。」 聖 :だ、誰だ…? そんな偉そうに知ったような口聞くってことは…、ただのここの生徒ってわけじゃなさそうだな? ゼェ、ゼェ(笑) GM:窓から刺す光が、男の顔を照らした瞬間…聖はその男の存在を知ってるのかな? 4年前の闘いに参加してたらしいし。    「我が名は、ジャバウォック。……夜を支配する、魔王さ。」    男の獣のような目が、君たちを捕らえる!! 京汰:ぞくっ!! その殺気に、体が反応する! 一瞬で5mほど後ろに飛び退き、最大限の警戒をする!! 聖 :…あのときと同じ、夜であることも手伝って、そのすさまじいまでの殺気を、俺様は思い出す。    「…バカな…? …まさか貴様…っ!?」 GM:「ほう…“ジャバウォック”の存在を知っているのか。4年前の戦士と言う奴か?」    ポケットに手を突っ込んだまま余裕綽々の表情の美青年。ビジュアルイメージはFATEのギル様、鎧無しバージョン。 史郎:しらねェ〜〜〜〜〜〜!!!(笑) 聖 :お前なんにもしらねんだなぁ…(笑) GM:少しは勉強しなさい。引出しに入れておくのは損ではないぞ?    ホレ、そこのPCのネットで今すぐ調べなさい(笑) 史郎:ううっ、おのれぇ〜…(笑) 聖 :…さて…と、それはそれとして、思い出したかのように現れたこいつ、どうしたもんかなぁ…?(笑) GM:「この先には進ませない。榛名史郎には役目があるからな。」    ジャバウォックは、廊下の真中で両手を広げ、通せんぼするようなポーズを取る。    「どうしても、通りたかったら……力づくで来いよ。」 アヤ:そこで登場します!! 2人ともここで何を…!? 空音:同じく。一番最後の登場します。みんな、足早い…。 聖 :じゃ、うっすら汗浮かべながらちょいと後ろ振り向いて。    「おう、援護ご苦労。…最悪の状況で合流しちまったな、二人とも…」 アヤ:…フェンリルナイト…アレは…まさか…!? 聖 :…まぁ、クローン技術の発達してる現代では、「本物」「偽者」の区別は無意味だろうしな… GM:発達してるわけじゃないぞ(笑)    限定的に一部で成功しているだけだ。しかもそれもシンドロームとかまではコピーできない劣化物だしな。 聖 :発達の度合いは問うてないさ。発展の度合いもな。    一部だろうがそこで技術的に伸びてりゃ発達になるし、まぁ劣化物かどうかは問題になるが、    今の場合、目の前の奴本人が劣化物かどうかが問題なわけだしな。そう言うわけでもなさそうだし、    「…少なくとも、強敵である事に変わりは無い…」 GM:「ま、俺としてはお前たちとここでやりあうつもりも無い。ただ、少しだけここで時間をつぶしてもらいたいだけだ。    …決着がつくまでな。」 聖 :…フン、一体なんの決着を望んでいるのか知らんが、貴様の思う通りにはさせん。    俺様の可愛い甥ッ子を、一人で置いておくわけにはいかんのだ。道を開けてもらうぞっ!! GM:「おいおい…落ち着けよ。平和に行こうぜ、平和に。」    と、言いながらも、彼の片手は獣化していきます。「俺は痛いのはキライなんだ。やるなら、一瞬で終わらせたいしな。」 聖 :「フ、同感だな。俺様も、まだるっこしいのはキライなんだ。」    そう言いながらポチがベストポジションを取る為ゆっくりと動く。俺様の視界とポチの視界はリンクしているのだ。    どんな敵でも三点観測で精密な射撃が行える。それが俺様とポチの強さだ。 アヤ:その前に聞かせてください。…貴方たちは、何をしようとしているのですか? GM:「……榛名史郎を、育てるのさ。…いや、あの男の中にある“力”と言った方がいいか。」 京汰:「…なんや、そりゃ?」…アヤ、聖のベテラン二人と比べて、若い俺はジャバウォックに既に飲まれている。 空音:同じく。…こんな力を持って、自我を保てるなんて…この男…本当に強い!! 聖 :4年前の事件も含めて、死戦と呼べる戦いも何度か潜り抜けてきた俺様は、プレッシャーは感じれど飲まれる事は無い。強気に言い返すぞ。    「フン、…前の事件で見せたあの“片鱗“のことか? …4年前といい、どうやら貴様等は本当に人手不足らしいな?」 GM:「支配するものは、常に少数でなければならない。違うか?」 聖 :なるほど、かなった話だ。そしてその選ばれるべき少数に、史郎が必要だと言う事か。    貴様の側に並べるほどの力を、史郎は秘めていると読んだ訳だな? GM:「並ぶ? アレはまだ未熟だが、やがては赤の王までも超える存在になるだろう。人を超えた、神になることさえ不可能ではない。」 史郎:また大きく出たなぁGM(笑) GM:いやぁ、キャンペーンならこのくらい普通だろ。    前回ジャバウォックも、新世界の神になろうとしてたし。 史郎:いや、キャンペーンとしてはまぁ、そうなんだが。お前としては珍しいなぁ、と(笑) GM:あまり、大きい話、やらないからな。俺(笑) 史郎:まぁ、俺はまだその話知らんが… 聖 :「…神…だと?」    さっきから俺ばかり話してる気がするがいいのか諸君?(笑)    「…それはまた大きく出たものだ。すると貴様は、史郎を神に祭り上げるつもりか?」 GM:「奴が最後まで生き延びれば、そうなるだろうな。」    …と、いうところで彼の後ろから《ワーディング》が展開される。    「……“持たざる者”と榛名史郎が接触したようだ。…こうなれば、決着は数分だ。」 聖 :………数分後、そこに立つのは、どっちだ…? 史郎か、持たざる者か… GM:「ま、順当に行けば榛名史郎だな。あの女の戦闘力は大した事は無い。問題は、その後だ。」 聖 :その…後…? GM:「榛名史郎にあの女を殺させる。…もっとも、奴はそれを望まないだろうがな。」 聖 :「…フン、絵に描いたような育て方だな。そんな事が出来ると思うか…?」    ポチがマウントポジションに付いて、低く唸りを上げる。俺様もジャバちゃんを睨みつけて言うぞ。    「俺が、させんよ…っ!!」 空音:「させない。…彼には戻る日常があるんだもん。ジャバウォック…そこをどきなさい!!」    ゴスロリ服を着たままの私。その周囲に光の球体がいくつも現れる。私の手には光の剣。 アヤ:私も手を剣にモーフィングさせ構える。    「また、4年前のように挫折させてあげる…!」 京汰:…俺だけカッコつけるエフェクトが無い(笑)    刀を構え、一瞬で間合いを詰められるように腰を低くする。 GM:「……いいだろう。誰にケンカを売っているのか、教えてやるよ……。」 史郎:あああ、なんか始まってるぞぉ〜。俺のいないところで俺の事で戦いが始まる〜(笑) GM:と、いうところでカメラは移り…。 * * *  夜の校舎に、ピアノの旋律が、響き渡る。  その音に導かれるように、史郎は走る。  走りながら、彼女が奏でる曲のタイトルを史郎は思い出していた。  フランツ=リスト作曲 「詩的で宗教的な調べ」より第3曲「孤独の中の神の祝福」  岬さんは、まだ、救われたいと思っている。  誰かの助けを求めている。  確信が、史郎の胸に生まれる。  ならば、俺は戦おう。  殺すためではなく、救うために。  あの頃、自分に光を与えてくれた人のために。  今度は自分が彼女に光を与えるのだ、と。  決意を胸に秘め、史郎は走る。 GM:君は今、一つの場所に導かれるように走っていた。    いや、実際導かれているのだろう。夜の校舎に響く、ピアノの音が、君を彼女のもとに導こうとしている。    この旋律は、彼女のものだ。君が好きだった…そして憧れた音。    あの頃と変わらないようにも聞こえるし、どこか…悲しくも聞こえる。 史郎:そう、あの憧れていた美しく儚い旋律、俺に生涯をかけるに値するほどの楽しさと喜びを与えてくれた人。    闇の中にきらめく月明かりに照らされたその人を追って…    「ここか! 岬さんッ!!」勢いよく音楽室のドアを開けるッ!! GM:「……来たね。史郎君。」    ピアノを弾く手を止めず、彼女はそう、呟く。……窓から差し込む月の光は、柔らかく、しかしどこか残酷に見えた。 史郎:…岬さん…、探したよ。あの日の夜以来、全然つかまんなくって、話がしたかったのに… GM:それでも、彼女の手は止まらない。    この曲だけは、最後まで弾きたい。…そんな想いが伝わってくるようだ…。 史郎:「…どうして、あんな事を言ったんだ…?」    それだけ言って、次の言葉を待つ。久しぶりの岬さんの弾く曲を聴きながら、俺はただ、黙って待っている。 GM:…ややあって、曲が終わり、彼女はそのままの格好で話し始める。    「史郎君、……歌、上手くなったね。」 史郎:…聞いていてくれてたね。上から、岬さんがいるの、見えたよ。 GM:「今日、まで…待とうと思ったの。……史郎君。楽しみにしてた、から。    それに……最期に、貴方の歌、聴いておきたかったし。」 史郎:…本気なのか? 世界を…壊すって…? GM:「……だとしたら、どうするの?」 史郎:冗談ならそれでいい。もし本気なら、無論、止める…!! GM:「………じゃま…しないで。」 史郎:…いや、そんな簡潔に拒否されてもな…(笑)    「…岬さんの気持ちも、わからないでもないよ…。貴方の身に何が起こったか、おおよそは知った。    でも、それでも、世界を壊させるわけにはいかない! そんな事したって、なんにもならないだろう!?」 GM:「………誰もいなくなれば、誰も私をいじめない…。」    ぼそぼそ、と。 史郎:だがそのかわり、貴方も幸せになれなくなるぞッ! GM:「史郎君も、私の敵に、なるの?」    悲しそうな…とても悲しそうな瞳で彼女は君を見る。    「そうなら……あなたも、殺さなきゃ……。」 史郎:…どうする、どうすればいい…。どうすれば貴方を止められるんだっ!? 岬さんッ!? GM:「今日ね…うちの近所の人を殺してきたの。お父さんの悪口を言って、お母さんを自殺までさせたんだもん、当然だよね……。」    彼女は、ピアノのイスから立ちあがり、君のほうに向き直る。 史郎:「…岬さん…っ!」苦虫を噛んだような表情のまま身構える。 GM:ここで、彼女は《ワーディング》を展開する。    「これで、貴方も動けない……。」 アヤ:…? 彼女、オーヴァードの事、知らない? 史郎:…動けない…の? 俺。GM? GM:いえ、普通の《ワーディング》です。    「……そういえば、前も…この空間の中で、うごいてた…?」 史郎:…岬さん、貴方…、自分の力の事、よく知らないんじゃ…? GM:はい。この力を彼女が手に入れたのは、ごく最近なんです。オーヴァードやレネゲイド、UGNのことも知らないんですよ。実は。    「……なんで、こんな力があるのかは知らない。……必要も無いもの…。」 史郎:…構えを解こう。そんで、両手を少し広げて、優しい口調で言う。    「…岬さん。おいで、俺のもとに。俺達のもとに。貴方を受け入れてくれる人達がいる場所に、俺が連れていくよ。」 GM:「……そんなの、信じない。…そう言って、痛い事、するんでしょ…。」    そう言って彼女は一歩あとずさる。 史郎:岬さん、貴方が何もしないなら、俺だって何もしない。貴方がその力を使おうと言うなら、俺も同じ力で貴方を阻止する。    貴方の力は、なんの知識も無しに使うには危険過ぎる力なんだ。そしてそれは、貴方自身をも滅ぼしかねない力なんだよ。    俺は貴方を失いたくない。貴方を救いたい。だからお願いだ岬さん、…俺を信じてくれ。 GM:「……やれやれ。これでは話が進まないではないか。」    ふと、岬さんでも君でもない声が、音楽室に響く。 史郎:あ! この野郎逃げに入りやがったな! 必死で台詞搾り出して立ってのに!!(笑) 聖 :だからそこで素に戻るな!! お前の悪い癖だぞ!!(笑) GM:「彼女と君は殺し会う必要があるんだよ。甘い戯言で回避されては敵わないな。」    闇の中から現れた男は、そう、君に言う。「ジャバウォックが他の4人を足止めしてるとはいえ、邪魔が入らんとも限らん。    早々にケリをつけてもらいたいな、榛名史郎。」 京汰:というか、NPCの台詞なのかGMの本音なのか分からんぞ(笑) 史郎:フフフ、ハッピーエンド史上主義者は非戦派なのだよ(笑)    で、え〜と、「…いきなり割りこんできて偉そうに、誰だよ、貴様はッ!?」 GM:「何、ただの科学者さ。彼女にこの力を与えたのも私だ。」 史郎:それは反応しちゃうぞ。    「…んだと…? てめぇが、与えただと…? てめぇが岬さんにいらん知識吹き込みやがったのかっ!?」 GM:「彼女が望んだ力だ。」……そう言うと男は怯える岬さんに近づき…呟く「力を、解放したまえ…。」    その瞬間、彼女の体内のレネゲイドが活性化し始めるのが、君にも分かる!! 史郎:ぬう! 「岬さんッ!? そんな奴のいう事なんか聞いちゃダメだっ!! 岬さぁんッ!!」 GM:いや、これは“強制的に”ジェネシフト…活性化を行わされている感じだ。    …ついでに衝動判定も行っておきなさい(笑) 史郎:ぎゃお! 俺もかい!!(笑) ていやー! …おお!! 出た!! やった!! 耐えた!!(笑) GM:プレイヤーの方々は覚えているだろうか? 前作でジャバウォックが使っていた「共振現象」…アレの応用だ。    「心を、解放したまえ。…己の、憎しみを………。」 史郎:…(ころころ)…おおお!! しかも侵蝕率の上昇が1ゾロに押さえられたぞ!!    どうやら俺はその共振現象の影響下に入らないらしい!! すげえ俺!! さすがキーパーソン!!(笑) GM:「この能力は精神的に屈服させたものに対してしか、今は使えないのだよ。ほら…見てご覧、素晴らしい……。」    目の前の岬さんは活性化してゆくレネゲイドウィルスに蝕まれ、徐々にジャーム化してゆく!!    「これが、我々の本当の姿。人という形を捨てた新しい進化……!!」 史郎:「み、岬さん!!」 にわかに起こる衝動を押さえこみながら、変貌していく岬さんを見、それからすぐそいつの方に向き直り、    鬼の形相でにらみ付ける。「…岬さんに干渉するのを止めろ。今すぐにだっ!!!」 GM:「お望み通り、止めてあげよう。……だがね、もう、遅いんじゃないかな?」    ……君の目の前には、既に異形の者になった岬先輩。    「し、ろ…う……くん。こわい、よ……助けて……。」 史郎:「…テメェの想い通りにゃさせねぇよ…」少々焦りを覚えながらも強気に返す。    …といえ、どうすればいいかなぁ…、弱ったなぁ…(笑) GM:「さて、思う存分、戦いたまえ。岬君。……そして、榛名君。殺してやるのも優しさだよ?」 史郎:うっせえよ! この場は見逃してやるから、とっととどっか行っちまえ!! GM:「恐い恐い。」    …男は、そう言うと、君の後ろのドアから出ていきます(笑)    「それじゃ、ごゆっくり。私はジャバウォックの手伝いでもしてきますかね。」 史郎:「ち…っ!」みすみす逃がすのも癪だが、今はそれ所じゃない、と岬さんの方に向き直る。    「…岬さん…」 GM:さて、それじゃあ、戦闘に入ろうかな? 史郎:ってーと、この場は俺と岬さんの1対1か。…さて、どうするかなぁ…。 GM:こちらのイニシアティブは7ですね。 史郎:おや、するってーと俺と一緒ですか。だとPC優先ですな。…俺からかよ。    ん〜、ソラリスシンドロームかぁ…。とりあえず接敵して説得コマンドでも出すか(笑)    「岬さん、まだ俺のことが分かるか!? 気をしっかり持つんだ!!」 GM:「は、る、な、し、ろ、う、………。」    既に彼女の意識は虚ろになってきています。…それで行動おしまい?(笑) 史郎:ひとまずおしまい(笑) GM:では、こちらからしかけましょう。《オウガバトル》《コンバットシステム》《アドレナリン》…    「み、んな、しんじゃ…え……!!!」…42です。 史郎:ぐは! たか! ええ〜と…(ころころ)…達成値15。回避用のエフェクト無いからなぁ〜。クリティカル値下がらなきゃ無理だろ。 GM:ダメージは35です。    彼女の一撃は、君を確実に捕らえ、吹き飛ばす!! アヤ:…というか、ソラリス/ノイマンで白兵ですかッ!!? 史郎:間違ってない〜!?(笑)    俺HP20あるのに〜…《リザレクト》、HP9。一気に半分以下だよだんな(笑) GM:さて、君は彼女を殺すのか、殺されるのか。    次のラウンドに行きますか。 史郎:うおお! HP回復の手段持ってないから岬さん落とせないよ〜!! 誰か来てくれ〜!!(笑)    と、とりあえず腹押さえながら…、しょうがない、俺自身の侵蝕率が低い今が逆にチャンスかもしれん。    昏倒しない程度までHPを削ってみるか。《血族》《獣の力》で岬さん殴るぞ。    「岬さん…、ごめん!!」 GM:誰も来ないよ。ジャバウォックを倒して乗り越えるのならともかく(笑)    元々、コイツは回避力が低いからなぁ。…当たりました。 史郎:おお! 達成値17だ、低いぞ! 俺の想いが通じた! …でもソラリスだしなぁ…(ころころ)…    おおお!? ダメージ11!! 出目5!! すごい! ひくい! 俺の想いが通じた!! 聖 :…それはそれで問題ねぇか?(笑) GM:榛名君(ちょいちょい、とルールブックを見せる)    …岬さん、100%は余裕で超えてるよね。うん。 史郎:…やっぱ使ったのね、それ(笑) GM:ほっほっほ。《ヴァイタルアップ》    HPは通常のソラリスのレベルを大きく超えておりますよー。    …手加減してたら、君が死ぬよ?    「殺すか、殺されるか」…戦いってのはそういうものだろう?(笑) 史郎:ふ、ふん! そんな姑息な手に屈すような俺じゃないもん! 絶対に岬さんを助けてなおかつ俺も無事に済ませてやる!! GM:そういうのは手札にカードを持ってる奴が言う台詞だぜ?(笑)    さて、それじゃあ、反撃させてもらおうかな。 史郎:こいやぁ! 俺はまだ100%超えてないから、今なら何が来てもこわかないぜ!(笑) GM:達成値は34です。    「もう、立ちあがらないで!!」 史郎:無論回避できません。 聖 :キュマイラは回避に全く向いてねぇからなぁ。よくわかったろ?(笑) GM:違う、お前らのシンドローム取り、エフェクト取りが悪いの(笑)    ハヌマーンとかエグザイルを組み合わせれば肉体が高い分回避のスペシャリストになれるよ。    もう少し頭を使いなさいな。一般エフェクトとか忘れてるでしょ。 史郎:後で一般エフェクトの《フィジカルエンハンス》でも取るか。回数制限あるけどクリティカル値が下げられるから…    …まぁ、それはいいや。ダメージは? GM:ダメージ4です。えらい低いな!!? 史郎:ひくいな!(笑)    《リザレクト》使う必要無いじゃん。HP5残ったぞ。 GM:岬さんも心に迷いがあると言うことで。    「苦しいよ、しろうくん…。」 史郎:「岬さん…」…うむ、そうだな、じゃここで、さっき現れてすぐ消えた自称科学者の言葉が頭を去来する。    「殺してやるのも優しさだよ?」と。    「…、くそう、あんな奴の言うこと真に受けたみたいでカッコ悪いが…、しょうがない! 少しの間眠ってもらう! 岬さん!!」    そろそろこっちの侵蝕率も限界だし、本気でしかけよう。HPが0になっても死ぬわけじゃないし。 GM:相変わらずヘタレやなぁ(笑)    とりあえず、きなさい。華麗に回避して見せる!! 史郎:本気でしかけさせてもらう!! でも岬さんの前なので《完全獣化》はしない!!(笑)    マイナーで《破壊の爪》、メジャーで《血族》《亡者の爪》《獣の力》!! ちなみにこれで俺は100%超えだ!!    「岬さん、ごめん! 耐えてくれ!!」って攻撃!! …達成値35! GM:耐えられると、困るのでは?(笑)    ちなみに、こっちの残りHPは39です。 史郎:え〜と…(ころころ)…ダメージ42! 落ちたな。 GM:それじゃあ、岬さんはその場に倒れます。    と、いうところでカメラを4人に一旦戻します。 * * * GM:さぁて、既に決着はついているのだが、こちらではまだ決着はついてない(笑) 京汰:「さっさと行かないと、史郎たちの戦いが始まってしまう!」 アヤ:「大丈夫! 史郎君は延々と未練がましく岬さんに迫ってるはずだからまだ間に合うわ!」 史郎:…うるせえよ。反論出来ないけど(笑) 聖 :「フン、アイツの女々しい所は欠点なのか美徳なのか…、判断に迷うところだな。」 空音:「そんな無駄話をしてる場合じゃあないでしょう!」…と、ジャバウォックに斬りかかろうかな(笑) GM:それじゃ、片手でふっとばそうかな(笑) 空音:「くっ!! ホントに強い!」(爆笑) 聖 :じゃあポチが相変わらず口から電撃はなっちゃおっかな。 GM:それじゃあ、ラシルド…もとい、《竜鱗》で弾いちゃおうかな。 聖 :「ち、厄介な盾だぜ。」 京汰:俺も剣を振るって衝撃波でも(笑) GM:ええかげんにせい(笑)    それじゃ、戦闘を開始しよう。一番早いのどなた? 空音:《戦いの予感》で一番最初に行動します。    《ポイズンフォグ》《アクセル》《熱狂》で【肉体】を高め、【精神】を減少させます。 聖 :全員の!!?? おおお、俺様<RC>で避けるんですけどォおおお!!??(笑) 空音:<意志>で対抗して下さい。2回行動できなくなるかもしれませんが。 京汰:俺らは純粋にパワーアップやな。 アヤ:ええ。2回行動も可能になりましたし。一気に畳み掛けたい所です。 聖 :ぬう…、…ああ、達成値19かぁ。じゃやめとくか(笑) 京汰:それじゃ、15で俺やな。 GM:いや、19でジャバウォックが動く。 京汰:どこの化け物だよ、そいつ!(笑) 聖 :…いや、でも前と一緒ってことだ。お前も前セッションのときはそれだけ出してたろう。    まぁ、現段階でそれは十分驚愕の高さだが。 GM:相変わらず、《完全獣化》はしませんよ。さって、誰に攻撃しようかな。    ジャバウォックは手だけを獣化させて…「さて、誰から死ぬ?」…ダイスで決めるか。 空音:(間髪いれずに)「聖さん、あぶないっ!!」 聖 :死んどけやどちくしょああああああああああ!!!(一同大爆笑) GM:むぅ、聖を狙っていたらしい。では、聖で。75です。 聖 :…相変わらずプレステージだと強いなジャバウォック(笑)    【精神】に修正かかっててダイス振れないから普通に回避するぞ。…(ころころ)…お、17。出目としてはまぁまぁだな。 GM:ふ。ジャバウォック、強いぞ。実は使ったエフェクト、《破壊の爪》と《ブレインコントロール》しかないのに(笑)    まだ、《炎神の怒り》とか《完全獣化》とか《炎の理》とかいっぱい残ってるのに。    ダメージは54。 聖 :フ、ダメージは素通しだ。《リザレクトォ〜》、HP6。 京汰:おっさん、ご愁傷様(笑)    「こいつ、ホントにつええっ!!」持てる限りのエフェクトを全部つぎ込んで、攻撃するぞ! その前にジェネシフトもしておく!! GM:53だっ!! 京汰:16!! あかん、完全に飲まれてる! 全然本当の力がでぇへん!(笑) 聖 :次は俺だ。「ガキはすっこんでろ! ポチ! ターゲットロック! 《ハウリングマグナム》!! ファイア!!」    ってことで俺もジャバちゃんを攻撃だ!! …おしい、達成値49!! GM:く。29だ!    あ、しまった! 回避ロールしたら《竜鱗》使えない! せっかくこいつ《竜鱗》で無効化出来たのに(笑)    …かなり削られてしまった。 聖 :あっはっは! ま〜ぬ〜け〜(笑)    ダメージ37素で抜けた!!(笑) GM:くそう! 20点引けたのに(笑) アヤ:そこに私が装甲値無視攻撃を!!    命中は…38! ダメージは22!! GM:く、当たった。結構通ったな。まだまだ、行けるとはいえ…そろそろ危険信号だ(笑)    それじゃ、セカンドアクションに行ってください。 京汰:ん。それじゃ、今度こそ汚名返上名誉挽回。35!! GM:ざんねぇーん。48(笑) 京汰:コイツ、卑怯だよっ!!(笑) 聖 :うーん、この上なく『強大な敵』を演出してるねぇ〜(笑)    さて、俺様だ。「ポチ! 続けざま、連続射撃!!」 …達成値57! どうだかわけい!!(笑) 京汰:俺をその名で呼ぶなっ!!(笑) GM:回避はしない。《竜鱗》で30点シールドを張る。 聖 :基本攻撃力が10。ダメージダイス6個で、アベレージ3から4かぁ…。ちょえい! …ぬう、ダメージ39。 GM:9点か。聖にしては頑張ったな。 空音:それじゃあ、次は私。ジェネシフト+《ファクトリー》《光の弓》で攻撃します(笑)    聖さん並の達成値を出さなきゃ行けないんですが、無理だろうなぁ。 GM:はっはっは、《竜鱗》使い忘れた(笑)    命中しました。 空音:ダメージ30っ!!(笑) アヤ:ちょ! 貴方支援系じゃないんですかっ!!(爆笑) GM:くそう、《竜鱗》使えれば全部弾いたのに(笑)    素でダメージが通った……やばい、そろそろやばい(笑) 聖 :おいおい、空音一応支援系な上100%越えてないんだぜ、ジャバちゃん。落ち着こうよ(笑) アヤ:さて、ここで止めです。行けるかな? 18!!(大爆笑) 史郎:うお! 珍しくひく!!(笑) GM:……16です。 一同:もっとひく!!(一同大爆笑) 史郎:ジャバちゃんバイオリズムの浮き沈み激しいよ(笑) GM:ま、一応落ちなかった。これでラウンド終了だな。    では、ここで戦闘を中断しましょう。    あ、クリンナップに6ダメージ受けておいてください。ジャバウォックにダメージ食らった人。 聖 :うお! ぴったしかよ!! くそう! なんか釈然としねぇぞ!! そこの口から生まれた小公女ォおおお!!(爆笑) 空音:あは(笑) GM:《リザレクト》しておいてください。 京汰:なんか、今日、無駄な《リザレクト》ばっかだな、聖(笑) 聖 :俺のせいじゃねぇええ!! 全部不可抗力だぁああ!!(笑) 空音:大変だねぇ(←原因) 京汰:そやなぁ(←原因) GM:さて、そんなまったりされても困る。    「足止めご苦労様、ジャバウォック。」…ジャバウォックの後ろから一人の男が現れる。 聖 :む、なに奴っ!?(笑) GM:アヤは見覚えがあるかな。君の店を訪れた客の一人です。    「バンダースナッチ。そっちはいいのか?」「ああ、戦闘は始まった。後はどちらかが死ぬだけだろう。」 史郎:…バンダースナッチって名前カッコイイよなぁ…。後でなんかの機会にキュマイラシンドロームのキャラのコードネームに使おう(笑) 京汰:バンダースナッチ…って、ジャバウォックと双璧を為すクリーチャーだッけ? GM:原作はともかく、この作品内ではジャバウォックと同格だと思いねぇ。 聖 :ふむ、プレッシャーが増えたわけか。 アヤ:そんなのんきな…!! 聖 :いや、まぁ、…そうだな。のんきにしていられる状況でもないな。    「…バンダー…スナッチ? ち、また厄介そうなのが顔を出しやがった…」と、新顔を睨みつけながら呟こう。 GM:「目的は達した。これ以上はUGNの介入があるかも知れない。早々に退散しよう。」「了解した。」 聖 :「フン、逃げる気か?」 GM:殲滅して帰って欲しい?(笑) 聖 :逃げてくださいお願いします(爆笑) GM:「また、会う事もあるだろうな。今のうちに、榛名史郎との関わりを断つ事をお薦めしておくよ。」とバンダースナッチ。    「でないと、命を落とす事になるかもしれないからな。」 聖 :「…フン、大した自信だな。ご丁寧に忠告か? 自信過剰にも程があるな。」 GM:それは偉い人の特権なのだ。    まぁ、…そう言って彼等は去っていきます。 アヤ:強い…。 京汰:俺、チキンやなぁ。実力出せてへん(笑) GM:さて。特に何も無ければEDフェイズに行くんだが(史郎を見る) 史郎:待て待て待て待て! ここでシーンチェンジしたら岬さんが死んでしまうではないか!    それでは何のために意を決して本気で落としたのかわからなくなる。岬さん背負って急いで皆と合流するぞ。 GM:まぁ、多少は目を瞑るか…。    それじゃ、EDフェイズに行きましょう。
GM:の、前に侵蝕率減少タイム。 史郎:今回はみんなラストスパートが激しかったなぁ(笑)    シーン数そのものはいつもと変わらないくらいやってた気がするんだけど…? 京汰:クライマックス突入で50台だったのは初めてだ(笑)    そんな俺も100%オーバーや。 GM:それじゃ、各自下げてくださいね。 史郎:俺侵蝕率104%…、生還者の能力は使っても使わなくてもいいんだよね? いいや使わなくて(笑) 空音:うわ、ぎりぎり71%だ。後少しで2点領域だった。 聖 :…ぶふっ!! きゅきゅきゅ、99%ぉお!!!(爆笑)    ああ、あぶねぇ。危うく経験点0になるところだったぁああ…(笑) GM:ふう。では全員生き延びたようですね。    それじゃあ、EDフェイズに行きましょうか。
Ending Phase
 男は言った。  「やがて君は、選択を迫られる。」  何かを救うために何かを犠牲にする。  そのとき、自分はそんな選択をできるのだろうか。  少年は、苦悩する。 GM:それではEDフェイズです。今回はバラバラに動きましたからねぇ。    モチベーションも微妙でしたし……。    それもこれも…どっかのPC1がGMのシナリオの意図を全く汲まず暴走した結果ですが(笑)    次は許さんぞ(笑) アヤ:GM、目が恐い(笑) 史郎:だだ、だって、相手知っちゃってる以上ああいう行動取らざるをえんでしょう!?    俺は置かれた状況に対して精一杯ロールプレイしたつもりなんだけどなぁ…(笑) GM:まぁ、お前を主人公に置いた時点でこの手のシナリオが不成立になるとわかっててやったわけですが。    ロールプレイよりもシナリオの進行重視ですよ(笑)    それじゃあ、EDと行きましょう。おかげで時間がかなり押してるのです。    日付が変わらないうちにEDを済ませましょう(笑) 聖 :全員近場でよかったねぇ〜(笑) 史郎:でぇ、どこからだ? さっきの場面から直結? GM:はい。そうですね…場所は音楽室。    戦闘が終わり、カメラが切り替わった続きで行きましょう。    登場は史郎。あとは任意のタイミングで、というところですか。 史郎:じゃ、俺が岬さんに一撃入れて昏倒させた後だな。抱き上げて、…鼓動を確認しようか。    「…、よかった、まだ生きてる。」 GM:今ではもとの人間の姿に戻っています。    ただ、彼女はなにも反応を示しませんが。叩いたりしても。 史郎:《完全獣化》しなかったといえ、キュマイラシンドロームが全力で叩いたからなぁ。    とにかく岬さんを担ぎ上げて、早く皆と合流しようとする。 GM:「そういうわけにはいかないんだよ、残念ながら。」    声がした方を振り向くと、そこには先ほどの科学者と名乗った男が立っている。 史郎:ぬお! 「て、てめぇ、まだいやがったのかッ!?」    とりあえず身構える。 GM:「時間がないから用件だけ。そいつを引き渡してくれない?」 史郎:断る(ドきっぱり) GM:「だろうね。ならば、ここで君を殺して彼女を連れ去る。私にとってはどっちでも構わないんだが。    ああ、彼女の命は保証しよう。貴重な実験体だしね。」 史郎:ざっけんな。俺は死ぬ気はねぇし、岬さんを連れていかせる気もねぇ。…全力で阻止させてもらうぞ…。    そういって、早くも俺は《破壊の爪》を作り出す。 GM:「ふむ。時間が無いんだよ。私じゃなければ彼女はすぐに死んでしまう。多分、君の仲間でも無理だろうね。    彼女を助けたいならば私に引き渡すしかないんだよ?」 史郎:な、なんだと…? …なんだって、テメェじゃなきゃだめなんだよ? GM:「彼女をオーヴァードにしたのは私だよ。その際に体を少しいじらせてもらった。…まぁ、詳しく説明すると時間がかかるんだが。    少し特殊な治療法が必要なんだよ。」 史郎:…んだとぉ…。てめぇ、人をおもちゃみてぇに…、ふざけんのも大概にしやがれッ!!! GM:「さて。このまま彼女を見殺しにするのかな? 私としてはあと数分で君のお仲間が来るので早々に退散したいのだが。    貴重なサンプルのためとは言え、ジャバウォックをアレだけ苦しめる奴らとは戦いたくないしね。」    …ああ、登場したければ他の人も自由に登場してくださいね。 京汰:できるかっ!(笑) 史郎:くぅ…! こ、こーまったなぁああ!!(笑)    どど、どうしよ!? 渡さなきゃまずい!? かと言って今更「お願いしますゥ〜」とか言って渡せないだろう!?(笑) GM:「分かってないな。彼女を助けたいんだろう? ならば君が取れる選択肢は一つ。『お願いします』と私に渡すしかないんだ。」 史郎:うおおおおおおおお!!! 無理やり持ってってくれェエエエエエ!!!!(爆笑) 空音:今回GMはイヤらしい選択肢多すぎますよ!(笑) GM:「ふむ…返事がないとみると、答えはNOかな。それじゃ仕方ない。私はここら辺で去らせてもらうよ。」 史郎:い、いたしかたない。    「ま! 待てッ!!」 GM:イヤらしい笑顔を浮かべて男は振りかえる。    「なんだね? 榛名史郎。」 史郎:ぐぅう〜、しかしみすみす敵に渡してしまっていいものだろうかぁ〜…    「…………、その治療法を教えろ。」(爆笑) GM:「10時間ほど説明に時間がかかるがいいのかね?」(爆笑)    …と、そろそろ他のメンツの足音が聞こえて…。 史郎:うがああああああああ!!(笑)    ええい、リアル時間も迫っているし、しょうがない。    「…、わかった。岬さんは渡す。…だが、頼みがある。」 GM:「なんだね?」 史郎:「…頼む。岬さんを治療したら…、もう、岬さんに妙な事をするのは止めてくれ。    この人に、これ以上苦しい思いをさせたくないんだ。UGNに行けば、きっとこの人の苦しみも少しは和らぐ。    頼む。…もうこれ以上、この人を、苦しめないでくれ…」    え〜、頭下げるような、俯いてるだけのような、そんな感じで。うがああああああ!!!(笑) GM:「ふむ。出来るだけご要望に応えるようにしよう。」彼は岬さんを受け取り、君との距離を一歩、取る。 史郎:そのまま直立不動でいる。相手と顔を合わせずに。「…頼む…」    うおおおおおおおお!! なんか恋愛シミュレーションよりよっぽどこっぱずかしいわあああああ!!!(笑) GM:「頼まれよう。」一歩、二歩と距離を取り、彼は君の方を振りかえる。    「君は、面白いな。世界と一人の人間が天秤で釣り合うような、そんなアンバランスな判断基準を持っている。」 史郎:「…頭が悪いだけだ…。俺は…目の前のただ一人を…、大切な人を、失う事に、耐えられない…」 GM:「もう少し賢くなるべきだな、君は。……やがて君は選択を迫られるだろう。その時に判断を誤らない事だな。」 史郎:「………」    俺はもう、俯いたままでなにも答えない。全く動かない。ただ強く拳を握り締めているだけだ。 GM:「ああ、そうそう。彼女、特別な治療が必要だって言ったが、アレは嘘だ。」    男はあっさりと笑顔でそういう。 史郎:…は? GM:「それじゃあ、またどこかで会おうじゃあないか。榛名史郎。」    そう言って、彼は岬さんを抱えたまま、闇に消えていきます。 史郎:なぁあああああああにぃいいいいいいいいいい!!!!!    GMうううううう!!! 何でコイツらのとばっちりが    おれにむかってくるんだぁああああああああああ!!!!(爆笑) GM:こう言う、人を食ったようなキャラなんですよ。 京汰:というか、とばっちりってなんや(笑) 史郎:無論コイツらとはこの二人です。(←聖と空音のプレイヤーを指差す。) 聖 :コラ! 人を指差すんじゃありません!(笑) アヤ:あう、それだったらシーンに登場した方がよかったって事じゃないですか(笑) GM:そうだね。でも、絶対登場出来ないようにしておいたでしょ?(笑) 京汰:あんな状況で登場できるかいっ! 史郎:…まぁ、ともかく渡してしまったのだ。え〜と、そう言う捨て台詞と共にそいつは消えるわけだな?    「なっ! なんだと!? おい! 貴様ッ!!! 待ちやがれぇえええええええ!!!!」(笑) GM:「はっはっは。安心したまえ、彼女は気絶しているだけだ。」    と、捨て台詞が(笑)    さ、そう言う事で、史郎のEDを終わりにしますか(笑) 史郎:くう、今回GMいやらし過ぎるぞぉおお!!(笑) GM:くっくっく、最高の誉め言葉だよ。
 夢を探す人よ。  もしも、どこかで見つけたなら。  欠片だけでも持って帰れよ。  夜空に、歌声が響く。  それはどこか切なくて、暖かくて。  ゆったりとした曲は、二人の心にゆっくりと染み渡っていく。 GM:さて、次のEDは空音、ですかね。    後夜祭でもする? 空音:史郎を慰めるシーンでもしますか(笑) 史郎:後夜祭かぁ(笑)    …う〜ん、俺は屋上に上がって岬さんの安否を気遣いながら、罪悪感に打ちひしがれていようかねぇ。 GM:では、後夜祭。その最中に史郎は屋上で一人、寝転がって黄昏ているんだな。 空音:じゃあ、彼の枕もと…というか頭の隣に立って、上から見下ろしましょう。「こんな所にいたんだ。」 史郎:「…なんか用かよ」    えっと、苛立ちから、少々口調が刺々しくなっている。 空音:「用が無きゃ、会いに来ちゃダメかな?」    スカートを押さえて、隣に座ります。んで、空を見上げて、「星が、綺麗。」と呟きます。 史郎:俺は何も言わず、ゴロンと体を空音が座ったのと逆の方に体を横に向ける。顔をあわせないように。 空音:…何も言わず、ただ、側にいます。 史郎:う、俺から語らないとダメか(笑)    …ボソッと、聞き取れるか取れないかくらいの声で「…、岬さんはな、…岬さんに音楽を教えてもらうまでの俺はな…、    親父がいなくて、その事をからかった奴を片っ端から殴りかかって、学校の教師に怒られてて、…軽く、人間嫌いになってたんだ…。」 空音:……。 史郎:「…夕立にあってな。びしょ濡れで公園で雨宿りしてる時に、岬さんに声をかけられた。家に招かれて、濡れた服洗ってもらって、    飯も食わせてくれた。…そん時に、岬さんにもほとんど口を聞かなかった俺の気持ちをやわらげようと、彼女はピアノを弾いてくれた。    …凄く綺麗な旋律で、俺は警戒するのも忘れて、聞きほれた。凄いと思った。それで音楽に惚れて、それからよく岬さんの家に行くようになった。    …俺が今、沢山の友人と、音楽に打ち込めるのは、岬さんが、俺の心を開いてくれたおかげだ。    ……なのに、なのに俺は、そんな岬さんを、救えなかった……。岬さんに、何もしてやれなかった…ッ!!」 空音:「…岬さんは、生きてるよ。……きっと、史郎が迎えに来るの、待ってる。」    史郎の頭を撫でながら。優しく呟く。 史郎:…俺めっちゃ女々しいなぁ…(笑)    「…俺は、あの人にも、夢を見てもらいたい。夢を見つけてもらいたい。…人はやっぱり夢を見なきゃだめだよ。    未来を進む為の道標を、自分だけの道標を見つけなきゃ…。…俺はあの人にも、夢を、未来を歩ませてやりたい…。」 空音:…う、なんか言葉が突き刺さる(笑)    「なら、史郎がやる事は一つだよね。」置きあがって、寝転がってる史郎に手を伸ばします。 史郎:それを背中越しに見て、少し考えて…、…自分で起き上がる!(笑) 空音:…むぅ。    ちょっと膨れっ面しますよ。 史郎:「…そんな顔すんな。女の手とって起きあがれるか、ばーろい」と照れ隠しにそっぽ向いてありもしない小石を蹴飛ばす(爆笑) 空音:もー…仕方ないんだから…みたいな顔をして(笑)    「ね、史郎。歌って。」…結局そこに行きつきます(笑) 史郎:そこに行きつくんですか(笑)    「な、なんだよ…。歌なら聴いたろうが、少し前! お前図々しくも最前列に座ってやがったじゃねぇか!」(笑) 空音:「だって史郎の歌、好きなんだもん! それに、…岬さんに届くかもしれないでしょ?」 史郎:ピクッ…、と少しこめかみが動く(笑)    「…。ち、しょうがねェな。…いいだろう、一曲だけ歌ってやろう。お前と、岬さんの為の特別ライブだ。    …何がいい? リクエスト、聞いてやるよ。」 空音:そだね。史郎が…一番好きな歌、歌って? 史郎:「…そうくるかぁ、一番好きな歌かぁ…、何かナァ…?」    ………何かなぁ、マジで?(笑)    ああ、そうだ。…少し考えた後、持ってきといたギターを取り出して… 聖 :持ってきといたんだ(笑) 史郎:もう教室は撤収だから荷物は持ってきてるんだよ。    …で、ギターでリズム取りながら…、『夢光年』を歌おう(笑) GM:しぶいなぁ(笑)    では、後夜祭、その屋上で史郎の歌声が響く。
 まぁ、相変わらず、不幸な奴は不幸なのだ。  やっぱり。  そういう星の下に生まれたのだろう。  霧島京汰は、どこまで行ってもこういう扱いだった。 GM:さて、京汰。 京汰:おうよ!! GM:君には、後夜祭で最後の大仕事が残っている。 京汰:?? GM:いや、君、ミスコンの実行委員じゃないですか。    結果発表はいつやると思ってるんですか? なんでこんなちっぽけな田舎学校の後夜祭にこれだけの人が残ってると思ってるんですか?(笑) 京汰:お、おおおう! そ、そんなこともあったのか? 空音:なに、混乱してるのよ(笑) 京汰:というか…ミスコンってなんだッけ? あははははは〜〜(笑) 聖 :「委員長笑ってる場合じゃねぇよ! そろそろ集計結果が出るぜ!!」    えっとだな、審査員兼観客が渡された投票用紙はマークシートなんだ。集計作業は機械使ってガッコンガッコンと(笑) 史郎:無駄にハイテクだ(笑) 京汰:俺はしらへんもーん。    そないな事あったかいな〜(遠い目) GM:記憶から消そうとしているぞ、この男。 アヤ:仕方ないなぁ。ここは私が京汰に成り代わって結果発表を(笑) GM:後夜祭もフィナーレを迎え、毎年10人前後死傷者を出すというこの歴史ある『F1かっとび祭!!』も終わりを迎えようとしていた…。    あとは、ミスコンの結果発表。それを残すのみだ。 聖 :また「野郎ども〜!!」で始まるんだな? F1かっとびはこの結果発表の後のフォークダンスで締める!    …え〜と、F1かっとびのミスコンで優勝した娘は同じ日に好きな人をフォークダンスに誘ってOK貰えるとその人と一生幸せになれる、と(笑) 空音:伝説の木クラスだ!(笑) アヤ:「れでぃーす! あーんどその他! 待たせたな!! かっとびミスコン、結果発表の時間だ!!」 一同:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(爆笑) アヤ:「それでは時間の都合上、さっそくグランプリの発表だ!」    どこからともなく、だらららららと鳴り響くドラムの音。そしてドラが一発鳴らされて(笑)    「グランプリ! エントリーナンバー0番! 霧島京子ちゃん17歳!!」 京汰:うおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーんっ!!!(爆笑) 史郎&聖&空音:あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!(爆笑) アヤ:おめでとう! 京子ちゃん、これで生涯を約束されたよ!!(爆笑) 聖 :なんでも史上類を見ない大差をつけて優勝したそうで(笑) 史郎:もうあれだ、今業界人が血眼になってお前を探してるぞ!(笑) 聖 :「おい! わかったか!?」「だめです!! 名前以外何の情報も入っておりません!!」    「名前から住所を割り出せ!!」「電話帳にも載ってません!! この街の住人ではないのかも!?」(爆笑) 京汰:(しくしく) GM:という、栄誉を掴み取り、霧島京子…もとい京汰のEDを終了したいと思います。 京汰:どこで、何を間違ったんだ…(笑)
 「まさか、ここまで大物が出てくるとは…。」  2人は目の前にいる人物を眺めながら、そう思う。  UGN北S玉支部のビル最上階。  大きな会議室で行われた緊急会議。  議会を取り仕切るのは霧谷雄吾。  日本でUGNに関わっているものならば誰もが知っているであろう大物である。  そう、事態は、そこまで大きくなっていたのだ。 GM:そして、アヤ、聖。アダルト組。    一緒にEDしたいんですが。 聖 :ほう、俺様のEDは葛葉とのラブラブしーんじゃないのか、珍しい。    いや、いいんですがね。 GM:時間の都合上、二人まとめてUGNで(笑)    君たちは今、二人、UGN☆THE偉い人会議に出席しています。 京汰:落ち着けGM!!(笑) 史郎:…まぁ、押してるのは事実だしなぁ…(笑) 聖 :ふむ、俺もUGNにいるのか。珍しい。    「フゥー…。フン、色気の無い顔もここまで揃うと壮観だな。」 GM:そして、議会を取り仕切るのはこの人。    UGNに携わった事がある人で知らない人はいないと言われるほどの有名人、霧谷雄吾。    「…報告は、以上ですか。」 聖 :うお! 何で霧谷がこんな辺境の支部にいるんだッ!?(笑)    「…、書ける分はな。」(笑) GM:「分かりました。……最悪の状況になったようですね。もはや、アリスはファルスハーツ以上の脅威を持つ組織なのかもしれません。」 アヤ:ジャバウォックだけでも4年前、手を焼いたと言うのに…バンダースナッチ、赤の王…。    確認しただけでも彼と同様、もしくはそれ以上の使い手がいます。 聖 :レネゲイトの研究は世界各国を見ても大して進んでいない。にもかかわらず、オーヴァードは増えつづけている。    もはやUGN・FHの二強時代とは行かなくなった、と言う事かもしれない。    様々な組織、様々な人物、様々な思想が入り乱れ始めている。 GM:「…先日。アクシズからの通達がありました。UGN日本支部は、出来る限り最大限の人員をこのアリスの対策に投じる事になります。」 アヤ:……中央が動き出しているの……? 聖 :…フン、むしろ、ようやく動き出したか、と言う感も無きにしもあらずだがな…。 GM:「まだ、あの組織は若い。第三勢力になるまで成長させるわけには行きません。早期決着が望ましい。    故に、君たち二人にも、当然働いてもらうことになります。……泗界堂聖君。君は本日を持って警官職を停職して下さい。」 聖 :そこまでさせるか(笑)    「…またずいぶんと急な話だな。…が、しかし事態が事態だ。分からん話では無い。無論、停職中の面倒は見てもらえるんだろうな?」 GM:「無論です。給与としては、危険手当も含め、通常の倍の料金を出します。上城さんも同様に。」 アヤ:了解しました。 GM:「それで、問題ないですか? 泗界堂君。」 聖 :まぁ、いたしかたあるまい。アリスの脅威は4年前も含め、よく分かっているからな。    個人的には面倒な事この上ないが、引き受けよう。 GM:「当面の行動は榛名史郎についての調査に費やすと思います。組織の彼に対する執着の理由が知りたい。」 聖 :…ん? 俺ら、連中が史郎を神にしようとしてる事とか報告書に書いてないの? GM:なぜ、史郎なのか、と言う話です。 聖 :ああ、なるほど。 GM:「それでは、解散とする。各自、警戒だけは怠る事は無いように。」 聖 :じゃあ、特に敬礼とかはせず、面倒くさそうに頭ボリボリ掻きながらタバコ加えて会議室を後にする。 アヤ:……大変な事が、起こりそうね。フェンリルナイト。 聖 :…ちがうな…、もう、起こっているのさ。…少なくとも、あいつ等の周りではな…。 アヤ:「それもそうね。」    それだけ言って、私は私のするべき事をする為に外にでます。    「……正義の味方も、楽じゃないわね。」 聖 :俺様も出よう。で、車に乗って家路につく。    「…やれやれ、また葛葉の質問攻めにあっちまうな。…俺ってカッコイイか? ポチ。」    その質問に、一呼吸置いてから、「ワン!」 …どっちとも取れない返事を返す(笑)  冷たく、イヤな風が吹く。  季節はこれから冬になる。  全てを凍て尽くす、冬の風が吹き始めるのだろう。  「…あたっちまったな、悪い予感。」  聖は、どんよりと淀んだ空を見つめ、そう、つぶやいた。 Double Cross Mission02 THE MEAGER fin
GM:お疲れサマー。 一同:お疲れ様〜(笑) 史郎:うーん、今更ながら、面白くなってきたなぁ、このキャンペーン(笑) GM:盛り上がってきたでしょう?(笑)    卑劣な悪役、悩む主人公、大いなる陰謀、そしてラブコメ……。 聖 :まるで一本の正規作品みてぇだっ!!(爆笑) GM:まぁ、また京汰が不幸になるのは避けられないっぽいけどね。 京汰:…しあわせになりたいなぁ。 空音:そんな事よりも、史郎、萌えた?(笑) 京汰:そんなこと!?(笑) 史郎:…お前その台詞、都合7、8回は言ってるだろう。    そんなに萌えて欲しいかよ。まだ萌えねぇけどな(笑) 空音:それはプレイヤーでしょう。    史郎が、私に萌えてるかなぁって(笑) GM:まぁ、みんな。そろそろ本気でやばい時間だ。    …なんだが、みんな、腹、減らないか?(笑) 聖 :減った!! めちゃ減ったぁあ!! 何か食〜わ〜せ〜ろ〜!!!(笑) 史郎:わめくな! 気持ちはわかるが!(笑) GM:よーし、みんな! 飯を食いに行くぞ!!!(笑)    もはや24時間営業の店しか開いてないが!!(笑) 一同:おおおおおおおおおおうっ!!! GM:……シナリオが、どんどん崩壊してゆく…。 京汰:な、泣くな、GM!(笑) 素材は http://www.blue-moon.jp/ Studio Blue Moon さまの素材を使用させていただいております
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