「はい、と言うわけで。シリーズ最終回(予定)第5話を始めるとしましょうか。」

「愛! ぷり〜〜ず!!」

「黙れ、うるさい、騒ぐな、わめくな」

「いやー。ホントに終わるのかって感じですね。外伝の後編も凄い所で終わりましたし。」

「はい、すみません。私の先導力の無さが原因でございます(笑)」

「さぁ、エブリバディ、最後の成長申告と行きましょうか。」

「え〜と、天城蛍介、《見放されし地》をレベル3へ、《リフレクトレーザー》をレベル2へ。」

「月代真、《先手必勝》を1レベル取得。そして、精神を1上昇。これでイニシアティブ値が19ですな。」

「く、ついに抜かれてしまったか(笑)」

「ふははは、水原塔矢、《フルパワーアタック》2レベルを取得して、《神獣撃》を2レベルへ上昇させたぞ。」

「小宮樹、《アウェイクン》取得。感覚を上昇させました。」

「蘇生エフェクトか(笑)」

「誰か死人が出そうなので(笑)」

「はーい。安瀬茉莉、《帰還の声》《錯覚の香り》《ポイズンフォグ》の交渉系エフェクトをとりましたー。」

「…この期に及んで?(笑)」

「この期に及んで、です。一応、落ち着かせたり出来るエフェクトですし。私、非戦闘系なのでそこらへんはお任せします(笑)」

「はっはっはぁ、まぁかせておいてよ茉莉ちゃ〜ん、この俺の力で、どんな奴も一捻りさぁ〜(笑)」

「しかし、お前らエフェクト欄、足りなくなってるなぁ(笑)」

「私に至っては4つエフェクト欄はみ出てますし。」

「俺様は一つはみ出ただけだな(笑)」

「ここまで来ると管理が大変だなぁ(笑)」

「まぁ、それは成長したということで。大いに喜ばしい事ではないですか。
 さて、これから最終回をプレイするわけですが。毎度の事ながら前回の流れ確認はOK?」

「俺様をめぐって樹ちゃんと茉莉ちゃんと貴志川先生が争ってる所にナナチャンと言う新たなる挑戦者が現れたという話だったな。うん。」

「えーっと。月代先輩が善人のような悪人のような、という行動をとってました。」

「真のオープニングが無かった。」

「真のシナリオロイスも無かった。」

「駄目みたいですな。」

「みんなきらいだー!(笑)」

「あ、あと塔矢。あとで殴らせろ。このセッション終わったら。」

「へ? 何でッスか? え? 俺だけ? 俺様何かした?」

「お前のハンドアウト考えるのに時間がかかって、今日は徹夜だ。眠い。眠すぎる。セッションに支障が出ればこれはゆゆしきことだ。」

「それ直接俺のせいじゃないじゃないッスか。もっと早くにGMがハンドアウトかいときゃよかたんスよ。
 よって俺が殴られる所以は何処にも無いッスよ。ええ、全くないっス。そうだよな!? みんな!!」

「…………」

「お前が悪い。」

「なぜにぃー!!??(爆笑)」

「ハンドアウトってのは今回のプレイスタイルを示すもんなんだよ…そして俺にはお前がどう言ったプレイをしてくれるか…一切わからん。
 分からん方がいい。分かってたまるか。だが、ハンドアウトは書かなきゃならん。そしてそれは今朝までかかったのだ。」

「ふ、いつの世も、天才とは理解されないものよのぅ。ふ〜ぅ、やれやれ(笑)」

「は、天災風情が何を言うか(笑)」

「まぁ、とりあえずGMの精神状態を保つ為にも、塔矢は一発殴られるべきだ。」

「ぅおのれー!!??(爆笑)」

「おおっ! というか、前回の流れをまだ確認してないじゃないかッ!(笑)」

「ああ、そう言えばそうだ。すっかりアレで良かったのかという気になってしまっていた(笑)」

「えーっと。でも、流れって言う程のものも無かったよね。しいて言うならエンディングだけど。」

「ナナちゃんは敵だったっ! 以上っ!」

「まぁ、ぶっちゃけ、そこさえ理解してくれればいいんだけど。あとは《ワーディング》のこととか。」

「なんか勝手に展開されてたんだっけ?」

「無機質にしてザラザラしたんだっけ?(笑)」

「それは蛍介が勝手に言ってたんだが、まぁ、そんな感じ。
 ん。ちゃんと覚えてるね。それじゃあ、始めようか?」

「おい〜っす」



Double Cross リプレイ Aufwachen 〜夜明けの風聞きながら〜

GM:ちゅーわけで、全員、ハンドアウトの確認といきましょうか。    自分でも良く分からないもの書いてるかもしれませんが(笑) 天城蛍介  彼は言った。  「明けない夜はないなんて、それは単なる嘘さ。」  確かにそれは事実だ。  地球の自転は潮汐力の関係でいつかは停止を迎える。  そして、それは永遠の夜と、永遠の昼を作る事になる。  「いつかは終わりが来るのさ。それが早いか、遅いかだけ。」  彼は言った。  夜の王として君臨した、あの男は。 シナリオロイス ジャバウォック 推奨感情 ポジティブ:執着      ネガティブ:自由 安瀬茉莉  物語は終焉を迎えようとしている。  どんなかたちで終わるか。  それは全て、君たちにかかっている。  君はそれをよく自覚し、同時に不安に思う。  大丈夫なんだろうか。世界は救われるのだろうか。  そんなとき、ふと、小さな頃から好きだった物語のことを思い出す。  どんな話だったか…詳しい事は覚えていないが、しかし、一つだけ確かな事があった。  そうだ、どんな話だって。  物語の終わりはいつも。  「めでたしめでたし」で締められていたはずだ。 シナリオロイス 御子柴空音 推奨感情 ポジティブ:庇護      ネガティブ:自由 水原塔矢  それは偽り。  浅生奈々枝は敵だった。  アリスの一員であり、UGNと敵対するもの。  倒さなくてはいけない相手で、そして向こうはこちらを排除しようとするだろう。  …  ……  ………それがどうした。  貴志川センセだって敵だったいっ!  俺様はただ、俺様を愛し続けるレディ達を愛してるだけだいっ!  水原塔矢は、どんな事があっても水原塔矢だった。  …良くも悪くも。 シナリオロイス チェシャキャット 推奨感情 ポジティブ:自由      ネガティブ:自由 月代真  正直、世界の運命が委ねられているなんて実感はない。  もともと、巻きこまれただけだし、この件において、僕は当事者性が薄い。  それでも、今、僕はここにいて、アリスと言う組織と戦おうとしている。  思い出そう。自分の大切なヒトを。  世界を救う、なんて大それたことは考えないで。  ただ、自分の大切なヒトのために。  かけがえのない、日常のために。 シナリオロイス ジャバウォック 推奨感情 ポジティブ:憎悪      ネガティブ:自由 小宮樹  夜を終わらせよう。  眠りは現実の疲れを癒すためにある。  眠りつづけることに、意味はないのだ。  「ジャバウォック」  世界を闇で追おう魔獣を。  君達は止めなければならない。  夜の闇に生きる君達は、昼の光があってこそ、意味をなすのだから。 シナリオロイス ジャバウォック 推奨感情 ポジティブ:自由      ネガティブ:自由 GM:うん。こんな感じ。確認するって事も無いんだけど。 塔矢:なぁ〜んだ、GM、なんだかんだ言って俺様のことよぉ〜く分かってらっしゃいますじゃないでスかぁ(笑) GM:俺の苦悩が見えるかい? そこにこもった怨念が見えるかい? そこに費やされた時間が君には見えるかい?    俺には見える。多分、他に人にも見えるんだろう。この世界で唯一、それが見えない可能性があるとすれば、水原塔矢。君だけだ(笑) 蛍介:お疲れ様でしたGM。本当にお疲れ様でした(笑) 真 :何度も書きなおしたんだネェ…(笑) GM:ありがとう。ありがとう。君にそう言ってもらえると、俺は本当に嬉しい(笑) 塔矢:オツカレサマデシタジーエム、アケクルシロイソラマデカイマミエマシタヨエエ、ミエマシタトモ(笑) GM:……だったらその片言の日本語はなんなのか…。    まぁ、いいや。とりあえず、確認は出来たよな? 蛍介:僕はジャバウォックにあったこと会ったっけ?    いや、ジャバウォックに会った事はあるけど、それがジャバウォックだと知ってるんだったっけ? GM:どうだったかな? それは分からないけど。 蛍介:ん〜、合間にパソコンで3話読んでるか。 GM:支障が無い程度にお願いね。 塔矢:さぁ〜て、沿いじゃPC間ロイスの取得といこうやぁ。 GM:ういよん。前回と同じ人にとってね。蛍介→樹→真→塔矢→茉莉→蛍介だったかな。 蛍介:え〜…、前回が前回だからなぁ…、僕はやっぱり純愛か?(笑)    …純愛と不安かな。表は不安で。 樹 :やったー。えっとー。真に尊敬と憐憫をとります〜。表は尊敬。    やっぱりねー。前回見てて、尊敬に値するけど、逆にそれがかわいそう。器用貧乏っていうか(笑) 真 :うう…やっぱり、オルクスはかわいそうになるんだ…。 GM:そんな「魔剣使い」みたいなジンクス立てないの(笑)    まぁ、俺の知るオルクスは不幸な奴多いけど。  ちなみに。  「魔剣使いは不幸」というジンクスはTRPGナイトウィザードサプリメント、スターダストメモリーのリプレイ参照。  柊という魔剣使いがとことん不幸に追い込まれる話である(一部ウソ) 塔矢:ってーか不幸な奴しか知らん(笑) 真 :僕は「不運」なだけだーい(笑)    不運と不幸は違うよー。運が悪くたって幸せにはなれるよー。 GM:まぁ、それはごもっとも。 真 :おお、僕もロイスロイス。    塔矢に…感服と嫉妬。すげーと思う反面、それが悔しいな。お前のストレートさは凄い、うん(笑)    表は……感服かね。 塔矢:ははははぁ。マコチャンもようやく俺様の凄さが分かったかぁ。うむうむ、多いに敬いたまえっはっはっはぁー(笑)    さて、俺様は茉莉ちゃんにだったな。…うむ、親近感と劣等感かな(笑)    表は親近感で。 茉莉:親近感……は、なんとなく分かるんですけど。    れ、劣等感? 塔矢:上には上がいるということを思い知ったよ。これと外伝で(爆笑) 茉莉:外伝ですか〜(にやり) 真 :そこ、恐い笑みしない(笑) 茉莉:はいはい〜。では最後に私が蛍介先輩に………。    やっぱり…信頼と悔悟、かな? 今は表は悔悟です。    前回が前回ですし。割りきってるつもりのようでまだ、と言う感情で。 蛍介:すみません(笑) GM:ふむ。最後の最後で、なんだかみんな取るものが結構変わってきてるなぁ。 塔矢:まぁ、長い付き合いですからな。少しは深い所も知ったっつーことですよ(笑) GM:そういうこったな。それじゃあ、OPと行きましょうか。    それでは、最後のセッション、みんな、張りきっていきましょ〜! 塔矢:愛! プリィイイイイイズ!!!(爆笑)
Opening Phase
 ……7月某日23:00 アメリカ某所にて 「一体どうなってるんだっ!」 すでに、この場所で、何十回、何百回も繰り返された言葉が、また繰り返された。 事態は混乱を極めていた。 30分ほど前から日本からの交信が一切途絶えてしまったからだ。 「一体、何が起こってるんだっ!」 またまた繰り返された言葉がその数を重ねた。 これは非常事態だ。 日本に着陸する予定だった飛行機からの応答。 国際電話、インターネット。 ありとあらゆる通信が出来なくなっている。 これは一体、何が起こっているのだろうか。 例え、テロが多発しようが、地震が連続して起きようが、ここまでの事態にはならないだろう。 その場にいる誰もが、そう思い、そして現状を把握しようと懸命になっていた。
 世界が、変わろうとしている。  昨日までの常識は書き換えられ、新しい世界の法則が生まれ始める。  魔獣が支配する闇の世界。  決して訪れない朝。  その世界に、王として君臨しようとしている男が。  今、君の目の前にいた。 GM:といったGMシーンを前において、OPを始めましょう。    最初のOPは…天城蛍介だな。同時に登場は小宮樹。 蛍介:…一体どうなっているんだ(笑) GM:ふははは。現状では「日本がたいへーん。海外こんらーん。」と覚えておいてくれれば(笑) 蛍介:この通信不能な状態は、日本国内でも起きてるのか? 携帯が使えないとか。 GM:それはご自分でお確かめになられたらどうでしょうか。まぁ、そのような状況かどうかは別として。 樹 :私達が同時登場と言う事は前回のセッションの最後からですか。 GM:そうだね。目の前にはナナが。場面は学校の屋上だ。 蛍介:おっと、まだいたのか(笑) 塔矢:するってぇと俺様たちもまだ校庭で右往左往してるんだな?(笑) GM:まだいたのかってのぁ…帰ってもいいけどさ(笑)    このシーンは塔矢は一応登場不可としておこう。真と茉莉もだ。 蛍介:で、え〜…、なんだっけ?    「…一体どうなっているんだ…」結局この言葉しか出て来ない(笑) GM:「よろしければ現状を説明してあげましょうか? その程度は許されていますし。」ナナはそう言う。    口調こそ丁寧だし、その目は笑っているのだが、そこから感じられる威圧は君達に異様なプレッシャーを与えていた。 蛍介:「…く、…お、…お願いします。」(爆笑) GM:「そうでしょうね。そちらの方が私達としても好都合ですし。」    と、冷笑を浮かべてから、ナナは説明を始める。それは大体こんな感じだな。    この能力はジャバウォックが発動させたもの。そして彼の能力は連鎖的に「強制的に」《ワーディング》を発動させる事。    詳しい説明は省くが、レネゲイドの共振作用を利用した連鎖で発動させているんだな。そしてその能力はまだ未完成で日本の中でしか    その効果を発揮しない。    この《ワーディング》の中ではオーヴァード以外の全ての人間は…ああ、対ワーディング装備をつけてるなら別だが…眠りにつく。 蛍介:つまり今日本中の普通の人間は眠ってるわけか。    「オーヴァード以外の人間を眠らせて、どうするつもりだ?」 GM:「私には良くわからないんだけど…“超越者”オーヴァードとして、普通の人間なんぞ支配してくれるわー。といったのが全体の趣旨のようね。」    それ自体には興味が無いようなそぶりで彼女は話す。 蛍介:してくれるわー、って(笑)    「エゴだよ、それは!!」(爆笑) GM:「そうかもしれないわね。まぁ、ニンゲンなんてエゴイストなもんよ。そう言う意味ではジャバウォックもまだ“ニンゲン”よね。」    くすくす、と何がおかしいのか笑い始める。 蛍介:そんな奴が超越者なんて笑わせる。人が人を支配しようなどと!    ジャバウォックは何処にいるんだ!! 真 :けーすけが主人公してるー(笑) GM:うむ、主人公してるなぁ。まぁ、それに応えてこっちも悪役してやろう。    そう、蛍介が言った直後、かつーん、かつーんと屋上への階段を上る足音が聞こえる。    静寂に包まれた世界で、はっきりと響く音。そして、徐々に強くなっていくプレッシャー。 蛍介:僕は結構毎回主人公してたと思うんですが。前回とか特に。まぁ、かっこよくは無かったかもしれませんが(笑)    ゾクッ…、「な、んだ? …この威圧感、背筋が…凍る…。」(笑) GM:いや、台詞がすらすら出てくる蛍介など偽者だ! おのれ本物は何処行った〜!(笑) 蛍介:なんですとぉー(笑) 樹 :シリアスなんだかギャグなんだかはっきりして下さい。    なんだか、妙なシーンですよ(笑) GM:うむ、そうだな。シリアスに行こう(笑)    階段を上がり終え、屋上の扉から姿を現したのは一人の青年。蛍介達と同年代と言っても問題無い男だった。    …と言っても、まぁ、見た事あるよな。3話で。 蛍介:…お前は、確か…、あのときの、塔矢を足蹴にしてた奴…(笑) 塔矢:シリアスに行けシリアスにぃいい!!(笑) GM:姿を見せた瞬間、そのプレッシャーは一気に開放され、君達を圧倒する。    「始めまして、ではないが、自己紹介はしてなかったようだな。私が…ジャバウォックだ。」 蛍介:ジャバウォック…、…ただ立っているだけで、なんてプレッシャーだ。…膝が、震える… 樹 :この人…本当に…強いッ! GM:その瞳は自分が王である、最強であると言う確信に満ちている。    「君達には、本当に色々と邪魔をされたな。」 蛍介:…、結果的に、なんだけどね。けれど、こんなことになるなら、もっと真剣に邪魔するべきだったよ。 GM:「私達は、圧倒的な戦力を持っている。君達には到底倒せないようなジャーム達。…そして、皮肉にも君達が守ろうとしていた一般人がね。」 蛍介:…、どう言う意味だ? GM:「鈍いね。彼らは私の《ワーディング》によって眠っている。    しかし、だ。《ワーディング》の中で一般人がどうなるか、それは発動させた人間が決められる。…そうだろう?」 蛍介:今すぐ解除しろ! 人一人に大勢の人間の趨勢を決める権利は無い!! GM:「はははは。そう言うと思った。しかし、これは自然の摂理だよ。弱者を強者が支配する。今までの人間社会こそがおかしいのさ。」 蛍介:弱者が強者を支配する摂理などこの自然界に存在しない! 力ある動物だって、力ない動物達を支配してはいないんだ!    そんな歪んだ考え方こそ人間の勝手な解釈に過ぎない! 何かを支配できる者などこの世にいないし、いてはいけないんだ!! GM:「しかし、明けない夜は既に始まってしまっているのだよ。この能力さえ完成すれば、オーヴァードすらも我が支配に入る。    そうすれば、待っている物は、完全なる支配だ。これが自然の摂理に変わるのだ。」 蛍介:「…そんな摂理を、むざむざと作らせはしない…」    そういって左手を天にかざし拳を作ると、二本の光が弧を描いて収束していく。淡く輝く光の弓。それを僕はジャバウォックに構える。    「…君に、光の加護は無い。」 ついでにビジュアル的に目が見える(笑) 樹 :それと同時に私も銃を生み出し、構えます。 GM:「そうさ、これは闇だ。夜には余計な光はいらない。」余裕の笑みを浮かべ、彼はずい、と、前に進み出る。 塔矢:おいおいGM、こんなおいしい場面に俺様は登場不可能かぁ? GM:大人しく見ておれ。    登場不可って言っておいてよかった(笑) 塔矢:くそう! 蛍介があんなにかっこよく決めてるのにィ!!    ここで俺様もかっこよく登場すれば樹ちゃんの好感度も一気に急上昇!    これを読んでくださっている俺様のファン達も俺様の活躍を期待してるのに! うがぁああ!!(笑) GM:続けるぞ(笑)    「明けない夜はないなんて、なんてそれは単なる嘘さ。」    ずい、ずい、と一歩ずつ彼は君たちの前に歩いていく。 蛍介:く、…弓が、弾けない…。僕は、恐れているのか…? アイツを…僕は…(笑) 樹 :蛍介くんっ…! GM:「いつかは終わりが来るのさ。それが早いか、遅いかだけ。」    一歩。また一歩。蛍介に向かって歩み寄るジャバウォック。 蛍介:「…く、終わりになど、させない…、夜が自然にあけないなら…、僕が明けて見せる!!」    とりあえず《光の弓》ビシュ(笑) GM:ジャバウォックはそれを避けようともせず、ただ、《竜鱗》ではじき飛ばす。    「口では強がっているが、本能は分かっているのだ。天城蛍介。お前は支配される弱者で、俺がお前を支配する強者だという事が。」    光の弓を受けとめ、彼はまだ足を進める。 樹 :蛍介くんッ! ジャバウォックに向かい、銃を撃ちますが、それも弾き飛ばされます(笑) GM:「弱い、な。」(笑) 蛍介:…だ、黙れぇ!    って今度は《光の弓》に《スターダストレイン》組んで全部ジャバウォックに(笑) GM:「ふん、この程度か…。」再びジャバウォックは全てを弾き飛ばして…一瞬で蛍介の前まで移動する! 樹 :は、早いッ!(笑) 蛍介:「なっ…」と、僕が反応する間もなく… GM:ジャバウォックのボディブローが蛍介に炸裂する。    エフェクト一切使用せずのパンチで……ダメージ21。 蛍介:死にました(笑)    「ぐ、は…」ジャバウォックの一撃は僕の腹部深くに突き刺さる。    そして僕は前のめりに倒れ、僕の意識はそのまま遠のいていく。 真 :エフェクト一切なしでかよっ!(笑)    一撃で即死するパンチってなんだっ! GM:ボディブローで即死したよ。この人(笑)    「私を止めたくば、追ってくる事だな。私は逃げも隠れもしない。」    蛍介は薄れ行く意識の中で、そんな言葉を聞いた。 樹 :「蛍介くんッ!」…と、駆け寄りましょう。 蛍介:かろうじて傷は再生を始めているが、傷が深くその速度は鈍い。    からだの周囲を覆っていた光は急速に薄れ、顔からは血の気が引いている。    僕ヤバイじゃん! 素手だから内蔵破裂ってとこですよ!?(笑) 樹 :私が《ヒール》で傷は直しますが、蛍介君の意識は戻りません。    どうしよう、どうしようっ! と慌てます。 GM:「小宮樹。そいつが起きたら伝えろ。ゲームの始まりだ。新宿にて待つ、とな。」    そう言って、ナナと一緒に彼の姿は消えてきます。 樹 :その姿を黙ってみています。でも、頭の中は蛍介くんの事でいっぱいな恋する乙女(笑) 蛍介:そんな事とはつゆ知らず三途の川を観光旅行してる僕(笑) GM:と、言う所で、シーンを切りましょー。蛍介はシナリオロイス、ジャバウォックを結んでおいてねー。 蛍介:え〜、感情は執着と自由、…ここはやっぱり恐怖かな? 表恐怖で(笑) GM:なるほど。えー、それじゃあ、次のシーンは校庭に移して、真、塔矢、茉莉登場だな。
 運命の輪は回り始める。  始まりはどこだったのかはわからない。  しかし、一度動き始めたこの列車は、途中下車を許してくれそうもなかった。  まぁ、途中で降りるつもりもないのだが。  このまま暴走し続ける運命の輪が辿り着く場所はどこなのだろう。  破滅か。それとも。 GM:ちゅーわけで、シーンプレイヤーは……真。登場はさっき言った3人だな。 真 :了解。侵蝕率上昇〜。 塔矢:おお、そう言えばそんな事をするんだったな。すっかり忘れていた(笑) 茉莉:さっき2人が振ってたでしょう。まぁ、前回が前回ですし、忘れてても仕方ありませんけど(笑) 真 :で、どう言う状況なんだっけ? GM:昇や愛美ちゃんが眠っちゃって、空音ちゃんは元から眠ってる状況。 塔矢:おおナナちゃん! なんかちょっとホッとしたような気もしないでもないけどナナちゃんは何処へ行ったんだ!?(笑) GM:ナナちゃんの行方不明に気付いた直後じゃなかったかな? 塔矢が見渡しても彼女の姿は見えない。 茉莉:強制《ワーディング》が発動しているんですよね。どうしたんでしょう、と思っています。 蛍介:一応時間軸としては、僕らのオープニングが始まったのと同じくらいの時間なんだよね。少し遡るんだ。 塔矢:なんてことだ! 《ワーディング》が閉じられないぞ!    これでは貴志川先生と楽しい楽しいパーティナイトが過ごせないではないか!!(笑) GM:と、塔矢が言った直後。    「相変わらず、騒がしいな。」と校門の方から声がする。 塔矢:うがああ!! どうなっとんじゃぁああ!!    とりあえず野郎の声なんて俺様には聞こえないぞお!(笑) 真 :一応、優良プレイヤーを自負する僕としては振り向くよ(笑)    「…お前はっ!!?」 茉莉:私も振り向いておいて差し上げましょう。 GM:…ありがとう。 塔矢:俺様の夜かむぶぁあああああっく!!(笑) 蛍介:…僕らのオープニングでもたま〜にこういう声が聞こえてたりしたのかね?(笑) GM:そうかもしれない(苦笑)    振り向いたその先にいるのは茉莉は見覚えあるかな、相馬幸人だった。 真 :「………誰?」 GM:相馬はずっこけた。 塔矢:おお、誰かと思えばシナリオロイスとしてPCと対面する前に俺様にやられたお間抜け君だな!!(笑) GM:「うるさいっ! 全てそこの女が悪いのだっ!(爆笑)」と、茉莉をびっと指差す(笑)    ああ、こんなキャラじゃないのにー(笑) 塔矢:女性が悪いと言って指差すなぞ男として言語道断!! そんなだからそんな風になってしまったのだ!!    佐々木小次郎症候群だな!! はっはっはぁ!!(笑) GM:「ええい、黙らんか〜!」……上と下のシリアス度の違いは何処から来るのだろうか……。 一同:(黙って塔矢を指差す) GM:俺が悪かった。 塔矢:いやぁ、照れるなぁっはっはっはぁ(爆笑)    ってことで貴様は既に敗れている!!(指をビシィッ!)(笑) GM:いや、確かに負けてるけどさ(笑)    あー。最終回だからってシリアスに行けると思っていた俺も馬鹿だったな。 真 :ってーか、誰? ねぇ、誰? 茉莉:えーと、かいつまんで説明すると、私をストーキングした挙句、水原先輩に邪魔された変態男です。 GM:「そこっ! うるさいっ! というか、それは嘘だっ! 訂正を求めるっ!(爆笑)」 塔矢:簡潔に述べると親指が伸び〜る変態男だ!! GM:「落ち着きなさい。マーチラビット。」と彼の後ろから出てくるは、これも自体を紛糾させるだけなんじゃないかなーと思う、茉莉2号。    もとい、春流、じゃなくて、京子、それでもなくて、ジェニファー…でもないって。クイーンオブハートだ。 塔矢:おお〜う、女王陛下ぁ〜! 感激だなぁ、僕に会いに来てくれたのかぁ〜い?(笑) GM:「す、すまない、クイーン。奴らのペースにはまってしまった…。」「彼らは非常識なのよ。それに合わせていたら負けよ。」 真 :言いたいほうだいだなぁ。間違ってないけど。 塔矢:ふふふ、「常識に囚われない」と言って欲しいなジェニファーちゃん。    俺様は変人ではない! 自由人なのさぁあ!!(笑) GM:「相変わらずだね。水原塔矢君。……それに、久しぶりだな。我がコピー。」    茉莉を睨みつけて、彼女はそう言った。 真 :僕はっ!?(笑) 茉莉:…あなたとは別の生活を送り別の思考を持っている。私はコピーではなくてオリジナルです。    安瀬茉莉と言う、一人の人間です。 GM:「本来の私の名前を名乗るな。複製体。それは私のものだ。」 真 :そんな話はいい。これは一体どう言う事なんだよ。 GM:「…そうだった。この件はいずれ決着をつけさせてもらうとして…。用件に入ろう。」    「俺たちは今回は単なるメッセンジャーだ。」 塔矢:前回は単なるお出迎えだったのに、生意気な(笑)    …で? 何を伝えに来たのかなマイクイーン?(笑) GM:その問いに“相馬が”答える。    「現在の状況は、天城蛍介と、小宮樹の方に説明されているだろう。なので、これからの行動についての提案と思ってくれ。」 塔矢:…提案だぁ? お前らをぶちのめすチャンスをくれるとでも言うのかぁ? あぁあ?(笑) GM:「それに近い。我々は既にUGNなどものともしない戦力を保持している。しかし、君らは無抵抗で支配されるつもりはないだろう?」 塔矢:マイクイーンになら無抵抗で支配されてもいいとも思うが、お前はやだ(笑) 真 :お前は暫く黙っておれ。 GM:「全面戦争は、我々も都合により避けたい。故に、代表のパーティを1つ。招待しようかということになったわけだ。」 塔矢:…代表、ね。と言うより、お前たちが自分らの屈辱を晴らしたいんだろうに。    なんせ俺様たちは戦略的に一度、お前らを地にまみれさせてるからなぁ、クックック…    って、あいやいやこれは口にしたんじゃないですよ? 心で思っただけですよまこぴー?(笑) 真 :顔から読み取れるわ(笑) GM:「君たちには何度か煮え湯を飲まされているのは事実だ。そしてその借りは返したい所だ。消費税込みでな。    そして、お前たちは俺たちを止めたい。…どうだ? 結論は一つだと思うが。」 塔矢:それで? その御好意で、俺たちを何処へ招待してくれるってんだい?    …と奴に言ってくれ茉莉ちゃん。俺様喋っちゃいけないらしいから(笑) 茉莉:必要なことは喋っていいのですよ。先輩。 真 :いや、喋るな。僕たちにとって必要な事と、こいつにとって必要なことは9割くらいずれている。 塔矢:と言う事なんだ、俺様が必要だと思うことと、まこぴーが必要だと思うことが9割がたずれてるから、    俺様が正しくてもまこぴーは難癖を付けちゃうんだ。スマンが頼むよマイハニー(笑) 茉莉:「…何処に行けばいいのですか。」とクイーンを睨みつけて言いましょう。 GM:クイーンは…それに答えず、変わりに相馬が答える。「…新宿だ。来れば分かるさ。」 塔矢:…遠いな。電車使っても1時間以上かかる。    だいたい今電車はお前たちのせいで動いてないだろうが。 蛍介:…その事は今お前は知らないんじゃなかったか? 塔矢:あ、そうか。    ああ、いやいや、どっちにしろ終電終わってる頃だぞ(笑) GM:「別に今すぐとは言わないさ。まぁ、お前たちは急がなくてはいけないかもしれないが。」    と、言って、相馬は笑う。そして、クイーンが口を開く。「今は全ての一般人は眠っている。彼らは冬眠に入ったわけでもなく、    また、コールドスリープ状態になったわけでもない。ただ強制的に眠らされているだけだ。」 塔矢:ぬぅ、なんてこった! では変なところで眠っている女性達は風邪を引いてしまうではないかぁ!!    おのれ!! なんて卑劣なぁ!!(笑) GM:「それだけで済めばいいけどね。貴方はご飯を食べた後に熟睡して、朝起きたらおなかが空いていた経験は?」 塔矢:ご飯を食べた後すぐ寝るのは美容に良くないからない。    しかし…、起きた後に腹が減っているのはよくある事だ、…なんて情報網だ、そんな事まで調べてあるなんて…(笑) 蛍介:そうじゃないだろう(笑) GM:「時間がないのはそっちじゃないかな? 今、病院で手術してる人は災難ね。高速道路はどうかしら?」    楽しげにふふふ、と笑うクイーン。 塔矢:…てめぇ、いくら女性に対しては心が七つの海の総面積より広い俺様でも許せる事と許せない事があるんだぜ…!? 真 :微妙に狭いような広いような。 GM:「まぁ、言いたい事はそれだけ。そろそろ屋上の方も終わっていることでしょうし。」    最後に、思い出したように貴志川先生のほうに向き直るクイーン。 真 :あ、そういえば、いたなぁ(笑) 茉莉:すっかり忘れてた(笑) 塔矢:我らが貴志川先生を忘れるとはなんと無礼な! 罰として真は校庭10周だぁ!(笑)    …で、ちょっと無意識的に先生との間に半身割り込む。 GM:「すっかりそっち側ね。あなたも我々と戦う? それとも戻ってくる?」    その言葉に対して、先生は「…私はマッドハッターに従ってきた。そして彼が望んだ世界は多分、天城君が望んだ世界と同じハズよ。」    「…そう、残念ね。」そう言って彼女は相馬とクイーンはその場から退散しようとする。止めるかい? 塔矢:「F谷葱土産に持ってってやるぜ、楽しみにしてなマイクイーン。」っつって見送ってやろう(笑) GM:二人はなにも答えずにその場を去りました。    …と、言うわけで、シーンを切りましょうか。 塔矢:ところで普通にスーパーとかに売ってるのかF谷葱は?(笑) GM:売ってるんじゃないかな。ネギだし。 真 :いいからさー、次のシーンいこうよ。
 月の光のない夜。  …そういえば、今日は新月だったな。なんて、空を見上げて思う。  わざわざ選んだ、ということはないだろうが、ジャバウォックが言っていた、「夜」がいっそう真実味を増すような深い闇。  光のない世界がこんなに不安を掻き立てるものだったなんて。  小宮樹は空を見上げる。  …それは闇。一片の光も映さない夜の闇。 GM:さて、再び、シーンを屋上に戻して、樹のOPと行こうか。 樹 :あ、はい。大丈夫ですか? 全員分OP出来ますか?(笑) GM:大丈夫だと言っておこう。暫定的に(笑)    えーっと。時間はさっきの続き。蛍介は目覚めてても構わないし、寝ててもいい。    このシーンは校庭での会話以降なので、他のPCも登場したければどうぞ。 蛍介:とりあえずまだ気絶してる事にしとこう。一命は取り留めたけど(笑) GM:OK。 樹 :では私はそんな蛍介君を膝枕しながら心配してましょう。怪我は治したから暫くすれば目覚めるでしょうし。 塔矢:とりあえず俺様は愛美ちゃんを保健室へ運んどこう(笑)    ってことでもう少し登場は見送る(笑) 真 :下界にいるのは昇とアキトと愛美ちゃんと空音ちゃんだよな。僕は空音ちゃんおんぶしてるから…。 茉莉:私は昇さんとアキトさんのどちらもおんぶは拒否しますよ?(笑) 真 :僕が何往復もします(涙)    塔矢運んでくれるとは思わないから。 塔矢:ふ、まぁ、野郎を運びたくはないのだが、と言ってここに置いておくのも忍びない。    仕方ないから片方運んでやろう。愛美ちゃんの後でだが(笑) 真 :あ、コイツにも一応良心というものがあるらしい(笑) GM:いいから屋上に話を戻すぞ(笑)    樹が蛍介を膝枕していると……あ゛。 蛍介:僕起きないと話にならないかな?(笑)    …どしたね? いきなり素っ頓狂な声出して(笑) GM:あ、いや。ごめん、ちょっと思い至ってな。    樹が膝枕をしていると、ちょっと戸惑った声が聞こえる。「……やれやれ。」 塔矢:…「ちょっと複雑な気分だよ、娘のこんな姿を目の当たりにするのはな。」…か?(笑) GM:正解。「しかし、感謝すべき事なのかもしれないな。」と、樹には聞き覚えが良くある…柳川の声だ。 樹 :わはー! 思わず立ちあがっちゃって周りを見渡しますっ!(笑) 塔矢:やったー! あたったぁー!!(笑) 蛍介:ぐえっ! …そして今度は脳震盪で再び気絶(笑) 樹 :ああっ! 蛍介君っ!(爆笑) GM:見渡すと、樹は知っているかもしれないが、柳川がいつも使っている使い魔の猫がそこにいた。    「やぁ、樹。無事でなによりだ。」 塔矢:柳川、オルクスだったのか(笑)    …するともう一つのシンドロームはエンジェルハイロゥだな?(笑) 蛍介:それは支部が違うだろう(笑) GM:そこで、ブラム=ストーカーだって可能性はないんだな、お前の頭の中には(笑)    まぁ、オルクスでいいんだが。柳川のシンドロームはオルクス/ソラリスですな。 塔矢:ぬ、しまった(笑) 蛍介:ノイマンは無いのか。まぁ、無くても支部長まで行ける人は行けるんだろうが。    …しかしブラム=ストーカーの方がカッコ良かったのに(笑)    ほとんど出てこないなそのシンドローム。 GM:ブラム=ストーカーはあんまり出てこないよなぁ。    まぁ、貴志川先生もブラム=ストーカーなんだが。 塔矢:まぁ、それよりも折角お義父さんのご登場なんだ、俺様も出るか(笑)    「俺様の樹チャン!! 無事かぁ!!?」(笑) GM:そうすると、塔矢の前には猫と気絶している蛍介と樹がいるわけだ。    ステキ脳内状況変換を頼む。 塔矢:チキチキチキチキ…チーン!(笑)    「ぅおのれ貴様もアリスの手先かぁ! 蛍介はどうでもいいとして俺様の樹ちゃんには    指一本触れさせネェ!!    食らえ必殺《獣腕鬼神げェエエき》!!!」(笑) GM:ステキ脳内変換ありがとう。    だが、柳川はそれをひょい、とかわして、「少し落ち着き給え。」と《眠りの粉》(笑) 塔矢:うぐわ!! 花粉が! 花粉がぁああ!! …ぐ〜(爆笑) GM:「一応、娘の心配をしていたと認識して手加減はしてやった(笑)」と、そこで、樹に向き直って。    「探したぞ。UGNの日本本部からの指令だ。全オーヴァードは各支部に一度集合した後に、アリスに総攻撃を仕掛ける事になった。」 樹 :…そう、ですか。総攻撃…。 蛍介:…ちょっとタイミングを逸した感じだけど僕も起きようかな(笑)    「う、ん…、つ、…ゲホ、…ここは、いつつ…」(笑) GM:起きたか(笑)    「…どうやら彼も無事なようだな。よかったな。樹。」 樹 :あ、蛍介君、頭大丈夫ッ!?(笑) 真 :いきなり何を言うかね(笑) 蛍介:いたた、あ、うん、大丈夫。…でもおかしいな、僕は腹に一撃を受けたはずなのに(笑) 樹 :倒れた際に後頭部を派手にぶつけたのですよ。ええ。 蛍介:あ、そうか、なるほど。僕はもっと受身の練習をしないと行けないな。    …確か前のめりに倒れた気がしたんだけど…(笑) 樹 :派手にくるくる回転しながら倒れたのですよ。覚えてないんですか? 強い一撃のようでしたからね。    一瞬で意識を刈り取られてても不思議ではありません。 真 :いい性格になったなー。樹。 蛍介:あ、そ、そうか、なるほど。…小宮さんが介抱してくれたのか。お礼が遅れたね、ありがとう、小宮さん。 樹 :いえ、どういたしまして。蛍介君。 GM:あのー。もしもしー。 塔矢:う、うーん、お、俺様も頭痛い、倒れた時に頭打った、う、う、いたたたたた…、た、助けてくれ…(笑) 真 :そこらへんで登場しようか。ちわー。天体望遠鏡回収に参りましたー。 茉莉:一人は寂しいので私も登場します。 GM:あのー。みなさーん、 蛍介:バババッ! っと小宮さんの側から離れよう。凄い勢いで(笑) 真 :さて、ここらで本筋に戻らないとGMが白骨ミイラ化してしまいそうですよ? 蛍介:む、そうだった(笑)    「(裏返り声)あ、ああ、あぁああ〜あ、え〜、そ、そう言えばそこにいる猫はなんだぁ? アリスの手先かぁ?    またアリスの手先なのカァ!? ゥおのれアリスの手先めェ!! 《光の弓》大連射ぁアア!!!」(爆笑) GM:またかぁっ!(笑)    いや、状況的には分からんでもないが、お前は町中で猫を見かけても錯乱するのかッ! 蛍介:いや、今この場だから錯乱するんですよ、少しでも話題をそらそうとして(笑) 塔矢:うおおお!! そんな事より誰か俺様も介抱してくれェ〜!(笑) GM:「やれやれ…なるほどと言うべきか。だから樹も笑うようになったのかな。」諦めのような、何処か嬉しそうな声を上げて、猫は…    柳川は煙を吐き出す(笑)…《ポイズンフォグ》《帰還の声》を使用。これを浴びた奴は冷静に物事を考えられるようになる。 蛍介:はっ! ぼ、僕は何をしていたんだ。え〜と、ジャバウォックに気絶させられて、…今まで気絶していたんだ。    …で、そこの猫は一体どなただ? GM:「声は聞いた事はあるかな? UGN北S玉支部の支部長、柳川だよ。今はこんな姿をしてるがね。」 蛍介:は、え、ああ、柳川さんでしたか。大変失礼しました。背筋伸ばして頭を下げよう。 塔矢:ううう、誰か俺様も気にしてくれェ〜(笑) GM:「この状態では…少々話しにくいな。」と柳川は呟いて…目を瞑り。次の瞬間には“人間の”柳川がそこに立っていた。 真 :《縮地》か。かっこよく使いやがって(笑) GM:「ちょうどいい。5人揃っているな。先ほどアリスからの通達があった。恐らく君たちも聞いているだろうが…、新宿だ。やつらはそこにいる。」 蛍介:…少し前に、直接最後通告を受けました。 塔矢:ふ、俺様に直接眼付けるとは、敵ながら天晴れと言ったとこッスかねぇ。くっクック…(笑) GM:「君たちにはこれから準備が出来次第、新宿に向かってもらう事になるが、なにか質問とかはあるかね?」 蛍介:…まぁ、我々が呼ばれたわけなんですが、我々だけで行くんですか? 塔矢:樹ちゃんのお婿さんにはどんな男をご所望ですか? 蛍介:貴様は今度こそ黙れ(笑) GM:「まずは、君たちだけだ。君たちが潜入後は我々も突入する事になるがな。」 蛍介:ああ、なるほど。    わかりました。それでは、僕たちはこれから新宿に向かいます。 塔矢:ま、俺様にドーンと任しといてくださいよぉ〜(笑) GM:「新宿に向かう前に支部に向かってくれ。必要な装備を渡す事にしよう。今回に限り、君たちには無条件で全装備の使用権利を与える。」 蛍介:了解しました。    …ところでみんな直接支部向かっちゃって平気? なんかやる事ある? まぁ、なさそうだけど(笑) 茉莉:私は…ないですね。そういえば、私の初恋の人は柳川さんと言う設定がありました。ちょっと複雑(笑) 真 :ああ、なんだか自己紹介の時に言ってたねぇ。…僕も無いかな。 塔矢:俺様も無いぞ。とっとと済ませてアリスをぶっちめよう。そうすればお義父さんの印象も大幅アップ。    樹ちゃんとの仲を進展させる為にまず外掘りから埋めて行こう(笑) 樹 :というか、いつまでそんな事をいってるのですか(笑)    私も文句無しですね。とっととアリスを倒してしまいましょう。 蛍介:では、これからすぐに支部に向かいます。    電車動かないからちょっと時間かかるかもだけど(笑) 真 :そこらへんの車を適当に徴発するか。それとも、小宮さんに作ってもらうかしませんかね。 樹 :ああ、そんな能力も取ったような。よござんす、戦闘機で一瞬にして支部まで……。 蛍介:そうか、真、君はあの悪夢をもう一度みたいと言うのだね? いいよ、僕は止めはしない。短い付き合いだったね(笑) 樹 :技能とったんだから平気ですよぅ。酷いなぁ(笑) 蛍介:トラウマとはそういうものだよ(笑) 塔矢:樹チャン! 俺様は君の事を信じているよ!! こんな酷い奴なんかほっといて、二人で夜間飛行と洒落こもうじゃ、あ〜りませんか!!(笑) 真 :まぁ、現実的には一刻も争うんだから、無駄なトークとトラウマは押さえて飛んでいった方がいいんじゃないかな。支部までは。 蛍介:まぁそうなんですがね(笑) 塔矢:よし樹ちゃん、輸送機を作ろう! コクピットは俺様と樹ちゃんの二人!    他は人員輸送スペースに乗ればいい! 完っ璧!!(笑) 樹 :それでは、柳川さんもお乗り下さい。それでは快適な空をお楽しみ下さい〜♪ GM:というところでシーンをカットしましょうか〜。
 御子柴空音。3度目の誘拐。  水原塔矢は、なんだかなーという思いとともに、その報告を聞いた。  またさらわれたのか。つくづく重要なポジションにいるんだな。  様々なことを考えて、辿り着く結論はひとつ。  ……やっぱ。UGNって役にたたねーわ。 GM:そんなわけで、次は塔矢のOPと行きましょう。    場面はUGN支部。一同が準備をしている状況ですな。    登場は塔矢。他のキャラクターも任意に登場していて構いません。 塔矢:お〜、結構復興してるなぁ(笑) GM:結構復興してますよ。そりゃあ(笑)    あれから時間も割と経ってますし。まぁ、表面上だけでも修繕はしておくべきでしょう。    あ、あと先ほど柳川が言った様に、君たちには全装備の所有が許可されます。なので、好きな装備を申告して下さい。    それがここにあるかどうかは分かりませんが(笑) 蛍介:え〜と、とりあえずUGN戦闘服と応急手当キットをくださいな。 真 :いや、それを5セットもらう(笑)    全員分あった方がいいだろう。 樹 :装甲値10点ですしねー。 茉莉:RCで振れるダイスも増えますし。RCは私と月代先輩とけーすけ先輩が使いますからねぇ。 塔矢:ま、俺様にはあまり意味のない代物だがな。最終戦に入るまでに使い倒してやろう(笑) 真 :あと、レネゲイドチェッカーが欲しいなぁ。僕。 GM:動いてるのは全員オーヴァードなんだけど。 真 :うあ。そうだった。…いや、侵蝕値が見えるし。うん。重要重要。敵の強さ目安。うん。 GM:まぁ、欲しいならいいけどさ。使わなかったものとか、無事に残ったものは返せよ?(笑) 真 :だいじょーぶい。 茉莉:ぶいって、あなた。 塔矢:…、敵がどういう所にいるのか分からないけどさぁ、また装甲車持ってく?(笑) 樹 :また折り畳んで?(笑) GM:……好きにして下さい(目が遠くに泳いでいる) 塔矢:よっしゃ、備えあればうれしいな、だ、樹チャン、よろしくゥ!(笑) 蛍介:一応暗視ゴーグルも5セットもらっておこうか?    …、これくらいかね? 塔矢:もう立派に工作員だな(笑) 真 :そうだなぁ。まぁ、欲しいのはこれくらいかな。 GM:意外と少なかったな。もっと変なの持ってくと思ったんだが。 塔矢:ん〜、UGN幹部連れてって弾除けにするとかしてもよろしくてよ?(笑) GM:やめてください。てか、君ら以外は入れないって(笑) 塔矢:ち(笑) 蛍介:え〜と、するってーとこれで準備は終わった事になるのかな? 皆様。 茉莉:おけー。 樹 :ですね。 真 :それじゃ、出発しようか〜。 塔矢:…あれ? そういえば貴志川先生は一緒に来られるのですかな? GM:というか、出発したらこのシーンは終わりじゃ(笑)    ええと、ですな。貴志川先生はこのパーティには含まれません。    UGNの幹部連中から見れば、彼女はいまだ疑わしき人材ですからね。同行することにおとなしく賛成はしませんよ。 塔矢:うぬう、女性が一人減ってしまった。    ああ、いやいや樹ちゃんと茉莉ちゃんさえいれば俺様は最大パワーを発揮する事が出来ますがね?(笑) 蛍介:そういえば空音ちゃんは?    …いや、ついて来ることは無いだろうけど(笑) GM:そう、それなのですよ。ここのシーンでやりたかった事は(笑)    全然語る状況が無かったので、語りたかったんだが。 蛍介:…また何かあるんだ。大変だなぁ、あの子も(笑) GM:えーっとだな。UGNの…まぁ、それなりに偉く、それなりに下っ端の中間管理職なエージェントが塔矢の姿を見つけて、寄ってきます。    ちなみに女性。 塔矢:どこらへんに位置してるのか非常に微妙な表現の所に哀愁を感じなくも無いがとりあえず    「ハ〜イ、お嬢さ〜ん、これから俺様と星屑の町を歩かないかぁ〜い?」(笑) GM:「この状況で、よくそんな事を言えるわねぇ…。」と、ちょっと感心しつつ、呆れながら。「他の人達は? まだ準備中?」 塔矢:ははは、どんなときでも女性への誠意を忘れない。それが水原塔矢の水原塔矢たる所以なのですよ。    で、えぇ、みんなまだ準備中です。ってーか皆準備してる所で俺様がただ何もせずブラブラしてるだけなんですがね?(笑) GM:お前は…つまはじきにされてるのか、それとも単にサボり屋なのか(笑)    「そう、それじゃあ貴方でいいわ。御子柴空音、彼女が敵に再びさらわれたと言う情報がある。」 一同:またさらわれた!!(爆笑) 塔矢:あんたらUGNは何をやっとったんスか(笑)    …あああ、いやいやそうかそうかUGNは役にたたないんだもんな。うむ。納得(笑)    で、え〜、なんだって? 空音ちゃんがさらわれた? あれ? 学校から空音ちゃんも一緒にここに来たんじゃないの? GM:UGNもかなりの混乱状態にあったんですよ。ええ。そういう事にしておいてください。    …空音ちゃんは支部にはこさせずに、エージェントたちの宿舎に帰したのですが、そこで再度さらわれたらしいのです。 塔矢:…空音ちゃんは女の子だ。したがって預けるのは女性宿舎であろう。    そして空音ちゃんは重要人物であり、宿舎にいたのはUGNエージェント、つまりオーヴァードだ。    したがって空音ちゃんをみすみすさらわせる筈も無く、それなりの抵抗も行ったであろう…    ゥおのれアリスゥウ!! 俺様の女性達を酷い目に合わせやがってェエエ!!(爆笑) GM:女性宿舎での戦闘報告によると、大量のジャームが一気に押し寄せてきて、交戦状態に。しかし、5分とせずに防衛線は崩れ、空音ちゃんは    拉致されたようです。ロードオブザリング1作目のメリーとピピンがさらわれた感じをイメージしてもらえれば(笑) 塔矢:ドガァン!!(←ドアを蹴破ったらしい)(笑)    テメェら何やってんだぁア!!    ちんたら準備してネェでさっさとアリスぶっちめに行くぞゴルァア!!(爆笑) 真 :う、うおおおおっ!?(笑)    ど、どうした塔矢ッ!! えらく気合が入っているなっ!?    …と、部屋の中で手榴弾やら適当なアイテムを見繕っている僕はびっくりするのでした、まる。 蛍介:おおお!? なんんだなんだ!? 一体何があった!? いつも女性関係の事でしか熱くならない男が…    ああ、そうか、また女性関係で何かあったのか。なんだ、いつものことか(笑) 塔矢:うっせー!!(笑)    具体的に言うとだな、女性宿舎の皆様方がアリスの突入を受けて大打撃を被ったんだ!!    …ついでに空音ちゃんがまたさらわれた(笑) 真 :また、さらわれたんだ。…へー。ふーん(冷たい目) GM:うう、まこぴーの視線が痛い(笑)    それもこれも、そこの塔矢のせいだー。 塔矢:なんでぇ!? おいまこぴー!! 貴様人の心という物がないのか!!    多くの女性が傷つけられたんだぞ!? 人としてその事に怒りを燃やして何がおかしい!?(笑) 真 :いや、お前の怒りはごもっともなんだけど。    よくさらわれるなーって。 GM:白状するとだな。3話で空音ちゃんは奪回されない予定だったんだよ。だから2度の誘拐で済む予定だったのだが…。    そもそも、3話では敵のアジトに攻めこむシナリオじゃなかったんだし…すべてはそこの塔矢のせいだっ!(爆笑) 塔矢:ぬぁにぃー! そうだったのかぁー!!    って事は今ここで空音ちゃんがさらわれたのは俺のせい!! 空音ちゃんをさらわせたのは俺!!    この事件の真犯人は俺様!!??    はーっはっは!! よくぞ見破ったぁア!!(笑) GM:元気だなぁ。塔矢は。 真 :てか、うるさい。 樹 :というところで、私も登場「賑やかですね…準備は終わりましたか?」 蛍介:「どうやら悠長に準備している場合じゃなさそうだよ、…空音ちゃんが塔矢のせいでまたさらわれたらしい」(笑) 樹 :空音ちゃんが…。まだ、彼女には執着してるんですね。あの組織は。 真 :なんとなくだけど、ジャバウォックの「能力の完成」に関係してるんじゃないかなー。 蛍介:…確か空音ちゃんの能力はテレパス…、他のレネゲイトに感応する能力だったよね…。    …要するに彼女の能力を使って、今の、《ワーディング》の共振現象の範囲の拡大が狙いか… 真 :そうすると…余裕はないぞ。今でこそ、日本だけで済んでいるが、空音ちゃんの能力で範囲が拡大されれば、全世界が奴の手に落ちる…。 塔矢:全世界の女性は俺様のものだ!! あんな連中に渡してなるものか!! みんな、さっさと新宿へ殴り込みだ!!(笑) 蛍介:…まぁ、動機はどうあれ、やる気なのはいいことだ…(笑) 樹 :そうですね。安瀬さんは外で待ってます。それじゃ、みなさん、行きましょうか? 塔矢:うむ、行こう樹チャン! 我々の愛の力で世界の平和と将来の幸せを勝ち取るのだ!!    いぃざす〜す〜め〜や〜、キッチ〜〜ン!!(爆笑) GM:と、いうところで、塔矢のシーンは切りましょう。続いて茉莉のOPだな。 茉莉:はーい。
 ちゃくちゃくと戦争の準備が行われる。  そう、これは戦争だ。  オーヴァードと、一般の人間。この世のすべての生き物の今後を左右する、戦争。  普段はあまり人を見ないUGN支部の動きも活発になっている。  そんな中、安瀬茉莉は支部長、柳川に支部長室に呼び出された。 GM:ちゅーことで、茉莉さん。OPですが。 茉莉:はい。今更何をするんだって感じですが。 GM:うう、考えてみれば、さっきの塔矢のシーンは茉莉でやった方がいいと思っちゃったり(笑)    まぁ、それはさておき、君はUGNの支部長室…つまりは柳川の部屋にいる。 茉莉:わ。柳川さんだ。樹パパ。 GM:樹パパって(笑)    「大変な事態になってしまったな…。まさか、こんなところで君に再会するとは思ってもいなかったが。」 茉莉:「ええ。私も思ってはいなかったです。」と、返します。私と彼は昔関わりがあったんですよね? GM:そういう設定だったな。オーヴァードとして覚醒するきっかけの事件で関わったんだよな。 茉莉:はい。当時はエージェントだった柳川さんに幼少時代助けてもらったのです。    その一件でオーヴァードになったのですが。 GM:「…君も既に知っていると思うが…君とそっくりの奴が敵にいるということだが。心当たりはないのかね?」 茉莉:はい。私には心当たりはありませんが…向こうは私を…その…複製体と呼びました。 GM:「ふむ…複製体、か。樹の調査によると、君の過去などに不審点は存在しなかった。    故に、どこかで、オリジナルと複製体が入れ替わったと見るべきだろう。」 茉莉:黙って聞いています。 GM:「…正直な話、私は君を疑っている。不確定材料としてな。君がもし、敵の手によって生み出された複製体だとしたら…。    君の意志とは別に、彼らを裏切るかもしれない、とな。」 茉莉:そんな…ことはありません。 GM:「…と、どうして言いきれるのだ?」 茉莉:うう、そんなこと言われてもー。    「私に行くな、と?」 GM:「それは君自身に決めてもらいたい。確かに君は不安材料だが、今は少しでも戦力が欲しい。それも本音だ。」 茉莉:「私は…私は……。」    柳川さんの言葉に心ぐらぐら。何がなんだかわからない放心状態のような。    「みんなと、相談していいですか?」と。 GM:「構わない。行きたまえ。」と彼は退出を支持する。 茉莉:ちょっとおぼつかない足どりで外にいるみんなの所に行きます〜。 塔矢:まっつりちゃ〜ん、どうぉ〜こ行ってたのォ〜? もう、だめだよぉ、今は危険な時なんだから一人で出歩いちゃぁ〜。    さぁ、強くてカッコイイこの俺様のそばについていなさい。必ず君を守って見せるからネェ〜っはっはっはぁ。    …ところで空音ちゃんがまたさらわれちった(爆笑) 茉莉:「空音ちゃんが…。」少し動揺します。んで…こっちも、ちょっとさっき言われた事を話します。    「みんな。…私、どうしたらいいだろう。」と。 塔矢:はっはっは。簡単な事じゃないか。俺様の側にいればいいんだよぉ。    大丈夫大丈夫、俺様いる限り、君に悲しい思いは絶対にさせないから。うん(笑) 真 :気にする必要もないんじゃない? 茉莉ちゃんは茉莉ちゃんでしょ。と励ましの言葉を(笑) 樹 :裏切らせるならもっと効率のいい場面があったでしょうし。    と、冷静に分析しちゃうUGNエージェントな私。ああ。もうちょっと気が利いた言葉をかけられればいいのに(笑) 蛍介:大丈夫さ、君は君として、立派に存在している。僕らが知る安瀬茉莉は君一人だけだし、その安瀬茉莉は僕らの大切な仲間だ。    連中とは違う。仮に敵対する事になったって、それが意思に反する事なら、きっと戻って来れるさ。 茉莉:「みんな…ありがとう…。」と、感動的に(笑) 塔矢:フフフ、礼には及ばないよ茉莉ちゃん。他ならぬ君の笑顔の為らなば、俺様はいつでも君に力を貸してあげる。    そう、君の笑顔は俺様が守るよ。だからいつまでも笑っていておくれマ〜イエ〜ンジェ〜ル(笑) GM:と、言う所でOP終わり! それじゃ、ミドルフェイズに突撃しましょうか。 塔矢:うお! なんかGMが断固たる意志でシーン切ったぞ!!    なに!? 何でそんなに俺様を眼の仇にするのGM!? どうして!? おせぇてぇ!!??(笑) GM:お前にその理由を説明しようとするとまる1日かかるから後でな?(にっこり) 蛍介:あああ、恐い笑みがぁ…(笑)
Middle Phase
GM:さてはて、ミドルフェイズでございます。    全員登場。場所は新宿でございます。 塔矢:ふう、途中で野良ジャーム数体ぶっちめちゃったけど、ま、ウォーミングアップには丁度いいよね(笑) GM:君たちが知っている新宿とは全く別な…誰も歩いていない、静かな街並みが…君たちの前に広がっている。 蛍介:途中で事故った車とか沢山目にしたんだろうなぁ…。    「まるでゴーストタウンだな。まさかこんな新宿を目にする日が来るとは思わなかった…。」 GM:ちなみに、現在時刻は午前3時くらい。 塔矢:丁度夜真っ盛りな時刻だなぁ(笑)    …ところで俺様たちはこれから何処に行けばいいんだ?(笑) 真 :来れば分かるって言われたよな。 GM:はい。しばらく新宿の町を見ていると、君らの周りに倒れている一般人が起き出し始めます。 蛍介:ぬう、流石に警戒するなそれは。《光の弓》構えるぞ。 塔矢:おっじょうさ〜ん!!(爆笑) GM:こいつ、美女軍団が現れたらあっさりと寝返るんじゃないだろうか。 茉莉:私よりも不確定ですよ。この人。 蛍介:いや、とりあえず敵か味方か、どちらかに女性が集中しない限りは、一つの勢力に一方的に荷担する事はないだろう。    それ以上の事は分からないが(笑)    …いや、それより、起きあがった人達は? 敵対意志がありそうなのか? GM:彼らに殺意とかは感じられないが。そいつらは合計20人くらいで、君たちを取り囲む。 真 :それは…構えちゃうが、襲っては来ないんだよな? GM:はい。君たちをただ、取り囲んでいるだけのようです。 蛍介:こういう状況が一番神経を使う。敵対するならしちまう方がいっそ楽なんだけどな(笑) 塔矢:むう、反応がないなんてつまらない。ナンパは反応を楽しむものなのに…(笑) GM:そうすると…一人の男が前に出てきて…話し始める。「やぁ。よく来たな。」…その声はジャバウォックの声によく似ている。 塔矢:見切った!! 腹話術だな!?(笑) GM:見切られたッ! って……違うだろ(笑)    「こいつらが道案内をしてくれる。おとなしく付いてきな。」と男が言う。 真 :そうすると、どこから集まったのか、数百人の人間が一列に並び…列を作る。    「これを辿っていくんだな。」 GM:おしゃれ過ぎるぞ! それはっ!!(爆笑) 塔矢:ほう、ジャバウォック、なかなか礼儀をわきまえてるじゃないか、気に入ったよ、クっクック(笑)    そんじゃ俺様先頭でそのお洒落な道を遠慮なく歩いてこっかなぁ〜。る〜んたった〜、るったった〜(笑) 蛍介:…そうするといい感じに深入りした塔矢を周囲の人達が一斉にリンチに掛けると(笑)    「く、やはり罠だったか」(爆笑) GM:お前ら、そんな面白すぎる状況を作るな(笑)    まぁ、喋っていた男が君たちを案内するようにゆっくりと歩き出す。 塔矢:どうせなら綺麗なお姉さんに案内されたかったネェ。ジャバちゃんももうちょっと気を利かせられないもんかネェ(笑) 蛍介:で、僕たちは何処に連れていかれてるのかな?(笑) GM:彼が足を止めたのは超高層ビルの入り口だった。「我々は君たちがここの中に入れば攻撃を始めよう。退きかえすのは今だよ?」    と、楽しそうにくっくっく、と笑う。でも、その男は顔は笑ってないので恐いです(笑) 塔矢:…逆に入らなければ攻撃されないわけか。    よし、樹ちゃんの《ヴィーグルモーフィング》で一気に最上階まで上がってしまおう。    絶対ボスは最上階にいるはずだから(笑) 樹 :それはそれで魅力的ですが。屋上から侵入というのも手ですしねぇ。 塔矢:まずは最上階へ装甲車ミサイルぶち込んでから突入って事で(笑) 蛍介:まるでテロリストだな(笑) GM:「まぁ、侵入経路はご自由に。ただし、派手にやると、中で倒れている一般人がどうなるかは保証しないがね?」    それだけ言って、男は再び倒れ…眠りに付く。 真 :傍から見ると変なシチュエーション(笑) 塔矢:む、そうか、ジャバちゃんとかお間抜け君はどうでもいいが、なんの罪もない女性の方々まで巻き込まれては本末転倒だ。    くそ、折角装甲車ミサイル50発ももらってきたのに(爆笑) GM:にゃにー!?(笑)    そんなものをもらってきてたのか。何処に持ってるんだ(笑) 塔矢:樹ちゃんがペパクラにして持ってるんですよ、ねぇ〜(笑) 樹 :ええっ!? そうだったの?(笑)    全て水原君にあげます。おしつけます。銃で撃たれて連鎖爆発したら面白すぎます。笑えません。 塔矢:はっはっはぁ、いやぁ、樹ちゃんに頼まれたら嫌とは言えないなぁ(笑)    でもこれ大きく出来るの樹チャンだけだしィ、それじゃあ俺様と樹ちゃんは常に行動を共にしなくちゃネェ〜(笑) 樹 :…という、間抜け談義はともかくとして。    どうします? 入り口まで来ておいてなんですが。 蛍介:…ただ真っ向から侵入と言うのも愚考な気もするが。    本気で屋上まで行っちゃう?(笑) 真 :これで、ジャバウォックが親切にも1階のロビーで待ってたら笑えますな(笑) 塔矢:「よっしゃ突入〜!」ガ〜(自動ドアが開く音らしい)「ふ、よく来たなお前たち」「それではクライマックスシーンに行こうカァ」    「はや!(笑)」(笑) GM:そ、それは面白すぎるっ!(笑) 蛍介:それに関しては、先に屋上に行った場合も同じ現象が起こりうるぞ?(笑) 茉莉:まぁ、可能性としてはどっちにもありそうですが。 塔矢:ちなみにビルは何階建て? GM:パッと見で数えられる階数ではないですな。サンシャインくらいはありそうです。 真 :…それを登るのぅ…? 塔矢:やっぱ始めからパーっと登っちゃった方がいいと思うぞ?(笑) 蛍介:…悠長にエレベーターとか使ってる暇無いだろうしなぁ(笑) 塔矢:まこぴー、ちょっくらジャバちゃんの居場所調べて来ない?(笑) 真 :ううん……適当に使い魔を飛ばすか。 蛍介:…あまり時間は無いけどな。なんならまた《折り畳み》で小さくなって先行偵察してくる?(笑) 真 :危険じゃないか? 蛍介:まぁ、相手は待ち構えてるわけだからネェ。一度この手使っちゃったしね。    …、やっぱり突入はするべきだろう。問題は上からか下からか。 塔矢:お約束を信じて屋上から!(笑) 真 :それじゃあ、屋上から行くか?(笑) 蛍介:迷ってても答えは二つに一つだからネェ、希望する奴がいるならそうしようか(笑)    というわけで、小宮さん一つよろしく。 樹 :はい。それではヘリコプターでよろしいでしょうか。 塔矢:さぁ樹ちゃん、俺様と一緒に夜のフライトを楽しもうじゃ、あ〜りませんか(笑) 樹 :というわけで、ヘリコプターを作ってばたばたと飛んで屋上まで… GM:行こうとしたが…ドォン! ドォン! と砲撃音。そして、ヘリコプターが2度、3度と揺れる!(笑) 茉莉:うげ。 蛍介:砲撃音? どこから?(笑) GM:隣のビルの屋上と思われます。 蛍介:むう、この周辺のビル全部こうなのかな? 塔矢:妨害すると言う事はつまり行って欲しくないと言うこと! 敵は上にいる!    樹チャン、ヘリをVTOLに変形だ!! 一気に駆け上がるのだぁア!!(笑) GM:とりあえず、大人しく一度は墜落して下さい。《リザレクト》もしておいてね?(笑) 蛍介:…僕こっから狙撃できないかなぁ(笑) GM:してもいいですが。やります? 蛍介:…何がどうなるかわからないので、とりあえず今はやめときます(笑) 塔矢:おのれ、俺たちはまだビルに入ってないのに、連中め、所詮悪の組織、信用ならないと言う事か!(笑) GM:いやー。職務に忠実なだけだと思うな。ビルの中の人は攻撃しかけてないよ?(笑) 蛍介:まぁ、それはいいのだが(笑)    どうする? 強行して上に上がる? 真 :うーん…どうも強行するメリットが薄いような気がするんだが。 茉莉:でも、攻撃してくるって事は上に来られたくはないんじゃないですか? 蛍介:…というより、「下から行って欲しい」のかな?(笑) 真 :問題を整理しよう。今、我々はどこから侵入すべきなのか。1、上から。2、下から。    1の場合、砲撃を突破するか、その原因を排除してから進まなくてはならない。2の場合は、…まぁ、問答無用だね。 樹 :ここで問題なのは、果たして、ジャバウォックはどこにいるか、と言う事だと思います。    上にいるならば、1の作戦を実行するメリットはありますよね。 蛍介:敵の所在については情報が少なすぎる。けど、最終目標がジャバウォックだとしても、敵は他にもいるわけだから。    結局の所その連中とも当たらなければ行けないんだから、いっそなにも考えず下から行ってしまってもいいとも思うけど。 塔矢:かと言ってジャームとかまで相手にしてたら埒があかないだろう。ジャバちゃんと対峙する前にへばっちまう。 GM:おーい。まとまったかね〜?(笑) 塔矢:諦めて帰る。 蛍介:大却下だ(笑)    …さっきの砲撃ってなに? ミサイルじゃないの? GM:さぁ? 外からだとよく分からなかったですが。もしかしたらオーヴァードによる攻撃かもしれませんねぇ。 蛍介:とにかく情報が無すぎるなぁ。    …、一度VTOLで強行してみようか? それで駄目だったら下から行くと(笑) 樹 :分かりました。では、VTOLを作りましょう。…ぐにょにょにょにょ〜ん。 真 :なんですか。その擬音は。 樹 :アスファルトからVTOLを作る擬音です。一応、錬金術のようなものなので、私たちの足元にはVTOLと同じくらいの穴が穿たれてます。 蛍介:…いや、モルフェウスの能力は質量を無視できるはずだから、    小さじ一杯分のアスファルトから大型空母作る事もできるんじゃない?(笑) 樹 :あれ? そうでしたっけ? まぁ、いいです。フライトします〜。 GM:となると、また砲撃をしますが。おとなしく撃たれる? 塔矢:蛍介! 真! 迎撃だ!! 全て打ち落とせ!!    樹チャン! ジグザグ運動しながら最大出力で加速!! 一気に頂上へ登るんだ!! GM:VTOLってそんなに機動性あったっけ?(笑) 蛍介:ヘリコプターじゃないんだからそれは無理だろう。ってーかそれやられたら我々が死ぬ(笑) GM:まぁ、それでもやっぱり、落とされます(笑)    ただ、攻撃手段は分かりました。オーヴァードか、ジャームかは分かりませんが。エフェクトによる攻撃です。分類はRCかな?    サラマンダーかエンジェルハイロゥ、ブラックドックあたりかねぇ。 塔矢:うがあ!! 蛍介、まこぴー! こんの役立たずどもがぁア!!(笑) 真 :僕、一瞬で外に飛び出て屋上に向けて《縮地》を使用する! ちょっと侵蝕値が恐いけど(笑) 蛍介:え、やるの? 戦力の分散は出来るだけ避けたほうが…。 GM:と、真が《縮地》で飛ぼうとした瞬間、強烈なプレッシャーが真を襲う。    まるで、体の中から何かが食い破ろうかと言う感じで、…真は衝動判定を行ってください。目標値は10です。通常よりも高め。 真 :しょ、衝動判定っ!? ……えーっと。RCで…成功。    大人しく落下しろって事かな(笑) 塔矢:うおお!! 樹ちゃんと茉莉ちゃんと俺様だけは無事でありますようにィ〜!!(笑) 蛍介:とりあえず我々は落ちるんだろうな(笑)    またリザレクト? GM:そやね。とりあえず、落下して、何も対処しないなら食らってください。    《竜鱗》などの防御エフェクトを使ったならば、回避してもいいですよ。今回は不意打ちじゃないですし。 塔矢:そんなものはない!    うぎゃああああああああ!!(笑) 蛍介:回避は…、駄目だよね、この場合は受けだろう(笑)    と言う事で素直にくらいます(笑) 真 :ここは、僕、男らしく茉莉ちゃんの肩を抱いて…カバーリングぅっ!(笑)    ……いい?(笑) 塔矢:なんだとぉお!!    まこぴーのくせに生意気なぁ!! だったら俺様も樹チャンをカバーリングだぁア!!(笑) 蛍介:あ〜、うん、それ許されるなら、小宮さんは僕がやろう(笑) GM:ルール的にもビジュアル的にも展開的にもOKです。面白ければ全ては許されます。んなわけで許可(笑) 蛍介:じゃあ、真が安瀬さんの肩を抱いて、僕は小宮さんを抱えて着地、    まぁ、ダメージ受けたんだからちゃんと着地できたわけじゃないんだろうけど(笑) 塔矢:うぎゃあああああああああ!!!(笑) 真 :地面には塔矢型の穴が(笑)    ふう、2倍ダメージ食らってもどっちにしろ死ぬんだもん、これくらいやらなきゃな(笑) 茉莉:あ、ありがとうございます。月代先輩。    前回から結構よくしてもらってますよ、私。真フラグ立ちそうです(笑) 樹 :乗り換え早!(笑)    私も、蛍介君にお礼を。侵蝕値もうやばいので、助かりました。 蛍介:とりあえず、外から上に行くのは無理と判断すべきかなぁ。素直に下から突入するか。 真 :というか、さっきの衝動判定ってなんだったんだろう…。 GM:と、言う所で、君たちの…頭の中に声が響いてきます。    「一体、何をやっているかと思えば…。まだ外にいたのかい?」とジャバウォックの声が。 塔矢:テメェが無駄な防空陣ひかなきゃとっとと入れたんだよ!! ハイジみたいにくだらん演出用意しといて偉そうにすんなぁ!!    おかげで惨めな自分を再確認しちまったじゃネェかぁああ!!(爆笑) GM:再確認したんだ…自覚はあったんだね…。    「せっかく舞台を用意したんだ。勇者は勇者らしく正面から堂々とね?」楽しそうに彼は言う。 蛍介:あいにく僕らには自分らが勇者だと言う自覚は無いんでね、そう… 塔矢:私はあるぞ? 蛍介:…だぁっとれ(笑)    早々正面から素直に突入する気は無いさ。まぁ、そうせざるを得ない状況になったみたいだけどね。 真 :ジャバウォック…さっきのアレは一体なんなんだ。 GM:「私の能力もまた、1段階アップしたと言う事さ。共感から共振に。それは何も、《ワーディング》に限らない。    この能力を限界まで突き詰めれば…私が“死ね”と命じるだけで、お前たちオーヴァードは殺せるのだ。」 塔矢:全力で抗ってやるぜ。この俺をそう簡単に操れると思うなよ(笑) GM:「私が操るのは君ではない。君の中にいる、レネゲイドウィルスなのだ。」 塔矢:ふ、俺の中のレネゲイトウィルスを操ったくらいで俺がお前の自由になると思うのか?    愚かな、この水原塔矢、例え死んでも野郎の思いどうりにはならん!!(笑) 蛍介:だかまし!!(笑)    …もう本当に時間が無いみたいだな。すぐにビルに突入してやるさ。    ただ、お前の居場所を教えてもらえないか? そうすればすぐにでも辿りついてやるんだが? GM:「お約束、と言うものがあるだろう。君らが大人しく正面から入ってくれるならば私は最上階で迎えるのが礼儀と言うものだ(笑)」 蛍介:…芸がないな。まぁ、色気を出す必要も無いのだろうが。 塔矢:首洗って待ってろよぉ! 今すぐ行ってやるからなぁア!! GM:…このシーン始まって長いが。まだ、ビルの前でたむろしてるんだよな。何故だ…?(頭を抱える) 蛍介:ま、まぁ、こういう色々な事を試せるのがTRPGのいい所ですから、ね? ね? GM:いいこと、なのかな。結構時間押してるんだけど(笑)    まぁ、TRPGらしさはあるか、な? 塔矢:もうここまで来たら、姑息な手段は無しだ!    全力で正面から突入してやるさ! やぁってやるぜっ!!(笑) 真 :その姑息な手段を一番最初に提言したのはお前だったような気がする。 蛍介:とりあえず中に入ろう。もう迷ってもいられない。 樹 :そうですね。この際、四の五の言ってられません。準備は整っていますし、突撃しましょう。 真 :そうだな…あの強烈なプレッシャー…どんどんやばい方向に向かっている気がする。 塔矢:世界の女性は俺のもの、あんな奴の好きにさせてたまるか!!    さぁ、みんな! 乗りこむぞ! 全世界の女性と俺様の未来と平和と幸せのために!!(笑) GM:と、一同覚悟を決めて侵入したわけでした。ああ。長かったなぁ〜。
GM:さて、ビルの内部だが。非常用電源が働いているので一応電源系も平気です。    エレベーター、エスカレーター、照明などはきちんと動いています。 塔矢:エレベーターは危険だな。箱だからな。よし、エスカレーターだ(笑) GM:階段もありますよ?(笑) 真 :んじゃ、下りのエスカレーターを登りますか。上りはトラップしかけられてるかもしれないし。 塔矢:うひょう! あれ楽しんだよなぁ(笑) 蛍介:…しかし最上階まで通いているとは限らないぞ? ここオフィスなんだから(笑) 塔矢:そしたら途中から階段使えばいいのさ(笑) 蛍介:…そうだな(笑) GM:おかしいなぁ。ラストダンジョン、ここじゃなくて3話の館の予定だったのに。本来は。何処を間違えたんだろう(笑) 樹 :いいから、上りますが。エスカレーターはどこまであるのですか? GM:5階までです。 真 :おおっと。そういえば、調べるのを忘れてた。ここのビルは何階建てなんだ。入り口かエレベーターのところに書いてないか? GM:全53階建てです。 塔矢:エレベーター! なんと魅惑の名前かエレベーター! まさに人類の生み出した技術と英知の結晶!!    この素晴らしい文明の利器を使わないことは、長い思考錯誤と多くの犠牲を伴ってこれを生み出した先達に申し訳ない!!    さぁみんな! この素晴らしい発明によって、世界の平和を守りにいこうじゃ、あ〜りませんか!!(笑) 真 :どこから53って数が……ああ。なるほど。 GM:13×4+1ってことですよ。 蛍介:…? 真 :トランプかなーって。アリスって言ったらトランプは外せないじゃん? 蛍介:ああ、なるほどなるほど、そう言えばそうだな。さすがGM(笑) 塔矢:お〜い、エレベーター来たぞ〜(笑) GM:おう、エレベーターが来たか(笑) 真 :それでは乗りこみますか。 蛍介:え、の、乗るの? それは流石に危険なのでは…? 塔矢:んじゃお前は一人で階段上ってけ。50階分くらいかな?(笑) 蛍介:う…(笑) 樹 :けーすけ君。どうします? 確かに危ない気はしますが。 蛍介:…、うう、危険と言えばこれ以上危険なものはない。しかし階段を50階も上っていては体力が持たないし、何より時間が惜しい。    …、エレベーター、使おうか(笑) GM:では、全員がエレベーターに乗りこみ…このエレベーターは20階までですが、何階に降ります?(にやにや) 塔矢:え〜とだな、停止階選択ボタンを一つづつ全部ぽちぽちぽちと…(笑) 蛍介:やめ(笑)    エレベーターって一つだけ? 何階まで直通とかって言うのは無いの? GM:このエレベーターは20階まで。20階からは他のエレベーターに乗り継いでください。    幾つかエレベーターは存在して、それを乗り継いでいって最上階にまで行くと言った感じですね。    えーっと、君らが乗った奴の隣には5階ごとに止まるエレベーターもあったようですが。 蛍介:あ、って事はもう乗っちゃったんだ。行き先決めてないからまだ動いてないはずだけど(笑)    まぁ、いいや。いっきに20階まで行っちゃおうか? もうここまで来たらどうにでもなれだ(笑) GM:わははははは。それでは、20階に参りまーす。    ちなみに、エレベーターの隣には階段があるのでいざと言う時にはそちらをご使用ください。 蛍介:いざって時には塔矢に横穴でも開けてもらおう(笑) 塔矢:はっはっは、まっかせなさ〜い! 横穴だろうが縦穴だろうがなんでも開けてやるぜ!!(笑) GM:それでは、15階でですね。エレベーターがちん、と止まります。 真 :…敵か? 警戒します。 塔矢:《獣腕鬼神げェェェェき》!!!(笑) GM:まだドア閉まってますが、吹き飛ばしますか。 塔矢:…の構え(爆笑) GM:では、ドアはゆっくりと開いていきます。    そのドアの向こうに立っているのは一人の男。…相馬くんです。「よぅ。よく着たな。」 茉莉:黙って「閉」ボタンを押します。 GM:…ぷしゅー。ドアは閉まります。 塔矢:上にまいりまぁ〜す、上にまいりまぁ〜す。うぃ〜〜〜〜ん(笑) 一同:(黙って笑いをかみ殺そうと無駄な努力をしている。) GM:ちーん。20階のドアが開きました。そこにはさっきと同じように立っている相馬君の姿が。    「………なにさらすんじゃ、ぼけぇっ!!!(大爆笑)」…全力速で階段を上ってきたらしいです(笑) 塔矢:…相馬の肩を、ポンポンと叩き、    「…あの娘には、お互い苦労するな…」(爆笑) GM:「ああ。今なら殺意だけで人が殺せそうだ。」相馬君はぜェぜェ言いながら塔矢の肩をぽんと叩きます。    芽生える友情。……というかですね。安瀬茉莉。今日は生きて帰れると思うな(すっげぇ笑顔) 蛍介:…この人なら説得で戦闘回避できそうな気がする…(笑) 塔矢:いや、それは無理だろう。なんせ俺様と茉莉ちゃんがいるからな。    積もる怨みが天をついてるだろう(笑) 真 :5階分をエレベーターに負けない速度で頑張って走ってきたんだね…(遠い目) 樹 :さすがハヌマーン…いや、私は知りませんが。 塔矢:お前の気持ちはよぅくわかる。流石の俺様もあの娘にはペースを崩されっぱなしだ。    自分と言う形を保つ事がどんなに大変な事か、あの娘は分かっていない。苦労するよなぁ。    …まぁ、一杯やってくれ、と、途中のコンビニからくすねた酒と紙コップを懐から取り出す(笑) GM:「おう、すまねぇなぁ…。って違うわッ!(笑)」慌てて飛び退きます。    「いけねぇ、いけねぇ。すっかりお前らのペースにはまっていた。あんなにクイーンが口をすっぱくして教えてくれたのに(笑)」 真 :僕、君とは戦いたくないなー(同類を見る目) GM:「やめろ、そんな目で俺を見るな(笑)」 塔矢:同士よ! 何故だ!    例えいつかは敵対するものでも、同じ苦しみを持つ者同士!    今この一時、杯を取ってもいいではないかぁあ!!    みんあぁ、コイツは俺様が押さえとくから先いっててくれェ〜。    さぁ! 杯を取れマイ兄ぅだぁああああいい!!(爆笑) GM:塔矢。ここで戦線離脱?(笑) 塔矢:敵を引き付け一度は戦線を離脱した者が、最終局面、仲間のピンチに颯爽と現れる。    かっこいい!! これこそ俺様の生き様!!(笑) GM:むぅ。まぁ、それはそれで楽しいか。静かになりますし。    それでは、相馬君と塔矢は対峙して…その横を4人が掛けぬける。 真 :後よろしくー。すれ違いざまに、相馬の肩をぽんと叩いていきましょう。 樹 :私もその横を通りすぎる時に深く頷きながら肩を叩きます。 蛍介:すまん、相馬!!(爆笑) GM:と、妙な友情が芽生えたいいシーンでした。ええ。 塔矢:本当は野郎の事なんざどうでもいいんだがな、どうもこいつは哀れ過ぎて泣けてくる(笑)    まぁ、俺もこいつの哀れなキャラ立ちを支援した一人ではあるが(笑) GM:「なんかもー。どうでもよくなってきた…。」と、相馬は溜息をつきます。
GM:まー。そういうわけで、あっさりと戦闘回避。    というか、茉莉さん。 茉莉:はい? GM:あなた、これ以上やると、市中引きまわしの上打ち首。その後ヒンズースクワット3000回の刑ですよ?(超にっこり) 茉莉:お断りします(にっこり) 真 :というか、それは一体どうやってやるのだ。 塔矢:むしろやれるようならやってもらいたいくらいだな(笑) 蛍介:僕は、首無しの身体がヒンズースクワットしている所は見たくないぞ(笑) 樹 :というか、オーヴァードなら出来るんじゃないですか? GM:ま、そういう事はいいとしてだな。カメラは塔矢以外の四人を追うのだが。 塔矢:寂しいなぁ(笑)    …いやいや、後の俺様のカッコイイ演出の為だ、ここは我慢我慢(笑) GM:ふふふ。まぁ、色々考えてるので我慢して下さい。    えっと、エレベーターは20階で止まってるので、今後どうします? 次のエレベーターを探すか、階段か。 蛍介:フロア地図とかはないの?    …、あっても悠長に見てる暇はないかな(笑) GM:一応、あると思いますよ。探せば(笑) 蛍介:…今20階、後33階。駆け上っては行きたくないなぁ(笑)    …時間も惜しいし、階段駆け上がる?(笑) 真 :階段か。    まぁ、結局、それが一番安全だしね。 茉莉:えええぇ〜。めんどいー(笑) 樹 :そうこう言ってる場合ではないかと。 蛍介:相馬のせいでちょっと危機感が薄れてるけど、結構時間はやばいんだよね(笑)    ここは躊躇せずに階段を使うべきだと思うよ? …絶対途中で力尽きると思うけど(笑) 真 :そうだな。階段で行こうか。 茉莉:持ってきた特殊装甲車で階段をガガガガガガ〜っと(笑) 蛍介:装甲車は小回りがきかないだろうから多分無理(笑)    …それに装甲車は全部塔矢が持ってるんだろう?(笑) GM:あれはミサイル。てか、装甲車で行くと、途中に倒れてる一般人を轢いて進む事になるぞ。 蛍介:ああ、そういえば、こう移動している間にも途中で倒れてる人とか見るのか。 GM:はい。君らが走ってきた道の途中にも何人かの倒れている一般人を見ます。    このビル自体はオフィスビルらしいので、多分室内の方に大量に倒れているのだとは思いますが。 蛍介:「グズグズしてはいられない、塔矢があいつを押さえていてくれてる間に、少しでも上に上がるんだ」 真 :「おう! アイツの犠牲は無駄にはしねぇっ!」 塔矢:ま、真、蛍介ェ…、は、早く…! ここは、おれ、俺が命に変えても死守してやるから…!!(笑) GM:何してるんですか。君らは(笑) 塔矢:そう言い残して、あいつは敵に突っ込んでいった。そして、二人は目に涙を浮かべ、その場を後にした。    すまない塔矢。きっと俺たちも、すぐお前の元に行く。お前を一人にはしないさ。    …そんな思いを持って挑む最終戦闘。しかしあまりに強大な敵の前に二人は悔しさを噛み締める。    敵の止めが振り下ろされようとしたそのとき、昇る朝日を背に、懐かしく、そして心強い彼の声が、再び響いた…    「…よう、なぁ〜にやってんだぁ〜い?」(笑) GM:どこのどういう演出ですか。それは。 塔矢:…さ、最終戦闘時(笑) GM:……ま、それはいいとして。 真 :階段一つ上るのに大騒ぎだ(笑)    僕たちは階段を見つけて上りますよ。 蛍介:ダカダカダカダカ、と集団で上っていく。 塔矢:たまぁ〜に下のほうから、「わぁ〜っはっはっはっはっはぁ!!」とか楽しそうな笑い声が(笑) 樹 :無事なようですね(笑) 真 :元気過ぎじゃ。ちったぁ大人しくなれってーの(笑) GM:と、君らが明るく楽しく階段ランニングしていると、ですね。    何階だかわからないけど、階段の踊り場に一人の女性が立っている。 蛍介:…ぬ、浅生か? 女王か? GM:それは茉莉と同じ顔をした少女。…クイーンオブハートだ。    彼女は君たちを睨みつけるように、殺気を出しながら立っていた。 蛍介:…睨まれてるぅ〜(笑)    「…クイーン・オブ・ハート…。僕らを、上らせないつもりか?」 GM:「ここから先は通らせない。」彼女は自分の腕を変異させて…剣を作り構える。 蛍介:時間がない。邪魔をするというのなら、倒させてもらう。    と言って僕の腕にも、光の弓がすぅーっと… 真 :ここはアレですか。お約束のパターンとして茉莉ちゃんが… 茉莉:「ここは私に任せて、先に行って下さいっ!」…なんて口が裂けてもいえません(きっぱり) 蛍介:だろうねぇ、茉莉ちゃん、戦いどころか時間稼ぎすら出来なそうだモンねぇ(笑) 茉莉:まぁ、《リザレクト》が続く限りは時間稼ぎは出来ますが。 真 :ここは、塔矢には悪いけど、友情コンビネーションで一瞬にして屠りなさいとかいう状況じゃない?(笑) 蛍介:まぁ、最終戦闘であんまり画面分割してるわけにも行かないからネェ。    「時間がない! とにかく皆で早く決着を付けるんだ!!」 真 :「ここで戦力分散をするわけにはいかない! みんな、協力してあいつを倒すぞ!」 塔矢:…あ、あれ? …ね、ねぇ、なんで皆一緒に戦うの?    …え? え? だってさぁ、ねぇ、ここはあの、某先生のお言葉を聞いて、「全ての戦いを勇者のためにする」んじゃないの?(笑) 樹 :懐かしい〜。  ちなみに、このネタはダイの大冒険より。  アバン先生の名台詞です。 真 :いやいや〜。これ以上戦力減ると、今後危険だし!(にこやかに塔矢の肩を叩く) 蛍介:ってーか勇者なんていないといっただろう。ここはみんなで力を合わせて、一つ一つ障害を潰して行かないと!(笑) 真 :「人の絆…友情の力を見せてやるッ!」…だな?(笑) GM:(みんな楽しそうだなぁ) 蛍介:「たった一人で、僕らを止められると思うなよ? これまで、いくつもの戦いを、僕らは戦ってきたんだ!」 樹 :「人が持つ絆(ロイス)の力…それが私たちを支えてきました! たった一人で私たちに勝てると思うのですかッ!」 茉莉:「…確かに私一人では貴方に勝てないかもしれません…。…でも、私には仲間がいるっ!」 GM:(なんでこの人達、口調がわざとらしいんだろう) 蛍介:「…さぁ! 来い!!」 塔矢:いよ〜うみんなぁ〜!    わり〜、なぁ〜んか怒らせちまったぁ〜い!    どどどどどどどど!!(走って逃げてきているらしい)(爆笑) GM:という、幻聴が聞こえたような気もしますが。    さぁ、戦闘だ。4人対クイーンオブハートだね。 塔矢:おおおおおおおおおお!!    そんなに俺様がキライですかぁ〜〜!!(号泣)(一同大爆笑) GM:「たいそうな事を言う…。だが、私とて、貴様らに一人で戦おうとは思っていない…。」と指をぱちん、とすると…    君らの背後から3人の男が現れる。 真 :そういえば、レネゲイドチェッカーがあるので、侵蝕率を見ます。 GM:クイーンが120%で、黒服は100%だね。 蛍介:む、結構な侵蝕率だな。…ちょっと厳しいかも… 真 :まぁ、《リザレクト》されないぶん、楽じゃない? 樹 :いいから…来ますよっ! GM:さぁ、戦闘開始だ。イニシアティブ順に行動してくれ。 塔矢:ガンバレミンナァ〜、ファイトォ〜…(笑) GM:あ、ちなみにですね。ここ、階段の真中なので、白兵技能を使う人は命中判定の時にダイスペナルティ1個をつけましょう。 蛍介:真、ちょっと待機しててくだされ、僕がまず《スターダストレイン》でシーンを攻撃しましょう(笑)    あと、小宮さん、セットアッププロセスに支援よろしく。 真 :りょーかーい。……白兵って…僕RCだから関係ないし。 茉莉:私も関係ないですね。攻撃しないし。 樹 :射撃系。 蛍介:RC 塔矢:おれだけじゃ〜ん(笑) GM:………あれ?    ……………クイーンと黒服だけじゃんっ!!!(大爆笑) 蛍介:………………………アリスってさぁ…、こう…、どうしてこういう奴らばっかなん?(笑) 茉莉:「ちぃっ! 階段では攻撃がしづらいっ!」…とか、言ってますが(笑) GM:ま、まぁ。大人しく攻撃をして下さい(笑) 樹 :えーっと、セットアップに私が蛍介君に《戦術》を。ついでに月代君にもかけておきます。 真 :ついでなんだー…。    えーっと。待機。 蛍介:あ、そうか、そう言えばクリティカル値が下がるのはメジャーアクションか、そっちを期待したんだが(笑)    …む、じゃ僕も待機(笑) 樹 :次は私ですが…《支援射撃》を。ここは蛍介君だけに…成功。蛍介君にダイスボーナス3つ。合計4つですね。ボーナス。 茉莉:次は私ー。ここでフルートを取り出して… 真 :何処に持ってた。 茉莉:気にせぬように。…コンボ《導きの笛》を発動させます。…発動成功。クリティカル−1。ダイス+2。攻撃力+2です。 真 :友情パワーが蛍介に集まるぞ。 GM:その次は…クイーンだが…。 蛍介:そこでインタラプトだ! 僕が先に動かさせてもらう! いや、正確には動かずその場から攻撃するんだけど(笑)    「…僕を怒らせたのが運の尽きだ。闇を利用するだけのお前達が、今、僕に勝てると思うなよ…」    マイナーで《主の恩恵》、メジャーで《光の弓》《全知の欠片》《ピンポイントレーザー》《リフレクトレーザー》《主の右腕》    《スターダストレイン》を組み合わせて…、コンボ! 《夜陰の閃光(ナハトシュトラール)》!! GM:「こ、このパワーは……ッ!?」    接近しようと試みているクイーンの動きが…一瞬止まる。 蛍介:ダイス数20! クリティカル値7! そしてそっちに1個ダイスペナルティがかかる!    ターゲットはこの場にいる敵全員だ!! …(ころころ)…達成値29!! 塔矢:はっはっは、しかしキュマイラには届かないなぁ!(笑) 蛍介:うるさい(笑) GM:…(ダイスを振る)………なんでダイス5個振って、出目が1、1、1、1、2なん? 塔矢:はぁーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!(一同爆笑) GM:というわけで、回避失敗です。ダメージは29か。    蛍介の放った無数の光は確実に、ジャーム、クイーンを捉えるっ!    …一瞬の静寂の後、そこに立っているのは君たち4人だけだった。 蛍介:…闇を操り心を蝕む者達を、僕は許さない… GM:「ぐ…くぅ…。」クイーンは階段の真中で倒れ、君たちを見上げる。 蛍介:…すまない、このままにしていくよ。僕らには、時間がないんだ…    …はぁ、よかった、決まったよ。アレだけやって出目低かったらどうしようかとビクビクしてたんだけど…(笑) 塔矢:くそう、羨ましいな! 羨ましいな! こんちくしょう!!(笑) GM:ふはははははは。そうは問屋が火の手で全焼。    君らが彼女を置いて、先に進もうとすると、だな。…かつ、ん、かつん、かつん、と、足音。そして…    「何処に行く?」と進行方向から再び、一人の女性が。 蛍介:…戦闘状態だったから、今の僕は瞳が見えるんだ(笑)    降りてきた女性の方を睨もう。 GM:そこから降りてきたのは……安瀬茉莉。いや、クイーンと言うべきか。ともかく、再び同じ顔をした少女が現れる!    「ここから先には行かせないと、そこのそれが言っただろう?」 蛍介:「…なに…?」流石にそれには動揺するぞ、茉莉三号の登場だ(笑) 茉莉:流石に動揺は隠せない。…自分と言うアイデンティティがどんどん薄れていく感じが…。 真 :今更何を言うのかね。 茉莉:……気のせいでした。 蛍介:まぁ、…ねぇ(爆笑)    「…お前は…?」 GM:その質問はクイーンもする。「お、お前は…!?」その問いに、残忍な笑顔で彼女は答える。    「貴方も…私も単なる1枚のカードでしかなかったと言う事よ。」 蛍介:…アリスに出てきたのはハートの女王だけっだたよね? …あ、いや、これはプレイヤー発言だけど(笑)    「…どういうことだ? お前は複製体なら話はわかるが、…この娘も、1枚のカード?」 GM:「所詮は私達はあの方の手の内で使われるカードの一つでしかない。私は…そうね、暫定的にエースとでも呼んでもらえれば。」 塔矢:う〜るとらま〜ん〜え〜すぅ〜、う〜ちゅうのえ〜え〜す〜(笑) GM:うるしゃい(笑)    人が折角カッコつけてるところに。 真 :…というか、なんだかヤバい気がしてきたのだが。 蛍介:…単純に考えても、Q、A、あとK、Jあたりはいるんじゃないかな、こうなると… 真 :ここは…逃げた方がいいんじゃないか? これ以上戦闘すると…負けないにしろジリ貧だぜ。 蛍介:「…ち!」 …でも、演出するにしてもしようがないんじゃない?(笑) 樹 :ここで、正面から戦っても埒があきませんし…。 塔矢:…そうするとだな、階下の方からなんか地響きが聞こえて来るんだよ、ゴゴゴゴゴ、って…(笑) GM:幻聴です。 塔矢:ダメかぁ!? ダメなのカァ!!?? ここまで来てもまだ俺様は出てきてはならんのかぁああ!!!!(爆笑) GM:もうちょっと待ってね(笑)    いい場面作ってやるから。 塔矢:は〜い、おとなしくまってま〜す。み〜んなぁ〜、が〜んばれぇ〜(笑) GM:まぁ、という幻聴騒ぎがありましたが…。 真 :ここは、素直に引くぜ。別ルートを探す。 蛍介:大人しく行かせてくれるか? むしろ強硬突破した方が… GM:「クイーン。貴方はまだ戦力になる。」と、再び上から声。階段を降りる音の後…さらに茉莉たちが登場。    「ここは体を休めて…。」「私達に任せなさい…。」「彼らは私達が…。」「“わたし”の仇は…。」「“わたし”たちがとってあげる…。」    ひとり、またひとり、と階段から降りてくる茉莉達。同じ顔がずらりと並んで…。 真 :こ、こええええっ! 塔矢:「“わたし”は」「“わたし”」「“わたし”の仇は」「“わたし”が」「“わたし”は」「“わたし”が」………(爆笑) 蛍介:一体何人いるんだぁ!? 恐すぎるだろうそれはぁああ!!(笑) GM:そして、彼女達はにっこりと笑って同時に「さぁ、殺してあげる…。」…と。 樹 :こ、恐いっ!! 蛍介:…真さん、どうしたらいいと思います? 何か怖くて足竦んじゃってるんですけど(笑) 真 :に、にげましょう、蛍介さん。危険です。デンジャラスです。というか、写真にとっておきたいって感じ?(笑) 蛍介:滅多にないんでとりあえず脳内に保管しときましょう(笑)    で、……逃げるのかぁ? なんか逃がしてはくれなそうな雰囲気だぞぉ?(笑) 真 :でも、ここで待機しているわけにも行かないだろう。というわけで、茉莉ちゃんの手を引いて脱兎の如くダッシュ。 蛍介:まぁ、そうだな、僕も小宮さんの手引いてダッシュ。 真 :フロアに降り立って…適当に別の階段を探そう。追ってくる? GM:いや。彼女達は追っては来るが…ゆっくりと、歩いている。イメージ的にはラピュタのムスカが「ははは、何処に逃げようと言うのかね?」とか    おっしゃってる感じで。早足だが距離をじわじわ詰めていく、というのかな。 蛍介:くそう、このままじゃまた1階へ逆戻りだ。なんとかしないといけないんだけど… 塔矢:がんば〜れみんなぁ〜(笑) GM:と、君らが逃げている先に一人の男の姿が見える。通路の真中に立っているその男は…君たちを見て…「よぅ。」と片手を上げて挨拶。 蛍介:今度は誰だ(笑)    とりあえず急ブレーキ掛けて警戒態勢。 GM:その男は、相馬幸人だった。 蛍介:前言撤回。走ってきたそのままの勢いを借りてジャンプして、顔面に蹴り入れてそこを走りぬける(爆笑) GM:「ぐあっ!」相馬は潰れたカエルのように地べたにべたん。 真 :そのまま走りぬける。 GM:なんてーか。相馬って一体…。 塔矢:その先には無事な俺の姿が! 片手を上げて「よぅ」。 蛍介:そのままの勢いを借りてジャンプして顔面に蹴りをいれて走り抜ける(きっぱり)(爆笑) 塔矢:「ぬぐぁあっ!!」俺もかぁ!!(爆笑) GM:え? え? 塔矢がいるの? 塔矢:え? だって俺様相馬を押さえてたんだし、いないと…、    ああ〜!! ごめんなさいごめんなさい!! いませんいません!! 俺様ここにいませんんん!!(笑) GM:わかったか。了解了解。    そーすっとだな。君たちの少し前にある部屋のドアが開き…中から相馬幸人が出てくる。    「酷いじゃないか。いきなり蹴飛ばすなんてさ。」 蛍介:スライディングタックル(きっぱり)(笑) GM:「ぐぁっ!」…地べたに再びひれ伏す相馬幸人。 真 :そして駈け抜ける僕達。ちなみに、後ろを振り向いてみる。 GM:そうすると、仰向けになった相馬と、うつぶせに倒れている相馬の二人が見える。 真 :…これは…やっぱり…。 蛍介:「…そう…、考えるべきだろうな…」走りながら、後ろを向く真に言う。 GM:そうすると、だな。別の階段を探している君たちの前に、男女が一人ずつ立っている。    「や、蛍介。」「こんなところでどうしたの?」……貴志川先生と、佐伯孝之です。 蛍介:「な、た、孝之!?」そりゃ一瞬躊躇しちゃいますなぁ。相馬なんかと違って問答無用に蹴り入れたり出来ませんよ(笑) 真 :え、えげつねぇ…。 樹 :後ろからは相馬が追いかけてくるでしょうし…どんどん追い詰められている気がしますよ。 茉莉:素直に階段で戦っておけばよかったね(笑) 蛍介:…とりあえず、手詰まりだな(笑)    どうしよう? 真 :えっと。前後ふさがれてる? GM:前後はふさがれていますが、ここは十字路(?)の真中です。 蛍介:…まこぴー、こりゃ真剣に「全ての戦いを勇者の為にせよ」作戦を決行するしかなさそうだぞ?(笑) 真 :「…そうだな。…蛍介。ここは僕に任せて行ってくれ。ここは……僕が食いとめるからさ。」    そう…笑って僕は言おう。 蛍介:「いや、まこぴー。ここは僕が引き受ける。君たち三人で、上を目指してくれ…」 真 :お前が上に行かなくてどうすんだよっ! 主人公っ!(笑) 蛍介:いや、だって、そりゃ最終的には僕が上に行く事になるんだろうけど、キャラクターとしては主人公も何もないじゃないですか!    いいでしょうこれくらい言っても!(笑) 真 :そ、そうか。じゃあ…「いや、蛍介。お前が行くんだ。…こういう戦闘は僕向きだしな。」    カッコつけて…「お前の光で夜を照らすんだ。朝をもたらすんだ。蛍の光はか細い光だが…大丈夫。絆の…ロイスの力があれば。    仲間の力があれば夜を終わらせる太陽の光になれる。」 蛍介:う、か、カッコイイ事言われちゃった。    「…そ、そうかな?」照れる(笑) 真 :「行け。僕も後からいくから、さ?」    兄さん。死亡フラグが立った気がするよ(笑) 蛍介:ヤバイかもしれないぞ?(笑)    「…、分かった真。任せる。…死ぬなよ、真」 GM:と、いうところで、大人しく孝之達が待っているのは変なので、攻撃を仕掛けるっ! 真 :ふ。《石壁》でそれを受けとめるっ! 「死なないよ。僕は平凡に生きたいんだ。孫を持つまでは死なないぜ?」(笑) 塔矢:下考える前にまず隣考えようぜ?(笑) 蛍介:僕は真を背に走り去る!    「小宮さん! 安瀬さん! 行くよ!!」 茉莉:はいっ! 微妙にここは残った方が燃えるかもしれませんが(笑)    命は惜しいので前進します。 樹 :私も、蛍介君の隣を走ります。「月代君、ご無事で!」 真 :それに片手をあげて応える。 GM:「…ほう。一人で残るとは勇敢だな。」「まぁ、どちらにせよ。全員死ぬさ。」「まずは、お前からか。」    君の背後から、ゆっくりと歩いてくる、茉莉、相馬達。    蛍介達が走り去った十字路の全ての方向から…大量の孝之、貴志川先生、茉莉、相馬が近づいてくる。    イメージ的にはマトリックスリローデットの101匹スミスのように。 塔矢:…そう言われるとちょっと吹き出しそうになるぞ?(笑) 蛍介:ところで僕らは、走り出したはいいが何処に向かえばいいんだろう?(笑) GM:それは気にしないように(笑) 真 :「一人、か? はっはっは。お前らはかなり鈍いようだな。」にやにやと笑みを浮かべながら…僕は言う。    「ここに、もう一人いるだろう? なぁ、塔矢?」 塔矢:どがああああああああああん!!    ニヤッ、と真が不敵な笑みを天井に向けた瞬間、集まった複製体どもを囲うように天井が崩れ落ち、    瓦礫に囲まれたバトルフィールドが出来あがる。    そして埃がはれたとき、中央には真と背中合わせに立つ――俺様がいた。    「よう、来てやったぜ、相棒。」 GM:ぶっ! そ、そうくるかっ!(笑)    いや、カッコイイからいいですがっ! 真 :そして僕も不敵に笑って…「遅いぜ。塔矢。」 GM:「こ、こしゃくなッ!」怒りの表情をあらわにして、彼、彼女らは襲ってくる! 真 :それじゃ、始めるとするかッ! 塔矢:ああ、盛大にやろうぜ。日本を賭けた大博打だっ!!
GM:おおう。なんだか盛りあがってまいりました。    カメラはここで蛍介達3人に。塔矢。復帰したばかりで早速戦線離脱。    計算通り。ビバ俺。 塔矢:そんな事がしたかったんかぁアア!!(爆笑) GM:いや、まぁ。なんとなく、まこぴー一人残る事は予測してたんだが。    カッコよかったのでかんべんしてください(笑) 塔矢:む、まぁ、そうだな。カッコよかったんで許そう(笑) 茉莉:…しまったっ! これで次にナナちゃんが出てきたら、今度は私が一人で戦うッ! 蛍介:…小宮さんと安瀬さんと二人で戦うとか…(笑) 真 :だいじょーぶ、誰も茉莉ちゃんに戦闘期待してないから(笑) 塔矢:はっはっはぁ、それにそんな事になったら俺様がまた出た途端に一緒に離脱してあげるよ(笑) 茉莉:期待していいような悪いような。 GM:ぬぅ。色々考えてるなぁ。お前らも。    えーっとですね。君たちは真たちの尊い犠牲により… 真 :死んでねぇッ!…まだ。 塔矢:決して死なネェ!…いや、絶対、うん(笑) GM:…犠牲の予定により、無事上の階に駈け抜けています。    ちなみに、現在43階。あと10階。 蛍介:はぁ、はぁ、ひぃ、ひぃ、ぜぇ、ぜぇ(笑) 樹 :はっ、はっ、はっ。 茉莉:《鷹の翼》でふらいんぐなう。疲れ知らずの私。 塔矢:蛍介情けな(笑) 蛍介:あ、あと、10、10階…、い、一階分が、二つに分かれてるから、あ、あと、まとまった階段を…、20…(笑) 樹 :一応、チルドレンとして育てられている私は蛍介君の2倍、体力がありますから、…やっぱりしんどいです。 GM:2倍って、結局1と2だろうが(笑)    どっちも少ないわ。というか。茉莉。 茉莉:はい? …だって疲れるんですもの。 蛍介:ぜぇ、そ、そう、…さ、最終戦前に、はぁ、はぁ、…、つかれ、疲れるのは、はぁ、はぁ、…、よ、よくない…(爆笑) GM:疲れまくってますが(笑) 茉莉:というわけで《アクセル》をかけてあげましょう。馬車馬の如く走りなさーい(笑) 真 :あんたね。 茉莉:間違えました。《癒しの水》ですね。ええ(笑) 蛍介:今の間違えたのか?(笑)    …いや、まぁ、とりあえずそれでいくらかは楽になるんだな。助かるよ。 茉莉:それとも、《抗いがたき言葉》で洗脳しますか。これは言った事を正しいと思いこむエフェクトですから…。    「貴方は疲れ知らずデス。貴方は疲れ知らずデス。貴方は疲れ知らずデス……。」 蛍介:ボクハツカレシラズ、ボクハツカレシラズ、ボクハツカレシラズ…、    さァ、二人トも頑張るゾ! あいツラに、こノ世界を渡シてはいけナいんダっ!!(笑) GM:微妙に片言だー!(笑)    …というか、わざわざ状況を面白くすんなや(笑) 蛍介:ま、まぁ(笑)    とりあえずそうこうしながらも歩みは止めず、上へ上へ。 樹 :あちらの手駒も少なくはなってきているはずですよね。あとは…麻生さんくらいですか。 茉莉:そうですよねー。あとは、ジャバウォックとナナちゃんだけです! 蛍介:…たぶん、その二人は一緒に出てくるだろうな。夜の学校でもそうだったし。    ソラリスである以上支援能力を持っていると考えるべきだし、まぁ、戦闘系ソラリスと言う可能性もあるが。    それに、アレだけの数の複製体が、集中的に投入されたんだ、この上戦力の逐次投入なんて愚は犯さないだろう。 GM:と、いいながら…君らは50階に。階段はここで終わっている。 蛍介:ぬ、階段が終わってしまった…って、50階で終わった?    …、って事はアレか? 3階ぶち抜きで何かの機械がウィンウィン動いてるのか?(笑) GM:いや、違いますよ(笑)    50階以上はVIP用なので入り口がエレベーターに限定されるんです。 蛍介:ああ、なるほど(笑)    …それじゃ、エレベーターを使って上に行くべきなのかな? ここ誰かいる? GM:エレベーターの前にはナナが立っている。「ようこそ。お待ちかねですよ。」 蛍介:…ち、いきなり予想が外れてしまった(笑) GM:いや、あってるかなー。    「私はただの出迎えです。どうぞ。」とエレベーターの中に入り…君たちを待つ。 蛍介:む、それじゃ警戒しつつ、付いていこう。 GM:彼女は君たちが入ってくると、ボタンを押して…。ゆっくりとエレベーターが動き始める。    「3人に、なっちゃったのね?」くすくすと。 蛍介:…今この場にいないだけさ。ちゃんと五人、いる。 GM:「そうかしらね?」…暫くの沈黙。    ごうん、ごうん。…ゆっくりと…ゆっくりとエレベーターは動く。 蛍介:知らず知らずのうちに冷や汗が首筋を伝う。喉が乾き、手のひらに汗がにじむ。    「…、恐れるな。今からこんなんで、どうする…」と、僕は心の中で繰り返す。 樹 :それに気付いてか…私は蛍介君の手を取ります。    励まそうとしているのですが…私の手も震えています。 蛍介:…それに気付き、僕は、顔は相変わらずドアを睨んだままだが、握られた樹の手を包み込むように握り返す。    「そうだ。僕は一人じゃない。大丈夫だ…」、そう思うと、不思議と、徐々に緊張は解け、気持ちは楽になっていった。    …え〜、んじゃここで、ロイスのジャバウォックに対する感情を、ネガの『恐怖』から、ポジの『執着』へと変えましょう(笑) GM:なるほど。    …そうしていると…ちーん、と乾いた音が響き…ドアがゆっくりと開く。 蛍介:「…ここか? 僕らの終着点は…」 GM:「そう、ここが貴方達の辿りつく場所。そして…終わりよ。」ナナは…いや、チェシャキャットはゆっくりと君らを先導するように歩く。    エレベーターを降りた先はどでかいフロア。周りは全てガラス張りで…本来ならば夜景が綺麗なんだろうな、とふと、君たちは思う。 蛍介:…まだ、夜は明けてないのか…。光の無い街は、こんなにも静かで、…恐ろしいものだったんだな…。    チェシャキャットの後ろを歩きながら、目に入る外の景色を見下ろしながら、そんな事を思う。 GM:そのときだ。聞き覚えがある男の声が…フロアに響く。    「ようこそ、天城蛍介。小宮樹…そして…お帰り。ジョーカー。」 蛍介:…ジャバウォック…、…ジョーカー? GM:かつん、かつん、と乾いた足音が響き、闇の中から現れるのはジャバウォック。    彼は…茉莉を見ながら…「ここがお前の本来いるべき場所なのだ。ジョーカーよ。」    彼が姿を現すと…物凄いプレッシャーが君たちを圧倒する! 衝動判定だっ!(笑) 蛍介:ウおっと(笑)    …うげ! 衝動判定には成功したけど、侵蝕率が100%越えちゃった! 101%!(笑) 樹 :私も…成功してますが、侵蝕率がやばいです。101%! 茉莉:私に至っては失敗していますっ!(笑) GM:ほう、茉莉は失敗しているか。衝動は…恐怖だったか。    しかし、君が感じる衝動は恐怖ではなく…歓喜。 茉莉:かん…き? GM:心が何かを感じ取っているのか。ここが自分の居場所なのだ。これこそが私が本来求めていた場所なのだ。    君の心の中のレネゲイドが、そう、ささやく。いや、それはもう、ささやきというレベルではない。 茉莉:わけもわからず…涙をこぼします。 蛍介:…安瀬さん? どうしたんだ?    流石にちょっとギョッとする(笑) GM:「ジョーカーよ。トランプの兵の中の切り札よ。…もう一度言う。そこはお前の居場所ではない。こちらに来るのだ。」    優しそうな笑みを浮かべて、ジャバウォックが…呼ぶ。 茉莉:「わ、私は……。」ふら、ふらとジャバウォックの方に歩いていきそうに…。 蛍介:それを遮って、安瀬さんとジャバウォックの間に割って入る。    「…、僕らは、わざわざここへ来たんだ。今度は、こちらの都合に合わせてもらおう。…僕らにはもう時間が無い。」 GM:蛍介の言葉を無視して…「邪魔をするものは排除せよ。」 茉莉:「……ど、どいてください…蛍介せんぱ…い……。」抗いがたき何かに後ろを押されるように…。ど、どうしよう?(笑) 蛍介:…え〜、と…、ど、どうしようと言われても…(笑) 塔矢:また俺様出ようか?(笑) 真 :いや、ここはアレだ、蛍介、お前の言葉でなんとか彼女をこっち側に繋ぎとめるんだ(笑) 蛍介:…僕は一度彼女を振った身だぞ? 真がいてくれれば…(笑) GM:「月代真、か…奴にもかなり邪魔をされた…。ここにいないのが残念だ…。」 茉莉:彼の言葉を聞いて、心の中で真への殺意が芽生えます(笑) 真 :何か悪い事をしたー!?(笑) 蛍介:まぁ、無いものねだりしてもしょうが無いか、小宮さんに任せる訳にも行かないし(笑)    「…安瀬さんに何をしたんだ? ジョーカーって、どう言うことだ!?」 GM:「何もしていないさ。本来の姿を思い出してもらっただけだ。    彼女はもともと、私達が作ったものだからな。彼女は本来、私達のジャーム部隊の切り札になるように作られたのだ。    その役割と、トランプにちなんでジョーカーと名付けたのだがな。…しかし、何年か前にUGNにこの計画の一端がもれてな。    戦闘の末、彼女を奪還されてしまった。」 塔矢:…そんな事があったのか。    あ、ってことはあれか? 柳川さんに助けらた戦闘っつーのは、実はそれか? GM:そう言う事だ。    「オリジナルの“安瀬茉莉”はその戦闘で死亡している。しかし、奴らはジョーカーがオリジナルではないと知らずに本来の    “安瀬茉莉”がいるべきところに戻してしまったようだな。記憶まで正確にコピーされていたから、わからなかったのだろう。」 樹 :なるほど。過去を調べても怪しいところが無いはずですね…。 茉莉:…本来の安瀬茉莉は……もう、この世にはいない…。    クイーンも…単なるコピーだったの……。 蛍介:…なるほど…、そう言う事だったのか…。    …ジャバウォック、お前は頭が悪いな。 塔矢:なんだとぉー!! 蛍介:何でそこでお前が反応するんだよ!(笑) GM:「なん、だと?」 蛍介:…本来の場所? 本来の姿? 数年前に“切り札”を奪われておきながら、都合良く取り戻せると思うのか? GM:「しかし、現にジョーカーの心はこちらに傾いているではないか。    …さぁ、ジョーカーよ。私の元に来るのだ…。」 茉莉:…ふらふら〜(笑) 蛍介:いくなぁー!!(笑)    「ジャバウォック。ここにいるのは、お前の知る“切り札“じゃない。ここにいるのは、僕達の仲間、“安瀬茉莉”だ。」    …え〜と、そうだなぁ…、どうしようかなぁ(笑) 塔矢:考えがあったんじゃないんかよ(笑) 蛍介:て、テンポが速すぎて(笑)    「…彼女はもう、君たちの元には返らないよ。」と、阿瀬さんの方に向き直って、    …、え〜とね、安瀬さんの額に手を添える。 茉莉:ひ、額? 蛍介:熱計るみたいにね(笑)    で、そこから《ワーディング》を展開。ただし、ただ単に《ワーディング》を展開するんじゃなくて、    額に当てた掌から《ワーディング》と同じ原理で力を展開するんだ。    「君は安瀬さん、僕と、真と、塔矢と、小宮さんと共に戦った、安瀬茉莉だ。思い出せ。僕を感じろ。…そして、君を感じろ!」 茉莉:「私は…安瀬……茉莉。」    何かを……思い出そう、と、しています。 樹 :私も…彼女のところによって…手を握ります。 真 :傍から見ると変な感じ(笑) 樹 :シリアスだからいいのです。……思い出してください。私達の絆。思い出。そして、自分自身を…。    …ここで、私は安瀬さんにロイスを結びましょう。感情は…信頼と………嫉妬?(爆笑) 蛍介:こんなときに事態をおもしろいくしてどうする!(笑) 塔矢:むう、茉莉ちゃんのピンチだ! 俺様もやるぞ! 階下で戦いつつ!    「真! 感じるか!? 蛍介と、樹チャンの《ワーディング》だ!」(笑) 真 :僕も何となく茉莉ちゃんにロイスを取っておこう(笑) 蛍介:僕も安瀬さんにロイスを結ぶぞ(笑) GM:塔矢、真、樹…蛍介の思いが、茉莉に流れ込んでくる。そんな感触が、君のなかに芽生える! 茉莉:私は……私は………安瀬茉莉!    ジャバウォックの意識を…断ちますっ!! GM:「なんだと?」…軽く、ジャバウォックは驚愕の声を上げて……。    「……お前は、ジョーカーではなく、あくまで“安瀬茉莉”だというのか?」 茉莉:私は誰のものでもありませんっ! 私の居場所はもうすでにありますっ! 貴方の隣には立ちませんっ!! GM:「……仕方ない。……だが、それは死を意味することが…わからんのか…。」    ジャバウォックの身体から…更なるプレッシャーが解き放たれる…。 蛍介:そのプレッシャーに耐えながら、ジャバウォックに言う。    「…まだ分からないのか?」 GM:「何がだ?」 蛍介:この絆の強さを、お前は分からないのか? 他人をただの駒と、兵と言いきるお前が、人も、何もかもただ利用するだけのお前が、    この絆の力に勝てはしない。…死ぬ事になるのは、お前の方だ。 GM:「…ほう、それは楽しみだ……。」    …と、言った所で、少し時間を戻し、塔矢、真にカメラを合わせるとしましょうか。 塔矢:そうすると余りにも多勢に無勢な状況により、ついに力尽きて倒れてしまう我々の姿が(笑) GM:そう、画面はそんなところから始まる…。
 それは耳を澄ませば、最上階にいる蛍介たちにも聞こえんばかりの叫び声や怒号だった。  「攻めろ! この世界は我々の目指す世界ではない!」  夜の静寂を打ち消そうというのか。そこにいる誰もが勝どきの声を上げ、己を、仲間を奮い立たせようとしていた。  そこで戦うのはUGNのエージェントたち。半ば自主的に集まったオーヴァードたち。  “リヴァイアサン”霧谷雄吾。  “ジェイド・アーム”館山紀美香。  “ソニックブレード”檜山ケイトなど。  このときを逃せば今後、絶対にそろわないであろう豪華な面子が並び、ジャーム兵と戦いを繰り広げている。  戦力を惜しむ必要もない。  この戦いに負ければ、世界は闇に落ちるのだから。  「ふ、0.03秒遅い。」  「だから、馬鹿兄貴っ! 敵のど真ん中に突っ込むなってんだよっ!」  時に華麗に、時に豪快に。  彼らは己の持てる最大の力を持ち、ジャームたちを圧倒していた。  そんな中。UGN北S玉支部支部長、柳川は真剣な面持ちでビルの最上階を見上げる。  そして、焦りが混じった声で呟いた。  「彼らは、間に合ったか?」 GM:ちゅーわけで、カメラは塔矢、真を映し出す。    もう、どれだけの敵を倒したのだろうか。それを数えるのすら馬鹿らしくなるような数をもう倒してきたはずだ。 真 :…だが、敵の数は、まさに無尽蔵かと思えた。 塔矢:永遠なのか一瞬なのか、ある意味事務的とすら思えるような戦いが続く、やがて俺様達の感覚をマヒさせていく。 GM:「まだ、まだだ。」「ふふ、まだまだ私達はいるわよ…。」「どうした…?」「もう終わりか…?」    君らの周りを取り囲むように、彼らは陣形を組み、一人一人と疲れさせ、弱らせるように攻撃をしかけてきている。    そんな執拗な攻撃のなか、君らの意識は疲労の為か、徐々に朦朧としていく。 真 :へ、へへへへ…もう、こりゃあ、駄目かな? なぁ、塔矢? 塔矢:フ、死ぬときは、大勢の女性に囲まれて死にたいと思ってたしなァ…、ここで死ぬのも、またいいかもなァ…(笑) GM:と、その時だった。「まだ、ですよ? 水原君、月代君?」…女性の声が聞こえた、と思った瞬間。    どぉぉぉぉぉおおおおおおんっ! と、大轟音が響き、包囲網の一角が崩れる!! 塔矢:うお! なんだなんだ? 何が起こった? 援軍でも来たのか? ええ?    ってーか俺様のクイーンと貴志川先生を傷つけるなァ!(笑) GM:その包囲網の穴の向こうに見えるのは…4人の男女。    腕から銃を出して構える目つきの悪い男。なんだか、おっかなびっくりと言った感じでたたずむ少女。    まさに小学生と言わんばかりの2丁拳銃を持っている女の子。そして、手を獣化させてにっこりと微笑む女性。 真 :……それって…。 塔矢:げぇっ!! 姉貴ィイイイイイ!!!(一同爆笑) GM:あ、あ…姉貴ぃぃぃいいいいいいいいっ!!!?    …あ、はい。キャラシート(…と、プレイヤー達にキャラクターシートを渡す)  ちなみに、彼ら4人はこのキャンペーンの外伝に出てきた四人です。  ほとんどプレイヤーは同じなんですが(笑)  未読の方は外伝のほうもどうぞ。 茉莉→ユウ:「…久しぶりね? とーや?」    …と、手を獣化させた女性、葉月ユウは笑顔で手を振る。「こんな敵に苦戦してちゃダメでしょ?」 GM:乗っ取られたっ!! 塔矢:ふ〜う、まぁことぉ、おつかれ〜。俺達勝ったわァ〜、いやぁ、疲れたなァ〜(笑) 真 :「だ、誰なんだよっ!」…と、慌てつつ…。 真→睦実:「ゆ、ユウさん、大丈夫なの? て、敵が一杯いるよぅ?」とうろうろする少女、日向睦実。 GM:「く、何者っ!?」と、クイーン…いや、それは個体ナンバーか。茉莉ダミーが数体ユウ達に攻撃をしかけるが…。 ユウ:「大人しく、眠りなさい? ここは貴方達の夜。貴方達の墓場よ…。」とコンボ《夢幻(ユメマボロシ)》で屠ります(笑) 真 :(勝手に茉莉ダミー)「きゃ、きゃあああああっ!! つ、強いッ!!」 樹 :(勝手に相馬ダミー)「お、おのれっ!」と、相馬ダミーが一番弱そうな小学生を狙いますが…。 塔矢→小鳥:きゃああ! この人いい顔しといてロリコ〜ン!(笑) GM:おのれら…(笑)    そこに、私のキャラ、久我山里未が割りこみ…「させねぇよ。」と銃をだん、だん、と撃ちこみます(笑) 樹 :「ぐ、がああああああああっ!!!」    やっぱり、途中で倒される相馬ダミー。 GM:ひとり、またひとりと、援軍の4人によって、敵は駆逐されていく。    そんな中、手を獣化させていた女性が、…まぁ、塔矢が姉貴と呼んだ女性が近づいてきて…。    「さ、ここは私達に任せて。上に行って?」と君たちに《ヒール》をかけます。 塔矢:姉貴、恩に着ます!!    …あんまり派手に暴れ過ぎて床壊さないでくださいね?(笑) 真 :…どう言う関係なんだか。お前ら。 GM:義理の姉弟かなにか?(笑) 塔矢:従姉弟です、ええ。そして師匠でもあります、ええ(笑) GM:そ、そうなのか。 真 :ま、まぁ、それはそれとして…「僕達は先に行こう、塔矢! 彼らなら安心だよっ!」 塔矢:って言うか確実だ、むしろ後の事全部姉貴に任せちゃってもいいくらいだからな(笑)    え〜と、それじゃ去り際に、援軍の黒一点に、まぁ要するに里未に近づこう、    「やぁ、どうもどなたか知りませんが助かりましたよ〜ウ、…ところであんたとあの三人とはどういう関係ですかい? ええ?」(笑) GM:「…………上司、かな?」なんとなく、目線が遠くに向いているような気もするが、彼は、そう答えた。    「…多分、君が考えているものとはまったく別のものだと思うぜ…。」 塔矢:あ、な〜んだ、んじゃいいんだアンタ用済み〜、さんきゅー(笑)    うむ、それじゃ今度こそ! 「ハロー、お嬢さ〜ん、今度俺様とお茶でもしないか〜い?」と睦実に近づこう(笑) 真 :「ええから、行くぞッ!」    …塔矢を引きずりながら…走ります。 塔矢:おおおおお!! お、お嬢さ〜ん! 俺様の名は水原塔矢! 水原塔矢をお忘れなくぅウウウゥゥゥ…!!(爆笑) 塔矢→小鳥:何ですか今のひょうきんな人は?(爆笑) 真→睦実:あれが最近UGN北S玉支部で噂の水原塔矢なのかぁ…。 GM:さぁ、それではクライマックスフェイズに行くとしましょうか。 蛍介:…なーんか出てきちゃったなァ、まぁ、少し予想はしていたんだが、ちょっと複雑な気分…(笑) 塔矢:てか、自分で言っといてなんだが「姉貴」はないだろう、俺(笑) GM:わははは、好き勝手やりおって(笑顔)
Climax Phase
GM:場所は変わって、ビルの最上階。    下とは違って…重苦しい雰囲気に包まれている状況。 蛍介:ジャバウォックの不可思議なプレッシャーに、全身から冷や汗がえてくるのを感じながら、それでもなお、    仲間との絆を再確認した僕らには、絶対の恐怖は薄れ始めていた。 樹 :銃を構えて戦闘態勢に入ります。…彼は、止めなくてはならない。 真 :あ、GM。僕達はいつ登場していいのかな? GM:ん。先ほどのシーンはここのシーンより少し前の時間軸なので、もう登場しても構わない。 塔矢:フフフ、だが俺様はまだ登場せんぞぅ、俺様が登場するに相応しい場面がきっとある!    何故ならこれは最終戦闘だから!(笑) 真 :いや、ここは5人揃って戦う方が美しいような気もしてきたぞ。 GM:まぁ、タイミングは任せるが、いきなり攻撃を仕掛けるような阿呆な真似は許可しないのでそのつもりで(笑) 塔矢:はっはっは、まっかせなさ〜い(笑) 蛍介:不安だ…(笑) GM:戦闘中に出る時には登場する前のラウンドに宣告することね(笑)    えーっと…「君が私を倒す、か。面白い冗談だ。」ジャバウォックは…そう言って蛍介を見下すように見る。 蛍介:…冗談かどうか、その身を持って確かめてみなよ… GM:「…まぁ、その前にやる事があるのだよ。…そろそろだな。」    …と、彼が言うと…闇の中から少女…チェシャキャットが現れる。彼女が抱いているのは…空音。意識を失っている空音だった。 樹 :…空音ちゃんっ! 茉莉:……実はちょっと忘れてましたっ!(笑) 蛍介:覚えてたけど聞くタイミング逸してました(笑)    「…! 彼女に何をした…!?」 GM:「今は…ただ眠っているだけさ。…だが……。」彼はチェシャキャットから空音を受け取り抱きかかえる。 塔矢:空音ちゃんも大変だなぁ、色々(笑) 蛍介:何をする気だ!? GM:「これからは、永遠に眠ってもらう事になるな……。」そう言って彼は……その腕を獣化させ…空音ちゃんの身体を貫くッ!! 蛍介:なっ! GM:そして、ジャバウォックは…彼女から腕を引き抜き…蛍介のほうに投げ捨てる。 蛍介:慌てて抱きとめる。    「そ、空音ちゃん! 空音ちゃん!!」 GM:彼女は…ぐったりして動かない。    「ふははは…これで、彼女の能力は……我がものとなった。」塔矢の目に似た、肉食獣のような目をして、彼は…満足そうに言った。 茉莉:「そ、空音ちゃんっ!!」涙目で…叫びますっ! 蛍介:小宮さん! 安瀬さん! 急いで回復を!! 茉莉:え、えっと、《癒しの水》を使用しますっ! GM:…が、それの効果も無い。    彼女は……すでに呼吸をしていない…。 茉莉:そ、そんな……! 蛍介:え〜、空音ちゃんを床に降ろして、ゆっくりと立ち上がりますよ。んでジャバウォックを睨みつける。今まで見せた事も無い、怒りの形相で。    「………貴様、自分勝手もいい加減にしろよ…」 GM:「ふはは。素晴らしい、素晴らしいっ! 素晴らしい能力だよ。これは…。」    歓喜の表情で…蛍介を無視して彼は笑う。「これは進化のための必要な“犠牲”なのだよ、分かるか? 天城蛍介。」 蛍介:…進化のためだと…、必要な犠牲だと…    …え〜と、徐々に僕のからだの周囲に光が収束し出している。金色のオーラみたいなのが徐々に徐々に(笑) GM:「そうだ。この現在の文明だって、数々の犠牲の上に成り立っている。そんな事も分からないのかね? 彼女は新しい世界の礎となったのだ。」 蛍介:新しい世界の礎だと? 貴様が世界を作るとでも言うのか…? GM:「そうだ。この新しい世界。私が支配する新たな世界…。」    彼から展開される、《ワーディング》はその規模を増し……全世界を覆うまでに強大なものになっている。    もっとも、現在君たちはそれを知ることはできないがね。 真 :(走って上ってきているらしい)「プレッシャーが膨れ上がった…っ! 時間が無い、急ぐぞ塔矢ッ!」 塔矢:「おう、まっかしとけぇ! 樹ちゃ〜ん! 茉莉ちゃ〜ん! みんなのヒーローが今行くよぉおおお!!!」(笑) GM:まぁ、そんな気配もあると言うことで。 茉莉:…よくもっ…よくも空音ちゃんを…っ! 怒りの形相で……    ジャバウォックを殴りに行きますッ! 「うわあああああああああああああああああああっ!!!!!!」 GM:「ふん……“止まれ”よ。安瀬茉莉。」    彼が、そう言うと、君の中にある“何か”が君の体を止めようと…制動をかける。 茉莉:……ま、前に進めません…止まります。 蛍介:…レネゲイトウィルスを操る力…、前に貴様が言っていたな…、なぜだ? 一体空音ちゃんの何が必要だったんだ!? GM:「言っただろう?“共振”能力さ。彼女の中にあったまだ目覚めていない能力。実験で生み出された能力では日本を覆うだけの能力しかなかった。    ……ならば、だ。“本来持っている人間”から能力を奪えばいいって事さ。」 蛍介:能力を奪うってどう言う事だよ、何故貴様にそんな事が…! GM:「本来はエグザイルの能力だったかな? これは。」    彼は組織の実験により《融合》に似た能力を手に入れたようです。あの組織は様々なシンドロームの改良実験のような事を行っていたようですね。    途中でキュマイラ一本筋になったようですが。 蛍介:ああ、なるほどね。    「…貴様のような勝手な奴を、これ以上野放しにしておいてはいけない事がよく分かった。」 GM:「ここに来る前にも、組織が集めていた他の共感者たちを“喰った”が…空音の能力が一番高いな。」    呟くように、彼はそう言って…「そう思うならば、止めてみろ。天城蛍介。脆弱な人間よ。」 蛍介:「ああ、遠慮無く止めさせてもらうよ、ジャバウォック…」    そう言ってジャバウォックを睨みながら、光の弓を形作る。    「…君に、光の加護は無い…」 GM:そうすっと…彼の隣にいたチェシャキャットも構える。しかし、ジャバウォックは今初めて彼女の存在を認識したように…    「そうだ、お前もいたのだったな。」「はい。私も共に戦い…」「お前はもう、要らないのだ。」「…は?」    先ほどと同様、一瞬の間を空けて、ジャバウォックの鋭い一撃がチェシャキャットの体を貫く。    「お前の力も私が頂くのだからなァ…。」 塔矢:タイミング良くその場に登場(笑)    「おおおおおおおおおおおお!! 俺様のナナちゃんがァああああああ!!」(笑) 真 :いつの間にやら塔矢に引きずられていた僕。あれ? 僕が引きずっていたんじゃなかったっけ?    …僕も登場。やほーみんなー。って場面でもないか。 GM:お前らなぁ…(笑)「……これで、ゲストが全員揃ったわけか?」 塔矢:「ちくしょう!! ジャバウォックの馬鹿やろう!! 折角かっこよく『天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ! 悪を倒せと俺を呼ぶ!!』    って登場したかったのにぃい!! 俺様のナナちゃんを返せェえ!!」(笑) GM:「ナナ、か。そんなにこれが欲しければ返してやろう。」と、もう動かない彼女を塔矢に向かって投げます。 塔矢:おおお、俺様のナナちゃんがァ!! 樹チャン! 茉莉ちゃん! 早く回復を!!(笑) 茉莉:ダメです……もう、私では手遅れです……。 塔矢:うおおおおお!! おのれジャバウォックぅうう!! この怨み、万倍にして返したるわァああ!! 覚悟せいやぁアア!!(笑) 蛍介:な、なんか、良く分からん所でヒートアップしてる奴が…(笑) GM:あ、あかん、急に面白い展開になってきてしまった。    …ああ。あと。後から登場した2人。カードたちと戦闘した分、侵蝕率を好きなだけ上げておいてください。さっき言うの忘れてたけど。 塔矢:うっしゃあ! 残った甲斐があったというもの!(笑) 真 :いいんか…そんなんで…。 GM:侵蝕率は下がらなきゃいいんだよ。結局ジェネシフトとかで任意に上げるんだし。 真 :それもそうか。90%まで上昇。 塔矢:俺様も90%まで上げておこう。 蛍介:それじゃ、これで戦闘開始かな? GM:そうだな。それじゃあ、戦闘を開始しますか。    「さぁ。お前たちの力も…“喰って”やるよ……。」 真 :…あ、僕侵蝕率を見ますよ。ジャバウォックの。 GM:…む。そうか、そんな装備があったな。エーっと、異様に低いです。60%くらい? 塔矢:なにぃ、《リザレクト》できるじゃないかぁ。厄介だァ(笑) GM:それじゃ、行くぜ…「覚悟は…出来たか?」
GM:最初は誰だ? こっちは19だ。 真 :それなら僕も19。PC優先だよな? GM:うむ。なので、真からだな。…その前に、セットアップセグメントで誰かエフェクト使うかね? 樹 :…《戦術》がありますけど…ここはやめておきます。 蛍介:むう、やっぱり《戦いの予感》取っておくべきだったかなぁ…(笑) 真 :では、僕から行くぜ。全力で行かせてもらう。《インフィニティディープ》っ!!!…56っ!!! GM:ぶっ! 避けられるはずがネェッ! 39ダメージか……《リザレクト》で回復。    「はははは…なかなか、成長したな。月代真。」 真 :…どういたしましてっ! 畜生、今高いダメージが出ても仕方ない…。 GM:次はジャバウォックだな。「…ふむ。まだ能力の制御が完全ではない…。本気を出さずに調整するか……。」    《完全獣化》せずに攻撃。マイナーで《破壊の爪》メジャーで《伸縮腕》《インスタントボム》《ブレインシェイク》《ブレインコントロール》… 樹 :……え? エグザイルと…モルフェウス、ハヌマーン…サラマンダー……。 GM:「私を止めるのだろう? 天城蛍介…。」目標は蛍介。 蛍介:うおお! 受けて立ってやろうじゃないかこのモザイク野郎!!(笑)    「ああ、来い! 必ず貴様を止めて見せる!!」 GM:達成値は…低い。29だ。 蛍介:避けて見せる!!(笑)    《主の恩恵》《全知の欠片》《ミラーコート》で回避だ! …うおあ! 達成値29!!!(爆笑) GM:ぬあああ…「ほう、なかなか…。」余裕の表情を崩さずに、彼は言う。「そういえば、お前と戦闘するのは始めてだな。」 蛍介:…くそう、あんときは戦闘じゃなかったてか? まぁこっちの攻撃は通用してなかったけど(笑)    「今度は僕の番だ。…光の牙を受けろ!」 《スターダストレイン》無しで《夜陰の閃光(ナハトシュトラール)》!!    …惜しい! 達成値59!!(笑) GM:うおおおおっ!? 回避50も出てたのにッ! 蛍介:…ひく!! ダメージ38!!(笑) GM:いや、じゅーぶんですっ! 「ぐ…これは、いい攻撃だな。なかなかに堪えたよ。」 樹 :それでは私ですね…ここは支援よりも攻撃っ! 《クリーンヒット》っ!! GM:そっちは《竜鱗》で受けよう。樹と塔矢は無視出来ないからな。 樹 :ダメージは25です。 GM:…5点通りました。《リザレクト》は要らないや(笑)    「…ふふ、こんなものかね?」 塔矢:やせ我慢を(笑)    もうすぐ100%越えるだろう、そしたらそいつも熊本弁だァ!(爆笑) GM:はっはっは。そう素直に行かせると思うかね? この私が(笑) 茉莉:ぐ、なんか恐い台詞を…(笑)    えーっと。《天性のひらめき》《熱狂》を塔矢先輩にっ!! 脅威の支援が発動しますっ! 肉体に+4Dのボーナスです。 塔矢:いよっしゃああああ!! 俺様ヒィイイイトアァアアアップ!!(笑) 茉莉:ただし、精神に6個のペナルティが入ります。 塔矢:うひゃひゃひゃひゃ〜あ! 茉莉ちゃんの応援があれば俺様無敵だぞぉ〜!! 突っ込め突っ込め俺様〜〜!!(笑) 真 :何も考えられなくなったらしい。 塔矢:俺様、精神1しかないんだァ(笑)    って事でようやく俺様の出番だァ!! とりあえずマイナーで獣化するぞ! これで侵蝕率100%超だ!    で、いつもの事だが《獣腕鬼伸げぇぇぇき》!! …47!! GM:《竜鱗》で防御するが… 塔矢:ダメージ35じゃい!! GM:「さすがに“この状態”ではダメージが大きいな…。」《リザレクト》…。    では、本気モードと行きましょうかね…(にやり) 蛍介:にやりと来たか…(笑) 塔矢:はっはっはぁ、そろそろ俺様役に立たないかなァ?(笑) GM:「ここでは…決着をつけるのに相応しくないな…。」ジャバウォックは…少し思案して…次の瞬間、彼の姿がふっ、と消える。 真 :…消えた…っ!? GM:そうすると、君たちの頭の中で声が聞こえる。“ふむ、《縮地》とは便利な能力だな。” 茉莉:…何処に行ったんですかッ! GM:“屋上さ。そこの奥に階段がある。登ってきたまえ…。” 塔矢:くそう、無駄に演出しやがって(笑) GM:ふふふ。TRPGにおいてカッコ良さ、面白さは全てに優先するからな(笑)無駄に演出してみました。 蛍介:…ぬう、すぐに追いたいところだが、空音ちゃんをこのままにしておくのは忍びないなァ…(笑) 真 :上着を脱いで彼女にかけておきます。 樹 :蛍介君。私に考えがあるの。 蛍介:…ああ! そう言えばなんか取ってたな! あ、いや、今のはプレイヤー発言だけどね?(笑)    「…、どうするの?」 樹 :GM。ここで《アウェイクン》を使います。 GM:おおおっ! そんなのを取っていたな。確かにルール的にはまだ昏倒状態だから…。 樹 :このシーンが終わらない限りは蘇生は間に合いますっ!「お願い、空音ちゃんッ! 帰ってきてっ!」 GM:……数秒の間が置かれて…空音ちゃんの指が、ぴくっと動く。    そして、鼓動がしばらくすると再開する。 蛍介:空音ちゃん!? 塔矢:…ジャバウォック待ってるんだろうなァ…(笑) GM:いや、まぁ、数秒だし。“ほぅ……感動のシーンだねぇ。…まぁ、どの道、君たちは死んでしまうんだが。” 塔矢:…、とりあえず、空音ちゃんは階段の所に置いて行こうや。連れてくわけにもいかんし、向こうも待ってるぜ? 真 :おう! とっととぶちのめしてやるッ! 塔矢:はっはっはぁ、まこぴー燃えてるねぇ。色んな意味でアイツには借りがあるからなァ、俺様も燃えるぜェ。 樹 :では、階段を上ります。 GM:かつ、かつ、かつ、と階段を上り…ぎいい…と屋上の扉を開けるわけだな。 塔矢:そうすると一面の夜景が広がるわけだ。    「うひょう、絶景絶景。これでそこに立ってるのが不細工な野郎じゃなく絶世の美女ならなぁ…」(笑) GM:今日は月がない新月。もう、本来ならば夜も明けようという時間だが…世界は夜の静寂に包まれたままだ。    そして、君らの前にはジャバウォックが相変わらず余裕の笑みで立っている。光の欠片もない、この世界でね。 真 :残酷なくらい、その光景は静かで。それは僕たちに死をイメージさせるに十分すぎるくらいだった。 GM:「……永遠の夜。これが私の支配する世界。美しく、静かなる世界。」 蛍介:…だが、そこには何も無い。人の喜びも、歓声も、…ただ死に絶えた世界など、置物と一緒だ。    そんな世界に、させはしない。 GM:「…平行線だな。……答えは歴史が教えてくれるだろう。」…徐々にジャバウォックの体が変質していく。    段々と巨大に、禍禍しく、圧倒的な…人ではない存在に。「私は人を超えた。ただの人間に、私が倒せるか…?」 真 :…こ、このプレッシャー…。 GM:そうだったな。真はレネゲイドチェッカーを持っていたな。君のチェッカーが示す値もどんどん増加していく。    …90、100、120、150、180、200…230…そこで君のチェッカーがぼんっ! という鈍い音と共に壊れる! 真 :う、うおっ!? 塔矢:く、とんでもネェプレッシャーだぜ。まるで体の中のレネゲイトが煮立ってくるみてぇだ…(笑) GM:“さぁ、第2ラウンドといこうじゃないか……。”    完全な“魔獣ジャバウォック”となった彼は…そう言って咆哮する!    “ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!” 塔矢:うおおお!! まぁけられるかぁああああああああ!! 俺様も激哮するぞ!!    “うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!”(笑) GM:というわけで、次のラウンドでーす(笑)    セットアップに何かする? 樹 :ここは手加減無しですね。《戦術》を月代君と蛍介君。水原君に使用します。    それと、行動順番を私と茉莉ちゃんの後に遅らせてください。2人で3人を支援します。 塔矢:悔しいが今俺様は半分戦力外だからな、実質お前ら二人で頑張ってくれ(笑) 真 :まずは僕だが、小宮さんの指示の通り、僕は待機するよ。 GM:だから俺からだな。    “これが…絶対的な力だ。見るがいい…ニンゲンよ…!!”…コンボ《魔獣の一撃》を発動させます。対象は……全体だ。    これは装甲値は有効だな。 蛍介:ふう、UGN戦闘服があって良かった。意味があるかどうかは分からんが(笑) 塔矢:うおおおお!! 俺様《完全獣化》しちゃったから戦闘服がネェ!! 装甲値ネェええ!!(笑) GM:…達成値は…うお! 超低いっ! 28! 一同:激普通!!(爆笑) 蛍介:それなら何とかなるかも! 回避だ! …37! 真 :僕もかわせるっ! 29だっ! 茉莉:…9です。 樹 :…10です。 塔矢:うおお!! 皆幾つかダイス貸してくれェえ!! 俺ダイス35個振り!!(笑) 真 :すごいなぁ(笑) 塔矢:…うおおおおおおお!! 回避成功!!!!(笑) 蛍介:うお! 塔矢が回避成功したァア!!(笑) GM:ダメージも低い…20だ。 樹 :それは装甲値も有効なので、生きています! 茉莉:私もですっ! GM:く…ここでジャバウォックははじめて驚愕の声を上げる!    “な、なんだとっ!! そんな、まさかっ!!” 塔矢:俺様、ラスボスの攻撃避けたよ! 何かこれまでの俺様の行為無駄じゃなかったこと証明できた気分だよ!! 蛍介:今まで散々、回避捨てて《竜鱗》取れよって言われつづけてきたもんなァ…(笑) 塔矢:「フ、どうしたい? 魔獣。それがお前の完全な力か? 俺達は、誰一人倒れちゃいないぜ? ああ?」 GM:“そんな馬鹿なっ!” 蛍介:え〜、次は僕だが、僕も待機だな。 樹 :それでは…《支援射撃》《オウガバトル》で《戦術》をした3人に補助を…発動成功。 「確かに貴方は強い…だけど。」 茉莉:続けます(笑)    …コンボ《導きの笛》+《ポイズンフォグ》でクリティカル値−1します…成功。 「…貴方は一人です。…私達には仲間がいるッ!!」 塔矢:うお! お、俺様もやるう!(笑)    「お前と共にあるのはなんだ? 作られたトランプか? 踏み台にしてきたオーヴァードか?    …どっちにしろ、力にはなりそうもネェなァ。 …繋がる力ってのはなァ、こう言う事が出来るんだぜェええ!!」    って事で俺様なんだが、おい、蛍介、真、お前ら俺様の後まで行動順ずらせ(笑) 真 :待機しているからインタラプト宣言しない限りはお前の後だよ、僕達。 塔矢:うむ。これで俺様達三人は行動順が繋がる。演出的に三人で同時、もしくは連携攻撃といこうじゃないか(笑) 真 :3馬鹿ジェットストリームアタックだっ!(笑) 蛍介:その名前はやめようよ(笑) 塔矢:おし、それじゃジャバちゃんのロイスをタイタスに変えて即座に使用、クリティカル値を1下げるぞ!!    振れるダイスは…、32個!!! クリティカル値5!!!    …達成値76だ!! 「魔獣よ!! おのが罪を知り神獣の咆哮を聞けっ!! 《獣腕鬼神げぇぇぇぇぇき》っ!!!」 GM:無理です。プライドかけて回避しようとしましたが、超失敗しました。    “は、早いっ!!” 塔矢:神は俺に味方したぁアア!!(笑) GM:ここは演出上、ダメージを後に適用します。同時攻撃って事で(笑) 真 :にゃるほど。ってことは次は僕だな。タイタスを2つ消費してクリティカル−2。    様々な支援を含めて…クリティカル4。ダイス21個で……《インフィニティディープ》っ!!!!    合計で…107だぁっ!! 一同:おおおおおおおおおっ!!!? 塔矢:うがあああ!! 負けたァああああ!! 悔しいいい!!(笑) 真 :ここは、カッコつけて言いますよ! 「ある人の言葉を借りるならばな、人間を殺すのはいつだって人間なんだよっ!」 GM:ぶはぁっ!! ダメージが…104に112…えーっと……。    塔矢の腕が巨大な魔獣を貫き、その次の瞬間、真が放った超振動の大地の牙がジャバウォックを穿つっ!!    しかし、大ダメージを負ったものの、まだ、魔獣は倒れないっ!! 「ふは、ははははは!! まだだ! まだ倒れんぞ!?」  血にまみれながらもしっかりと地に足をつけ、ジャバウォックは5人を睨みつける。  だが…そこに走る閃光……! 蛍介:親父とお袋、それにジャバウォックのタイタスを使って、クリティカル値を3下げる!!    光の弓を、渾身の力をこめてジャバウォックへ放つ!!    達成値は…、うっしゃあ!! 146!!!(笑)  「…終わりだ、ジャバウォック…!!」  蛍介の生み出した光は…ジャバウォックを確実に捉え……その瞬間。世界中を光が覆った。  それはまさに…夜陰の閃光。  その光の中に、ジャバウォックは徐々に消えてゆく。そんな中、蛍介の耳に、ジャバウォックの声が届く。  “な、なぜ…この…わた、し……が…?”  その問いかけ…いや、もうそれは独白に近いような呟きだった。  己の力を信じ、勝利を疑わず、ただ、王として君臨しようとしていた男の驚愕にも取れる言葉。  それに対して、蛍介は答える。  「…ジャバウォック、お前は、余りに“絆の力”を侮り過ぎた。」  光の奔流。  大きな光が全てを照らし、闇に終止符を打たれようとしている。 「お前が戦った相手は五人じゃない。ここにある物、全てがお前の敵であり、そして、全てが僕らの味方だった…。」 GM:“そう…なのか……”既に、ジャバウォックの姿はほとんど輪郭だけしか見えない。光の中に飲まれながら…    “…XXXXXXXXXX”…最期にジャバウォックは何かを言ったようだが、それは君には聞こえない。    そして、閃光が止み…。 蛍介:…再び、周囲に闇と静寂が残る。    「闇は光の味方なんだ。光は、闇の中でこそ真に輝く事が出来る。この夜の闇は、僕の味方なんだ…。    夜に僕を相手取ったときから、お前は負けていたのさ…。」  そう、蛍介はさっきまでジャバウォックが立っていた空間に話し掛けるように言った瞬間。  ビルの隙間から、全てを包み込むような、優しい朝の光が…太陽の光がさしこむ。  高層ビルの屋上から見る夜明けは、柔らかく、暖かく。  そして同時に凪いでいた風が、ゆったりと吹き始め5人を包む。  空に鳴り響く風の音。  夜明けの冷たい風が、頬を打つ。  それとほぼ同時に、世界に音が戻った。  「あ、あれ?」  「え、え〜と、どうしたんだ、俺?」  「あれ、朝日が昇ってら」  「うわあ! 何で俺の車が電信柱にぶつかってんだァ!?」  再び世界に人々の声が響く。 塔矢:それを聞いて俺様は一言…、「…終わったな」  元の鞘に戻る。  特になにかが変わったわけでもなく、ただ、振り出しに戻る。 真 :「いや、…新しい朝の始まりだ。」    背筋をぐーんと伸ばして、朝の空気を吸うよ。綺麗な景色だ。  夜が終わり、新しい朝が来る。  ただ、それだけの事が…当たり前の事がこんなにも嬉しいことだなんて。 茉莉:「そうですね。これが…始まりなんですよ。」    私も、その場で深呼吸を。朝の空気を…あの独特の空気を体で感じます。  朝霧の海の中に浮かぶビルの屋上という陸地。その中で5人は朝日を浴びる。  こんなに気持ちいい朝日は久しぶりだ。 茉莉:はは、徹夜しちゃったぁ。    ん、でもナチュラルハイ?(笑)  安心したのか、その場に座りこむ茉莉。  見上げる空は高く、透き通って。 樹 :…安心したら眠くなってきちゃった(笑) 塔矢:ん? ん〜? 眠くなっちゃったか〜い? そうだよねぇ、徹夜でこんな戦いしてりゃ眠くもなるよネェ。    いいよ〜、樹ちゃ〜ん、俺様が添い寝してあげるよ〜。俺様と一緒に、楽しい楽しい夢の世界へ旅立とうじゃ、あ〜りませんかぁ!(笑)  いつもと同じような塔矢の軽口。  空に響くみんなの笑い声。 GM:まぁ、そんな妙な達成感も含めての高揚の中…君たちは。    夜明けの風を聞きながら、いつもと同じような、でも、ちょっと特別な朝に浸っているんだ。 蛍介:んじゃ、最後に、昇ってくる朝日と、薄れ行く夜闇を見つめながら一言、呟くよ。 「…闇を操り心を蝕む者達を、僕は許さない…」
GM:ふぅ。クライマックスしゅーりょー! さぁ、最後に侵蝕率を下げようか? 下げようか?(笑) 蛍介:はっはっは、さすが最終話、今までで最も高い数値を叩き出したぞ! 139%だ!! たかっ!(笑) 真 :…僕いつもひっくいんだよなー。    もっと活躍してると思ったんだけど。 茉莉:私も低いですー。 樹 :私も。まぁ、今回は支援に回ったし、こんなものかなー。 GM:それでは、順に下げていきますか。茉莉から〜。 茉莉:…(ころころ)72%ぎりぎりだー(笑) 塔矢:俺様130%だァ、とりあえず樹チャンと姉貴にロイスを結んで7つにしよう(笑)    うおりゃ! …はい、経験点0になりましたァ…(笑) 真 :わはははは。僕も5つで19%さげなきゃ。    ま、平気だよね〜。OK。3点もらえる。 樹 :では、私は…問題無いです。73%ですね。 GM:それでは最後に…主人公。 蛍介:これだけやってジャーム化したら笑うしかないよね(笑)    でも僕7つのロイス中3つをタイタスで昇華しちゃってるからなァ(笑)    とりあえず残りの二つを結んで、それでも4つなので2倍振りします(笑)    …はい、僕も経験点0でしたァ(笑) GM:ま、生き残ったんだから良しとしよう。最後だしね(笑)    さ、エンディングだ〜。
Ending Phase
 「不思議の夜」は終わる。  あとは「アリス」が目覚めるだけ。  そして、この物語には「めでたしめでたし」とピリオドが打たれる。  さぁ、眠り姫を起こそう。  不思議の国で、アリスを目覚めさせるのは、お姉さんだったはずだ。 GM:さぁ、て。一応個人個人の意見を尊重しますが。何か希望のEDありますか? 茉莉:はーい。空音ちゃんの目覚めシーンがやりたいでーす。 GM:ぬ? それは……ああ。    では、場所はビルの最上階。時間はクライマックスの直後から始めたいと思います。 茉莉:それでは…空音ちゃんを少しゆするように…優しく起こします。    「空音ちゃん? 朝だよ〜。おきなさーい(笑)」 GM:その茉莉の言葉に対して…「ん……んん〜…。」空音ちゃんは軽く反応を見せます。 茉莉:“不思議の国”で“アリス”を夢から引き戻すのは…お姉ちゃんなんですよ。    「さぁ。起きよう? 空音ちゃん。朝だよ…?」 真 :その周りで僕達はその様子を見ている。 GM:「ん……おねえちゃん?」…ゆっくりと、その目を開ける空音ちゃん。「ゆめ…みてた。」 茉莉:「悪い夢はもう終わり。」ええっと。シチュエーションとしては私が空音ちゃんを膝枕している感じで。 塔矢:そしてその周囲に我々がいるわけだな? 俺様は寝てるかもしれんがな(笑)    「んがー…」(笑) 樹 :おはよう。空音ちゃん。 真 :おはよ。良く眠れた?(笑) GM:と、君たちがかわるがわる声をかけていくわけだな。    「おにいちゃん、おねえちゃん……。」空音ちゃんは君たちの顔を一通り見渡す。 蛍介:…おはよう。夜は終わったよ、空音ちゃん。 GM:そこで空音ちゃんは…にっこりと微笑んで「おはよ。」と言いましょう(笑) 茉莉:これで、この“不思議の夜のアリス”にも終止符が打たれるわけですね。 GM:そういうことになるな。…さて…、 茉莉:……というシーンがありまして。    時と場面は移り…UGNの北S玉支部に移動します。 GM:なんですと! 茉莉:そこでは、柳川さんが空音ちゃんと2人で話しています。    「……それでは、この時を持ちまして、貴方をUGNチルドレンとして正式に北S玉支部に迎え入れます。」 GM:なんですと!!(笑)    えー。それに対して、空音ちゃんは軽く頷き…「わかりました。」と答える。    「これからは、戦闘技術、交渉技術などを勉強してもらいます。一応、ここでは私が管理責任者となりますので…」と様々な事を    空音ちゃんに教えているわけだな。今後の事とか。 茉莉:ええ。そして、暫くすると全ての説明が終わり、空音ちゃんは退出します。 GM:どっちがGMなんだか(笑) 茉莉:そして、そのドアの向こうには、私が。 GM:…「おねえちゃん?」 茉莉:「…ホントに、これでよかったの?」 GM:いや、聞かれましても(笑)「……うん。」 茉莉:「…そっか。それじゃ、…行こうか! 現実を守る、世界を守る戦いに!」 GM:昨日と同じ今日。今日と同じ明日。    世界は同じように回っているように見えて…少しずつ、違う。    君たちの周りには懐かしい、ありふれた日常が帰ってきた。そして…君たちは新しい戦いへと向かうのだった…。
 「全ては闇の中、か。」  まぶしい光を浴びながら、水原塔矢はそんなことを思う。  あれから、多少の混乱はあったものの世界は今までどおり回っている。  事実は全て闇の中に葬られ、そして、闇は光により消え去った。  真実がこの平和な「日常」の中に出てくることはないんだろう。  闇は闇らしく、こそこそと光を逃れていればいいのだ。  そんなこんなで。  世界を救った英雄の一人は誰にもその功績を知られることもなく。  ただ、一介の高校生として町をぶらついていたのだった。 蛍介:…おい、いいのか?(笑) GM:いいんだ。いいんだ。いいんだ。いいんだ。いいのだ。いいんだってば。いいって言ってるだろ。いいんじゃよ。うん。 塔矢:…(肩に手をぽん)(笑) GM:ふははははは〜。と言う事で、次は塔矢に行こうかな? 何か希望はあるかな? 塔矢:ん〜、希望ネェ〜、樹ちゃんや茉莉ちゃんが、俺様と一緒にエンディングを過ごしたいと言うのであれば拒みませんよぉ〜?(笑) 茉莉&樹:いや、そんな事はありませんので(きっぱり) 塔矢:まぁことぉ!! 付き合えぇぇ!! 俺様の体育大学合格祝いといこうじゃネェかぁ!! こんちくしょー!!(笑) GM:あ、いや。ここは念願のシーンから行こうかな?(思いついた) 塔矢:ん? 念願のシーン? いよいよ俺様にも春が?(笑) GM:時は多少流れ。君にも平穏のときが訪れた。ここ暫くは少し離れていた日常。それが今、君の手にあった。    街を軽くぶらつき、自分たちが守った世界をかみしめる。ちなみに、季節はそろそろクリスマス(笑) 塔矢:ウぃー…、ヒック、ど…せ、俺様のことなんか、だ…ぁれも、かぁまっちゃくれねぇって…、ウィック、ウェ〜イ…(爆笑) GM:やさぐれてるっ!!(笑)    そ、それならこれくらい許されるかな? 君がふらふらと街を歩いていると、ガラの悪い男とぶつかり因縁をつけられる。    「おいおい、にーちゃん。ぶつかったら謝るってのが人としての筋だろぉ?」「ちょっとこっちこいよ、ああん?」 塔矢:ごめんなさいごめんなさい! 俺様が悪ございましたァ!    もうしませんから俺様にも愛プリィィィィィズぅぅぅぅ!!!(爆笑) GM:「あ、兄貴。ちょっとこいつ、やばい奴なんじゃネェかぁ?」「あ、ああ。なんだか可哀相になってきな…。」    「よ、よう、にいちゃん。これやるから元気出せよ?」…と、手に下げていたビニール袋の中から缶ビールを1本(笑) 塔矢:ううう、うあああああ、愛!! 愛!! 愛!! プリィィィィィィズぅああああああ!!(笑)    とりあえず合格おめでとう俺様ぁアアああ!!!!(ぐびぐびぐびぐび………)    ぶぁはーーーーっ!! うい〜、ど…せ俺様なんかよ〜ぅ…(爆笑) 蛍介:お前一体何があった!?(笑) GM:あ、あの、どうしちゃったんだ?    えーっと、だな。そうやって君がやさぐれていると、君の背後から声をかけられる。 塔矢:うんぁ〜? とりあえずお酒は二十歳になってからなんて愉快な説教はきかねぇ〜ぜ〜?(笑) GM:「相変わらずね。水原塔矢君?」…貴志川先生です。 塔矢:(鼻にかかった超キザな口調で)やぁ、マぁイハニー、ステキな夜だねィ。天に輝く月を祝して、これから二人で食事でもどうだい?    ついでに俺様の合格も祝おう(笑) GM:「色々あったけど、ようやく約束を果たせそうよ? 水原君。」    手を軽くひらひらさせて…笑顔で貴志川先生がそう言います。「そろそろクリスマスだし。一緒に食事でもどう?」 塔矢:はっはっはぁ、うぅれしぃなぁ、貴志川先生の方から誘っていただけるとわぁ。っていうか覚えててくださったんですネェ。    もちろん俺様はOKですよぉ〜。何処行きます〜? 和? 洋? 中? 伊? 仏? 独?    何処でもいいッスよ〜?(笑) GM:と、まぁ、冬だけど、ようやく塔矢にも春が訪れたりしそうな予感がしたりしなかったり。 塔矢:じんぐるべ〜る、じんぐるべ〜る、すっずっが〜、鳴る〜。きょ、お、はぁ〜、たの、し、い〜、    俺様の、春〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(爆笑) GM:そんなときだった。「ようやく見つけたぞ。」と、君には良く聞き覚えがある男の声が。 塔矢:あ〜ん? 男の声なぞ聞き覚えてネェなァ?(笑)    で? で? で? 何処行きましょうかなに食べましょうか?(笑) GM:「こらっ! そこっ! 無視するなっ!」 塔矢:あ〜ん? このやろう、俺様の至福の時に野郎の声とは無粋な奴め、しょうがないから答えてやろうじゃないか!    「…てめぇ、今更何しに来やがった………、え〜………とぉ〜〜〜〜………、…ふすま?」(爆笑) GM:「そ・う・まっ!!」顔を真っ赤にして彼、相馬幸人は返事をする! 真 :相馬だっ!(笑) 塔矢:あ、そうそう、PCにロイス結ばれる前に俺に倒されて、口上吠える前に茉莉ちゃんにほっとかれて、貴様と知られた瞬間に蛍介に顔面蹴られた、    あの相馬だな!!(笑) GM:「ああそうさっ! その相馬だよっ!(爆笑) 覚えていてくれてありがとうっ!!(やけくそ)」 塔矢:はっはっは、どう致しまして。俺様が野郎の事を覚えているなんて滅多に無いんだぞ? 心の底から感謝したまえっはっはっはぁ。    ではさようなら(笑) GM:「だから待てってッ!」相馬はこれ以上話していたら時間がいくらあっても足りないとGMと同じことを考えたのか1枚の封筒を取り出す。 塔矢:ん? 何だこれは? 色々不幸な相馬君?(笑) GM:「仕事だよ。UGNからの。」…色々紆余曲折の末。UGNエージェントになった相馬君であった。    「今からの仕事だ。至急UGN支部に……。」 塔矢:あんた代わりにやっといて(笑)    でェ貴志川先生? 何処行きますぅ?(笑) GM:「こらっ! そこっ!!」    冷たい空気の中、相馬の怒号が響き渡る。……まぁ、何はともあれ。    君も。この日常の中に帰ってきたのであった……まる。 塔矢:おいちょっと待て!! 折角先生が声かけて来てくれたのに    肝心の食事シーンは無しかぁア!?    俺様の春はどうしたァああああ!!(笑)
 世界ってのは本当に不条理だ。  限りなく、世界はバランスよくできているのだろう。  だからこそ、不条理だ。  バランスがいい、というのは平等ではない、とも言える。  …まぁ。  とどのつまりは。  世の中には「幸福なやつ」と「不幸なやつ」が存在して初めてバランスが取れているってことなのだ。 GM:さぁ、とてつもない「らしさ」を感じさせつつ、次のシーンはまこぴーです。 真 :はいよ〜。それでは、僕のEDはやっぱりちょっとセンチメンタルなラブで(笑) GM:ほう、ラブですか。ついに空音ちゃんゲット計画に着手するのですな? 真 :だから、なんでそういう方向に進めたがるかな? …まぁ、ここは僕があの名前も知らなかった女の子に告白するシーンで行こうと思います。    先日の戦いを経て、一回り成長した僕。何があっても彼女を守る。そういう決意を秘めての告白シーンですね。 GM:なるほど。では場所は何処がいいかな? 真 :中庭がいいなァ。時間軸は塔矢と似たような感じで。クリスマス前。手には東京ネズミ帝国のチケットを持っている僕。 茉莉:ネズミ帝国(笑) 樹 :千葉なのに東京って奴ですね?(笑) 真 :そうです。ちょっとドキドキの僕。 塔矢:おのれ、まこぴーのくせに生意気な! 俺様だってそんなシーンにありつけなかったのに!!(笑) GM:指定した時間から遅れる事5分。    彼女は、少し息を切らせながら小走りで近づいてくる。 真 :あ、来たみたいだな。 GM:ちなみに名前は? 真 :う……水野遥と言う事で。ちなみに同学年同じクラスの女の子。部活は剣道部。 GM:どっから出てきた設定なんだか(笑)    「ごめん、部活に少し顔を出してたから。」 真 :いや、いいよ。 GM:「それで…話って何?」    彼女は少し頬を染めて…尋ねる。 真 :「……えっと。」少し間を置いて。意を決したように僕は言葉を切り出す。    「前から君のことが好きだったんだ……。よかったら付き合って欲しい…。」 GM:予想していたのだろうが、やはり驚きは隠せない表情で…彼女はその言葉を受けとめ…そして頬を染めて…。 茉莉:「ごめんなさい。」 蛍介:…。 樹 :……。 塔矢:………。 GM:…………。 真 :……………え?(←素) GM:振られたっ!!!!!(一同超爆笑)    あ、いや、それ面白いな、それでいこうっ!!(笑) 真 :え、う、あ、ああああ?(錯乱) 塔矢:あーっはっはっはっは!! あーーっはっはっはっはっはっはっはぁあああ!!!(爆笑)(←素) 樹 :はっ! あはははっ! お、おなかっ! おなか痛いッ!(爆笑中) 蛍介:あはははは、も、もう確定だろう! 『オルクスは不幸』なんだぁあ!!(爆笑) GM:「それじゃ、私行くね?」と彼女は来たときと同じように…呆然とする真を置いて去っていく。 茉莉:そして遠くから聞こえる声。    「はるかー? なんだったの?」「え〜? 何かツクヨ君に告白されちゃった〜。」「あははは〜何それ。ギャグ?」 真 :あの、その、え? え?(目がうつろになってきている) 茉莉:そして、4話の月代先輩と同じように背後から登場する私。 真 :ま、茉莉ちゃん……。 茉莉:「つらかったら、泣いていいんですよ…。」(爆笑) 真 :うわーん(棒読み)    …ってーか、笑い過ぎで涙が出てきたわッ!! 塔矢:あーっはっはっはっはっはっはっ!!! 良かったなァ真ー! これで茉莉ちゃんにフラグ立ったぜぇー!!(爆笑) GM:真が手に握っていた東京ネズミ帝国のチケットが一陣の風に吹かれ、飛んでいく。    これもまた…一つの日常だった……。 真 :そこっ! もっともらしい台詞で閉めないッ!(爆笑)
 終わりと始まりとは常に同じ場所にある。  つまりは、何かが終われば同時に何かが始まるということだ。  結局のところ。それまで何があろうが、何が終わろうが。  当たり前のように世界は回り続けるってことだ。  螺旋を描く運命は。同じように回り続けているように見えて、ちょっと違って。  「いつかは終わりが来る」なんて奴は言ったけど。  なんてことはない。終わりの次はまた始まりがあるだけなんだ。  「そんな簡単なことだったんだな。」  そんなことを思いながら、全ての始まりの場所、そして終焉の場所に天城蛍介は小宮樹と立っていた。 GM:そんなわけで、最後のシーンと行きましょうか。蛍介&樹、でな?(笑) 蛍介:…ひ、ひ、ひでぇ…(笑いが止まらない) 樹 :…最後の最後でなんてオチですか……。 真 :面白過ぎるだろう…これ…(机に突っ伏してマジ泣きしている) GM:ま、それはこのシーンとは関係無いのです(笑)    さらに時は流れ、3月末まで行きますよ〜。 蛍介:うお、流れたな、もう卒業じゃないか(笑) 樹 :では、勝手に演出しましょう(笑)    …今日は卒業式。退屈な式を終えて…卒業証書を抱え、私達は…校庭のサクラの木の下にいる。    「綺麗に咲きましたね。サクラ。」 蛍介:ああ、とっても綺麗だ…。    …ところで話しの腰を折るようで申し訳ないのですが、アレから連中はどうなったんスか?(笑) GM:アリスの事後ですね。    流石にUGNもアレだけの世界規模の事件はもみ消せなかったので、一応「怪奇現象」みたいな扱いとして世間を騒がせました。    「集団睡眠事件」とかいう風にネットで検索すればあの件について様々な憶測がされていることが分かるでしょう。    あの一件での死者は10万人を下らず、過去最悪の事件と言えるでしょう。しかし、真実は君たち一部の人間以外には何も知らされていません。 蛍介:むう、結構な死人が出てしまったのだな。 塔矢:あの茉莉クローンズとか貴志川先生クローンズとかはどうなったんだ?(笑) GM:アレは、流石に人目に出すわけにも行かないので、生存していた分は記憶を処理して全国各地のUGN施設で保護しています。    まだ、アリスに付いて研究者達などの戦闘員以外の人材は何処かで生き残っているとにらんでいるので、それについて自白させようと言う    流れにもなっていますね。 塔矢:詰まる所アリスの根はまだ刈りきってないと言う事ですな? 蛍介:僕らはまだアリス関連の捜索なんかをやらされてたりするんだろうな。 GM:その仕事も一区切りついた、というのがこの3月のシーンです。 蛍介:そうなのか。    「…この1年間は、本当に大変だったね…」 樹 :「ええ。…そうですね。」少し過去を振り返りながら……「そういえば、もう1年になるんですよね。」 蛍介:うん、…長かったのか…、短かったのか…。本当に、色々な事があった…。    …真がふられたり(ポソ)(笑) 真 :(目が遠くを泳いでる) 樹 :「色んなことがありましたよね。」…ここで色々と過去の思い出がフラッシュバック。    私達の出逢い。アリスとの戦い。空音ちゃんとの出逢い。…屋上での撮影会。 GM:一つ一つの思い出が…君たちの頭に浮かんでは消え浮かんでは消え。 蛍介:…そして、僕らは今ここにいる…、こうして無事に、『みんなと同じように』、卒業証書を持って。    …小宮さん、15歳なのに高校卒業しちゃって本当にいいの?(笑) 樹 :構いませんよ(笑)    「そうですよね…こんなに『普通に』日常を過ごせるなんて……。」 GM:優しい風が…満開のサクラの花びらを巻き上げ、雪のように降らす。穏やかな…日常。 蛍介:…僕らは、非日常を知っている。けれど、それが『非日常』であると思うことができる。    ここが、この生活が『日常』なんだと、感じる事ができる。そのことを、僕は深く噛み締める。 樹 :「蛍介くん。」……ここで蛍介君の腕を取って…ぎゅっと抱きしめます。    この『日常』こそが私達の本当の居場所。私が居たいと願う…大切な場所。その存在を確かめるかのように。 蛍介:「小宮さん…」え〜、んじゃ、ここで僕は意を決したように小宮さんに向き直る。    「小宮さん、…あ、あのさ、…その、あの、ですねぇ…」(笑) 樹 :「はい?」…蛍介君を見上げます。 蛍介:「…そ、その、…撮影会のとき、僕の夢を語ったよね、覚えてる?」 樹 :ええ。コメットハンター、ですよね? 蛍介:うん。…僕の名前を付けた星が、宇宙を駆けること…。    その…、それでね…? じ、実は、もう一つ、夢ができたんだ、この、半年、…いや、もう少し前くらいから… 樹 :…? 蛍介:…そ、その、…僕は、この通りで、あんまり、明るい性格だとか、カッコイイ奴だとか、そういう事は全くないけれど、    その、それでも、…至らない部分とか、気に入らない部分とかは何とか直すよう努力するから、…そ、その、    き、き、君に…、………僕の名を、名のって欲しいんだ。…僕だけの星に、なって、くれないだろうか…? 樹 :そ、それって……。    しばらくその意味を噛み締めるように…間を置いて……。 真 :そこで登場(笑)    木陰から……「ふっふっふっふっふっふっふっふ………。」 蛍介:う、うおおお…、さすがまこぴー、激邪悪(笑) 真 :「はっはっはっはっはっはっは……はぁ。うらやましいぜ、けいすけぇ…。(溜息)」 蛍介:(超裏返り声)「おおおおお!! ままままこぴー!! た、た、た、立ち聞きは良くないぞぉお!!」 塔矢:ようようようよう蛍ちゃんよ〜う、し〜あわせそ〜じゃねぇかよ〜う、ちょ〜っと俺様達にもお裾分けしてくれよ、お〜う?(笑) 蛍介:お前は逆に何言ってもチンピラにしか聞こえんな(笑) 茉莉:ちょっと複雑な表情で。私は卒業しないんですよね…(笑)    「卒業おめでとうございます、先輩達。」 塔矢:はっはっはぁ、ありがと〜う、茉莉ちゃ〜ん。    今、俺様の心はこの空のように晴れ渡っている。いやぁ、青春ていいもんだなぁ。    なぁまこぴー。とりあえずこの青春真っ盛りな奴を川に捨てに行くぞ、手伝え(爆笑) GM:と、まぁ、談笑モードに入ると、貴志川先生、空音ちゃんとか、昇、アキト、愛美…君たちのありふれた日常の仲間達が集まってくる(笑) 蛍介:あ〜、またうやむやに…、キャラクター的には一大決心で告白したのに…(笑) GM:それはそれ、4話で君も樹に対して同じ事をしたぜ?(笑)    「なぁ、みんなで遊びに行こうぜ。」「さんせー!」「どこいきますか〜?」 真 :やっぱ花見じゃん? サクラ綺麗だぜ? 茉莉:それならジュースとか買ってこなきゃいけませんよね? 塔矢:OKOK、花見だネェ? 女の子は俺様に任せてェ、サクラより綺麗な子をたぁくさん集めてやるぜェ(笑) GM:…とまぁ、こんな感じで花見の段取りが進んでいく(笑)    そして……(ちらりと樹を見る) 樹 :分かってます(笑)    えーっと。それじゃ、蛍介君に……「えへへ…それじゃあ、行きましょうか?」 蛍介:………うん、そうだね、行こうか。    と言って、樹の手を握る。 樹 :そこで…思いっきり蛍介君に抱き着いて……ささやきます。 「いつまでも、いっしょだよ?」  そう言って、冷やかす仲間たちの声を浴びながらも、樹はその手を離さなかった。  なんとなく悔しそうな目で見る真と茉莉。ただ、笑いながら貴志川先生の手を握ろうとする塔矢。  冷やかしの声を浴びせる天文部の仲間たち。  日常に帰ってきた。  大切な、ありふれた。なんてことない、大した価値もない貴重な平穏。  彼らの物語はここで、ひとまずの終焉を迎える。  しかし、終わりは、始まりと同じ位置にある。  ここから始まる彼らの冒険もあるが、それはまた後の機会に語るとしよう。  ひとまずここは最もありふれた言葉で物語を閉じようと思う。  すなわち。  「めでたしめでたし。」…と。 Double Cross Mission05 Aufwachen 〜夜明けの風聞きながら〜 fin
  GM:と、いうわけで、Alice In Wonder Night 最終話。Aufwachen 〜夜明けの風聞きながら〜を    終わりにしたいと思います。皆様長い間お疲れ様でした〜! 蛍介:こっぱずかしぃぃぃいいいいい!!!(爆笑) 樹 :以下同文ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(爆笑) 塔矢:俺にも恋愛をやらせろぉぉおお!!!(爆笑) 茉莉:(割と大満足したご様子。)ふう、疲れました。 蛍介:あ〜、何はともあれ、終わったネェ、半年かけて(笑) 塔矢:楽しかったなァ、いろいろ(笑) GM:いやはや、みなさま、ホント長い間お付き合い頂きありがとうございます。 真 :……GM。 GM:はい? 真 :言いたい事は分かりますよね? GM:分かりますが受理しません。 真 :受理しなさい。 GM:…無理です。ダメです。却下です。 塔矢:たァのしかったなァまこぴー。かぁんどうだナァまこぴー。素晴らしきかなTRPGだなぁまぁぁこぴぃいいいい(真の肩にぽん)(笑) 樹 :いやー、感動のEDでしたねぇ。 茉莉:一部、涙が止まらないシーンもありましたしネェ。 蛍介:もう、涙無しではいられないエンディングだね!  笑い涙だが。 GM:そう! みんなが楽しければそれでおっけー! 真 :みんなきらいだー!!!!(大爆笑) 蛍介:まぁ(苦笑)    …何はともあれ、みんな、お疲れ様〜。 一同:お疲れ様〜! GM:さぁ、みんな、寿司でも食いにいくか! 塔矢の奢りで!! 一同:(一片の迷いも無く)おうっ!! 塔矢:……………………へ? 真&塔矢:………ふーんだ。
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